JP2011245936A - 船外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドリング回転時に排気ガスを排出でき、排気通路(排気系)への負圧の発生を抑え、アイドルチャンバの過熱を抑えることができる船外機を提供する。
【解決手段】船外機は、第1排気通路41の導出口41aに連通されて大気に開放されたアイドルチャンバ52と、アイドルチャンバに冷却水供給路91を連通する冷却水連通路96と、冷却水供給路の水圧がしきい値に到達したとき冷却水連通路を開放するリリーフバルブ101とを備える。そして、冷却水供給路の水圧がしきい値に到達したときリリーフバルブを開放させ、冷却水の一部を冷却水連通路を経てアイドルチャンバに導くようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、海水(水)を冷却水として吸い上げる冷却水路を備えるとともにエンジンの排気ガスを外部に排出する排気通路を備えた船外機に関する。
船外機は、船体に取り付けられた状態においてエンジンの排気ガスを排出する排気通路(排気系)の排気口が海中(外部)に没入され、排気通路の排気ガスをプロペラを回転することにより排気口から海中に排出するように構成されている。
排気ガスを海中に排出することで排気ガスの排気騒音を抑えることができる。
ところで、船外機のエンジンがアイドリング回転時(無負荷最低回転速度時)には、推進用のプロペラが停止状態に保たれ、かつ排気ガスの排気圧が低い。このため、排気ガスを排気口から海中を通して外部に排出することが難しい。
そこで、排気通路の途中にアイドル排気通路を設け、このアイドル排気通路を大気に開放している。よって、アイドリング回転時の排気ガスをアイドル排気通路から外部(大気)に排出することができる。
ここで、アイドル排気通路から排出する排気ガスの排気騒音を抑えるためにアイドル排気通路にアイドルチャンバが備えられている。
さらに、この船外機は排気通路の途中にアイドル排気通路を設けることで、例えば、エンジン始動時や排気脈動時において排気通路(排気系)に負圧が発生することを防ぐことが可能である。
排気通路(排気系)に負圧が発生することを防ぐことで、負圧によって排気通路から海水(水)を吸い込むことを抑えることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−283857号公報
しかし、特許文献1の船外機は、例えば、エンジンが高回転(高速回転)で駆動する場合にも排気ガスがアイドル排気通路から外部(大気)に排出される。エンジンが高回転の場合は排気ガスの排気量も多くなる。
このため、アイドル排気通路に備えたアイドルチャンバが排気ガスで過熱されることが考えられ、この観点から改良の余地が残されていた。
本発明は、アイドリング回転時に排気ガスを排出でき、さらに、排気通路(排気系)への負圧の発生を抑え、加えて、アイドルチャンバの過熱を抑えることができる船外機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、エンジンでウォータポンプを回転することにより冷却水路で冷却水を吸い上げるとともに、前記エンジンの排気ガスを排気通路で外部に排出する船外機において、前記排気通路の途中に連通されて大気に開放されたアイドルチャンバと、前記アイドルチャンバに前記冷却水路を連通する冷却水連通路と、前記冷却水連通路に設けられ、前記冷却水路の水圧がしきい値に到達したとき前記冷却水連通路を開放する圧力調整バルブと、を備え、前記冷却水路の水圧がしきい値に到達したとき前記圧力調整バルブを開放させて、前記冷却水の一部を前記冷却水連通路を経て前記アイドルチャンバに導くことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記圧力調整バルブは、前記エンジンが高回転のときに前記冷却水の水圧で開放することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記アイドルチャンバは、前記アイドルチャンバに導かれた冷却水を前記排気ガスから分離する迷路構造に形成したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記アイドルチャンバは、上チャンバ部および下チャンバ部間にシール材を挟持し、前記上チャンバ部に備えた上隔壁、前記下チャンバ部に備えた下隔壁および前記シール材に備えた開孔で前記迷路構造が構成されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、排気通路の途中にアイドルチャンバを連通し、このアイドルチャンバを大気に開放した。
