JP2011239255A - 映像符号化方法,映像符号化装置および映像符号化プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】シーンチェンジを含む映像での画質劣化を,GOP長を延ばすことなく,かつ従来技術よりも少ない演算量で効果的に抑止する。
【解決手段】符号化対象である入力映像信号に対してシーンチェンジを検出し(S13),検出されたシーンチェンジ直後に存在する本来Pピクチャとして符号化される予定であったフレームをIピクチャに変更する(S18)。変更されたIピクチャを先頭として,設定された最大GOP長分のピクチャ群を新たなGOPとするようにそれ以降のフレームのピクチャタイプを変換する(S19)。
【選択図】図3

Description

本発明は,符号化器の画質を向上させる映像符号化技術に関し,特に,GOP(Group Of Pictures) の長さを制御してシーンチェンジを含む映像での画質劣化を抑止する映像符号化方法,映像符号化装置および映像符号化プログラムに関するものである。
H.264/AVC(ISO/IEC 14496-10“MPEG-4 Part 10 Advanced Video Coding”)に代表される映像符号化においては,入力映像はGOPと呼ばれる特定の長さのフレーム群に分割される。また,各映像フレームの符号化方法としてフレーム内符号化のみ行うIピクチャ,過去の1枚のフレームの情報を利用して符号化を行うPピクチャ,過去および未来の複数枚のフレームの情報を利用するBピクチャが選択可能である。なお,GOPは,Iピクチャを先頭とする連続する複数のピクチャ群であり,再生や映像編集の単位となる。
図9に,長さが6フレームで,IピクチャとPピクチャ,あるいはPピクチャとIピクチャの間隔が3フレームの場合のGOPの構成例を示す。図9に示すように,IピクチャをGOPの先頭とし,次のIピクチャの直前までをGOPの終端とするのが一般的である。PおよびBピクチャについては,過去あるいは未来のフレームの情報を利用するため,直前あるいは直後にシーンチェンジが発生すると,利用すべきフレームとの間に相関がなくなり,符号化効率が低下する。そこでシーンチェンジが発生した場合,その直後のPピクチャをIピクチャに変更することが従来行われていた。
例えば,図9に示すようにフレームB2とフレームB3の間でシーンチェンジが発生した場合,フレームP1をIピクチャに変更する。しかし,単純にPピクチャをIピクチャに変換した場合,一般的にはIピクチャの情報量はPピクチャ,Bピクチャに比べて大きいため,Iピクチャの枚数が増加することによる符号量増加,すなわち符号化効率の低下を招く。
シーンチェンジがあった場合に,発生符号量ができるだけ増加しないようにピクチャタイプを変更する従来技術として,例えば特許文献1に記載されているような従来技術aと,特許文献2に記載されているような従来技術bがある。
(a)従来技術a〔特許文献1参照〕
従来技術aは,シーンチェンジが発生した場合に,時間的にその後にあるフレーム間符号化される予定であったフレームを,フレーム内符号化とすることで,符号化効率低下に伴う画質劣化を抑止する技術である。この従来技術aでは,Iピクチャ枚数の増加を避けるため,シーンチェンジによりIピクチャへの変換が発生した場合,その前後のIピクチャをPピクチャに変換することでIピクチャの数を調整する。これには後述するようにGOP長が延びるという問題点がある。
(b)従来技術b〔特許文献2参照〕
従来技術bでは,最初に設定した第1のGOP構造で符号化を行い,Iピクチャへの変換が発生した際に,該当ピクチャの位置がGOPの先頭となるように,時間的に前のGOP構造を第1のGOP構造と異なるGOP構造に変更する。これには,時間的に前のGOPにおける符号化をやり直す必要があるため,演算量が増加するという問題点がある。
特開2002−10263号公報 特許第3496926号公報
シーンチェンジに伴い,PあるいはBピクチャをIピクチャに変更することは,シーンチェンジを含む映像に対する符号化効率低下を抑制するためには必須であるが,その際,Iピクチャの枚数が不必要に増加することは避ける必要がある。
上記従来技術aでは,IピクチャからPピクチャへの変換を併用することで,Iピクチャ枚数の増加を避ける手法であるが,GOPの先頭付近でIピクチャへの変換が発生した場合,次GOPの先頭のIピクチャがPピクチャに変換され,当該GOPの終端が変換前の次々GOPの終端まで延びてしまい,GOP長が2倍近くなってしまう。
