JP2011242921A - 行動履歴管理サーバ、及び行動履歴管理プログラム - Google Patents

行動履歴管理サーバ、及び行動履歴管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】交通機関や施設の利用履歴情報である行動履歴情報を用いた新規かつ有用なサービスを提供する。
【解決手段】行動履歴管理サーバ10が、移動体(例えば鉄道)の利用内容を示す改札通過ログと電子マネーの利用内容を示す電子マネー入出金ログとを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴DB11を備え、行動履歴情報に含まれている電子マネー利用履歴情報を参照して、解析対象として指定された解析対象施設を利用したユーザを特定し、改札通過ログを参照して、特定されたユーザの中で、移動体を利用して解析対象施設を訪れたユーザを特定し、電子マネー入出金ログを参照して、特定された各ユーザが移動体の使用を開始した使用開始場所を特定し、特定された各ユーザの使用開始場所を集計し、集計結果を示す集計結果情報(例えば乗車駅集計グラフ)を作成し、作成した集計結果情報を出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具の利用内容を示す携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理し、行動履歴情報を用いて各種サービスを提供するための技術に関する。
従来から、携帯端末やICカード等に搭載されているICメモリに蓄積された交通機関や施設の利用履歴情報を用いたサービスを提供するためのシステムが種々提案されている(例えば、特許文献1−2参照)。
特開2002−324256号公報 特開2005−316992号公報
上述したように、従来から利用履歴情報を用いた様々なサービスが提案されているが、利用履歴情報をより有効に活用し、サービスの提供を受けるユーザに対してより有用なサービスを提供することが可能なシステムの構築が望まれている。
本発明は、上記の課題を解決すべく、交通機関や施設の利用履歴情報を用いた新規かつ有用なサービスを提供可能なシステムを構築することを目的とする。
本発明の行動履歴管理サーバは、接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具の利用内容を示す携帯通信具利用情報を通信ネットワークを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する行動履歴管理サーバであって、移動体の利用内容を示す移動体利用履歴情報と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段と、前記行動履歴情報に含まれている電子マネー利用履歴情報を参照して、解析対象として指定された解析対象施設を利用したユーザを特定する施設利用ユーザ特定手段と、前記行動履歴情報に含まれている移動体利用履歴情報を参照して、前記施設利用ユーザ特定手段によって特定されたユーザの中で、移動体を利用して前記解析対象施設を訪れたユーザを特定する移動体利用ユーザ特定手段と、前記行動履歴情報に含まれている移動体利用履歴情報を参照して、前記移動体利用ユーザ特定手段によって特定された各ユーザが移動体の使用を開始した使用開始場所を特定する使用開始場所特定手段と、該使用開始場所特定手段によって特定された各ユーザの使用開始場所を集計し、集計結果を示す集計結果情報を作成する集計結果情報作成手段と、該集計結果情報作成手段が作成した集計結果情報を出力する集計結果情報出力手段とを含むことを特徴とする。
また、本発明の行動履歴管理サーバは、接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具の利用内容を示す携帯通信具利用情報を通信ネットワークを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する行動履歴管理サーバであって、移動体の利用内容を示す移動体利用履歴情報と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段と、前記携帯通信具利用情報を取得したことに応じて、取得した携帯通信具利用情報を含む所定ユーザの行動履歴情報を参照して、当該所定ユーザの行動内容を解析する行動内容解析手段と、該行動内容解析手段によって解析された行動内容があらかじめ定められたコンテンツ付与条件を満たすか否か判定する条件判定手段と、該条件判定手段によってコンテンツ付与条件を満たすと判定されたことに応じて、前記所定ユーザが使用する携帯通信具に向けてコンテンツを提供するコンテンツ提供手段とを含むことを特徴とする。
また、本発明の行動履歴管理サーバは、接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具の利用内容を示す携帯通信具利用情報を通信ネットワークを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する行動履歴管理サーバであって、移動体の利用内容を示す移動体利用履歴情報と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段と、前記携帯通信具利用情報を取得したことに応じて、取得した携帯通信具利用情報を含む所定ユーザの行動履歴情報を参照して、当該所定ユーザの携帯通信具の利用内容を解析する携帯通信具利用内容解析手段と、該携帯通信具利用内容解析手段によって解析された携帯通信具の利用内容があらかじめ定められたコンテンツ付与条件を満たすか否か判定する条件判定手段と、該条件判定手段によってコンテンツ付与条件を満たすと判定されたことに応じて、前記所定ユーザが使用する携帯通信具に向けてコンテンツを提供するコンテンツ提供手段とを含むことを特徴とする。
さらに、本発明の行動履歴管理サーバは、接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具の利用内容を示す携帯通信具利用情報を通信ネットワークを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する行動履歴管理サーバであって、移動体の利用内容を示す移動体利用履歴情報と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段と、前記行動履歴情報を解析する解析手段と、該解析手段の解析結果に基づいて、提供対象とする提供対象情報を作成あるいは選択する提供対象情報処理手段と、該提供対象情報処理手段によって作成あるいは選択された提供対象情報を出力する提供対象情報出力手段とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、交通機関や施設の利用履歴情報を用いた新規かつ有用なサービスを提供可能なシステムを構築することができるようになる。
本発明の第1の実施の形態における行動履歴管理システムの構成の例を示すブロック図である。 カード利用履歴情報の例を示す説明図である。 行動履歴情報の例を示す説明図である。 施設利用者解析処理の例を示すフローチャートである。 施設利用者解析結果画面の例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態における行動履歴管理システムの構成の例を示すブロック図である。 コンテンツ提供処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における行動履歴管理システムの構成の例を示すブロック図である。 コンテンツ提供処理の例を示すフローチャートである。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における行動履歴管理システム100の構成の例を示すブロック図である。図1に示すように、行動履歴管理システム100は、行動履歴管理サーバ10と、カード情報処理端末20と、無線基地局30と、携帯通信端末40と、ICカード50とを含む。
