JP2011238409A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー部材を用いて酸化剤流路を形成した高出力の小型燃料電池を提供する。
【解決手段】電解質膜17と、電解質膜の一方の面に間隔をおいて配置された第1アノード13及び第2アノード13と、電解質膜の他方の面に第1アノード及び第2アノードのそれぞれと対向するように間隔をおいて配置された第1カソード16及び第2カソード16と、を有する膜電極接合体10と、膜電極接合体の第1アノード及び第2アノード側に配置され、第1アノード及び第2アノードに対して燃料を供給する燃料供給機構30と、膜電極接合体の第1カソード及び第2カソード側に配置されたカバー部材21と、を具備する燃料電池であって、カバー部材は、膜電極接合体と対向する面において、第1カソード及び第2カソードの上方にそれぞれ独立して形成された酸化剤流路を有することを特徴とする燃料電池。
【選択図】図2

Description

この発明の実施形態は、燃料電池に関する。
近年、ノートパソコンや携帯電話等の各種携帯用電子機器を長時間充電なしで使用可能とするために、これら携帯用電子機器の電源に燃料電池を用いる試みがなされている。燃料電池は燃料と空気を供給するだけで発電することができ、燃料を補給すれば連続して長時間発電することが可能であるという特徴を有している。このため、燃料電池を小型化できれば、携帯用電子機器の電源として極めて有利なシステムといえる。
特開2005−050566号公報
本実施形態の目的は、安定して高い出力を得ることが可能な燃料電池を提供することにある。
本実施形態によれば、
電解質膜と、前記電解質膜の一方の面に間隔をおいて配置された第1アノード及び第2アノードと、前記電解質膜の他方の面に前記第1アノード及び前記第2アノードのそれぞれと対向するように間隔をおいて配置された第1カソード及び第2カソードと、を有する膜電極接合体と、前記膜電極接合体の前記第1アノード及び前記第2アノード側に配置され、前記第1アノード及び前記第2アノードに対して燃料を供給する燃料供給機構と、前記膜電極接合体の前記第1カソード及び前記第2カソード側に配置されたカバー部材と、を具備する燃料電池であって、前記カバー部材は、前記膜電極接合体と対向する面において、前記第1カソード及び前記第2カソードの上方にそれぞれ独立して形成された酸化剤流路を有することを特徴とする燃料電池が提供される。
図1は、本実施形態に係る燃料電池の構造を概略的に示す分解斜視図である。 図2は、図1に示した燃料電池に適用可能な起電部の構成を概略的に示す図断面である。 図3は、図2に示した起電部を構成する膜電極接合体の構造の一部の断面を概略的に示す斜視図である。 図4は、図2に示した起電部を構成する膜電極接合体の構造を概略的に示す平面図である。 図5は、図1に示した燃料電池における第1カバー部材の構成を概略的に示す斜視図である。 図6は、図1に示した燃料電池における第1カバー部材の構成を概略的に示す斜視図である。 図7は、比較例として、サーペンタイン型の酸化剤流路を適用した構成を示す図である。 図8は、他の比較例として、ストレート型の酸化剤流路を適用した構成を示す図である。 図9は、酸化剤流路の深さDに対する幅Wの割合(W/D)と、出力密度との関係を示す図である。 図10は、酸化剤流路深さDに対する幅Wの割合(W/D)と、酸素濃度との関係及び圧力差との関係を示す図である。 図11は、本実施形態に適用可能な流量絞り機構の一例を示す概略平面図である。 図12は、本実施形態の第1バリエーションを説明するための概略平面図である。 図13は、本実施形態の第2バリエーションを説明するための概略平面図である。 図14は、本実施形態の第3バリエーションを説明するための概略平面図である。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態の燃料電池1の構造を概略的に示す分解斜視図である。
燃料電池1は、起電部2と、起電部2の上方に配置された第1カバー部材3と、起電部2の下方に配置された第2カバー部材4と、から主として構成されている。起電部2は、X方向に長辺を有するとともに、X方向に直交するY方向に短辺を有し、X方向及びY方向に直交するZ方向に厚さを有する略直方体である。このような起電部2は、第1カバー部材3と第2カバー部材4との間に挟持されている。
第1カバー部材3は、起電部2のZ方向上方に位置している。第2カバー部材4は、起電部2のZ方向下方に位置している。第1カバー部材3及び第2カバー部材4は、起電部2を挟持した状態で、図示を省略するネジなどの締結部材により締結されている。
