JP2011238229A - 正確なフォントのアクティブ化 - Google Patents

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Abstract

【課題】文書の使用、印刷、レンダリング等の際、文書処理時に、正しいフォントが選択され、アクティブにされ、用いられるように、正確なフォントアクティブ化を保証する。
【解決手段】文書を処理し、文書の再生に用いられているフォントを識別し、識別されたフォントに基づいてコンフリクトを識別するシステム及び方法を提供する。このシステム及び方法は、文書に関連したフォントを識別し、そのフォントと別のフォントの間におけるコンフリクトを識別し、文書の代替フォントを決定し、さらに、コンフリクトに基づいて置換フォント及び文書の情報を修正して、識別されたコンフリクトによって文書の間違った処理が行われるのを阻止することが可能である。システム及び方法は、さらに、修正された情報に基づいて文書にさらなる処理を施すことができるようにする。
【選択図】図4

Description

本発明は、一般にフォント管理を対象とするものであり、とりわけ、フォントを正確にアクティブ化するためのシステム及び方法を対象とするものである。
文書作成プログラム、文書処理プログラム、デスクトップパブリッシングアプリケーション、ウェブパブリッシング、文書印刷アプリケーション、及び他のコンピュータプログラムによって、通常、ユーザは文書の作成及び印刷のためにさまざまなフォントを選択することが可能になる。フォント数は長年にわたり増大し続けてきたので、ユーザによるさまざまなフォントの管理はますます困難になってきた。
例えば、あるフォントと別のフォントとの間でコンフリクトが生じる可能性がある。コンフリクトのあるフォントを有する文書がコンピューティングシステムによって処理される場合、こうしたコンフリクトのために、コンピューティングシステムによる誤ったフォントのアクティブ化及び/または使用が生じる可能性がある。従って、フォントコンフリクトによって、コンピューティングシステムが文書の間違った処理(例えば、間違ったロード、表示、印刷等)を行う可能性がある。
さらに、コンピューティングシステム及び/または文書処理のタイミングによって、フォントコンフリクトが生じるか否かが決まり、コンピューティングシステムが誤った文書処理を行うか否かが決まる可能性がある。例えば、フォントコンフリクトが生じるか否かは、フォントアクティブ化のタイミング、文書処理のタイミング、及び/または、コンピューティングシステムのオペレーティングシステムに左右されることがある。
上記に鑑みて、文書の使用、印刷、レンダリング等の際、文書処理時に、正しいフォントが選択され、アクティブにされ、用いられるように、正確なフォントアクティブ化を保証するシステム及び方法を提供することが望ましい。さらにまたは代わりに、上記に鑑みて、フォントコンフリクトのためにコンピューティングシステムが間違った文書処理を行う前に、1つ以上のフォントコンフリクトを解決することによって、正確なフォントアクティブ化を保証するシステム及び方法を提供することが望ましい。
この概要は、発明を実施するための形態においてさらに詳細に後述される概念から選ばれた内容を単純化された形で説明するために提示される。この概要は、請求の範囲に記載の内容の重要な特徴または不可欠な特徴の識別を意図したものではなく、請求の範囲に記載の内容の範囲を制限するために用いられることを意図したものでもない。
本発明の目的は、1つ以上の文書におけるコンフリクトを確認し、フォントコンフリクトを解決するためのシステム及び方法を提供することにある。本発明のさらなる目的は、例えば文書の印刷を含むさまざまな文書処理目的に合せて正確にフォントをアクティブにするためのシステム及び方法を提供することにある。本発明のさらなる目的は、フォントコンフリクトのためにコンピューティングシステムが間違った文書処理を行う前に、1つ以上のフォントコンフリクトを解決するためのシステム及び方法を提供することにある。
開示の少なくともいくつかの態様によれば、フォントコンフリクトの発生を確認及び阻止するコンピューティングシステム環境が設けられる。開示のいくつかの態様によれば、1つ以上のフォントを識別することが可能であり、識別したフォントに基づいてフォントコンフリクトを確認することが可能である。開示のいくつかの態様によれば、フォントコンフリクトに係わるフォントについて代替フォントを決定することが可能である。他の態様では、フォントコンフリクトに基づいて代替フォントを修正することが可能である。開示のさらに別の態様では、代替フォントの修正された情報に基づいて、フォントコンフリクトに係わる1つ以上の文書を修正することが可能である。開示のさらなる他の態様によれば、フォントコンフリクトに係わる1つ以上の文書を後続処理に利用することが可能である。開示のいくつかの態様によれば、1つ以上の文書に2度目の修正を施すと、元の状態に復元することが可能になる。
本開示のさまざまな実施形態によれば、クリエーティブ部門の専門家またはプリプレスオペレータといったユーザにとっていくつかの利点をもたらすことができる。例えば、複数文書を印刷するクリエーティブ部門の専門家は、文書の印刷前に、文書間におけるフォントコンフリクトが阻止されるので、システムでどのフォントがアクティブ状態にあるかについて心配する必要がなくなる。
さらに及び/または代わりに、印刷ジョブにおける文書が、オペレーティングシステムの実行に必要なシステムフォントと同じPostscript名を備えるフォントを含んでいるか否かにかかわらず、文書の一括印刷を自動化することが可能である。従って、文書にコンフリクトのあるフォントが含まれていても、文書の同時印刷または並列処理を実施することが可能である。従って、文書は、クリエーティブ部門の専門家及び/またはデザイナの意図どおりに印刷することが可能になる。
本開示の以上の及びその他の新規の利点、詳細、実施形態、特徴、及び、目的については、下記の詳細な説明、付属の請求の範囲、及び、本書に列挙された添付の図面から当該技術者に明らかになるであろう。
同様の参照番号が同様の要素を表わしている添付の図には、いくつかの実施形態が例証のために示されているが、制限されているわけではない。
本発明の1つ以上の例証となる態様を実施するように構成されたデータ処理システムの一例を示す図である。 文書のフォント間にフォントコンフリクトの潜在的可能性を有する2つの文書例を示す図である。 フォントコンフリクトの一例によって生じる可能性のある1つ以上の影響を例示した図である。 文書のフォントに関する正しいフォント情報を提供する方法の一例を示す図である。 フォントコンフリクトを阻止することが可能な方法の一例を示す図である。 本開示の1つ以上の態様に従ってフォントコンフリクトを阻止する方法の一例を示す図である。
さまざまな実施形態に関する下記の説明において、その一部をなしており、本発明を実施することが可能なさまざまな実施形態が例証のために示されている添付の図面を参照することになる。云うまでもないが、他の実施形態を利用することも可能であり、本発明の範囲から逸脱することなく、構造的及び機能的修正を加えることも可能である。
本開示の態様は、さまざまなフォントを管理するためのシステム及び方法に関するものである。さらに、本開示の少なくともいくつかの態様は、1つ以上の文書で用いられるフォントを正確にアクティブにするためのシステム及び方法に関するものである。
図1を参照すると、本書に記載の方法及び技法はコンピューティングシステム環境100で実施することが可能である。コンピューティングシステム環境100は、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ネットワークサーバ、携帯用コンピュータデバイス、携帯端末、スマートフォン、携帯電話、分散コンピューティングネットワーク装置といった汎用コンピュータデバイス、または、本書に記載の働きをし、構成によっては、本発明の例証となる1つ以上の態様に従って専用装置として構成するのに必要な構成部品または能力を備える任意の他の装置を表している。
