JP2011247373A - 多段シリンダ装置 - Google Patents

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隆 岡本
Minehiko Nakahara
峰彦 中原
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Abstract

【課題】 例えば、2段式シリンダ装置は1段式シリンダ装置よりも全高が高くなってしまうが、本発明では、径方向にシリンダを組み合わせているので、1段式シリンダ装置と略同じ高さに抑え低くすることができ、特別な制御や付加機構は必要とせず、圧力を作動方向にしかかからないように構成することで、ピストンロッドの出力ロスを防止することができる多段シリンダ装置を提供する。
【解決手段】 同心円状に複数のシリンダが配置され、夫々が上下方向に気密状態を保ちながら摺動自在に構成され、これら各シリンダは、電磁弁を介して作動流体によって上記摺動作動が制御されるように配管接続され、これら各シリンダの上下駆動制御は、制御回路によってコントロール可能に構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、2段以上の必要段数からなるシリンダ装置に関する。
従来の多段シリンダ装置としては、1段ストローク式シリンダを直列に重ね合わせて2段ストロークとしたものや、1段ストローク式シリンダのロッドを中間停止位置でクランプするもの、或は、特許文献1に示す1段ストローク式シリンダを入れ子式に組み合わせて2段ストロークとしたもの、更には、特許文献2に示すような多段シリンダ装置が知られている。
特開平05−296211号公報 特許第3165419号公報
しかしながら、この従来技術のうち、1段ストローク式シリンダを直列に重ね合わせて2段ストロークとしたものは、シリンダを直列に接続しているためシリンダの高さが高くなる、という問題を有し、また、1段ストローク式シリンダのロッドを中間停止位置でクランプするものは、シリンダに加わる圧力をバランスさせたり、センサ等が必要となったり、といった特別な制御や付加機構が必要となり、装置が複雑化・高コスト化するという問題を有していた。
さらに、特許文献1のものは、ピストンロッド側の第1フランジ,第2フランジ、ヘッド側の第1フランジ,第2フランジと4つのフランジから構成されているため、高さが高くなる、という問題を有していた。
また、特許文献2に示すものは、文献図3に示すロッド17には繰り出す方向の圧力と押し込む方向の圧力が加わっているが、このときは繰り出す方向に作動させたいのであるから、押し込む方向の圧力があるため、ロッド17の出力がロスすることになる。同様に、文献図4におけるロッド17や図5に示す第1のピストン13Aの出力もロスする、という問題を有していた。
この発明は、かかる現状に鑑み創案されたものであって、その目的とするところは、例えば、2段式シリンダ装置は1段式シリンダ装置よりも全高が高くなってしまうが、本発明では、径方向にシリンダを組み合わせているので、1段式シリンダ装置と略同じ高さに抑え低くすることができ、特別な制御や付加機構は必要とせず、圧力を作動方向にしかかからないように構成することで、ピストンロッドの出力ロスを防止することができる多段シリンダ装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の多段シリンダ装置にあっては、同心円状に複数のシリンダが配置され、夫々が上下方向に気密状態を保ちながら摺動自在に構成され、これら各シリンダは、電磁弁を介して作動流体によって上記摺動作動が制御されるように配管接続され、これら各シリンダの上下駆動制御は、制御回路によってコントロール可能であることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明にあっては、請求項1に記載の多段シリンダ装置を技術的前提とし、前記多段シリンダ装置を2段で構成し、該シリンダ装置は、外シリンダーのシリンダーチューブと、第1のピストンと、ヘッド側フランジと、該ヘッド側フランジに開設された第1ポート