第1カバー部材3の起電部2を挟持する面とは反対側の裏面3Eには、図示しない締結部材により上カバー3Fが締結されている。
図2は、図1に示した燃料電池1における起電部2の構成を概略的に示す図である。
起電部2は、膜電極接合体(MEA)10と、膜電極接合体10に燃料を供給する燃料供給機構30と、から主として構成されている。
膜電極接合体10は、アノード(燃料極)13と、カソード(空気極あるいは酸化剤極)16と、アノード13とカソード16とで挟持されたプロトン(水素イオン)伝導性の電解質膜17と、を備えて構成されている。アノード13は、アノード触媒層11と、このアノード触媒層11に積層されたアノードガス拡散層12とを有している。アノード触媒層11は、電解質膜17の一方の面17Aに積層されている。カソード16は、カソード触媒層14と、このカソード触媒層14に積層されたカソードガス拡散層15とを有している。カソード触媒層14は、電解質膜17の他方の面17Cに積層されている。
このような膜電極接合体10は、本実施形態においては集電体18によって挟持されている。集電体18は、ベース絶縁層BF、ベース絶縁層BFの上に配置されたアノード集電部18A、及び、ベース絶縁層BFのアノード集電部18Aが配置された面と同一面上に配置されたカソード集電部18Cを有している。なお、集電体18は、本実施形態のように、集電体18を二つ折りして膜電極接合体10を挟持した構造となっているが、この構造に限られるものではない。
図示した例では、アノード集電部18Aは、アノードガス拡散層12に積層されている。このアノード集電部18Aには、アノード13に向けて発電反応に必要な燃料の供給を可能とする開口部18AHが形成されている。また、カソード集電部18Cは、カソードガス拡散層15に積層されている。このカソード集電部18Cには、カソード16に向けて発電反応に必要な酸素の供給を可能とするとともに発電反応に伴って生成された二酸化炭素や過剰な水蒸気などの気体の外部への排出を可能とする開口部18CHが形成されている。
膜電極接合体10は、電解質膜17の一方の面17Aと集電体18との間及び電解質膜17の他方の面17Cと集電体18との間にそれぞれ挟持されたゴム製のOリング等のシール部材19によってシールされている。これにより、膜電極接合体10からの燃料漏れや酸化剤漏れが防止されている。なお、膜電極接合体10において、電解質膜17のうち、アノード触媒層11及びカソード触媒層14にともに接しておらず、かつシール部材19によって囲まれた内側に相当する位置に、1個乃至複数個のガス排出孔(図示せず)を設けても良い。
膜電極接合体10のカソード16の側において、集電体18とカバープレート21との間には、通気性を有する絶縁材料によって形成された板状体20が配置されている。この板状体20は、主に保湿層として機能する。すなわち、この板状体20は、カソード触媒層14で生成された水の一部が含浸されて水の蒸散を抑制するとともに、カバープレート21の開口部21Hから取り込んだ空気のカソード触媒層14への取入れ量を調整し且つ空気の均一拡散を促進するものである。
カバープレート21の直上には、図1に示した第1カバー部材3が配置されるが、カバープレート21を省略して板状体20の直上に第1カバー部材3が配置される構成としても良い。また、ここでのカバープレート21と上記した第1カバー部材3との間に他の部材が介在しても良い。
膜電極接合体10のアノード13の側には、燃料供給機構30が配置されている。つまり、膜電極接合体10は、アノード13の側に配置された燃料供給機構30とカソード16の側に配置されたカバープレート21との間に配置されている。燃料供給機構30は、膜電極接合体10のアノード13に対して燃料を供給するように構成されているが、特に、特定の構成に限定されるものではない。このような燃料供給機構30は、液体燃料Fを収容する燃料収容部5に流路6を介して接続されている。
流路6は、配管などで構成されている。流路6は、燃料供給機構30や燃料収容部5と独立した配管に限られるものではない。例えば、燃料供給機構30と燃料収容部5とを積層して一体化する場合、これらを繋ぐ液体燃料Fの流路であってもよい。すなわち、燃料供給機構30は、流路等を介して燃料収容部5と連通されていればよい。
また、流路6の一部にポンプ7を介在させて、燃料収容部5に収容された液体燃料Fを燃料供給機構30まで強制的に送液してもよい。なお、適用されるポンプ7は、燃料を循環させる循環ポンプではなく、あくまでも燃料収容部5から燃料供給機構30に向けて液体燃料Fを送液する燃料供給ポンプである。燃料供給機構30から膜電極接合体10に供給された燃料は、発電反応に使用され、その後に循環して燃料収容部5に戻されることはない。ポンプ7の種類は、特に限定されるものではないが、少量の液体燃料Fを制御性よく送液することができ、さらに小型軽量化が可能なものが好ましい。