図10に,フレームB2とフレームB3の間でシーンチェンジが発生した場合のピクチャタイプの変換例を示す。フレームP1がIピクチャに,フレームI1がPピクチャにそれぞれ変換されており,GOP(n+1)の長さが延びている。
IPTV(Internet Protocol Television)では,最大GOP長が1秒(30フレーム)と規定されており,CM映像のようにシーンチェンジが多発するような映像に対しては,ピクチャタイプ変換に伴ってGOP長が延びても問題ないように,当初のGOP長を短く設定する必要がある。最悪,GOP先頭のIピクチャ直後でシーンチェンジが発生した場合でも規定のGOP長を超えないようにするためには,当初のGOP長は規定の半分(IPTVの場合には15フレーム)とする必要がある。その場合,シーンチェンジが存在しない場合,あるいは少なかった場合にIピクチャの数が単純に倍となるため,符号化効率は大幅に低下する。
また,従来技術bでは,直前のGOPの構造を変更するため,構造を変更されたGOPにおける符号化をやり直す必要がある。そのため,最大でGOP長(IPTVであれば最大30フレーム) 分の符号化に要する演算が増加するという問題点がある。シーンチェンジが多発する映像,例えばCM映像のように秒単位でシーンが切り替わるような場合,最悪でほとんどのGOPで符号化をやり直すことになる。その場合,符号化に要する演算時間はほぼ2倍となる。
以上のように,従来法ではシーンチェンジに伴ってPピクチャをIピクチャに変更する際に,Iピクチャの増加に伴い符号量が増加して符号化効率が低下することや,元々設定していたGOP長が延びてしまうという問題点があった。
本発明は,上記課題の解決を図り,シーンチェンジを含む映像での画質劣化を,従来技術よりも効果的に抑止することを目的とする。
本発明では,上記課題を解決するため,シーンチェンジに伴い,直後のPピクチャをIピクチャに変更する際,変更されたIピクチャを先頭として,設定された最大GOP長分のフレーム群を新たなGOPとするようにそれ以降のフレームのピクチャタイプを変換する。それにより,最大GOP長を確保しながら符号化効率の低下に繋がる不要なIピクチャの増加を抑制する。
すなわち,本発明は,符号化対象である入力映像信号に対してシーンチェンジを検出する手段と,検出されたシーンチェンジ直後に存在する本来Pピクチャとして符号化される予定だったフレームをIピクチャに変更する手段とを有し,変更されたIピクチャを先頭として,設定された最大GOP長分のフレーム群を新たなGOPとするようにそれ以降のフレームのピクチャタイプを変換して符号化することを主要な特徴とする。
また,上記手段によって符号化を実施するに際して,ピクチャタイプを変換されたフレーム以前のフレームについては再符号化を伴わないことを特徴とする。
本発明の作用は,以下のとおりである。シーンチェンジを含む映像においては,シーンチェンジ前後のフレーム間の相関が低くなる。そこで,シーンチェンジ直後のPピクチャを,符号化にフレーム間の相関を使用しないIピクチャに変更することで,画質劣化を抑止できる。しかし,単純にPピクチャをIピクチャに変換しただけでは,変換した回数だけIピクチャの枚数が増加してしまう。Iピクチャは一般的に情報量が大きいため圧縮効率が低下する。
本発明では,変更されたIピクチャを先頭とする新たなGOPとして再設定し,それ以降のフレームのピクチャタイプを変換する。これに伴い,当初IピクチャだったフレームをPピクチャに変換することで,不要なIピクチャの増加を抑制する。また,最大GOP長に従って再設定を行うので,GOP長が延びてしまうこともない。IPTVのように,最大GOP長(30フレーム)が規定されている用途にも対応可能である。
また,GOPの再設定は,変更されたIピクチャ以降のフレームに限定される。符号化済みである,該当フレーム以前のフレームについては再設定は不要のため,再度符号化をやり直す必要もないため,スペックの低い低廉な装置での適用も可能である。
本発明によれば,Iピクチャの不要な増加を抑え,かつ,GOP長を延ばすことなく,シーンチェンジを含む映像での画質劣化を抑止することができる。また,演算量を増やすことなく,シーンチェンジを含む映像での画質劣化を抑止することができる。
本実施形態におけるシーンチェンジが発生した場合のピクチャタイプの変換例を示す図である。 本実施形態の装置構成例を示す図である。 本実施形態におけるピクチャタイプ決定の処理フローチャートである。 フレームの表示順序と符号化順序を示す図である。 ピクチャタイプ変換の例1を示す図である。 ピクチャタイプ変換の例2を示す図である。 ピクチャタイプ変換の例3を示す図である。 ピクチャタイプ変換の例4を示す図である。 GOPの構成例を示す図である。 シーンチェンジが発生した場合の従来技術によるピクチャタイプの変換例を示す図である。