行動履歴管理サーバ10、カード情報処理端末20、及び無線基地局30は、それぞれ、インターネットなどの通信ネットワーク60に接続されている。また、携帯通信端末40は、無線基地局30との間で無線通信を行い、無線基地局30を介して通信ネットワーク60に接続される。
なお、カード情報処理端末20、無線基地局30、携帯通信端末40、及びICカード50は、いくつ設けられていてもよい。
行動履歴管理サーバ10は、WWWサーバなどの情報処理装置によって構成され、例えば本システムのシステム管理者によって管理される。行動履歴管理サーバ10は、カード情報処理端末20や携帯通信端末40から通信ネットワーク60を介して取得したカード情報(特に、後述するカードID及びカード利用履歴情報)を行動履歴情報として蓄積し、蓄積している行動履歴情報を用いて各種のサービスを提供する機能を有する。
行動履歴管理サーバ10は、行動履歴情報を格納する行動履歴DB11を備えている。なお、行動履歴DB11は、行動履歴管理サーバ10の内部に備えられていてもよいし、外部に備えられていてもよい。なお、行動履歴情報については、後で詳しく説明する。
カード情報処理端末20は、接触式または非接触式によりICカード50と通信を行い、ICカード50に搭載されているICメモリに記憶されている情報(カード情報)を読み取るカードリーダとしての機能、そのICメモリに情報を書き込むカードライタとしての機能、及びカード情報を行動履歴管理サーバ10に送信する機能などの各種の機能を有する。
カード情報処理端末20は、例えば、駅、レストラン、コンビニエンスストア、観光施設などの所定の施設に設置される端末装置であり、具体的には、鉄道の駅の改札口に設置される改札機や、小売店の店舗内に設置される支払機などである。また、カード情報処理端末20は、例えば、ICカード50に搭載されているICメモリに記憶されている情報(カード情報)を読み取って各種の情報を配信するサービス提供用の情報配信端末などの端末装置であってもよい。
携帯通信端末40は、携帯電話端末やPDAなどの通信装置であって、カード情報処理端末20と同様に、カードリーダとしての機能、カードライタとしての機能、及びカード情報を行動履歴管理サーバ10に送信する機能などの各種の機能を有する。
なお、携帯通信端末40にICカード50が有する機能を備えることとしてもよい。この場合、カードリーダとしての機能やカードライタとしての機能を有していなくてもよい。
ICカード50は、カード情報処理端末20や携帯通信端末40との通信や各種の制御を行う機能を有するICチップが搭載されており、改札の通過や商品の購入などに必要な情報やICカード50の利用履歴を示すカード利用履歴情報などの各種の情報(ICカード50を一意に特定するためのカードID、定期券情報、電子貨幣(電子マネー)情報、カード利用履歴情報など)を記憶するICメモリを備えているものとする。
図2は、カード利用履歴情報の例を示す説明図である。カード利用履歴情報は、図2に示すように、改札通過ログと、電子マネー入出金ログとを含む情報である。
「改札通過ログ」は、駅の改札機を通過した際に書き込まれる改札利用履歴を示す履歴情報であって、通過した改札機が設置されている駅の駅名と、入退場の別と、改札機を通過した時刻(例えば、年月日及び時間)とを含む情報である。
「電子マネー入出金ログ」は、ICメモリに記憶されている電子マネーの残金に変化があったときに書き込まれる電子マネー関連の履歴を示す電子マネー関連履歴情報であって、電子マネーを使用あるいは蓄積した施設の施設名と、使用あるいは蓄積した電子マネーの金額と、電子マネーを使用あるいは蓄積した時刻(例えば、年月日及び時間)とを含む情報である。なお、「電子マネー入出金ログ」に、電子マネーによって商品の購入した際におけるその商品の商品名などの他の情報を含めるようにしてもよい。また、電子マネーを使用あるいは蓄積した時刻については、改札機を通過した時刻等として改札通過ログに別途蓄積される場合には、電子マネー入出金ログに蓄積しないようにしてもよい。
図3は、行動履歴DB11に格納される行動履歴情報の例を示す説明図である。本例において、行動履歴情報は、例えば図3に示すように、ICカードを利用している各カードユーザの行動履歴を示す情報であって、各ICカードにそれぞれ蓄積されているカード情報のうち、カードIDと、カード利用履歴情報とを含む情報である。
行動履歴管理サーバ10は、カード情報処理端末20や携帯通信端末40から通信ネットワーク60を介してカード情報(カードID及びカード利用履歴情報を含む情報)を取得し、取得したカード利用履歴情報を対応するカードIDに対応付けして蓄積する処理を行う。
本例では、カードユーザがカード情報処理端末20においてICカードを利用した際に、あるいはカードユーザが自己の意思で携帯通信端末40を用いてICカードに蓄積されたカード情報を送信するための所定の操作(例えばカード情報の読み取り操作、及びカード情報の送信操作)を行った際に、カード情報処理端末20や携帯通信端末40から通信ネットワーク60を介して行動履歴管理サーバ10に対してカード情報が送信される。よって、カード情報処理端末20の利用や携帯通信端末40を用いたカード情報を送信するための所定の操作を促すために、行動履歴管理サーバ10が、カード情報を受信したことに応じて、所定のポイントやコンテンツをカード情報処理端末20や携帯通信端末40に対して送信するようにしてもよい。カード情報処理端末20や携帯通信端末40に送信されたポイントやコンテンツは、カード情報処理端末20の処理や携帯通信端末40の操作によってICカードのICメモリに書き込まれるようにすればよい。
次に、本例の行動履歴管理システム100の動作について説明する。
図4は、行動履歴管理サーバ10が実行する施設利用者解析処理の例を示すフローチャートである。ここでは、オペレータXの入力操作に応じて、鉄道を利用して施設Aを訪れた施設Aの利用者それぞれの鉄道利用時の乗車駅を解析し、各利用者の乗車駅を集計した乗車駅集計グラフを出力する処理を行う場合を例に説明する。なお、本発明に関係しない処理については、その内容を省略している場合がある。
施設利用者解析処理において、行動履歴管理サーバ10は、オペレータXの入力操作によって指定された解析対象施設及び解析対象期間を受け付ける(ステップS101,S102)。ここでは、解析対象施設として施設Aを受け付け、解析対象期間として2010年1月10日を受け付けたものとする。
解析対象施設及び解析対象期間を受け付けると、行動履歴管理サーバ10は、行動履歴DB11に蓄積されている行動履歴情報を参照し、受け付けた解析対象期間中に受け付けた解析対象施設を利用したカードユーザを特定する(ステップS103)。ここでは、行動履歴情報における各カードユーザの電子マネー入出金ログを参照し、解析対象期間である2010年1月10日に解析対象施設である施設Aを利用した利用履歴を探索し、解析対象期間中に解析対象施設を利用したカードユーザを特定する。
