JP2011235080A - スイングウェイト付グリップ構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】状況に応じて重心位置を適宜微調整することが可能なスイングウェイトの提供を目的とした。
【解決手段】本発明のスイングウェイトは、固定部と、支持軸と、錘と、を有し、グリップエンドに装着されるものであり、錘は支持軸の軸方向において任意の位置に移動させて固定することが可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、ゴルフクラブ等のグリップ構造体において使用されるスイングウェイトに関するものである。
従来から、差し込みやビス止め等でスイングウェイト調整用の錘(おもり乃至はウェイト)をシャフトやグリップに対して固定したゴルフクラブが提供されており、具体的には、例えば、下記特許文献1〜特許文献3に開示されているようなスイングウェイトを備えたゴルフクラブが提供されている。
特許文献1に開示されているゴルフクラブは、ゴルフクラブのクラブヘッドのスイートスポット付近が欠落しており、クラブヘッドのスイートスポット付近が欠落しているゴルフクラブのグリップ側の先端から、グリップの軸線に対し、交差する方向に軸線を有するウェイトを装着した構成を有している。
また、特許文献2に開示されているゴルフクラブでは、クラブヘッドとシャフトを取り付けるために設けられたホーゼルにスイングウェイト調整用の錘が接着により取り付けられている。ここで採用されている錘は、円柱状の本体とフランジ部を有する形状とされており、本体をシャフト内に挿入するとともに、フランジ部をシャフトの端部とホーゼルの底面との間に挟み込むことにより錘がシャフトの先端側(クラブヘッド側)の位置に固定されている。
更に、特許文献3に開示されているゴルフクラブは、グリップの内部に設けられた区画に、ウェイト調整用の錘として機能する球状のウェイト材料を多数収容させることができる構成とされており、ウェイト材料の個数を調整することによりスイングウェイトを調整することができる。
特開2009−136641号公報 実用新案登録第3018130号公報 特開平5−220242号公報
ここで、一般的に、ゴルフ等の球体の打撃を伴うスポーツにおいて打球の強度を状況に応じた適切なものとするためには、スイング時にフォームを一定に維持しつつスイングスピード・強度を調整することが好ましいとされている。しかしながら、フォームを一定にしつつスイングスピード・強度を調整することは熟練を要し、一般的なプレーヤーにとって困難を伴うものである。
そのため、例えば上記特許文献1〜特許文献3において提案されているようなスイングウェイトを用いられるのではあるが、一旦取り付けるとその交換が煩雑であり、また、所定の位置にしか取り付けられず、スイングスピード・強度を容易かつ適切に調整可能とはいえなかった。即ち、スイングスピード・強度を容易かつ適切に調整可能なスイングウェイトが求められていた。
そこで、本発明は、状況に応じてスイングスピード・強度を容易かつ適切に調整可能なスイングウェイトの提供を目的とし、かかる課題を解決すべく本発明者が鋭意検討したところ、ゴルフクラブやラケット等における重心位置を状況に応じて適宜、長手方向に向けて変化させることができれば、一定のフォームを維持しつつスピード・強度の異なるスイングが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
従来技術のゴルフクラブ等においては、上述したようなスイングスピードと重心位置との相関に着目し、重心位置をグリップの長手方向(軸方向)に向けて容易かつ適切に微調整可能であると共に重心位置を安定させることが可能なものが存在しておらず、スイングスピード・強度の調整に一定の熟練を要していた。
具体的には、上記特許文献1に記載のゴルフ練習用クラブでは、グリップ側の先端にウェイトを装着することは開示されているが、その装着位置を状況に応じて適宜軸方向に変更できない。また、上記特許文献2に記載のゴルフクラブのように、錘をホーゼルの内側に取り付けることとした場合、錘の交換や調整を容易に行えないばかりか、錘の取付位置を適宜調整するといったことも行えない。
更に、特許文献3に開示されているゴルフクラブでは、ウェイト材料をグリップ内に形成された区画内に収容する構造が採用されており、球状のウェイト材料の充填量が少ないとスイングに伴ってこの区画内において球状のウェイト材料が移動してしまい、重心の位置が不安定になる。また、ウェイト材料の充填量を少なくすることにより、スイング時の重心位置をクラブヘッド側に偏在させることは可能であるが、グリップエンド側に偏在させることは不可能である。
このように従来のゴルフクラブでは、重心位置を微調整することによりスイングスピードを調整するという技術的思想が存在しておらず、状況に応じて重心位置を適宜変更し安定させることが困難であり、よって、使用感も良くなかった。
