JP2011236541A - エクステンション - Google Patents

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Abstract

【課題】地毛を傷めることなく、きわめて容易に地毛に装着することができる上、地毛の拘束力が高いため取れにくく、しかも、横たわった場合でも使用者に違和感を与えることがない実用的なエクステンションを提供する。
【解決手段】エクステンション1は、地毛への装着手段である紐状体3が、片端に結び目を形成したものであり、その結び目(塊状部7)を本体部2の毛髪内に埋め込んで毛髪とともにバインダーで接着することによって本体部2に固着されている。また、紐状体3には、基端と先端とを離す方向に引っ張ることによって収縮する第一ループ5aおよび第二ループ5bが約2.0mmの間隔を隔てて位置するように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、頭髪にボリューム感を与える等の目的で地毛に装着するエクステンション(付け毛)に関するものである。
従来のエクステンションとしては、付け足す毛髪の束の基端に金属製のチューブが付設されており、その金属製のチューブの内部に地毛を挿通させた状態でチューブを圧壊することによって地毛に装着するものが知られている。また、特許文献1の如く、接着剤を含浸させた毛髪の束からなる筒状体の外側に熱収縮チューブが被覆されており、筒状体の内部に地毛を挿通させた状態で熱収縮チューブをアイロン等で加熱することにより、収縮したチューブと溶融させた接着剤とによって地毛に装着するものも開発されている。
特開2008−202199号公報
しかしながら、毛髪束の基端に金属製のチューブを付設したエクステンションは、チューブを圧壊する際に地毛が非常に傷み易い。また、エクステンションを装着した状態で横たわると、硬い金属のチューブにより使用者に多大な違和感を与えてしまう。さらに、金属製のチューブ内から地毛が抜け易いために取れ易い、という不具合もある。
一方、特許文献1の如く、接着剤を含浸させた毛髪の束によって筒状体を形成してなるエクステンションは、金属製のチューブを付設したエクステンションほど地毛を傷めないものの、接着剤によって地毛と接着するものであるため、装着に際して少なからず地毛を損傷させてしまう。また、熱収縮チューブを被覆させた筒状体をアイロンによって加熱しなければならないため、装着に時間がかかる上、取り外しにも手間がかかる。
本発明の目的は、上記従来のエクステンションが有する問題点を解消し、地毛(自毛)を傷めることなく、きわめて容易に地毛に装着することができる上、地毛の拘束力が高いため取れにくく、しかも、横たわった場合でも使用者に違和感を与えることがない実用的なエクステンションを提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、毛髪を束ねた本体部と、その本体部を地毛に装着するための装着手段とを有するエクステンションであって、前記装着手段が、片端を前記本体部に固着させた紐状体であり、その紐状体を結束することにより、紐状体の基端と先端とを離す方向に引っ張ることによって収縮する第一ループおよび第二ループが、所定の距離を隔てて位置するように形成されていることを特徴とするものである。なお、第一ループと第二ループとの所定の距離とは、1.0mm以上8.0mm以下の距離のことであり、当該距離が1.5mm以上6.0mm以下であるとより好ましく、2.0mm以上5.0mm以下であると、特に好ましい。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記紐状体が、綿を主成分とする太さ53d(デニール、すなわち、9,000mの重さが53g)〜10,630dの繊維によって形成されており、第一ループおよび第二ループの内周の長さが、5.0mm〜13.0mmになるように調整されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、前記紐状体が、片端に結び目を形成したものであり、その結び目を前記本体部の毛髪内に埋め込んで毛髪とともにバインダーで接着することによって前記本体部に固着されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載のエクステンションは、装着手段である紐状体に形成された第一ループおよび第二ループに地毛を挿通させた状態で、紐状体を引っ張って第一ループおよび第二ループを収縮させるだけで、きわめて容易に頭髪に装着することができる。