これにより、アイドリング回転時(無負荷最低回転速度時)の排気ガスをアイドルチャンバから外部(大気)に好適に排出することができる。
さらに、排気通路の途中をアイドルチャンバを介して大気に開放することで、例えば、エンジン始動時や排気脈動時において排気通路(排気系)に負圧が発生することを抑えることができる。
加えて、アイドルチャンバおよび冷却水路を冷却水連通路で連通し、この冷却水連通路に圧力調整バルブを備えた。
そして、冷却水路の水圧がしきい値に到達したとき圧力調整バルブを開放させて、冷却水の一部を冷却水連通路を経てアイドルチャンバに導くようにした。
これにより、アイドルチャンバを冷却水の一部で冷却することが可能になり、アイドルチャンバの過熱を抑えることができる。
請求項2に係る発明では、エンジンが高回転(高速回転)のときに圧力調整バルブを冷却水路の水圧で開放するようにした。
よって、アイドルチャンバに比較的多量の排気ガスが流れる場合に、圧力調整バルブを開放して冷却水の一部をアイドルチャンバに導くことができる。
これにより、アイドルチャンバが比較的多量の排気ガスで過熱されることを抑えることができる。
さらに、エンジンが低回転(低速回転)のときに圧力調整バルブを閉塞した状態に保つことで、艇体の停泊時や、艇体を低速で巡回させるトローリング時にアイドルチャンバに冷却水の一部を導かないようにできる。
これにより、停泊時やトローリング時に冷却水を大気に排出することを防いで商品性を確保することができる。
請求項3に係る発明では、アイドルチャンバを迷路構造(ラビリンス構造)に形成してアイドルチャンバに導かれた冷却水を排気ガスから分離するようにした。
これにより、冷却水を大気に排出しないで排気ガスのみを大気に排出させることが可能になり商品性を確保することができる。
請求項4に係る発明では、アイドルチャンバを上チャンバ部および下チャンバ部間にシール材を挟持することで構成した。そして、上チャンバ部の上隔壁、下チャンバ部の下隔壁およびシール材の開孔で迷路構造を構成した。
よって、アイドルチャンバの構成部材を利用して迷路構造を構成することができるので、迷路構造用の専用部品を不要にできる。
これにより、アイドルチャンバの部品数を増やすことなく迷路構造を構成することができる。
本発明に係る船外機を示す断面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3−3線断面図である。 図2の4−4線断面図である。 図4の5部拡大図である。 本発明に係る船外機においてエンジンをアイドリング回転させた状態においてアイドルチャンバから排気ガスを排出する例を説明する図である。 本発明に係る船外機においてエンジンを高回転させた状態においてアイドルチャンバから排気ガスを排出する例を説明する図である。 本発明に係る船外機においてエンジンを高回転させた状態においてアイドルチャンバを冷却する例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1に示すように、船外機10は、船外機本体11と、船外機本体11に設けられて船体H(具体的には、船尾S)に着脱可能な取付手段12とを備えている。
取付手段12は、船外機本体11を左右方向(水平方向)に揺動可能なスイベル軸14と、船外機本体11を上下方向に揺動可能なチルト軸15とを備えている。
船外機本体11は、取付手段12に設けられたマウントケース21と、マウントケース21の下部に設けられたオイルケース22と、マウントケース21の上部に搭載されたエンジン23と、エンジン23のクランク軸(図示せず)に同軸上に連結された駆動軸24と、駆動軸24を介してエンジン23(クランク軸)の回転が伝達されるギヤ機構25と、ギヤ機構25の回転がプロペラ軸26を介して伝達されるプロペラ27とを備えている。
マウントケース21は、後述するアイドル排気手段36の上半部側を備えている。
オイルケース22は、エンジン23の潤滑油が貯えられるオイルパン28と、アイドル排気手段36の下半部側とを備えている。
駆動軸24は、マウントケース21の下側に設けられたエクステンションケース31で覆われている。
ギヤ機構25およびプロペラ軸26は、エクステンションケース31の下側に設けられたギヤケース32で覆われている。
