JP2011244175A - 電子機器、映像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のフレームからそれぞれ抽出された画像を連結して早送り用の画像を生成する際に、相関の無い画像同士が連結されるのを防ぐこと。
【解決手段】PVR100は、高速サーチ操作が入力された場合に、サーチ速度に応じた枚数のフレームを、それらの間に特徴フレームが挟まれないように、また各フレーム内のオブジェクトが分断されないように、フレーム選別し、各フレームから短冊画像を切り出し、各短冊画像を連結して連結画像を生成してサーチ画像として表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、映像データを再生可能な電子機器、当該電子機器における画像処理方法及びプログラムに関する。
従来から、記録再生装置等の電子機器では、映像データを通常の再生速度より高速に再生する処理(早送り処理、サーチ処理)が可能である。このような早送り処理では、例えばその再生速度に応じてフレームを間引いて、一部のフレームのみ再生することが行われている。
しかし、早送り処理においてフレームを間引くと、全てのフレームが再生されなくなる結果、ユーザのサーチ対象となるような重要なフレームが見落とされてしまうという問題があった。
そこで下記特許文献1に記載の映像データ再生装置では、映像データをn(n>1)倍速映像データとして外部に出力するときに、nが整数のとき出力映像1フレームをn分割し、nが整数でないとき出力映像1フレームをm(mはnの整数部分)分割し、n分割あるいはm分割した出力映像1フレームに、映像データnフレームあるいはmフレームを割り当てて再生映像を生成している。
国際公開第99/45708号
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、分割されたnフレームまたはmフレームの間に、例えばシーンチェンジにより映像内容が大きく変化した場合、再生映像において、相関の無い画像同士が結合されてしまい、ユーザにとって非常に見苦しい。また、そのような再生映像では、ユーザがシーンの内容を把握することも難しくなる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、複数のフレームからそれぞれ抽出された画像を連結して早送り用の画像を生成する際に、相関の無い画像同士が連結されるのを防ぐことが可能な電子機器、画像処理方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る電子機器は、記憶部と、再生部と、操作受付部と、制御部とを有する。上記記憶部は、複数のフレームを有する映像データと、当該複数のフレームのうち、所定の映像特徴を含む特徴フレームに関する特徴フレーム情報とを記憶する。上記再生部は、上記記憶された映像データを再生する。上記操作受付部は、上記再生された映像データについて、任意の速度による早送りまたは巻き戻しを指示するユーザのサーチ操作を受け付ける。上記制御部は、上記サーチ操作が受け付けられた場合に、当該サーチ操作受け付け時点のフレームから所定数の候補フレームを抽出し、当該候補フレームから、上記特徴フレームを間に挟まない複数のフレームを選別する。また制御部は、当該選別された複数のフレームの互いに異なる部分からそれぞれ部分画像を抽出し、当該各部分画像を時系列順に連結して連結フレームを生成し、当該連結フレームを上記再生部に再生させる。
これにより電子機器は、複数のフレームの部分画像を連結して、サーチ操作時に再生するための連結フレームを生成する際に、特徴フレームを挟む複数のフレームから部分画像が抽出されないように制御することができる。したがって電子機器は、シーンチェンジ等により映像内容に相関が無いフレームの部分画像同士が連結されてしまいユーザにとって見づらく内容も把握しにくい連結フレームが早送り画像として再生されるのを防ぐことができる。
上記複数のフレームのうち少なくとも1つは、任意のオブジェクトを示すオブジェクト画像を含んでいてもよい。この場合上記制御部は、上記部分画像の抽出により上記オブジェクト画像が分断されないように、上記選別された複数のフレームを選別しなおしてもよい。
これにより電子機器は、部分画像を抽出することで1つのオブジェクトが分断されてしまい、連結フレームの内容が把握しづらくなるのを防ぐことができる。
上記制御部は、上記選別された各フレーム内の複数の領域毎の重要度を算出し、当該各フレーム内の各領域のうち上記重要度が所定の閾値未満である領域から上記部分画像が抽出されないように、上記選別された複数のフレームを選別しなおしてもよい。
これにより電子機器は、各フレームのうち重要度が高い部分を連結させて連結フレームを生成できるため、重要な情報が見逃されるのを防ぎ、サーチ操作対象の映像の内容をユーザに的確に把握させることができる。
上記各領域は、上記各フレームが、上記各フレームの中央部からの複数の距離範囲毎に分割されたものであってもよい。この場合上記重要度は、上記各フレームの中央部と上記各領域との距離が小さくなるほど高くなるように決定されてもよい。
これにより電子機器は、各フレームの中央部に近い部分画像を用いて連結フレームを生成することができる。ここで各フレームの中央部に近いほど重要度が高く設定されるのは、当該中央部ほどユーザにとって重要な画像が含まれている可能性が高く、連結フレーム再生時にもユーザの目に留まりやすいいという前提に基づく。
また上記各領域は、上記各フレームから検出されたオブジェクトにより分割される領域であってもよい。この場合上記重要度は、上記各フレームにおける上記検出されたオブジェクトの大きさが大きいほど高くなるように決定されてもよい。
これにより電子機器は、各フレームに含まれる大きなオブジェクトを部分画像に用いて連結フレームを生成することができるため、当該連結フレームが再生された場合に当該オブジェクトをユーザの目に留まらせることができる。
上記記憶部は、上記オブジェクト画像が表すオブジェクト毎の重要度を示す重要度情報を記憶してもよい。この場合上記制御部は、上記選別された各フレームから上記オブジェクト画像により表されるオブジェクトを認識してもよい。そして制御部は、上記記憶された重要度情報を基に、当該認識されたオブジェクトのうち所定の閾値以上の重要度を有するオブジェクトのオブジェクト画像が上記部分画像に含まれるように、上記選別された複数のフレームを選別しなおしてもよい。
これにより電子機器は、オブジェクト毎の重要度を判定してフレームを選別しなおすことで、重要なオブジェクトを連結フレームに含ませることができる。ここでオブジェクトとは例えば人の顔、人の体(顔を除く)等であり、例えば人の顔は体よりも重要度が高く設定される。
この場合、上記制御部は、上記部分画像の抽出により、上記選別された複数のフレームのうち第1のフレームに含まれる第1のオブジェクト画像が分断されないように上記選別された複数のフレームを選別しなおすと、上記選別された複数のフレームのうち第2のフレームに含まれる第2のオブジェクト画像が上記連結フレームに含まれなくなる場合は、上記第1のオブジェクト画像により表される第1のオブジェクトと、上記第2のオブジェクト画像により表される第2のオブジェクトのうち、上記重要度が高いオブジェクトを表すオブジェクト画像が上記連結フレームに含まれるように、上記選別された複数のフレームを選別しなおしてもよい。
これにより電子機器は、重要度の低いオブジェクトが分断されるのは許容しながら、重要度の高いオブジェクトが連結フレームに含まれるようにフレームを選別することで、連結フレームが再生された場合にユーザにとって重要な情報が見逃されるのを防ぐことができる。
上記制御部は、上記選別された複数のフレームからそれぞれ抽出された上記各部分画像から生成されるべき連結フレームのうち、当該連結フレームの中央部から所定範囲の領域と、上記重要度が上記所定の閾値以上である領域とを除く領域の画像に対応する、上記各部分画像内の画像を簡略化するための所定の画像処理を実行してもよい。
これにより電子機器は、ユーザにとって重要度が低い部分の画像を簡略化することで、連結フレームが再生された場合に重要度の高い部分を目立たせることができる。ここで簡略化のための画像処理とは、例えばぼかし処理、色の削除処理、黒等の他の画素値への代替処理等である。
この場合さらに上記制御部は、上記所定範囲の領域の面積を、上記早送りまたは上記巻き戻しの速度が大きくなるにしたがって小さくしてもよい。
これにより電子機器は、早送り速度が大きい場合には簡略化される領域の範囲も大きくすることで、連結フレームのうち重要な部分に目を留まらせることができる。この処理は、早送り速度が大きいほどユーザの視点も連結フレームの中央に集まる傾向があるという前提に基づいている。
上記制御部は、連結対象の2つの上記部分画像を所定領域分だけオーバーラップさせ、かつ、当該各部分画像の上記各所定領域から所定比率で画素を抽出することで上記各部分画像を連結してもよい。
これにより電子機器は、各フレームの部分画像を滑らかに連結してそれらの境界を目立たせなくすることで、連結フレームの見易さを向上させることができる。
また上記制御部は、上記再生された連結フレームに続けて再生される連結フレームを、上記特徴フレームの直後のフレームから抽出される上記所定数の上記候補フレームを基に生成してもよい。
これにより電子機器は、直前に再生された連結フレームが生成される際に用いられなかった候補フレームを次の連結フレームの生成に用いることができるため、連結フレームの生成に用いられないフレームが発生するのを防ぐことで、サーチ操作中にユーザが特定の映像を見逃すのを防ぐことができる。