また、頭髪への装着に際し、地毛に熱を加えたり、接着剤を付けたりする必要がないので、地毛を損傷させることがない。さらに、所定の間隔を隔てて位置した2つのループが、それぞれ、地毛の別々の部分を締め付けるので、地毛の拘束力が高く、長期間に亘って装着状態を保持することができる。加えて、頭髪への装着手段である紐状体が非常にコンパクトであるので、使用者が装着した状態で横たわる場合でも、使用者に違和感を与えたりしない。
請求項2に記載のエクステンションは、紐状体が所定の径を有する綿を主体とした繊維からなるものであり、第一ループ、第二ループの大きさが所定の範囲内に調整されているので、きわめて地毛に装着し易い。その上、紐状体を引っ張った場合に、各ループによる地毛の拘束力が高い上、それらの拘束力が偏らないので、地毛の損傷を効果的に防止することができる。
請求項3に記載のエクステンションは、地毛への装着手段である紐状体が強固に本体部に固着されているので、長期間に亘って頭髪に装着した場合でも、紐状体が本体部から外れてしまったりしない。
エクステンションの外観図(正面から見た外観図)である。 本体部の基端の接着部分を拡大して示す説明図(透視図)である。 紐状体の製造方法を示す説明図である。 エクステンションの使用方法を示す説明図である。
以下、本発明に係るエクステンションを、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、エクステンションの外観を示したものであり、図2は、エクステンションの中間部分を示したものである。エクステンション1は、毛髪h,h・・を束ねた本体部2、地毛(すなわち、使用者自身の毛髪)に装着するための紐状体3とによって構成されている。
紐状体3は、綿からなる太さ約133d(40番手、見掛けの直径約0.6mm)の繊維によって形成されており、約200mmの長さ(結び目を解いた場合の長さ)を有している。そして、こげ茶色に染色されている。紐状体3の先端には、紐状体3を引っ張る際に指を挿通させるための内周約90mmの摘み9が、紐状体3を結束することによって形成されている。一方、紐状体3の基端には、本体部2に固着させるための塊状部(結び目)7が、紐状体3を結束(小間結び)することによって形成されている(図2参照)。また、その塊状部7から約8mm程度離れた部分に、内周の長さが約7.0mmの第一ループ5aが形成されており、その第一ループ5aから、約2.0mm離れた位置に内周の長さが約7.0mmの第二ループ5bが形成されている(すなわち、紐状体3においては、第一ループ5aと第二ループ5bとの距離(図1におけるa)が約2.0mmに調整されている)。
図3は、第一ループ5a、第二ループ5bの形成方法を示したものであり、第一ループ5aおよび第二ループ5bは、紐状体3を下記(1)〜(4)の工程を通して結束することによって形成されている。
(1)紐状体3の片端(第一端縁4a)を、他端(第二端縁4b)際の表側から裏側へ導くことによって輪6を形成する第一工程(図3(a)参照)
(2)第二端縁4bの裏側へ導かれた第一端縁4aを、第二端縁4bの表側へ導くことによって第一ループ5aを形成する第二工程(図3(b)参照)
(3)第二端縁4bの表側へ導かれた第一端縁4aを、第二端縁4bの裏側へ導き、輪6の裏側から輪6の内部を貫通させて、第二端縁4bの周りを一周させた後に、輪6の裏側から輪6の内部を貫通させてループを形成させ、しかる後に、輪6の表側から輪6の内部を貫通させて、第二端縁4bの裏側へ導いた後に、第二端縁4bの表側へ導き、輪6の表側から輪6の内部を貫通させることにより、輪6内を貫通した第一端縁4aによって第二ループ5bを形成する第三工程(図3(c),(d)参照)
(4)第一端縁4aと第二端縁4bとを引き離すように紐状体3を引っ張ることにより、第一ループ5a、第二ループ5bが、それぞれ、所定の大きさ(内周の長さが約7.0mmの円形あるいは楕円状)となるように調整する第四工程
