JP2011247165A - シリンダヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、吸排気ポート間の温度差を小さくすることができるシリンダヘッドを提供する。
【解決手段】シリンダヘッド30の冷媒通路50は、前・後側排気ポート37,38間を通る直線のドリルパス53と、ドリルパス53に連通する二又流路部54とを備える。
ドリルパス53は、後側排気ポート38から前側排気ポート37に接近するように形成される。二又流路部54は、前側流路部57と、後側流路部58とを備える。前側流路部57と後側流路部58とを分ける分岐部60は、前側排気ポート37側に偏位した位置に形成される。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば自動車のエンジンに用いられるシリンダヘッドに関する。
ディーゼルエンジンでは、1つのシリンダに対して、一対の排気バルブと、一対の吸気バルブとが設けられるシリンダヘッドを備える構造が提案されている。これら、排気バルブと吸気バルブとは、燃焼室に燃料を噴射するインジェクタの周囲に配置されている。具体的には、排気側に一対の排気バルブが並んで配置され、吸気側に一対の吸気バルブが並んでいる。このため、シリンダヘッド内部には、一対の吸気ポートと、一対の排気ポートとが形成されている。
一方、シリンダヘッドの内部には、冷却構造の一例として、冷媒通路が形成されている。冷媒通路内を冷媒が流れることによって、シリンダヘッドを冷却する。冷媒通路の一部として、排気ポート間を通るドリルパスが形成されている。ドリルパスは、シリンダヘッドにおいて排気ポートが開口する側面からドリル加工によって形成されており、直線である。
排気ポートと吸気ポートとが配置される範囲の中心にインジェクタが配置される場合、ドリルパスは、インジェクタの前まで延びている。ドリルパスは、冷媒通路においてインジェクタの両側を流れる二股形状の流路部に連通している。
ドリルパスは、排気ポートの開口と干渉しないように、シリンダヘッドの幅方向(ここで言う幅方向は、排気バルブが並ぶ方向に直交する方向である)に対して、傾斜している(例えば、特許文献1参照)。
特許第4067210号公報
しかしながら、特許文献1に開示される冷媒通路であると、ドリルパスがシリンダヘッドの幅方向に対して傾斜しているため、吸気ポートの周囲に形成される二股形状の流路部においてドリルパスの延長側に位置する方に多くの冷媒が流入し、反対側の流路部に流入する冷媒が少なくなる傾向にある。
冷媒の流量に差が生じることによって、吸排気ポート間の温度に差が生じる。温度差に起因する耐久性の低下を防止するために、シリンダヘッドの肉厚を厚くすることが必要になる場合がある。しかしながら、シリンダヘッドの肉厚が厚くなることによって、シリンダヘッドを冷却しにくくなるとともにシリンダヘッドの製造コストが高くなる傾向にある。
本発明は、吸排気ポート間の温度差を小さくすることができるシリンダヘッドを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明のシリンダヘッドは、少なくとも1つのシリンダに対して、排気側に配置される複数の排気ポートと該排気側に対向する吸気側に配置される少なくとも1つの吸気ポートと、前記シリンダの周囲に前記排気側から前記吸気側に亘って形成される冷媒通路とを備える。前記冷媒通路は、前記排気ポート間を通るとともに前記吸気側に進むに従って一方の排気ポート側から他方の排気ポート側に接近するように形成された直線流路部と、前記直線流路部に連通するとともに該直線流路部よりも前記吸気側に形成される第1の流路部と第2の流路部とに分岐する二又流路部とを有する。前記第1,2の流路部を分ける分岐部は、前記他方の排気ポート側に偏位した位置に形成される。
請求項2に記載の発明のシリンダヘッドでは、請求項1の記載のシリンダヘッドにおいて、前記分岐部は、前記第1,2の流路部に流入する前記冷媒の流量を同じとする位置に設けられる。
請求項3に記載の発明のシリンダヘッドでは、請求項1または2に記載のシリンダヘッドにおいて、前記分岐部は、前記排気側に突出する。
請求項4に記載の発明のシリンダヘッドは、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のシリンダヘッドにおいて、前記吸気ポートとして、少なくとも、前記分岐部を挟んで隣り合うとともに互いに非対称な形状の一対が設けられる。前記第1の流路部は、前記吸気ポートと前記排気ポートとを隔てる第1の壁部内の下面の近傍に形成される。前記第2の流路部は、前記吸気ポートと前記排気ポートとを隔てる第2の壁部内の下面の近傍に形成される。前記第1の壁部の前記シリンダヘッドの下面近傍の壁厚は、前記第2の壁部の前記シリンダヘッドの下面近傍の壁厚よりも大きい。前記第1の流路部の流路幅は、前記第2の流路部の流路幅よりも大きい。
