JP2011243536A - 着脱式照明具 - Google Patents

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Kazuomi Nomoto
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Abstract

【課題】 建物の内壁や天井板部等の装着板部への着脱時の作業性を向上させ、かつ装着板部などに損傷を与えないように改良した着脱式照明具を提供する。
【解決手段】 ダウンライト等の照明具1であって、光源2を有する基体部3、発光面5、フランジ6を有する本体7に、回動可能に保持されるコイル状部10aと第1アーム10b、第2アーム10cを有する捩りばね10を備え、捩りばね10は装着板部20の開口21へのセット状態において、フランジ6と第1アーム10b、第2アーム10cで固定保持され、一方、セット状態から引き抜かれる際には、第1アーム10b、第2アーム10cの捩り荷重が解消されて装着板部20の開口21から照明具1が取り外されることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、天井などの開口に器具本体を埋め込んで取り付けるようにした、いわゆるダウンライト型で、簡易な取付作業を実現させる着脱式照明具に関する。
従来、光源を内包して天井面に形成された取付穴に装着するダウンライト型の照明器具としては、器具本体に設けられた相対する一対の板ばねを有し、この板ばね相互の間隔を狭めるように、ばねの弾発力に抗した力を加えながら一対の板ばねを取付穴に挿入し、その後は、板ばね相互が離れる方向に働くばねの弾発力によって取付穴に器具本体を保持させるようにして装着するものが知られている(特許文献1参照)。
特開2003−86019号公報
ところが、このような構造の照明器具は、この板ばね相互の間隔を狭めるように、ばねの弾発力に抗した力を加えながら取付穴に挿入しなければならず、作業場所が特に天井であれは作業者の上向き姿勢も影響しているため作業性が悪く、しかも、照明器具の取替えは、装着時と逆に板ばね相互の間隔を狭くしなければならず、そのような状態で取付穴から照明器具を抜き出すと、板ばねがその弾発力によって取付穴の内周などを傷付けたり、取付穴が形成される天井などの化粧部材を損傷させてしまう問題を有している。
本発明は上記した現状に鑑みてなされたものであり、建物の内壁や天井板部等の装着板部への着脱時の作業性を向上させ、かつ装着板部などに損傷を与えないように改良した着脱式照明具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の着脱式照明具は、天井板部等の所定の厚みを有する装着板部に形成された開口に嵌め込まれるように、かつ着脱可能に装着されるダウンライト等の照明具であって、内部に光源を有する基体部と、その基体部の頂部とは反対側の端面に形成され、前記光源からの光を直接又は透光カバーを介して外部に照射する発光面と、その発光面の周囲を環状に又は不連続に取り囲むように形成され、前記基体部の端面から側方へ突出するフランジとを有する本体と、その本体の外周面の少なくとも2箇所の均等位置において、前記発光面に沿う向きに形成された複数の支持軸部と、コイル状部を有する捩りばねの一端部及び他端部として、又はそれら一端部及び他端部からそれぞれ一体的に延びる延長部として形成され、前記支持軸部に捩りばねのコイル状部が回動可能に保持されることにより、該支持軸部の周りに回動可能に配置された第1アーム及び第2アームとを備え、第1アームと第2アームとは、無負荷状態で鋭角状に側方に開くように交差し、かつ前記装着板部の開口に挿入する際には起立位置とされ、その起立状態では第1アームの先端部が前記本体の頂部側に、第2アームの先端部が該頂部側より前記発光面寄りに位置し、第2アームの先端部における前記本体の中心線からの距離は、第1アームの先端における同距離より大きくされ、前記本体が前記装着板部の開口にその頂部側から挿入される過程で、第1アームの先端部は該開口を通過し、他方、第2アームは前記装着板の開口周辺の外側面に干渉して前記支持軸部の周りに捩りばねを回動させ、それにより第1アームを前記起立位置から該本体の前記発光面側へ戻るように回動させるとともに、前記本体がなおも前記装着板部の開口の奥へ押込まれる過程で、第2アームは前記開口の中心線側へ接近するように回動しつつ該開口の内周面に押し付けられ、それに連動して第1アームがさらに前記発光面側へ前記捩りばねを捩り変形させつつ回動して前記装着板部の内側面に前記開口の奥側から押し付けられ、そのばね荷重に基づく第1アームと第2アームの相対位置が固定位置となり、その固定位置における第1アームの前記装着板部の内側面への押圧力と第2アームの前記開口の内周面への押圧力とにより、前記本体のフランジが前記装着板部の開口周辺の外側面に接触又はごく近接する照明具セット状態とされ、その照明具セット状態から前記本体が前記装着板部の開口から引き抜かれる際には、第2アームが該開口の内周面を摺動して該開口の外側縁から開き、それに伴い第1アームが前記装着板部の内側面から離れるように前記捩りばねの捩り荷重を解消しながら前記本体の頂部側へ回動することにより、第1アームが前記起立位置側へ復帰しつつ前記開口を通過し、前記本体が前記装着板部の開口から取り外されることを特徴とする。
