JP2011240842A - 伝達比可変装置及び車両用操舵装置 - Google Patents

伝達比可変装置及び車両用操舵装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロック時の衝撃によりモータ軸とロックホルダとが相対回転することを抑制できる伝達比可変装置及び車両用操舵装置を提供する。
【解決手段】伝達比可変装置は、モータ軸30と一体的に設けられるロックホルダ52と、同ロックホルダ52の係合溝56に係合する係合爪63が形成されてその回転を拘束可能なロックレバー53と、係合爪63が係合溝56に係脱するようにロックレバー53を駆動するソレノイド54とを有するロック装置51を備えた。また、摩擦抵抗に基づいてモータ軸30とロックホルダ52との相対回転を規制及び許容するトルクリミットリング59を備えた。そして、ロックレバー53を、ソレノイド54に連結されたベース81と、係合爪63が設けられたヘッド82とに分割して形成し、これらベース81とヘッド82とを弾性変形可能な連結機構83により互いに連結した。
【選択図】図4

Description

本発明は、伝達比可変装置及び車両用操舵装置に関する。
従来、差動機構を用いてステアリング操作に基づく入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を上乗せして出力軸に伝達する伝達比可変装置がある。この種の伝達比可変装置として、ハウジングが車両の非回転部位に固定され、前記入力軸の回転によってハウジングが回転されないハウジング固定型のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。一般に、こうしたハウジング固定型の伝達比可変装置には、モータ軸とハウジングとを相対回転不能にロックし、モータ軸の回転を拘束するロック装置が設けられている。そして、このロック装置の作動によって、モータ軸の回転を拘束することにより、モータへの電力供給の停止時等において、モータ軸が空転(自由回転)することを防ぎ、入力軸と出力軸との間のトルク伝達が不能になることを防止している。
このようなロック装置は、モータ軸と一体的に設けられるロックホルダと、ハウジング等の非回転部位に設けられるロックレバーとを備え、ロックホルダの外周面に形成された係合溝にロックレバーの係合爪を係合させることによりモータ軸の回転を拘束するように構成されている。
ところで、波動歯車機構等からなる差動機構に異物の噛み込み等の異常が発生すると、入力軸及び出力軸がモータ軸に対して相対回転できなくなることがある。そのため、例えばロック装置によりモータ軸の回転が拘束されたロック状態において、差動機構に異常が発生するとステアリング操作の妨げとなる虞がある。そこで、ロック装置は、モータ軸とロックホルダとの間に介在されるトルクリミットリングを備えており、所定値以上のトルク入力があった場合には、モータ軸の回転を許容するようになっている。詳しくは、トルクリミットリングは、その内周面とモータ軸との間の摩擦抵抗に基づいてモータ軸とロックホルダとの相対回転を規制するとともに、所定値以上のトルク入力がある場合には、前記内周面が滑り面となることにより上記相対回転を許容する、即ちトルクリミッタとしての機能を果たすようになっている。
特開2008−38990号公報
ところで、トルクリミットリングによりモータ軸とロックホルダとの相対回転が許容されるのは、上記のようにロック状態で差動機構等に異常が発生した場合等において、モータ軸の回転が拘束されていることによりステアリング操作が妨げられることを防ぐためである。つまり、通常、ロックホルダはモータ軸に対して相対回転するものではないため、伝達比可変装置自体もロックホルダを積極的に相対回転させる構造とはなっておらず、モータ軸とロックホルダとが相対回転することは、装置の信頼性確保等の観点から好ましいものではない。
しかしながら、例えば急操舵等によりモータ軸が高速で回転している状態でロック装置が作動すると、ロックホルダの係合溝にロックレバーの係合爪が係合する瞬間(ロック時)に、上記所定値以上の衝撃力がロックホルダに作用することがある。この結果、異常時でなくとも、モータ軸とロックホルダとが相対回転する虞があり、この点においてなお改善の余地があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ロック時の衝撃によりモータ軸とロックホルダとが相対回転することを抑制できる伝達比可変装置及び車両用操舵装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を上乗せして出力軸に伝達する差動機構と、前記差動機構及びモータを収容するとともに前記入力軸の回転によって回転されないハウジングと、前記ハウジングと前記モータのモータ軸とを相対回転不能にロックするロック装置とを備え、前記ロック装置は、前記モータ軸と一体に設けられるとともに外周面に係合溝が形成されたロックホルダと、前記係合溝に係合する係合爪が形成されて前記ロックホルダの回転を拘束可能なロックレバーと、前記ロックレバーを駆動して前記係合爪を前記係合溝に係脱させる駆動手段とを有し、前記モータ軸と前記ロックホルダとの間には、摩擦抵抗に基づいて前記モータ軸と前記ロックホルダとの相対回転を規制又は許容するトルクリミットリングが介在される伝達比可変装置であって、前記ロックレバーは、前記駆動手段に連結されたベースと、前記係合爪が形成されたヘッドとに分割して形成され、前記ベースと前記ヘッドとを互いに連結する連結手段を備え、前記連結手段は弾性変形可能に構成されたことを要旨とする。