請求項5に記載の発明のシリンダヘッドでは、請求項4に記載のシリンダヘッドにおいて、前記第1の流路部の流路幅は、前記シリンダヘッドの下面近傍のみ幅を大きくする。
本発明によれば、吸排気ポート間の温度差を小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係るシリンダヘッドがシリンダブロックに取り付けられた状態を示す斜視図。 図1に示されるシリンダヘッドとシリンダブロックとを、図1中に矢印F2で示す方向に沿って見た状態を示す側面図。 図2に示されるF3−F3線に沿って示すシリンダヘッドの断面図。 図3中に示される、シリンダに対向する範囲の周囲を拡大して示す断面図。 図4に示されるF5−F5線に沿って示すシリンダヘッドの断面図。 図4に示されるF6−F6線に沿って示すシリンダヘッドの断面図。 図1に示されるシリンダヘッドが備える冷媒通路において、シリンダに対向する範囲内と該範囲の近傍の部分とを、下方から上下方向に見た状態を示す下面図。 図7に示された冷媒通路において、シリンダに対向する範囲内と該範囲の近傍の部分とを、上方から上下方向に対して傾斜した方向から見た斜視図。 図4に示されるF9−F9線に沿うシリンダヘッドの下端部の断面図。 図4に示されるF10−F10線に沿うシリンダヘッドの下端部の断面図。
本発明の一実施形態に係るシリンダヘッドを、図1〜10を用いて説明する。図1は、シリンダヘッド30を示す斜視図である。シリンダヘッド30は、シリンダヘッドガスケット(図示せず)を介してシリンダブロック20に着脱可能に取り付けられる。図1は、シリンダヘッド30がシリンダブロック20に取り付けられた状態を示している。図1中、シリンダブロック20は、一部示されている。シリンダヘッド30とシリンダブロック20となどが互いに組み合わさることによってエンジン10が構成される。エンジン10は、一例として、直列4気筒式のディーゼルエンジンである。
図2は、図1に示されるシリンダヘッド30とシリンダブロック20とを、図1中に矢印F2で示す方向に沿って見た状態を示す側面図である。シリンダブロック20には、4つのシリンダ21が形成されている。なお、図2中では、シリンダブロック20を一部切り欠いて1つのシリンダ21を代表して示している。
シリンダ21内には、ピストン22が収容されている。ピストン22は、シリンダ21内を往復動する。シリンダブロック20内には、クランクシャフト23が設けられている。各シリンダ21内に収容されるピストン22は、コンロッド24を介してクランクシャフト23に連結されている。各ピストン22の往復動がクランクシャフト23の回転に変換される。図中、クランクシャフト23の回転軸25を、1点線で示す。
ついで、シリンダヘッド30を説明する。シリンダヘッド30を説明する際に、シリンダヘッド30がシリンダブロック20に固定された状態に基づいて説明する。図2に示すように、シリンダヘッド30は、取付面31がシリンダブロック20に対向した状態で、シリンダブロック20に取り付けられる。取付面31は、平面である。
ここで、シリンダヘッド30の前後方向Aと、幅方向Bと、上下方向Cとを定義する。シリンダヘッド30がシリンダブロック20に取り付けられた状態において、クランクシャフト23の回転軸25の延びる方向に沿う方向(回転軸25の延びる方向に平行な方向)を、前後方向Aとする。シリンダヘッド30の前端32には、クランクシャフト23の回転をシリンダヘッド30に設けられるカムシャフト(図示せず)に伝達するVベルト(図示せず)などが設けられる。シリンダヘッド30において前端32と反対端を後端33とする。ピストン22の往復動方向を上下方向Cとし、取付面31を下端とする。取付面31と反対側が上端である。取付面31は、上下方向Cに垂直である。幅方向Bは、前後方向Aおよび上下方向Cと直交する方向である。
図3は、図2に示されるF3−F3線に沿って示すシリンダヘッド30の断面図である。図3は、上下方向Cに垂直な方向にそってシリンダヘッド30の下端部100を切断した場合のシリンダヘッド30を、上端側から見た図である。下端部100は、シリンダヘッド30において取付面31の近傍となる端部である。図3中に、シリンダヘッド30がシリンダブロック20に組みつけられた状態においてシリンダ21に対向する範囲34を2点鎖線で示している。
