JP2011239886A - 連続洗濯機 - Google Patents

連続洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011239886A
JP2011239886A JP2010113506A JP2010113506A JP2011239886A JP 2011239886 A JP2011239886 A JP 2011239886A JP 2010113506 A JP2010113506 A JP 2010113506A JP 2010113506 A JP2010113506 A JP 2010113506A JP 2011239886 A JP2011239886 A JP 2011239886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rinsing
rotary drum
washing
tank
empty
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010113506A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5622439B2 (ja
Inventor
Katsuhiro Nishikura
克弘 西蔵
Akihiro Higashide
暁博 東出
Masahiro Ogawara
正弘 小河原
Nanako Miyata
名菜子 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inamoto Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Inamoto Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inamoto Manufacturing Co Ltd filed Critical Inamoto Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2010113506A priority Critical patent/JP5622439B2/ja
Publication of JP2011239886A publication Critical patent/JP2011239886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5622439B2 publication Critical patent/JP5622439B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

【課題】作業終了時の洗濯機の停止動作に特徴がある連続洗濯機に関し、機械の停止を指令してから速やかに濯ぎ槽のみを空にして連続洗濯機を停止させることが可能な上記装置を提供する。
【解決手段】洗濯物の送り方向上流側の洗い回転胴と、下流側の濯ぎ回転胴とに分割されている。洗い回転胴及び濯ぎ回転胴は、それぞれの電動機で個別に回転駆動される。制御器は、終業停止スイッチの操作信号を受けたとき、直ちに又は回転胴の次の1回の送り回転を行った後、洗い回転胴を停止させる。濯ぎ回転胴は、洗い回転胴が停止した後も、通常の洗い動作と送り動作を繰り返す運転を継続する。制御器は、濯ぎ回転胴内の総ての槽が空槽になった時点、又は当該時点からタイマで設定された時間経過後の時点で、濯ぎ回転胴を停止させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、軸方向に連接されて同期回転ないし同期揺動する複数の洗濯槽を備え、洗濯物の送り方向上流側の洗濯槽から隣接する下流側の洗濯槽へと洗濯物を順次送って洗濯する連続式洗濯機に関するもので、特に作業終了時の洗濯機の停止動作に特徴がある上記装置に関するものである。