上述した課題を解決すべく、本発明は、
グリップエンドからグリップ内に挿入・固定されて使用されるスイングウェイトであって、
前記グリップの軸方向に延びる支持軸と、
前記支持軸に、前記支持軸の軸方向において移動可能でかつ任意の位置に固定可能に装着された錘と、
前記支持軸の一端側に設けられ、前記グリップエンドに固定される固定部と、
を有すること、
を特徴とするスイングウェイトを提供する。
上記本発明のスイングウェイトは、前記支持軸の他端側に設けられた鍔状体を有することが好ましい。
また、上記本発明のスイングウェイトは、前記鍔状体が弾性体によって構成されているのが好ましい。
また、上記本発明のスイングウェイトは、前記支持軸の少なくとも一部に雄ネジ部が形成されており、前記錘の内部に雌ネジが形成されており、前記錘が前記支持軸に螺合することにより装着されていることが好ましい。
また、本発明のスイングウェイトは、前記錘が両端部に鍔状部分を有するものであることが好ましい。
本発明のスイングウェイトは、支持軸に対する錘の装着位置を変更することにより、所望の位置に重心が到来するようにウェイトバランスを調整することが可能となる。したがって、本発明のスイングウェイトによれば、状況やプレーヤーの都合に応じて重心位置を適宜変更し安定させることが容易となり、これをゴルフクラブやラケットに使用することにより、容易かつ的確にフォームを一定に維持しつつスイングスピード・強度を容易かつ適切に調整することが可能となる。
本発明のスイングウェイトは、前記支持軸の他端側に鍔状体が設けられているため、鍔状体が錘に対してストッパーとして機能し、錘が脱落するのを防止することができ、また、スイングの際等に、グリップの内壁やグリップ内部に延びているシャフトの内壁に鍔状体が接することにより、前記支持軸がシャフト内で過度に揺れ動いてウェイトバランスが不安定になり過ぎるのを抑制できる。
また、本発明のスイングウェイトは、鍔状体が弾性体によって構成されているため、スイングの際等に、グリップの内壁やグリップ内部に延びているシャフトの内壁に鍔状体が衝突することがあっても、衝突音や衝撃の発生を抑制することができる。
本発明のスイングウェイトは、支持軸に雄ネジ部に対して錘に形成された雌ネジを螺合させることにより支持軸に対して錘が装着されたものであるため、錘を支持軸を中心として回動させることにより、錘の位置を支持軸の長手方向に移動させることが可能である。また、錘が支持軸に対して螺合により装着されているため、スイングのためにグリップを振り動かしても、錘が脱落する等の不具合が発生しない。
本発明のスイングウェイトは、錘の両端部に鍔状部分が設けられているため、鉛板等の重量調整具を錘の重量調整(追加)用として取り付けた場合に、鍔状部分がストッパーとして機能し、重量調整具が錘から脱落するのを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るスイングウェイトを備えたゴルフクラブ(パター)を模式的に示した正面図である。 本発明の一実施形態に係るスイングウェイトを示す正面図である。 (a)は図2に示すスイングウェイトにおいて採用されている錘を示す斜視図であり、(b)は鍔状体を示す斜視図である。 図1に示すゴルフクラブのグリップ近傍の構造を示す断面図である。 (a)は図1に示すゴルフクラブの接続部を示す正面図であり、(b)は図2に示すスイングウェイトをグリップエンドから挿入して取り付ける段階の状態を示す斜視図である。 (a)は錘の変形例を示す斜視図であり、(b)は(a)に示す錘に重量付加部材を取り付けた状態を示す断面図である。
続いて、支持軸、錘及び固定部を必須構成要素として含む本発明のスイングウェイトの好ましい実施形態として、本発明のスイングウェイトを具備するゴルフクラブの実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図4に示すように、ゴルフクラブ10はパターであり、シャフト12の先端側にクラブヘッド14を取り付けられ、末端側に設けられたグリップ16の端部(グリップエンド18)側からグリップ16の内側にスイングウェイト50が挿入、固定されている。シャフト12は、従来公知のものと同様に中空の軸体によって構成されており、クラブヘッド14は、従来公知のパターと同様のものによって構成されている。
グリップ16は、グリップ本体20と、接続部22とを有する。グリップ本体20は、使用者により把持される中空で筒状の部分であり、一端側に設けられた開口部分からシャフト12が挿通されている。グリップ本体20は、天然ゴムや合成ゴム等のゴム類のようにゴム状弾性を有する高分子素材(エラストマー)によって形成されており、弾性を有する。
