JP2011233658A - Flow channel built-in substrate and electronic equipment - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は流路内蔵基板および電子機器に関するものである。 The present invention relates to a flow path built-in substrate and an electronic device.
LEDのような半導体素子から発生する熱を排熱する冷却器の一例として、特許文献1に示す流路内蔵基板が提案されている。
As an example of a cooler that exhausts heat generated from a semiconductor element such as an LED, a substrate with a built-in channel shown in
特許文献1に記載の流路内蔵基板は、内部に空洞部を有する基体およびこの空洞部に挿入された金属板からなる整流部材を備えている。整流部材は、空洞部を複数の流路に分割するように設けられている。空洞部には、例えば水のような熱交換媒体が流入される。基体上には素子が配置され、この素子から発生した熱が基体を介して熱交換媒体に伝達される。素子から伝達された熱を吸収した熱交換媒体は、流路内蔵基板から排出される。これにより、素子で発生した熱が外部に放出される。
The substrate with a built-in flow path described in
整流部材を設けない場合、空洞部の中央部と端部とで熱交換媒体の流れにばらつきが生じる。その結果、基体と熱交換媒体との間での熱交換に関して、基体の場所によってばらつきが生じる。特許文献1に記載の流路内蔵基板では、整流部材を備えていることにより、上記の流れのばらつきを小さくしている。
When the rectifying member is not provided, the flow of the heat exchange medium varies between the central portion and the end portion of the hollow portion. As a result, the heat exchange between the substrate and the heat exchange medium varies depending on the location of the substrate. In the flow path built-in substrate described in
特許文献1に記載の流路内蔵基板は、整流部材により分割された流路を有しているのみであった。そのため、基体に素子を搭載した場合、素子の直下に位置して素子からの熱が伝わり易い流路内を流動する熱交換媒体とそれ以外の場所に位置する流路内を流動する熱交換媒体との間で大きな温度差が生じ、流路内蔵基板の内部における熱分布に偏りが生じる可能性があった。
The substrate with a built-in flow path described in
本発明の一つの態様によれば、流路内蔵基板は、基体と整流部材とを備える。基体は、互いに対向する一対の壁部を主面上に具備する第1の基板および壁部に接合され第1の基板との間に熱交換媒体を流動させる空洞部が形成された第2の基板を有する。整流部材は、空洞部を複数の流路に分割するように設けられ、基体に固定される。さらに、整流部材は、隣り合う流路同士に対してそれぞれ開口し、これらの流路をつなぐ開口部を有する。 According to one aspect of the present invention, the flow path built-in substrate includes a base and a rectifying member. The base body includes a first substrate having a pair of wall portions opposed to each other on the main surface, and a second portion formed by joining the wall portion and a cavity for flowing the heat exchange medium between the first substrate and the substrate. Having a substrate. The rectifying member is provided so as to divide the cavity into a plurality of flow paths, and is fixed to the base. Furthermore, the rectifying member has an opening that opens to adjacent flow paths and connects these flow paths.
本発明の一つの態様によれば、整流部材が、隣り合う流路同士に対してそれぞれ開口し、これらの流路をつなぐ開口部を有していることから、流路内蔵基板の内部における熱分布の偏りが低減される。より詳しくは、整流部材が上記構造であることによって、隣り合う流路間で開口部を通じて熱交換媒体が移動できるようになる。そのため、これらの流路間で熱の交換を容易に行うことができる。この結果、それぞれの流路内を流動する熱交換媒体間での温度差が低減され、流路内蔵基板の内部における熱分布の偏りが低減される。 According to one aspect of the present invention, since the rectifying member has openings that are respectively open to adjacent flow paths and connect these flow paths, Distribution bias is reduced. More specifically, when the rectifying member has the above structure, the heat exchange medium can move between the adjacent flow paths through the opening. Therefore, heat can be easily exchanged between these flow paths. As a result, the temperature difference between the heat exchange media flowing in the respective flow paths is reduced, and the uneven distribution of heat in the flow path built-in substrate is reduced.
以下、本発明の実施形態の流路内蔵基板およびこれを用いた電子機器について、図面を参照して説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本発明の流路内蔵基板およびこれを用いた電子機器は、各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。 Hereinafter, a substrate with a built-in channel according to an embodiment of the present invention and an electronic apparatus using the substrate will be described with reference to the drawings. However, in the drawings referred to below, for convenience of explanation, among the constituent members of the embodiment, only the main members necessary for explaining the present invention are shown in a simplified manner. Therefore, the flow path built-in substrate and the electronic apparatus using the same according to the present invention can include arbitrary constituent members not shown in the drawings. Moreover, the dimension of the member in each figure does not represent the dimension of an actual structural member, the dimension ratio of each member, etc. faithfully.