上記構成とすることで、開口への挿入時には、捩りばね自体を全体的に回動させることにより、ばね荷重を余り生じされることなく、回動時に適度なねじり荷重が生じる程度にとどめることにより、過度なばね荷重が発生しない。よって抜き出す際にもさほど大きな抵抗を伴わないで捩りばねの全体的な復帰回動を伴って開口から抜きだすことができる。すなわち、本発明の着脱式照明具は、取付時には押し込むようにし、取り外し時には、引っぱり下げるようにするワンタッチ操作で、装着板部への取付け、取り外しができることにより取付作業が簡易化され、作業性の向上に極めて有益となる。また、特に取り外し時も装着板部に損傷を与えてしまう従来のものとは違い、装着板部に接触しない又は接触しても接触力が小さいため損傷を与えるることなく取り外しが可能となる着脱式照明具を提供できる。
また、本発明の着脱式照明具において、前記フランジは、前記照明具セット状態において、前記装着板部の開口周辺の外側面に密着するように環状に形成されることを特徴とするので、フランジは装着板部の開口周辺を保護する機能と、照明具を捩りばねとの協働によって保持する機能との複合機能を備えさせることができる。
また、本発明の着脱式照明具において、前記捩りばねのコイル状部を回動可能に保持する支持軸部は、少なくとも相対して本体の中心線を通る直線上で対向する2箇所に設けられることを特徴とするので、照明具を保持するための捩りばねの個数も最少数ですみ、これによって捩りばねの押圧力も必要最低限となることによりワンタッチ操作時の操作力の適切化を図るのに有益となる。
また、本発明の着脱式照明具において、内部に前記光源を有する前記基体部には、前記光源からの熱を外部に放出するための放熱フィンが設けられることを特徴とするので、発熱性の大きい白熱電球や、高温耐久性が若干低いLED電球の耐久性を維持させるのに好適となる。
また、本発明の着脱式照明具における前記照明具セット状態において、前記装着板部の内側面を押圧する前記第1アームの先端部には、その押圧力を均等にするためのブロック部材が装着されることを特徴とするので、フランジと第1アーム、第2アームで本体を保持する状態を、さらに安定させることができる。
また、本発明の着脱式照明具において、前記発光面は前記光源からの光を外部に照射する透明部材若しくは半透明部材から形成される透光カバーが着脱可能に装着されることを特徴とするので、透光カバーから照射される光の色を、例えば着色された透光カバーに替えることができる。これによって季節や室内の雰囲気に応じて光源自体を取り替えなくて、その模様替えのための自由度が広げられる。
本発明に係る着脱式照明具の側面を示す図。 着脱式照明具の平面を示す図。 着脱式照明具の一部断面側面を示す図。 着脱式照明具のワンタッチ装着部を示す図。 着脱式照明具の天板への取り付け状態を示す図。 着脱式照明具の天板からの取外し状態を示す図。 着脱式照明具の他の例の側面を示す図。 着脱式照明具の他の例の平面を示す図。 同上着脱式照明具のワンタッチ装着部を示す図。 ワンタッチ装着部の配置個所の他の例を示す図。 ワンタッチ装着部の配置個所の他の例を示す図。 着脱式照明具の他の例を示す図。 着脱式照明具の他の例を示す図。 着脱式照明具の他の例を示す図。
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明に係る着脱式照明具の側面の概略構造を示す図である。図2は着脱式照明具の平面の概略構造を示す図である。図3は着脱式照明具の一部断面側面の概略構造を示す図である。図4は着脱式照明具のワンタッチ装着部の概略構造を示す図である。図5は着脱式照明具の天板への取り付け状態を示す図である。図6は着脱式照明具の天板からの取外し状態を示す図である。
図1〜図4において、本発明のものは建物の内壁や天井板部等の所定の厚みを有する装着板部20に形成された丸円状の開口21に嵌め込まれるように、かつ着脱可能に装着されるダウンライト等の着脱式の第1の照明具1(着脱式照明具)である。
この第1の照明具1は、内部にLED電球、または図示しない蛍光電球、白熱電球などの光源2を有するように、その光源2を内部に収納可能とした中空状の第1の基体部3と、その基体部3の頂部3aとは反対側の端面に形成され、光源2からの光を直接又は透光カバー4を介して外部に照射する発光面5と、その発光面5の周囲を環状に又は不連続に取り囲むように形成され、第1の基体部3の端面から側方へ突出する第1のフランジ6とを有する第1の本体7と、この第1の本体7に設けられるワンタッチ装着部8から構成されている。