また、燃料供給機構30において、ポンプ7と直列に燃料遮断バルブを配置してもよい。また、燃料収容部5や流路6には、燃料収容部5内の圧力を外気とバランスさせるバランスバルブを装着してもよい。
燃料収容部5には、膜電極接合体10に応じた液体燃料Fが収容されている。液体燃料Fとしては、各種濃度のメタノール水溶液や純メタノール等のメタノール燃料が挙げられる。なお、液体燃料Fは、必ずしもメタノール燃料に限られるものではない。液体燃料Fは、例えば、エタノール水溶液や純エタノール等のエタノール燃料、プロパノール水溶液や純プロパノール等のプロパノール燃料、グリコール水溶液や純グリコール等のグリコール燃料、ジメチルエーテル、ギ酸、その他の液体燃料Fであってもよい。いずれにしても、燃料収容部5には、膜電極接合体10に応じた液体燃料Fが収容される。
以下に、燃料供給機構30の一例について説明する。
燃料供給機構30は、箱状に形成された容器31、及び、膜電極接合体10のアノード13の面方向(つまり、図中のX−Y平面内の方向)に燃料を分散並びに拡散させつつ供給する燃料分配板32を備えている。燃料分配板32は、容器31の内側に形成された凹部に配置されている。この燃料分配板32は、平板状に形成されている。このような燃料分配板32には、複数の燃料排出口33が形成されている。このような燃料分配板32は、容器31の燃料導入口から供給された液体燃料をアノード13に向けて燃料排出口33から排出する。
燃料供給機構30と膜電極接合体10のアノード13との間には、液体燃料とその気化成分とを分離し気化成分を膜電極接合体10に向けて透過させる気液分離膜、液体燃料を面方向に拡散させる拡散板、液体燃料の供給量を制御する絞り板などの各種フィルム部材40が配置されている。
図3は、図2に示した起電部2を構成する膜電極接合体10の構造の一部の断面を示す斜視図である。
膜電極接合体10は、単一の電解質膜17の一方の面17Aにおいて間隔をおいて配置された複数のアノード13と、電解質膜17の他方の面17Cにおいてアノード13のそれぞれと対向するように間隔をおいて配置された複数のカソード16と、を備えている。図示した例では、4個のアノード131乃至134が形成されているとともに、4個のカソード161乃至164が形成されている。
これらのアノード131乃至134とカソード161乃至164との各組み合わせは、それぞれ電解質膜17を挟持し、単セルCをなしている。図示した例では、アノード131とカソード161との組み合わせが単セルC1をなし、同様にして、アノード132とカソード162との組み合わせが単セルC2をなし、アノード133とカソード163との組み合わせが単セルC3をなし、アノード134とカソード164との組み合わせが単セルC4をなしている。
これらの単セルC1乃至C4は、略同等のサイズであるとともに略同一の形状である。ここでは、単セルC1乃至C4の各々、あるいは、アノード131乃至134の各々、あるいはカソード161乃至164の各々は、同一平面上において、その長手方向と直交する方向に間隔をおいて並んで配置されている。なお、膜電極接合体10の構造は、ここに示した例に限らず他の構造であっても良い。
図4は、図2に示した起電部2を構成する膜電極接合体10の構造を示す平面図である。
ここで示した単セルC1乃至C4の各々は、X方向に平行な長辺を有するとともに、Y方向に平行な短辺を有する略長方形状に形成されている。また、アノード131乃至134及びカソード161乃至164についても、第1方向Xに平行な長辺を有するとともに第2方向Yに平行な短辺を有する略長方形状に形成されている。つまり、単セルCの長手方向、あるいは、アノード13の長手方向、あるいは、カソード16の長手方向とは、第1方向Xである。
複数の単セルC1乃至C4の並び方向は、それぞれの単セルCの長手方向すなわちX方向に直交するY方向である。つまり、複数のアノード131乃至134の並び方向、あるいは、複数のカソード161乃至164の並び方向はY方向である。
膜電極接合体10に形成された複数の単セルC1乃至C4は、上記した集電体18によって電気的に直列に接続されている。
図5は、図1に示した燃料電池1における第1カバー部材3の構成を示す斜視図である。なお、この図5では、起電部2と対向する面を上に向けた状態の第1カバー部材3が図示されている。