次いで、行動履歴管理サーバ10は、行動履歴情報を参照し、ステップS103にて特定したカードユーザのうち、鉄道を利用して施設Aを訪れたカードユーザを特定する(ステップS104)。ここでは、ステップS103にて特定したカードユーザの電子マネー入出金ログと改札通過ログを参照し、ステップS103にて特定したカードユーザのうち、解析対象期間中における解析対象施設を利用した日と同一日の解析対象施設の利用時刻(電子マネー入出金ログに登録されている解析対象施設でのICカードの使用時)より前の時間に、解析対象施設を訪れる際に利用可能な利用可能駅(最寄り駅など)から退場するために改札機を通過していたカードユーザを、鉄道を利用して解析対象施設を訪れたカードユーザとして特定する。
次いで、行動履歴管理サーバ10は、行動履歴情報を参照し、ステップS104にて特定した各カードユーザが解析対象施設を訪れるために鉄道を利用した際の乗車駅をそれぞれ特定する(ステップS105)。ここでは、ステップS103にて特定したカードユーザの改札通過ログを参照し、解析対象施設を訪れる際に利用可能な利用可能駅から退場する前に入場していた駅を、解析対象施設を訪れるために鉄道を利用した際の乗車駅として特定する。
ステップS104にて特定した各カードユーザが解析対象施設を訪れるために鉄道を利用した際のそれぞれの乗車駅を特定すると、行動履歴管理サーバ10は、所定エリア内の各駅について、乗車駅として利用したカードユーザの数を集計し(ステップS106)、乗車駅の集計結果が示す乗車駅集計グラフを作成する(ステップS107)。
そして、行動履歴管理サーバ10は、作成した乗車駅集計グラフを解析結果として出力する(ステップS108)。ステップS108では、例えば、行動履歴管理サーバ10が備える表示装置に乗車駅集計グラフを含む施設利用者解析結果情報の表示領域が設けられた施設利用者解析結果画面を表示する処理が実行される。なお、行動履歴管理サーバ10が、解析対象施設及び解析対象期間を含む施設利用者解析依頼を通信ネットワーク60を介して受け付け、ステップS108にて、作成した乗車駅集計グラフを含む施設利用者解析結果情報を通信ネットワーク60を介して施設利用者解析依頼の依頼者が使用する情報処理端末に送信するようにしてもよい。
施設利用者解析結果画面には、例えば図5に示すように、乗車駅集計グラフを表示する表示領域101と、解析対象施設を表示する表示領域102と、解析対象期間を表示する表示領域103と、利用可能駅を表示する表示領域104とが設けられている。
図5に示すように、乗車駅集計グラフは、解析対象施設である施設Aの所在位置を示す所在表示と、施設Aの利用可能駅(ここでは越谷レイクタウン駅)を含む周辺エリアの路線図とによって構成され、路線図上の各駅に乗車数が表示されてものとなっている。なお、乗車駅集計グラフにおける各駅の表示ブロックは、円形状や四角形状など、例えば鉄道会社によって異なる形状とされる。
上記のようにして、鉄道を利用して施設Aを訪れた施設Aの利用者それぞれの鉄道利用時の乗車駅を解析し、各利用者の乗車駅を集計した乗車駅集計グラフを出力する処理が実行される。
上記のように構成することで、ある期間中に施設Aを訪れた各利用者の乗車駅を集計した乗車駅集計グラフを作成して出力することができるようになり、この乗車駅集計グラフによって、例えば、施設Aの各利用者の乗車利用駅や居住エリアの分布を容易に把握することが可能となるため、施設Aの管理者にとっての有用なマーケティング資料を提供することができるようになる。
なお、上記の例では、解析対象施設を訪れる際に利用可能な利用可能駅を自動的に決定(例えば、施設毎に利用可能駅をあらかじめ登録しておくようにしたり、施設の所在地から所定距離内の駅を探索して利用可能駅とするようにすればよい。)する構成としていたが、解析対象施設及び解析対象期間とともに、利用可能駅を受け付ける構成としてもよい。
なお、上記の例では、路線図が掲載された乗車駅集計グラフを出力する構成としていたが、乗車駅集計グラフの出力態様は乗車駅毎の人数を把握可能なものであればどのようなものであってもよい。
以上に説明したように、上述した第1の実施の形態によれば、接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具(例えばICカード50、ICカード機能が搭載された携帯通信端末)の利用内容を示す携帯通信具利用情報(例えば、カード情報)を通信ネットワーク60を介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する行動履歴管理サーバ10が、移動体(例えば、鉄道)の利用内容を示す移動体利用履歴情報(例えば改札通過ログ)と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報(例えば電子マネー入出金ログ)とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴DB11を備え、行動履歴情報に含まれている電子マネー利用履歴情報を参照して、解析対象として指定された解析対象施設を利用したユーザを特定し、行動履歴情報に含まれている移動体利用履歴情報を参照して、特定されたユーザの中で、移動体を利用して解析対象施設を訪れたユーザを特定し、行動履歴情報に含まれている移動体利用履歴情報を参照して、特定された各ユーザが移動体の使用を開始した使用開始場所を特定し、特定された各ユーザの使用開始場所を集計し、集計結果を示す集計結果情報(例えば乗車駅集計グラフ)を作成し、作成した集計結果情報を出力する構成としたので、交通機関や施設の利用履歴情報である行動履歴情報を用いた新規かつ有用なサービスを提供することができるようになる。
すなわち、移動体利用履歴情報(例えば改札通過ログ)と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報(例えば電子マネー入出金ログ)とを含む行動履歴情報を解析することによって、移動体を使用して解析対象施設を訪れたユーザそれぞれが移動体利用時の利用を開始したそれぞれの場所(例えば、駅)を特定し、集計することとしているので、その集計結果として、施設の管理者にとっての有用なマーケティング資料を提供することができるようになる。
なお、上述した第1の実施の形態では、ステップS101にて解析対象施設を1箇所のみ受け付ける例を示したが、複数の解析対象施設を受け付けるようにしてもよい。この場合、行動履歴管理サーバ10は、ステップS103にて解析対象施設の全てを利用したカードユーザを特定し、ステップS104にて解析対象施設の少なくとも1箇所を鉄道を利用して訪れたカードユーザを特定するようにすればよい。
上記のように複数の解析対象施設を受け付けるようにする場合、例えば、行動履歴管理サーバ10は、ステップS105のあと、改札通過ログ及び電子マネー入出金ログを参照して、各カードユーザが鉄道を使用して移動した移動経路(利用した駅によって特定される。なお、施設間の移動の際にカード利用がなされていない場合には、例えば鉄道以外の徒歩などによって移動したことが特定できる。)、複数の解析対象施設の訪問順序、複数の解析対象施設それぞれの滞在時間(該当施設でのカード利用時刻と、その直後のカード利用時刻とによって推定できる。)などの各カードユーザの行動パターンを特定する処理を行うようにしてもよい。そして、行動履歴管理サーバ10が、特定した各ユーザの使用開始場所と、各ユーザの行動パターンとを集計し、集計結果を示す集計結果情報を作成するようにすればよい。集計結果としては、例えば、訪問施設順序別、使用開始場所別、移動経路別などの分類別に集計したものなどが考えられる。