この船外機10によれば、エンジン23を駆動することで、エンジン23の回転が駆動軸24、ギヤ機構25、プロペラ軸26を経てプロペラ27に伝達され、プロペラ27が回転して船体Hが滑走する。
さらに、船外機本体11は、エンジン23のエキゾーストマニホールド23aに連通された排気手段35と、排気手段35に連通されたアイドル排気手段36と、アイドル排気手段36およびエンジン23に海水(水)を冷却水として導く冷却水供給手段37とを備えている。
排気手段35は、エキゾーストマニホールド23aに連通された第1排気通路(排気通路)41と、第1排気通路41に連通された第2排気通路42と、第2排気通路(排気通路)42に連通された排気管(排気通路)43と、排気管43の排気口43aに連通された排気膨張室44とを備えている。
第1排気通路41は、マウントケース21に一体に形成された通路である。
第2排気通路42は、オイルケース22に一体に形成された通路である。
排気管43は、エクステンションケース31内において下方に延ばされた管である。
排気膨張室44は、エクステンションケース31の内部空間およびギヤケース32の内部空間で形成された空間である。
この排気手段35によれば、エキゾーストマニホールド23aから導かれた排気ガスは排気管43の排気口43aから排気膨張室44に排出される。
この状態において、プロペラ27を回転することでプロペラ27後方の海水(水)が後方に押し出される。よって、排気膨張室44に排出された排気ガスは排気膨張室44を経て排気膨張室44の排気口44a側に導かれ、排気口44aから海中(外部)89に排出される。
図2〜図4に示すように、排気手段35の第1排気通路41にアイドル排気手段36が連通されている。
アイドル排気手段36は、第1排気通路41の途中に連通されたアイドル排気連通路51と、アイドル排気連通路51に連通されたアイドルチャンバ52と、アイドルチャンバ52に連通されて大気に開放する大気開放通路53とを備えている。
アイドル排気連通路51は、マウントケース21に一体に形成され、第1排気通路41の途中の導出口41aからアイドルチャンバ52まで下り勾配で延出された連通路である。
アイドルチャンバ52は、マウントケース21に一体に形成された上チャンバ部55と、オイルケース22に一体に形成された下チャンバ部56と、上下のチャンバ部55,56間に介在されたメタルガスケット(シール材)57とを備えている。
上チャンバ部55は、上壁部61、頂部62および第1〜第4の上隔壁(上隔壁)63〜66を有する。
第2上隔壁64に複数の第1スリット64aが形成され、第3上隔壁65に複数の第2スリット65aが形成されている。
頂部62の前部に凹部62aが形成され、凹部62aにアイドル排気連通路51の後端部51aが連通されている。
また、頂部62の前部に冷却水用の開口部62bが形成され、この開口部62bを介してアイドルチャンバ52の第2隔室82が冷却水連通路96(アイドル連通路97(図5参照))に連通されている。
頂部62の後部に大気開放通路53が設けられている。
頂部62の後部に大気開放通路53を設けることで、大気開放通路53の排気口53b(図1参照)がアイドルチャンバ52の第5隔室85に連通されている。
下チャンバ部56は、下壁部71、底部72および第1、第2の下隔壁(下隔壁)73,74を有する。
第1下隔壁73は、上端部が第2上隔壁64の下端部にメタルガスケット57を介して突き合わされている。
また、第2下隔壁74は、上端部が第3上隔壁65の下端部にメタルガスケット57を介して突き合わされている。
底部72のうち第1下隔壁73および第2下隔壁74間の部位に開口72aが形成されている。第1、第2の下隔壁73,74間の部位が開口72aで開口されることで、アイドルチャンバ52の第4隔室84が排気膨張室44(図1も参照)に連通されている。
また、底部72のうち第1隔室81に相当する部位に第1水抜穴77が形成され、底部72のうち第5隔室85に相当する部位に第2水抜穴78が形成されている。
アイドルチャンバ52は、上チャンバ部55および下チャンバ部56がメタルガスケット57を挟持した状態に重ね合わされることで、第1〜第4の上隔壁63〜66、第1、第2の下隔壁73,74およびメタルガスケット57で内部空間が第1〜第5の隔室81〜85に隔離されている。
メタルガスケット57は、マウントケース21およびオイルケース22間に挟持(介在)されてマウントケース21およびオイルケース22間の隙間を密封する部材である。