図3に示すように、シリンダヘッド30は、1つのシリンダ21につき、前・後側吸気ポート(1対の吸気ポート)35,36と、前・後側排気ポート(1対の排気ポート)37,38と、図示しない燃料噴射用インジェクタの取付ボス部39とを備えている。各シリンダ21に対応して設けられる前・後側吸気ポート35,36と前・後側排気ポート37,38と取付ボス部39との構造は、各シリンダで同じである。
本発明で言う吸気ポートとは、シリンダヘッド内に形成されて吸気が流れる通路であって、側面などの外面に開口して当該開口より吸気が内部に流入し、シリンダに対向する面に開口して当該開口から吸気をシリンダに流出する。本発明で言う排気ポートとは、シリンダヘッド内に形成されて排ガスが流れる通路であって、シリンダに対向する面に開口してシリンダで燃焼された後の排ガスが内部に流入し、側面などの外面の開口から排ガスを流出する。
前・後側吸気ポート35,36の各々には、図示しない吸気バルブが設けられる。前・後側排気ポート37,38には、図示しない吸気バルブが設けられる。また、シリンダヘッド30は、内部を冷媒Lが流動する冷媒通路50を備えている。
図1に示すように、シリンダヘッド30の幅方向Bの一端の側面40aには、燃焼後の排ガスを排出する開口41が形成されている。側面40aに図示しない排気マニホールドが取り付けられると、開口41が排気マニホールドに連通し、開口41を通して排出された排ガスが、下流側に流れる。幅方向他端の側面40bには、シリンダ21に吸気を導くための開口(図示せず)が形成されている。側面40bに図示しない吸気マニホールドが取り付けられると、開口が吸気マニホールドに連通し、吸気マニホールドを通して前・後側吸気ポート35,36に吸気が流入する。
図3に示すように、前・後側吸気ポート35,36は、側面40b側に配置されており、前・後側排気ポート37,38は、側面40b側に配置されている。前・後側吸気ポート35,36が配置される側を吸気側42とし、前・後側排気ポート37,38が配置される側を排気側43とする。吸気側42と排気側43とは、幅方向Bに対向している。
図4は、図3中に示される1つの範囲34の周囲を拡大して示す断面図である。図4に示すように、前・後側吸気ポート35,36は、前後方向Aに並んでおり、一端は、シリンダ21に開口している。前・後側吸気ポート35,36の他端は、側面40bに形成される開口に連通している。前側吸気ポート35は、前側に配置されており、後側吸気ポート36は、後ろ側に配置されている。
前側吸気ポート35は、シリンダ21内に導かれる吸気がスワールを生じるよう考慮された形状である(ヘリカルポート)。後側吸気ポート36の形状は、シリンダ21に導かれる吸気がスワールを生じるようには、考慮されていない。このため、前・後側吸気ポート35,36は、吸気ポート35,36間に設定される前後方向Aに垂直な基準面に対して互いに非対称な形状である。
前・後側排気ポート37,38は、前後方向Aに並んでおり、一端は、シリンダ21に開口している。前・後側排気ポート37,38の他端は、開口41に連通している。前側排気ポート37は、前側に配置されており、後側排気ポート38は、後側に配置されている。前・後側排気ポート37,38は、前・後側排気ポート37,38の間に設定されて前後方向Aに垂直な基準面に対して対称な形状である。
前側吸気ポート35と前側排気ポート37とは、幅方向Bに並んでいる。後側吸気ポート36と後側排気ポート38とは、幅方向Bに並んでいる。
図5は、図4中に示されるF5−F5線に沿ってシリンダヘッド30の下端部100を切断した状態を示す断面図である。図5は、シリンダヘッド30の下端部100を、幅方向Bに後側吸気ポート36と後側排気ポート38とが互いに最も接近する位置で前後方向Aに垂直な面で切断した状態を示している。図6は、図4中に示されるF6−F6線に沿ってシリンダヘッド30の下端部100を切断した状態を示す断面図である。図6は、シリンダヘッド30の下端部100を、幅方向Bに前側吸気ポート35と前側排気ポート37とが互いに最も接近する位置で前後方向Aに垂直な面で切断した状態を示している。
図5に示すように、下端部100では、後側吸気ポート36と後側排気ポート38とにおいて、シリンダ側に開口する開口36a,38aには、バルブシート101,102が設けられている。具体的には、開口36a,38aには、バルブシート101,102が嵌って固定される固定用孔103,104が形成されている。後側吸気ポート36と後側排気ポート38とを隔てる後側壁部46間の幅方向Bに沿う幅を第1の幅t1とする。第1の幅t1は、後側吸気ポート36と後側排気ポート38との間の幅でもある。