上記のように、行動履歴管理サーバ10が、解析対象として指定された複数の解析対象施設の全てを利用したユーザを特定し、特定されたユーザの中で移動体を利用して複数の解析対象施設の少なくとも1箇所を訪れたユーザを特定し、行動履歴情報に含まれている移動体利用履歴情報(例えば改札通過ログ)及び電子マネー利用履歴情報(例えば電子マネー入出金ログ)を参照して、特定された各ユーザが移動体を使用して移動した移動経路と、複数の解析対象施設の訪問順序と、複数の解析対象施設それぞれの滞在時間とを含む各ユーザの行動パターンを特定し、特定された各ユーザの使用開始場所と、特定された各ユーザの行動パターンとを集計し、集計結果を示す集計結果情報を作成する構成とした場合には、移動体利用履歴情報(例えば改札通過ログ)と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報(例えば電子マネー入出金ログ)とを含む行動履歴情報を解析することによって、移動体を使用して複数の解析対象施設の全てを訪れたユーザそれぞれの行動パターンを特定し、集計することが可能となり、その集計結果として、施設の管理者にとっての有用なマーケティング資料を提供することができるようになる。
また、上述した第1の実施の形態では特に言及していないが、生成した集計結果を示す集計結果情報を行動履歴管理サーバ10が備える所定のDB(集計結果DB)に蓄積しておき、行動履歴管理サーバ10が、集計結果DBに記憶された複数の異なる時点で作成された集計結果情報がそれぞれ示す複数の集計結果を解析し、所定の解析結果(例えば、時系列で比較した解析結果や、一定期間の累積値を算出した解析結果など)を示す解析結果情報を作成し、作成した解析結果情報を出力する構成としてもよい。
上記のように、行動履歴管理サーバ10が、作成した集計結果情報を記憶する集計結果DBを備え、集計結果DBに記憶された複数の異なる時点で作成された集計結果情報がそれぞれ示す複数の集計結果を解析し、所定の解析結果を示す解析結果情報を作成し、作成した解析結果情報を出力する構成とした場合には、複数の異なる時点で作成された集計結果情報の解析結果を提示することが可能となり、施設の管理者にとっての有用なマーケティング資料を提供することができるようになる。
また、生成した集計結果を示す集計結果情報を行動履歴管理サーバ10が備える所定のDB(集計結果DB)に蓄積しておく構成とする場合に、行動履歴管理サーバ10が、集計結果DBに記憶された複数の異なる時点で作成された集計結果情報を参照して、各ユーザについての各解析対象施設の利用頻度を導出し、利用頻度によって分類された各クラスのユーザ群毎に所定の解析結果を示す解析結果情報を作成するようにしてもよい。このように構成した場合には、複数の異なる時点で作成された集計結果情報を利用して、各解析対象施設の利用頻度によって分類された各クラス(例えば、利用頻度が高いユーザが属するヘビーユーザクラス、利用頻度が低いユーザが属するライトユーザクラスなど)毎の解析結果を提示することが可能となり、施設の管理者にとっての有用なマーケティング資料を提供することができるようになる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態における行動履歴管理システム100Aの構成の例を示すブロック図である。図6に示すように、行動履歴管理システム100Aは、行動履歴管理サーバ10Aと、カード情報処理端末20Aと、無線基地局30Aと、携帯通信端末40Aと、ICカード50Aと、パーソナルコンピュータ70,80とを含む。パーソナルコンピュータ70には、カードリーダライタ71が接続されているものとする。
行動履歴管理サーバ10A、カード情報処理端末20A、無線基地局30A、及びパーソナルコンピュータ70,80は、それぞれ、インターネットなどの通信ネットワーク60Aに接続されている。また、携帯通信端末40Aは、無線基地局30Aとの間で無線通信を行い、無線基地局30Aを介して通信ネットワーク60Aに接続される。
なお、無線基地局30A、カード情報処理端末20A、携帯通信端末40A、及びパーソナルコンピュータ70,80は、いくつ設けられていてもよい。
行動履歴管理サーバ10Aは、WWWサーバなどの情報処理装置によって構成され、例えば本システムのシステム管理者によって管理される。行動履歴管理サーバ10Aは、携帯通信端末40Aから通信ネットワーク60Aを介して取得したカード情報(特に、カードID及びカード利用履歴情報)を行動履歴情報として蓄積し、蓄積している行動履歴情報を用いて各種のサービスを提供する機能を有する。
行動履歴管理サーバ10Aは、行動履歴情報を格納する行動履歴DB11Aと、コンテンツを格納するコンテンツDB12とを備えている。なお、行動履歴DB11A及びコンテンツDB12は、それぞれ、行動履歴管理サーバ10Aの内部に備えられていてもよいし、外部に備えられていてもよい。行動履歴DB11Aには、例えば、ICカードを利用している各カードユーザの行動履歴を示す情報であって、各ICカードにそれぞれ蓄積されているカード情報のうち、カードIDと、カード利用履歴情報とを含む情報である行動履歴情報(図3参照)が格納される。コンテンツDB12には、例えば、特典として付与される画像、動画、音楽データなどのコンテンツと、各コンテンツの付与条件とが対応付けされて格納される。
カード情報処理端末20Aは、接触式または非接触式によりICカード50Aと通信を行い、ICカード50Aに搭載されているICメモリに記憶されている情報(カード情報)を読み取るカードリーダとしての機能、そのICメモリに情報を書き込むカードライタとしての機能、及びカード情報を行動履歴管理サーバ10に送信する機能などの各種の機能を有する。
カード情報処理端末20Aは、例えば、駅、レストラン、コンビニエンスストア、観光施設などの所定の施設に設置される端末装置であり、具体的には、鉄道の駅の改札口に設置される改札機や、小売店の店舗内に設置される支払機などである。また、カード情報処理端末20Aは、例えば、ICカード50Aに搭載されているICメモリに記憶されている情報(カード情報)を読み取って各種の情報を配信するサービス提供用の情報配信端末などの端末装置であってもよい。
携帯通信端末40Aは、携帯電話端末やPDAなどの通信装置であって、例えばICカード50Aが有する機能を備えており、カード情報を行動履歴管理サーバ10に送信する機能などの各種の機能を有する。すなわち、携帯通信端末40Aは、接触式または非接触式により改札機(例えば、鉄道の駅の改札口に設置される改札機)や電子マネーの支払機(例えば、小売店の店舗内に設置される支払機)などのカードリーダライタと通信を行う機能を有するICチップが搭載されており、改札の通過や商品の購入などに必要な情報やICカード機能の利用履歴を示すカード利用履歴情報などの各種の情報(内蔵しているICカードを一意に特定するためのカードID、定期券情報、電子貨幣(電子マネー)情報、改札通過ログと電子マネー入出金ログとを含むカード利用履歴情報(図2参照)など)を記憶するICメモリを備えているものとする。
携帯通信端末40Aは、カード情報が新たに登録されると、新たに登録されたカード情報(カードID及び新たに登録されたカード利用履歴情報を含む情報)を行動履歴管理サーバ10Aに対して通信ネットワーク60Aを介して送信する。この送信タイミングとしては、本例では、カード情報が新たに登録されたことに応じて直ちに行う。なお、カード情報が新たに登録されたあと所定時間となったとき(例えば17時、18時などのあらかじめ定められた時間)などの所定時間経過後に行うようにしてもよい。
そして、行動履歴管理サーバ10Aは、携帯通信端末40Aから通信ネットワーク60Aを介してカード情報(カードID及びカード利用履歴情報を含む情報)を取得し、取得したカード利用履歴情報を対応するカードIDに対応付けして蓄積する処理を行う。
本例では、例えば、カードユーザが携帯通信端末40Aに内蔵されているICカードを利用した際に、携帯通信端末40Aから通信ネットワーク60Aを介して行動履歴管理サーバ10Aに対してカード情報が送信される。行動履歴管理サーバ10Aは、カード情報を受信すると、受信したカード情報を行動履歴DB11Aに格納し、該当するカードユーザの行動内容を解析して、付与条件を満たすカードユーザに対して、所定のコンテンツを提供する処理を行う。
