JP2011243378A - 反射鏡及び照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】光の反射率を損なわず、密着性を保持すると共に、ガスに対する耐久性を有する反射鏡を提供する。
【解決手段】反射鏡2は、光放出用の開口を有する筐体の内側に設けられ、光源からの光を外側に反射する。この反射鏡2は、アルミニウム及び銀を有する保護膜23aと、この保護膜23a上に形成された銀を有する反射膜23bとを有し、保護膜23aは、反射膜23bより照明器具の筐体側に配置される。この構成により、反射鏡2では、光源からの光の反射率を損なわず、金属層23と基板21との密着性を保持すると共に、基板21からのガスに対する耐久性を有することができる。
【選択図】図2
【解決手段】反射鏡2は、光放出用の開口を有する筐体の内側に設けられ、光源からの光を外側に反射する。この反射鏡2は、アルミニウム及び銀を有する保護膜23aと、この保護膜23a上に形成された銀を有する反射膜23bとを有し、保護膜23aは、反射膜23bより照明器具の筐体側に配置される。この構成により、反射鏡2では、光源からの光の反射率を損なわず、金属層23と基板21との密着性を保持すると共に、基板21からのガスに対する耐久性を有することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、照明用の筐体の内側に設けられ、光源からの光を外部に反射する反射鏡、及びこの反射鏡を備える照明器具に関する。
従来から、ダウンライト等の照明器具において、光源からの光を反射する反射鏡の反射膜には、可視光反射性に優れる銀が使用されている。このような銀反射膜は、高い反射率を有するが、化学的に不安定な銀が変色することで、外観が損なわれると共に、反射率が低下し易い。銀の主な変色原因は、光(紫外線)、熱、及び大気中の水分、亜硫酸、硫化水素、アンモニア等のガスである。銀反射膜は、これら変色原因が相互的に作用し、銀が硫化物イオンや塩化物イオン等と反応して硫化銀や塩化銀などの化合物へと変化することによって、褐色や黒色に変色する。
そこで、照明器具に用いる銀反射膜の変色を防止するため、例えば、銀反射膜とガラス基板との間にCr/Cuから成る中間層を介在させた反射鏡が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、銀反射膜と基板との間のCrから成るアンダーコートを基材側から介在させ密着性を強くした金属反射鏡も知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、銀反射膜と基体との間のアンダーコート層として、耐熱性の高い、TiO2層、SiO2層又はAl2O3層の何れかから成る無機材料の中間層を介在させて耐熱性を付与したリフレクタも開示されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、上記特許文献1に示す反射鏡は、ガラス基板上にCr層、Cu層や銀層という多層膜構造を形成するため、成膜時間が長く、製造設備が大型となり、このためコストを要するという問題がある。また、銀層の下側にCu層がある構造を照明器具に用いる3次元形状の反射鏡に使用する場合、銀層、Cu層、及びCr層の膜厚にバラツキが生じてしまい、形状によって銀が薄くなる部分ではCu層の茶色みが表面に表れてしまい、反射率が低下するという問題もある。
また、上記特許文献2に示す反射鏡では、基板上に形成されるCr層と異種材料の銀等の金属反射膜との間で、材料組成が違うために剥離が起こるという問題がある。また、基板上に形成される金属層がアンダーコート層と金属反射膜という2層構成のため、成膜に要する時間やコストが高くなるという問題もある。
また、上記特許文献3に示すリフレクタでは、基板上に銀膜とアルミナ膜とが積層されるが、このリフレクタを異形状の反射鏡に用いると、特に銀膜の薄くなる部分では、アルミナ膜の反射率が低いことから十分な反射効率が得られないという問題がある。