この第1カバー部材3には、膜電極接合体10を含む起電部2が収容される凹部3Aが形成されている。この凹部3Aには、複数の酸化剤流路Pが形成されている。図示した例では、8個の酸化剤流路P1乃至P8が形成されている。これらの酸化剤流路P1乃至P8は、互いに連通することなく、独立している。
これらの酸化剤流路P1乃至P8は、凹部3Aの底面3Bに形成された溝であるが、起電部2が凹部3Aに収容された際には、起電部2(例えば、図2に示したカバープレート21あるいは板状体20)が底面3Bに接触し、各々の断面が略矩形状の空間となる。つまり、酸化剤流路P1乃至P8の各々は、第1カバー部材3と起電部2とによって囲まれた空間である。このような酸化剤流路P1乃至P8には、主として、酸素を含む空気といった酸化剤が流れるが、これに加え、水蒸気などの気体が流れる場合もある。
また、これらの酸化剤流路P1乃至P8は、凹部3Aに膜電極接合体10が収容された際に、カソード161乃至164の各々の上方に位置する。なお、ここでは、カソード161乃至164の位置は、図中の破線で示している。
酸化剤流路P1及びP2は、カソード161に対応して形成されている。酸化剤流路P3及びP4は、カソード162に対応して形成されている。酸化剤流路P5及びP6は、カソード163に対応して形成されている。酸化剤流路P7及びP8は、カソード164に対応して形成されている。なお、図示した例は、カソード161乃至164の各々に2個の酸化剤流路が対応する場合に相当するが、カソードの各々に対応する酸化剤流路は1個であっても良いし、3個以上であっても良い。
これらの酸化剤流路P1乃至P8は、U字状に形成されている。すなわち、酸化剤流路P1は、1個の導入口I1及び1個の排出口O1に連通している。図示した例では、導入口I1は酸化剤流路P1の一端に位置し、排出口O1は酸化剤流路P1の他端に位置している。同様にして、酸化剤流路P2は導入口I2及び排出口O2に連通し、酸化剤流路P3は導入口I3及び排出口O3に連通し、酸化剤流路P4は導入口I4及び排出口O4に連通し、酸化剤流路P5は導入口I5及び排出口O5に連通し、酸化剤流路P6は導入口I6及び排出口O6に連通し、酸化剤流路P7は導入口I7及び排出口O7に連通し、酸化剤流路P8は導入口I8及び排出口O8に連通している。このように、各酸化剤流路に連通した導入口は異なるとともに、各酸化剤流路に連通した排出口も異なっている。
これらの導入口I1乃至I8、及び、排出口O1乃至O8は、第1カバー部材3の一端3C側に位置している。導入口I1乃至I8は、Z方向に延出し、第1カバー部材3の裏面まで貫通している。これらの導入口I1乃至I8は、Y方向に沿って、同一直線上に並んでいる。排出口O1乃至O8は、X方向に延出している。酸化剤流路P1乃至P8の各々は、第1カバー部材3の他端3D側でUターンしている。なお、これらの酸化剤流路P1乃至P8の各々の全長は実質的に同一である。
図6は、図1に示した燃料電池1における第1カバー部材3の構成を示す斜視図である。なお、この図6では、裏面3Eを上に向けた状態の第1カバー部材3が図示されている。
この第1カバー部材3の裏面3Eには、マニホールドMFが形成されている。このマニホールドMFは、裏面3Eに形成された溝であり、上記した上カバー3Fが裏面3Eに締結された際には、この上カバー3Fによって覆われる。このようなマニホールドMFは、酸化剤が導入される始点MFAを有するとともに、この始点MFAから枝分かれし、それぞれの末端で導入口I1乃至I8に連通している。
上述した本実施形態においては、燃料供給機構30から膜電極接合体10のアノード131乃至134の各々に供給された燃料は、アノードガス拡散層12を拡散してアノード触媒層11に供給される。燃料としてメタノール燃料を用いた場合、アノード触媒層11で下記の(1)式に示すメタノールの内部改質反応が生じる。なお、メタノール燃料として純メタノールを使用した場合には、カソード触媒層14で生成した水や電解質膜17中の水をメタノールと反応させて(1)式の内部改質反応を生起させる、あるいは、水を必要としない他の反応機構により内部改質反応を生じさせる。
CH3OH+H2O → CO2+6H++6e- …(1)
この反応で生成した電子(e-)は、集電体18を経由して外部に導かれ、いわゆる電気として携帯用電子機器等を動作させた後、集電体18を経由してカソード16に導かれる。(1)式の内部改質反応で生成したプロトン(H+)は、電解質膜17を経てカソード16に導かれる。