環境100には、中央演算処理装置(CPU)または他のプロセッサ103、RAMまたは他の揮発性メモリ105、ROMまたは他のブートメモリ107、コンピュータデバイス(例えば、コンピューティングシステム環境100)とネットワーク(例えば、インターネット、LAN、WAN、PAN等)の接続を可能にするネットワークインタフェース109(例えば、イーサネット(登録商標)、無線ネットワークインタフェース、モデム等)、入力/出力ポート111(例えば、キーボード、マウス、モニタ、プリンタ、USBポート、シリアルポート、パラレルポート、IEEE1394/ファイアワイヤポート等)、及び、不揮発性メモリ113(例えば、固定ディスク、光ディスク、ホログラフィックストレージ、リムーバブル記憶媒体、フラッシュドライブ等)を含むことが可能である。
環境100は、制限するわけではないが、オペレーティングシステムソフトウェア115、フォントモジュール117(例えば、1つ以上のプラグイン及び/または他のフォントソフトウェア)、データ119(例えば、文書、フォントファイル、ジョブジャケット、及び、本書に記載の他のデータ)、及び、文書作成ソフトウェア及び文書処理ソフトウェア(例えば、ADOBE(登録商標)ブランドアプリケーション、QUARK(登録商標)ブランドアプリケーション、文書印刷アプリケーション等)のような他の文書ソフトウェア121を含むさまざまなプログラム、アプリケーション、及び、データをメモリ113に記憶することができる。
文書作成ソフトウェアは、テキスト、図表、画像、写真、マルチメディア、または、任意の他のタイプの視覚的に認知できる文書の作成に用いることが可能な、現在知られているかまたは今後開発される任意のソフトウェアとすることができる。
本開示の1つ以上の態様は、1つ以上のフォントをレンダリングして、ディスプレイまたはプリンタのような装置で出力するため、1つ以上のコンピュータまたは他の装置によって実行される1つ以上のプログラムモジュールといった、コンピュータで使用可能なデータ及び/またはコンピュータで実行可能な命令として具現化することができる。
一般に、プログラムモジュールには、コンピュータのプロセッサまたは他のデータ処理装置による実行時に、特定の抽象データ型を実施するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等が含まれている。コンピュータで実行可能な命令は、ハードディスク、光ディスク、リムーバブル記憶媒体、固体メモリ、RAM等のようなコンピュータ読み取り可能媒体に記憶することができる。
当業者には明らかなように、プログラムの機能は、さまざまな実施形態における要求に応じて組み合わせることもできるし、あるいは、分散させることも可能である。さらに、その機能は、集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等のようなファームウェアまたはハードウェア相当物によって全体的にまたは部分的に具現化することができる。特定のデータ構造を利用して、本発明の1つ以上の態様をより有効に実施することが可能であり、こうしたデータ構造は、本書に記載のコンピュータで実行可能な命令及びコンピュータで使用可能なデータの範囲内で考えられる。
図1にさらに言及すると、上述のように、コンピューティングシステム環境100には、オペレーティングシステム115と対話する文書ソフトウェア121を含むことが可能である。オペレーティングシステム115には、フォントをグローバル領域でアクティブにするためのアプリケーションプログラムインタフェースを含むことができる。すなわち、構成によっては、オペレーティングシステム115で実行する全てのプログラムが、アクティブにされたフォントにアクセスして、利用することができる。さらにまたは代わりに、オペレーティングシステム115は、その特定のプロセスによってのみ参照して使用するアプリケーションのプロセス空間内で、フォントをアクティブ化するようにしてもよい。オペレーティングシステム115は、コンピューティングシステム環境100で現在アクティブ化されているフォントのリストを提示するようにしてもよい。
構成によっては、コンピューティングシステム環境100においてアクティブにされる特定のフォントに関して、コンピューティングシステム環境100に、そのフォントに関連した物理的データ(例えば、フォントの特性を表わしたフォントファイル等)をインストールすることが必要になることがある。実施形態によっては、オペレーティングシステム115は、フォントフォルダにインストールされるフォントのデータを記憶することができる。さらに、オペレーティングシステム115には、インストールされるフォントに関する情報を保守するシステムレジストリデータベースを含むことができる。フォントは、フォントフォルダへの適切なデータの記憶及び/またはシステムレジストリ内の情報更新によってインストールされる。適正にイントールされると、インストールされたフォントをアクティブにすることができる。場合によっては、フォントのアクティブ化に、例えばデータへの経路及び物理データそれ自体の識別名(例えば、フォントフォルダへの経路及びそのフォントファイルのファイル名)によってインストールされたフォントに関する物理データの記憶場所を識別することを含めることも可能である。アクティブにされると、コンピューティングシステム環境のアプリケーションは、インストールされたフォントの1つ以上を使用することができる。例えば、アプリケーションは、アクティブにされたフォントのフォントファイルにアクセスし、フォントファイルに従ってフォントを再生する。
構成によっては、コンピューティングシステム環境100にフォントモジュール117を含んでもよい。構成によっては、フォントモジュール117に1つ以上の管理プラグインが書き込まれていて、文書処理アプリケーション121(例えば、Adobe、Quark、文書印刷アプリケーション等に接続するように書かれた)と連動して、フォントの管理及び正確なアクティブ化に関してコンピューティングシステム環境100を支援するようにしてもよい。
1つの事例としては、フォントモジュール117に、アプリケーション内でフォントを自動的にオン/オフする自動アクティブ化プラグインを含んでもよい。例えば、プラグイン及び/またはXTensionには、Adobe(登録商標)InDesign(登録商標)CS4、Adobe Illustrator(登録商標)CS4、及び、QuarkXPress 8、InCopy、CopyDesk等、並びに、Creative Suite 3ソフトウェアアプリケーション、及び、QuarkXPress 7のサポートを含んでもよい。自動アクティブ化プラグインは、バックグラウンドで機能し、フォントを自動的にアクティブにしながら、ユーザが選択したアプリケーションでシームレスに作業できるようにする。構成によっては、フォントモジュール117は、フォントマネージャ123との対話及び/またはフォントマネージャ123からの情報の利用によって、フォントの管理及び/またはフォントの正確なアクティブ化を支援してもよい。フォントモジュール117は、文書処理の前に、フォントコンフリクトの識別及び阻止を行ってもよい。この方法例については、詳細に後述する。
構成によっては、コンピューティングシステム環境100は、フォントのアクティブ化及び/または他のフォント関連要求の処理時にフォントデータベースにアクセスしてもよい。例えば、コンピューティングシステム環境100で実行されるプロセスにおいて、フォントに関連した情報が要求される(例えば、あるフォントがシステムにインストールされているか否かの確認、インストールされたフォントリストの取り込み、あるフォントのアクティブ化に関連した要求等が行われる)場合、オペレーティングシステム115は、コンピューティングシステム環境100にインストールされていて、その要求に対応する1つ以上のフォントに関する情報を返すようにしてもよい。それに応じて、オペレーティングシステム115は、アクティブ化フォントの名前、アクティブ化フォントのフォントファイルへの経路、アクティブ化フォントのアクティブ化レベル等のような現在アクティブにされているフォントに関する情報を送ることができる。