本願発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、光の反射効率をできるだけ損なわずに、金属層の密着性を保持し、且つガスに対しても耐久性の良い反射鏡を提供することを目的とする。また、この反射鏡を備える照明器具を提供することをも目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光放出用の開口を有する筐体の内側に設けられ、光源からの光を外側に反射する反射鏡において、前記反射鏡は、少なくとも、アルミニウム及び銀を有する保護膜と、この保護膜上に形成された銀を有する反射膜とを有し、前記保護膜は、前記反射膜より筐体側に配置されることを特徴とする。
また、本発明に係る反射鏡の前記保護膜は、前記反射膜側において銀の含有率が漸増することが好ましい。
また、本発明に係る反射鏡の前記保護膜は、5から300nm厚で形成され、前記反射膜は、80から300nm厚で形成されることが好ましい。
また、本発明に係る照明器具は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の反射鏡を備えることを特徴とする。
本発明に係る反射鏡は、アルミニウム及び銀を有する保護膜と、この保護膜上に形成された銀を有する反射膜とを有し、保護膜は、反射膜より照明器具の筐体側に配置されるので、保護膜及び反射膜から成る金属層と基板や筐体との密着性が良く、保護膜においてガスに対する耐久性を高め、かつ反射膜の反射率の低減を防止できる。
本発明の実施の形態に係る反射鏡及び照明器具について図面を参照して説明する。
(実施の形態)
図1に示すように、本実施の形態に係る反射鏡2を備える照明器具1は、筐体3の内側に設けられ光源4からの光を反射するための反射鏡2と、光放出用の開口部を有する筐体3と、筐体3に収容されるLED等の光源4と、を備える。この照明器具1は、一般的な施設、店舗、住宅等に用いられる。
図1に示すように、本実施の形態に係る反射鏡2を備える照明器具1は、筐体3の内側に設けられ光源4からの光を反射するための反射鏡2と、光放出用の開口部を有する筐体3と、筐体3に収容されるLED等の光源4と、を備える。この照明器具1は、一般的な施設、店舗、住宅等に用いられる。
図1に示すように、反射鏡2は、筐体3の内面を覆うように配置され、光源4からの光を反射する。筐体3は、光放出用の開口3aと、光源4を取り付けるための取付孔4aとを有し、光源4からの光を効率よく反射して所望する配光が得られる形状、例えば、椀形状に形成される。また、図1(b)に示すように、筐体3はその側面に形成された取付孔4aにより、水平点灯(BH)となるように光源4を保持し、光源4からの光は反射鏡2により開口3aに向けて反射される。なお、図1(c)に示されるように、照明器具1の筐体3の上面に光源4の取付孔4aを有し、この取付孔4aを通して光源4が垂直点灯(BU)となるように保持されるものであってもよく、反射鏡2は、照明器具1の形状に合わせて様々な形状とすることが可能である。
図2に示すように、本実施の形態に係る反射鏡2の膜構造は、基板21上に塗料等からなる下地層22、反射膜23b及び保護膜23aからなる金属層23、及びオーバコート層24が順番に積層されて形成される。なお、反射鏡2を構成する基板21は、本実施の形態の説明においては、照明器具1の筐体3とは別体なものとしているが、照明器具1の筐体3を基板21として、筐体3の内面に反射鏡1としての反射膜を直接成膜する場合もある。
基板21は、例えばアルミ、鉄、亜鉛等の金属若しくは合金や、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、シブディオタクティックポリスチレン(SPS)、ポリフェニレンオキシド(PPO)やポリエチルイミド(PEI)等のプラスチック樹脂から構成される。
基板21の成形方法は、基板21の材質や器具形状により適宜選択される。例えば、基板21が金属基板であればスピニング成形、プレス成形、チクソモールド成形やダイキャスト成形等から選択され、基板21が樹脂であれば、インジェクション成形、真空成形や圧空成形等から選択される。なお、基板21の表面はできる限り滑らかで、清浄な表面となることが望ましい。従って、基板21の成形時に付着した離型剤やガスマーク、滑剤等は物理的手段によって除去しておくことが望ましい。
下地層22は、基板21と金属層23との密着性を向上し、基板21の平滑性を向上するため形成される。下地層22の材質は、例えばエポキシ系塗料、アクリル系塗料、シリコン系塗料等である。下地層22の塗装方法は、スプレー法等で基板21上に塗布し、その後、赤外線や熱風、紫外線、電子線等により硬化させて形成する。なお、下地層22は、基板21と金属層23との密着性や平滑性が十分に確保されるならば製造コスト削減のため省略しても構わない。