図1〜5に示すように、第1実施形態の流路内蔵基板1は、互いに対向する一対の壁部21bを主面上に具備する第1の基板21および壁部21bに接合され第1の基板21との間で熱交換媒体を流動させる空洞部4を形成する第2の基板22を有する基体2と、基体2の空洞部4に設けられた整流部材3とを備えている。空洞部4は整流部材3によって複数の流路41に分割されている。流路内蔵基板1の使用時においては、流路41内に例えば水もしくは有機溶媒を主成分とした液体または気体が熱交換媒体として流通する。このように、流路41内を熱交換媒体が流通することから、基体2に伝達された熱を、この熱交換媒体を介して外部に放出することができる。
As shown in FIGS. 1 to 5, the flow path built-in
本実施形態の基体2は、第1の基板21および第1の基板21に接合された第2の基板22を有している。第1の基板21と第2の基板22との間には、基体2の一方の端部および他方の端部に開口する空洞部4が形成されている。一方の端部側が流路41の上流側となり、この一方の端部から空洞部4に熱交換媒体が流入される。また、他方の端部側が流路41の下流側となり、流路41内を流通する熱交換媒体が、この他方の端部から外部に排出される。
The
第1の基板21は、平板状の部材である主基板21aと主基板21a上に設けられて互いに対向する一対の平板状の壁部21bとを具備している。主基板21aおよび壁部21bとしては、例えば、セラミックスまたは金属を材料として用いることができる。セラミックスとしては、アルミナ、窒化アルミニウムが例示される。金属としては、モリブデン、タングステン、鉄、銅、ニッケル、コバルト、またはこれらの合金が例示される。主基板21aおよび壁部21bは、別々に形成された後に接合されても良く、また、一体的に形成されても良い。主基板21aと壁部21bとが別々に形成されている場合は、ロウ材を用いて主基板21aと壁部21bとを接合すればよい。
The
第2の基板22は、平板状の形状であって第1の基板21の壁部21bに接合されている。本実施形態においては、第2の基板22が一対の壁部21bの上面にそれぞれ接合されているが、これに限られるものではない。例えば、一対の壁部21bの互いに対向する側面に対してそれぞれ接合されていてもよい。
The
第2の基板22としては、第1の基板21と同様の材料を用いることができる。特に、第2の基板22は、第1の基板21と同じ材料により構成されることが好ましい。第1の基板21と第2の基板22との間の熱膨張差が低減されるので、基体2に加わる熱応力を小さくすることができるからである。これにより、流路内蔵基板1の信頼性を向上させることができる。
As the
さらに、第1の基板21および第2の基板22が、セラミックスであることが好ましい。セラミックスは金属よりも剛性が高いので、これらの基板としてセラミックスを用いた場合、基体2が反りのような変形を起こしにくくなる。そのため、例えば、流路内蔵基板1を外部基板(不図示)の上に設置する場合において、流路内蔵基板1の位置を安定させることができる。
Furthermore, it is preferable that the
第2の基板22の上面には、電子部品51が載置される載置領域22aが形成されている。この載置領域22aに半導体素子のような電子部品51を載置することにより、本実施形態の流路内蔵基板1を備えた電子機器5として用いることができる。なお、第2の基板22が金属である場合には、配線導体52を第2の基板22を構成する金属と絶縁させるために、配線導体52と第2の基板22との間にセラミックス、樹脂およびガラスのような絶縁部材(不図示)を配設すればよい。
On the upper surface of the
電子部品51が載置される載置領域22aは、その少なくとも一部が、基体2を平面透視した場合において、流路41と重なるように位置していることが好ましい。また、電子機器5としては、基体2を平面透視した場合において、電子部品51が流路41と重なるように位置することが好ましい。これにより、電子部品51で発生した熱を効率良く熱交換媒体に伝達することができるからである。
It is preferable that at least a part of the placement region 22a on which the
第2の基板22の上面には、電子部品51と導通される配線導体52が配設されている。この配線導体52を介して電子部品51と外部回路(不図示)との間で信号の入出力を行うことができる。配線導体52としては、導電性の良好な部材を用いることが好ましい。具体的には、タングステン、モリブデン、ニッケル、銅、銀および金のような金属材料、または、これらの金属を層状に積み上げた部材を配線導体52として用いることができる。
A
本実施形態の電子機器5は、電子部品51を備えている。電子部品51は、配線導体52と電気的に接続されるように載置領域22aに載置される。電子部品51と配線導体52との接続は、例えば、ワイヤーボンディングにより行われる。また、導電性接着剤を用いて電子部品51と配線導体52とを接合してもよい。電子部品51としては、例えば光電変換素子などの半導体素子を用いることができる。光電変換素子としては、LED素子および太陽電池素子などが挙げられる。