一般的な連続洗濯機は、横置き円筒形で、洗濯水や濯ぎ水の容器となる外胴内に当該外胴との間に隙間を隔てて洗濯物の容器となる回転胴が設けられている。回転胴は、隔壁によって軸方向に連続する多数の洗濯槽に区画され、各槽には回転胴が1回転したときに、当該槽内の洗濯物を次槽(下流側に隣接する槽)に送る送り装置が設けられている。最上流に位置する第1槽(一般的には予洗を行う槽)には、洗濯物の投入口が設けられ、回転胴が1回転して洗濯物を次槽に送るタイミングで新たな洗濯物が第1槽に投入される。また、最下流に位置する最終槽(一般的には仕上げ洗いを行う槽)には、洗濯物の排出口が設けられ、回転胴が1回転したときに当該最終槽の送り装置により、濯ぎ済みの洗濯物が排出される。なお、この明細書で単に上流、下流というときは、洗濯物の送り方向の上流及び下流を意味する。
回転胴内の複数の洗濯槽は、上流側の洗い領域の槽(洗い槽)と下流側の濯ぎ領域の槽(濯ぎ槽)とに大別される。洗い槽には予洗槽や本洗槽と呼ばれるものが含まれ、濯ぎ槽には仕上槽と呼ばれるものが含まれる。複数の洗い槽と濯ぎ槽は、一般的には一体の回転胴内に隔壁で区画されて形成されるが、特許文献1には、回転胴を上流側と下流側とに2分割して、それぞれ個別の回転駆動装置を設けた連続洗濯機が示されている。この連続洗濯機は、上流側(洗い側)の回転胴に最終段の洗い槽を除いた残りの洗い槽を設け、下流側(濯ぎ側)の回転胴に最終段の洗い槽と濯ぎ槽の総てとを設けている。
連続洗濯機は、多数の洗濯槽で並行して洗濯が行われるので、多量の洗濯物を能率良く洗濯することができる。連続洗濯機による洗濯作業の終了時には、洗濯物を総て排出してから機械を停止するのが好ましい。しかし槽数の多い連続洗濯機の場合、回転胴内の洗濯物が総て排出されるまでに相当な時間がかかるという問題が起る。また、次に洗濯作業を開始するとき、槽が総て空の状態から作業を開始すると、最初に投入した洗濯物が排出されるまでの間、洗濯ラインの下流側に配置された乾燥機、アイロン掛け装置などは、処理する品物が無く、待ち時間が長くなり、生産性の低下を招くという問題が起る。
そこで通常は、一日の作業終了時刻に達したときに、その時点で回転胴内に残っている洗濯物をそのまま液内に浸けた状態で機械を停止し、翌日は総ての槽に洗濯物が入っている状態から作業を開始できるようにしている。このような方法によれば、作業終了時刻以降に回転胴内の洗濯物を総て送り出すのに要する時間と、作業開始時に空の回転胴内の総ての槽に洗濯物が送り込まれるのに要する時間を無くして、作業効率を向上させることができる。
一方、特許文献2は、上記の方法による洗濯方法の問題点として、濯ぎ領域の槽内に洗濯物の漂白、殺菌を行う塩素系の薬剤を投入した場合、濯ぎ領域内で薬剤を含む濯ぎ水に長時間浸け置きされた洗濯物が塩素によって繊維を傷められて破れ易くなるという問題点や、濯ぎ領域の槽に腐食が生じるおそれも招くという問題点があることを指摘している。特許文献2は、この問題点を解決するための洗濯方法として、連続式洗濯機の運転終了前の適宜の時刻から、洗濯物が回転胴内の濯ぎ領域を通過するのに必要な時間だけ洗濯物の投入を中止し、その後再び洗濯物の投入を開始して、上記の投入中止により濯ぎ領域の槽の数だけ空になった領域が濯ぎ領域に達して濯ぎ領域の槽が総て空になった時点で洗濯機の運転を停止するという方法を提案している。
特開平5−154270号公報 特開平11−57277号公報
連続洗濯機において、運転開始時や運転終了時における時間的なロスや洗濯液のロスを避けるために、洗濯槽内に洗濯物を残したままの状態で運転を終了し、次の日にその状態から運転を再開するという運転方法を採用した場合、濯ぎで塩素系の薬剤を用いない場合であっても、一般的に次のような問題がある。
すなわち、連続洗濯機内に洗濯物を入れたまま一晩放置した場合、洗い領域では、洗濯水が洗剤分を含んでおり、かつ運転時に加熱されるため、雑菌が繁殖し難い環境であるが、濯ぎ領域は洗剤液をほとんど含んでおらず、また加熱もされないために、槽内で雑菌が繁殖する可能性がある。そのため、濯ぎ水に塩素系の薬剤を投入しない場合でも、洗濯物を衛生的に処理するためには、濯ぎ領域の槽を空にした状態で作業を終了することが好ましい。