金属層23は、保護膜23aと反射膜23bとから構成され、保護膜23aは、基板21側から発生するガスに対するバリヤ、基板21との密着性確保の目的、さらに反射膜23bである銀との密着性も阻害しない材料で形成される。保護膜23aの材料は、アルミを主とする銀との合金である。なお、保護膜23aの厚さは、略5〜300nm厚程度成形するものが望ましく、保護膜23aが5nm厚未満の場合、十分な密着性、基板21に対するガスバリヤ性が得られない場合があり、300nmを超える場合、金属層23の表面が白濁し、反射率が低下する場合がある。
また、保護膜23aは、反射膜23b側に近づくにつれてアルミニウムに比較して銀の含有率が漸増する。このため、保護膜23aでは、アルミニウムと銀を同時に成膜する必要があるため、蒸着源を2つ有する蒸着装置で、成膜レートをアルミニウムが早く、徐々に銀のレートが大きくなるように制御する。なお、保護膜23の形成法は、組成比率を膜厚方向に変化させられる方法であれば方策は問わず、例えば、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法などの物理蒸着によって、膜厚5〜300nmとなるように制御される。
反射膜23bは、保護膜23a上に銀若しくは銀を主とする銀合金を略80〜300nm程度形成したものである。なお、反射膜23bの厚さが80nm未満の場合、十分な反射特性が得られない場合があり、300nmを超える場合、金属層23の表面が白濁し、反射率が低下する場合がある。なお、上記の銀合金としては、銀マグネシウム、銀パラジウム、銀白金、銀ロジウム等の合金が挙げられる。
そして、反射膜23bと保護膜23aの合計膜厚が85nm以上であることが望ましい。より好ましくは150〜250nm程度が好ましい。というのも、金属層23の膜厚が100nm未満の場合、十分な反射特性が得られない場合があり、300nmを超える場合、金属層23の表面が白濁し、反射率が低下する場合がある。また、金属層23の最表層には純銀反射膜が40nm以上ある方が、反射率及び長期の耐候変色特性を加味すると望ましく、より好ましくは120nm以上であることが望ましい。
オーバコート層24は、反射膜23b上に形成される。このオーバコート層24の材料は、アクリルメラミン樹脂、シリコン変性アクリル樹脂(熱硬化、常温硬化性)、シリコン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコンアルキッド樹脂、無機材料(DLC層、SiO2、スピネル)等である。また、オーバコート層24は長期耐久性を有する、アクリルメラミン樹脂、シリコン変性アクリル樹脂やシリコン、又はアクリルベース系樹脂や無機材料が望ましい。オーバコート層24の塗装方法は、スプレー塗装、ディッピング法等が挙げられる。
以上の構成により、本実施の形態に係る反射鏡2では、基板21上に形成されたアルミニウム及び銀を有する保護膜23aと、この保護膜23a上に形成された銀を有する反射膜23bとを有し、保護膜23aは、反射膜23b側において銀の含有率が漸増するため、反射鏡2の反射率を低下させずに、金属層23と基板21との密着性を保持する。更に、保護膜23aに含まれるアルミニウムによって基板21からのガス成分を効果的に遮断し、反射鏡2の使用環境における十分な耐久性を維持することができる。また、様々な形状の反射鏡2を製造する場合に、銀反射膜23bの膜厚が部分的に薄くなっても保護膜23aに銀及びアルミニウムが含まれるため、極端な反射効率の低下を防げるとともに、反射鏡2の色調が極端に変化することはない。
さらに、保護膜23aは、反射膜23bに近づくにつれて銀の含有率を漸増させるので、より反射膜23bと保護膜23aとの密着性を向上でき、金属層23内での反射膜23bと保護膜23aとの剥離を効果的に防止できる。
<耐候試験>
次に、本発明に係る反射鏡2の膜構造を有する実施例1から4と、従来の膜構造を有する反射鏡の比較例1及び2とを用いて耐候試験を行った。なお、耐候試験は、反射鏡2が照明器具1に使用された場合、変形、変色、劣化等の変質を起こし易いか否かを判断するための試験である。
次に、本発明に係る反射鏡2の膜構造を有する実施例1から4と、従来の膜構造を有する反射鏡の比較例1及び2とを用いて耐候試験を行った。なお、耐候試験は、反射鏡2が照明器具1に使用された場合、変形、変色、劣化等の変質を起こし易いか否かを判断するための試験である。