本発明の他の形態に係る画像処理方法は、複数のフレームを有する映像データと、当該複数のフレームのうち、所定の映像特徴を含む特徴フレームに関する特徴フレーム情報とを記憶することを含む。上記記憶された映像データが再生される。上記再生された映像データについて、任意の速度による早送りまたは巻き戻しを指示するユーザのサーチ操作が受け付けられる。上記サーチ操作が受け付けられた場合に、当該サーチ操作受け付け時点のフレームから所定数の候補フレームが抽出される。上記候補フレームからは、上記特徴フレームを間に挟まない複数のフレームが選別される。上記選別された複数のフレームの互いに異なる部分からそれぞれ部分画像を抽出される。上記各部分画像が時系列順に連結されて連結フレームが生成され、上記連結フレームが再生される。
本発明のまた別の形態に係るプログラムは、電子機器に、記憶ステップと、第1の再生ステップと、操作受付ステップと、第1の抽出ステップと、選別ステップと、第2の抽出ステップと、生成ステップと、第2の再生ステップとを実行させる。上記記憶ステップでは、複数のフレームを有する映像データと、当該複数のフレームのうち、所定の映像特徴を含む特徴フレームに関する特徴フレーム情報とが記憶される。上記第1の再生ステップでは、上記記憶された映像データが再生される。上記操作受付ステップでは、上記再生された映像データについて、任意の速度による早送りまたは巻き戻しを指示するユーザのサーチ操作が受け付けられる。上記第1の抽出ステップでは、上記サーチ操作が受け付けられた場合に、当該サーチ操作受け付け時点のフレームから所定数の候補フレームが抽出される。上記選別ステップでは、上記候補フレームから、上記特徴フレームを間に挟まない複数のフレームが選別される。上記第2の抽出ステップでは、上記選別された複数のフレームの互いに異なる部分からそれぞれ部分画像が抽出される上記生成ステップでは、上記各部分画像が時系列順に連結され連結フレームが生成される。上記第2の再生ステップでは、上記連結フレームが再生される。
以上説明したように、本発明によれば、複数のフレームからそれぞれ抽出された画像を連結して早送り用の画像を生成する際に、相関の無い画像同士が連結されるのを防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係るPVRのハードウェア構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るPVRが有するソフトウェアの機能ブロックを示した図である。 本発明の一実施形態に係るPVRによる連結画像の表示処理の大まかな流れを示したフローチャートである。 本発明の一実施形態における短冊パラメータ決定処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の一実施形態における入力フレームの開始位置の決定方法の2つの方法の概要を示した図である。 本発明の一実施形態において決定される各パラメータの例を示した図である。 本発明の一実施形態においてサーチ速度が8倍速である場合の元画像と出力画像(連結画像)の例を示す図である。 本発明の一実施形態においてサーチ速度が15倍速である場合の元画像と出力画像(連結画像)の例を示す図である。 本発明の一実施形態においてサーチ速度が5倍速である場合の元画像と出力画像(連結画像)の例を示す図である。 本発明の一実施形態においてサーチ速度が10倍速である場合の元画像と出力画像(連結画像)の例を示す図である。 本発明の一実施形態における画像特徴判定処理及び画像領域処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における画像領域処理の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における画像領域処理の他の例を示す図である。 本発明の一実施形態における短冊フレーム選別部の詳細を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における短冊フレーム選別処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における短冊フレーム選別処理全体の流れを概念的に示した図である。 本発明の一実施形態における短冊フレーム選別処理のうち上記選別処理(1)を概念的に示した図である。 本発明の一実施形態における短冊フレーム選別処理のうち上記選別処理(2)を概念的に示した図である。 本発明の一実施形態における短冊フレーム選別処理のうち上記選別処理(3)を概念的に示した図である。 本発明の一実施形態における短冊切り出し処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の一実施形態における短冊画像処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の一実施形態における短冊画像処理を概念的に示した図である。 本発明の一実施形態における短冊連結処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の一実施形態における短冊連結処理の方法の一例を概念的に示した図である。 本発明の一実施形態における短冊連結処理の方法の他の例を概念的に示した図である。 本発明の他の実施形態に係るPVRが有するソフトウェアの機能ブロックを示した図である。 本発明の他の実施形態における立体視処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の他の実施形態における立体視処理で処理されるオブジェクトの条件を示した図である。 本発明の他の実施形態における立体視処理の例を概念的に示した図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[PVRのハードウェア構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るPVR(Personal Video Recorder)のハードウェア構成を示す図である。
同図に示すように、このPVR100は、デジタルチューナ1、復調部2、デマルチプレクサ3、デコーダ4、記録再生部5、HDD(Hard Disk Drive)8、光ディスクドライブ9、通信部11を有する。またPVR100は、CPU(Central Processing Unit)12、フラッシュメモリ13、RAM(Random Access Memory)14を有する。さらにPVR100は、操作入力部15、グラフィック制御部16、映像D/A(Digital/Analog)コンバータ17、音声D/A(Digital/Analog)コンバータ18及び外部インタフェース19を有する。
デジタルチューナ1は、CPU12の制御に従って、アンテナAを介してデジタル放送の特定のチャンネルを選局して、番組のデータを含む放送信号を受信する。この放送信号は、例えばMPEG−2 TSフォーマットで符号化されたMPEGストリーム(TS:トランスポートストリーム)であるが、このフォーマットに限られるものではない。復調部2は、変調された当該放送信号を復調する。
デマルチプレクサ3は、多重化された上記放送信号を、映像信号、音声信号、字幕信号、SI(Service Information)信号等の各信号に分離し、デコーダ4へ供給する。
デコーダ4は、デマルチプレクサ3で分離された映像信号、音声信号、字幕信号、SI信号をそれぞれデコードする。デコードされた各信号は記録再生部5へ供給される。
記録再生部5は、記録部6及び再生部7を有する。記録部6は、デコーダ4によりデコードされ入力された映像信号及び音声信号を一時的に蓄積して、タイミングやデータ量を制御しながらHDD8や光ディスクドライブ9に出力して記録させる。また記録部6は、HDD8に記録されたコンテンツを読み出して光ディスクドライブ9に出力し、光ディスク10に記録させることも可能である。再生部7は、HDD8や光ディスク10に記録された映像コンテンツの映像信号及び音声信号を読み出し、タイミングやデータ量を制御しながらデコーダ4へ出力して再生させる。
HDD8は、デジタルチューナ1を介して受信した番組の映像データや、通信部11によりネットワーク50を介して受信される種々の映像データ、ユーザにより撮影された映像データ等のコンテンツを内蔵のハードディスクに記憶する。これらの記憶されたコンテンツが再生される際には、HDD8は、これらのデータを上記ハードディスクから読み出し、記録再生部5へ出力する。
またHDD8は、各種プログラムやその他のデータ等を記憶する場合もある。これらのプログラムやデータは、それらの実行時及び参照時に、CPU12の指令によりHDD8から読み出され、RAM14へ展開される。
光ディスクドライブ9は、上記HDD8と同様に、当該装着された光ディスク10に上記番組コンテンツ等の各種データを記録し、また記録されたデータを読み出すことが可能である。また上記各種プログラムは、これら光ディスク10等の可般性の記録媒体に記録され、光ディスクドライブ9によりPVR100にインストールされてもよい。光ディスクは例えばBD(Blu-ray Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)等である。
通信部11は、上記ネットワーク50に接続してTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等のプロトコルによりネットワーク50上の他の装置とデータのやり取りを行うためのネットワークインタフェースである。通信部11により受信されたデータが多重化されている場合、デマルチプレクサ3に供給される。