及び第3ポートと、ピストンロッドと、ロッド側フランジと、該ロッド側フランジに開設された第2ポートと、第2のピストンと、3つの電磁弁を介して上記各ポートに作動流体を供給或は排出する配管と、上記電磁弁の作動を制御する制御回路と、から構成され、これら配管によって上記第1ポートへ作動流体が供給され、第2ポートと第3ポートと作動流体のタンクが接続された状態となったときに、第1のピストンが上昇し、一緒に第2のピストンも上昇すると共に、上記第2ポートと第3ポートと作動流体タンクが接続し、第2ポートから排出された作動流体が第3ポートへ供給されるように構成したことを特徴とする
また、請求項3に記載の発明にあっては、請求項1に記載の多段シリンダ装置を技術的前提とし、前記多段シリンダ装置を3段で構成し、該シリンダ装置は、外シリンダーのシリンダーチューブと、第1ピストンと、ヘッド側フランジと、該ヘッド側フランジに開設された第1ポート、第2ポート及び第4ポートと、ピストンロッドと、ロッド側フランジと、該ロッド側フランジに開設された第3ポートと、第2のピストンと、第3のピストンと、5つの電磁弁を介して上記各ポートに作動流体を供給或は排出する配管と、上記電磁弁の作動を制御する制御回路と、から構成され、これら配管によって第1の電磁弁の第1のソレノイドがONすると第1ポートに作動流体が供給され、第2ソレノイドがONすると第3ポートに作動流体が供給され、第2電磁弁の第1ソレノイドがONすると第2ポートに作動流体が供給され、第2ソレノイドがONすると第3ポートに作動流体が供給され、第3電磁弁の第1のソレノイドがONすると第4ポートに作動流体が供給され、第2ソレノイドがONすると第3ポートに作動流体が供給され、第4電磁弁のソレノイドがONすると第2ポートと第3ポートが接続され、第5電磁弁のソレノイドがONすると第3ポートと第4のポートが接続された状態になるように構成され、上記第1ポートへ作動流体を供給し、第2ポート、第3ポート、第4ポートと作動流体のタンクをそれぞれ接続することで、第1ピストンが上昇し、同時に第2ピストン、第3ピストンも上昇させると共に、このとき、第2ポート、第3ポート、第4ポート、作動流体のタンクを接続し、第3ポートから排出された作動流体を第2ポート、第4ポートへと供給し、第1ピストンを最低位置から中間位置へ移動するように構成し、また、第1ポート、第2ポート、第4ポートへ作動流体を供給し、第3ポートから作動流体を排出することで、第1ピストン、第2ピストン、第3ピストンをそれぞれ上昇させて、最低位置から最高位置へ3段移動させるように構成したことを特徴とする。
以上説明したように、この発明に係る2段以上の多段シリンダ装置にあっては、径方向にシリンダを組み合わせているので、1段式シリンダ装置と略同じ高さに抑え低くすることができ、特別な制御や付加機構は必要とせず、圧力を作動方向にしかかからないように構成することで、ピストンロッドの出力ロスを防止することができる。
この発明の第1実施形態例を示す2段シリンダ装置の構成を示す断面図である。 同シリンダ装置の配管例を示す説明図である。 同シリンダ装置の中間位置に移動した状態の断面図である。 同シリンダ装置の最上昇位置に移動した状態の断面図である。 同シリンダ装置のピストンロッドの動きと各ポートへの流体の供給・排出の状態と電磁弁の制御状態を示す説明図である。 この発明の第2実施形態例を示す3段シリンダ装置の構成を示す断面図である。 同シリンダ装置の第1中間位置に移動した状態の断面図である。 同シリンダ装置の第2中間位置に移動した状態の断面図である。 同シリンダ装置の最上昇位置に移動した状態の断面図である。 同シリンダ装置の配管例を示す説明図である。 同シリンダ装置のピストンロッドの動きと各ポートへの流体の供給・排出の状態と電磁弁の制御状態を示す説明図である。
以下、添付図面に示す発明の実施形態例に基づき、この発明を詳細に説明する。
図1乃至図5は、この発明の第1実施形態例を示すものであって、図1は2段シリンダ装置の構成を示す断面図を、図2は同シリンダ装置の配管例を示す説明図を、図3は同シリンダ装置の中間位置に移動した状態の断面図を、図4は同シリンダ装置の最上昇位置に移動した状態の断面図を、図5は同シリンダ装置のピストンロッドの動きと各ポートへの流体の供給・排出の状態と電磁弁の制御状態を示す説明図である。