さらにまたは代わりに、構成によっては、コンピューティングシステム環境100に、フォントの識別、アクティブ化、及び、非アクティブ化を行うように構成されたフォントマネージャ123を含むようにしてもよい。フォントマネージャ123を備えた実施形態において、フォントマネージャ123は、コンピューティングシステム環境100へのフォントのインストール及び/またはフォントのアクティブ化を実施することが可能である。構成によっては、フォントマネージャ123は、フォントデータベース125にアクセスしてもよい。あるフォントをアクティブ化させる場合、フォントマネージャ123は、フォントデータベース125からオペレーティングシステム115の記憶空間にそのフォントをインストールすることができる(例えば、オペレーティングシステム115のインストールされるフォントのデータベース(不図示)にそのフォントを記憶することによって)。あるフォントを非アクティブ化させる場合、フォントマネージャ123は、オペレーティングシステム115の記憶空間からそのフォントを除去することが可能である(例えば、オペレーティングシステム115のインストールされるフォントのデータベース(不図示)からそのフォントを除去することによって)。構成によっては、オペレーティングシステム115の記憶空間へのフォントのインストール及び/またはそこからのフォントの除去によって、オペレーティングシステムは、コンピュータにインストール可能な全フォントの小部分集合に関する知識を保守することができる。
他の構成として、フォントマネージャ123が、文書作成アプリケーションのような文書ソフトウェア121と対話して、文書のフォントを識別し、識別されたフォントのためにフォント識別キーを生成してもよい。この方法例については、詳細に後述する。実施形態によっては、フォントデータベース125をフォントマネージャ123から分離することもできる(例えば、ネットワークインタフェース109を介してアクセス可能な遠隔データベース)。
実施形態によっては、コンピューティングシステム環境100に、コンピューティングシステム環境100のさまざまな部分(例えば、オペレーティングシステム115、文書ソフトウェア121等)と対話する(例えば、入力/出力ポート111を介して)印刷システム127を含むことも可能である。構成によっては、ユーザがコンピューティングシステム環境100と対話し、印刷システム127を用いて文書を印刷してもよい。例えば、ユーザは文書ソフトウェア121及び/またはオペレーティングシステム115と対話して、文書をロードし、印刷システムを用いて文書を印刷してもよい。
本開示のさまざまな態様は、コンピューティングシステム環境においてフォントを正確にアクティブにすることに関するものである。実施形態によっては、フォントの正確なアクティブ化には、潜在的なフォントコンフリクトを識別して、文書の後続処理を許す前に、潜在的なフォントコンフリクトを解決することを含めることが可能である。例えば、1つ以上の文書及び/またはコンピューティングシステムに関連したフォントを識別することが可能である(例えば、第1のフォント及び第2のフォント)。フォントを識別すると、フォント間における潜在的コンフリクトを識別することが可能である(例えば、第1のフォントと第2のフォントの間における潜在的コンフリクト)。識別されたコンフリクトまたは潜在的コンフリクトに基づいて、その潜在的コンフリクトに関連した情報(例えば、第1のフォントの情報、第2のフォントの情報、及び/または、1つ以上の文書の情報)に修正を施し、文書の後続処理を許す前に、その潜在的コンフリクトを解決することが可能である。適合する情報に修正を施すと、修正された情報を用いて、潜在的コンフリクトに係わる文書を後続処理に利用できるようになる。
フォントコンフリクトは、コンピューティングシステム環境にインストールされるフォント間、コンピューティングシステム環境において現在アクティブにされているフォント間、及び/または、1つ以上の文書に関連したフォント間に生じる可能性がある。識別、解決等が可能な潜在的フォントコンフリクトの一例に、同じ識別情報を備えるフォントから生じるコンフリクトがある。特定の条件下において、同じ識別情報を備えるフォントのコンフリクトが生じ、その結果、1つ以上の文書が間違って処理される可能性がある(例えば、間違って印刷されるとか、間違って表示される等)。フォントの識別情報には、PostscriptまたはTrueType名のようなフォント名が含まれる。フォントの識別情報には、ファイル名、ファイル位置、及び/または、特定のフォントの任意の識別子が含まれる。
図2には、文書のフォント間に潜在的フォントコンフリクトのある2つの文書例が示されている。すなわち、図2には、同じ識別情報を備えたフォントを含む文書から生じるフォントコンフリクトが例示されている。図2に例示の潜在的コンフリクト以外にも、同じ識別情報を備えたフォントからコンフリクトが生じる可能性がある。一例を挙げると、潜在的フォントコンフリクトが、文書のフォントとコンピューティングシステム環境のシステムフォントの間に存在する可能性がある。
次に図2に示された例を参照すると、第1の文書201には、文書201の再生及び/またはレンダリングに用いることが可能な、その名前FONT_1 202によって識別されるフォントが含まれている。内容領域205には、FONT_1 202を用いてレンダリングされるテキスト例が示されている。やはり図2に示すように、第2の文書203では、文書203の再生及び/またはレンダリングに用いることが可能な、やはりFONT_1 204の名前が付いたフォントが識別される。第2の文書203の内容領域207には、第2の文書203で/によって識別されるFONT_1 204を用いてレンダリングされるテキスト例が含まれている。第1の文書201及び第2の文書203において同じ名前(すなわち、同じ識別情報)を有するフォントが識別されるが、2つのフォント202、204を用いてレンダリングされるテキストの外観は明らかに異なっている。第1の文書201及び第2の文書203には、フォント202、204の識別情報(例えば、フォント名:FONT_1)間のコンフリクトのため、文書201、203がコンピューティングシステムによって間違って処理される可能性のある事例が1つ例示されている。
同じ識別情報を備えたフォントは、さまざまな方法で作成されことがある。例えば、同じ識別情報を備えたフォントは、フォントファンドリによって作成されることがある。一例を挙げると、フォントファンドリは、特定のPostscript名(例えば、Helvetica、Courie等)を備えるフォントの1つを作成し、同じ特定のPostscript名(例えば、Helvetica、Courie等の異なるバージョン)を備えるもう1つのフォントが作成されることがある。第1のフォント及び第2のフォントを用いて文書を処理すると、第1及び第2のフォントの識別情報は、ほぼ同じかまたは同様になるが、それらのフォントを用いてレンダリングされるテキストは異なる外観を示し、結果として、フォントコンフリクトが生じる可能性がある。
もう1つの例として、同じ識別情報を備えるフォントは、複数フォントファンドリによって作成されることがある。例えば、第1のフォントファンドリは、特定のPostscript名(例えば、Helvetica、Courie等)を備えるフォントの1つを作成し、第2のフォントファンドリは、同じ特定のPostscript名(例えば、Helvetica、Courie等)を備えるもう1つのフォントを作成することがある。従って、第1のフォント及び第2のフォントを用いて文書を処理すると、第1及び第2のフォントの識別情報は、ほぼ同じかまたは同様になるが、それらのフォントを用いてレンダリングされるテキストは異なる外観を示し、結果として、フォントコンフリクトが生じる可能性がある。