図5等に示すように、接続部22は、グリップ16のうちのグリップエンド18に設けられており、径方向略中央に差込口24を有し、その近傍に凹部26を備えた円盤状(乃至は環状)の形状を有し、グリップ本体20の末端部分を閉じている。
接続部22のうちの差込口24を有する円盤状部分26は、上述したグリップ本体20と同様にゴム状弾性を有する高分子素材(エラストマー)によって形成されており、グリップ本体20よりも硬質とされている。そのため、円盤状部分26は、グリップ本体20よりも変形しにくく、差込口24に後に詳述するスイングウェイト50の固定部52を堅固に保持することができる。
グリップ本体20は、円盤状部分26を予め形成しておき、円盤状部分26を金型に挿入(インサート)し、これに射出成形によりグリップ16を一体成形することにより形成される。差込口24は、略円形の開口形状を有する孔によって構成されており、後に詳述するスイングウェイト50の固定部52をなす差込部52bが差し込まれる部分である。もちろん、別部材としての円盤状部分26を用いず、同一の材料でグリップ16と接続部22とを含むグリップ本体20を一体的に成形してもよい。
図2及び図4に示すように、スイングウェイト50は、本発明のスイングウェイトの必須構成要素である固定部52、支持軸54及び錘56の他、鍔状体58及びナット59をを構成要素として備えた構成を有している。以下、これらの構成要素について説明する。
固定部52は、グリップエンド18に対してスイングウェイト50を固定するためのものであり、略ディスク状端部52aと差込部52bとを有し、差込部52bの側方に凸部52eが設けられている。略ディスク状端部52aは、グリップエンド18の外径と略同一径のディスク状のものであり、表面が軸心位置に向かってなだらかに盛り上がるように湾曲し、裏面が平坦な形状とされている。
差込部52bは、略ディスク状端部52aの裏面側の略中心において、略垂直に立設された軸状の部分である。図2及び図5等に示すように、差込部52bは、さらに拡径部52cと係合部52dとに大別される。
拡径部52cは、先端側から基端側(略ディスク状端部52a側)に向かうに連れて外径が拡大するように形成されたテーパー状の部分を有する。拡径部52cは、先端部分の外径が接続部22に設けられた差込口24の開口径よりも小さいが、軸方向中間部分を境として係合部52d側の部分が接続部22に設けられた差込口24の開口径よりも大きくなっている。そのため、先端部94aを差込口24に差し込んだ状態において固定部52を更に軸方向に押し込むと、接続部22が弾性変形し、拡径部52cによって差込口24が押し広げられる。
係合部52dは、差込部52bの基端部、即ち拡径部52cと略ディスク状端部52aの裏面との間に位置し、上述した接続部22に設けられている差込口24に係合する部分である。係合部52dの外径は、上述した差込口24の開口径と略同一あるいはそれ以上とされている。
このような構成から、差込部52bは、拡径部52cと係合部52dとの境界部分を境として外径が大幅に変化しており、両者の間に段差が形成されており、この段差部分は、支持軸54の軸方向に略垂直な方向に延びている。また、係合部52dの軸方向の長さは、上述した接続部22の肉厚と略同一とされている。
そのため、差込部52bを差込口24に押し込み、係合部52dを差込口24と係合させると、接続部22に前述した段差が引っかかり、略ディスク状端部52aの裏面と接続部22とが略密着した状態になる。これによってスイングウェイト50は、固定部52によってグリップ16に確実に固定されることになる。
更に、係合部52dが差込口24に至るまで差込部52bを押し込むと、拡径部52cが差込口24を通過している際に作用していた摩擦力が解除されて係合するため、係合の際に適度な節度感が得られ、スイングウェイト50をしっかりと固定できたという感覚を使用者に与えることができる。また、本実施形態では、接続部22がグリップ16よりも硬質の材質によって形成されているため、スイングウェイト50を接続した際の接続強度が高い。
凸部52eは、上述したように差込部52bの近傍に存在しており、略ディスク上端部52aの裏面側から突出した突起状の部分である。凸部52eは、スイングウェイト50をゴルフクラブ10に装着した際にグリップエンド18の接続部22に設けられた凹部26に嵌り込み、スイングウェイト50が軸心周りに回転するのを防止するためのものである。
支持軸54は、グリップエンド18に形成された差込口24から挿入され、後に詳述する錘56を支持(固定)するための軸体である。支持軸54は、略全体に亘って雄ネジ54aが形成されたネジ軸によって構成されている。スイングウェイト50をグリップエンド18に対して装着すると、支持軸54はグリップ16内部に延びているシャフト12内において、直線状に延びた状態となる。
この支持軸54は、種々の長さを有していてよいが、重心位置を状況に応じて適宜、長手方向に向けて変化させて、一定のフォームを維持しつつスピード・強度の異なるスイングをより確実に可能とするためには、例えばグリップ16と略同一か又はそれよりも長いのが好ましい。