このメタルガスケット57は、銅、ステンレスやアルミなどの金属板を打ち抜いて形成されたガスケットである。
メタルガスケット57は、第1開口部(開孔)57aと、複数の第1パンチング穴(開孔)57bと、複数の第2パンチング穴(開孔)57cと、第2開口部(開孔)57dとを有する。
第1開口部57aは、第1隔室81の上隔室81aおよび下隔室81b間に形成されることで上隔室81aおよび下隔室81bを連通する開口である。
第1パンチング穴57bは、第1隔室81および第2隔室82間に形成されることで第1隔室81および第2隔室82を連通する小径の穴である。
第2パンチング穴57cは、第3隔室83および第4隔室84間に形成されることで第3隔室83および第4隔室84を連通する小径の穴である。
第2開口部57dは、第5隔室85の前上隔室85aおよび下隔室85b間に形成されるとともに第5隔室85の後上隔室85cおよび下隔室85b間に形成されることで、第5隔室85の前上隔室85a、下隔室85bおよび後上隔室85cを連通する開口である。
よって、アイドルチャンバ52は、第1隔室81が第2隔室82に第1パンチング穴57bを通して連通されている。さらに、第2隔室82が第3隔室83に第1スリット64aを通して連通されている。
加えて、第3隔室83が第4隔室84に第2パンチング穴57cを通して連通されている。また、第3隔室83が第5隔室85に第2スリット65aを通して連通されている。
このように、アイドルチャンバ52は、第1〜第4の上隔壁63〜66、第1、第2の下隔壁73,74およびメタルガスケット57で内部空間が第1〜第5の隔室81〜85に隔離されて迷路構造(以下、「ラビリンス構造」という)に形成されている。
よって、アイドルチャンバ52の構成部材(上下のチャンバ部55,56およびメタルガスケット57)を利用してラビリンス構造を構成できるので、ラビリンス構造用の専用部品を不要にできる。
これにより、アイドルチャンバ52の部品数を増やすことなくラビリンス構造を構成することができる。
アイドルチャンバ52の頂部62後部に大気開放通路53が設けられている。
大気開放通路53は、頂部62の後部に形成された開口部62cに基端部53aが連通され、排気口53b(図1参照)が大気に開放されている。
よって、第1排気通路41の導出口41aが、アイドル排気連通路51、アイドルチャンバ52および大気開放通路53を介して大気に連通されている。
このアイドル排気手段36によれば、第1排気通路41を流れる排気ガスは、導出口41aからアイドル排気連通路51を経てアイドルチャンバ52の第1隔室81に導かれる。
第1隔室81に導かれた排気ガスは、複数の第1パンチング穴57bを経て第2隔室82に導かれ、複数の第1スリット64aを経て第3隔室83に導かれる。
ここで、例えば、図1に示すエンジン23がアイドリング回転(無負荷最低回転速度)の場合、プロペラ27が停止されているので、排気膨張室44の排気口44aから排気ガスを海中(外部)89に排出できない。
よって、図4に示す第3隔室83に導かれた排気ガスは、第4隔室84を経て排気膨張室44側に流れることが抑えられ、複数の第2スリット65aを経て第5隔室85に導かれる。
また、排気膨張室44内の排気ガスは、開口72aを経て第4隔室84に導かれ、複数の第2パンチング穴57cを経て第3隔室83に導かれる。
そして、第3隔室83に導かれた排気ガスは、複数の第2スリット65aを経て第5隔室85に導かれる。
第5隔室85に導かれた排気ガスは、第5隔室85の前上隔室85a、下隔室85bおよび後上隔室85cを経て大気開放通路53に導かれ、大気開放通路53の排気口53bから大気88(図1参照)に排出される。
一方、図1に示すエンジン23が高回転で船体Hが滑走している場合、排気膨張室44内の排気ガスがプロペラ27側から海中89に排出されている。
よって、図4に示す第3隔室83に導かれた排気ガスは、複数の第2スリット65aを経て第5隔室85に導かれるとともに、複数の第2パンチング穴57cを経て第4隔室84に導かれる。
第4隔室84に導かれた排気ガスは、排気膨張室44を経てプロペラ27(図1参照)側の排気口44aから海中89に排出される。
図1、図4に示すように、冷却水供給手段37は、アイドル排気手段36に海水(水)を冷却水として導くとともに、エンジン23のウォータジャケットに海水(水)を冷却水として導く手段である。