もう一度図2を参照すると、コンピューティングシステムによって文書201及び/または文書203の処理(例えば、レンダリング、ローディング、表示、印刷等)が行われると、フォントコンフリクトが生じて、間違ったフォントがアクティブ化及び/または使用される(例えば、間違ったフォントを用いてレンダリングされる、間違ったフォントを用いてローディングされる、間違ったフォントを用いて表示される、間違ったフォントを用いて印刷される等)可能性がある。従って、フォントコンフリクトに係わるフォント(例えば、互いにコンフリクトを生じるフォント)をアクティブ化及び/または使用すると、間違った文書処理が行われる(文書201、203においてレンダリングされるテキストが正しく表示されない)可能性がある。
図3には、あるフォントコンフリクト例によって生じる可能性のある1つ以上の影響が例示されている。図3の例には、図2に例示されたフォントコンフリクトの可能性のある1つ以上の影響が示されているという点に留意されたい。他の影響及び他のコンフリクトの可能性もある。例えば、もう1つの影響として、間違ったフォントを用いて文書をレンダリングする影響を含むことがある。同様の影響が、文書のフォントとシステムフォントのフォントとのコンフリクトを含む他のコンフリクトに基づいて生じる可能性がある。すなわち、図3には、コンフリクトのある識別情報によって生じるフォントコンフリクトに関して可能性のある1つ以上の影響が例示されている。図2に例示のコンフリクトに関して、文書201、203が処理される(例えば、図3におけるように印刷される)と、フォント202、204間におけるコンフリクトのため、図3に例示の影響が生じる可能性がある。
構成によっては、文書の間違った処理が、コンフリクトのある識別情報を有するフォントから生じる場合がある。コンフリクトのある情報のため、文書処理時に間違ったフォントが使用されることになる。図3のステップ301に示すように、第1の文書が開かれ、第1のフォントが第1のコンピューティングシステムにおいてアクティブにされる。実施形態によっては、第1のフォントのアクティブ化に、コンピューティングシステムで第1のフォントに関する物理データ(例えば、第1のフォントに関するフォントファイル)を識別し、第1のフォントの識別情報に基づいてそのデータにアクセスすることが含まれる。例えば、第1のフォントをアクティブにした後、第1の文書を処理するアプリケーションは、第1のフォントのフォントファイルへのアクセスが必要になる可能性がある(例えば、第1の文書のレンダリング、印刷等を行う場合)。アプリケーションは、第1のフォントの識別情報を有するアクティブ化フォントを介して、フォントファイルへのアクセスが可能になる。
ステップ303において、第2の文書が開かれ、第2のフォントがアクティブにされる。事例によっては、第1のフォント及び第2のフォントが同じかまたは同様の識別情報(例えば、同じPostscript名等のような同じかまたは同様のフォント名)を備えている場合がある。構成によっては、コンフリクトのある識別情報であるため、第2のフォントをアクティブにすると、第2のフォントが、その識別情報に関してアクティブにされるフォントとして、第1のフォントに取って代わる可能性がある。第2のフォントがアクティブにされたフォントとして第1のフォントに取って代わると、第1の文書を処理するアプリケーションは、第1のフォントのフォントファイルへのアクセスが許される代わりに、第2のフォントのフォントファイルへのアクセスを許される可能性がある。従って、同じ識別情報を備えるフォントのアクティブ化及び/または使用は、フォントコンフリクト及び間違った文書処理を生じさせる可能性がある。
図3のステップ305には、第2のフォントをアクティブにした後、第1の文書が間違って処理される可能性のある例の1つが示されている。ステップ305では、第1の文書がコンピューティングシステムによって第2のフォント(例えば、同じ識別情報を備えた最近アクティブにされたフォント)を用いて印刷される。印刷には、第1のフォントの識別情報と一致するアクティブにされたフォントにアクセスし、そのアクティブにされたフォントの特性に基づいて文書を印刷することがある。第2のフォントが、その識別情報に関してアクティブにされたフォントとして第1のフォントに取って代わっているので、第1の文書の印刷時に、コンピューティングシステムによって第2のフォントに関するフォントファイルが使用されることになる。従って、第1の文書は、その意図通りに印刷することができなくなる。例えば、カーニングまたは他の何らかのフォント特性(例えば、フォント間隔等)が第1のフォントと第2のフォントの間で異なる可能性がある。こうした相違は、文書のページ上におけるテキストのリフロー、印刷された文書の視覚的不正確さ等を含めて、印刷された文書にさまざまな形で影響を及ぼす可能性がある。さらにまたは代わりに、こうした影響は、ユーザが気付きにくく、しかも、例えば文書の印刷し直しに関連したコスト超過を含めたコスト超過が生じることがある。
さらに、フォントコンフリクトが生じて、コンピューティングシステムがフォントコンフリクトに係わる文書の間違った処理を行うことになるか否かは、さまざまな要因によって決まる可能性がある。構成によっては、フォントコンフリクトが生じるか否かは、フォントアクティブ化及び/または文書処理のタイミングに左右される可能性がある。例えば、コンピューティングシステムは、複数文書を並列に処理できることがある。文書を並列処理する場合、文書の適正な処理は、コンピューティングシステムによってアクティブにされた最後のフォントがその文書にとって正しいフォント(例えば、文書作成時にデザイナによって用いられたフォント)であるか否かによって決まることがある。特定の並列処理タイミングシーケンスの1つにおいて、正しいフォントが最後にアクティブにされたフォントという場合があり、それによって、コンピューティングシステムは文書を適正に処理する。さまざまな並列処理タイミングシーケンス下において、間違ったフォントが、最後にアクティブにされたフォントという場合があり、それによって、コンピューティングシステムは上述のように文書を間違って処理することになる。
さらに及び/または代わりに、フォントコンフリクトが生じるか否かは、コンピューティングシステムのオペレーティングシステムによって決まる可能性がある。例えば、コンフリクトのあるフォントが、コンピューティングシステムによってローカルプロセス空間において、またはグローバルではなくアクティブにされる場合、コンフリクトのあるフォントを有する文書が同じローカルプロセス空間で処理されなければ、コンピューティングシステムは、文書を適正に処理することが可能である。しかしながら、コンフリクトのあるフォントをグローバルでアクティブにすると、コンピューティングシステムは文書の間違った処理を行う可能性がある。フォントコンフリクトが生じるか否かに関するこれらの考慮事項に鑑みて、フォントコンフリクトは、通常のやり方(例えば、ユーザによる検査等)では検出が困難なことがある。しかしながら、さらに詳細に後述するように、コンピューティングシステムは、潜在的フォントコンフリクトを識別して、文書の後続処理の前に、その潜在的フォントコンフリクトを解決することにより、フォントコンフリクトの発生を阻止することができる。従って、フォントコンフリクトの発生を阻止することによって、コンピューティングシステムによる文書の処理方法(例えば、直列または並列)及び/またはコンピューティングシステムのオペレーティングシステムのタイプに関係なく、文書を処理することが可能になる。