すなわち、ロックホルダは、モータ軸とともに回転するため、ロック時において、ロックホルダ及びロックレバーには、外周面における係合爪と係合溝とが係合する係合位置での接線方向の衝撃力がそれぞれ作用する。ここで、上記構成によれば、ベースとヘッドとが弾性変形可能に構成された連結手段により互いに連結されているため、ロック時に、連結手段が弾性変形してロックレバーが上記接線方向に伸張又は短縮することにより上記衝撃力を緩和することができる。従って、ロック時に、ロックホルダに作用する接線方向の衝撃力を緩和でき、トルクリミットリングによりモータ軸とロックホルダとが相対回転することを抑制できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の伝達比可変装置において、前記連結手段は、前記ベース及び前記ヘッドのいずれか一方に設けられた収容筒と、前記ベース及び前記ヘッドのいずれか他方に設けられるとともに前記一方側に突出して前記収容筒内に収容されるガイド突起とを備え、前記ガイド突起は、前記収容筒の径方向への移動が規制された状態で該収容筒の軸方向に沿って移動可能に形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、ガイド突起が収容筒内をその径方向への移動が規制された状態で軸方向に沿って移動することにより、ヘッドがベースに対して収容筒の軸方向と交差する方向に相対変位(揺動)することが規制される。そのため、ヘッドがベースに対して揺動することを防止でき、安定して係合爪を係合溝に係合させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の伝達比可変装置において、前記連結手段は、前記ヘッドと前記ベースとが所定距離以上、離間することを規制する規制部を備えたことを要旨とする。
上記構成によれば、ベースとヘッドとが所定距離以上、離間することが規制されるため、ロックレバーが伸張する長さが規制される。これにより、モータ軸の回転が拘束されたロック状態で、ロックレバーが大きく伸張することにより、モータ軸が大きく回転することを抑制できる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の伝達比可変装置において、前記収容筒の内面は、断面非円形状に形成され、前記ガイド突起は、該ガイド突起の外面が前記収容筒の内面と周方向に係合可能な断面非円形状に形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、ガイド突起の外面が収容筒の内面に係合することにより、ヘッドがベースに対して収容筒の軸線を中心として回動することを防止できる。これにより、係合爪が収容筒の軸線回りに回動することを防止でき、より安定して係合爪を係合溝に係合させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の伝達比可変装置を備えた車両用操舵装置であることを要旨とする。
上記構成によれば、モータ軸とロックホルダとが相対回転することを抑制でき、信頼性の高い車両用操舵装置を提供できる。
本発明によれば、ロック時の衝撃によりモータ軸とロックホルダとが相対回転することを抑制可能な伝達比可変装置及び車両用操舵装置を提供することができる。
伝達比可変装置を備えた車両用操舵装置の概略構成図。 伝達比可変装置の断面図。 伝達比可変装置の拡大断面図。 図3におけるA−A断面でのロック装置を示す概略構成図。 本実施形態のロックレバーの一部断面図。 図5のB−B断面図。 別のロックレバーの一部断面図。
以下、本発明を車両用操舵装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用操舵装置1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されている。これにより、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。具体的には、ステアリングシャフト3は、自在継手7a,7bを介して、コラムシャフト8、インターミディエイトシャフト9、及びピニオンシャフト10を連結してなる。また、上記ラックアンドピニオン機構4は、そのピニオンシャフト10の一端に形成されたピニオン歯10aとラック軸5に形成されたラック歯5aとを噛合させることにより構成される。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド11を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪12の舵角、即ち車両の進行方向が変更される。