図6に示すように、下端部100では、前側吸気ポート35と前側排気ポート37とにおいて、シリンダ側に開口する開口35a,37aには、バルブシート105,106が設けられている。具体的には、開口35a,37aには、バルブシート105,106が嵌って固定される固定用孔107,108が形成されている。前側吸気ポート35と前側排気ポート37とを隔てる前側壁部44間の幅方向Bに沿う幅を第2の幅t2とする。第2の幅t2は、前側吸気ポート35と前側排気ポート37との間の幅でもある。
前側吸気ポート35は、ヘリカルポートであるので、バルブシート101,102,105,106より上方においては、後側吸気ポート36よりも排気側43に位置している。このため、第1の幅t1と、第2の幅t2とは、バルブシート101,102,105,106とよりも上方では、取付面31から上下方向Cにそって同じ高さの位置で第1の幅t1>第2の幅t2となる。ここで言う同じ高さの位置とは、上下方向Cに垂直な共通する断面内ということである。さらに、吸・排気ポート35,37と、吸・排気ポート36,38とは、面40a,40bに向かって延びているので、互いに離れる形状となる。このため、本実施形態では、前・後側壁部44,46において、上下方向Cにそってバルブシート101,102,105,106から上方において、常に、第1の幅t1>第2の幅t2となる。後側壁部46は、本発明で言う第1の壁部の一例である。前側壁部44は、本発明で言う第2の壁部の一例である。
図4に示すように、取付ボス部39は、範囲34の中心に設けられている。取付ボス部39は、シリンダヘッド30の上下方向Cに延びている。取付ボス部39内に形成される挿入孔47には、燃料噴射用のインジェクタ(図示せず)が挿入されて固定される。
ついで、冷媒通路50について説明する。図4に示すように、冷媒通路50は、シリンダヘッド30範囲34を挟んで幅方向両側に主流路51が形成されており、これら主流路51が前後方向Aに隣り合う範囲34間で、連結流路52によって連結されて、互いに連通している。
冷媒通路50は、1つのシリンダ21に対向する各範囲34内に、ドリルパス53と、二又流路部54とを備えている。ドリルパス53と二又流路部54との形状は、各範囲34で同じである。このため、図4に示される1つの範囲34内のドリルパス53と二又流路部54を代表して説明する。図4中、ドリルパス53は、点線で示されている。図3に示すように、ドリルパス53は、開口41が形成される側面40aから前・後側排気ポート37,38間に向かって形成されている。ドリルパス53は、ドリル加工によって形成されており、直線である。ドリルパス53は、本発明で言う直線流路部の一例である。
図2に示すように、ドリルパス53の開口55は、排気ポート用の開口41と干渉することを避けるために、開口41に対して上下方向Cに重ならないように前後方向Aにずれた位置に配置されている。具体的には、ドリルパス53の開口55は、開口41の後ろ側に配置されている。図4に示すように、ドリルパス53の先端は、前・後側排気ポート37,38の間まで延びている。
二又流路部54は、ドリルパス53に連通している。二又流路部54は、前・後側排気ポート37,38間に配置される基部56と、吸気側42と排気側43との間に配置される前・後側流路部57,58とを備えている。
基部56は、ドリルパス53に連通している。前・後側流路部57,58は、基部56から二又に分岐している。前側流路部57は、取付ボス部39の周囲と前側壁部44内とを通っており、連結流路52に連通している。後側流路部58は、取付ボス部39の周囲と後側壁部46内を通っており、連結流路52に連通している。ドリルパス53内を流れた冷媒Lが、二又流路部54に流入する。
ついで、取付面31に垂直な方向(上下方向C)に見た場合の、ドリルパス53の形状と二又流路部54の形状とを具体的に説明する。なお、図3,4は、取付面31に垂直な方向に見た断面を示している。
基準線Sを設定する。基準線Sは、前側排気ポート37と後側排気ポート38との間の中心を通る線である。具体的には、基準線Sは、上下方向Cに垂直な断面において、前側排気ポート37の中心P1と後側排気ポート38の中心P2とから等距離となる点の集合であって、直線である。図中、基準線Sを2点鎖線で示す。ドリルパス53は、基準線Sに対して、傾斜している。
基部56は、幅方向Bに延びている。二又流路部54は、取付ボス部39よりも排気側43で二又に分岐している。前・後側流路部57,58を分ける分岐部60は、取付ボス部39の壁面に形成されるリブである。分岐部60は、前・後側流路部57,58の吸気側42の内面において、幅方向Bに沿って排気側43に最も突出している部位である。分岐部60は、取付ボス部39の上端から下端の範囲にわたって形成されている。本実施形態では、二又部分では、分岐部60よりも前側が前側流路部57であり、分岐部60よりも後ろ側が後側流路部58となる。