開示のさまざまな態様によれば、コンピューティングシステム(例えば、図1のコンピューティングシステム環境100)は、フォントコンフリクト(例えば、図2に例示のフォントコンフリクト)が生じないようにし、それによって、文書の間違った処理が行われるのを阻止するステップを実施するように構成することができる。実施形態によっては、コンピューティングシステムは、1つ以上のフォントモジュール(例えば、図1のフォントモジュール117)、コンピューティングシステムのオペレーティングシステム(例えば、図1のオペレーティングシステム114)、コンピューティングシステムの文書処理アプリケーション、コンピューティングシステムの文書作成アプリケーション、フォントマネージャ、フォントデータベース、及び/または、それらの何らかの組合せ等を利用して、フォントコンフリクトを阻止することができる。構成によっては、フォントマネージャが文書作成プログラムとインターフェイスをとって、文書のフォントに関する正しいフォント情報を提供し、フォントコンフリクトを阻止する場合には、文書のフォントに関連した追加情報が得られるようにしてもよい。
図4には、文書のフォントに関する正しいフォント情報を提供する方法の一例が示されている。ステップ401に見られるように、文書のフォントが識別される。例えば、フォントマネージャは、文書作成プログラムと連動して、文書作成プログラムで現在デザインされている文書のフォントを識別してもよい。こうした例の1つにおいて、フォントマネージャは、デザインされている文書において現在どのフォントが用いられているかを確認する。
ステップ403では、各識別フォントの特性が確認される。構成によっては、フォント特性に、フォントタイプ、フォント名、フォントバージョン、フォントファンドリ、及び/または、フォントの視覚特性に関連した他の情報(例えば、フォントのアウトラインに関する情報、幅表、カーニング表等)を含んでもよい。フォント特性は、さまざまな情報源から確認することができる。例えば、フォント特性は、文書、コンピューティングシステムのアクティブ化フォント、コンピューティングシステムにインストールされたフォント、及び/または、フォントデータベースのフォントから確認することが可能である。一例を挙げると、フォント特性は、デザインされている文書をレンダリングするために文書作成ソフトウェアによって使用されているフォントファイル(例えば、文書に用いられているフォント名に対応するアクティブ化フォントに関連したフォントファイル)から確認できる。
ステップ405では、フォント特性に基づいて、正しいフォント情報が確定される。正しいフォント情報によって、フォント特性を指定することが可能になる。フォント特性を指定すると、その正しいフォント情報によって、文書処理時に、同じフォントファイルを後で識別できるようにする情報の提供が可能になる。例えば、正しいフォント情報には、フォントのバージョン、ファンドリ、タイプ、及び/または、名前を後で識別できるようにする情報を含むことができる。さらに、正しいフォント情報は、確認された特性の1つ以上に基づく誤り検出コードを含んでもよい。実施形態によっては、この誤り検査コードは、フォントの視覚的特性に関する情報に基づくチェックサム値の形をとってもよい。一例を挙げると、チェックサム値は、フォントのアウトラインに関する情報、幅表、及び、カーネル表から求められる。正しいフォント情報は、1つ以上の特性、1つ以上の特性を指定する多値キー等を含むデータの集合を含めて、さまざまな形態をとることができる。
ステップ407では、正しいフォント情報が、文書に関連したデータとして記憶される。構成によっては、正しいフォント情報は、文書に関連した1つ以上の独立したファイルとして記憶してもよい。他の構成には、正しいフォント情報が文書に対するメタデータとして挿入可能なものもある。正しいフォント情報を記憶し、記憶されたデータとデザインされている文書と関連づけると、正しいフォント情報に後でアクセスすることが可能になる。一例を挙げると、フォントモジュール及び/または文書処理プログラムによって記憶データにアクセスし、正しいフォント情報を活用して、文書のデザイン時に用いられた実際のフォントファイルを識別する情報といった追加情報を提供できるようにしてもよい。
構成によっては、コンピューティングシステムがフォントコンフリクトを阻止する場合、フォントモジュールは、文書処理プログラムと連動し、文書の処理(例えば、印刷、レンダリング等)の前に、フォントコンフリクトの解決及び/または正確なフォントのアクティブ化を行うことができる。
図5には、コンピューティングシステムが本開示の少なくともいくつかの態様に従ってフォントコンフリクトを阻止する方法の一例が示されている。この方法例には、フォントコンフリクトを識別及び阻止するものとしてフォントモジュールが示されているが、コンピューティングシステムのさまざまな態様、コンポーネント等、または、それらの組合せを利用して、フォントコンフリクトまたは潜在的フォントコンフリクトに対処することが可能である。例えば、フォントマネージャを利用して、フォントコンフリクトを識別し、阻止してもよい。さらにまたは代わりに、一般には、コンピューティングシステムを利用して、フォントコンフリクトを識別し、阻止してもよい。
図5に例示のように、ステップ501では、1つ以上の文書に関連した1つ以上のフォントを識別することが可能である。例えば、フォントモジュールは、文書処理アプリケーションにおける文書の再生に必要な1つ以上のフォントを識別する。実施形態によっては、文書は、その再生に必要なフォントを含むフォーマットとすることができる。従って、フォントモジュールは、文書自体を処理することによって文書に関連したフォントを識別することが可能である。一例を挙げると、文書はポータブルドキュメントフォーマット(PDF)をなすようにしてもよい。PDFでは、文書を収容するファイル内に文書の再生に必要なフォントが埋め込まれている。他の実施形態には、文書に、文書の再生に必要なフォントを識別する識別情報が含まれている場合もある。例えば、識別情報はPostscript名のようなフォント名としてもよい。
さらにまたは代わりに、文書ファイルに追加データを含めることが可能である。例えば、文書ファイルに1つ以上の追加ファイルを付随させてもよい。一例を挙げると、これらの追加ファイルには、文書の再生に必要なフォント及び/または文書ファイルで識別されるフォントを収める。従って、フォントモジュールは、追加ファイルを用いて文書に関連したフォントを識別することができる。こうした追加ファイルは、ジョブジャケットに含めてもよい。ジョブジャケットには、文書の再生に必要なフォントを識別するファイルを含めてもよい。構成によっては、ジョブジャケットに、もとの文書と同じ名前が付いているが、例えばXML、JKT等のファイル拡張子が異なる定様式ファイルを含めてもよい。ジョブジャケットには、1つ以上のフォント及び文書に対する参照符号を含むことも可能である。ジョブジャケットは、所望の任意の文書フォーマットを含んでよく、XML文書にあるいは厳密にはマーク付け言語文書にさえ制限されることはなく、それどころか、必要な情報が組み込まれている場合には、任意のフォーマットが可能である。
更に別の例を挙げると、印刷ジョブの一部として、印刷のため製版オペレータに供給することが可能な1つ以上の追加ファイルを含むことが可能である。構成によっては、印刷ジョブは、例えば、USBフラッシュドライブ、光ディスク等によって供給し、かつ、例えばインターネットのような1つ以上のネットワークを介して伝送することもできるし、あるいは、そのいずれかとすることも可能である。印刷ジョブは、さらに、ファイルカプセル化及び/または例えばZIP、TAR等の圧縮フォーマットでカプセル化することができる。
ステップ503では、潜在的フォントコンフリクトが識別される(例えば、フォントコンフリクトが生じる可能性があるか否かが判定される)。さまざまな実施形態において、フォントモジュールは、識別されたフォント、コンピューティングシステムにインストールされた及び/またはコンピューティングシステムでアクティブにされたフォント、フォントが識別された文書、及び/または、識別されたフォントのアクティブ化レベルに基づいて潜在的フォントコンフリクトを識別することが可能である。アクティブにされたフォントに基づくコンフリクトに関して、フォントマネージャは、場合によっては、1つ以上のグローバルでアクティブにされたフォント、1つ以上のローカルでアクティブにされたフォント、及び/または、それらの何らかの組合せを調べることも可能である。