この冷却水供給手段37は、ウォータジャケットのインレットポートに連通された冷却水供給路(冷却水路)91と、冷却水供給路91に海水(水)を冷却水として吸い上げるウォータポンプ92と、ウォータジャケットのアウトレットポートに連通された冷却水排出路93(図2も参照)とを備えている。
さらに、冷却水供給手段37は、冷却水供給路91をアイドルチャンバ52(第1隔室81)に連通する冷却水連通路96と、冷却水連通路96に設けられたリリーフバルブ(圧力調整バルブ)101とを備えている。
図5に示すように、冷却水連通路96は、リリーフバルブ101の下流側がアイドルチャンバ52(第2隔室82)に連通するアイドル連通路97と、冷却水排出路93(図4も参照)に連通する排水連通路98とに分岐されている。
アイドル連通路97の通路断面積S1と、排水連通路98の通路断面積S2との断面積割合は、アイドルチャンバ52の冷却に必要な冷却水の水量を好適に確保可能に調整されている。
図1に示すように、ウォータポンプ92は、駆動軸24にギヤ手段を介して連結され、駆動軸24の回転数(すなわち、エンジン23の回転数)に比例して回転数が変化する。
よって、エンジン23の回転数が上がると、ウォータポンプ92の回転数が上がり、冷却水供給路91および冷却水連通路96(図5参照)の水圧が上昇する。
図5に示すように、リリーフバルブ101は、冷却水連通路96の開口部96aに設けられたバルブシート102と、バルブシート102を開閉可能なバルブ本体103と、バルブ本体103をバルブシート102に押圧する圧縮ばね104とを備えている。
このリリーフバルブ101によれば、冷却水連通路96(冷却水供給路91(図1参照))の水圧がしきい値Ptに到達しないとき、バルブ本体103が圧縮ばね104のばね力でバルブシート102に当接される。
バルブ本体103がバルブシート102に当接されることで冷却水連通路96が閉塞状態に保たれる。
一方、冷却水供給路91の水圧がしきい値Ptに到達したとき、圧縮ばね104が冷却水で圧縮されてバルブ本体103がバルブシート102から離れる。
バルブ本体103がバルブシート102から離れることで冷却水連通路96が開放状態に保たれる。
しきい値Ptは、一例として、図1に示すエンジン23が5000rpmの高回転(高速回転)に到達したとき、冷却水の水圧がしきい値Ptに到達するように予め設定されている。
すなわち、エンジン23が5000rpmの高回転に到達したとき、ウォータポンプ92の回転も高回転になり、ウォータポンプ92による海水(水)の吸上げ量が増す。
これにより、冷却水供給路91の水圧が上昇してしきい値Ptに到達する。
この冷却水供給手段37によれば、冷却水供給路91の水圧がしきい値Ptに到達したときリリーフバルブ101を開放させることができる。
そして、リリーフバルブ101を開放させることで、冷却水の一部をアイドル連通路97を経てアイドルチャンバ52(第2隔室82)に導くことができる。
ここで、一例として、リリーフバルブ101が開放したとき、リリーフバルブ101を流れる冷却水の水量がアイドルチャンバ52を好適に冷却する量を超えることが考えられる。
そこで、前述したように、アイドル連通路97および排水連通路98は、それぞれの通路断面積S1,S2の割合が、アイドルチャンバ52への冷却水の供給量を好適に確保できるように調整されている。
よって、アイドルチャンバ52の冷却に必要な冷却水の水量をアイドル連通路97に導き、残りの冷却水を排水連通路98を経て冷却水排出路93に導くことができる。
このように、冷却水の水量を調整することで、アイドルチャンバ52を好適に冷却することができる。
つぎに、エンジン23をアイドリング回転させた状態においてアイドルチャンバ52から排気ガスを排出する例を図6に基づいて説明する。
図6(a)に示すように、船外機本体11のプロペラ27を停止させた状態でエンジン23をアイドリング回転する。
プロペラ27が停止しているので排気膨張室44の排気ガスが排気口44aから海中89に排出されない。
また、エンジン23をアイドリング回転することでエンジン23の回転数が5000rpmより低く抑えられる。
エンジン23の回転数を低く抑えることで、ウォータポンプ92の回転も低回転に抑えられる。ウォータポンプ92の回転を低回転に抑えることで、ウォータポンプ92による海水(水)の吸上げ量を抑えることができる。
海水(水)の吸上げ量を抑えることで、冷却水供給路91(冷却水連通路96)の水圧をしきい値Ptより低く抑えることができる。よって、リリーフバルブ101を閉塞状態に保つことができる。