次に、本例の行動履歴管理システム100Aの動作について説明する。
図7は、行動履歴管理サーバ10Aが実行するコンテンツ提供処理の例を示すフローチャートである。ここでは、カードユーザYが携帯通信端末40Aを使用して改札機Zを通過したことに応じて送信されたカード情報の受信に応じて、行動履歴管理サーバ10AがカードユーザYの行動内容を解析してコンテンツを付与する処理を行う場合を例に説明する。なお、本発明に関係しない処理については、その内容を省略している場合がある。
ここでは、カードユーザYが携帯通信端末40Aを使用して改札機Zを通過した際(携帯通信端末40Aを改札機Zが備えるカードリーダライタに接近させて通信を行い、携帯通信端末40Aが内蔵するICチップのICメモリに新たなカード情報が書き込まれた際に)に、携帯通信端末40Aが、自己が備えるアプリケーションの機能により、新たに書き込まれたカード情報を直ちに行動履歴管理サーバ10Aに向けて送信する処理を行ったものとする。
コンテンツ提供処理において、行動履歴管理サーバ10Aは、携帯通信端末40Aからのカード情報を受信すると(ステップS201)、カード情報に含まれているカードIDによってカードユーザYを特定し、受信したカード情報に含まれているカード利用履歴情報をカードユーザYのカード利用履歴情報として(カードユーザYのカードIDに対応付けして)行動履歴DB11Aに格納し、行動履歴DB11Aに蓄積されているカードユーザYのカード利用履歴情報を用いてカードユーザYの行動内容を解析する(ステップS202)。
ステップS202では、カード利用履歴情報を用いて、カードユーザYの行動範囲、カードユーザYの現在位置(新たに登録したカード利用履歴情報によって位置を特定する)、利用施設(駅、店舗など)、利用内容(購入商品など)、利用日時、利用金額を特定する処理が実行される。
カードユーザYの行動内容を解析すると、行動履歴管理サーバ10Aは、コンテンツDB12に格納されている付与条件を参照し、カードユーザYの行動内容が所定のコンテンツ付与条件のいずれかを満たしているか否か判定する(ステップS203)。「付与条件」は、例えば、特定の施設を利用していること、特定の商品を購入していること、特定のエリアを行動範囲としていること、特定のエリア内に位置していることなどが該当する。
付与条件の何れかを満たしていた場合には、行動履歴管理サーバ10Aは、コンテンツDB12を参照し、満たしている付与条件に対応付けされているコンテンツを付与するコンテンツに決定して(ステップS204)、決定したコンテンツを携帯通信端末40Aに対して送信する処理を行う(ステップS205)。
上記のようにして、携帯通信端末40Aからのカード情報の受信に応じて、行動履歴管理サーバ10AがカードユーザYの行動内容を解析し、コンテンツを付与する処理が実行される。
上記の例では、ICカード機能が使用されカード情報が書き込まれた際に携帯通信端末40Aが直ちに新たなカード情報を行動履歴管理サーバ10Aに送信することとし、携帯通信端末40Aからのカード情報の受信に応じて行動履歴管理サーバ10Aが直ちに行動内容を解析して必要に応じてコンテンツを付与するようにしているので、カードユーザの行動内容に適合したコンテンツをリアルタイムに提供することが可能となる。
なお、上記の例では、携帯通信端末40Aからのカード情報の収集、カードユーザの行動内容の解析、及びコンテンツの提供を全て行動履歴管理サーバ10Aが実行する構成としていたが、携帯通信端末40Aからのカード情報を収集する処理とカード情報のうち必要な情報を他のコンテンツ提供サーバに提供する処理とを行動履歴管理サーバ10Aが実行し、他のコンテンツ提供サーバがカードユーザの行動内容の解析とコンテンツの提供とを行うようにしてもよい。
また、上記の例では、コンテンツを携帯通信端末40Aに送信する構成としていたが、コンテンツの送信先は携帯通信端末40Aに限らず、携帯通信端末40AのユーザであるカードユーザYが管理あるいは指定する別の端末やICカードとしてもよい。この場合、例えば、通信ネットワーク60を介してパーソナルコンピュータ80にコンテンツを送信するようにしたり、カード情報処理端末20Aを介してICカード50Aに送信するようにしたり、パーソナルコンピュータ70にコンテンツを送信してそのパーソナルコンピュータ70に接続されたカードリーダライタ71を介してICカード50Aに送信するようにすればよい。
以上に説明したように、上述した第2の実施の形態によれば、接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具(例えばICカード、ICカード機能が搭載された携帯通信端末40A)の利用内容を示す携帯通信具利用情報(例えば、カード情報)を通信ネットワーク60Aを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する行動履歴管理サーバ10Aが、移動体(例えば、鉄道)の利用内容を示す移動体利用履歴情報(例えば改札通過ログ)と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報(例えば電子マネー入出金ログ)とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴DB11Aを備え、携帯通信具利用情報を取得したことに応じて、取得した携帯通信具利用情報を含む所定ユーザの行動履歴情報を参照して、その所定ユーザの行動内容を解析し、解析された行動内容があらかじめ定められたコンテンツの付与条件を満たすか否か判定し、コンテンツの付与条件を満たすと判定されたことに応じて、所定ユーザが使用する携帯通信具に向けてコンテンツを提供する構成としたので、交通機関や施設の利用履歴情報である行動履歴情報を用いた新規かつ有用なサービスを提供することができるようになる。
すなわち、移動体利用履歴情報(例えば改札通過ログ)と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報(例えば電子マネー入出金ログ)とを含む行動履歴情報を解析することによって、所定ユーザの行動内容を解析し、解析した行動内容が付与条件を満たす場合にコンテンツを提供することとしているので、移動体利用履歴と電子マネー利用履歴から解析される行動内容に応じてコンテンツを提供するユーザを適切に選定することが可能となり、選定されたユーザに対して有効にコンテンツを提供することが可能となる。
また、携帯通信具(例えばICカード、ICカード機能が搭載された携帯通信端末40A)が、携帯通信具利用情報(例えば、カード情報)が新たに登録されると、新たに登録された携帯通信具利用情報を直ちに通信ネットワーク60Aを介して送信する構成とした場合には、移動体利用履歴と電子マネー利用履歴から解析される行動内容に応じてコンテンツを提供するユーザをリアルタイムに収集しているカード情報を用いて適切に選定することが可能となり、選定されたユーザに対して有効にコンテンツを提供することが可能となる。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
図8は、本発明の第3の実施の形態における行動履歴管理システム100Bの構成の例を示すブロック図である。図8に示すように、行動履歴管理システム100Bは、行動履歴管理サーバ10Bと、カード情報処理端末20Bと、無線基地局30Bと、携帯通信端末40Bと、ICカード50Bとを含む。