外部インタフェース19は、例えばUSBインタフェース、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)、メモリカードインタフェース等からなり、例えばデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮影装置や、メモリカード等と接続し、それらから、ユーザにより撮影された映像データを読み出す。
CPU12は、必要に応じてRAM14等にアクセスし、PVR100の各ブロックの処理を統括的に制御する。後述するが、本実施形態におけるPVR100は、コンテンツ(映像データ)の各フレームから短冊状の部分画像(以下、短冊画像と称する)を切り出し、当該複数の短冊画像を連結した連結画像を生成し、ユーザから高速サーチ(早送り/巻き戻し)操作があった場合に、当該連結画像を再生することができる。CPU12は、映像データの受信処理のほか、上記連結画像の生成処理において各ブロックを制御する。
ここで高速サーチ操作とは、例えば5倍速等、所定倍速以上の操作であるが、これに限られない。当該所定倍速に満たないサーチ操作があった場合には、単に各フレームが当該サーチ操作に合わせた速度で表示されることになる。
フラッシュメモリ13は、例えばNAND型のものであり、CPU12に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。またフラッシュメモリ13は、上記連結画像生成機能を有する映像再生アプリケーション等のソフトウェア及びその動作に必要な各種データを有する。
RAM14は、CPU12の作業用領域等として用いられ、上記映像データの再生処理、連結画像の生成処理等の最中に、OSやプログラム、処理データ等を一時的に保持するメモリである。
操作入力部15は、例えば複数のキーを有するリモートコントローラR(以下、リモコンRと称する)から、上記サーチ操作等のユーザの操作に応じた各種設定値や指令を入力してCPU12へ出力する。もちろん、操作入力部15は、リモコンRによらずに、PVR100に接続されたキーボードやマウス、PVR100に実装されたスイッチ、タッチパネル、タッチパッド等で構成されていても構わない。
グラフィック制御部16は、デコーダ4から出力された映像信号やCPU12から出力されるその他の映像データにOSD(On Screen Display)処理等のグラフィック処理を施し、例えばテレビジョン装置(以下、TVと称する)等のディスプレイDに表示させるための映像信号を生成する。
映像D/Aコンバータ17は、上記グラフィック制御部16から入力されたデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換して、映像出力端子等を介してTV等のディスプレイDへ出力する。
音声D/Aコンバータ18は、上記デコーダ4から入力されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して、音声出力端子等を介して、TV等のスピーカSへ出力する。
[PVRのソフトウェア構成]
図2は、上記PVR100が短冊連結処理のために有するソフトウェアの機能ブロックを示した図である。
同図に示すように、PVR100は、映像信号記録部21、特徴フレーム抽出部22、特徴フレーム記録部23、再生処理部24、フレームメモリ25、画像特徴判定部26、画像領域処理部27、短冊パラメータ決定部28、短冊フレーム選別部29、短冊切り出し部30、短冊画像処理部31、短冊連結部32、フレームメモリ33、表示処理部34、システムコントローラ35及びI/F部36を有する。
映像信号記録部21は、デジタルチューナ1により受信された放送番組、通信部11により受信された映像データ、外部I/F19により入力された映像データ等のコンテンツの映像信号を記録する。
特徴フレーム抽出部22は、上記映像信号記録部21に記録されたコンテンツまたはPVR100に入力され当該映像信号記録部21に記録される前のコンテンツから、特徴フレームを抽出する。特徴フレームは、例えばカット点やフェード区間の中間点等のシーンチェンジを示すフレームである。当該特徴フレームの抽出処理は、上記映像信号記録部21にコンテンツが記録された直後に実行されてもよいし、当該記録後、定期的に実行されてもよい。
特徴フレーム記録部23は、上記特徴フレーム抽出部22により抽出された特徴フレームを記録する。
再生処理部24は、上記映像信号記録部21からコンテンツを読み出し再生(デコード)する。
フレームメモリ25は、上記再生処理部24により再生されたコンテンツのフレームを一時的にバッファリングする。
画像特徴判定部26は、上記フレームメモリ25に蓄えられた各フレームが、後述する短冊連結処理を行うと弊害が生じるようなオブジェクトの画像を含むか否かを判定し、判定結果を画像領域処理部27へ出力する。ここでオブジェクトとは、例えば人の顔、体、動物、建物等の様々な有体物のほか、テロップ等の変化する文字領域も含む。
画像領域処理部27は、後述する短冊画像の切り出し元となる全ての入力フレームを複数の領域に分割し、分割された領域毎に重要度のランク付けを行い、当該ランク情報を短冊画像処理部31に出力する。ここで分割される領域には、フレームの中央部からの距離に応じて矩形状に分割される領域と、フレーム内のオブジェクトの形状によって分割される領域とがある。
短冊パラメータ決定部28は、ユーザによるサーチ操作のサーチ速度を基に、後述する短冊フレーム選別処理及びそれ以降の処理に必要なパラメータを決定し、短冊フレーム選別部29へ出力する。ここでパラメータとは、サーチ操作に応じて連結画像を表示する際の、同一出力画像の表示回数、短冊画像の枚数、間引きフレーム数、入力フレームのうち対象とするピクチャの種類等である。
また短冊パラメータ決定部28は、後述する短冊フレーム選別部29による短冊フレーム選別処理の結果を入力し、次の出力画像を生成するための入力フレーム位置を決定する。当該入力フレーム位置の決定処理は、短冊フレーム選別部29の処理結果を受けて、上記特徴フレームの直後のフレームを、次の連結画像生成用の入力フレームとして利用するか否かによって2つの処理に分かれるが、詳細は後述する。
短冊フレーム選別部29は、上記特徴フレーム抽出部22により抽出された特徴フレームと、上記画像領域処理部27により出力されたランク情報と、上記短冊パラメータ決定部28により決定されたパラメータと、ユーザによるサーチ操作のサーチ速度とを用いて、短冊パラメータ決定部28により決定されたパラメータに従った短冊元フレームをさらに最適化し、最終的な短冊元となるフレームを決定する。当該短冊元フレームの決定結果は、短冊パラメータ決定部28及び短冊切り出し部30へ出力される。詳細は後述するが、当該短冊フレーム選別処理は、特徴フレーム情報が含まれる時間(位置)情報を利用する処理、フレーム内の特徴を利用する処理、フレーム間の特徴を利用する処理に分けられる。
短冊切り出し部30は、上記短冊フレーム選別部29による選別情報にしたがって、複数のフレームから、短冊状に画像データを切り出し、短冊画像処理部31へ出力する。この際、短冊切り出し部30は、後述する短冊連結部32における連結処理を考慮して、各短冊画像を、その境界ぎりぎりではなく、ある程度のマージンを持って切り出す。
短冊画像処理部31は、画像領域処理部27により出力された領域毎のランク情報と、サーチ操作のサーチ速度とから画像処理の内容を決定した後、上記短冊切り出し部30により切り出された短冊画像に対して当該画像処理を施し、短冊連結部32へ出力する。
短冊連結部32は、短冊画像処理部31から出力された短冊画像を連結し、1フレームに相当する連結画像を生成し、フレームメモリ33へ出力する。詳細は後述するが、この際、短冊連結部32は、短冊画像の境界が滑らかになるよう画像処理を行う。
フレームメモリ33は、上記短冊連結部32から出力された連結画像を一時的にバッファリングする。
表示処理部34は、上記フレームメモリ33に蓄えられた連結画像を、上記パラメータにしたがってディスプレイDへ出力する。
システムコントローラ35は、CPU12と協働して、上記各ブロック21〜34の処理を統括的に制御する。
I/F部36は、上記操作入力部15と協働して、サーチ操作の入力の有無及びその速度を検出し、検出結果をシステムコントローラ35へ出力する。
[PVRの動作]
次に、本手法におけるPVR100の動作について、上記連結画像の生成処理及び表示処理を中心に説明する。以下の説明では、PVR100のCPU12を動作主体として説明するが、当該動作は、図1で示したその他のハードウェアや、上記図2で説明した映像表示アプリケーションの各部とも協働して実行される。
(連結画像表示処理の概要)
図3は、本実施形態に係るPVR100による連結画像表示処理の流れの概要を示したフローチャートである。
同図に示すように、まず、CPU12は、上記映像信号記録部21に記録されたコンテンツを入力し(ステップ41)、特徴フレーム抽出部22により、当該コンテンツの各フレームから上記特徴フレームを抽出する(ステップ42)。CPU12は、当該抽出した特徴フレームに関する情報を上記特徴フレーム記録部23に記録する(ステップ43)。またCPU12は、当該特徴フレームが抽出されたコンテンツの映像信号を映像信号記録部21へ記録する(ステップ44)。
続いてCPU12は、再生対象のコンテンツが変更されたか否かを判断する(ステップ45)。当該ステップ45は、処理開始から未だコンテンツが再生されていない状態においてはスキップされる。