分岐部60は、基準線Sに対して、ドリルパス53が吸気側に進むにしたがって接近する排気ポート側に配置されている。本実施形態では、図4に示すように、ドリルパス53は、側面40aから内部に向かうにつれて後方から前方に向かうように傾斜している。言い換えると、後側排気ポート38から前側排気ポート37に接近するように形成されている。
このため、本実施形態では、分岐部60は、基準線Sに対して前側に位置する。なお、分岐部60は、上下方向Cのどの位置においても、基準線Sよりも前側に位置している。後側排気ポート38は、本発明で言う一方の排気ポートの一例である。前側排気ポート37は、本発明で言う他方の排気ポートの一例である。
分岐部60のより具体的な位置を説明する。ドリルパス53が基準線Sに対して傾斜しているため、二又流路部54内では、ドリルパス53を延長した場合に当該延長部分が位置する壁面側の冷媒Lの流速が最も早くなる。本実施形態では、二又流路部54において前側流路部57側の流速が早くなる。
分岐部60が排気側43に突出するとともに基準線Sに対して前側流路部57側に位置することによって、冷媒Lは前側流路部57に流れ込みにくくなる。この結果、前・後側流路部57,58に流れ込む冷媒Lの流量の差が小さくなる。さらに、分岐部60は、前・後側流路部57,58に流れ込む冷媒Lの流量が等しくなる位置に配置されている。前・後側流路部57,58に流れ込む冷媒Lの流量が同じとなる位置は、実験によって得られる。
図7は、冷媒通路50において、範囲34内と範囲34の近傍の部分とを、下方から上下方向Cに沿って見た状態を示す下面図である。図8は、冷媒通路50において範囲34内と範囲34の近傍の部分とを、上方から上下方向Cに対して傾斜した方向から見た斜視図である。
図4,7,8に示すように、下端部100では、取付面31から上下方向Cにそって同じ高さにおいて、後側流路部58の後側壁部46内に形成される部分(後側流路部58の下端部200)の幅方向Bに沿う幅t3は、前側流路部57の前側壁部44内に形成される部分(前側流路部57の下端部201)の幅方向Bに沿う幅t4よりも、大きい(t4<t3)。本実施形態では、下端部100においてのみ、下端部200の幅t3は、下端部201の幅t4よりも大きい。下端部100以外では、例えば、t3=t4であってもよい。ここで言う同じ高さとは、上下方向Cに垂直な共通する断面内おいてということである。つまり、下端部100では、取付面31からどの高さにおいても、上下方向Cに垂直な共通する断面内において、t4<t3となる。
幅t4<幅t3とする理由を説明する。後側壁部46の第1の幅t1は、前側壁部44の第2の幅t2よりも大きい(t2<t1)。範囲34の下端面61は、シリンダ21内に面しており、燃料の燃焼の際の爆発にさらされる触火面となる。下端面61は、本実施形態では取付面31の一部である。
後側壁部46の第1の幅t1が大きいことによって、後側壁部46の温度は、高くなる傾向にある。このため、後側流路部58において後側壁部46内の幅を大きくすることによって、後側壁部46を冷却するようにする。特に、後側壁部46内の下端面61の近傍の幅を大きくすることにより、燃焼により高温となり易い触火面(シリンダヘッドの下面)を効果的に冷却することができ、また後側壁部46内の流路全体の幅を大きくする必要が無いため後側壁部46の剛性低下も回避できる。
前・後側流路部57,58において前・後側壁部44,46内に設けられる部分の幅方向Bに沿う幅t3,t4は、エンジン10の運転中で、前・後側壁部44,46が充分に冷却されるとともに、前・後側壁部44,46の温度が同じとなるように設定されている。後側壁部46は、本発明で言う第1の壁部の一例である。前側壁部44は、本発明で言う第2の壁部の一例である。
図9は、図4に示されるF9−F9線に沿うシリンダヘッド30の断面図である。図9は、下端部100において、後側流路部58の取付ボス部39と後側排気ポート38との間に位置する部分を、上下方向Cに平行な面で切断し状態を示している。図4,9に示すように、後側排気ポート38の下端部は、取付ボス部39から離れる方向に凹む凹部300となっている。凹部300によって、後側排気ポート38と取付ボス部39との間に充分な幅を設けることができるので、後側流路部58を下端面61側に深く掘り下げることができる。言い換えると、下端面61から後側流路部58までの厚みを小さくすることができる。