これにより、ウォータポンプ92で吸い上げた全ての冷却水(海水)を冷却水供給路91および冷却水連通路96(図6(b)参照)を経てエンジン23のウォータジャケットに導くことができる。
この状態で、エキゾーストマニホールド23aから第1排気通路41に排気ガスが矢印の如く導かれる。
ここで、プロペラ27が停止しているので排気膨張室44に排気ガスが残り、排気膨張室44の内圧が上昇している。
図6(b)に示すように、第1排気通路41に導かれた排気ガスは、第1排気通路41の導出口41aからアイドル排気連通路51に矢印Aの如く導かれる。
導かれた排気ガスがアイドル排気連通路51を経てアイドルチャンバ52の第1隔室81に矢印Bの如く導かれる。
第1隔室81に導かれた排気ガスが複数の第1パンチング穴57bを経て第2隔室82に矢印Cの如く導かれる。第2隔室82に導かれた排気ガスが複数の第1スリット64aを経て第3隔室83に矢印Dの如く導かれる。
第3隔室83に導かれた排気ガスが複数の第2スリット65aを経て第5隔室85に矢印Eの如く導かれる。
一方、排気膨張室44内の排気ガスが開口72aを経て第4隔室84に矢印Fの如く導かれる。
第4隔室84に導かれた排気ガスが複数の第2パンチング穴57cを経て第3隔室83に矢印Gの如く導かれる。
そして、第3隔室83に導かれた排気ガスが複数の第2スリット65aを経て第5隔室85に矢印Eの如く導かれる。
第5隔室85に導かれた排気ガスが第5隔室85を経て大気開放通路53に矢印Hの如く導かれる。
大気開放通路53に導かれた排気ガスは大気開放通路53の排気口53bから外部(大気)88(図6(a)参照)に排出される。
このように、第1排気通路41の途中(導出口41a)にアイドルチャンバ52を連通し、このアイドルチャンバ52を外部(大気)88に開放した。
これにより、プロペラ27を停止させた状態でエンジン23をアイドリング回転時に、エンジン23の排気ガスをアイドルチャンバ52を経て大気開放通路53から外部(大気)88に好適に排出できる。
さらに、第1排気通路41の途中(導出口41a)がアイドルチャンバ52や大気開放通路53を介して外部(大気)88に開放されている。
これにより、例えば、エンジン23の始動時や排気脈動時において排気手段35(排気系)に負圧が発生することを抑えることができる。
加えて、エンジン23をアイドリング回転する場合、エキゾーストマニホールド23aから第1排気通路41に導かれる排気ガスは排出量が比較的少量に抑えられている。
よって、排気ガスをアイドルチャンバ52に導いてもアイドルチャンバ52が排気ガスで過熱される虞がない。
また、エンジン23が低回転のときにリリーフバルブ101を閉塞状態に保つようにした。リリーフバルブ101を閉塞状態に保つことで、艇体Hの停泊時や、艇体Hを低速で巡回させるトローリング時にアイドルチャンバ52に冷却水の一部を導かないようにできる。
これにより、艇体Hの停泊時やトローリング時に冷却水を外部(大気)88に排出することを防いで商品性を確保することができる。
ついで、エンジン23を高回転させた状態においてアイドルチャンバ52を冷却する例を図7および図8に基づいて説明する。
図7(a)に示すように、エンジン23を5000rpmに到達するように高回転することで、ウォータポンプ92の回転も高回転になり、ウォータポンプ92による海水(水)の吸上げ量が増す。
図7(b)に示すように、冷却水供給路91(冷却水連通路96)の水圧がしきい値Ptに到達してリリーフバルブ101が開放状態に保たれる。
リリーフバルブ101を開放させることで、冷却水の一部がアイドル連通路97を経てアイドルチャンバ52(第2隔室82)に導かれる。
一方、残りの冷却水(殆どの冷却水)は、冷却水連通路96を経てエンジン23(図7(a)参照)のウォータジャケットに導かれる。
図7(a)に示すように、エンジン23の高回転中は、通常プロペラ27を矢印の如く回転させてプロペラ27で海水(水)を後方に押し出している。
この状態において、エキゾーストマニホールド23aから導かれた排気ガスは排気管43の排気口43aから排気膨張室44に矢印Iの如く排出される。
よって、排気膨張室44に排出された排気ガスは排気膨張室44の排気口44a側に導かれ、排気口44aから海中89に矢印Jの如く排出される。
図7(b)に示すように、エキゾーストマニホールド23a(図7(a)参照)から第1排気通路41に導かれた排気ガスは、第1排気通路41の導出口41aからアイドル排気連通路51に矢印Kの如く導かれる。