また、ラック軸5を収容するラックハウジング13には、モータ14を駆動源としてラック軸5を軸方向移動させることにより操舵系にアシスト力を付与するEPSアクチュエータ15が設けられている。一方、ピニオンシャフト10には、そのパワーアシスト制御に用いる操舵トルクを検出するためのトルクセンサ16、並びにステアリング2と転舵輪12との間の伝達比(ギヤ比)を変更可能とした伝達比可変装置18が設けられている。
図2及び図3に示すように、ラックハウジング13の上面には、略円筒状に形成されたピニオンハウジング20が固定されている。ピニオンシャフト10は、このピニオンハウジング20内に挿通されることにより、その一端に形成されたピニオン歯10aがラック軸5のラック歯5aと噛合された状態で回転可能に支持されている。本実施形態のピニオンハウジング20は、ラックハウジング13の上部に固定されたロアハウジング23と、該ロアハウジング23の上端に連結されたアッパハウジング24とにより構成されている。そして、ピニオンハウジング20の内部には、上記のトルクセンサ16及び伝達比可変装置18が収容されている。
詳述すると、ピニオンシャフト10は、自在継手7bを介してインターミディエイトシャフト9に連結される(図1参照)ことによりステアリング操作に伴う回転が入力される入力軸25と、一端に上記ピニオン歯10aが形成された出力軸26とにより構成されている。そして、伝達比可変装置18は、これら入力軸25及び出力軸26の間に介在された差動機構27と、該差動機構27を駆動するモータ28とを備え、ハウジングとしての前記アッパハウジング24に収容されている。また、アッパハウジング24は上記のように車両の非回転部位であるラックハウジング13に固定されており、入力軸25の回転によって回転されないようになっている。
本実施形態では、出力軸26は、ロアハウジング23に設けられた軸受29a,29bに軸支されることにより、その一端がアッパハウジング24内に突出した状態で回転可能に支持されている。また、伝達比可変装置18の駆動源であるモータ28には、中空状のモータ軸30を有するブラシレスモータが採用されている。このモータ28は、モータハウジング28aを介して、そのステータ31がアッパハウジング24の内周に固定されることにより、車両の非回転部位である同アッパハウジング24(ピニオンハウジング20)に対して相対回転不能に設けられている。そして、アッパハウジング24内に突出された出力軸26の一端は、このモータ軸30内に挿通されることにより、同アッパハウジング24の上端部24a(図3における上側の端部)近傍まで延設されている。
一方、入力軸25は、アッパハウジング24の上端部24aに設けられた軸受33により回転自在に支承されている。そして、差動機構27は、同モータ28の軸方向におけるステアリング側(図3における上側)に並置されている。
この差動機構27には、同軸に並置されたステイサーキュラスプライン41及びドライブサーキュラスプライン42と、これら各サーキュラスプライン41,42と部分的に噛み合うように同軸配置された筒状のフレクスプライン43と、モータ駆動によりフレクスプライン43の噛合部を回転させる波動発生器44とからなる波動歯車機構45が用いられている。
各サーキュラスプライン41,42には、互いに異なる歯数が設定されており、フレクスプライン43は、略楕円状に撓められた状態で各サーキュラスプライン41,42の内側に配置されている。これにより、フレクスプライン43は、その外歯が該各サーキュラスプライン41,42の内歯とそれぞれ部分的に噛合される。なお、本実施形態では、ステイサーキュラスプライン41の歯数は、フレクスプライン43の歯数と同数に設定されるとともに、ドライブサーキュラスプライン42の歯数は、ステイサーキュラスプライン41(フレクスプライン43)の歯数よりも多く設定されている。
また、波動発生器44は、モータ軸30の一端とスプライン嵌合される楕円状のカム44a、及び当該カム44aに外嵌される薄肉のボール軸受44bを備え、フレクスプライン43の内側に配置されている。このボール軸受44bの内輪はカム44aの外周に固定され、同じく外輪はボールを介して弾性変形する構成とされている。これにより、モータ28の駆動によりカム44aが回転することでフレクスプライン43の略楕円形状、即ち両サーキュラスプライン41,42との噛合部は回転する。