この点について、具体的に説明する。後側排気ポート38と取付ボス部39との間に充分な隙間が設けられていない場合では、後側流路部58は、後側排気ポート38と取付ボス部39とに干渉すること避けるために、下端面61側に深い位置に形成することができない。しかしながら、上記のように、後側排気ポート38が取付ボス部39から離れる方向に凹むことによって、後側流路部58は、取付ボス部39と後側排気ポート38とに干渉することなく、下端面側に深い位置に形成することができる。
図4に示すように、前側排気ポート37の下端部は、後側排気ポート38と同様に取付ボス部39から離れる方向に凹む凹部300となっている。前側流路部57において取付ボス部39と前側排気ポート37との間に配置される部分の下端部においても、上記した後側流路部58と同様に、下端面61側に深い位置に形成することができる。
図10は、図4に示されるF10−F10線に沿って示すシリンダヘッド30の下端部100の断面図である。図10は、ドリルパス53の一部と、基部56の下端56aと前側流路部57の下端57aとを通って上下方向Cに平行な面に沿って切断した場合を示す断面図である。下端56aは、基部56において、上下方向Cに沿って最も下方に位置する部分である。下端57aは、前側流路部57において、上下方向Cに沿って最も下方に位置する部分である。本実施形態では、図10は、基部56の中心と,前側流路部57の中心とを通っている。
図10に示すように、シリンダヘッド30の範囲34の下端面61は、シリンダ21内に面する触火面である。本実施形態では、下端面61は、取付面31と同一平面であり、取付面31の一部である。下端面61から基部56の下端56aまでの上下方向Cに沿う高さh1は、下端面61から前側流路部57の下端57aまでの上下方向Cに沿う高さh2よりも低い。
本実施形態では、下端面61から基部56の下端56aまでの上下方向Cに沿う高さh1は、基部56の延びる方向に、略一定である。下端面61から前側流路部57の下端57aまでの上下方向Cに沿う高さh2は、前側流路部57の延びる方向に略一定である。基部56の下流端の高さは、なだらかに高くなり、前側流路部57になだらかに連結されている。このことは、基部56と後側流路部58との連結部においても同様である。
なお、下端面61から基部56の下端56aまでの上下方向Cに沿う高さは、略一定であることに限定されない。下端面61から前側流路部57の下端57aまでの上下方向Cに沿う高さは、略一定であることに限定されない。下端面61から基部56の下端56aまでの上下方向にそう高さと、下端面61から前側流路部57の下端57aまでの上下方向に沿う高さとの関係は、前側流路部57のいずれの部位においても下端面61から下端57aまでの上下方向Cに沿う高さが、基部56のいずれの部位の下端面61から下端56aまでの上下方向Cに沿う高さよりも高ければよい。なお、基部56の下流端において前・後側流路部57,58と連結する部位の高さは、前・後側流路部56,57の高さと同じになる。
ドリルパス53は、基部56の上下方向中腹部に連通している。なお、図10中、基部56と前側流路部57とが明確になるように、基部56の範囲と前側流路部57の範囲とを矢印で示している。また、前側流路部57において、取付ボス部39と前側排気ポート37との間の範囲をXとし、前側吸気ポート35と前側排気ポート37との間の範囲をYとして示している。
図示しないが、後側流路部58のいずれの位置においても、下端面61から後側流路部58の下端58aまでの上下方向に沿う高さは、前側流路部57と同様に、基部56のいずれの位置の下端面61から基部56下端56aまでの上下方向に沿う高さよりも、大きい。下端58aは、後側流路部58において、上下方向Cにそって最も下方に位置する部位である。
前・後側流路部57,58の高さと基部56の高さとが上記のように設定されているため、冷媒通路50の、前・後側排気ポート37,38間の部分の下端までの下端面61からの上下方向Cに沿う高さは、前側吸気ポート35と前側排気ポート37との間の部分の下端までの下端面61からの上下方向Cに沿う高さと、後側吸気ポート36と後側排気ポート38との間の部分の下端までの下端面61からの上下方向Cに沿う高さとよりも低い。
つぎに、インジェクタ用の取付ボス部39の近傍での冷媒Lの流れを説明する。図4中、冷媒Lの流れる方向を矢印で示す。図4に示すように、ドリルパス53内を流れる冷媒Lは、前・後側排気ポート37,38間で二又流路部54内に流入する。ドリルパス53が基準線Sに対して傾斜しているため、基部56内では後側排気ポート38側に対して前側排気ポート37側の冷媒Lの流速の方が早いが、分岐部60によって前・後側流路部57,58内に流入する冷媒Lの流量が等しくなる。