この問題は、特許文献2に記載の運転方法を採用することによって解決することができる。しかし、特許文献2に記載の方法では、作業終了時に洗い槽には洗濯物が存在しかつ総ての濯ぎ槽がちょうど空になるように、洗濯物の投入中止を開始する時点と、投入を再開する時点と、洗濯機を停止する時点とを関連づけて管理する必要があり、洗濯ラインの制御が煩雑になる。また、作業者が機械に停止を指令した時点で投入の中止を開始する制御では、最初の空槽が洗い領域の第1槽から濯ぎ領域の最終槽に送られるまで機械が停止しないので、停止を指令してから実際に機械が止まるまでに要する時間は、洗い槽及び濯ぎ槽を総て空槽にして機械を停止する制御で要する時間と同じであり、終業停止を指令してから機械が停止するまでの時間を短縮することにはならない。
この発明は、このような従来手段の問題を解決するためになされたもので、装置の停止に先立つ制御ないし操作を行うことなく、機械の停止を指令してから速やかに濯ぎ槽のみを空にして連続洗濯機を停止させることが可能な連続洗濯機を提供することを課題としている。
この発明の連続洗濯機の回転胴は、洗濯物の送り方向上流側の洗い回転胴11と、下流側の濯ぎ回転胴21とに分割されている。濯ぎ回転胴21には、仕上槽と呼ばれるものを含む複数の濯ぎ槽1g〜1jの総てが設けられている。洗い回転胴11には、複数の洗い槽1a〜1fが設けられている。洗い回転胴11及び濯ぎ回転胴21は、それぞれの電動機41、42で個別に回転駆動される。電動機41、42は、制御器5で制御されて、回転胴11、21を所定角度範囲で往復揺動させる洗濯動作と、回転胴11、21を所定の方向に1回転させる送り動作とを繰り返す。
制御器5の操作盤6には、終業停止スイッチ62が設けられている。制御器5は、終業停止スイッチ62の操作信号を受けたとき、直ちに又は回転胴11、21の次の1回の送り回転Raを行った後、洗い回転胴11を停止させる。連続洗濯機の上流側の搬送装置は、終業停止スイッチ62の操作信号を受けて停止する。濯ぎ回転胴21は、洗い回転胴11が停止した後も、通常の洗い動作と送り動作を繰り返す運転を継続する。連続洗濯機の下流側の搬送装置、脱水機及び乾燥機は、濯ぎ回転胴21の運転が継続している間、通常の運転を継続する。
この濯ぎ回転胴21の継続運転により、濯ぎ回転胴内の洗濯物は、濯ぎ回転胴21の送り回転毎に次槽に送られ、洗い回転胴11が停止した後の濯ぎ回転胴21の送り回転の回数が当該濯ぎ回転胴の総数になったとき、濯ぎ回転胴内の総ての槽が空槽になる。制御器5は、濯ぎ回転胴21内の総ての槽1g〜1jが空槽になったtの時点、又は当該時点からタイマで設定された時間t経過後のtの時点で、濯ぎ回転胴21を停止させる。連続洗濯機の下流側の搬送装置、脱水機及び乾燥機などに対しては、濯ぎ回転胴21が停止したときに停止信号が送られる。
タイマで設定された時間t経過後に濯ぎ回転胴21を停止させるときは、その経過時間の間、濯ぎ回転胴に揺動運動を行わせると共に、濯ぎ回転胴の各槽1g〜1jへの給水、昇温、排水を行って、濯ぎ回転胴21内を洗浄することができる。この洗浄動作は、濯ぎ回転胴21が停止しておりかつ濯ぎ回転胴内の全槽が空槽となっているときに、終業停止スイッチとは別のスイッチの操作で行わせることもできる。
終業停止の際に、濯ぎ回転胴21を停止させるタイミングとして、洗い回転胴11が停止した後の濯ぎ回転胴21の送り回転Rの回数をカウントし、この回数が濯ぎ回転胴21内の槽数に達したときに停止させることもできる。しかし、制御器5に各槽1a〜1jに対応するメモリ領域51a〜51jが設けられて、各メモリ領域に対応する槽の洗濯物データが記録されるようにした連続洗濯機では、濯ぎ回転胴21内の総ての槽1g〜1jに対応するメモリ領域51g〜51jに空槽データ(空槽である旨のデータ)が記録されたときに、濯ぎ回転胴21を停止させるのがより好ましい。
各メモリ領域51a〜51iに記憶されているデータは、回転胴11、21が送り回転Rしたときに、次槽に対応するメモリ領域に移送され、第1槽に対応するメモリ領域に新たに投入された洗濯物のデータが書き込まれる。そこで、洗い回転胴11が送り回転しないで濯ぎ回転胴21のみが送り回転したときに、濯ぎ回転胴の第1槽1gに、空槽データを書き込むようにし、濯ぎ回転胴21の槽に対応するメモリ領域51g〜51jの総てが空槽データになったときに、濯ぎ回転胴21を停止させるのである。このようにすると、濯ぎ回転胴21の槽が部分的に空槽となっている状態で終業停止したときでも、余分な送り回転を行わせることなく、濯ぎ回転胴21を適時に停止させることができる。