図1と図2に示すように、本第1実施形態例では、前記多段シリンダ装置を2段で構成し、該シリンダ装置は、外シリンダーのシリンダーチューブ1と、第1のピストン2と、ヘッド側フランジ3と、該ヘッド側フランジ3に開設された第1ポート7及び第3ポート9と、ピストンロッド4Bと、ロッド側フランジ6と、該ロッド側フランジ6に開設された第2ポート8と、第2のピストン4と、3つの電磁弁33,34,35を介して上記各ポート7,8,9に作動流体を供給或は排出する配管37,38,39,40,41,42,43と、上記電磁弁33,34,35の作動を制御する制御回路36と、から構成され、これら配管によって上記第1ポート7へ作動流体が供給され、第2ポート8と第3ポート9と作動流体のタンク32が接続された状態となったときに、第1のピストン2が上昇し、一緒に第2のピストン4も上昇すると共に、上記第2ポート8と第3ポート9と作動流体タンクが接続し、第2ポート8から排出された作動流体が第3ポート9へ供給されるように構成されている。
即ち、シリンダチューブ1に第1のピストン2が挿入されており、該チューブ1の内周面1Aと外周面2Aとは気密を保って摺動し、小径内周面2Bとパイプ部3Aは気密を保って摺動するように構成されている。そして、第2のピストン4は第1のピストン2に挿入されており、ピストン4の外周面4Aは、大径内周面2Cと気密を保って摺動するように構成されている。
第1のピストン2の先端には第2のピストン4の作動を制限する第2のストッパ部材5が取り付けられており、第2のピストン4にはピストンロッド4Bが一体に形成されており、ピストンロッド4Bは、ロッド側フランジ6の中心穴6Aと、気密を保って摺動する。
ヘッド側フランジ3には第1のポート7と第3のポート9が設けられており、ロッド側フランジ6には、第2のポート8が設けられている。
第1のポート7から供給された作動流体は、第1のピストン2のヘッド側に導かれ、第3のポート9から供給された作動流体はパイプ部3Aを経由して、第2のピストン4のヘッド側に導かれる。
第2のポート8から供給された作動流体は、第1のピストン2と第2のピストン4のロッド側に導かれる。
また、ロッド側フランジ6には、第1のピストン2の作動を制限するストッパ部材6Bが形成されている。
図2に示すように、制御回路36は第1の電磁弁33の第1のソレノイド33Aに通電するか、第2のソレノイド33Bに通電するか、あるいはどちらにも通電しないかを制御する。また、第1の電磁弁33は通電の状態によって、第1のポート7と第2のポート8へ、作動流体を供給するか、排出するかあるいは保持するかを制御する。
同様に第2の電磁弁34は通電の状態によって、、第3のポート9と第2のポート8へ、作動流体を供給するか、排出するかあるいは保持するかを制御する。
同様に第3の電磁弁35は通電の状態によって、第2のポート8と第3のポート9とが接続されるか、あるいはされないかを制御する。
尚、図2では制御回路36から電磁弁33,34,35への配線は図が見にくくなるため省略してある。
図5は、ピストンロッドの作動状態に対して、各ポートと各電磁弁の状態を示した表説明図である。
表図のポートの欄の「P」は、所定のポートに作動流体が供給された状態を、「T」は所定のポートから作動流体が排出された状態を、「バイパス+T」は第2のポートと第3のポートと作動流体タンクとが接続された状態を、「保持」は所定のポートで作動流体が供給も排出もされず、その所定のポートで作動流体が保持されている状態を示している。
また、電磁弁の欄の「第1ON」は第1の電磁弁あるいは第2の電磁弁の第1のソレノイドへ通電された状態を、「第2ON」は第1の電磁弁あるいは第2の電磁弁の第2のソレノイドへ通電された状態を、「ON」は第3の電磁弁のソレノイドへ通電された状態を、「OFF」は各ソレノイドへ通電されないことを示している。
次に、動作を説明すると、図5の状態1(ピストンロッドが最低位置→中間位置)にあるときには、図2の第1のポート7へ作動流体が供給され、第2のポート8と第3のポート9と作動流体タンク32が接続された状態になる。