以下,本発明の実施の形態について,図面を用いて説明する。
図1に,本実施形態におけるシーンチェンジが発生した場合のピクチャタイプの変換例を示す。この例では,(最大GOP長)=(変換前のGOP長)=6である。フレームB3とフレームP1の間でシーンチェンジが発生しており,フレームP1をIピクチャに変換し,変換されたフレームI1を先頭とする6フレームを,新たなGOP(n+1)とする。それに応じて,フレームI1をPピクチャに,フレームP2をIピクチャに変更し,以下同様の変更を行って,それ以降のGOP長も6となるようとする。図10の従来技術による結果と比較すると,従来技術では最大GOP長は9まで延びてしまっているの対し,本実施形態では6に収まっている。
図2に,本実施形態の装置構成例を示す。フレームメモリ100に蓄積された入力映像からシーンチェンジ検出部101によってシーンチェンジを検出し,その情報とあらかじめ設定された最大GOP長から,ピクチャタイプ決定部102において,各フレームのピクチャタイプを決定する。決定されたピクチャタイプに従って,符号化部103にて符号化処理を行う。
符号化部103における符号化処理は,従来のMPEG−2,H.264その他の映像符号化を行う装置と同様である。
動き参照部104では,入力映像信号について動き探索により動きの検出を行う。予測残差信号生成部115は,入力映像信号とフレーム間予測信号との残差から予測残差信号を生成する。この予測残差信号はDCT変換部106に入力され,DCT変換による変換係数が出力される。変換係数は,量子化部107に入力され,量子化部107で,制御部114から設定された量子化ステップサイズに従って量子化される。この量子化された変換係数は,可変長符号化部111に入力され,可変長符号化部111において可変長符号化される。可変長符号化部111から出力される符号化データは,多重化部112において多重化されバッファ部113に格納される。バッファ部113からは符号化ストリームとして出力される。
一方,量子化された変換係数は,逆量子化部108で逆量子化され,逆直交変換部109で逆直交変換されて,復号予測残差信号が生成される。この復号予測残差信号は,加算器116でフレーム間予測信号と加算され,復号信号が生成される。復号信号は,続くフレームの予測符号化における参照画像として用いるために,ローカルデコード画像メモリ110に格納される。予測部105は,動き参照部104で検出された動きベクトルに従って,ローカルデコード画像メモリ110を参照し,フレーム間予測信号を生成する。
制御部114は,バッファ部113に格納された符号化データ量から量子化部107における発生符号量を制御する。
図3に,本実施形態におけるピクチャタイプ決定の処理フローチャートを示す。まず,処理対象フレーム番号frnを1に初期化する(ステップS10)。続いて,処理対象フレーム番号frnに1を加算して次のフレームを処理対象とし(ステップS11),入力映像の2番目のフレームから最終フレームまで,以下の処理を繰り返す(ステップS12)。
前のフレームと処理対象フレーム(frn)との間でシーンチェンジがあったかどうかを調べ(ステップS13),シーンチェンジが検出されない場合,シーンチェンジを検出するまで処理対象フレーム番号をインクリメントして検出処理を繰り返す(ステップS11〜S13)。
シーンチェンジを検出した場合,そのフレームのピクチャタイプを調べる。Pピクチャであった場合には(ステップS14),当該フレームをIピクチャに変更し(ステップS18),変更されたIピクチャを先頭として,設定された最大GOP長分のフレーム群を新たなGOPとするように,それ以降のフレームのピクチャタイプを変換する(ステップS19)。その後,ステップS11へ戻り,同様に処理を繰り返す。
Iピクチャであった場合には(ステップS15),ピクチャタイプの変換は行わないで,ステップS11へ戻り,処理対象フレーム番号frnをインクリメントして,シーンチェンジ判定処理を繰り返す。
PピクチャでもIピクチャでもなかった場合には,処理対象フレーム番号frnをインクリメントし(ステップS16),最終フレームに達していなければ,ステップS14へ戻って,ピクチャタイプの調査を継続する。処理対象フレーム番号frnをインクリメントした際に,入力映像の最終フレームに達した場合には処理を終了する(ステップS17)。