カソード161乃至164の各々には、以下のようにして酸化剤として空気が供給される。すなわち、マニホールドMFの始点MFAに導入された酸化剤は、導入口I1乃至I8にそれぞれ分配される。導入口I1乃至I8の各々に分配された酸化剤は、酸化剤流路P1乃至P8にそれぞれ導入される。酸化剤流路P1乃至P8の各々に導入された酸化剤は、第1カバー部材3の一端3Cの側から他端3Dの側に向かってX方向に沿って流れ、他端3Dの側でUターンして再び一端3Cの側に向かってX方向に沿って流れる。そして、酸化剤は、導入口I1乃至I8の各々から導入された後に排出口O1乃至O8から排出されるまでの間に、板状体20を介して膜電極接合体10のカソード161乃至164に供給される。
カソード161乃至164に到達した電子(e-)とプロトン(H+)は、カソード触媒層14で酸化剤に含まれる酸素と下記の(2)式にしたがって反応し、この反応に伴って水が生成する。
6e-+6H++(3/2)O2 → 3H2O …(2)
上述した燃料電池1の発電反応において、発電する電力を増大させるためには触媒反応を円滑に行わせるとともに、膜電極接合体10の電極全体に均一に燃料及び酸化剤を供給し、電極全体をより有効に発電に寄与させることが重要となる。
本実施形態によれば、カソード161乃至164の各々に対して酸化剤を均一に供給することが可能となる。すなわち、酸化剤流路P1乃至P8の各々においては、導入口付近における酸素濃度は排出口付近における酸素濃度よりも高いといった濃度分布が形成される。そこで、本実施形態では、酸化剤流路P1乃至P8の各々は、カソード161乃至164の長手方向に沿って形成され、しかも、それぞれの導入口及び排出口がともに第1カバー部材3の一端3Cの側(つまり、カソード161乃至164の各々の一端側)に位置する一方で、第1カバー部材3の他端3Dの側(つまり、カソード161乃至164の各々の他端側)でUターンするU字状に形成されている。このため、カソード161乃至164の各々に供給される酸化剤の酸素濃度が平均化される。したがって、安定して高い出力を得ることが可能となる。
比較例として、図7はサーペンタイン型の酸化剤流路を適用した構成を図示しており、図8はストレート型の酸化剤流路を適用した構成を図示している。
図7に示した例の場合、酸化剤流路Pの導入口in付近では酸素濃度が比較的高い一方で、酸化剤流路Pの排出口out付近では酸素濃度が比較的低い。また、酸化剤流路の流路長が長くなるため、圧力損失が増大する傾向にある。このため、導入口in付近のカソード161に供給される酸化剤の酸素濃度は比較的高いものの、排出口out付近のカソード162に供給される酸化剤の酸素濃度は比較的低い。したがって、酸化剤を均一に供給することが困難となり、安定して高い出力が得られない。
同様に、図8に示した例の場合にも、酸化剤流路Pの導入口in付近のカソード161に供給される酸化剤の酸素濃度は比較的高いものの、酸化剤流路Pの排出口out付近のカソード162に供給される酸化剤の酸素濃度は比較的低くなり、安定して高い出力が得られない。
次に、酸化剤流路Pの幅Wと出力密度との関係について検討した。ここで幅Wとは、図5に示した酸化剤流路PのY方向に沿った長さである。また、ここでの検討に際して、酸化剤流路Pの深さ(図5に示した酸化剤流路PのZ方向に沿った長さ)Dは一定とした。
図9は、深さDに対する幅Wの割合(W/D)と、出力密度との関係を示す図である。なお、出力密度は、割合(W/D)が0.5の場合(比較例)を1としたときの相対値とした。ここに示したように、割合(W/D)が2の場合、4の場合、及び、8の場合のいずれの場合も、出力密度は約1.5倍となった。このように、割合(W/D)が2乃至8の場合には、比較例よりも高い出力密度が得られることが確認された。
次に、酸化剤流路Pの幅Wと、カソード16に供給される酸化剤の酸素濃度及び酸化剤流路Pの導入口Iの圧力と排出口Oの圧力との圧力差の関係について検討した。
図10は、深さDに対する幅Wの割合(W/D)と、酸素濃度との関係及び圧力差との関係を示す図である。図中の左側の縦軸は、酸素濃度であり、割合(W/D)が0.5の場合(比較例)を1としたときの相対値とした。また、図中の右側の縦軸は、圧力差であり、割合(W/D)が0.5の場合(比較例)を1としたときの相対値とした。
酸素濃度については、図中の黒丸で示す通り、割合(W/D)が2の場合には比較例に対して約1.9倍となり、また、割合(W/D)が4の場合及び8の場合のいずれの場合も比較例に対して約2倍となった。このように、割合(W/D)が2乃至8の場合には、比較例よりも高い酸素濃度が得られることが確認された。