この発明によれば、終業停止スイッチが操作されたとき、洗い回転胴11は、胴内の洗い槽に洗濯物及び洗濯水を保持したままの状態で停止する。一方、濯ぎ回転胴21は、これに設けられている槽内の洗濯物が総て排出されて総ての槽が空になった後で停止する。すなわち、この発明の連続洗濯機は、終業停止スイッチを操作することにより、洗い回転胴内の洗濯物と洗濯水を保持した状態で、かつ濯ぎ回転胴21内の洗濯物及び濯ぎ水を排出した状態で停止する。従って、停止中に濯ぎ槽内に雑菌が増殖して不衛生になるのを防止できる。
そして、この発明の連続洗濯機によれば、連続洗濯機を停止する前に洗濯物が投入されない時間帯を設けておくなどの運転停止前の予備的な作業ないし制御を必要とせずに、連続的に洗濯物が投入されていても、濯ぎ槽のみを空にすることができ、従来のような、前もって終了時間に合わせて濯ぎ槽分だけ空槽をつくっておくという作業が不要になる。
この発明の連続洗濯機の一例を示すブロック図 回転胴の支持と駆動を示す模式図 終業停止時の回転胴の動作を示すタイムチャート
以下、この発明に係る連続洗濯機の一実施例を示す図1〜図3を参照して、この発明を更に説明する。図1の10は予洗槽を含む洗い領域、20は仕上槽を含む濯ぎ領域である。
図の連続洗濯機は、全部で10個の槽を備えた洗濯機で、水平軸回りに揺動して各槽での洗濯を行い、所定方向に1回転して次槽に移送する構造で、図の右側が洗濯物の移送方向上流側、左側が下流側である。横置き円筒形の固定の外筒31の上流側小口端には、その円形の小口板32の中央部に開口する投入口33に洗濯物を導く投入ホッパ36が設けられており、下流端の小口板34には、その中心部に排出口35が開口している。
外筒31の上流側と下流側には、外筒31との間に間隙を隔てて洗い回転胴11と濯ぎ回転胴21とが両者の中心軸を一致させて当該中心軸回りに個別に回転自在に収納されている。洗い回転胴11及び濯ぎ回転胴21は、図2に示すように、それぞれの上流側端部と下流側の端部でその外周をそれぞれ2個のローラ43で回転自在に支持されている。各回転胴11、21は、その両端の小径となった短円筒状の入口開口18、28又は出口開口19、29部分で、それぞれの電動機41、42にチェン44で連結されて、個別に回転駆動されるようになっている。洗い回転胴11の入口開口18が外筒の投入口33に臨んでおり、濯ぎ回転胴21の出口開口29が外筒の排出口35に臨んでいる。また、洗い回転胴11の出口開口19は、濯ぎ回転胴の入口開口28に連通している。
洗い回転胴11は、軸方向に隔壁12により6個の槽1a〜1fに区画されている。上流端の第1槽1aは予洗槽とされ、第2槽1bから第6槽1fが本洗槽とされている。濯ぎ回転胴21は、隔壁22により4槽に区画され、第7槽1gから第9槽1iが濯ぎ槽(本濯ぎ槽)とされ、第10槽1jが仕上槽とされている。
洗い回転胴の隔壁12には、その外周部の回転胴11が揺動運動をする洗濯時には槽の上方に位置し、かつ回転胴が1回転する途中において槽の底部に来たときに、洗濯物を通過させる底部開口14が設けられている。そして、予洗槽1a及び最後の本洗槽1fを除く本洗槽1b〜1eには、底部開口14に隣接して、回転胴が1回転したときにその回転運動により洗濯物を次槽に送る公知の構造の底部送り板15a、15が設けられている。
本洗槽1b〜1eの底部送り板15は、非通水性の送り板で、洗い回転胴11が1回転したとき、本洗槽1b〜1eの洗濯物は、その槽内の洗濯液のほぼ全量と共に底部開口14を通って次槽に送られる。一方、予洗槽の底部送り板15aは、多数のパンチ孔を設けた通水性の底部送り板で、洗い回転胴11が1回転したとき、予洗槽1aの洗濯物はその洗濯液の半分程度と共に本洗第1槽1bに送られ、残りの半分程度の洗濯液は、予洗槽1aに残る。