フォントモジュールは、フォントの識別情報(例えば、コンピューティングシステムにおいてアクティブ中の1つ以上のフォントのPostscript名)に基づいて潜在的フォントコンフリクトを識別する。アクティブ中のフォントのPostscript名が識別されたフォントのPostscript名と同じであれば、フォントモジュールは、これを潜在的フォントコンフリクトと識別し、ステップ504に進む。
別の例として、フォントモジュールは、識別されたフォントが、ステップ501で識別された1つ以上のフォントと同じかまたは同様の識別情報(例えばPostscript名)を備えているか否かに基づいて潜在的フォントコンフリクトを識別してもよい。さらにまたは代わりに、2つ以上のフォントが同じかまたは同様の識別情報を備えていたとしても、フォントコンフリクトが識別されるか否かは、フォントのアクティブ化レベルに基づく可能性がある。例えば、両方のフォントがグローバルにアクティブにされている場合には、フォントコンフリクトがフォント間に存在する可能性がある。従って、この状況は、潜在的フォントコンフリクトと識別することができる。しかしながら、2つのフォントが異なるプロセス空間でアクティブにされている場合には、フォントコンフリクトが生じる可能性はなく、潜在的フォントコンフリクトが識別される可能性はない。
潜在的フォントコンフリクトが識別されなければ、ステップ509において、文書を後続処理に利用できるようにすることが可能になる。フォントモジュールは、さまざまなフォント情報、アクティブ化レベル等に基づいてフォントコンフリクトを識別できないこともある。例えば、異なるプロセス空間においてローカルでのみアクティブにされているフォントは、コンフリクトとして識別できない。もう1つの例として、識別されたフォント及び/またはアクティブにされたフォント間における識別情報が異なる場合がある。
潜在的フォントコンフリクトを識別すると、オプションのステップ504において、そのフォントコンフリクトに係わる文書及び/またはフォントのもとの状態に関連した情報を記憶する。構成によっては、これには、フォントコンフリクトに対応する、そのフォントコンフリクトに係わる文書及びフォントに関連した情報の記憶を含めてもよい。例えば、フォントモジュールには、フォントコンフリクトに係わるフォントの識別情報(例えば、フォントコンフリクトに係わるフォントのPostscript名)を記憶することが可能である。構成によっては、フォントモジュールは、コンフリクトのあるフォントを含む文書に対する参照符号(及び/または文書の諸部分に対する参照符号)を記憶してもよい。
ステップ505では、フォントコンフリクトを阻止することが可能である。本開示の態様によれば、フォントモジュールは識別されたフォントコンフリクトをさまざまな方法で阻止することができる。例えば、フォントモジュールは、フォントコンフリクトに係わる1つ以上のフォントの情報を修正することが可能であり、フォントコンフリクトに係わる1つ以上の文書を修正して、その1つ以上の文書に修正されたフォントの修正情報が含まれるようにしてもよい。フォントコンフリクトの阻止については、さらに詳細に後述することにする。
ステップ507では、それらの文書を後続処理(例えば、印刷、表示、レンダリング、編集等)に利用できるようにする。従って、それらの文書に後続処理を施す場合に、処理中に意図するフォントが用られる(例えば、フォントが修正された情報に従ってアクティブにアクティブされるので、文書処理時に、正しいフォントファイルにアクセスすることになる)。オプションのステップ508では、文書にさらなる修正を施して、文書の元の状態を復元することが可能である。構成によっては、このステップを実施しない場合もある。例えば、文書が修正されなかった場合、文章を元の状態を復元する必要はなく、このステップはスキップされる。代わりに、このステップにおいて、まず、文書が修正されているか否かを確認し、文書が元の状態から修正されている場合には、文書を元の状態へ復元してもよい。場合によっては、フォントモジュールは、潜在的フォントコンフリクトを阻止するため、ステップ505で変更された文書に修正を施すこともできる。
オプションのステップ508では、フォントモジュールは、文書に元の識別情報を代入して、文書の元の状態を復元することが可能である。例えば、第1の文書の元の参照フォント「Helvetica」が、「Helvetica123XYZ」のPostscript名の付いた修正フォントを表わすように修正されている場合、第1の文書はもう一度修正されて、「Helvetica123XYZ」が出現する毎にもとの識別情報(例えば、「Helvetica」)に置き換えられる。
実施形態によっては、フォントモジュールは、オプションのステップ504中に記憶された情報にアクセスし、フォントコンフリクトを生じさせる可能性のある記憶された情報及び/またはステップ503で確認された情報に基づいて、文書を元の状態に復元する。例えば、フォントモジュールは、記憶情報にアクセスして、フォントコンフリクトに係わるフォントのもとの識別情報(例えば、「Helvetica」)を検索し、文書でそのフォントが参照される場合にはいつでも、文書で元の識別情報が用いられるように修正する(例えば、修正フォントの識別情報の参照符号を「Helvetica」に置き換える)。
図6には、本開示の1つ以上の態様に従ってフォントコンフリクトを阻止する方法の一例が示されている。ステップ601では、フォントコンフリクトに係わる1つ以上のフォントの置換フォントが決定される。構成によっては、コンフリクトに係わるフォントの識別情報に基づいて、置換フォントが決定される。例えば、構成によっては、フォントモジュールは、コンフリクトに係わるフォントのPostscript名に基づいて置換フォントを決定する。こうした例の1つにおいて、フォントモジュールは、フォントデータベースにアクセスし、フォント名に基づいて、置換フォントとして用いられることになるフォントを検索することが可能である。
他の構成として、置換フォントを追加情報に基づいて決定してもよい。例えば、フォントモジュールは、文書のデザイン時に文書に関連した正しいフォント情報(例えば、図4の正しいフォント情報)を用いてもよい。上述のように、正しいフォント情報には、文書作成時に用いられたフォントの特性を指定する情報を含んでもよい。場合によっては、フォントのタイプ、名前、ファンドリ、バージョン、誤り検査コード等を含むこともある正しいフォント情報を用いて、置換フォントを決定することも可能である。一例を挙げると、置換フォントは、正しいフォント情報と同じフォントにしてもよい。従って、決定された置換フォントが、正しいフォント情報と同じフォントのタイプ、名前、ファンドリ、バージョン等になる場合もある。もう1つの例を挙げると、置換フォントは、正しいフォント情報と同様のフォントにしてもよい。従って、決定された置換フォントには、正しいフォント情報と共通する特性(例えば、フォント名、フォントバージョン)も含まれていれば、正しいフォント情報とは異なる特性(例えば、フォントファンドリ)も含まれている可能性がある。
場合によっては、フォントモジュールは、置換フォントの決定時にいくつかのフォント候補から置換フォントを決定することが必要になる可能性がある。複数の候補から置換フォントを選択するため、フォントモジュールはさまざまな技法を用いることが可能である。技法の1つとして、特性が最も整合するフォントを選択してもよい。もう1つの技法として、正しいフォント情報の特性のいくつかを他より重要であるとみなしてもよい。例えば、フォントファンドリ特性は、フォト名及び/またはフォントバージョン特性ほど重要でないとみなしてもよい(例えば、異なるフォントファンドリによって示唆することができるのは、そのフォントが異なるフォントファンドリに対して許可されたということだけである)。従って、こうした例の1つにおいて、2つのフォント候補が、両方とも、1つを除いて全ての特性において正しいフォント情報と整合し、第1の候補はフォントバージョン特性が異なるが、第2の候補はフォントファンドリ特性が異なるという場合には、フォントモジュールは、第2の候補を置換フォントとして選択することができる。