そして、モータ28側に配置されたステイサーキュラスプライン41には、入力軸25が連結されるとともに、アッパハウジング24の上端部24a側に配置されたドライブサーキュラスプライン42には、両サーキュラスプライン41,42よりも軸方向における上端部24a側に突出された出力軸26の一端が連結されている。
なお、本実施形態では、出力軸26は、同出力軸26の外周に嵌合される筒状部46aと、その外周から径方向外側に延設されてドライブサーキュラスプライン42の内周に嵌合されるフランジ部46bとからなる連結部材46を介してドライブサーキュラスプライン42に連結されている。また、入力軸25の内端には、その内径が各サーキュラスプライン41,42の外径よりも大径に形成された筒状部25aが形成されており、入力軸25は、この筒状部25a内に波動歯車機構45及び連結部材46を収容する態様で、その内周がステイサーキュラスプライン41の外周に圧入嵌合されることにより、同ステイサーキュラスプライン41と連結されている。
そして、このように入力軸25及び出力軸26、並びにモータ軸30に対してそれぞれ連結された波動歯車機構45をモータ駆動することにより、ステアリング2と転舵輪12との間の伝達比(ギヤ比)を変更することが可能とされている。
詳しくは、ステアリング操作に伴う入力軸25の回転は、該入力軸25に連結されたステイサーキュラスプライン41からフレクスプライン43を介してドライブサーキュラスプライン42に伝達され、これにより出力軸26へと伝達される。また、波動発生器44がモータ28によって駆動され、フレクスプライン43の楕円形状、即ち両サーキュラスプライン41,42との噛合部が回転することにより、両サーキュラスプライン41,42間の歯数差に基づく回転差が、モータ駆動に基づく回転として上記ステアリング操作に基づく回転に上乗せされて出力軸26へと伝達される。そして、これにより、入力軸25と出力軸26との間の回転伝達比、即ちステアリング2と転舵輪12との間の伝達比(ギヤ比)を変更することが可能となっている。
また、伝達比可変装置18は、モータ28の軸方向における反ステアリング側(図3における下側)に、ピニオンハウジング20とモータ軸30とを相対回転不能にロックするロック装置51を備えている。そして、このロック装置51の作動により、必要に応じて、その伝達比を機械的に固定することが可能となっている。図4に示すように、ロック装置51は、モータ軸30に一体に設けられたロックホルダ52と、該ロックホルダ52(の回転)を拘束可能なロックレバー53と、該ロックレバー53を駆動するソレノイド54とを備えている。
ロックホルダ52は、略円環状に形成されるとともに、モータ軸30の一端(出力軸26側の軸方向端部)において同モータ軸30と同軸に固定されている(図3参照)。そして、ロックホルダ52の外周面55には、その厚み方向両側に開口した複数(本実施形態では4つ)の係合溝56が凹設されている。なお、これら各係合溝56は、ロックホルダ52の外周面55において、等間隔(90°間隔)で4箇所に形成されている。また、本実施形態では、各係合溝56は、周方向に延びる浅溝56aと、当該浅溝56a内における周方向端部の一方に設けられた深溝56bとにより構成されている。そして、隣り合う二つの係合溝56の間には、見かけ上、径方向外側に突出する山部57が形成されている。
また、モータ軸30とロックホルダ52との間には、トルクリミットリング59が介在されている。本実施形態のトルクリミットリング59は、長尺状の金属板を略環状に湾曲させることにより形成されており、その環状のリング部からは径方向に突出する複数の突部(図示略)が形成されている。そして、トルクリミットリング59は、その内周面とモータ軸30との摩擦抵抗に基づいてモータ軸30とロックホルダ52との相対回転を規制するとともに、所定値以上のトルク入力がある場合には、同内周面が滑り面となることにより上記相対回転を許容する、即ちトルクリミッタとしての機能を果たす。
一方、ロックレバー53は、略長尺状に形成されるとともに、上記ロックホルダ52の径方向外側において、回動可能にアッパハウジング24内に軸支されている。このロックレバー53には、モータ軸30の軸方向に貫通した貫通孔61が形成されており、ロックホルダ52の径方向外側に配置された軸状のロックピン62が同貫通孔61に挿入されている。そして、ロックレバー53は、このロックピン62に軸支されることより、ロックホルダ52と対向する位置(ロックホルダ52の回転平面と略同一の平面上)において回動可能に支承されている。
また、このロックレバー53の一端部には、ロックホルダ52の外周面55に向かって突出する係合爪63が形成されている。そして、ロックレバー53は、その回動により、係合爪63がロックホルダ52の外周面55に当接し、該外周面55に形成された係合溝56と係合することにより、同ロックホルダ52の回転、即ちモータ軸30の回転を拘束することが可能となっている。