行動履歴管理サーバ10B、カード情報処理端末20B、及び無線基地局30Bは、それぞれ、インターネットなどの通信ネットワーク60Bに接続されている。また、携帯通信端末40Bは、無線基地局30Bとの間で無線通信を行い、無線基地局30Bを介して通信ネットワーク60Bに接続される。
なお、カード情報処理端末20B、無線基地局30B、携帯通信端末40B、及びICカード50Bは、いくつ設けられていてもよい。
行動履歴管理サーバ10Bは、WWWサーバなどの情報処理装置によって構成され、例えば本システムのシステム管理者によって管理される。行動履歴管理サーバ10Bは、カード情報処理端末20Bや携帯通信端末40Bから通信ネットワーク60Bを介して取得したカード情報(特に、カードID及びカード利用履歴情報)を行動履歴情報として蓄積し、蓄積している行動履歴情報を用いて各種のサービスを提供する機能を有する。
行動履歴管理サーバ10Bは、行動履歴情報を格納する行動履歴DB11Bと、コンテンツを格納するコンテンツDB12Bとを備えている。なお、行動履歴DB11B及びコンテンツDB12Bは、それぞれ、行動履歴管理サーバ10Bの内部に備えられていてもよいし、外部に備えられていてもよい。行動履歴DB11Bには、例えば、ICカードを利用している各カードユーザの行動履歴を示す情報であって、各ICカードにそれぞれ蓄積されているカード情報のうち、カードIDと、カード利用履歴情報(図2参照)とを含む情報である行動履歴情報(図3参照)が格納される。コンテンツDB12Bには、例えば、特典として付与される画像、動画、音楽データなどのコンテンツと、各コンテンツの付与条件とが対応付けされて格納される。
カード情報処理端末20Bは、接触式または非接触式によりICカード50Bと通信を行い、ICカード50Bに搭載されているICメモリに記憶されている情報(カード情報)を読み取るカードリーダとしての機能、そのICメモリに情報を書き込むカードライタとしての機能、及びカード情報を行動履歴管理サーバ10Bに送信する機能などの各種の機能を有する。
カード情報処理端末20Bは、例えば、駅、レストラン、コンビニエンスストア、観光施設などの所定の施設に設置される端末装置であり、具体的には、鉄道の駅の改札口に設置される改札機や、小売店の店舗内に設置される支払機などである。また、カード情報処理端末20Bは、例えば、ICカード50Bに搭載されているICメモリに記憶されている情報(カード情報)を読み取って各種の情報を配信するサービス提供用の情報配信端末などの端末装置であってもよい。
携帯通信端末40Bは、携帯電話端末やPDAなどの通信装置であって、カード情報処理端末20Bと同様に、カードリーダとしての機能、カードライタとしての機能、及びカード情報を行動履歴管理サーバ10Bに送信する機能などの各種の機能を有する。
なお、携帯通信端末40BにICカード50Bが有する機能を備えることとしてもよい。この場合、カードリーダとしての機能やカードライタとしての機能を有していなくてもよい。
ICカード50Bは、カード情報処理端末20Bや携帯通信端末40Bとの通信や各種の制御を行う機能を有するICチップが搭載されており、改札の通過や商品の購入などに必要な情報やICカード50Bの利用履歴を示すカード利用履歴情報などの各種の情報(ICカード50Bを一意に特定するためのカードID、定期券情報、電子貨幣(電子マネー)情報、改札通過ログと電子マネー入出金ログとを含むカード利用履歴情報(図2参照)など)を記憶するICメモリを備えているものとする。
行動履歴管理サーバ10Bは、カード情報処理端末20Bや携帯通信端末40Bから通信ネットワーク60Bを介してカード情報(カードID及びカード利用履歴情報を含む情報)を取得し、取得したカード利用履歴情報を対応するカードIDに対応付けして蓄積する処理を行う。
本例では、カードユーザがカード情報処理端末20BにおいてICカードを利用した際に、あるいはカードユーザが自己の意思で携帯通信端末40Bを用いてICカードに蓄積されたカード情報を送信するための所定の操作(例えばカード情報の読み取り操作、及びカード情報の送信操作)を行った際に、カード情報処理端末20Bや携帯通信端末40Bから通信ネットワーク60Bを介して行動履歴管理サーバ10Bに対してカード情報が送信される。行動履歴管理サーバ10Bは、カード情報を受信すると、受信したカード情報を行動履歴DB11Bに格納し、該当するカードユーザのカード利用内容を解析して、付与条件を満たすカードユーザに対して、所定のコンテンツを提供する処理を行う。
次に、本例の行動履歴管理システム100Bの動作について説明する。
図9は、行動履歴管理サーバ10Bが実行するコンテンツ提供処理の例を示すフローチャートである。ここでは、カードユーザPが携帯通信端末40Bを操作して送信されたカード情報の受信に応じて、行動履歴管理サーバ10BがカードユーザPのカード利用内容を解析してコンテンツを付与する処理を行う場合を例に説明する。なお、本発明に関係しない処理については、その内容を省略している場合がある。
コンテンツ提供処理において、行動履歴管理サーバ10Bは、携帯通信端末40Bからのカード情報を受信すると(ステップS301)、カード情報に含まれているカードIDによってカードユーザPを特定し、受信したカード情報に含まれているカード利用履歴情報をカードユーザPのカード利用履歴情報として(カードユーザPのカードIDに対応付けして)行動履歴DB11Bに格納し、行動履歴DB11Bに蓄積されているカードユーザPの当日のカード利用履歴情報を特定し、特定したカード利用履歴情報を用いてカードユーザPの当日のカード利用内容を解析する(ステップS302)。
ステップS302では、カード利用履歴情報を用いて、カードユーザPが当日利用した特定施設(あらかじめ定められた1又は2以上の特定の施設)の数、カードユーザPが特定施設で当日使用した電子マネーの総額、カードユーザPが電子マネーを使用した特定施設の数など、あらかじめ定められたカードの利用内容を特定する処理が実行される。
カードユーザPのカード利用内容を解析すると、行動履歴管理サーバ10Bは、コンテンツDB12Bに格納されている付与条件を参照し、カードユーザPのカード利用内容が所定のコンテンツ付与条件のいずれかを満たしているか否か判定する(ステップS303)。「付与条件」は、例えば、所定数(例えば3つ)以上の特定施設でICカードを当日中に使用していること、特定施設で当日使用した電子マネーの総額が所定金額(例えば500円)以上であること、所定数(例えば3つ)以上の特定施設でICカードにより当日中に所定金額(例えば500円)以上使用していることなどが該当する。
付与条件の何れかを満たしていた場合には、行動履歴管理サーバ10Bは、当選判定処理を行う(ステップS304)。当選判定処理は、例えば乱数抽選などによって当選あるいは落選の別を判定する処理である。なお、成立した付与条件や対象カードユーザによって当選確率を異ならせるようにしてもよい。また、この当選判定処理を行わないようにしてもよい。
当選判定処理によって当選と判定した場合には(ステップS305のY)、行動履歴管理サーバ10Bは、コンテンツDB12Bを参照し、満たしている付与条件に対応付けされているコンテンツを付与するコンテンツに決定して、決定したコンテンツを携帯通信端末40Bに対して送信する処理を行う(ステップS306)。
なお、当選判定処理によって落選と判定した場合には、携帯通信端末40Bに対して落選したことを通知するようにすればよい。
上記のようにして、携帯通信端末40Bからのカード情報の受信に応じて、行動履歴管理サーバ10BがカードユーザPのカード利用内容を解析し、コンテンツを付与する処理が実行される。