濯ぎ回転胴21の隔壁22は、その小口板26、27の前記開口28、29と同径の中心開口24を備えている。そして、これらの隔壁22及び洗い及び濯ぎ回転胴の出口側の小口板17、27には、中央送りスクープ25が設けられている。この中央送りスクープ25は、洗い回転胴11と濯ぎ回転胴21とが同期して1回転するときに、本洗第5槽1f、濯ぎ槽1g〜1i及び仕上槽1jの洗濯物を洗濯液の水面より上方に持ち上げて次槽ないし排出口35に移送する公知の構造のスクープで、板面に多数のパンチ孔を設けた通水性のスクープである。
各槽への給排水は、外筒31に接続した配管により行われる。濯ぎ領域20においては、その本濯ぎ最終槽1iと仕上槽1jに電磁給水弁2i、2jを備えた新水給水管3i、3jが接続され、濯ぎ領域の第1槽1gと仕上槽1jには、電磁排水弁4g、4jが接続されている。すなわち、仕上槽1jは、単独で給排水が行われ、濯ぎ槽1g〜1iでは、濯ぎ水が洗濯物とは逆方向にカウンターフローで流れる。なお、連続洗濯機には、図示していない給水管、溢流管、排水管、薬剤注入管、加温用蒸気管などの図示以外の各種の配管ないし電磁弁が接続されているが、この発明とは直接関係ないので、これらについては図示及び説明を省略する。
回転胴11、21を回転駆動する電動機41、42は、制御器5で制御されて、回転胴11、21を所定角度範囲で往復揺動させる洗濯動作と、回転胴11、21を所定の方向に1回転させる送り動作とを繰り返して洗濯を行う。
底部送り板15、15a及び中心送りスクープ25を上方の位置に保持して洗い回転胴11及び濯ぎ回転胴21を所定角度で揺動させるという各槽における洗濯動作、及び、洗い回転胴11と濯ぎ回転胴21とを同期させて所定方向(送り板15及びスクープ25による次槽への送り方向)に1回転させて洗濯物を次槽に送るという移送動作は、通常の連続洗濯機と異なる所はない。制御器5には、洗濯動作の際の洗い回転胴11と濯ぎ回転胴21との揺動速度及び揺動角を個別に設定できる。
制御器5には、各洗濯槽1a〜1jに対応するメモリ領域51a〜51jが設けられている。メモリ領域51a〜51jには、対応する洗濯槽1a〜1jに現在投入されている洗濯物のデータが記憶されている。回転胴11、21が送り回転したとき、メモリ領域51a〜51iに記憶されているデータは、次槽に対応するメモリ領域に移送され、予洗槽1aに対応するメモリ領域51aには、新たに投入された洗濯物のデータが書き込まれ、仕上槽1jに記憶されていたデータは、連続洗濯機の下流側の搬送装置ないし脱水機に送られる。槽内に洗濯物がないときは、空槽データが記録される。
制御器5には、洗い回転胴11の電動機41が送り回転しないで濯ぎ回転胴21の電動機42のみが送り回転したときに濯ぎ回転胴21の第1槽1gに空槽データを書き込む空槽データ記録手段52が設けられている。また、制御器5には、濯ぎ回転胴21の各槽に対応するメモリ領域51g〜51jの総てに空槽データが記録されていることを検出して信号を出力する空検出手段53が設けられている。制御器5には、更に、遅延停止タイマ54と濯ぎ槽洗浄タイマ55とが設けられている。
制御器5の操作盤6には、停止スイッチ61と、終業停止スイッチ62と、濯ぎ槽洗浄スイッチ63とが設けられている。制御器5は、停止スイッチ61の操作信号を受けたとき、回転胴11、21が次の1回の送り回転Raを行った後である図3のtの時点で、電動機41、42を停止させる。一方、終業停止スイッチ62の操作信号tを受けたときは、回転胴11、21の次の1回の送り回転Raを終了した後の図3のtの時点で洗い回転胴11の電動機41を停止させる。連続洗濯機の上流側の搬送装置は、終業停止スイッチ62の操作信号を受けて停止する。一方、濯ぎ回転胴21の電動機42には、洗い動作Sと送り動作Rを繰り返す通常の運転を継続させる。この継続中、濯ぎ回転胴21の送り回転Rごとに、空槽データ記録手段52により、濯ぎ回転胴21の第1番目の槽1gに対応するメモリ領域51gに空槽データが書き込まれる。
この空槽データは、制御器5が終業停止信号を受けた後の濯ぎ回転胴21の1回の送り動作Rごとに、隣接する下流側の槽に対応するメモリ領域に移送される。制御器5は、濯ぎ回転胴21の総ての槽に対応するメモリ領域51g〜51jが総て空槽データになった図3のtの時点で、空検出手段53の検出信号を受け、濯ぎ回転胴の電動機42を停止させる。周面に部分的に非通水性の周面が設けられている濯ぎ回転胴においては、常に非通水性の周面を上方位置にして、濯ぎ回転胴を停止させる。空検出手段53の検出信号又は濯ぎ回転胴の電動機42の停止信号は、連続洗濯機の下流側の装置に、連続洗濯機の停止信号として送られる。