シリンダヘッド30の下端部100では、後側壁部46内の幅t3が、前側流路部57の前側壁部44内の幅t4よりも大きいことによって、冷媒Lは、後側壁部46内を充分に冷却する。また、幅t3,t4は、前・後側壁部46,44の温度が同じとなるように設定されているので、前・後側壁部44,46の温度が同じとなる。もしくは、略同じとなる、または、前・後側壁部44,46の温度差は小さくなる。
このように構成されるシリンダヘッド30では、前・後側流路部57,58を分ける分岐部60は、基準線Sに対してドリルパス53の傾斜方向延長側に配置されることによって(本発明で言う他方の排気ポート側に偏位した位置に形成されることによって)、ドリルパス53の傾斜に起因して前・後側流路部57,58に流入する冷媒Lの流量のばらつきを抑制することができる。この結果、前側吸気ポート35と前側排気ポート37との間の温度と、後側吸気ポート36と後側排気ポート38との間の温度との差を小さくすることができるので、吸排気ポート間の温度差を小さくすることができる。
さらに、分岐部60が、前・後側流路部57,58内に流入する冷媒Lの流量を等しくする位置に配置されることによって、吸・排気ポート間の温度差をより一層小さくすることができる。
また、分岐部60を排気側に突出する形状とすることによって、分岐部60を簡素に形成することができる。
また、シリンダヘッド30の下端部100では、後側壁部46内の後側流路部58の幅t3を大きくすることによって、厚みが大きい後側壁部46を充分に冷却することができる。この結果、シリンダヘッド30の各部位間の温度差を小さくすることができる。さらに、幅t3,t4は、前・後側壁部46,44の温度が同じとなるように設定されているので、前・後側壁部46,44の温度差を小さくすることができる。
二又流路部54では、下端面61から前・後側排気ポート37,38間に位置する基部56の下端56aまでの上下方向Cに沿う高さを最も低くすることによって、シリンダヘッド30の耐久性を向上することができる。この点について、具体的に説明する。
シリンダヘッド30では、温度を下げるために取付ボス部39回りの冷媒通路50を下端面61側に深く形成することが求められる。一方、吸気ポートと排気ポートとの間の部分は、冷たい吸気と熱い排気とによる熱応力の変動が大きく作用する。前・後側排気ポート37,38間は、吸気による冷却作用が生じないので、熱応力の変動が作用しない。
このため、本実施形態のように、前・後側排気ポート37,38間では冷媒通路50を深く形成して冷却性能を向上し、前・後側流路部57,58では、シリンダヘッド30の肉厚を大きくして熱応力の変動に対して充分な強度を有するようにすることによって、シリンダヘッド30の耐久性を向上することができる。
なお、前・後側流路部57,58の下端面61から上下方向Cに沿う高さは、吸気ポートと排気ポートとの間に充分な強度、剛性、耐久性が設定されるように決定されている。基部56の下端面61からの高さは、前・後側流路部57,58の下端面61からの高さに基づいて、この高さよりも小さくして充分に冷却できるように決定されている。
吸・排気ポート36,38間の後側壁部46の幅方向Bに沿う第1の幅t1は、バルブシート101,102,105,106より上方においては、全ての位置で、吸・排気ポート35,37の間の前側壁部44の幅方向Bに沿う第2の幅t2よりも大きい。しかしながら、この構造に限定されない。シリンダヘッド30の下端部100のみにおいて、取付面31から上下方向Cにそって同じ高さで(上下方向Cに垂直な共通する断面内で)、第1の幅t1が第2の幅t2よりも大きくなるように、前側壁部44と後側壁部46とが形成されてもよい。
そして、取付面31から上下方向Cに同じ高さとなる位置において、第1の幅t1>第2の幅t2となる上下方向Cにわたる範囲に形成される後側流路部58の幅方向Bに沿う幅t3が、前側流路部57の幅方向Bに沿う幅t4よりも大きく形成されてもよい。
また、本実施形態では、一例として、後側壁部46が本発明で言う第1の壁部であり、前側壁部44が本発明で言う第2の壁部であった。しかしながら、これに限定されない。例えば、下端部100において、取付面31から上下方向Cにそって同じ高さの位置で、前側壁部44の幅方向Bに沿う第2の幅t2が後側壁部46の幅方向Bに沿う第1の幅t1よりも大きく形成されてもよい。つまり、本実施形態と逆の構造であってもよい。この場合、前側壁部44内に形成される前側流路部57の幅方向Bに沿う幅t4を、取付面31から上下方向Cにそって同じ高さの位置で、後側壁部46内に形成される後側流路部58の幅方向に沿う幅t3よりも大きく形成する。この場合、前側壁部44が、本発明で言う第1の壁部となり、後側壁部46が本発明で言う第2の壁部となる。この場合であっても、上記と同様に、第1の幅t1<第2の幅t2となる関係は、前・後側壁部44,46の上端まで保持されることに限定されず、取付面31の近傍の端部で維持されればよい。