錘56は、上述した支持軸54に対して装着されるものであり、図3(a)に示すように中心に形成された貫通孔56a内に雌ネジ56bが形成されたナット状の構造とされている。錘56は、雌ネジ56bが支持軸54に形成された雄ネジ54aと螺合することにより、支持軸54に対して装着されている。
そのため、錘56は、支持軸54の軸心周りに回動させることにより、支持軸54の軸方向に移動させ、任意の位置に固定することが可能である。本実施形態では、図2に示すように、錘56が2つ支持軸54に装着されている。
図2及び図3(b)に示すように、鍔状体54は、上述した支持軸54の他端側、即ち固定部52とは反対側に固定されている。鍔状体54は、ゴム等のように可撓性及び弾性を有する素材によって形成されており、その外径の大きさはグリップ16内部に延びているシャフトの内径と同一か又はそれ以上とされている。
そのため、グリップエンド18側から鍔状体58を先頭にしてスイングウェイト50を差込口24に差し込むと、差込口24やシャフト12の内径に合うように鍔状体58が適宜変形し、シャフト12の内壁面に略密接した状態になる。
したがって、固定部52がグリップエンド18に設けられた接続部22に接続(固定)された状態にすると、図2に示すように固定部52と鍔状体58とによって支持軸54の両端が支持された状態になり、スイング等に伴って振動が加わっても支持軸54がシャフト12内において過度に揺れ動いたり、グリップ16の内壁面に支持軸54や錘56が衝突する等の問題が発生しない。
本実施形態のゴルフクラブ10は、上述したスイングウェイト50を適宜グリップ16から取り外し、錘56を支持軸54を中心として回動させることにより、錘56の位置をグリップ16の軸方向(長手方向)に移動させて変更し、同一条件のスイングを行った際に作用する遠心力を調整することができる。
具体的には、錘56を下側、即ちクラブヘッド14側の位置に移動させ固定することにより、スイング時に作用する遠心力が大きくなり、スイング及び打球のスピード・強度を高めることができる。一方、錘56を上側、即ちグリップエンド18側の位置に移動させ固定することにより、スイング時に作用する遠心力を小さくし、打球の強度を弱めることができる。
したがって、例えばグリーン上におけるゴルフボールの転がり易さ(グリーンの速さ)等に応じて、スイングウェイト50を用いてウェイトバランスを調整することにより、同一条件によるスイングを行った際のスイングスピード・強度を容易かつ的確に調整することができる。
本実施形態のスイングウェイト50は、支持軸54の他端側(クラブヘッド14側)に鍔状体58が、二つのナット59に挟まれた状態で設けられており、これらが錘56の脱落を防止するためのストッパーとして機能する。また、鍔状体58が弾性体によって構成されているため、スイングに伴って振動が加わっても、グリップ16やシャフト12等と鍔状体58との衝突音や、衝突に伴う衝撃が発生しにくい。
加えて、鍔状体58の外径がグリップ16内部のシャフト12の内径以上であるため、スイングウェイト50をグリップ16及びシャフト12内へ挿入する際に鍔状体58がシャフト12の内壁に沿うように弾性変形して当接した状態になる。これにより、支持軸54が、固定部52及び鍔状体58によって両端支持された状態になり、スイングを行ってもスイングウェイト50はグリップ16内部のシャフト12内において揺れ動かない。
したがって、ゴルフクラブ10は、スイングのためにグリップ16を動かした際に錘56の揺れによって重心位置が微妙に変化したり、錘56や支持軸54とグリップ16やシャフト等との衝突音が発生したりする等の不具合が起こらない。
本実施形態のスイングウェイト50は、支持軸54に形成された雄ネジ54aに対して錘56の貫通孔56a内に形成された雌ネジ56bを螺合させることにより、支持軸54に対して錘56が装着されたものであり、錘56を回動させることにより、錘56の装着位置を移動させることができる。
また、雄ネジ54a及び雌ネジ56bのピッチが一定であるため、錘56の回転量に応じて錘56の軸方向への進行量を調整することができ、錘56の取付位置を容易かつ正確に調整することができる。更に、螺合により支持軸54に対して錘56が装着されているため、スイングのためにグリップ16部分を振り動かしても、錘56が脱落する等の不具合が発生しない。
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想の範囲内で種々の設計変更が可能であり、それらは全て本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、固定部52が図2等に示す特定の構造を有する場合について説明したが、本発明の特徴は支持軸54において錘52を移動させて重心位置を容易かつ適切に調整できることにあるため、固定部は錘を備えた支持軸をグリップエンドに固定できるものであればいかなる構成を有していてもよい。