濯ぎ回転胴21が停止した後、制御器5は、排水弁4g、4j及び仕上槽の給水弁2jを所定時間開いて、濯ぎ領域の濯ぎ水を排水する。これらの弁の開状態を継続する時間は、制御器5に設けたそれぞれのタイマで各弁毎に個別に設定できるようになっている。
遅延停止タイマ54に有限な時間tを設定したときは、制御器5は、メモリ領域51g〜51jが総て空槽データになった後、遅延停止タイマに設定された時間tだけ濯ぎ回転胴21の揺動動作を継続してから、図3のtの時点で、濯ぎ回転胴の電動機42を停止させる。排水弁4g、4j及び仕上槽の給水弁2jを開いて、濯ぎ領域20の濯ぎ水の排水を開始するタイミングは、図3にtで示す時点である。この時間tの濯ぎ回転胴21の揺動動作により、本濯ぎ槽1g〜1i及び仕上槽1jの洗浄を行うことができる。
なお、停止スイッチ61が操作された後の、洗い回転胴11と濯ぎ回転胴21が共に停止した状態で終業停止スイッチ62が操作されたときは、濯ぎ回転胴の電動機42のみが図3の時点tからt又はtの時点までの動作を行う。
制御器5は、濯ぎ槽洗浄スイッチ63の操作信号を受けたとき、空検出手段53が検出信号を出力していることを条件として、すなわち濯ぎ回転胴21の全槽が空であることを条件として、給水弁2i、2jを開き、蒸気配管を開くなどして濯ぎ回転胴の槽を昇温し、濯ぎ槽洗浄タイマ55に設定された時間tの揺動運転を行った後、排水を行う。必要により、この給水、昇温、排水の動作を制御器5に設定された回数繰り返し行う。
終業停止を行った後で、上記手順による濯ぎ槽の洗浄を行うことで、洗濯槽内をより衛生的に保つことができる。濯ぎ槽内の洗浄を行う場合は、同時に洗剤や消毒剤等を各槽へ投入することが好ましいが、日常的に上記の洗浄動作を行うことで、薬剤を用いなくても、熱水による洗浄のみで槽内への汚れの蓄積を軽減することが可能となる。
1a〜1j 洗濯槽
1g〜1j 濯ぎ回転胴内の洗濯槽
3i、3j 給水弁
4g、4j 排水弁
5 制御器
6 操作盤
11 洗い回転胴
21 濯ぎ回転胴
41 洗い回転胴の電動機
42 濯ぎ回転胴の電動機
51a〜51j メモリ領域
51g〜51j 濯ぎ回転胴内の槽に対応するメモリ領域
52 空槽データ記録手段
53 空検出手段
54 遅延停止タイマ
62 終業停止スイッチ
S 洗濯動作
R 送り動作

Claims (3)

  1. 洗濯物の送り方向上流側で洗い処理を行う洗い回転胴及び下流側で濯ぎ処理を行う濯ぎ回転胴と、当該洗い回転胴及び濯ぎ回転胴を個別に回転駆動する電動機と、当該電動機の回転を制御する制御器とを備え、
    回転胴を所定角度範囲で往復揺動させる洗濯動作と、回転胴を所定の方向に1回転させる送り動作とを繰り返す連続洗濯機において、
    制御器の操作盤に終業停止のためのスイッチを備え、
    制御器は、当該スイッチの操作信号を受けたとき、直ちに又は回転胴の次の1回の送り回転を行った後、洗い回転胴を停止させ、濯ぎ回転胴には、前記洗い動作と送り動作を繰り返す運転をさせた後、濯ぎ回転胴内の総ての槽が空槽になった後で濯ぎ回転胴を停止させることを特徴とする、連続洗濯機。
  2. 制御器は、濯ぎ回転胴内の総ての槽が空槽になったときに濯ぎ回転胴内の濯ぎ水を排出する排水弁及び必要な給水弁を開き、そのあと濯ぎ回転胴の揺動動作を所定時間継続した後、濯ぎ回転胴を停止させる、請求項1記載の連続洗濯機。
  3. 制御器が回転胴内の各槽に対応して当該各槽に投入されている洗濯物のデータを記憶するメモリ領域を備え、回転胴が送り回転したときに、各メモリ領域に記憶されているデータが、次槽に対応するメモリ領域に移送される連続洗濯機において、
    制御器が、洗い回転胴が送り回転しないで濯ぎ回転胴のみが送り回転したときに濯ぎ回転胴の第1槽に対応するメモリ領域に空槽である旨のデータを書き込む空槽データ記録手段と、濯ぎ回転胴内の総ての槽に対応するメモリ領域のデータが空槽である旨のデータであることを検出する空検出手段とを備え、