また、中空状の第1の基体部3と第1のフランジ6とは軽金属としてのアルミ材によって一体成形されるものであり、その第1の基体部3表面と第1のフランジ6との間には、複数の放熱フィン3bが周方向に配列されて一体成形されている。
また、透光カバー4はプラスチックによって成形され、光源2からの光を外部に照射する透明部材若しくは半透明部材である。この透光カバー4は任意に着色することも可能である。この着色された透光カバー4は光源2からの光の色を変えることが可能となる。
また、透光カバー4は第1のフランジ6内側の開口個所に着脱可能に装着される。これによって、透光カバー4から照射される光の色を替えることができ、季節や室内の雰囲気に応じて光源2自体を取り替えなくて、その模様替えのための自由度が広げられる。
ワンタッチ装着部8は、その第1の本体7の外周面の少なくとも2箇所の均等位置、すなわち相対して直線上で対向する位置において、第1のフランジ6から二又状の取付支柱部9が立設されている。この取付支柱部9は放熱フィン3bと同様に一体成形されている。この取付支柱部9における一対の角柱又は円柱状に形成される支持柱9aには、相対する支持柱9aに向かって突出され、発光面5に沿う向きに形成された複数の角柱又は円柱状の支持軸部9bが形成されている。
この一対の支持軸部9bには、いわゆる捩りばね10が装着される。捩りばね10は、スプリング線材によって巻回形成される一対のコイル状部10aを有し、その一対のコイル状部10aの一端部及び他端部として、又はそれら一端部及び他端部からそれぞれ一体的に延びる延長部として形成され、一対の支持軸部9bに、それぞれコイル状部10aが回動可能に保持されることにより、該支持軸部9bの周りに回動可能に配置された第1アーム10b及び第2アーム10cとを備えている。
このコイル状部10aの回動状態として、捩りばね10が無負荷状態で装着される状態では、その回動位置が任意位置で仮固定(少しの外力で動く状態)状態にしている。この仮固定状態は、コイル状部10aの内径に対して支持軸部9bの外径(角柱であれば対角寸法)を若干大きくして自由な状態ではその回動を規制するようにしている。
この第1アーム10bは一対のコイル状部10aの相対する外側の端部から延びる延長部であり、全体がほぼコ字状に折り曲げ形成される。また、折曲の第2アーム10cは一対のコイル状部10aの相対する内側の端部から延びる延長部であり、全体がほぼコ字状に折り曲げ形成される。
第1アーム10bと第2アーム10cとは、無負荷状態で鋭角状に側方に開くように交差し、かつ天井板部等の装着板20部の開口21に挿入する際には、図5(a)に示すように起立位置とされる。その起立状態では第1アーム10bの先端部10b1が第1の本体7の頂部3a側に、第2アーム10cの先端部10c1が頂部3a側より発光面5寄りに位置し、第2アーム10cの先端10c1における第1の本体7の中心線CLからの距離L1は、第1アーム10bの先端10b1における同距離L2より大きくされている。
また、第1アーム10bの先端部10b1には、後述するように第1の照明具1のセット状態において、第1アーム10bの先端部10b1による装着板部20の内側面20bへの押圧力が均等に加わってセット状態の保持力が安定するように、ほぼ立方体形状のブロック体10dが固定されている。
図5に示すように、第1の本体7における第1の基体部3が装着板部20の開口21にその頂部3a側から挿入される過程で、第1アーム10bの先端10b1は開口21を通過し、他方、第2アーム10cは装着板部20の開口21周辺の外側面20aに干渉して支持軸部9bの周りに捩りばね10を回動させ、それにより第1アーム10bを起立位置から第1の本体7の発光面5側へ戻るように回動させる。
さらに、第1の本体7の基体部3がなおも装着板部20の開口21の奥へ押込まれる過程で、第2アーム10cは開口21の中心線CL側へ接近(下方)するように回動しつつ該開口21の内周面21aに押し付けられ、それに連動して第1アーム10bがさらに発光面5側へ捩りばね10を捩り変形させつつ回動して装着板部20の内側面20bに開口21の奥側から押し付けられ、そのばね荷重に基づく第1アーム10bと第2アーム10cの相対位置が固定位置となり、その固定位置における第1アーム10bの装着板部20の内側面20bへの押圧力と第2アーム10cの開口21の内周面21aへの押圧力とにより、第1の本体7のフランジ6が装着板部20の開口21周辺の外側面20aに接触又はごく近接することにより第1の照明具1のセット状態(図5(e))とされる。
このセット状態における第1アーム10bと第2アーム10cとの交差角度θ1は、第1アーム10bと第2アーム10cとが無負荷状態で鋭角状に開く交差角度θ2よりも大きくなることによって、第1アーム10bの押圧力と第2アーム10cの押圧力が生じることとなる。
