JP2011236879A - ゼンマイバネ動力発電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】次の条件を満たす機構であること。(1)巻き上げた複数個のゼンマイバネを順次連続してほどく。(2)直流発電できる回転エネルギーを長い時間得る。(3)手動で操作、持ち運び出来る範囲内の機構とする。
【解決手段】巻き芯に装着した、駆動ピンと移動ピンの作動と跳ね返りバネとの作用により、一個のゼンマイバネの巻きほどきが終ったとき、次のゼンマイバネへ伝達。複数個のゼンマイバネのほどき回転を、順次に連続して回転出力出来る構造とした。
【選択図】図6
【解決手段】巻き芯に装着した、駆動ピンと移動ピンの作動と跳ね返りバネとの作用により、一個のゼンマイバネの巻きほどきが終ったとき、次のゼンマイバネへ伝達。複数個のゼンマイバネのほどき回転を、順次に連続して回転出力出来る構造とした。
【選択図】図6
Description
ゼンマイバネは、時計、玩具などに古くから広く使用されている動力源で、容積比に対して大きいエネルギーを貯えられる特長がある。特に近年、繰返し使用できるクリーンな動力エネルギーとしてのエコロジー性を見直されている。
本発明は、ゼンマイバネを長い時間に亘って大きいトルクの回転エネルギーを出力し、その回転エネルギーを利用して発電し、電気エネルギーを得る装置に関する。
本発明は、ゼンマイバネを長い時間に亘って大きいトルクの回転エネルギーを出力し、その回転エネルギーを利用して発電し、電気エネルギーを得る装置に関する。
ゼンマイバネによる出力回転数は、ゼンマイバネの巻き数と増速ギア比との乗算で決まる。1個のゼンマイバネで長時間の回転出力を得るには、増速比の大きい歯車を介して出力する。結果として回転出力トルクが著しく低下する。従ってほどき時間を長く、且つ大きい回転出力トルクを必要とする場合は、弾性力の大きなバネを用い、巻き数を多くする必要がある。この場合、ゼンマイバネを手巻きするには、大きな作業力と巻き回数が多くなる難点がある。且つ機構が大きくなる欠点がある。
例えば、ゼンマイバネを時計の動力として使用する場合、ゼンマイバネのほどきの回転を、歯車による増速機構と等速機構との組合せにより長時間の安定した回転運動出力を成している。しかし歯車増速比を大きくすることによる出力トルクの減少を生じ、発電機を接続する場合に要求される高速かつ大きい回転トルクを、長い時間供給する動力としては不向きとなる。
本発明では、ゼンマイバネの巻上げとほどき機能を備えた構造体を複数個持ち備えた機構とする。そして1つの構造体のゼンマイバネがほどき終ったとき、次の構造体のゼンマイバネに伝達して連続的にほどき続く機構を作る。これにより比較的小型のゼンマイバネで大きい回転出力トルクを、長い時間得ることが出来るようにすることを目指した。
次のような機構を作り出すことで、本発明の目的を達成する手段とした。
(1)一個のゼンマイバネの巻数には、限界があるので、複数個のゼンマイバネを直列配置。
(2)一個のゼンマイバネがほどき終ったとき、次のゼンマイバネのほどきが始まるための作用方法として、作用力の小さいピンを採用。
(3)複数個のゼンマイバネの回転出力を一本の主軸に伝えるためのカム輪を設計。
(4)上記のピンの作用力として、予め歪みを与えておいた板バネのスナップ作用を利用。
(1)一個のゼンマイバネの巻数には、限界があるので、複数個のゼンマイバネを直列配置。
(2)一個のゼンマイバネがほどき終ったとき、次のゼンマイバネのほどきが始まるための作用方法として、作用力の小さいピンを採用。
(3)複数個のゼンマイバネの回転出力を一本の主軸に伝えるためのカム輪を設計。
(4)上記のピンの作用力として、予め歪みを与えておいた板バネのスナップ作用を利用。
ゼンマイバネの巻芯に装置した駆動ピンの作動により、ゼンマイバネのほどき停止及び開始を行った。一つのゼンマイバネのほどきが終ったときに跳ね返りバネのスナップ作用の動作によって巻芯に装置した移動ピンを移動させて、次のゼンマイバネのほどき作用を開始することを可能とした。
本発明のゼンマイバネの巻上げ機構を図2について説明する。ゼンマイバネ8は内端が巻芯3の切溝4に差込み固定され、外端の引掛け5は、巻上ドラム11に装置する掛棒6に引掛け固定された状態で香箱9に納められている。巻芯3が固定された状態にあって、巻上ドラム11を回転させると掛棒6はゼンマイバネ8の外端の引掛け5によって巻かれる。巻上ドラム11の内側にはラチェット歯車12を持ち、香箱9に装置する爪10によってゼンマイバネ8は巻き上げられる。
ゼンマイバネ8のほどきによる巻芯3の回転可能及び停止の構造について、図3の駆動ピン作動図により説明する。駆動ピン1の香箱9の爪歯24への移動により回転を停止、また反対方向への移動によりカム7と噛合いによってほどきが始まり、主軸1へ回転を伝達できる機構である。
香箱9の同心部にある爪歯24は、駆動ピン17の太い部分と噛合った状態では巻芯3の回転を停止するので、ゼンマイバネ8はほどけない。また駆動ピン17が移動して、駆動ピン17の細い部分では爪歯24との噛合いが外れるので、巻芯3は自由になりゼンマイバネ8のほどきが始まる。この時、駆動ピン17の反対端はカム輪7と噛合い、ゼンマイバネ8のほどき回転を主軸1に伝える。