続いてCPU12は、例えばコンテンツの再生リスト上でのユーザの操作に基づいて、再生するコンテンツを選択し(ステップ46)、当該コンテンツの再生を開始する(ステップ47)。
当該再生が開始された後、CPU12は、高速サーチ操作があったか否かを判断する(ステップ48)。当該高速サーチ操作があった場合(Yes)、CPU12は、サーチ速度の変更があったか否かを判断する(ステップ49)。本処理開始後コンテンツが初めて再生される場合には、当該ステップ49はYesとして処理される。当該高速サーチ速度の変更があった場合(Yes)、CPU12は、当該高速サーチ操作のサーチ速度を入力する(ステップ50)。
続いてCPU12は、上記短冊パラメータ決定部28により、上記高速サーチ速度を基に、後の短冊フレーム選別処理及びそれ以降の処理に必要なパラメータを決定する(ステップ51)。
続いてCPU12は、上記短冊パラメータ決定処理により決定された、連結画像作成に必要な枚数のフレームを入力し終えていないか否かを判断し(ステップ52)、入力し終えていない場合(Yes)には新たにフレームを入力する(ステップ53)。
続いてCPU12は、画像特徴判定部26により、入力されたフレームに、後の短冊画像の連結処理による弊害の要因となりうるオブジェクト領域(の位置、形状、大きさ)を判定する(ステップ54)。またCPU12は、入力されたフレームにおいて、その中央部からの距離に応じて、分割すべき複数の矩形領域を決定する。
続いてCPU12は、画像領域処理部27により、上記判定されたオブジェクト領域及び矩形領域毎に入力フレームを分割し、分割領域毎に重要度のランク付けを行う(ステップ55)。
CPU12は、連結画像作成に必要な枚数のフレームを入力し終えるまで、入力フレーム毎に上記ステップ52〜55の処理を繰り返し、当該処理を完了すると、短冊フレーム選別部29により、上記特徴フレーム情報と、上記ランク情報と、上記短冊パラメータと、上記高速サーチ速度とを用いて、連結画像の切り出し元となる短冊画像を選別する(ステップ56)。
続いてCPU12は、上記短冊切り出し部30により、上記選別された各フレームのそれぞれ異なる位置から短冊画像をそれぞれ切り出す(ステップ57)。
続いてCPU12は、上記短冊連結部32により、上記切り出した複数の短冊画像を連結して、連結画像を生成する(ステップ59)。
そしてCPU12は、表示処理部34により、上記上記生成した連結画像をディスプレイDへ表示する(ステップ60)。
CPU12は、以上の処理を、再生対象のコンテンツが変更される度、及び、再生コンテンツについて高速サーチ操作が行われる度に繰り返す(ステップ61)。
次に、以上説明した各処理の詳細について説明する。
(短冊パラメータ決定処理)
まず、上記ステップ51に示した短冊パラメータ決定処理の詳細について説明する。図4は、当該短冊パラメータ決定処理の流れを示したフローチャートである。
上述したように、当該入力フレーム位置の決定処理は、特徴フレームの直後のフレームを、次の連結画像生成用の入力フレームとして利用するか否かによって2つの処理に分かれる。
同図に示すように、CPU12はまず、各連結画像における入力フレームの開始位置の決定方法を決定する(ステップ71)。上述したように、本実施形態では、当該入力フレーム位置の決定処理は、前回の短冊フレーム選別部29の処理結果を、今回の連結画像の生成にあたって開始位置の決定処理に反映する方法と、反映しない方法とがある。図5は、当該入力フレームの開始位置の決定方法の2つの方法の概要を示した図である。
後述するが、短冊フレーム選別処理においては、複数の短冊画像で構成される連結画像において、特徴フレームが間に挟まれないように、すなわち異なるシーン・カットのフレームの短冊画像が混在しないように、短冊元のフレームが選別される。同図(A)は、当該フレーム選別処理の結果を反映させない場合、または、反映させるが連結画像を構成する短冊画像の元フレームが、特徴フレームを挟まない場合(以下、ケースAと称する)の入力フレームと出力フレーム(連結画像)との関係を示す。同図(B)は、上記フレーム選別処理の結果を反映させる場合であって、連結画像を構成する短冊画像の元フレームが特徴フレームを挟む場合(以下、ケースBと称する)の入力フレームと出力フレームとの関係を示す。同図では、連結画像を構成する短冊画像の枚数が6枚である例を示す。
同図(A)に示すように、ケースAでは、連結画像を構成する各短冊画像の各元フレームが特徴フレームを含んでいる場合、特徴フレーム以降のフレームは短冊画像の切り出し元としては利用されないこととなる。同図の例では、フレームf1〜f6のうち特徴フレーム以降のフレームf5及びf6は、連結画像c1には用いられず、フレームf13〜f18のうち特徴フレーム以降のフレームf16〜f18は、連結画像c3には用いられない。フレームf7〜f12には特徴フレームが含まれないため、連結画像c2にはフレームf7〜f12の全てのフレームが用いられることとなる。
この場合、入力フレームの開始位置は、直前の連結画像の生成に利用されなかったフレームがある場合(連結画像c1及びc3)には当該利用されなかったフレームの直後のフレーム(フレームf7及びフレームf19)となり、直前の連結画像の生成に全てのフレームが利用された場合(連結画像c2)には、当該利用されたフレームのうち最後のフレームの直後のフレーム(フレームf13)となる。
一方、同図(B)に示すように、ケースBでは、直前の連結画像生成処理において利用されたフレームの直後のフレームが次の連結画像生成処理において最初のフレームとして用いられることになる(フレームf5、f11、f13、f16)。この場合、連結画像の生成元となるフレーム数が連結画像毎に異なってくるため、サーチ速度は一定でなくなる。
CPU12は、上記ケースAとケースBのいずれの方法で入力フレームの開始位置を決定するかを、例えばユーザの選択により、または高速サーチ速度に応じて決定する。例えば、ケースAでは、サーチ速度が一定に保たれるという長所がある一方、最終的に短冊画像の切り出し元として利用されないフレームが存在するという短所もある。ケースBでは、間引きが無い限り全てのフレームが短冊画像の切り出し元として用いられるため、ユーザによる画像の見逃しが少ないという長所がある一方、サーチ速度が一定に保たれないため、短冊画像の連結画像としてサーチ画像を出力する効果が薄れる場合がある。
したがって、ユーザの選択により方法を決定する場合は、上記各ケースの長所及び短所を考慮して、目的に応じてユーザが選択することとなる。
また高速サーチ速度に応じて方法を決定する場合、ユーザの入力したサーチ速度が低速(例えば2倍速〜10倍速)である場合には、ユーザがシーンをじっくりサーチすることが想定されるため、CPU12は上記ケースBを選択してユーザの見逃しを防止する。一方、サーチ速度が高速(例えば10倍速以上)の場合には、ある程度の見逃しは防げないスピードであるため、CPU12は、サーチ速度を一定に保つことを優先して、上記ケースAを選択する。
図4に戻り、CPU12が、短冊フレーム選別処理の結果を反映させることを選択し(ステップ72のYes)、かつ、1フレーム過去の短冊元フレームが特徴フレームを挟んでいる(または特徴フレームである)場合(ステップ73のYes)、すなわち上記ケースBの場合、CPU12は、入力フレームの開始位置を、特徴フレームの次のフレームと決定する(ステップ74、75)。
一方、上記短冊フレーム選別処理の結果を反映させないことを選択した場合(ステップ72のNo)、または、当該結果を反映させることを選択し(ステップ72のYes)、かつ、1フレーム過去の短冊元フレームが特徴フレームを挟んでいない(または特徴フレームでない)場合、すなわち上記ケースAの場合、CPU12は、入力フレームの開始位置をそれらが等間隔となるように決定する(ステップ75、76)。
続いてCPU12は、短冊パラメータの決定処理に移る。まずCPU12は、上記高速サーチ速度を入力し(ステップ77)、同一の連結画像の表示回数(繰り返し回数)を決定する(ステップ78)。
続いてCPU12は、連結画像に用いられる短冊画像の枚数を決定し(ステップ79)、短冊画像の切り出し対象となるピクチャ種別を決定し(ステップ80)、さらに間引きフレーム数を決定する(ステップ81)。
図6は、上述の処理により決定される各パラメータの例を示した図である。
同図に示すように、サーチ速度が8倍速の場合、同じ連結画像の出力回数は1回であり、連結される短冊画像の枚数は8枚、間引きフレーム数は0枚、対象ピクチャは全種類のピクチャとなる。図7に、当該サーチ速度が8倍速である場合の元画像と出力画像(連結画像)の例を示す。同図に示すように、従来技術では、高速サーチ操作が行われた場合、連続する8枚のフレームについては最初の1枚のフレームの画像が出力されていた。しかし、本実施形態においては、連続する8枚のフレームのうち、各フレームが水平方向に8分割された短冊画像が、各フレームからそれぞれ1枚ずつ切り出され、連結される。切り出される短冊画像は、フレームの上方向から順に、1番目のフレームからはその1番目の短冊画像、2番目のフレームからはその2番目の短冊画像、というように、フレーム順に応じた位置の短冊画像が切り出される。
サーチ速度が15倍速の場合、同じ連結画像の出力回数は1回であり、連結される短冊画像の枚数は8枚、間引きフレーム数は1枚、対象ピクチャは全種類のピクチャとなる。図8に、当該サーチ速度が15倍速である場合の元画像と出力画像(連結画像)の例を示す。
サーチ速度が5倍速の場合、同じ連結画像の出力回数は3回であり、連結される短冊画像の枚数は8枚、間引きフレーム数は1枚、対象ピクチャは全種類のピクチャとなる。図9に、当該サーチ速度が5倍速である場合の元画像と出力画像(連結画像)の例を示す。