さらに、ロックレバー53におけるロックピン62を挟んで上記係合爪63と反対側には、ソレノイド54の駆動によりその軸方向に沿って進退するプランジャ64が接続された接続部65が形成されている。また、このロックピン62及びソレノイド54は、アッパハウジング24に固定されたモータ28のモータハウジング28a上に固定されている(図3参照)。そして、ロックレバー53は、ロックピン62の周囲に装着された捩りコイルバネ66a,66bの弾性力によって、その係合爪63がロックホルダ52側に向かって回動するように付勢されている。
従って、ロック装置51は、非ロック作動時には、ソレノイド54への通電により、そのプランジャ64が内部に引き込まれることで、捩りコイルバネ66a,66bの弾性力に抗してロックレバー53の係合爪63がロックホルダ52から離間した位置に保持されるようになっている。これにより、モータ軸30がアッパハウジング24に対して相対回転可能な非ロック状態となる。このように非ロック状態では、モータ軸30が回転可能であるため、上記のようにステアリング操作に基づく入力軸25の回転にモータ駆動に基づく回転が上乗せされて出力軸26に伝達される。
また、ロック作動時には、ソレノイド54への通電を停止することにより、ロックレバー53をリリースする。即ち、捩りコイルバネ66a,66bの弾性力によりロックレバー53を回動させて、その係合爪63をロックホルダ52に当接、詳しくは係合溝56に挿入する。そして、これらロックレバー53の係合爪63とロックホルダ52の係合溝56とが係合することで、同ロックホルダ52を拘束する構成となっている。これにより、ロックホルダ52をアッパハウジング24に対して相対回転不能に拘束するロック状態となる。このようにロック状態では、モータ軸30の回転が拘束されるため、モータ28の停止時において、モータ軸30が空転(自由回転)することにより入力軸25と出力軸26との間のトルク伝達が不能になることが防止される。なお、本実施形態では、上記のようにソレノイド54及び捩りコイルバネ66a,66bにより、係合爪63を係合溝56に係脱させる駆動手段が構成されている。
また、図2に示すように、出力軸26は、その一端が波動歯車機構45に連結される第1の軸部材71と、一端にピニオン歯10aが形成された第2の軸部材72とを、トーションバー73を介して連結することにより形成されている。そして、トルクセンサ16は、そのトーションバー73の捻れ角を測定することにより、操舵系に入力される操舵トルクを検出するように構成されている。
(ロックホルダずれ対策)
次に、本実施形態のロック装置51において、ロックホルダ52の係合溝56にロックレバー53の係合爪63が係合する瞬間(ロック時)に、ロックホルダ52に作用する衝撃力により、モータ軸30とロックホルダ52とが相対回転することを抑制するための構成について説明する。
上述のように、ロックホルダ52は、モータ軸30とともに回転するため、ロック時において、ロックホルダ52及びロックレバー53には、外周面55における係合爪63と係合溝56とが係合する係合位置での接線方向の衝撃力がそれぞれ作用する。
この点を踏まえ、図4及び図5に示すように、ロックレバー53は、ソレノイド54に連結されたベース81と、係合爪63が設けられたヘッド82とに分割して形成されるとともに、これらベース81とヘッド82とは、弾性変形可能に構成された連結手段としての連結機構83により互いに連結されている。より詳しくは、連結機構83は、上記接線方向(ロックホルダ52からロックレバー53への衝撃力の作用方向)両側に弾性変形可能に構成されており、ロックレバー53は、同接線方向に伸縮可能となっている。
詳述すると、図5に示すように、ベース81は、ロックピン62が挿入される貫通孔61を有している。そして、ベース81における同貫通孔61を挟んで接続部65との反対側には、連結機構83と連結される連結部85が形成されている。一方、ヘッド82は、モータ軸30の軸方向視で略L字状に形成されており、係合爪63を有している。そして、ヘッド82における係合爪63と反対側には、連結機構83と連結される連結部86が形成されている。
連結機構83は、ベース81に設けられた収容筒91と、ヘッド82に設けられたガイド突起92とを備えている。この収容筒91は、その軸方向両端が開口した筒状に形成されるとともに、その軸線が接線方向と略平行となるようにベース81に固定されている。また、収容筒91のヘッド82側(図5における上側)端部には、その内側に延出された略環状のフランジ部93が形成されている。そして、図6に示すように、収容筒91の内面91aは、同収容筒91の軸線と直交する断面が略四角形状に形成されている。なお、本実施形態では、図5に示すように、収容筒91におけるベース81側(図5における下側)端部の内周にはねじ溝94が形成される一方、ベース81の連結部85の外周にはねじ溝94に対応したねじ山95が形成されている。そして、収容筒91は、そのねじ溝94がベース81のねじ山95に螺合することにより、同ベース81に対して固定されている。