もう1つの技法として、正しいフォント情報に含むことが可能な誤り検査コードを利用してもよい。上述のように、誤り検査コードは、フォントの視覚特性に基づくことが可能である。従って、コードが一致するフォントは、同じフォントか、または、視覚的に同様のフォントと考えられる。一例を挙げると、フォントモジュールは、正しいフォント情報の誤り検査コードを生成したのと同じ機能を用いて、フォント候補のコードを決定してもよい。置換フォントは、コード候補から誤り検査コードと一致するコードを備える候補として選択してもよい。当該技術者には明らかなように、例えば、上述の技法の2つ以上の組み合わせたハイブリッド技法を含む他の技法を用いて、フォント候補の中から選択することができる。
さらにまたは代わりに、フォントマネージャは、置換フォントの決定時に、さまざまなフォント源にアクセスしてもよい。例えば、フォントモジュールは、コンピューティングシステムにインストールされたフォントへのアクセス及び/または独立したフォントデータベース(例えば、フォントマネージャに関連したフォントデータベース)へアクセスしてもよい。構成によっては、フォントマネージャは、独立したフォントデータベースから置換フォントを決定し、コンピューティングシステムにその置換フォントをインストールすることが可能である。他の構成として、コンピューティングシステムに置換フォントが見つからない場合に、フォントマネージャが置換フォントをコンピューティングシステムにインストールしてもよい。
ステップ603では、置換フォントの情報を修正してもよい。構成によっては、フォントモジュールは、置換フォントの識別情報を修正してもよい。例えば、フォントモジュールは、識別情報に英数字列を付加して、置換フォントの識別情報がフォントコンフリクトに係わる他のフォントの識別情報と異なるように(例えば、「Helvetica」のPostscript名に「123XYZ」を付加して、「Helvetica123XYZ」の新しい識別情報を生成する)してもよい。
他の構成として、フォントモジュールが、識別情報を新しい識別情報に置換してもよい。例えば、フォントモジュールは、英数字の文字列を生成して、コンフリクトのあるフォントの識別情報を英数字列に置き換え(例えば、フォントコンフリクトに係わるフォントのうちの1つのコンフリクトのあるPostscript名を「123XYZ」に置き換え)てもよい。
さらに別の構成では、フォントモジュールが、正しいフォント情報に基づいて識別情報の付加または置換を行ってもよい。例えば、置換フォントのPostscript名に正しいフォント情報に含まれる1つ以上の文字の付加/それらの文字による置換を施して、置換フォントのPostscript名とコンフリクトに係わる他のフォントのPostscript名とのコンフリクトがもはや生じないようにしてもよい。
ステップ605では、文書に修正を施して、置換フォントを含めてもよい。例えば、文書に修正を施して、元のコンフリクトのあるフォントではなく、置換フォントを参照するようにしてもよい。例えば、「Helvetica」の識別情報を有する第1の文書の第1のフォントと、同じ識別情報を有する第2の文書の第2のフォントの間に、フォントコンフリクトが存在する場合、フォントモジュールは、第1の文書及び/または第2の文書を修正する。構成によっては、フォントモジュールが第1のフォントの置換フォントを決定した(例えば、置換フォントを決定して、その識別情報を「Helvetica123XYZ」に修正した)場合、フォントモジュールは第1の文書を修正してもよい。従って、フォントモジュールは、第1の文書を修正して、「Helvetica」のコンフリクトのある情報への言及が、置換フォントの修正情報(例えば、Helvetica123XYZ」)に置き換えられるようにしてもよい。他の構成として、フォントモジュールが第2のフォントの置換フォントを決定した(例えば、置換フォントを決定して、その識別情報を「Helvetica_v3_0」に修正した)場合、フォントモジュールが第2の文書を修正してもよい。従って、フォントモジュールは、第2の文書を修正して、「Helvetica」のコンフリクトのある情報への参照を、置換フォントの修正情報(例えば、Helvetica_v3_0」)に置き換えられるようにしてもよい。
オプションのステップ607において、フォントコンフリクトに係わるフォントをアクティブにすることが可能である。実施形態によっては、フォントモジュールは、置換フォントだけをアクティブにする。他の実施形態には、フォントモジュールが、フォントコンフリクトに係わるフォントのどれでも及び/または全てをアクティブにしてもよい。さらに別の構成では、フォントモジュールは、コンピューティングシステムで現在アクティブにされていないフォントだけをアクティブにしてもよい。さらに、構成によっては、置換フォントがコンピューティングシステムにまだインストールされていない場合、フォントモジュールは、置換フォントをアクティブにする前に、置換フォントをインストールすることが可能である。実施形態によっては、フォントアクティブ化が文書の後続処理と同時に及び/または後続処理中に生じる可能性があるので、ステップ607は任意のステップである。
本開示のさまざまな実施形態によれば、クリエーティブ部門の専門家またはプリプレスオペレータといったユーザにとっていくつかの利点をもたらすことができる。例えば、複数文書を印刷するクリエーティブ部門の専門家は、文書の印刷前に、文書間におけるフォントコンフリクトが阻止されるので、システムでどのフォントがアクティブ状態にあるかについて心配する必要がなくなる。
さらに及び/または代わりに、印刷ジョブにおける文書が、オペレーティングシステムの実行に必要なシステムフォントと同じPostscript名を備えるフォントを含んでいるか否かにかかわらず、文書の一括印刷を自動化することが可能である。従って、文書にコンフリクトのあるフォントが含まれていても、文書の同時印刷または並列処理を実施することが可能である。従って、文書は、クリエーティブ部門の専門家及び/またはデザイナの意図どおりに印刷することが可能になる。
本書で列挙した方法及び特徴は、さらに、コンピュータが読み取り命令を記憶することが可能な任意の数のコンピュータ読み取り可能媒体を通じて実施することも可能である。利用することが可能なコンピュータ読み取り可能媒体の例として、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、または、他のメモリテクノロジ、CD−ROM、DVD、または、他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気記憶装置等を挙げることができる。
本発明の特定の実施形態について解説し、例示してきたが、もちろん、当該技術者による修正が可能なので、本発明がそれらに制限されるわけではない。本願は、本書に開示され、請求されている根底をなす発明の精神及び範囲内に含まれるありとあらゆる修正を含むものである。

Claims (20)

  1. 実行されると、
    第1の文書に関連した第1のフォントを識別するステップと、
    前記第1のフォントと第2のフォントの間のコンフリクトを識別するステップと、
    前記第1の文書の置換フォントを決定するステップと、
    前記コンフリクトに基づいて前記置換フォントの情報を修正するステップと、
    前記置換フォントの前記修正情報に基づいて前記第1の文書の情報を修正するステップ、を装置に実施させるコンピュータ読み取り可能命令を記憶する1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体。
  2. 前記置換フォントを決定するステップは、
    複数のフォント候補の特性と、前記第1の文書に関連した正しいフォント情報の特性と、を比較するステップと、