以下,H.264,H.264/AVCにおけるOpen GOPとClosed GOPの場合を例に挙げて具体例を説明する。
〔Open GOPの場合の例〕
初期設定として,入力画像の全フレームに対して,設定したGOP長に応じて各フレームのピクチャタイプを決定する。
Bピクチャが存在する場合には,Bピクチャを先頭としPピクチャもしくはIピクチャを終端とするフレーム群を,Bピクチャが存在しない場合には,PピクチャもしくはIピクチャ単体を1単位としてシーンチェンジ検出を実施する。フレーム群の中にシーンチェンジが検出された場合,時間的に最も未来に存在するシーンチェンジのみに着目し,その直後のフレームのピクチャタイプによって以下の処理を切り分ける。以下の処理はフレーム群が入力映像の最後に達するまで実施する。
(1)シーンチェンジ直後のフレームがIピクチャの場合
ピクチャタイプは変更せずにフレーム群の符号化を実施する。
(2)シーンチェンジ直後のフレームがPピクチャの場合
当該PピクチャをIピクチャに変更してフレーム群の符号化を実施する。また,このIピクチャを先頭として長さを最大GOP長とする新たなGOPを設定し,それ以降のGOPについても同じ長さを持つGOPの連続として設定する。それに応じて,当該Iピクチャ以降のフレームにおけるピクチャタイプを変更する。
(3)シーンチェンジ直後のフレームがBピクチャの場合
当該フレーム群の終端がPピクチャの場合,(2)と同様の処理を行う。Iピクチャの場合には(1)と同様の処理を行う。
〔Closed GOPの場合の例〕
先のOpen GOPは,フレーム間符号化の際に異なるGOPに属するフレームの情報が利用可能な構造であるが,Closed GOPは,先頭のIピクチャがIDR(Instantaneous Decording Refresh) と呼ばれる特殊なピクチャタイプとなる。IDRピクチャを符号化する時点で,全ての参照ピクチャ(フレーム間符号化で情報を他フレームから利用されるフレーム群)が開放され,利用不可能となる。ここで注意しなければいけないのは,映像を表示する順序と,符号化する順序が一致していないことである。フレームの表示順序と符号化順序の一例を,図4に示す。
複数のフレームの情報を利用できるBピクチャの特性を活かすために,時間的に未来に存在するIあるいはPピクチャを先に符号化することで,未来のフレームの情報を利用することができる。さらに,Closed GOPの場合,GOP先頭のIピクチャはIDRであるため,I0やI1が符号化された後のフレームは,それ以前に符号化されたフレームの情報を利用することができない。例えばフレームB8〜B11は,Open GOPであれば時間的に過去となるフレームP0の情報を利用できるが,IDRであるI1が符号化された時点でP0の情報は開放されてしまうため,Closed GOPにおいてはP0の情報は利用できない。これらを念頭において,Closed GOPの場合に効率のよいピクチャタイプ変換方法を以下に示す。
初期設定として,入力画像の全フレームに対して,設定したGOP長に応じて各フレームのピクチャタイプを決定する。
Bピクチャが存在する場合には,Bピクチャを先頭としPピクチャもしくはIピクチャを終端とするフレーム群を,Bピクチャが存在しない場合には,PピクチャもしくはIピクチャ単体を1単位としてシーンチェンジ検出を実施する。フレーム群の中に複数のシーンチェンジが検出された場合のピクチャタイプ変更方法を,以下「変更1」および「変更2」として記述するが,フレーム群の中で検出されたシーンチェンジが1つである場合には「変更1」のみ行うものとする。図5〜図8で示す例は,長さが10フレームで,IピクチャとPピクチャ,あるいはPピクチャとIピクチャの間隔が5フレームの場合のGOPである。
[変更1]:フレーム群において,時間的に最も未来に存在するシーンチェンジ直後のフレームに着目し,以下の処理を行う。
(1)Iピクチャである場合
ピクチャタイプは変更せずに,シーンチェンジ直前のフレームをPピクチャに変更する(図5,対象フレーム群はB8〜I1)。フレームB8〜B11は,フレームI1の情報しか利用できないが,フレームI1はシーンチェンジ後のフレームであるため,当該Bピクチャとの相関がなく,そのままでは符号化効率が低下する。そこでフレームB11をPピクチャに変更する。これにより符号化順序は,I1→B8→B9→B10→B11からP1→B8→B9→B10→I1と変更され,フレームB8〜B10はフレームP1の情報を利用することが可能となる。