一方、ガイド突起92は、円柱状の軸部96と、軸部96のベース81側(図5における下側)に設けられたガイド部97とを備えている。図6に示すように、このガイド部97の外面97aは、収容筒91の軸線と直交する断面が、同収容筒91の内面91aと略等しい大きさの四角形状に形成されている。これにより、ガイド突起92は、収容筒91内において、その径方向への移動が規制されるとともに、内面91aと外面97aとが周方向に係合することにより同収容筒91の軸線回りの回動が規制された状態で、その軸方向に沿って移動可能となっている。なお、本実施形態では、図5に示すように、軸部96のヘッド82側(図5における上側)端部には、同ヘッド82側に突出した凸部98が形成されるとともに、同凸部98の外周にはねじ溝99が螺刻されている。また、ヘッド82の連結部86には、凹部101が形成されるとともに、その内面にはねじ溝99に対応したねじ山102が形成されている。そして、ガイド突起92は、そのねじ溝99がヘッド82のねじ山102に螺合することにより、同ヘッド82に対して固定されている。
また、連結機構83は、ガイド突起92のガイド部97とベース81の連結部85との間、及びガイド部97とフランジ部93との間に、それぞれ介在される第1弾性部材104及び第2弾性部材105を備えている。
具体的には、ガイド部97と連結部85との間には、1つの第1弾性部材104が収容筒91の軸上に配置されるとともに、これらガイド部97とベース81との間に挟持されている。一方、ガイド部97とフランジ部93との間には、複数の第2弾性部材105が収容筒91の周方向に等角度間隔で配置されるとともに、ガイド部97とフランジ部93との間に挟持されている。なお、本実施形態では、各弾性部材104,105は、収容筒の軸方向(接線方向)に弾性変形可能なコイルばねにより構成されている。
そして、ベース81とヘッド82とは、ガイド突起92が第2弾性部材105を介してフランジ部93に係止することにより、所定距離(例えば、1mm程度)以上離間することが規制される構成となっている。すなわち、本実施形態では、フランジ部93が規制部として機能する。
このように構成されたロックレバー53は、各弾性部材104,105が弾性変形してベース81とヘッド82とが接線方向(図5における上下方向)に接離することにより、同接線方向に伸縮する。詳しくは、第1弾性部材104がガイド部97とベース81の連結部85との間で圧縮されることにより、ヘッド82がベース81に近接し、ロックレバー53が縮む。一方、第2弾性部材105がガイド部97とフランジ部93との間で圧縮されることにより、ヘッド82がベース81から離間し、ロックレバー53が延びる。そのため、ロック時に、係合溝56及び係合爪63に接線方向の衝撃力が作用しても、連結機構83(各弾性部材104,105)が接線方向に弾性変形することにより同衝撃力が緩和され、ロックホルダ52に作用する衝撃力が緩和される。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)伝達比可変装置18は、モータ軸30と一体的に設けられるロックホルダ52と、同ロックホルダ52の係合溝56に係合する係合爪63が形成されてその回転を拘束可能なロックレバー53と、係合爪63が係合溝56に係脱するようにロックレバー53を駆動するソレノイド54とを有するロック装置51を備えた。また、摩擦抵抗に基づいてモータ軸30とロックホルダ52との相対回転を規制及び許容するトルクリミットリング59を備えた。そして、ロックレバー53を、ソレノイド54に連結されたベース81と、係合爪63が設けられたヘッド82とに分割して形成し、これらベース81とヘッド82とを弾性変形可能な連結機構83により互いに連結した。
上記構成によれば、ベース81とヘッド82とが接線方向に弾性変形可能に構成された連結機構83により互いに連結されているため、ロック時に、連結機構83が弾性変形してロックレバー53が上記接線方向に伸張又は短縮することにより上記衝撃力を緩和することができる。従って、ロック時に、ロックホルダ52に作用する接線方向の衝撃力を緩和でき、トルクリミットリング59によりモータ軸30とロックホルダ52とが相対回転することを抑制できる。これにより、信頼性の高い車両用操舵装置1を提供できる。
(2)連結機構83は、ベース81に設けられた収容筒91と、ヘッド82に設けられるとともにベース81側に突出して収容筒91内に収容されるガイド突起92とを備え、ガイド突起92を、同収容筒91の径方向への移動が規制された状態でその軸方向に移動可能に形成した。上記構成によれば、ガイド突起92が収容筒91内を、その径方向への移動が規制された状態で軸方向に沿って移動することにより、ヘッド82がベース81に対して収容筒91の軸方向と交差する方向に相対変位(揺動)することが規制される。そのため、ヘッド82がベース81に対して揺動することを防止でき、安定して係合爪63を係合溝56に係合させることができる。