なお、上記の例では、携帯通信端末40Bからのカード情報の収集、カードユーザのカード利用内容の解析、及びコンテンツの提供を全て行動履歴管理サーバ10Bが実行する構成としていたが、携帯通信端末40Bからのカード情報を収集する処理とカード情報のうち必要な情報を他のコンテンツ提供サーバに提供する処理とを行動履歴管理サーバ10Bが実行し、他のコンテンツ提供サーバがカードユーザのカード利用内容の解析とコンテンツの提供とを行うようにしてもよい。
以上に説明したように、上述した第3の実施の形態によれば、接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具(例えばICカード50B、ICカード機能が搭載された携帯通信端末)の利用内容を示す携帯通信具利用情報(例えば、カード情報)を通信ネットワーク60Bを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する行動履歴管理サーバ10Bが、移動体(例えば、鉄道)の利用内容を示す移動体利用履歴情報(例えば改札通過ログ)と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報(例えば電子マネー入出金ログ)とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴DB11Bを備え、携帯通信具利用情報を取得したことに応じて、取得した携帯通信具利用情報を含む所定ユーザの行動履歴情報を参照して、その所定ユーザの携帯通信具の利用内容を解析し、解析された携帯通信具の利用内容があらかじめ定められたコンテンツの付与条件を満たすか否か判定し、コンテンツの付与条件を満たすと判定されたことに応じて、所定ユーザが使用する携帯通信具に向けてコンテンツを提供する構成としたので、交通機関や施設の利用履歴情報である行動履歴情報を用いた新規かつ有用なサービスを提供することができるようになる。
すなわち、移動体利用履歴情報(例えば改札通過ログ)と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報(例えば電子マネー入出金ログ)とを含む行動履歴情報を解析することによって、所定ユーザの携帯通信具の利用内容を解析し、解析した携帯通信具の利用内容が付与条件を満たす場合にコンテンツを提供することとしているので、移動体利用履歴と電子マネー利用履歴から解析される携帯通信具の利用内容に応じてコンテンツを提供するユーザを適切に選定することが可能となり、選定されたユーザに対して有効にコンテンツを提供することが可能となる。
以上に説明したように、上述した各実施の形態によれば、接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具(例えばICカード50,50B、ICカード機能が搭載された携帯通信端末40A)の利用内容を示す携帯通信具利用情報(例えば、カード情報)を通信ネットワーク60,60A,60Bを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する行動履歴管理サーバ10,10A,10Bが、移動体(例えば、鉄道)の利用内容を示す移動体利用履歴情報(例えば改札通過ログ)と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報(例えば電子マネー入出金ログ)とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴DB11,11A,11Bを備え、行動履歴情報を解析し、解析結果に基づいて、提供対象とする提供対象情報(乗車駅集計グラフ、コンテンツ)を作成あるいは選択し、作成あるいは選択された提供対象情報を出力する構成としたので、交通機関や施設の利用履歴情報である行動履歴情報を用いた新規かつ有用なサービスを提供することができるようになる。
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、行動履歴管理サーバ10,10A,10Bは、例えば自己が備える記憶媒体に記憶された処理プログラム(行動履歴管理プログラム)に従って、上述した各種の処理を実行している。
本発明によれば、交通機関や施設の利用履歴情報である行動履歴情報を用いた新規かつ有用なサービスを提供するのに有用である。
10 行動履歴管理サーバ
11 行動履歴DB
20 カード情報処理端末
30 無線基地局
40 携帯通信端末
50 ICカード
60 通信ネットワーク
100 行動履歴管理システム

Claims (11)

  1. 接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具の利用内容を示す携帯通信具利用情報を通信ネットワークを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する行動履歴管理サーバであって、
    移動体の利用内容を示す移動体利用履歴情報と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段と、
    前記行動履歴情報に含まれている電子マネー利用履歴情報を参照して、解析対象として指定された解析対象施設を利用したユーザを特定する施設利用ユーザ特定手段と、
    前記行動履歴情報に含まれている移動体利用履歴情報を参照して、前記施設利用ユーザ特定手段によって特定されたユーザの中で、移動体を利用して前記解析対象施設を訪れたユーザを特定する移動体利用ユーザ特定手段と、
    前記行動履歴情報に含まれている移動体利用履歴情報を参照して、前記移動体利用ユーザ特定手段によって特定された各ユーザが移動体の使用を開始した使用開始場所を特定する使用開始場所特定手段と、
    該使用開始場所特定手段によって特定された各ユーザの使用開始場所を集計し、集計結果を示す集計結果情報を作成する集計結果情報作成手段と、
    該集計結果情報作成手段が作成した集計結果情報を出力する集計結果情報出力手段とを含む
    ことを特徴とする行動履歴管理サーバ。
  2. 前記施設利用ユーザ特定手段は、解析対象として指定された複数の解析対象施設の全てを利用したユーザを特定し、
    前記移動体利用ユーザ特定手段は、前記施設利用ユーザ特定手段によって特定されたユーザの中で、移動体を利用して前記複数の解析対象施設の少なくとも1箇所を訪れたユーザを特定し、
    前記行動履歴情報に含まれている移動体利用履歴情報及び電子マネー利用履歴情報を参照して、前記移動体利用ユーザ特定手段によって特定された各ユーザが移動体を使用して移動した移動経路と、前記複数の解析対象施設の訪問順序と、前記複数の解析対象施設それぞれの滞在時間とを含む各ユーザの行動パターンを特定する行動パターン特定手段を含み、
    前記集計結果情報作成手段は、前記使用開始場所特定手段によって特定された各ユーザの使用開始場所と、前記行動パターン特定手段によって特定された各ユーザの行動パターンとを集計し、集計結果を示す集計結果情報を作成する
    請求項1記載の行動履歴管理サーバ。
  3. 前記集計結果情報作成手段によって作成された集計結果情報を記憶する集計結果情報記憶手段と、
    該集計結果情報記憶手段に記憶された複数の異なる時点で作成された集計結果情報がそれぞれ示す複数の集計結果を解析し、所定の解析結果を示す解析結果情報を作成する解析結果情報作成手段と、
    該解析結果情報作成手段が作成した解析結果情報を出力する解析結果情報出力手段とを含む
    請求項1または請求項2記載の行動履歴管理サーバ。
  4. 前記解析結果情報作成手段は、前記集計結果情報記憶手段に記憶された複数の異なる時点で作成された集計結果情報を参照して、各ユーザについての各解析対象施設の利用頻度を導出し、利用頻度によって分類された各クラスのユーザ群毎に前記所定の解析結果を示す解析結果情報を作成する