    前記比較結果に基づいて複数の前記フォント候補から前記置換フォントを選択するステップを有することを特徴とする請求項1に記載の1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体。
  3. 実行されると、
    前記第1の文書の修正前に、前記第1フォント及び前記第1の文書に関連した情報の少なくとも一方を含む前記コンフリクトに関する情報を記憶するステップと、
    前記第1の文書のさらなる処理後に、前記記憶された情報に基づいて前記第1の文書に二度目の修正を施すステップと、
    を前記装置に実施させるさらなる命令を記憶していることを特徴とする請求項1に記載の1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体。
  4. 前記コンフリクトを識別するステップは、前記第1のフォントの識別情報と前記第2のフォントの識別情報を比較するステップを有することを特徴とする請求項1に記載の1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体。
  5. 前記コンフリクトを識別するステップは、前記第1のフォントの識別情報と前記第2のフォントの識別情報が同じであることを確認するステップを有することを特徴とする請求項4に記載の1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体。
  6. 前記第1のフォントの識別情報が、前記第1のフォントのTrueType名とPostscript名の少なくとも一方であり、前記第2のフォントの識別情報が、前記第2のフォントのTrueType名とPostscript名の少なくとも一方であることを特徴とする請求項4に記載の1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体。
  7. 実行されると、
    前記置換フォントの修正された情報に基づいて前記置換フォントをアクティブにするステップと、
    前記置換フォントを利用して前記第1の文書を印刷するステップと、
    を前記装置に実施させるさらなる命令を記憶することを特徴とする請求項2に記載の1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体。
  8. コンピュータによって、第1の文書に関連した第1のフォントを識別するステップと、
    前記コンピュータによって、前記第1のフォントと第2のフォントの間におけるコンフリクトを識別するステップと、
    前記第1の文書の置換フォントを決定するステップと、
    前記コンフリクトに基づいて、前記置換フォントの情報を修正するステップと、
    前記置換フォントの修正された情報に基づいて前記第1の文書の情報を修正するステップと、を有する方法。
  9. コンピューティングシステムにおいて前記置換フォントをアクティブにすると、前記第1の文書の処理時に、前記コンピューティングシステムのアプリケーションによる前記置換フォントへのアクセスが可能になることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 前記置換フォントを決定するステップは、
    複数のフォント候補の特性と、前記第1の文書に関連した正しいフォント情報の特性と、を比較するステップと、
    前記比較結果に基づいて、前記複数のフォント候補から前記置換フォントを選択するステップを有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 前記第1の文書の修正前に、前記第1のフォント及び前記第1の文書に関連した情報の少なくとも一方を含んでいる、前記コンフリクトに関する情報を記憶するステップと、
    前記第1の文書のさらなる処理後に、前記記憶された情報に基づいて前記第1の文書に二度目の修正を施すステップを有することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記コンフリクトを識別するステップは、前記第1のフォントの識別情報と前記第2のフォントの識別情報とを比較するステップを有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  13. 前記コンフリクトを識別するステップは、前記第1のフォントの識別情報と前記第2のフォントの識別情報が同じであることを確認するステップを有することを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記置換フォントの修正情報に基づいて前記置換フォントをアクティブにするステップと、
    前記置換フォントを用いて、前記第1の文書を印刷するステップと、を有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  15. 少なくとも1つのプロセッサと、
    前記プロセッサに操作可能に結合されたメモリとを有し、
    前記メモリは、少なくとも1つの前記プロセッサによって実行されると前記装置に、
    第1の文書に関連した第1のフォントを識別するステップと、
    前記第1のフォントと第2のフォントの間のコンフリクトを識別するステップと、
    前記第1の文書の置換フォントを決定するステップと、
    前記コンフリクトに基づいて前記置換フォントの情報を修正するステップと、
    前記置換フォントの前記修正情報に基づいて前記第1の文書の情報を修正するステップと、を実施させるコンピュータ読み取り可能命令を記憶することを特徴とする装置。
  16. 前記置換フォントを決定するステップは、
    複数のフォント候補の特性と、前記第1の文書に関連した正しいフォント情報の特性と、を比較するステップと、
    前記比較結果に基づいて前記複数のフォント候補から前記置換フォントを選択するステップを有することを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記コンフリクトに関連した情報を修正するステップは、前記第1のフォントの識別情報を修正し、前記第1のフォントの修正された識別情報に従って前記第1の文書を修正するステップを有することを特徴とする請求項15に記載の装置。
  18. 前記メモリは、少なくとも1つの前記プロセッサによって実行されると、前記装置に、
    前記コンフリクトに関連した情報の修正前に、前記コンフリクトに係わるフォント及び前記コンフリクトにかかわる文書に関連した情報の少なくとも一方を含んでいる、前記コンフリクトに関する情報を記憶するステップと、
    前記第1の文書のさらなる処理後に、前記記憶された情報に基づいて前記第1の文書に二度目の修正を施すステップと、
    を実施させるさらなるコンピュータ読み取り可能命令を記憶していることを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 前記コンフリクトを確認するステップは、
    前記第1のフォントの識別情報と前記第2のフォントの識別情報を比較するステップと、
    前記第1のフォントの識別情報と前記第2のフォントの識別情報が同じであることを確認するステップと、
    に基づいてなされることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  20. 前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記装置に、
    前記第1のフォントの修正された識別情報に基づいて、前記置換フォントをアクティブにするステップと、
    前記置換フォントを用いて、前記第1の文書を印刷するステップと、
    を実施させるさらなるコンピュータ読み取り可能命令を記憶していることを特徴とする請求項15に記載の装置。
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