(3)連結機構83の収容筒91にフランジ部93を形成し、ガイド突起92が第2弾性部材105を介して同フランジ部93に係止することにより、ベース81とヘッド82とが所定距離以上、離間しないようにしたため、ベース81とヘッド82とが離間してロックレバー53が伸張する長さを規制できる。これにより、モータ軸30の回転が拘束されたロック状態で、ロックレバー53が大きく伸張することにより、モータ軸30が大きく回転することを抑制でき、操舵フィーリングの低下を抑制できる。
(4)収容筒91の内面91aを断面四角形状に形成するとともに、ガイド突起92のガイド部97の外面97aを内面91aに周方向に係合可能な断面四角形状に形成したため、外面97aが内面91aに係合することにより、ヘッド82がベース81に対して収容筒91の軸線を中心として回動することを防止できる。これにより、係合爪63が収容筒91の軸線回りに回動することを防止でき、より安定して係合爪63を係合溝56に係合させることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、収容筒91を、そのねじ溝94がベース81のねじ山95に螺合することにより、同ベース81に対して固定されるようにしたが、これに限らず、例えば収容筒91にベース81の連結部85を圧入する等、その他の方法で収容筒91をベース81に固定してもよい。同様に、ガイド突起92の凸部98をヘッド82の凹部101に圧入する等、その他の方法でガイド突起92をヘッド82に固定してもよい。
・上記実施形態では、ガイド部97と連結部85との間に1つの第1弾性部材104を配置したが、これに限らず、第1弾性部材104を複数配置してもよい。また、ガイド部97とフランジ部93との間に、複数の第2弾性部材105を配置したが、これに限らず、第2弾性部材105を1つだけ配置してもよい。
・上記実施形態では、各弾性部材104,105をコイルばねにより構成したが、これに限らず、各弾性部材104,105を皿ばね等の他のばねや、ゴム等の弾性体により構成してもよい。
・上記実施形態では、収容筒91を、その軸線が接線方向と略平行となるようにベース81に固定したが、これに限らず、連結機構83が接線方向に弾性変形可能であり、且つ同連結機構83の弾性変形に伴って係合爪63が係合溝56から離脱しなければ、その軸線が接線方向と交差するように収容筒91をベース81に固定してもよい、
・上記実施形態において、第1弾性部材104の両端をそれぞれガイド部97とベース81とに固定し、ロックレバー53が延びる際に、第2弾性部材105がガイド部97とフランジ部93との間で圧縮されるとともに第1弾性部材104が伸張するようにしてもよい。また、第2弾性部材105の両端をそれぞれガイド部97とフランジ部93とにそれぞれ固定し、ロックレバー53が縮む際に、第1弾性部材104がガイド部97とベース81の連結部85との間で圧縮されるとともに第2弾性部材105が伸張するようにしてもよい。
・上記実施形態では、収容筒91にガイド突起92が係止するフランジ部93を形成することにより、ベース81とヘッド82とが所定距離以上、離間しないようにした。しかし、これに限らず、ベース81とヘッド82とが所定距離以上、離間することを規制できれば、連結機構83にフランジ部以外の規制部を設けてもよい。
また、収容筒91にフランジ部93を形成せず、ベース81とヘッド82とが離間する方向へのガイド突起92の移動が規制されないようにしてもよい。なお、この場合には、例えば第1弾性部材104の両端をそれぞれガイド部97及び連結部85に対して固定することにより、ベース81とヘッド82とを弾性的に連結することが好ましい。
・上記実施形態では、収容筒91の内面91a及びガイド突起92のガイド部97の外面97aを断面四角形状に形成したが、これに限らず、例えば断面略三角形状等の他の多角形状や、断面半円柱状等、ガイド突起92と収容筒91とがその周方向に係合すれば、内面91a及び外面97aはどのような断面形状でもよい。また、例えば内面91a及び外面97aをそれぞれ断面円形状に形成し、ガイド突起92と収容筒91とがその周方向に係合しない構成としてもよい。
・上記実施形態では、収容筒91、ガイド突起92及び各弾性部材104,105からなる連結機構83により、ベース81とヘッド82とを互いに連結する連結手段を構成した。しかし、これに限らず、例えば図7に示すように、ゴムからなる弾性体111をベース81及びヘッド82に対して加硫接着などに固定することで、同ベース81とヘッド82とを互いに弾性的に連結してもよい。なお、この場合には、弾性体111により連結手段が構成される。また、例えば1つのコイルばねのみにより、ベース81とヘッド82とを互いに弾性的に連結してもよい。