(2)Pピクチャである場合
当該PピクチャをIピクチャに変更する。また,このIピクチャを先頭として長さを最大GOP長とする新たなGOPを設定,それ以降のGOPについても同じ長さを持つGOPの連続として設定する。それに応じて,当該Iピクチャ以降のフレームにおけるピクチャタイプを変更する(図6,対象フレーム群はB4〜P0)。上記(1)と同様の理由により,IDRの前にPピクチャを挿入することで符号化効率の低下を抑制する。
(3)Bピクチャである場合
フレーム群の終端がPピクチャであればIピクチャに変更し,シーンチェンジ直前のフレームをPピクチャに変更する(図7,対象フレーム群はB4〜P0)。フレームB4,B5が,シーンチェンジ後のPピクチャ情報を利用しなくてもよくするためである。
[変更2]:フレーム群において,複数のシーンチェンジが検出された場合に,「変更1 」の結果に対して以下の処理を行う。
(1)「変更1」でPピクチャに変更されたフレームをIピクチャに変更する。ただし,該当IピクチャはIDRではなく,新たなGOP設定は実施しない(図8)。フレームP0はフレームI0の情報を利用して符号化を行うが,フレームP0の直前にシーンチェンジが発生しているため,P0とI0の相関は低く符号化効率が低下する。そのため,P0を他フレームの情報を利用しないIピクチャに変更する。
「変更1」および「変更2」のピクチャタイプ変更を実施後,フレーム群の符号化を行う。
以上の処理はフレーム群が入力映像の最後に達するまで実施する。
以上の映像符号化の処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによっても実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
100 フレームメモリ
101 シーンチェンジ検出部
102 ピクチャタイプ決定部
103 符号化部
104 動き参照部
105 予測部
106 DCT変換部
107 量子化部
108 逆量子化部
109 逆直交変換部
110 ローカルデコード画像メモリ
111 可変長符号化部
112 多重化部
113 バッファ部
114 制御部
115 予測残差信号生成部
116 加算器

Claims (5)

  1. 連続する複数のピクチャ群からなるGOPの構造に従って入力映像信号を符号化する映像符号化方法において,
    符号化対象である入力映像信号に対してシーンチェンジを検出する過程と,
    検出されたシーンチェンジ直後に存在する,本来,順方向予測符号化ピクチャとして符号化される予定であったフレームをフレーム内符号化ピクチャに変更する過程と,
    変更されたフレーム内符号化ピクチャを先頭として,設定された最大GOP長分のピクチャ群を新たなGOPとするようにそれ以降のフレームのピクチャタイプを変換して符号化する過程とを有する
    ことを特徴とする映像符号化方法。
  2. 請求項1記載の映像符号化方法において,
    前記ピクチャタイプを変換して符号化する過程では,ピクチャタイプを変換されたフレーム以前のフレームについては,再符号化を行わない
    ことを特徴とする映像符号化方法。
  3. 請求項1または請求項2記載の映像符号化方法において,
    GOPの先頭ピクチャがIDRピクチャである場合に,前記検出されたシーンチェンジ直前のピクチャタイプを,順方向予測符号化ピクチャに変更して符号化する
    ことを特徴とする映像符号化方法。
  4. 連続する複数のピクチャ群からなるGOPの構造に従って入力映像信号を符号化する映像符号化装置において,
    符号化対象である入力映像信号に対してシーンチェンジを検出するシーンチェンジ検出手段と,
    検出されたシーンチェンジ直後に存在する,本来,順方向予測符号化ピクチャとして符号化される予定であったフレームをフレーム内符号化ピクチャに変更し,変更されたフレーム内符号化ピクチャを先頭として,設定された最大GOP長分のピクチャ群を新たなGOPとするようにそれ以降のフレームのピクチャタイプを決定するピクチャタイプ決定手段と,
    前記ピクチャタイプ決定手段によって決定されたピクチャタイプに従って,入力映像信号を符号化する符号化手段とを備える
    ことを特徴とする映像符号化装置。
  5. 請求項1,請求項2または請求項3記載の映像符号化方法を,コンピュータに実行させるための映像符号化プログラム。
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