サーチ速度が10倍速の場合、同じ連結画像の出力回数は3回であり、連結される短冊画像の枚数は6枚、間引きフレーム数は5枚、対象ピクチャはIピクチャ及びPピクチャとなる。図10に、当該サーチ速度が10倍速である場合の元画像と出力画像(連結画像)の例を示す。Iピクチャ及びBピクチャの位置のみが対象とされたのは、実装の実現性が考慮された結果である。またこの場合はIピクチャ及びBピクチャの位置の制約を受けるため、一部の間引きフレーム数(フレームf13〜f15)は2枚とされる。
(画像特徴判定処理及び画像領域処理)
次に、上記図3のステップ54及び55で示した画像特徴判定処理及び画像領域処理の詳細について説明する。図11は、当該画像特徴判定処理及び画像領域処理の流れを示すフローチャートである。
同図に示すように、まずCPU12は、画像特徴判定処理をしていない入力フレームがあるか否かを判断し(ステップ101)、ある場合にはフレームを入力し(ステップ102)、当該フレームについて画像特徴(オブジェクト領域)の有無及び矩形領域の範囲を判定する(ステップ103)。またここでは、フレームにおけるオブジェクト領域の位置座標も検出される。当該位置座標情報は、例えばオブジェクトの水平方向及び垂直方向の端部と重なるような矩形の四隅の座標として検出され、後述する短冊フレーム選別処理におけるオブジェクト分断の有無の判定に用いられる。
続いてCPU12は、画像領域処理へ移る。まずCPU12は、フレームの矩形領域に関する画像領域処理(以下、処理(A)と称する)を実行し(ステップ104、105)、続いて上記オブジェクト領域に関する画像領域処理(以下、処理(B)と称する)を実行する。図12は、処理(A)及び(B)の各一例を概念的に示す図であり、図13は処理(A)及び(B)の各他の例を概念的に示す図である。
まず処理(A)において、CPU12は、上記矩形領域の範囲の判定結果に基づいて、フレームを矩形状の領域に分割し(ステップ104)、当該分割された領域毎に重要度を算出する(ステップ105)。当該矩形状の領域分割の例としては2つの例が考えられる。
1つの例は、図12に示すように、フレームを、その中央の矩形領域及びその周囲の複数段階の矩形枠領域に分割するものである。この例では中央の矩形領域の重要度が最も高く、その周囲の矩形枠領域については、中央の矩形領域から離れるにしたがって重要度が低くなる。
もう1つの例は、図13に示すように、フレームを水平方向に複数の矩形領域に分割するものである。この例では、フレームの垂直方向のみで重要度が判定される。すなわち、中央の矩形領域から上下方向に離れた矩形領域ほど、その重要度が低くなる。
図11に戻り、続いてCPU12は、処理(B)において、上記オブジェクト領域に関する特徴情報を入力し(ステップ106)、オブジェクト領域毎にフレームを分割する(ステップ107)。そしてCPU12は、当該分割されたオブジェクト領域毎に重要度を算出する(ステップ108)。当該オブジェクト領域毎の重要度算出処理としては、2つの例が考えられる。
1つの例は、図12に示すように、オブジェクトが何であるか(種別/名前)を認識した上で、重要度を算出するものである。例えば、人の顔、人の体(顔以外)、その他という各オブジェクトが認識された場合、顔の重要度が最も高く、次に体の重要度が高く、その他のオブジェクトは最も重要度が低くなる。当該オブジェクト認識は例えばパターンマッチング等の一般的な手法により行われる。画像領域処理部27は、当該オブジェクト認識のためのオブジェクト毎のパターン情報を記憶している。
2つ目の例は、図13に示すように、オブジェクトが何であるかは認識せずに、その大きさのみで重要度を算出するものである。この例では、オブジェクトの大きさが大きいほど重要度が高くなる。
図11に戻り、CPU12は、図12にも示すように、上記処理(A)及び処理(B)における各領域分割の結果を重ねて、領域の範囲を最終決定し(ステップ109)、処理(A)及び処理(B)で算出した各領域の重要度を掛け合わせて、領域毎の重要度を最終決定する(ステップ110)。そしてCPU12は、当該領域毎の重要度情報(ランク情報)を領域情報とともに短冊フレーム選別部29へ出力し(ステップ111)、処理対象のフレームが無くなるまで以上の処理を繰り返す(ステップ101)。当該領域情報には、上記オブジェクトの位置座標情報も含まれる。
(短冊フレーム選別処理)
次に、上記図3のステップ56で示した短冊フレーム選別処理の詳細について説明する。図14は、上記短冊フレーム選別部29の詳細を示すブロック図である。
同図に示すように、短冊フレーム選別部29は、短冊元フレーム候補決定部291、第1の短冊フレーム選別部292、第2の短冊フレーム選別部293、第3の短冊フレーム選別部及びランク閾値決定部295を有する。
短冊元フレーム候補決定部291は、上記短冊パラメータ決定部28から各種パラメータ情報を入力し、当該パラメータ情報を用いて短冊元となるフレーム候補を決定する。
第1の短冊フレーム選別部292は、特徴フレーム記録部23から特徴フレーム情報を入力し、当該特徴フレーム情報(時間情報)を用いて、上記短冊元フレーム候補を選別しなおす。この処理を以下選別処理(1)と称する。
ランク閾値決定部295は、上記画像領域処理部27から上記領域情報及びランク情報を入力し、システムコントローラから高速サーチ速度を入力して、当該領域情報、ランク情報及び高速サーチ速度情報とから、短冊元フレームの選別をしなおすか否かの基準となる、各領域のランクの閾値を決定する。
第2の短冊フレーム選別部293は、上記領域情報、ランク情報、高速サーチ速度及び上記決定された閾値の各情報、すなわち各フレーム内の特徴情報を基に、上記第1の短冊フレーム選別部292で選別しなおされた短冊元フレームを、さらに選別しなおす。この処理を以下選別処理(2)と称する。
第3の短冊フレーム選別部294は、上記第2の短冊フレーム選別部293で選別しなおされた短冊元フレームを、フレーム間の特徴情報(オブジェクト同士の重なり具合)を用いて最終的に選別しなおす。この処理を以下選別処理(3)と称する。
図15は当該短冊フレーム選別処理の流れを示すフローチャートである。また図16は当該短冊フレーム選別処理全体の流れを概念的に示した図である。また図17は、短冊フレーム選別処理のうち上記選別処理(1)を概念的に示した図であり、図18は、短冊フレーム選別処理のうち上記選別処理(2)を概念的に示した図であり、図19は、短冊フレーム選別処理のうち上記選別処理(3)を概念的に示した図である。
図15に示すように、まずCPU12は、上記短冊元フレーム候補決定部291により、短冊パラメータを入力し(ステップ121)、短冊元フレーム候補を決定する(ステップ122)。
続いてCPU12は、上記選別処理(1)に移る。当該選別処理(1)において、CPU12はまず、上記特徴フレーム記録部23から特徴フレーム情報を入力し(ステップ123)、当該特徴フレームが、上記複数の短冊元フレーム候補の間に挟まれているか否か、すなわち上記短冊元フレーム候補にシーンチェンジ点が含まれているか否かを判断する(ステップ124)。
特徴フレームが短冊元フレーム候補の間に挟まれていると判断した場合(Yes)、CPU12は、当該短冊元フレーム候補を、特徴フレームが挟まれないように、修正する(ステップ125)。
具体的には、CPU12は、短冊元フレーム候補のうち、特徴フレームより後のフレームを短冊元フレーム候補から削除する。例えば、図16及び図17に示すように、短冊元フレーム候補のフレームf1、f3、f5、f7、f9、f11のうち、特徴フレームであるフレームf9より後のフレームf11が削除される。この修正後の短冊元フレーム候補から連結画像が生成される場合、フレームf1、f3、f5、f7及びf9からは短冊画像が1枚ずつ用いられ、フレームf9からは2枚の短冊画像が用いられることになる。
続いてCPU12は、上記画像領域処理部27から、領域情報及び領域毎のランク情報を入力し(ステップ126)、システムコントローラ35から、高速サーチ速度を入力する(ステップ127)。続いてCPU12は、当該領域情報、ランク情報及び高速サーチ速度を基に、上記ランク閾値決定部295により、短冊元フレームの選別をしなおすか否かの基準となる、各領域のランクの閾値を決定する(ステップ128)。
続いてCPU12は、上記選別処理(2)へ移る。当該選別処理(2)において、CPU12はまず、未処理の短冊元フレーム候補があるか否かを判断し(ステップ129)、ある場合(Yes)には、上記パラメータに従えば処理対象の短冊元フレーム候補から短冊画像として切り出されることとされている領域(短冊領域)の情報を入力する(ステップ130)。
続いてCPU12は、上記短冊領域と、上記領域情報及びランク情報とを比較して、当該短冊領域に含まれる領域(オブジェクト領域及び矩形領域)の各重要度の最大値が上記決定された閾値以下であるか否かを判断する(ステップ131)。
上記短冊領域に含まれる領域の重要度の最大値が閾値以下である場合(Yes)、CPU12は、当該短冊領域を、隣接するフレームの同一位置の短冊領域へと修正する(ステップ132)。
図16及び図18では、上記図13に示したように、矩形領域の重要度が、水平方向に分割されたフレームの垂直方向において判断され、オブジェクト領域の重要度が、オブジェクトの大きさで判断される場合が示されている。この場合、CPU12は、上記閾値を重要度1とすると、フレームf1の短冊1−1の重要度は当該閾値以下であるため、当該短冊1−1に代えて、当該閾値以上の重要度を有する、隣接するフレームf2の同一位置の短冊2−1が用いられるように、1番目の短冊画像が切り出されるための短冊元フレーム候補をフレームf1からフレームf2に変更する。