The
電子部品51は、樹脂、ガラスおよびロウ材のような接着剤を介して基体2に固定される。なお、接着剤としてロウ材を用いる場合には、ロウ材と第2の基板22との接合性を高めるため、ロウ材と第2の基板22との間にロウ付け用の金属層を配設することが好ましい。
The
なお、本実施形態の電子機器5は、図1に示すように一つの電子部品51を備えているが、特にこれに限られるものではない。例えば、第2の基板22の上面に複数の載置領域22aが形成され、それぞれの載置領域22aに電子部品51が載置される構成であっても良い。つまり、複数の電子部品51を備える電子機器5であってもよい。
In addition, although the
基体2の一方の端部および他方の端部には、それぞれ空洞部4の開口とつながる開口を有する流入口部材23aおよび排出口部材23bが接合されている。流入口部材23aから空洞部4に熱交換媒体が流入され、流入された熱交換媒体は、整流部材3により分割されたそれぞれの流路41内を流通する。整流部材3により分割されたそれぞれの流路41内を流れる熱交換媒体は、排出口部材23bにおいて集められ、外部に排出される。
An
本実施形態の流路内蔵基板1は、一つの流入口部材23aおよび一つの排出口部材23bを備えているが、特にこれに限られるものではない。例えば、整流部材3により分割された流路41のそれぞれとつながる複数の流入口部材23aおよび複数の排出口部材23bを備えていてもよい。このように複数の流入口部材23aおよび複数の排出口部材23bを備えている場合には、各流路41に流入される熱交換媒体の流入量を調整することができるので、流路内蔵基板1の熱分布の偏りをより低減することができる。
Although the flow path built-in
基体2と流入口部材23aおよび排出口部材23bとの接合には、ロウ材を用いることができる。流入口部材23aおよび排出口部材23bとしては、第1の基板21と同様の部材を用いることができる。特に、第1の基板21、第2の基板22、流入口部材23aおよび排出口部材23bが同じ部材により構成されることが好ましい。これらの部材の間での熱膨張差が低減されるので、基体2に加わる熱応力をさらに小さくすることができるからである。これにより、流路内蔵基板1の信頼性をより向上させることができる。
A brazing material can be used for joining the
整流部材3は、空洞部4を複数の流路41に分割するように基体2の内部に複数設けられている。整流部材3の位置ずれを抑制するため、各整流部材3は基体2に固定されている。整流部材3を基体2に固定するためには、例えばロウ材を用いて基体2に接合すればよい。例示的なロウ材は銀ロウである。なお、図3に示すように、本実施形態の整流部材3は第1の基板21と第2の基板22の両方に固定されているが、図6に示すように第1の基板21にのみ固定されていてもよい。なお、図6は、図4に示す断面図と同様に、熱交換媒体の流通する方向に対して垂直であって基体2の中心を含む断面を示す断面図となっている。
A plurality of rectifying
整流部材3は、隣り合う流路41同士に対してそれぞれ開口し、これらの流路41をつなぐ開口部3aを有している。これにより、整流部材3を介して隣接する流路41間において熱交換媒体を移動させることが可能となる。整流部材3を介して互いに隣接する流路41間の温度差を低減することができるので、流路内蔵基板1での熱分布の偏りが低減される。結果として、電子部品51から発生した熱を効率よく熱交換媒体に伝達させることができる。
The rectifying
整流部材3の開口部3aは、例えば、互いに接合する面に凹部を有する複数の板部材を接合することにより形成してもよく、また、工具などを用いて板部材に貫通孔を形成することにより形成してもよい。
The
本実施形態の流路内蔵基板1は、整流部材3に開口部3aが設けられていることにより、隣り合う流路41間でより多くの熱を移動させることができる。その結果、前記流路41間の温度の差が低減され、流路内蔵基板1の内部における熱分布の偏りが低減される。結果として、電子部品51から発生した熱を効率よく熱交換媒体に伝達させることができる。
The flow path built-in
本実施形態における整流部材3は、図5に示すように、2つの屈曲部32とこれらの屈曲部32の間に位置する直線部31とから構成されている。屈曲部32が設けられていることにより、流入口部材23aおよび排出口部材23bを大きくすることなく熱交換媒体を流路内蔵基板1の広範囲にわたって伝送することができる。流入口部材23aおよび排出口部材23bを大きくする必要がないので、熱交換媒体を高い圧力で空洞部4に流入させることが容易となる。そのため、電子部品51から発生した熱を効率よく熱交換媒体に伝達させることができる。
As shown in FIG. 5, the rectifying