    請求項3記載の行動履歴管理サーバ。
  5. 接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具の利用内容を示す携帯通信具利用情報を通信ネットワークを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する行動履歴管理サーバであって、
    移動体の利用内容を示す移動体利用履歴情報と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段と、
    前記携帯通信具利用情報を取得したことに応じて、取得した携帯通信具利用情報を含む所定ユーザの行動履歴情報を参照して、当該所定ユーザの行動内容を解析する行動内容解析手段と、
    該行動内容解析手段によって解析された行動内容があらかじめ定められたコンテンツ付与条件を満たすか否か判定する条件判定手段と、
    該条件判定手段によってコンテンツ付与条件を満たすと判定されたことに応じて、前記所定ユーザが使用する携帯通信具に向けてコンテンツを提供するコンテンツ提供手段とを含む
    ことを特徴とする行動履歴管理サーバ。
  6. 前記携帯通信具は、前記携帯通信具利用情報が新たに登録されると、新たに登録された携帯通信具利用情報を直ちに通信ネットワークを介して送信する
    請求項5記載の行動履歴管理サーバ。
  7. 接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具の利用内容を示す携帯通信具利用情報を通信ネットワークを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する行動履歴管理サーバであって、
    移動体の利用内容を示す移動体利用履歴情報と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段と、
    前記携帯通信具利用情報を取得したことに応じて、取得した携帯通信具利用情報を含む所定ユーザの行動履歴情報を参照して、当該所定ユーザの携帯通信具の利用内容を解析する携帯通信具利用内容解析手段と、
    該携帯通信具利用内容解析手段によって解析された携帯通信具の利用内容があらかじめ定められたコンテンツ付与条件を満たすか否か判定する条件判定手段と、
    該条件判定手段によってコンテンツ付与条件を満たすと判定されたことに応じて、前記所定ユーザが使用する携帯通信具に向けてコンテンツを提供するコンテンツ提供手段とを含む
    ことを特徴とする行動履歴管理サーバ。
  8. 接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具の利用内容を示す携帯通信具利用情報を通信ネットワークを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する行動履歴管理サーバであって、
    移動体の利用内容を示す移動体利用履歴情報と、電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段と、
    前記行動履歴情報を解析する解析手段と、
    該解析手段の解析結果に基づいて、提供対象とする提供対象情報を作成あるいは選択する提供対象情報処理手段と、
    該提供対象情報処理手段によって作成あるいは選択された提供対象情報を出力する提供対象情報出力手段とを含む
    ことを特徴とする行動履歴管理サーバ。
  9. 接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具の利用内容を示す携帯通信具利用情報を通信ネットワークを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する処理を実行させるための行動履歴管理プログラムであって、
    コンピュータに、
    移動体の利用内容を示す移動体利用履歴情報と電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段に記憶された当該行動履歴情報に含まれている電子マネー利用履歴情報を参照して、解析対象として指定された解析対象施設を利用したユーザを特定する施設利用ユーザ特定処理と、
    前記行動履歴情報に含まれている移動体利用履歴情報を参照して、前記施設利用ユーザ特定処理にて特定したユーザの中で、移動体を利用して前記解析対象施設を訪れたユーザを特定する移動体利用ユーザ特定処理と、
    前記行動履歴情報に含まれている移動体利用履歴情報を参照して、前記移動体利用ユーザ特定処理にて特定した各ユーザが移動体の使用を開始した使用開始場所を特定する使用開始場所特定処理と、
    該使用開始場所特定処理にて特定した各ユーザの使用開始場所を集計し、集計結果を示す集計結果情報を作成する集計結果情報作成処理と、
    該集計結果情報作成処理にて作成した集計結果情報を出力する集計結果情報出力処理とを
    実行させるための行動履歴管理プログラム。
  10. 接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具の利用内容を示す携帯通信具利用情報を通信ネットワークを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する処理を実行させるための行動履歴管理プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記携帯通信具利用情報を取得したことに応じて、移動体の利用内容を示す移動体利用履歴情報と電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段に記憶された当該構成履歴情報のうち、取得した携帯通信具利用情報を含む所定ユーザの行動履歴情報を参照して、当該所定ユーザの行動内容を解析する行動内容解析処理と、
    該行動内容解析処理にて解析した行動内容があらかじめ定められたコンテンツ付与条件を満たすか否か判定する条件判定処理と、
    該条件判定処理にてコンテンツ付与条件を満たすと判定したことに応じて、前記所定ユーザが使用する携帯通信具に向けてコンテンツを提供するコンテンツ提供処理とを
    実行させるための行動履歴管理プログラム。
  11. 接触式あるいは非接触式により外部装置と通信を行う携帯通信具の利用内容を示す携帯通信具利用情報を通信ネットワークを介して取得し、取得した携帯通信具利用情報を携帯通信具を使用するユーザの行動履歴を示す行動履歴情報として管理する処理を実行させるための行動履歴管理プログラムであって、
    前記携帯通信具利用情報を取得したことに応じて、移動体の利用内容を示す移動体利用履歴情報と電子マネーの利用内容を示す電子マネー利用履歴情報とを含む行動履歴情報を記憶する行動履歴情報記憶手段に記憶された当該構成履歴情報のうち、取得した携帯通信具利用情報を含む所定ユーザの行動履歴情報を参照して、当該所定ユーザの携帯通信具の利用内容を解析する携帯通信具利用内容解析処理と、
    該携帯通信具利用内容解析処理にて解析した携帯通信具の利用内容があらかじめ定められたコンテンツ付与条件を満たすか否か判定する条件判定処理と、
    該条件判定処理にてコンテンツ付与条件を満たすと判定されたことに応じて、前記所定ユーザが使用する携帯通信具に向けてコンテンツを提供するコンテンツ提供処理とを
    実行させるための行動履歴管理プログラム。
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