ここで、フレームf5の短冊5−3は、オブジェクト領域を有していないが、上記垂直方向における重要度が高いため、短冊元フレーム候補f5は変更されない。
CPU12は、以上の選別処理(2)を、未処理の短冊元フレーム候補がなくなるまで繰り返す(ステップ129)。
続いてCPU12は、上記選別処理(3)へ移る。当該選別処理(3)において、CPU12はまず、未処理の短冊元フレーム候補があるか否かを判断し(ステップ133)、ある場合(Yes)には、処理対象の短冊元フレーム候補の上記短冊領域の情報を入力する(ステップ134)。
続いてCPU12は、当該短冊領域が短冊画像として用いられると、当該短冊画像によって、他の短冊元フレーム候補に含まれるオブジェクトが分断されることになるか否かを判断する(ステップ135)。
続いてCPU12は、当該オブジェクトが分断されないように他の短冊元フレーム候補の短冊領域を選択した場合に、連結画像において当該オブジェクトの領域が他のオブジェクトの領域と重なるか否かを判断する(ステップ136)。
CPU12は、当該オブジェクトと他のオブジェクトとの間でそれらの重要度を比較し、重要度が低い方のオブジェクトが含まれるフレームを短冊元フレーム候補から外し、重要度の高い方のオブジェクトが含まれるフレームを短冊元フレーム候補とする(ステップ138)。
上記ステップ136において、上記オブジェクトの領域が他のオブジェクトの領域と重ならないと判断された場合(No)、CPU12は、上記オブジェクトが分断されないように、当該オブジェクトを分断してしまう短冊領域の代わりに、オブジェクトを全て包含する複数の短冊領域を有するフレームを短冊元フレーム候補として選別する(ステップ139)。
ここで、上記分断の有無の判断には、座標判定が用いられる。すなわち、CPU12は、上記領域情報に含まれる、オブジェクトの位置座標情報としての矩形座標の範囲が、上記短冊領域の座標範囲と重なっているか否かで分断の有無を判断する。
また、オブジェクトが分断されないような短冊領域を有するフレームを選別するためには、CPU12は、上記矩形座標範囲を全て包含する短冊領域を有する短冊元フレーム候補を選択する。
例えば、図16及び図19に示した例では、上記選別処理(1)にしたがった短冊元フレームから短冊画像を切り出すとすると、後の連結画像においては、オブジェクトO1がフレームf2の短冊2−1とフレームf3の短冊3−2とで分断されて表示されることとなる。そこでCPU12は、当該オブジェクトO1が分断されないように、上記短冊3−2に代えて、上記フレームf2の短冊2−2が用いられるように、連結画像における2番目の短冊画像の短冊元フレーム候補を、フレームf3からフレームf2へと変更する。
また上記連結画像では、オブジェクトO2が、フレームf7の短冊7−4のみで表示され、かつ、分断されてしまうこととなる。そこで、フレームf7の短冊7−3〜短冊7−6までの4つの短冊領域を用いるとオブジェクトO2は分断されなくなる。しかし、そうすると、オブジェクトO2とオブジェクトO3の領域範囲が一部重複しているため、連結画像においてオブジェクトO3が表示されなくなってしまう。そこでCPU12は、オブジェクトO2とO3の各重要度を例えばそれらの大きさにより比較し、重要度の高いオブジェクトO2が表示されるように、すなわちフレームf7の短冊7−3〜短冊7−6が用いられるように、連結画像における3番目〜6番目の短冊画像の短冊元フレームとして、フレームf7を選択する。
CPU12は、以上の選別処理(3)を、未処理の短冊元フレーム候補がなくなるまで繰り返す(ステップ133)。これにより短冊元フレーム候補は最終的に短冊元フレームとして選別される。
ここで「重要度」は、ユーザによる高速サーチにとっての重要度であり、単にオブジェクトの有無で判断されるものではない。フレームにオブジェクトが含まれていない場合でも、例えば、ユーザが、「青空を映したカットから再生したい」、「人も家具もない部屋(壁や床・天井など)を映したカットから再生したい」といった要望を有している場合もある。本実施形態では、上記選別処理(2)において、フレームの中央の絵柄がサーチのキーになりやすいことも考慮され、垂直方向や中央/周辺領域において重要度が定義されている。
したがって、上記各短冊元フレームの各中央のいずれにもオブジェクトが存在しない場合には、当該中央の短冊領域がそのまま用いられることとなる。
(短冊切り出し処理)
次に、上記図3のステップ57で示した短冊切り出し処理の詳細について説明する。図20は、当該短冊切り出し処理の流れを示したフローチャートである。
同図に示すように、CPU12はまず、上記短冊フレーム選別部29による短冊フレーム選別処理の結果を入力する(ステップ141)。
続いてCPU12は、未処理の短冊元フレームがあるか否かを判断し(ステップ142)、ある場合(Yes)、当該短冊元フレームを入力する(ステップ143)。
続いてCPU12は、上記入力された短冊元フレームについて、切り出しのマージン量を決定する(ステップ144)。上述したように、本実施形態では、短冊連結部32による短冊連結処理において短冊境界に滑らか連結処理を行うことを考慮し、境界ギリギリでなく、ある程度のマージンを持って切り出す。当該マージン量は、例えば連結画像を構成する短冊画像の枚数(短冊画像の縦方向の長さ)等に応じて適宜決定される。
続いてCPU12は、上記入力された短冊フレーム選別結果にしたがって、短冊元フレームから短冊画像を切り出す(ステップ145)。
CPU12は、以上の処理を、全ての短冊元フレームについて繰り返し(ステップ142)、全ての短冊元フレームについて切り出し処理を完了すると、当該切り出した短冊画像を短冊画像処理部31へ出力する(ステップ146)。
(短冊画像処理)
次に、上記図3のステップ58で示した短冊画像処理の詳細について説明する。図21は、当該短冊切り出し処理の流れを示したフローチャートである。また図22は、当該短冊画像処理を概念的に示した図である。
同図に示すように、CPU12はまず、上記領域情報及びランク情報を入力し(ステップ151)、上記高速サーチ速度を入力する(ステップ152)。
続いてCPU12は、上記領域情報、ランク情報及び高速サーチ速度を基に、短冊画像内の領域について、重要度(ランク)の閾値、すなわち、後述する画像簡略化のための画像処理を施すか否かの基準となる閾値を決定する(ステップ153)。
続いてCPU12は、未処理の短冊画像があるか否かを判断し(ステップ154)、ある場合(Yes)は、上記短冊切り出し部30から出力された複数の短冊画像のうち1枚を入力する(ステップ155)。
そしてCPU12は、上記閾値に基づいて、各短冊画像に、重要度の低い領域の画像を簡略化するための画像処理を施す(ステップ156)。ここで簡略化のための画像処理とは、例えばぼかし処理、色の削除処理、黒等の他の画素値への代替処理等である。CPU12は、以上の処理を、全ての短冊画像について繰り返す(ステップ151)。
上記閾値は、例えば図22(A)に示すように、サーチ速度が大きくなるほど高く設定される。すなわち、同図(A−1)に示すように、サーチ速度が小さい場合には閾値も低く設定され、短冊画像のどの領域の画像も簡略化されないが、同図(A−2)及び(A03)に示すように、サーチ速度が大きくなるほど、短冊画像における各領域の重要度の閾値は高くなり、閾値以下の領域には上記画像処理が施される。同図(A−2)においては、上記図12でも示したように、最も外側の矩形枠領域の重要度が最も低いため、当該矩形枠領域に相当する、各短冊画像内の画像が簡略化処理される。同図(A−3)においては、さらに閾値が高くなることで、同図(A−2)の場合よりもさらに内側の矩形枠領域の画像に相当する、各短冊画像内の画像まで簡略化される。
同図(B)は、当該同図(A−3)の場合における各短冊画像S1〜S6の画像処理の様子を示す。同図に示すように、上記フレーム選別処理において、一定以上の重要度を有するフレームが短冊元フレームとして選別されているため、短冊画像全体の領域が簡略化処理されることはほぼなくなる。例えば短冊画像S1においては、当該短冊画像S1の切り出し元となった短冊領域は、フレーム中央からの距離に関しては重要度が低いが、三角形のオブジェクトOの領域は重要度が高くなり、上記閾値以上となるため、簡略化処理されずに残っている。
ここで、サーチ速度が大きくなるほど簡略化される領域が増えるように処理されるのは、サーチ速度が大きいほどユーザの視点が連結画像の中央に集まる傾向があるという前提に基づいている。
(短冊フレーム連結処理)
次に、上記図3のステップ59で示した短冊切り出し処理の詳細について説明する。図23は、当該短冊切り出し処理の流れを示したフローチャートである。
同図に示すように、まずCPU12は、上記切り出し後、画像処理が施された各短冊画像を入力し(ステップ161)、短冊連結処理の手法を決定する(ステップ162)。
ここで、本実施形態では、短冊連結処理には2種類の連結手法が考えられる。図24は第1の連結手法を示した図であり、図25は第2の連結手法を示した図である。
図24に示すように、第1の連結手法では、2枚の短冊画像のうち、上記各マージン部分の画素が所定比率で足し込まれることで2枚の短冊画像が連結される。数ライン単位で足し込み比率が変えられることで、2枚の短冊画像が滑らかに繋がって見える。
例えば、短冊Aの画素の比率をα/γ、短冊Bの画素の比率をβ/γ((α+β)/γ=1.0)とした場合、連結領域の出力画素の値は以下の混合式により算出される。
out = (α*A+β*B)/γ
[α,β,γ] =[1,31,32] ,[2,30,32]...