また、本実施形態では、本発明で言う少なくとも1つの吸気ポート、および、非対称な形状の一対の一例として、一対の吸気ポート35,36が用いられたが、これに限定されない。
例えば、1つのシリンダに対して、1つの吸気ポートのみ形成される構造に本発明を用いてもよい。この構造の場合には、分岐部の位置を直線流路部の傾斜に基づいて決定する発明と、第1,2の流路部に流入する冷媒の流量を同じとする位置に分岐部の位置を決定する発明とが用いられる。または、1つのシリンダに対して複数の吸気ポートを備える構造の場合は、3つや4つなどの他の複数の吸気ポートが用いられてもよい。
同様に、本発明で言う複数の排気ポートの一例として、一対の排気ポート37,38が用いられたが、これに限定されない。例えば、1つのシリンダに対して、3つや4つなどの他の複数の排気ポートが用いられてもよい。
また、本実施形態では、分岐部60が配置される側と、下端部100において吸・排気ポート間の幅方向Bにそう幅が大きい方が配置される側とが、基準線Sを挟んで互いに反対側に配置されている。
しかしながら、他の実施形態として、分岐部60が配置される側と、下端部100において吸・排気ポート間の幅方向Bにそう幅が大きい方が配置される側とが、基準線Sに対して同じ側に配置される構造であってもよい。この構造の一例としては、基準線Sに対するドリルパス53の傾斜は本実施形態と同様(図4と同様)であって、下端部100において前側壁部44の幅方向Bに沿う幅を、後側壁部46の幅方向Bに沿う幅よりも大きくする。
この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。
21…シリンダ、30…シリンダヘッド、35…前側吸気ポート(吸気ポート)、36…後側吸気ポート(吸気ポート)、37…前側排気ポート(排気ポート)、38…後側排気ポート(排気ポート)、42…吸気側、43…排気側、44…前側壁部(第2の壁部)、46…後側壁部(第1の壁部)、50…冷媒通路、53…ドリルパス(直線流路部)、54…二又流路部、57…前側流路部(第2の流路部)、58…後側流路部(第1の流路部)、60…分岐部、61…下端面61(下面)。

Claims (5)

  1. 少なくとも1つのシリンダに対して、排気側に配置される複数の排気ポートと該排気側に対向する吸気側に配置される少なくとも1つの吸気ポートと、
    前記シリンダの周囲に前記排気側から前記吸気側に亘って形成される冷媒通路と
    を具備するシリンダヘッドであって、
    前記冷媒通路は、
    前記排気ポート間を通るとともに前記吸気側に進むに従って一方の排気ポート側から他方の排気ポート側に接近するように形成された直線流路部と、
    前記直線流路部に連通するとともに該直線流路部よりも前記吸気側に形成される第1の流路部と第2の流路部とに分岐する二又流路部とを有し、
    前記第1,2の流路部を分ける分岐部は、前記他方の排気ポート側に偏位した位置に形成される
    ことを特徴とするシリンダヘッド。
  2. 前記分岐部は、前記第1,2の流路部に流入する前記冷媒の流量を同じとする位置に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッド。
  3. 前記分岐部は、前記排気側に突出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシリンダヘッド。
  4. 前記吸気ポートとして、少なくとも、前記分岐部を挟んで隣り合うとともに互いに非対称な形状の一対が設けられ、
    前記第1の流路部は、前記吸気ポートと前記排気ポートとを隔てる第1の壁部内の下面の近傍に形成され、
    前記第2の流路部は、前記吸気ポートと前記排気ポートとを隔てる第2の壁部内の下面の近傍に形成され、
    前記第1の壁部の前記シリンダヘッドの下面近傍の壁厚は、前記第2の壁部の前記シリンダヘッドの下面近傍の壁厚よりも大きく、
    前記第1の流路部の流路幅は、前記第2の流路部の流路幅よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のシリンダヘッド。
  5. 前記第1の流路部の流路幅は、前記シリンダヘッドの下面近傍のみ幅を大きくする
    ことを特徴とする請求項4に記載のシリンダヘッド。
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