流路内蔵基板1を平面視した場合において、直線部31が載置領域22aと重なる領域に位置することが好ましい。屈曲部32と比較して直線部31においては熱交換媒体が流れ易いので、電子部品51から発生した熱を効率よく熱交換媒体に伝達させることができるからである。
When the channel-embedded
整流部材3としては、第1の基板21と同様の部材を用いることができる。特に、整流部材3としては、金属を用いることが好ましい。セラミックスと比較して金属は熱伝導性に優れている。整流部材3は流路41に面していることから、整流部材3として金属を用いた場合には、電子部品51から発生した熱を効率よく熱交換媒体に伝達させることができる。
As the rectifying
また、整流部材3が金属である場合、第1の基板21の壁部21bも金属であることが望ましい。これにより、整流部材3と壁部21bとの熱膨張率の差を低減することができ、流路内蔵基板1に加わる熱応力を低減することができる。
Further, when the rectifying
整流部材3の開口部3aは、図7に示すように、隣り合う流路41間を貫通する方向が、熱交換媒体の伝送方向に垂直な方向に対して斜めであることが好ましい。換言すると、開口部3aの2つの開口面のうち、一方の開口面が他方の開口面よりも熱交換媒体の流れる上流側に位置していることが好ましい。これにより、開口部3aの内部における熱交換媒体の流れの指向性を高めることができる。具体的には、上流側に位置している開口面に面している流路41から下流側に位置している開口面に面している流路41への熱交換媒体の流入量が増加する。反対に、下流側に位置している開口面に面している流路41から上流側に位置している開口面に面している流路41への熱交換媒体の流入量が減少する。そのため、開口部3aの内部における熱交換媒体の停滞を抑制することができる。結果として、電子部品51から発生する熱を効率よく熱交換媒体に伝達させることができる。
As for the
また、複数の流路41として、隣り合う第1の流路41と第2の流路41を有しており、第1の流路41に開口する開口面が、第2の流路41に開口する開口面よりも大きいことが望ましい。これにより、開口部3aの内部における熱交換媒体の流れの指向性を高めることができる。具体的には、相対的に大きな開口面を有する第1の流路41から相対的に小さな開口面を有する第2の流路41への熱交換媒体の流入量が増加する。反対に、第2の流路41から第1の流路41への熱交換媒体の流入量が減少する。そのため、開口部3aの内部における熱交換媒体の流れの停滞を抑制することができる。結果として、電子部品51から発生する熱を効率よく熱交換媒体に伝達させることができる。
Further, as the plurality of
また、図8に示すように、整流部材3は、流路41に面する側面上において、開口部3aを囲むように形成された環状の突起部3bを有していることが望ましい。本実施形態における整流部材3は、1つの環状の突起部3bを有しており、この突起部3bによって開口部3aが囲まれている。このような突起部3bを有している場合、これにより、開口部3aの内部における熱交換媒体の流れの停滞を抑制することができる。具体的には、突起部3bが設けられている側に位置する流路41から開口部3aへの熱交換媒体の流入量が減少する。そのため、突起部3bが設けられていない側に位置する流路41から突起部3bが設けられた側に位置する流路41に向かって熱交換媒体が流れやすくなるので、開口部3aの内部における熱交換媒体の停滞を抑制することができる。結果として、電子部品51から発生する熱を効率よく熱交換媒体に伝達させることができる。
As shown in FIG. 8, the rectifying
好ましくは、図8に示すように、整流部材3は、それぞれの開口部3aを囲むように環状の突起部3bを有し、一部の突起部3bが整流部材3に面する2つの流路41の一方の流路41に対して面するとともに、一部の突起部3bが整流部材3に面する2つの流路41の他方の流路41に対して面している。これにより、隣り合う流路41の間における熱交換媒体の流動をより効率的に行うことができる。
Preferably, as shown in FIG. 8, the rectifying
なお、突起部3bを有する整流部材3の構成としては、図8に示す構成に限られるものではなく、各突起部3bが、一方の流路41に対して面する整流部材3の側面にのみ形成されていてもよい。
The configuration of the rectifying
また、突起部3bの内側面は、開口部3aの内側面と連続していることが望ましい。これにより、熱交換媒体をより流れやすくすることができる。具体的には、突起部3bの内側面と開口部3aの内側面との境界部分の段差が、製造工程上、不可避なレベルの突起部3bおよび開口部3aの表面粗さ以下であることが好ましい。これにより、突起部3bが設けられていない側に位置する流路41から突起部3bが設けられた側に位置する流路41に向かって熱交換媒体が流れやすくなるからである。
Moreover, it is desirable that the inner surface of the protrusion 3b is continuous with the inner surface of the