圧力差については、図中の黒三角で示す通り、割合(W/D)が2の場合には比較例に対して約0.3倍となり、また、割合(W/D)が4の場合及び8の場合のいずれの場合も比較例に対して約0.2倍となった。このように、割合(W/D)が2乃至8の場合には、比較例よりも圧力損失を低減できることが確認された。
なお、いずれの例においても、酸化剤流路内の流れは、レイノルズ数が2000以下の層流状態を形成しており、乱流になっていないことが確認されている。
また、いずれの例においても、結露などによって発生した水滴が酸化剤流路で詰まることを抑制するために、酸化剤流路の内面は親水性を有することが望ましい。
また、酸化剤流路のそれぞれの導入口とマニホールドとの間に流量絞り機構を備えていても良い。
図11は、本実施形態に適用可能な流量絞り機構THの一例を示す概略平面図である。
流量絞り機構THは、マニホールドMFの枝分かれした末端部分と導入口I1…との間に形成されている。ここに示した例では、流量絞り機構THは、マニホールドMFと同じく第1カバー部材3の裏面3Eに形成された溝であり、マニホールドMFの側及び導入口I1…の側よりもその断面積が小さく形成されている。これにより、マニホールドMFから導入口I1…に供給される酸化剤の流量を制御しやすくなる。
次に、本実施形態の酸化剤流路Pについてのバリエーションについて説明する。なお、以下に説明するバリエーションでは、主要部のみを簡略化して図示し、また、上記実施形態と同一の構成については同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。また、以下のバリエーションでは、2個のカソード161及び162の上方に形成される最低限の個数の酸化剤流路について説明するが、酸化剤流路の個数については必要に応じてさらに増加しても良い。
図12は、第1バリエーションを説明するための概略平面図である。
第1カバー部材3において、カソード161の上方には酸化剤流路P1及び酸化剤流路P2が形成され、また、カソード162の上方には酸化剤流路P3及び酸化剤流路P4が形成されている。これらの酸化剤流路P1乃至P4は、ともにX方向に沿った直線状に形成されている。
酸化剤流路P1は、導入口I1及び排出口O1に連通している。導入口I1は第1カバー部材3の一端3Cの側に位置し、排出口O1は第1カバー部材3の他端3Dの側に位置している。酸化剤流路P2に連通した導入口I2は、第1カバー部材3の他端3Dの側に位置しており、排出口O1に隣接している。また、酸化剤流路P2に連通した排出口O2は、第1カバー部材3の一端3Cの側に位置しており、導入口I1に隣接している。
同様に、酸化剤流路P3に連通した導入口I3は第1カバー部材3の一端3Cの側に位置し、酸化剤流路P3に連通した排出口O3は第1カバー部材3の他端3Dの側に位置している。酸化剤流路P4に連通した導入口I4は、第1カバー部材3の他端3Dの側に位置しており、排出口O3に隣接している。また、酸化剤流路P4に連通した排出口O4は、第1カバー部材3の一端3Cの側に位置しており、導入口I3に隣接している。
このような構成例によれば、例えば、カソード161に対応する酸化剤流路P1において導入口I1付近の酸化剤の酸素濃度が高い一方で排出口O1付近の酸化剤の酸素濃度が低くなる濃度分布が形成されるが、同じくカソード161に対応する酸化剤流路P2が酸化剤流路P1に隣接し、しかも、導入口I1に隣接する排出口O2付近での酸素濃度が低く、排出口O1に隣接する導入口I2付近での酸素濃度が高くなる濃度分布が形成されるため、カソード161の全体にわたって供給される酸素濃度が平均化される。同様にして、カソード162の全体にわたって供給される酸素濃度も平均化される。したがって、安定して高い出力を得ることが可能となる。
図13は、第2バリエーションを説明するための概略平面図である。
第1カバー部材3において、カソード161の上方には酸化剤流路P1及び酸化剤流路P2が形成され、また、カソード162の上方には酸化剤流路P3及び酸化剤流路P4が形成されている。これらの酸化剤流路P1乃至P4は、ともにU字状に形成されている。
酸化剤流路P1は第1カバー部材3の一端3Cの側でUターンしており、この酸化剤流路P1に連通した導入口I1及び排出口O1は第1カバー部材3の略中央3Mに位置している。酸化剤流路P2は第1カバー部材3の他端3Dの側でUターンしており、この酸化剤流路P2に連通した導入口I2及び排出口O2は第1カバー部材3の略中央3Mに位置している。
同様に、酸化剤流路P3は第1カバー部材3の一端3Cの側でUターンしており、この酸化剤流路P3に連通した導入口I3及び排出口O3は第1カバー部材3の略中央3Mに位置している。酸化剤流路P4は第1カバー部材3の他端3Dの側でUターンしており、この酸化剤流路P4に連通した導入口I4及び排出口O4は第1カバー部材3の略中央3Mに位置している。