(実施例1)
図3に示す実施例1では、反射鏡30を構成する基板21にPBT樹脂を用い、下地層22としてアクリルメラミンエポキシ系塗料を塗布(膜厚5μm)し、オーバコート層24としてアクリルメラミン系塗料(膜厚5μm)を塗布した。そして、純銀膜(銀材料:4N)33cを120nm厚、銀成分比率を減少させる銀及びアルミニウムからなる保護膜33bを150nm厚、アルミニウム層33a(アルミ材料:3N)を50nm厚で形成した。なお、基板21上への金属層33の成膜は、銀及びアルミニウムの2つのターゲットを持つスパッタリング装置で、アルミニウムと銀を単体で成膜し、又は同時に成膜した。
図3に示す実施例1では、反射鏡30を構成する基板21にPBT樹脂を用い、下地層22としてアクリルメラミンエポキシ系塗料を塗布(膜厚5μm)し、オーバコート層24としてアクリルメラミン系塗料(膜厚5μm)を塗布した。そして、純銀膜(銀材料:4N)33cを120nm厚、銀成分比率を減少させる銀及びアルミニウムからなる保護膜33bを150nm厚、アルミニウム層33a(アルミ材料:3N)を50nm厚で形成した。なお、基板21上への金属層33の成膜は、銀及びアルミニウムの2つのターゲットを持つスパッタリング装置で、アルミニウムと銀を単体で成膜し、又は同時に成膜した。
(実施例2)
図4に示す実施例2では、反射鏡40を構成する基板21、下地層22、及びオーバコート層24は上記実施例1と同様となる。そして、純銀膜43c(銀材料:4N)を30nm厚、銀組成比を減少した銀及びアルミニウムを含む保護膜43bを150nm厚、基板21付近に略100%のアルミニウム層43aを形成した。
図4に示す実施例2では、反射鏡40を構成する基板21、下地層22、及びオーバコート層24は上記実施例1と同様となる。そして、純銀膜43c(銀材料:4N)を30nm厚、銀組成比を減少した銀及びアルミニウムを含む保護膜43bを150nm厚、基板21付近に略100%のアルミニウム層43aを形成した。
(実施例3)
図5に示す実施例3では、反射鏡50を構成する基板21、下地層22、及びオーバコート層24は上記実施例1と同様となる。そして、純銀膜53b(銀材料:4N)を40nm厚、その下にアルミニウムからなる保護膜53a(アルミニウム材料:3N)を120nm厚で形成した。
図5に示す実施例3では、反射鏡50を構成する基板21、下地層22、及びオーバコート層24は上記実施例1と同様となる。そして、純銀膜53b(銀材料:4N)を40nm厚、その下にアルミニウムからなる保護膜53a(アルミニウム材料:3N)を120nm厚で形成した。
(実施例4)
図6に示す実施例4では、反射鏡60を構成する基板21、下地層22、及びオーバコート層24は上記実施例1と同様となる。そして、純銀膜63c(銀材料:4N)を150nm厚、銀及びアルミニウムを含む保護膜63bを150nm厚、アルミニウムの保護膜63a(アルミニウム材料:3N)を20nm厚で形成した。
図6に示す実施例4では、反射鏡60を構成する基板21、下地層22、及びオーバコート層24は上記実施例1と同様となる。そして、純銀膜63c(銀材料:4N)を150nm厚、銀及びアルミニウムを含む保護膜63bを150nm厚、アルミニウムの保護膜63a(アルミニウム材料:3N)を20nm厚で形成した。
(比較例1,2)
また、上記実施例1から4との比較のため、比較例1として、120nm厚の純銀膜(銀材料:4N)73を有する反射鏡70を図7に示し、比較例2として、金属層83bが銀、保護膜83aが酸化アルミニウム(Al2O3)の反射鏡80を図8に示している。
また、上記実施例1から4との比較のため、比較例1として、120nm厚の純銀膜(銀材料:4N)73を有する反射鏡70を図7に示し、比較例2として、金属層83bが銀、保護膜83aが酸化アルミニウム(Al2O3)の反射鏡80を図8に示している。
上記のように作製した実施例1から4と比較例1、2とに係る反射鏡の各サンプルを評価した。評価方法・条件として、(1)反射率として、磁気分光光度計(U4100)を用いて波長555nmの光の反射率を測定、(2)耐候試験として、50時間、120時間、170時間、200時間経過後に140℃の温度環境で、水銀灯(400W)を照射した場合の外観目視にて評価を実施した。この評価は、各サンプルとなる反射鏡について、外観において著しい変色なしの場合を○、外観目視で薄っすら変色が確認できる(黄色、茶褐色)場合を△、外観目視で変色が完全に確認できる(黄色、茶褐色)場合を×として判定を行い、各サンプルの判定結果を下記の[表1]に示した。