また、上記実施形態においては錘56が一つ設けられている例を例示したが、本発明はこれに限定される訳ではなく、錘56は二つ以上あってもよい。また錘57は種々の形状を有していてもよい。
また、上記実施形態では、支持軸54がボルト状のものであり、錘56がナット状のものである例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、雄ネジ54を備えていない支持軸54に対してクリップ等の固定手段によって錘56を取り付けた構成としてもよい。
また、上記実施形態におけるスイングウェイト50は、錘56に対して鉛板等を装着し、錘56全体としての重量を調整可能なものとしてもよい。即ち、スイングウェイト50は、錘56の重量を付加するために鉛板等の重量付加部材を取付可能なものとしてもよい。これにより、スイングウェイトのコントロールの幅を広げることができる。
例えば図6に示すように、鉛板等の重量付加部材56dを取付可能とする場合は、錘56の上端側及び下端側に鍔状部分を設け、この間に重量付加部材56dを取り付けることとしてもよい。このような構成とすることにより、重量付加部材56dが脱落することを確実に防止することが可能となる。図6においては、鍔状部分の形状が略正六角形であるが、その他の多角形や略円形であってもよい。
また、スイングウェイト50は、錘56の取付位置を示す目盛等を備えていないものであったが、錘56の取付位置を示す目盛や取付位置の概略を示す目印等を備えたものであってもよい。このような構成とすることにより、錘56の取付位置を容易かつ正確に把握し、スイングスピードや打球の速度を状況に応じてより一層的確に調整することが可能となる。
本実施形態のゴルフクラブ10はパターであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、ドライバーやアイアン等他の種類のものであってもよい。
また、スイングウェイト50の各構成要素は、種々の材料で構成することが可能であるが、一般的には、例えば、固定部52を硬質樹脂等の合成樹脂で構成し、支持軸54及び錘56を金属で構成する。もっともこれに限定されるわけではなく、錘56を金属で構成し、固定部52及び支持軸54を硬質樹脂等の合成樹脂で構成してもよい。
本発明のスイングウェイトは、ゴルフクラブやテニスラケット等、グリップを有する全ての物品に適用可能であり、本発明のスイングウェイトを具備する物品では、重心位置を容易かつ適切に調整することができることから、一定のスイングを行うことにより状況に応じたスイングスピードや打球の速度を得られる。
10 ゴルフクラブ
16 グリップ
18 グリップエンド
50 スイングウェイト
52 固定部
54 支持軸
54a 雄ネジ
56 錘
56b 雌ネジ
56c 鍔状部分
58 鍔状体

Claims (4)

  1. グリップと、グリップエンドからグリップ内に挿入・固定されて使用されるスイングウェイトと、を具備するスイングウェイト付グリップ構造体であって、
    前記グリップの軸方向に延び、前記グリップの長さと略同一か又は前記グリップの長さ以上の長さを有する支持軸と、
    前記支持軸に、前記支持軸の軸方向において移動可能でかつ任意の位置に固定可能に装着された錘と、
    前記支持軸の一端側に設けられ、前記グリップエンドに設けられた差込口に差し込まれて固定される固定部であって、外径が前記差込口の開口径以上の大きさまで漸次拡大した拡径部と、前記差込口と係合可能な係合部と、前記拡径部と前記係合部との間に形成され、前記差込部の軸方向に対して略垂直な段差と、を有する差込部、を含む固定部と、
    を有し、
    前記差込部を前記差込口に差し込み、前記ウェイト接続部を前記段差に引っかけかつ前記係合部と前記差込口とを係合させることにより、前記ウェイト部を前記ウェイト接続部に略密着させた状態で前記グリップ部と前記固定部とを一体化することが可能であること、
    を特徴とするスイングウェイト付グリップ構造体。
  2. 前記支持軸に設けられた鍔状体を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載のスイングウェイト付グリップ構造体。
  3. 前記鍔状体が弾性体によって構成されていること、
    を特徴とする請求項2に記載のスイングウェイト付グリップ構造体。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれかに記載のスイングウェイト付グリップ構造体を具備するゴルフクラブ。
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