導かれた排気ガスがアイドル排気連通路51を経てアイドルチャンバ52の第1隔室81に矢印Lの如く導かれる。第1隔室81に導かれた排気ガスが複数の第1パンチング穴57bを経て第2隔室82に矢印Mの如く導かれる。
第2隔室82に導かれた排気ガスが複数の第1スリット64aを経て第3隔室83に矢印Nの如く導かれる。
ここで、前述したように、排気膨張室44に導かれた排気ガスが排気膨張室44の排気口44aから海中89に矢印J(図7(a)参照)の如く排出される。
このように、排気膨張室44の排気ガスを排気口44aから海中89に排出することで、第3隔室83に導かれた排気ガスの一部が複数の第2パンチング穴57c、第4隔室84を経て排気膨張室44に矢印Oの如く導かれる。
一方、第3隔室83に導かれた残りの排気ガスが複数の第2スリット65aを経て第5隔室85に矢印Pの如く導かれる。
第5隔室85に導かれた排気ガスが第5隔室85を経て大気開放通路53に矢印Qの如く導かれる。
大気開放通路53に導かれた排気ガスは大気開放通路53の排気口53bから大気88(図7(a)参照)に排出される。
図8(a)に示すように、冷却水連通路96の水圧がしきい値Ptに到達してリリーフバルブ101が開放状態に保たれている。
リリーフバルブ101が開放状態に保たれることで、冷却水の一部をアイドル連通路97を経てアイドルチャンバ52(第2隔室82)に矢印Rの如く導くことができる。
ここで、リリーフバルブ101が開放したとき、リリーフバルブ101を流れる冷却水の水量がアイドルチャンバ52を好適に冷却する量を超えることが考えられる。
この場合、アイドルチャンバ52の冷却に必要な冷却水をアイドル連通路97に導き、残りの冷却水を排水連通路98を介して冷却水排出路93に導く。
よって、冷却水の一部(適量)をアイドル連通路97を経てアイドルチャンバ52(第2隔室82)に導いてアイドルチャンバ52を好適に冷却することができる。
図8(b)に示すように、アイドルチャンバ52の第2隔室82に導かれた冷却水は、排気ガスとともに複数の第1スリット64aを経て第3隔室83に矢印Nの如く導かれる。
ここで、第2隔室82から第3隔室83に矢印Nの如く導かれる排気ガスは、複数の第1パンチング穴57bおよび複数の第1スリット64aを通過することで流速が遅くなる。
よって、第2隔室82に導かれた冷却水の一部が排気ガスから分離される。分離された冷却水は、複数の第1パンチング穴57bを経て第1隔室81の第1水抜穴77からアイドルチャンバ52の外部に排出される。
また、第3隔室83に冷却水とともに導かれた排気ガスは、複数の第2スリット65aおよび複数の第2パンチング穴57cを通過することでさらに流速が遅くなる。
よって、第3隔室83に導かれた冷却水の一部が排気ガスから分離される。分離された冷却水は、複数の第2パンチング穴57cを経て第4隔室84の開口72aからアイドルチャンバ52の外部に排出される。
さらに、第5隔室85に冷却水とともに導かれた排気ガスは、第4上隔壁66で略U字状に案内されることでさらに流速が遅くなる。
よって、第5隔室85に導かれた冷却水の一部が排気ガスから分離される。分離された冷却水は、第2水抜穴78からアイドルチャンバ52の外部に排出される。
このように、アイドルチャンバ52の第2隔室82に導いた冷却水を、第2隔室82、第3隔室83および第5隔室85に排気ガスとともに導くことができる。加えて、第2隔室82、第3隔室83および第5隔室85に導いた冷却水を、第1水抜穴77、開口72aおよび第2水抜穴78から排出できる。
第1水抜穴77は第1隔室81の底部に形成され、開口72aは第4隔室84の底部に形成されている。また、第2水抜穴78は第5隔室85の底部に形成されている。
よって、アイドルチャンバ52の第2隔室82に導いた冷却水を第1〜第5の隔室81〜85に導くことができる。
これにより、アイドルチャンバ52の全体を冷却水で冷却してアイドルチャンバ52の過熱を抑えることができる。
また、エンジン23が高回転のときにリリーフバルブ101を冷却水の水圧で開放するようにした。
よって、アイドルチャンバ52に比較的多量の排気ガスが流れる場合に、リリーフバルブ101を開放して冷却水の一部をアイドルチャンバ52に導いてアイドルチャンバ52を冷やすようにした。
これにより、アイドルチャンバ52が比較的多量の排気ガスで過熱されることを抑えることができる。