・上記実施形態では、連結機構83を接線方向両側に弾性変形可能に構成し、ロックレバー53を伸縮可能な構成としたが、これに限らず、連結機構83を接線方向のいずれか一方にのみ弾性変形可能に構成し、ロックレバー53が伸張又は短縮のいずれか一方のみ可能な構成としてもよい。
・上記実施形態では、ソレノイド54への電力供給によりプランジャ64を進退させることにより、ロックレバー53をロックピン62回りに回動させ、これにより係合爪63が係合溝56に係脱するようした。しかし、これに限らず、例えばソレノイド54への電力供給によりプランジャ64を進退させることにより、ロックレバー53を直線的に移動させ、これにより係合爪63が係合溝56に係脱するようにしてもよい。
・上記実施形態では、差動機構27には、同軸に並置された筒状をなす一対のサーキュラスプライン41,42を有する所謂リング型の波動歯車機構45を用いたが、一のサーキュラスプラインと有底筒状に形成されたフレクスプラインとの歯数差に基づく回転差を減速比として取り出す所謂カップ型の波動歯車機構を用いるものに適用してもよい。
・上記実施形態の伝達比可変装置18では、駆動源であるモータ28は、波動歯車機構45とトルクセンサ16との間に配置され、そのモータ軸30には、出力軸26が挿通される構成とした。しかし、これに限らず、モータが波動歯車機構よりもステアリング側に配置され、モータ軸には、入力軸が挿通される構成のものに適用してもよい。また、トルクセンサが上記実施形態の配置とは異なる位置に設けられたものに適用してもよい。
・上記実施形態では、本発明を、車両用操舵装置1の伝達比可変装置18に具体化したが、これ以外の用途に用いる伝達比可変装置に適用してもよい。
1…車両用操舵装置、14,28…モータ、18…伝達比可変装置、20…ピニオンハウジング、23…ロアハウジング、24…アッパハウジング、25…入力軸、26…出力軸、27…差動機構、30…モータ軸、45…波動歯車機構、51…ロック装置、52…ロックホルダ、53…ロックレバー、54…ソレノイド、55…外周面、56…係合溝、59…トルクリミットリング、63…係合爪、66a,66b…捩りコイルばね、81…ベース、82…ヘッド、83…連結機構、91…収容筒、91a…内面、92…ガイド突起、93フランジ部、96…軸部、97…ガイド部、97a…外面、104…第1弾性部材、105…第2弾性部材、111…弾性体。

Claims (5)

  1. 入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を上乗せして出力軸に伝達する差動機構と、前記差動機構及びモータを収容するとともに前記入力軸の回転によって回転されないハウジングと、前記ハウジングと前記モータのモータ軸とを相対回転不能にロックするロック装置とを備え、前記ロック装置は、前記モータ軸と一体に設けられるとともに外周面に係合溝が形成されたロックホルダと、前記係合溝に係合する係合爪が形成されて前記ロックホルダの回転を拘束可能なロックレバーと、前記ロックレバーを駆動して前記係合爪を前記係合溝に係脱させる駆動手段とを有し、前記モータ軸と前記ロックホルダとの間には、摩擦抵抗に基づいて前記モータ軸と前記ロックホルダとの相対回転を規制又は許容するトルクリミットリングが介在される伝達比可変装置であって、
    前記ロックレバーは、前記駆動手段に連結されたベースと、前記係合爪が形成されたヘッドとに分割して形成され、
    前記ベースと前記ヘッドとを互いに連結する連結手段を備え、
    前記連結手段は弾性変形可能に構成されたことを特徴とする伝達比可変装置。
  2. 請求項1に記載の伝達比可変装置において、
    前記連結手段は、
    前記ベース及び前記ヘッドのいずれか一方に設けられた収容筒と、
    前記ベース及び前記ヘッドのいずれか他方に設けられるとともに前記一方側に突出して前記収容筒内に収容されるガイド突起とを備え、
    前記ガイド突起は、前記収容筒の径方向への移動が規制された状態で該収容筒の軸方向に沿って移動可能に形成されたことを特徴とすることを特徴とする伝達比可変装置。
  3. 請求項2に記載の伝達比可変装置において、
    前記連結手段は、前記ヘッドと前記ベースとが所定距離以上、離間することを規制する規制部を備えたことを特徴とする伝達比可変装置。
  4. 請求項2又は3に記載の伝達比可変装置において、
    前記収容筒の内面は、断面非円形状に形成され、
    前記ガイド突起は、該ガイド突起の外面が前記収容筒の内面と周方向に係合可能な断面非円形状に形成されたことを特徴とする伝達比可変装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の伝達比可変装置を備えた車両用操舵装置。
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