一方、図1、図2の如く、本体部2は、長さ約300mmの人毛h,h・・を約300本束ねることによって形成されている。なお、束ねられる人毛h,h・・は、界面活性剤で処理することによって洗浄されているが、約50%以上のキューティクルが残存した状態になっている。それらの人毛h,h・・は、向きを揃えて束ねられ、その束の基端の長さ約10mmの部分を、耐熱性のケラチンを主成分とするバインダー(所謂、ケラチンボンド)によって接着することにより一体的に結束されている。また、そのようにバインダーによって人毛h,h・・が接着される際に、図2の如く、その接着部分8の内部に、紐状体3の塊状部7を形成した端縁が埋め込まれることによって(すなわち、紐状体3の端縁が人毛h,h・・一緒に束ねられることによって)、紐状体3が本体部2の基端に強固に固着されている。なお、本体部2の基端から第一ループ5aまでの長さは、約3.0mmになっている(すなわち、塊状部7を形成した紐状体3の端縁は、約5.0mmの部分を接着部分8に埋め込んだ状態になっている。)
[エクステンションの使用方法]
図4は、上記エクステンション1の使用方法を示したものであり、エクステンション1を地毛に装着する場合には、所定量(約50本程度)の地毛H,H・・を束ねて、第二ループ5b内を挿通させた後に、第一ループ5a内を挿通させる(図4(a)参照))。なお、そのように地毛H,H・・を第二ループ5b、第一ループ5aに挿通させる場合には、かぎ針等の道具を好適に利用することができる。
しかる後に、本体部2の基端(接着部分8)を把持しながら、紐状体3の摘み9を外向きに引っ張る。そのように紐状体3を引っ張ると、第一ループ5aと第二ループ5bとがわずかに間隔を拡げながら、相対的に回転するように捻れるとともに、第一ループ5aおよび第二ループ5bの径が次第に小さくなる(すなわち、第一ループ5aおよび第二ループ5bが収縮する(図4(b)参照))。そのように第一ループ5aおよび第二ループ5bが、互いに捻れながら収縮すると、地毛H,H・・が、第一ループ5aと第二ループ5bとの間で、約180度のスパイラルを描きながら紐状体3の凹凸(結束により形成された凹凸)に合わせて屈曲した状態で、第一ループ5aおよび第二ループ5bによって把持される。そのため、第一ループ5aおよび第二ループ5b内を挿通させた地毛H,H・・は、きわめて高い拘束力で把持される。
そして、上記の如く、紐状体3の第一ループ5aと第二ループ5bとによって地毛H,H・・を把持させた後には、収縮した第一ループ5aと第二ループ5bとの外側で、紐状体3を切断することによって頭髪への装着を完了する。
[ループ間の距離と装着状態、装着強度との関係]
上記エクステンション1において、紐状体3の結束方法を変更すること等によって第一ループ5aと第二ループ5bとの間隔を変化させた場合に、頭髪への装着状態や、装着強度(地毛の抜けにくさ)がどのように変化するかについて調査した。調査においては、紐状体3の結束方法を変えた以外は上記実施形態と同様に製造したエクステンション1を使用した。調査結果を表1に示す。なお、頭髪への装着状態については、目視により下記の3段階で官能評価した。
○・・拘束された地毛に弛みがほとんど見受けられない
△・・拘束された地毛に弛みが見受けられる
×・・拘束された地毛に大きな弛みが見受けられる
また、装着強度については、切断した約50本の地毛にエクステンション1を装着した後に人力により両者を引き離す方向へ引っ張った場合の地毛の抜け易さを、下記の3段階で官能評価した。
○・・強く引っ張ってもエクステンション1から地毛が抜けない
△・・強く引っ張るとエクステンション1から地毛が抜けてしまう
×・・強く引っ張らなくてもエクステンション1から地毛が抜けてしまう
Figure 2011236541
[ループの大きさと装着のし易さ、地毛の損傷度合いとの関係]
上記エクステンション1において、紐状体3の第一ループ5a、第二ループ5bの径(内周の長さ)を変化させた場合に、頭髪への装着のし易さや、地毛の損傷度合いがどのように変化するかについて調査した。調査においては、ループの大きさを変えた以外は上記実施形態と同様に製造したエクステンション1を使用した。調査結果を表2に示す。なお、頭髪への装着のし易さについては、下記の3段階で官能評価した。
○・・非常に装着し易い
△・・装着し易い
×・・装着に手間が掛かる
また、地毛の損傷度合いについては、エクステンション1を72時間装着して取り外した後の地毛の損傷度合いを、目視により下記の3段階で官能評価した。