このような構成例においても、カソード161及びカソード162の全体にわたって供給される酸素濃度が平均化され、安定して高い出力を獲ることが可能となる。
図14は、第3バリエーションを説明するための概略平面図である。
第1カバー部材3において、カソード161の上方には酸化剤流路P1乃至P4が形成され、また、カソード162の上方には酸化剤流路P5乃至P8が形成されている。これらの酸化剤流路P1乃至P8は、ともにX方向に沿った直線状に形成されている。
酸化剤流路P1に連通した導入口I1は第1カバー部材3の略中央3Mに位置し、酸化剤流路P1に連通した排出口O1は第1カバー部材3の一端3Cの側に位置している。酸化剤流路P2に連通した導入口I2は、第1カバー部材3の略中央3Mに位置し、酸化剤流路P2に連通した排出口O2は第1カバー部材3の他端3Dの側に位置している。
酸化剤流路P3に連通した導入口I3は第1カバー部材3の一端3Cの側に位置しており、排出口O1に隣接している。酸化剤流路P3に連通した排出口O3は第1カバー部材3の略中央3Mに位置しており、導入口I1に隣接している。酸化剤流路P4に連通した導入口I4は第1カバー部材3の他端3Dの側に位置しており、排出口O2に隣接している。酸化剤流路P4に連通した排出口O4は第1カバー部材3の略中央3Mに位置しており、導入口I2に隣接している。
同様に、酸化剤流路P5に連通した導入口I5は第1カバー部材3の略中央3Mに位置し、酸化剤流路P5に連通した排出口O5は第1カバー部材3の一端3Cの側に位置している。酸化剤流路P6に連通した導入口I6は、第1カバー部材3の略中央3Mに位置し、酸化剤流路P6に連通した排出口O6は第1カバー部材3の他端3Dの側に位置している。
酸化剤流路P7に連通した導入口I7は第1カバー部材3の一端3Cの側に位置しており、排出口O5に隣接している。酸化剤流路P7に連通した排出口O7は第1カバー部材3の略中央3Mに位置しており、導入口I5に隣接している。酸化剤流路P8に連通した導入口I8は第1カバー部材3の他端3Dの側に位置しており、排出口O6に隣接している。酸化剤流路P8に連通した排出口O8は第1カバー部材3の略中央3Mに位置しており、導入口I6に隣接している。
このような構成例においても、カソード161及びカソード162の全体にわたって供給される酸素濃度が平均化され、安定して高い出力を獲ることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、安定して高い出力を得ることが可能な燃料電池を提供することができ、さらには、その応用機器を提供することもできる。
上述した各実施形態の燃料電池1は、各種の液体燃料を使用した場合に効果を発揮し、液体燃料の種類や濃度は限定されるものではない。ただし、燃料を面方向に分散させつつ供給する燃料供給機構30は、特に燃料濃度が濃い場合に有効である。このため、各実施形態の燃料電池1は、濃度が80wt%以上のメタノールを液体燃料として用いた場合に、その性能や効果を特に発揮することができる。したがって、各実施形態は、メタノール濃度が80wt%以上のメタノール水溶液や純メタノールを液体燃料として用いた燃料電池1に好適である。
なお、本発明は液体燃料を使用した各種の燃料電池に適用することができる。また、燃料電池の具体的な構成や燃料の供給状態等も特に限定されるものではなく、MEAに供給される燃料の全てが液体燃料の蒸気、全てが液体燃料、または一部が液体状態で供給される液体燃料の蒸気等、種々形態に本発明を適用することができる。実施段階では本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。さらに、上記実施形態に示される複数の構成要素を適宜に組み合わせたり、また実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除したりする等、種々の変形が可能である。本発明の実施形態は本発明の技術的思想の範囲内で拡張もしくは変更することができ、この拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1…燃料電池
2…起電部
3…第1カバー部材
3E…裏面 3F…上カバー
3A…凹部 3B…底面 3C…一端 3D…他端 3M…略中央
4…第2カバー部材
10…膜電極接合体 C…単セル
13(131〜134)…アノード
16(161〜164)…カソード
17…電解質膜
18…集電体
20…板状体
21…カバープレート