すなわち、連結領域において、上側の短冊画像Aに近いほど短冊画像Aの画素の比率が高くなり、下側の短冊画像Bに近いほど短冊画像Bの画素の比率が高くなる。また連結領域の水平方向においては、例えば左側に短冊画像Aの画素が配置され、右側に短冊画像Bの画素が配置される。
また、連結領域の垂直方向において、階調は例えば32(γ)とされ、ライン幅は例えば4とされる。当該ライン幅は、本実施形態においては、1枚の連結画像において連結される短冊画像の枚数によらず固定とされるが、連結される短冊画像の枚数に応じて変更されてもよい。
図25に示すように、第2の連結手法においては、上記連結領域において、2枚の短冊画像のいずれかの各マージン部分の各画素が、1画素単位または数画素単位で切り替えられて配置される。
連結領域の水平方向において、上記切り替えは、規則的に行われてもよいし、ランダムに行われてもよい。同図の例は、上記切り替えが規則的に行われ、同一の短冊画像の画素が極力縦横に繋がらないようにされた場合を示している。
連結領域の垂直方向においては、上側の領域ほど短冊画像Aの画素数の比率が高く、下側の領域ほど短冊画像Bの画素数の比率が高くなる。当該各画素数の比率は、例えば数ライン単位で変更される。
図23に戻り、CPU12は、連結処理の手法を決定すると、各手法における連結パラメータを決定する(ステップ163)。連結パラメータとは、例えば上記第1の連結手法においては上記階調やライン幅であり、上記第2の連結手法においては水平方向における上記画素の切り替え手法及びその単位、垂直方向における画素数比率の変更単位等である。
続いてCPU12は、各短冊画像の連結処理において、未処理の画素があるか否かを判断し(ステップ164)、ある場合(Yes)には、処理対象の画素を設定し(ステップ165)、当該設定された画素が、上記連結領域(マージン領域)内であるか否かを判断する(ステップ165)。
処理対象の画素が連結領域内である場合(Yes)、CPU12は、2枚の短冊画像から、上記各手法にしたがって画素値を計算する(ステップ167)。一方、処理対象の画素が連結領域外である場合(No)、CPU12は、1枚の短冊画像から画素値を取得する(ステップ168)。
そしてCPU12は、処理対象の位置の画素について、最終的な出力画素を決定する(ステップ169)。CPU12は、以上の処理を、1枚の連結画像を構成する全ての短冊画像の全ての画素について繰り返し(ステップ164)、全ての画素について処理を完了すると(ステップ164のNo)、連結画像としての1フレームを上記フレームメモリ33へ出力する(ステップ170)。そして、当該フレームメモリ33に出力された連結画像が、表示処理部34によりディスプレイDへサーチ画像として出力される。
[まとめ]
以上説明したように、本実施形態によれば、PVR100は、ユーザからサーチ操作があった場合に、複数のフレームの短冊画像を連結した連結画像をサーチ画像として出力し、かつ、当該連結画像において、シーンチェンジ等の特徴フレームを挟む複数のフレームから短冊画像が切り出されないように制御することができる。したがってPVR100は、シーンチェンジ等により映像内容に相関が無いフレームの短冊画像同士が連結されてしまい、ユーザにとって見づらく内容も把握しにくい連結画像がサーチ画像として再生されるのを防ぐことができる。
またPVRは、各短冊元フレーム候補内の各領域の重要度(ランク)に応じて短冊元フレームを選別しなおすことで、連結画像において重要なシーンがユーザに見逃されるのを防ぐことができる。
[変形例]
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
上述の実施形態においては、処理対象の映像データは二次元画像であったが、三次元画像が処理対象とされてもよい。ここで三次元画像とは、立体視のために、ユーザの左右の両眼(2視点)から見た両眼視差画像(左右画像)と、画素単位の奥行情報とを有するフォーマットであるが、これに限られない。
図26は、三次元画像が処理対象とされる場合にPVR100が有するソフトウェアの機能ブロックを示した図である。同図に示すように、三次元画像が処理される場合、PVR100には、上記図2で示したブロック図と比較して、奥行情報記録部37及び立体視処理部38が追加される。また同図においては、映像信号記録部21に入力される映像信号は、上記左右画像を表す左右映像信号である。以下の説明においては、上述の実施形態と同様の機能を有する各ブロックには同一の符号を付し、説明を省略する。
奥行情報記録部37は、上記左右映像信号と同期して入力される奥行情報を記憶する。
立体視処理部38は、短冊フレーム選別部29から入力される短冊元フレームの情報と、画像特徴判定部26から入力される画像特徴情報と、上記奥行情報記録部37から入力される奥行情報と、システムコントローラ35から入力される高速サーチ速度とを基に、短冊連結部32から入力される連結画像を、高速サーチにとって最も見やすい出力画像へと変換する。
図27は、上記三次元画像が処理対象とされる場合の上記連結画像の表示処理の流れを示したフローチャートである。同図においては、上述の実施形態と同様に連結画像が生成された後の処理が示されている。また同図においても、上記PVR100のCPU12を動作主体として説明する。
当該処理は、連結画像について、三次元表示が表示に適さない領域については二次元表示を行う処理(立体視処理(1))と、連結画像内のオブジェクトの「距離」が視聴に適さない場合に当該「距離」調整した上で連結画像の表示を行う処理(立体視処理(2))とを含む。ここで「距離」とは、オブジェクトが、ユーザから見て、ディスプレイの画面から飛び出して見えるか、引っ込んで見えるかを表す。
同図に示すように、CPU12はまず、未処理の連結画像があるか否かを判断し(ステップ171)、ある場合(Yes)には、当該連結画像を入力する(ステップ172)。
続いてCPU12は、上記短冊フレーム選別部29から短冊元フレームの選別結果情報を入力する(ステップ173)。
続いてCPU12は、当該処理対象の連結画像について、未処理の画素があるか否かを判断し(ステップ174)、ある場合(Yes)には、上記立体視処理(1)へと移る。
当該立体視処理(1)において、CPU12はまず、上記画像特徴判定部26から画像特徴情報を入力し(ステップ175)、システムコントローラ35から高速サーチ速度を入力する(ステップ176)。
続いてCPU12は、上記入力された画像特徴情報及び高速サーチ速度を基に、連結画像の各画素が、三次元表示に適さないか否かを判断する(ステップ177)。例えば、サーチ速度が速く(例えば10倍速以上)、連結画像として一瞬しか表示されない場合には、例えば細かい模様の服を着た人物や、情報番組等のフレームに含まれる文字量が多い領域に属する画素等は、三次元表示に適さない画素であると判定される。
続いてCPU12は、上記判定結果により、対象画素を二次元で表示すべきか否かを判断する(ステップ178)。当該画素を二次元で表示すべきであると判断した場合(Yes)、CPU12は、三次元画像用の画素を二次元画像用の画素へと変換する(ステップ179、立体視制限処理(1))。具体的には、CPU12は、左右画像の対応する画素のうち、右眼用画像の画素を用いずに、左眼用画像の画素を出力画素に設定する。
一方、CPU12は、上記ステップ178において対象画素を三次元表示すべきであると判断した場合(No)、立体視処理(2)へと移る。図28は、上記立体視処理(2)で処理されるオブジェクトの条件を示した図であり、図29は、上記立体視処理(2)の例を概念的に示した図である。
当該立体視処理(2)において、CPU12はまず、システムコントローラ35から、上記高速サーチ速度を入力する(ステップ180)。
続いてCPU12は、上記奥行情報記録部37から奥行情報を入力する。ここで当該奥行情報は、図28(A)に示すように、ユーザから見た、連結画像内の各オブジェクトの、ディスプレイに対する距離である。すなわち、ユーザにとって飛び出して見えるオブジェクト(オブジェクトO1)は距離が小さく、引っ込んで見えるオブジェクト(オブジェクトO3)は距離が大きい。またオブジェクトO2は、二次元画像と同様にディスプレイと同一平面上に存在するように見える。
また同図(B)に示すように、上記オブジェクトのうち、上記飛び出し側のオブジェクトO1は左側に右眼用画像、右側に左眼用画像を有し、引っ込み側のオブジェクトO3は右側に右眼用画像、左側に左眼用画像を有する。ディスプレイ上のオブジェクトO2では左眼用画像と右眼用画像とは完全に重なっている。同図(C)は、上記各オブジェクトの左右画像の水平ずれを調整して完全に二次元表示にした様子を示す。
図27に戻り、CPU12は、上記高速サーチ速度及び奥行情報を基に、処理対象の画素に奥行方向で制限を加えるべきか否かを判定する(ステップ182)。そして、当該制限を加えるべきであると判定した場合(ステップ183のYes)、CPU12は、飛び出しすぎ、または引っ込みすぎの画素について、奥行位置の調整処理を実行する(ステップ184、立体視制限処理(2))。制限を加えるべきでないと判定した場合(No)、CPU12は、当該画素をそのまま三次元画像として表示する(ステップ185)。
具体的には、CPU12は、処理対象の画素が飛び出しすぎ、または引っ込みすぎである場合には、当該画素をディスプレイ側へ移動させるように調整を行う。当該調整は、具体的には、左右画像の水平方向のずれ量を調整することで行われる。当該立体視制限処理としては、2つの例が挙げられる。
1つ目の例では、上記ステップ182の奥行方向の判定処理において、上記高速サーチ速度が、所定の閾値を越えた場合には、連結画像の全ての画素が処理対象と判定され、上記ステップ184において、対象画素が完全に二次元の画素として表示される。この場合、図29(A)に示すように、高速サーチ速度が閾値を超えた場合には、全ての画素がディスプレイ側へ移動される。これにより、各オブジェクトは、上記図28(C)に示すように、いずれも水平方向の位置ずれを調整されて、二次元画像として表示される。これにより、通常再生時には三次元表示されていたフレームも、高速サーチ時には二次元画像として表示されるため、ユーザの違和感が解消される。