○・・地毛の損傷がほとんど見られない
△・・地毛に多少の損傷が見られる
×・・地毛の損傷が大きい
Figure 2011236541
[エクステンションの効果]
エクステンション1は、上記の如く、地毛への装着手段が、片端を本体部2に固着させた紐状体3であり、その紐状体3を結束することにより、紐状体3の基端と先端とを離す方向に引っ張ることによって収縮する第一ループ5aおよび第二ループ5bが所定の距離(図1におけるa、約2.0mm)を隔てて位置するように形成されている。それゆえ、紐状体3に形成された第一ループ5aおよび第二ループ5bに地毛を挿通させた状態で、紐状体3を引っ張って第一ループ5aおよび第二ループ5bを収縮させるだけで、きわめて容易に頭髪に装着することができる。また、頭髪への装着に際し、地毛に熱を加えたり、接着剤を付けたりする必要がないので、地毛を損傷させることがない。さらに、所定の距離を隔てて位置した第一ループ5aおよび第二ループ5bが、それぞれ、地毛の別々の部分を締め付けるので、地毛の拘束力が高く、長期間に亘って装着状態を保持することができる。加えて、頭髪への装着手段である紐状体3が非常にコンパクトであるので、使用者が装着した状態で横たわる場合でも、使用者に違和感を与えたりしない。
また、エクステンション1は、紐状体3が所定の径を有する綿を主体とした繊維からなるものであり、第一ループ5a、第二ループ5bの大きさが所定の範囲内に調整されているので、きわめて地毛に装着し易い(なお、第一ループ5a、第二ループ5bが小さすぎる場合には、かぎ針を通しにくいため地毛に装着しにくく、第一ループ5a、第二ループ5bが大きすぎる場合には、紐状体3を引っ張る際に、第一ループ5a、第二ループ5bに通した地毛が外れ易いため地毛に装着しにくい(表2参照))。その上、紐状体3を引っ張った場合に、第一ループ5a、第二ループ5bによる地毛の拘束力が偏らないので、地毛の損傷を効果的に防止することができる(表2参照)。
さらに、エクステンション1は、地毛への装着手段である紐状体3が、片端に結び目(塊状部7)を形成したものであり、その結び目を本体部2の毛髪内に埋め込んで毛髪とともにバインダーで接着することによって本体部2に強固に固着されているため、長期間に亘って頭髪に装着した場合でも、紐状体3が本体部2から外れてしまったりしない。
[エクステンションの変更例]
なお、本発明に係るエクステンションの構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、本体部、紐状体の材質、形状、構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、本体部は、上記実施形態の如く、天然の人毛を束ねたものに限定されず、合成樹脂等からなる人工毛髪を束ねたもの、あるいは天然の人毛と人工毛髪とを所定の割合で混合して束ねたもの等に変更することも可能である。さらに、本体部において束ねる毛髪の本数も、上記実施形態の如く、300本に限定されず、必要に応じて適宜増減させることができる。
また、本体部は、上記実施形態の如く、天然の人毛や人工毛髪をケラチンボンドによって固着(接着)したものに限定されず、その他のボンドや接着剤によって固着したもの等に変更することも可能である。なお、本体部を、毛髪をケラチンボンドによって接着したものとした場合には、頭髪や地肌に悪影響をきわめて与えにくいものとなる、というメリットがある。
また、紐状体の本体部への固着方法は、上記実施形態の如く、片端に形成した結び目を本体部の毛髪内に埋め込んで毛髪とともにバインダーで接着する方法に限定されず、紐状体の片端を開繊して、それらの単糸を本体部の基端の毛髪に絡ませて当該毛髪とともにバインダーで接着する方法等の他の方法に変更することも可能である。
一方、紐状体は、上記実施形態の如く、綿繊維からなるものに限定されず、その他の天然繊維あるいは合成繊維からなるものや、天然繊維と合成繊維とを混合した繊維からなるもの等に変更することも可能である。なお、紐状体を、綿を主成分とする繊維(すなわち、綿糸、あるいは綿の混合比率が70%以上となるように混紡、混繊した繊維)によって形成すると、地毛に対して高い摩擦力を発現させることができ、拘束した地毛が抜けにくくなる上、地毛に合わせて各種の色に染め易くなるので好ましい。