    制御器は、空検出手段の検出信号を受けたあと濯ぎ回転胴を停止させる、請求項1又は2記載の連続洗濯機。
JP2010113506A 2010-05-17 2010-05-17 連続洗濯機 Active JP5622439B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010113506A JP5622439B2 (ja) 2010-05-17 2010-05-17 連続洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010113506A JP5622439B2 (ja) 2010-05-17 2010-05-17 連続洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011239886A true JP2011239886A (ja) 2011-12-01
JP5622439B2 JP5622439B2 (ja) 2014-11-12

Family

ID=45407191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010113506A Active JP5622439B2 (ja) 2010-05-17 2010-05-17 連続洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5622439B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019024522A (ja) * 2017-07-25 2019-02-21 アイナックス稲本株式会社 連続式洗濯機の運転方法及び自動洗浄装置を備えた連続式洗濯機

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63117800A (ja) * 1986-11-06 1988-05-21 株式会社アサヒ製作所 ロ−ル仕上げ機の自動排湿方法
JPH05154270A (ja) * 1991-12-03 1993-06-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 連続式水洗機
JPH06254289A (ja) * 1993-03-03 1994-09-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 業務用洗濯機の故障診断装置
JPH07144092A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 洗濯物搬送装置
JPH0730991U (ja) * 1993-01-06 1995-06-13 三四義 田辺 乾燥機能付全自動洗濯機
JPH1157277A (ja) * 1997-08-18 1999-03-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 連続式水洗機を用いた洗濯方法及び連続式水洗機
JP2006055363A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Tosen Machinery Corp 脱水機、および同制御方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63117800A (ja) * 1986-11-06 1988-05-21 株式会社アサヒ製作所 ロ−ル仕上げ機の自動排湿方法
JPH05154270A (ja) * 1991-12-03 1993-06-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 連続式水洗機
JPH0730991U (ja) * 1993-01-06 1995-06-13 三四義 田辺 乾燥機能付全自動洗濯機
JPH06254289A (ja) * 1993-03-03 1994-09-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 業務用洗濯機の故障診断装置