2つ目の例では、上記ステップ182の奥行方向の判定処理において、所定の閾値以上の奥行情報を持つ領域(画素)、すなわち、飛び出しすぎ、または引っ込みすぎの領域が処理対象と判定され、上記ステップ184において、上記特定の領域に対しては、左右画像の水平方向のずれ量が調整される。当該所定の閾値は、上記高速サーチ速度に応じて変化する。これにより、図29(B)に示すように、高速サーチ速度が大きくなるほど、飛び出し側及び引っ込み側の画素がディスプレイ側へ移動され、より二次元に近い形で表示される。したがって、連結画像において、飛び出しすぎ、または引っ込みすぎな領域はなくなり、サーチ画像として違和感のないように表示されることになる。
上記図21及び図22に示した短冊画像処理及び上記図26〜図29に示した立体視処理は、上記短冊画像や連結画像ではなく、通常の1枚のフレームに対して実行されてもよい。すなわち、従来、サーチ操作があった場合に出力されていたような、1枚のサーチ画像に対して、サーチ速度に応じた一部画像の簡略化処理が実行されてもよいし、当該サーチ画像が三次元画像である場合には、上記立体視処理が実行されてもよい。
上述の実施形態においては、上記短冊フレーム選別処理として選別処理(1)〜(3)が実行されたが、当該選別処理(2)及び(3)は必須ではなく、選別処理(1)のみによってフレームが餞別されてもよい。
上述の実施形態においては、オブジェクトとして人の顔や体が例として挙げられたが、もちろん、これ以外のあらゆるオブジェクト(テロップ等の文字領域も含む)について同様の処理が実行されうる。
上述の実施形態及び変形例においてPVR100により実行されるとして説明された処理は、例えばテレビジョン装置、PC(Personal Computer)、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話機、スマートフォン、記録再生装置、ゲーム機器、PDA(Personal Digital Assistants)、電子ブック端末、電子辞書、携帯型AV機器等、その他のあらゆる電子機器でも同様に実行可能である。
4…デコーダ
7…再生部
8…HDD
11…通信部
12…CPU
13…フラッシュメモリ
15…操作入力部
21…映像信号記録部
22…特徴フレーム抽出部
23…特徴フレーム記録部
24…再生処理部
25…フレームメモリ
26…画像特徴判定部
27…画像領域処理部
28…短冊パラメータ決定部
29…短冊フレーム選別部
31…短冊画像処理部
32…短冊連結部
33…フレームメモリ
34…表示処理部
35…システムコントローラ
36…インタフェース部
37…奥行情報記録部
38…立体視処理部
50…ネットワーク
100…PVR
291…短冊元フレーム候補決定部
292…第1の短冊フレーム選別部
293…第2の短冊フレーム選別部
294…第3の短冊フレーム選別部
295…ランク閾値決定部

Claims (13)

  1. 複数のフレームを有する映像データと、当該複数のフレームのうち、所定の映像特徴を含む特徴フレームに関する特徴フレーム情報とを記憶する記憶部と、
    前記記憶された映像データを再生する再生部と、
    前記再生された映像データについて、任意の速度による早送りまたは巻き戻しを指示するユーザのサーチ操作を受け付ける操作受付部と、
    前記サーチ操作が受け付けられた場合に、当該サーチ操作受け付け時点のフレームから所定数の候補フレームを抽出し、当該候補フレームから、前記特徴フレームを間に挟まない複数のフレームを選別し、当該選別された複数のフレームの互いに異なる部分からそれぞれ部分画像を抽出し、当該各部分画像を時系列順に連結して連結フレームを生成し、当該連結フレームを前記再生部に再生させる制御部と
    を具備する電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記複数のフレームのうち少なくとも1つは、任意のオブジェクトを示すオブジェクト画像を含み、
    前記制御部は、前記部分画像の抽出により前記オブジェクト画像が分断されないように、前記選別された複数のフレームを選別しなおす
    電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記制御部は、前記選別された各フレーム内の複数の領域毎の重要度を算出し、当該各フレーム内の各領域のうち前記重要度が所定の閾値未満である領域から前記部分画像が抽出されないように、前記選別された複数のフレームを選別しなおす
    電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器であって、
    前記各領域は、前記各フレームが、前記各フレームの中央部からの複数の距離範囲毎に分割されたものであり、
    前記重要度は、前記各フレームの中央部と前記各領域との距離が小さくなるほど高くなるように決定される
    電子機器。
  5. 請求項3に記載の電子機器であって、
    前記各領域は、前記各フレームから検出されたオブジェクトにより分割される領域であり、
    前記重要度は、前記各フレームにおける前記検出されたオブジェクトの大きさが大きいほど高くなるように決定される
    電子機器。
  6. 請求項2に記載の電子機器であって、
    前記記憶部は、前記オブジェクト画像が表すオブジェクト毎の重要度を示す重要度情報を記憶し、
    前記制御部は、前記選別された各フレームから前記オブジェクト画像により表されるオブジェクトを認識し、前記記憶された重要度情報を基に、当該認識されたオブジェクトのうち所定の閾値以上の重要度を有するオブジェクトのオブジェクト画像が前記部分画像に含まれるように、前記選別された複数のフレームを選別しなおす
    電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器であって、
    前記制御部は、前記部分画像の抽出により、前記選別された複数のフレームのうち第1のフレームに含まれる第1のオブジェクト画像が分断されないように前記選別された複数のフレームを選別しなおすと、前記選別された複数のフレームのうち第2のフレームに含まれる第2のオブジェクト画像が前記連結フレームに含まれなくなる場合は、前記第1のオブジェクト画像により表される第1のオブジェクトと、前記第2のオブジェクト画像により表される第2のオブジェクトのうち、前記重要度が高いオブジェクトを表すオブジェクト画像が前記連結フレームに含まれるように、前記選別された複数のフレームを選別しなおす
    電子機器。
  8. 請求項3に記載の電子機器であって、
    前記制御部は、前記選別された複数のフレームからそれぞれ抽出された前記各部分画像から生成されるべき連結フレームのうち、当該連結フレームの中央部から所定範囲の領域と、前記重要度が前記所定の閾値以上である領域とを除く領域の画像に対応する、前記各部分画像内の画像を簡略化するための所定の画像処理を実行する
    電子機器。
  9. 請求項8に記載の電子機器であって、
    前記制御部は、前記所定範囲の領域の面積を、前記早送りまたは前記巻き戻しの速度が大きくなるにしたがって小さくする
    電子機器。
  10. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記制御部は、連結対象の2つの前記部分画像を所定領域分だけオーバーラップさせ、かつ、当該各部分画像の前記各所定領域から所定比率で画素を抽出することで前記各部分画像を連結する
    電子機器。
  11. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記制御部は、前記再生された連結フレームに続けて再生される連結フレームを、前記特徴フレームの直後のフレームから抽出される前記所定数の前記候補フレームを基に生成する
    電子機器。
  12. 複数のフレームを有する映像データと、当該複数のフレームのうち、所定の映像特徴を含む特徴フレームに関する特徴フレーム情報とを記憶し、
    前記記憶された映像データを再生し、
    前記再生された映像データについて、任意の速度による早送りまたは巻き戻しを指示するユーザのサーチ操作を受け付け、
    前記サーチ操作が受け付けられた場合に、当該サーチ操作受け付け時点のフレームから所定数の候補フレームを抽出し、
    前記候補フレームから、前記特徴フレームを間に挟まない複数のフレームを選別し、
    前記選別された複数のフレームの互いに異なる部分からそれぞれ部分画像を抽出し、
    前記各部分画像を時系列順に連結して連結フレームを生成し、
    前記連結フレームを再生する
    画像処理方法。
  13. 電子機器に、
    複数のフレームを有する映像データと、当該複数のフレームのうち、所定の映像特徴を含む特徴フレームに関する特徴フレーム情報とを記憶するステップと、
    前記記憶された映像データを再生するステップと、
    前記再生された映像データについて、任意の速度による早送りまたは巻き戻しを指示するユーザのサーチ操作を受け付けるステップと、
    前記サーチ操作が受け付けられた場合に、当該サーチ操作受け付け時点のフレームから所定数の候補フレームを抽出するステップと、
    前記候補フレームから、前記特徴フレームを間に挟まない複数のフレームを選別するステップと、
    前記選別された複数のフレームの互いに異なる部分からそれぞれ部分画像を抽出するステップと、
    前記各部分画像を時系列順に連結して連結フレームを生成するステップと、
    前記連結フレームを再生するステップと
    を実行させるプログラム。
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