これにより、第1のピストン2が上昇し、一緒に第2のピストン4も上昇する。このとき、第2のポート8と第3のポート9と作動流体タンク32が接続されているので、第2のポート8から排出された作動流体が第3のポート9へ供給される。
従って、第1のピストン2の動きが妨げられることはないのでピストンロッド4Bの出力はロスはない。
そして、第1のピストン2は上昇し、ストッパ部材6Bに衝突し、図3に示すように、停止する。ピストンロッド4Bは繰り返し誤差も少なく、安定した位置に停止できる。
次に、図5の状態2(ピストンロッドが中間位置→最低位置)へと移動する場合には、図3の状態で、第1のポート7と第3のポート9から作動流体が排出され、第2のポート8から作動流体が供給され、第1のピストン2と第2のピストン4は、図1に示す位置まで下降する。
次に、図5の状態3(ピストンロッドが中間位置→最高位置)まで移動する場合には、図3の状態で、第1のポート7は作動流体が保持された状態となり、第3のポート9へ作動流体が供給され、第2のポート8から作動流体が排出される。
これにより、第2のピストン4は上昇し、第1のピストン2に設けられたストッパ部材5と衝突し、図4に示すように、停止する。ピストンロッド4Bは繰り返し誤差も少なく、安定した位置に停止できる。
次に、図5の状態4(ピストンロッドが最高位置→中間位置)へと移動する場合には、図4の状態で、前記第1のポート7は作動流体が保持された状態で、第2のポート8へ作動流体が供給され、第3のポート9から作動流体が排出されるため、図3に示す位置まで、第2のピストン4は下降する。
次に、図5の状態5(ピストンロッドが、最低位置→最高位置)へと移動する場合には、図1の状態で、第1のポート7と第3のポート9から作動流体が供給され、第2のポート8から作動流体が排出されるので、第1のピストン2と第2のピストン4は、図4に示す位置まで上昇する。
また、図5の状態6(ピストンロッドが、最高位置→最低位置)へと移動する場合には、図4の状態で、第1のポート7と第3のポート9から作動流体が排出され、第2のポート8から作動流体が供給されるため、第1のピストン2と第2のピストン4は、図1に示す位置まで下降する。
図6乃至図11は、この発明の第2実施形態例を示すものであって、図6は3段シリンダ装置の構成を示す断面図を、図7は同シリンダ装置の第1中間位置に移動した状態の断面図を、図8は同シリンダ装置の第2中間位置に移動した状態の断面図を、図9は同シリンダ装置の最上昇位置に移動した状態の断面図を、図10は同シリンダ装置の配管例を示す回路説明図、図11は同シリンダ装置のピストンロッドの動きと各ポートへの流体の供給・排出の状態と電磁弁の制御状態を示す説明図である。である。
図6に示すように、本第2実施形態例では、前記多段シリンダ装置を3段で構成し、該シリンダ装置は、外シリンダーのシリンダーチューブ101と、第1ピストン102と、ヘッド側フランジ103と、該ヘッド側フランジ103に開設された第1ポート109、第2ポート110及び第4ポート112と、ピストンロッド105Bと、ロッド側フランジ108と、該ロッド側フランジ108に開設された第3ポート111と、第2のピストン104と、第3のピストン105と、5つの電磁弁133,134,135,136,137を介して上記各ポート109,110,111,112に作動流体を供給或は排出する配管140,141,142,143,144,145,146,147,148と、作動流体ポンプ131と、作動流体タンク132と、上記電磁弁133,134,135,136,137の作動を制御する制御回路138と、から構成され、これら配管によって第1の電磁弁133の第1のソレノイド133AがONになると第1のポート109に作動流体が供給され、第2のソレノイド133BがONになると第3のポート111に作動流体が供給される。
また、第2の電磁弁134の第1のソレノイド134AがONになると第2のポート110に作動流体が供給され、第2のソレノイド134BがONになると第3のポート111に作動流体が供給される。