香箱9の同心部にある爪歯24は、駆動ピン17の太い部分と噛合った状態では巻芯3の回転を停止するので、ゼンマイバネ8はほどけない。また駆動ピン17が移動して、駆動ピン17の細い部分では爪歯24との噛合いが外れるので、巻芯3は自由になりゼンマイバネ8のほどきが始まる。この時、駆動ピン17の反対端はカム輪7と噛合い、ゼンマイバネ8のほどき回転を主軸1に伝える。
跳ね返りバネ13の外観を図4に、動作状態図を図5に示す。跳ね返りバネ13は、加工により予め歪み応力を作り、そのバネ弾性力によるスナップ作用を利用している。反り部15は、内爪16または外爪14への力が加わることにより、反りが跳ね返りまた戻る仕組みである。
ユニット(1)20の巻いたゼンマイバネ8は跳ね返りバネ13の内爪16を巻き込んでいる状態では反りが無く、駆動ピン17は爪歯24と噛合っている。ユニット(1)20の駆動ピン17を作用25のように押込み、爪歯24との勘合を外すとゼンマイバネ8のほどきが始まる。ゼンマイバネ8はほどきにより、外側に巻き重なると外爪14に作用し跳ね返りバネ13は跳ね返る。この時、跳ね返りバネ13は反った状態になるので、反り部15により移動ピン18を押し出し、移動板19を介して隣りのユニット(2)21の駆動ピン17を押込む。ユニット(2)21のゼンマイバネ8のほどきが始まる。
同じようにユニット(2)21のゼンマイバネ8がほどき終るとユニット(2)の移動ピン18を押して、移動板19を介してユニット(3)22へと連動する。
同じようにユニット(2)21のゼンマイバネ8がほどき終るとユニット(2)の移動ピン18を押して、移動板19を介してユニット(3)22へと連動する。
図6は、本発明の複数個のゼンマイバネユニットの回転出力軸を増速ギアを介し、直流発電機に接続した発電システム図である。
本発明は、次のような広範囲の電気エネルギーとしての利用が出来る。
1)低コストで、繰返し使用できるエコロジーエネルギーである。
2)繰返し発電できる経済性を有する。
3)天候に関係無く、また室内外を問わずどこでも発電出来る。
4)災害時の電気供給などへの応用性がある。
5)操作が容易で、且つ安全性に富む。
1)低コストで、繰返し使用できるエコロジーエネルギーである。
2)繰返し発電できる経済性を有する。
3)天候に関係無く、また室内外を問わずどこでも発電出来る。
4)災害時の電気供給などへの応用性がある。
5)操作が容易で、且つ安全性に富む。
1.主軸、2ピン、3.巻芯、4.切溝、5.引掛け、6.掛棒、7.カム輪、8.ゼンマイバネ、9.香箱、10.爪、11.巻上ドラム、12.ラチェット歯車、13.跳ね返りバネ、14.外爪、15.反り部、16.内爪、17.駆動ピン、18.移動ピン、19.移動板、20.ユニット(1)、21.ユニット(2)、22.ユニット(3)、23.固定桿、24.爪歯、25.作用
Claims (2)
- 配列した複数個のゼンマイバネを巻き上げた後、順次連続してほどき、一本の出力軸に回転運動を出力する機構。
- 請求項1の出力軸に、増速歯車を介して直流発電機を接続した発電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010117780A JP2011236879A (ja) | 2010-04-30 | 2010-04-30 | ゼンマイバネ動力発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010117780A JP2011236879A (ja) | 2010-04-30 | 2010-04-30 | ゼンマイバネ動力発電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011236879A true JP2011236879A (ja) | 2011-11-24 |
Family
ID=45325127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010117780A Pending JP2011236879A (ja) | 2010-04-30 | 2010-04-30 | ゼンマイバネ動力発電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011236879A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017047370A1 (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 遠藤工業株式会社 | ゼンマイ式駆動装置及び自走キャスター |
US11437886B2 (en) | 2019-11-06 | 2022-09-06 | Positive Energy, a Gravity and Motion Company, Inc. | Methods and apparatus for kinetic energy harvesting |
-
2010
- 2010-04-30 JP JP2010117780A patent/JP2011236879A/ja active Pending
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WO2017047370A1 (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 遠藤工業株式会社 | ゼンマイ式駆動装置及び自走キャスター |
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