JPH07144092A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 洗濯物搬送装置
JPH1157277A (ja) * 1997-08-18 1999-03-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 連続式水洗機を用いた洗濯方法及び連続式水洗機
JP2006055363A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Tosen Machinery Corp 脱水機、および同制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019024522A (ja) * 2017-07-25 2019-02-21 アイナックス稲本株式会社 連続式洗濯機の運転方法及び自動洗浄装置を備えた連続式洗濯機
JP7009101B2 (ja) 2017-07-25 2022-01-25 アイナックス稲本株式会社 自動洗浄装置を備えた連続式洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5622439B2 (ja) 2014-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2303667C2 (ru) Стиральная машина и способ очистки бака для стирки (варианты)
CN102628205B (zh) 除菌、消毒、防霉洁桶洗衣机及其洁桶控制方法
CN101413198B (zh) 全自动洗衣机桶清洗程序控制方法
KR100531335B1 (ko) 세탁 장치의 운전 방법
KR101407958B1 (ko) 세탁기 및 그 제어방법
KR20040081590A (ko) 세탁기 조세정 방법
EP2128322B1 (en) Washing machine and method of washing drum
EP2041354B1 (en) Laundry machine and controlling method thereof
JP7009101B2 (ja) 自動洗浄装置を備えた連続式洗濯機
US8875333B2 (en) Washing machine performing shower rinsing and method of controlling the same
US8186182B2 (en) Surge fill apparatus and method for top load washing machine
JP5622439B2 (ja) 連続洗濯機
CN202610568U (zh) 除菌、消毒、防霉洁桶洗衣机
JPH08229290A (ja) ドラム式洗濯機
KR20040046052A (ko) 세탁기 및 그 제어방법
JP3868075B2 (ja) 連続式水洗機を用いた洗濯方法及び連続式水洗機
KR101176071B1 (ko) 세탁 장치의 조세척 운전 방법
JP2000288284A (ja) 連続式水洗方法及び水洗機
JP7407986B2 (ja) 衣類処理装置
JP5024706B2 (ja) 洗濯脱水機の定置洗浄方法
JP2010273874A (ja) 連続水洗機
KR101176070B1 (ko) 세탁 장치의 조세척 운전 방법
JP2007301258A (ja) 連続式水洗機、及び連続式水洗方法。
CN117144630A (zh) 洗衣机及其控制方法、控制装置和存储介质
RU2539326C1 (ru) Стиральная машина с емкостью для жидкости

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140909

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5622439

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250