さらに、第3の電磁弁135の第1のソレノイド135AがONになると第4のポート112に作動流体が供給され、第2のソレノイド135BがONになると第3のポート111に作動流体が供給される。
また、第4の電磁弁136のソレノイド136AがONになると第2のポートと第3のポートが接続された状態となり、第5の電磁弁137のソレノイド137AがONになると第3のポートと第4のポートが接続された状態となるように構成されている。
次に、図11の状態1(ピストンロッドが最低位置→中間1位置)へと移動する場合には、図6の状態から、第1のポート109へ作動流体が供給され、第2のポート110、第3のポート111、第4のポート112と作動流体タンク132がそれぞれ接続された状態となり、第1のピストン102が上昇し、一緒に第2のピストン104、第3のピストン105も上昇する。
このとき、第2のポート110、第3のポート111、第4のポート112、作動流体タンク132が接続されているので、第3のポート111から排出された作動流体が第2のポート110、第4のポート112へ供給される。
よって、第1のピストン102の動きが妨げられることはないのでピストンロッド105Bの出力にロスはない。
第1のピストン102は上昇して、最低位置から中間位置へ移動し、ストッパ部材108Bにぶつかって図7に示すように、停止する。
ピストンロッド105Bは繰り返し誤差も少なく、安定した位置に停止できる。
次に、図11の状態2(ピストンロッドが、中間1位置→最低位置)へと移動する場合、図7の状態から、第3のポート111に作動流体が供給され、第1のポート109と第2のポート110と第4のポート112から作動流体が排出される。
第1のピストン102と第2のピストン104と第3のピストン105は下降して、図6に示す中間1位置から最低位置へ移動する。
そして、図11の状態3(ピストンロッドが、中間1位置→中間2位置)へと移動する場合、図7の状態で、第1のポート109は作動流体が保持された状態となり、第2のポート110へ作動流体が供給され、第3のポート111、第4のポート112と作動流体タンク132がそれぞれ接続された状態になる。
第2のピストン104は上昇して、中間1位置から中間2位置へ移動し、第1のピストン102に設けられたストッパ部材106Bとぶつかって図8に示す位置で停止する。勿論、第2のピストン104の上昇と一緒に第3のピストン105も上昇する。
このとき、第3のポート111、第4のポート112、作動流体タンク132が接続されているので、第3のポート111から排出された作動流体が第4のポート112へ供給される。
従って、第2のピストン104の動きが妨げられることはないのでピストンロッド105Bの出力のロスはない。ピストンロッド105Bは繰り返し誤差も少なく、安定した位置に停止できる。
次に、図11の状態9(ピストンロッドが最低位置→最高位置)へと移動する場合、図6の状態で、第1のポート109、第2のポート110、第4のポート112へ作動流体が供給され、第3のポート111から作動流体が排出される。
第1のピストン102、第2のピストン104、第3のピストン105はそれぞれ上昇し、最低位置から最高位置へ移動し、第1のピストン102はストッパ部材108Bと、第2のピストン104はストッパ部材106Bと、第3のピストン105はストッパ部材107と、それぞれぶつかって、図9に示す位置で停止する。このとき、ピストンロッド105Bは繰り返し誤差も少なく、安定した位置に停止できる。
尚、図11中の表記は、図5と同様であるので、その詳細な説明をここでは省略する。
また、上記第1・第2実施形態例では、段数を2段のものと3段のものを例にとり説明したが、この発明にあってはこれに限定されるものではなく、4段以上のものも、同様にして構成することができることは勿論である。
1:シリンダーチューブ
1A:内周面
2:第1のピストン
2A:外周面
2B:小径内周面
2C:大径内周面
3:ヘッド側フランジ
3A:パイプ部
4:第2のピストン
4A:外周面
4B:ピストンロッド
5:第2のストッパ部材
6:ロッド側フランジ
6A:中心穴
6B:ストッパ部材
7:第1ポート
8:第2ポート
9:第3ポート