[表1]に示す実施例1から4、及び比較例1、2に係る反射鏡の外観観察の結果から明らかなように、比較例1及び2に係る反射鏡に関して耐候性は120時間経過後に明らかな外観の差が生じ、比較例2に係る反射鏡では反射率も低減している。一方、実施例1から4に係る反射鏡は、200時間経過後においても外観において、変化が生じておらず、反射率も特に低下しないことが分かる。
なお、本発明は、上記の実施の形態の構成に限られず、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、保護膜23aと反射膜23bとの2層の金属層23を、3層以上の構成としてもよい。また、反射鏡2は、照明器具1以外の器具、例えば、カメラ、プリンタ等における光学機器の反射ミラーなどに使用することもできる。
1 照明器具
2,30,40,50,60 反射鏡
3 筐体
4 光源
21 基板
22 下地層
23 金属層
23a 保護膜
23b 反射膜
24 オーバコート層
2,30,40,50,60 反射鏡
3 筐体
4 光源
21 基板
22 下地層
23 金属層
23a 保護膜
23b 反射膜
24 オーバコート層
Claims (4)
- 光放出用の開口を有する筐体の内側に設けられ、光源からの光を外側に反射する反射鏡において、
前記反射鏡は、少なくとも、アルミニウム及び銀を有する保護膜と、この保護膜上に形成された銀を有する反射膜とを有し、
前記保護膜は、前記反射膜より筐体側に配置されることを特徴とする反射鏡。 - 前記保護膜は、前記反射膜側において銀の含有率が漸増することを特徴とする請求項1記載の反射鏡。
- 前記保護膜は、5から300nm厚で形成され、前記反射膜は、80から300nm厚で形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の反射鏡。
- 前記請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の反射鏡を備えることを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010113589A JP2011243378A (ja) | 2010-05-17 | 2010-05-17 | 反射鏡及び照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2010113589A JP2011243378A (ja) | 2010-05-17 | 2010-05-17 | 反射鏡及び照明器具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2011243378A true JP2011243378A (ja) | 2011-12-01 |
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ID=45409862
Family Applications (1)
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JP2010113589A Withdrawn JP2011243378A (ja) | 2010-05-17 | 2010-05-17 | 反射鏡及び照明器具 |
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- 2010-05-17 JP JP2010113589A patent/JP2011243378A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A711 | Notification of change in applicant |
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|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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