30…燃料供給機構
P(P1〜P8)…流路 I…導入口 O…排出口
TH…流量絞り機構
MF…マニホールド MFA…始点

Claims (10)

  1. 電解質膜と、前記電解質膜の一方の面に間隔をおいて配置された第1アノード及び第2アノードと、前記電解質膜の他方の面に前記第1アノード及び前記第2アノードのそれぞれと対向するように間隔をおいて配置された第1カソード及び第2カソードと、を有する膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体の前記第1アノード及び前記第2アノード側に配置され、前記第1アノード及び前記第2アノードに対して燃料を供給する燃料供給機構と、
    前記膜電極接合体の前記第1カソード及び前記第2カソード側に配置されたカバー部材と、
    を具備する燃料電池であって、
    前記カバー部材は、前記膜電極接合体と対向する面において、前記第1カソード及び前記第2カソードの上方にそれぞれ独立して形成された酸化剤流路を有することを特徴とする燃料電池。
  2. 前記カバー部材は、前記第1カソードの上方に形成されたU字状の第1酸化剤流路と、前記第2カソードの上方に形成されたU字状の第2酸化剤流路と、を有し、
    前記第1酸化剤流路に連通した第1導入口及び第1排出口と、前記第2酸化剤流路に連通した第2導入口及び第2排出口は、前記カバー部材の一端側に位置することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記カバー部材は、前記第1カソードの上方に形成されたそれぞれ直線状の第1酸化剤流路及び第2酸化剤流路を有し、
    前記第1酸化剤流路に連通した第1導入口及び前記第2酸化剤流路に連通した第2排出口は、前記カバー部材の一端側に位置し、
    前記第1酸化剤流路に連通した第1排出口及び前記第2酸化剤流路に連通した第2導入口は、前記カバー部材の他端側に位置することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  4. 前記カバー部材は、前記第1カソードの上方に形成され前記第1カソードの長手方向に並んだそれぞれU字状の第1酸化剤流路及び第2酸化剤流路を有し、
    前記第1酸化剤流路に連通した第1導入口及び第1排出口、及び、前記第2酸化剤流路に連通した第2導入口及び第2排出口は、前記カバー部材の略中央に位置することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  5. 前記カバー部材は、前記第1カソードの上方に形成されたそれぞれ直線状の第1酸化剤流路、第2酸化剤流路、第3酸化剤流路、及び、第4酸化剤流路を有し、
    前記第1酸化剤流路に連通した第1導入口、前記第2酸化剤流路に連通した第2導入口、前記第3酸化剤流路に連通した第3排出口、及び、前記第4酸化剤流路に連通した第4排出口は、前記カバー部材の略中央に位置し、
    前記第1酸化剤流路に連通した第1排出口及び前記第3酸化剤流路に連通した第3導入口は、前記カバー部材の一端側に位置し、
    前記第2酸化剤流路に連通した第2排出口及び前記第4酸化剤流路に連通した第4導入口は、前記カバー部材の他端側に位置することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  6. 前記酸化剤流路のそれぞれの流路長は、略同一であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  7. 前記酸化剤流路のそれぞれの断面形状において、前記酸化剤流路の深さに対する前記酸化剤流路の幅の割合が2乃至8倍であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  8. 前記酸化剤流路のそれぞれの導入口は、マニホールドに連通したことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  9. 前記酸化剤流路のそれぞれの導入口と前記マニホールドとの間に流量絞り機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  10. 前記膜電極接合体に供給される燃料は、メタノール濃度が80wt%以上のメタノール水溶液または純メタノールであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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