その第1の照明具1のセット状態から第1の本体7が装着板部20の開口21から引き抜かれる際には、図6に示すように、第2アーム10cが開口21の内周面21aを摺動して開口21の内周面21aによる拘束状態から開放されると、その外側縁から自由状態となった第2アーム10cが開き、それに伴い第1アーム10bが装着板部20の内側面20bから離れるように捩りばね10の捩り荷重を解消しながら第1の本体7の頂部3a側へ回動することにより、第1アーム10bが起立位置側へ復帰しつつ開口21を通過し、第1の本体7の第1の基体部3が装着板部20の開口21から取り外されることとなる。このように開口21への挿入時には、捩りばね10自体を全体的に回動させることにより、ばね荷重を余り生じされることなく、回動時に適度なねじり荷重が生じる程度にとどめることにより、過度なばね荷重が発生しない。よって抜き出す際にもさほど大きな抵抗を伴わないで捩りばね10の全体的な復帰回動を伴って開口から抜きだすことができることとなる。
次に、着脱式照明具の他の実施の形態を図7〜図9に示す。この図において、第2の照明具1aは透光カバー4が着脱可能に装着される円環状の第2のフランジ6aと、内部に光源2(蛍光電球、または図示しないLED電球、白熱電球)を収納可能な逆カップ状の第2の基体部3cとが、それぞれ別体形成される。この第2の基体部3cの下端側を、第2のフランジ6aの内側開口縁から立設される周壁6a1に、リベット、ネジなどの締結部材Bを介して固定するように組み立てることによって第2の本体7aを構成している。
本例におけるワンタッチ装着部8の支持軸部9bは、別体形成され、第2の本体7aに締結部材Bによって固定される橋渡固定部材11に設けられている。橋渡固定部材11は、帯板状の金属板部材から第2の基体部3cの外側を跨ぐように門型に形成され、その両端部を第2のフランジ6aから立設される周壁6a1に締結部材Bによって固定されている。
そして、橋渡固定部材11の両端部の上側に支持軸部9bが形成される。この支持軸部9bは板状部材を打ち抜くようにして、その内抜き開口部11aに、上述と同様な配置関係を有する支持軸部9bが対向して形成される。
そして、この支持軸部9bに捩りばね10が装着される。捩りばね10は、スプリング材によって巻回形成される一対のコイル状部10aを有し、その一対のコイル状部10aの一端部及び他端部として、又はそれら一端部及び他端部からそれぞれ一体的に延びる延長部として形成され、一対の支持軸部9bに、それぞれコイル状部10aが回動可能に保持されることにより、該支持軸部9bの周りに回動可能に配置された第1アーム10b及び第2アーム10cとを備えている。
また、板状部材を打ち抜いて形成した支持軸部9bは板片状であるため、上述の角柱又は円柱状の支持軸部9bと違いコイル状部10aとの接触個所が小さくなるため、該支持軸部9bの周りに回動可能に配置された第1アーム10b及び第2アーム10cの回動を仮止めするための仮保持部材12が装着されている。
この仮保持部材12は、スプリング線材によって折り曲げ形成される。この仮保持部材12はコ字状に形成される短片12aの両端から外側に直角に曲げられて延びる挿入部12bを有している。この挿入部12bを短片12aが外側に広がるように互いの間隔が狭まるように弾性変形させた状態で一対のコイル状部10aに挿入することにより、その弾発力によって仮保持部材12がコイル状部10aの回動方向の任意位置で固定することができる。これによって仮保持部材12の長片12cを第2アーム10cに接触させることによって、第2アーム10cを、その位置で仮固定することができることとなる。
この第2の照明具1aによる装着板部20に対する取り付け、取外しの着脱状態は、上述の第1の照明具1(図5の取り付け状態、図6の取外し状態)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
第1の照明具1、第2の照明具1aおけるワンタッチ装着部8の配置状態としては、図10に示すように三箇所に設けたり、図11に示すように四箇所に設けたりすることが可能であり、その配置数には限定されない。
また、上述の例に共通した図12に示す丸型の装着板部20の開口21の変形形態としては、図13に示すように四角穴や、図14に示すように六角穴に形成することも可能である。この例による第1の照明具1における第1の基部3、第1のフランジ6の形態や、第2の照明具1aおける第2の基部3c、第2のフランジ6aの形態についても平面視四角、平面視六角状などの多角形状に形成することも可能である。
以上、本発明の実施の形態に付き述べたが、本発明は上記の実施の形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能であり、各々の実施の形態は、本発明の説明のために一つ実施の形態の部分として述べられている構成を、別の実施の形態において利用し、さらに別の実施の形態とすることができる。