加えて、紐状体の太さも、上記実施形態の如き太さに限定されず、本体部に束ねられた毛髪の本数等に応じて、適宜変更することができる。なお、紐状体を綿繊維からなるものとし、紐状体の太さを、53d〜10,630d(すなわち、概ね、100番手〜00番手)の太さとすると、地毛の拘束力が高くなる上、第一ループ、第二ループを収縮させる際に、不用意に切れる事態が起こりにくいので好ましい。なお、紐状体の太さは、66d〜266d(すなわち、概ね、80番手〜20番手)であるとより好ましく、89d〜177d(すなわち、概ね、60番手〜30番手)であると特に好ましい。加えて、紐状体は、直径(見掛けの太さ)が0.4mm〜0.9mmであると、地毛の拘束力が良好なものとなるので好ましい。
一方、紐状体の第一ループ、第二ループは、上記実施形態の如く、約7mmの内周を有するものに限定されず、必要に応じて、適宜大きさを変更することができるが、第一ループおよび第二ループの内周が、5.0mm〜13.0mmの長さになるように調整されていると、地毛に装着し易くなるので好ましい。なお、第一ループ、第二ループが小さすぎる場合(内周が5.0mmを下回る場合)には、かぎ針を通しにくいので、地毛に装着しにくく、第一ループ、第二ループが大きすぎる場合(内周が13.0mmを上回る場合)には、紐状体を引っ張る際に、第一ループ、第二ループに通した地毛が外れ易いため、地毛に装着しにくい。加えて、第一ループおよび第二ループの内周の長さが、13.0mm以下になるように調整されていると、第一ループ、第二ループを収縮させる際に、各ループによる地毛の拘束力のバランスが良好なものとなり、地毛が損傷しにくくなるので好ましい(すなわち、第一ループおよび第二ループの内周の長さが13mmを上回ると、地毛を挿通させた後に紐状体を引っ張ってループを縮小させる際に、2つのループの縮小度合いに偏りができ易く、地毛が損傷し易くなるので好ましくない)。なお、第一ループおよび第二ループは、内周が6.0mm〜10.0mmの長さになるように調整されているとより好ましい。
また、紐状体の第一ループ、第二ループの形成方法は、紐状体を上記実施形態の如く第一〜第四の工程を通じて結束する方法に限定されず、第一ループと第二ループとの距離を所定の距離に保つことが可能な結束方法であれば、上記実施形態の結束方法とは異なる方法で紐状体を結束する方法等に変更することも可能である。なお、上記実施形態の如き第一〜第四の工程を通じて紐状体を結束することによって第一ループ、第二ループを形成した場合には、紐状体を引っ張った際に、各ループが均等にかつスムーズに収縮するものとなる、というメリットがある。
加えて、紐状体は、上記実施形態の如く、こげ茶色に染色されたものに限定されず、装着される地毛の色に合うように、各種の色に染色されたものを用いることができる。
本発明のエクステンションは、上記の如く優れた効果を奏するものであるから、頭髪にボリュームを与える等の用途に好適に用いることができる。
1・・エクステンション
2・・本体部
3・・紐状体
5a・・第一ループ
5b・・第二ループ
7・・塊状部

Claims (3)

  1. 毛髪を束ねた本体部と、その本体部を地毛に装着するための装着手段とを有するエクステンションであって、
    前記装着手段が、片端を前記本体部に固着させた紐状体であり、
    その紐状体を結束することにより、紐状体の基端と先端とを離す方向に引っ張ることによって収縮する第一ループおよび第二ループが、所定の距離を隔てて位置するように形成されていることを特徴とするエクステンション。
  2. 前記紐状体が、綿を主成分とする太さ53d〜10,630dの繊維によって形成されており、第一ループおよび第二ループの内周の長さが、5.0mm〜13.0mmになるように調整されていることを特徴とする請求項1に記載のエクステンション。
  3. 前記紐状体が、片端に結び目を形成したものであり、その結び目を前記本体部の毛髪内に埋め込んで毛髪とともにバインダーで接着することによって前記本体部に固着されていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載のエクステンション。
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