さらに、第2隔室82に導いた冷却水を排気ガスから分離して第1水抜穴77、開口72aおよび第2水抜穴78から排出できる。よって、第5隔室85から大気開放通路53に導かれる排気ガスに冷却水を殆ど含まないようにできる。
これにより、冷却水を殆ど含まない排気ガスを大気開放通路53の排気口53bから大気88に排出することができる。
このように、アイドルチャンバ52をラビリンス構造に形成することでアイドルチャンバ52に導かれた冷却水を排気ガスから分離できる。
これにより、冷却水を大気88(図1参照)に排出しないで排気ガスのみを大気88に排出させることが可能になり商品性を確保することができる。
加えて、第1排気通路41の途中(導出口41a)をアイドルチャンバ52を介して大気88に開放するようにした。
これにより、例えば、エンジン23の始動時や排気脈動時において排気手段35(排気系)に負圧が発生することを抑えることができる。
なお、本発明に係る船外機10は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、冷却水連通路96をリリーフバルブ101の下流側でアイドル連通路97および排水連通路98に分岐した例について説明したが、これに限らないで、リリーフバルブ101の下流側を分岐させないでアイドル連通路97のみに構成することも可能である。
また、前記実施例では、エンジン23が5000rpmの高回転に到達したとき、冷却水の水圧がしきい値Ptに到達する例について説明したが、これに限らないで、エンジン23がその他の高回転に到達したときしきい値Ptに到達するように設定することも可能である。
さらに、前記実施例で示した船外機10、エンジン23、第1排気通路41、第2排気通路42、排気管43、アイドルチャンバ52、上チャンバ部55、下チャンバ部56、メタルガスケット57、第1開口部57a、第1パンチング穴57b、第2パンチング穴57c、第2開口部57d、第1〜第4の上隔壁63〜66、第1、第2の下隔壁73,74、冷却水供給路91、ウォータポンプ92、冷却水連通路96およびリリーフバルブ101などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、海水(水)を冷却水として吸い上げる冷却水路を備えるとともにエンジンの排気ガスを外部に排出する排気通路を備えた船外機への適用に好適である。
10…船外機、23…エンジン、41…第1排気通路(排気通路)、41a…導出口、42…第2排気通路(排気通路)、43…排気管(排気通路)、52…アイドルチャンバ、55…上チャンバ部、56…下チャンバ部、57…メタルガスケット(シール材)、57a…第1開口部(開孔)、57b…第1パンチング穴(開孔)、57c…第2パンチング穴(開孔)、57d…第2開口部(開孔)、63〜66…第1〜第4の上隔壁(上隔壁)、73,74…第1、第2の下隔壁(下隔壁)、88…大気、91…冷却水供給路(冷却水路)、92…ウォータポンプ、96…冷却水連通路、101…リリーフバルブ(圧力調整バルブ)。

Claims (4)

  1. エンジンでウォータポンプを回転することにより冷却水路で冷却水を吸い上げるとともに、前記エンジンの排気ガスを排気通路で外部に排出する船外機において、
    前記排気通路の途中に連通されて大気に開放されたアイドルチャンバと、
    前記アイドルチャンバに前記冷却水路を連通する冷却水連通路と、
    前記冷却水連通路に設けられ、前記冷却水路の水圧がしきい値に到達したとき前記冷却水連通路を開放する圧力調整バルブと、を備え、
    前記冷却水路の水圧がしきい値に到達したとき前記圧力調整バルブを開放させて、前記冷却水の一部を前記冷却水連通路を経て前記アイドルチャンバに導くことを特徴とする船外機。
  2. 前記圧力調整バルブは、
    前記エンジンが高回転のときに前記冷却水の水圧で開放することを特徴とする請求項1記載の船外機。
  3. 前記アイドルチャンバは、
    前記アイドルチャンバに導かれた冷却水を前記排気ガスから分離する迷路構造に形成したことを特徴とする請求項1記載の船外機。
  4. 前記アイドルチャンバは、
    上チャンバ部および下チャンバ部間にシール材を挟持し、
    前記上チャンバ部に備えた上隔壁、前記下チャンバ部に備えた下隔壁および前記シール材に備えた開孔で前記迷路構造が構成されたことを特徴とする請求項3記載の船外機。
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