1 照明具(第1の照明具)
1a 照明具(第2の照明具)
2 光源
3 基体部
3a 頂部
3b 放熱フィン
4 透光カバー
5 発光面
6 フランジ
7 本体
9b 支持軸部
10 捩りはね
10a コイル状部
10b 第1アーム
10b1 先端部
10c 第2アーム
10c1 先端部
10d ブロック体
20 装着板部
20a 外側面
20b 内側面
21 開口
21a 内周面

Claims (6)

  1. 天井板部等の所定の厚みを有する装着板部に形成された開口に嵌め込まれるように、かつ着脱可能に装着されるダウンライト等の照明具であって、
    内部に光源を有する基体部と、その基体部の頂部とは反対側の端面に形成され、前記光源からの光を直接又は透光カバーを介して外部に照射する発光面と、その発光面の周囲を環状に又は不連続に取り囲むように形成され、前記基体部の端面から側方へ突出するフランジとを有する本体と、
    その本体の外周面の少なくとも2箇所の均等位置において、前記発光面に沿う向きに形成された複数の支持軸部と、コイル状部を有する捩りばねの一端部及び他端部として、又はそれら一端部及び他端部からそれぞれ一体的に延びる延長部として形成され、前記支持軸部に捩りばねのコイル状部が回動可能に保持されることにより、該支持軸部の周りに回動可能に配置された第1アーム及び第2アームとを備え、
    第1アームと第2アームとは、無負荷状態で鋭角状に側方に開くように交差し、かつ前記装着板部の開口に挿入する際には起立位置とされ、その起立状態では第1アームの先端部が前記本体の頂部側に、第2アームの先端部が該頂部側より前記発光面寄りに位置し、第2アームの先端部における前記本体の中心線からの距離は、第1アームの先端における同距離より大きくされ、
    前記本体が前記装着板部の開口にその頂部側から挿入される過程で、第1アームの先端部は該開口を通過し、他方、第2アームは前記装着板の開口周辺の外側面に干渉して前記支持軸部の周りに捩りばねを回動させ、それにより第1アームを前記起立位置から該本体の前記発光面側へ戻るように回動させるとともに、
    前記本体がなおも前記装着板部の開口の奥へ押込まれる過程で、第2アームは前記開口の中心線側へ接近するように回動しつつ該開口の内周面に押し付けられ、それに連動して第1アームがさらに前記発光面側へ前記捩りばねを捩り変形させつつ回動して前記装着板部の内側面に前記開口の奥側から押し付けられ、そのばね荷重に基づく第1アームと第2アームの相対位置が固定位置となり、その固定位置における第1アームの前記装着板部の内側面への押圧力と第2アームの前記開口の内周面への押圧力とにより、前記本体のフランジが前記装着板部の開口周辺の外側面に接触又はごく近接する照明具セット状態とされ、
    その照明具セット状態から前記本体が前記装着板部の開口から引き抜かれる際には、第2アームが該開口の内周面を摺動して該開口の外側縁から開き、それに伴い第1アームが前記装着板部の内側面から離れるように前記捩りばねの捩り荷重を解消しながら前記本体の頂部側へ回動することにより、第1アームが前記起立位置側へ復帰しつつ前記開口を通過し、前記本体が前記装着板部の開口から取り外されることを特徴とする着脱式照明具。
  2. 前記フランジは、前記照明具セット状態において、前記装着板部の開口周辺の外側面に密着するように環状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の着脱式照明具。
  3. 前記捩りばねのコイル状部を回動可能に保持する支持軸部は、少なくとも相対して本体の中心線を通る直線上で対向する2箇所に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の着脱式照明具。
  4. 内部に前記光源を有する前記基体部には、前記光源からの熱を外部に放出するための放熱フィンが設けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の着脱式照明具。
  5. 前記照明具セット状態において、前記装着板部の内側面を押圧する前記第1アームの先端部には、その押圧力を均等にするためのブロック部材が装着されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の着脱式照明具。
  6. 前記発光面は前記光源からの光を外部に照射する透明部材若しくは半透明部材から形成される透光カバーが着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の着脱式照明具。
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