33,34,35:電磁弁
36:制御回路
37,38,39,40,41,42,43:配管
101:シリンダーチューブ
102:第1ピストン
103:ヘッド側フランジ
104:第2のピストン
105:第3のピストン
105B:ピストンロッド
106B:ストッパ部材
107:ストッパ部材
108:ロッド側フランジ
108B:ストッパ部材
109:第1ポート
110:第2ポート
111:第3ポート
112:第4ポート
131:作動流体ポンプ
132:作動流体タンク
133,134,135,136,137:電磁弁
133A,134A,135A,136A:137A:ソレノイド
133B,134B,135B:ソレノイド
138:制御回路
140〜148:配管

Claims (3)

  1. 同心円状に複数のシリンダが配置され、夫々が上下方向に気密状態を保ちながら摺動自在に構成され、これら各シリンダは、電磁弁を介して作動流体によって上記摺動作動が制御されるように配管接続され、これら各シリンダの上下駆動制御は、制御回路によってコントロール可能であることを特徴とする多段シリンダ装置。
  2. 前記多段シリンダ装置を2段で構成し、該シリンダ装置は、外シリンダーのシリンダーチューブと、第1のピストンと、ヘッド側フランジと、該ヘッド側フランジに開設された第1ポート及び第3ポートと、ピストンロッドと、ロッド側フランジと、該ロッド側フランジに開設された第2ポートと、第2のピストンと、3つの電磁弁を介して上記各ポートに作動流体を供給或は排出する配管と、上記電磁弁の作動を制御する制御回路と、から構成され、これら配管によって上記第1ポートへ作動流体が供給され、第2ポートと第3ポートと作動流体のタンクが接続された状態となったときに、第1のピストンが上昇し、一緒に第2のピストンも上昇すると共に、上記第2ポートと第3ポートと作動流体タンクが接続し、第2ポートから排出された作動流体が第3ポートへ供給されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の多段シリンダ装置。
  3. 前記多段シリンダ装置を3段で構成し、該シリンダ装置は、外シリンダーのシリンダーチューブと、第1ピストンと、ヘッド側フランジと、該ヘッド側フランジに開設された第1ポート、第2ポート及び第4ポートと、ピストンロッドと、ロッド側フランジと、該ロッド側フランジに開設された第3ポートと、第2のピストンと、第3のピストンと、5つの電磁弁を介して上記各ポートに作動流体を供給或は排出する配管と、上記電磁弁の作動を制御する制御回路と、から構成され、これら配管によって第1の電磁弁の第1のソレノイドがONすると第1ポートに作動流体が供給され、第2ソレノイドがONすると第3ポートに作動流体が供給され、第2電磁弁の第1ソレノイドがONすると第2ポートに作動流体が供給され、第2ソレノイドがONすると第3ポートに作動流体が供給され、第3電磁弁の第1のソレノイドがONすると第4ポートに作動流体が供給され、第2ソレノイドがONすると第3ポートに作動流体が供給され、第4電磁弁のソレノイドがONすると第2ポートと第3ポートが接続され、第5電磁弁のソレノイドがONすると第3ポートと第4のポートが接続された状態になるように構成され、上記第1ポートへ作動流体を供給し、第2ポート、第3ポート、第4ポートと作動流体のタンクをそれぞれ接続することで、第1ピストンが上昇し、同時に第2ピストン、第3ピストンも上昇させると共に、このとき、第2ポート、第3ポート、第4ポート、作動流体のタンクを接続し、第3ポートから排出された作動流体を第2ポート、第4ポートへと供給し、第1ピストンを最低位置から中間位置へ移動するように構成し、また、第1ポート、第2ポート、第4ポートへ作動流体を供給し、第3ポートから作動流体を排出することで、第1ピストン、第2ピストン、第3ピストンをそれぞれ上昇させて、最低位置から最高位置へ3段移動させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の多段シリンダ装置。
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