なお、整流部材3の構成としては、上記実施形態に特に限定されるものではない。例えば整流部材3は、直線部31のみで構成されていてもよく、また複数の屈曲部32を有していてもよい。また、図9に示すように、屈曲部32に開口部3aが設けられていてもよい。
The configuration of the rectifying
次に本発明の第2実施形態の流路内蔵基板および電子機器について、図10を参照して説明する。第2実施形態の流路内蔵基板1において、第1実施形態の流路内蔵基板1と異なる点は、整流部材3の構成である。その他の構成に関しては、第1実施形態の流路内蔵基板1と同様である。
Next, a flow path built-in substrate and an electronic apparatus according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The difference between the substrate with built-in
図10に示すように、本実施形態における整流部材3は、網目形状の構成(網体)を備えている。ここでいう網目形状とは、複数の線状又は糸状の材料を交差させてなる形状を意味している。具体的には、例えば、針金のような金属を織り合わせてなるメッシュが挙げられる。本実施形態における整流部材3においては、網体34における網目が、第1実施形態における開口部3aとしての機能を果たしている。そのため、網目は、熱交換媒体が通過できる程の大きさである。
As shown in FIG. 10, the rectifying
整流部材3は、中央部に開口を有する枠体33と枠体33の開口に設けられた網体34とを備えている。枠体33としては、第1の実施形態における整流部材3と同様の材料を用いることができる。
The rectifying
本実施形態の流路内蔵基板1のように、整流部材3として網体34を備えたものを用いた場合には、整流部材3と熱交換媒体との間での熱の伝達を効率良くに行うことができる。第1実施形態における開口部3aのように貫通孔を形成することによって開口部3aが形成される場合と比較して、整流部材3が網体34を備えている場合、整流部材3の流路41と面する部分に大きな凹凸を形成しやすい。そのため、網体34の近傍における熱交換媒体の流れに乱流が発生しやすくなる。結果、網体34の近傍において熱交換媒体が滞りにくくなるので、整流部材3と熱交換媒体との間での熱の伝達を効率良く行うことができる。
In the case where the rectifying
本実施形態における整流部材3は、中央部に開口を有する枠体33と枠体33の開口に設けられた網体34とを備えた構成であるが、網体34を備えた整流部材3としては、特にこれに限られるものではない。例えば、図11に示すように整流部材3は、網体34から構成されていてもよい。整流部材3が、網体34から構成されている場合には、整流部材3が変形しやすくなる。そのため、基体2が熱変形した場合においても、整流部材3が変形しやすいことから基体2と整流部材3との間で生じる応力を低減することができる。整流部材3は、第1の基板21および第2の基板22の空洞部4と面する部分にそれぞれ切り欠き部を設け、これらの切り欠き部に挿入することにより、基体2に固定することができる。
The rectifying
整流部材3として、網体34を備えたものを用いる場合、図12に示すように、中央部に開口を有する2つの枠体33と、これらの枠体33により挟持された網体34と、を備えていることが好ましい。網体34が2つの枠体33により挟持された構成であることにより、網体34が枠体33から剥離する可能性を低減することができるからである。
In the case of using a rectifying
次に、上記実施形態の流路内蔵基板および電子機器の製造方法について説明する。 Next, the manufacturing method of the flow path built-in substrate and the electronic device of the above embodiment will be described.
まず、基体2を構成する第1の基板21および第2の基板22を準備する。基体2を構成する各基板が、例えばセラミックスである場合、アルミナおよび窒化アルミニウムなどの原料粉末に、有機バインダー、可塑剤、および溶剤等を添加混合して得た混合物よりグリーンシートを成型する。
First, the
このグリーンシートを積層することにより第1の基板21を構成する主基板21aとなるシート積層体を形成する。さらに、このシート積層体の上に一対の壁部21bとなるグリーンシートを積層する。
By laminating the green sheets, a sheet laminated body to be the
また、主基板21aとなるシート積層体と同様にグリーンシートを積層することにより、第2の基板22となるシート積層体を形成する。第2の基板22となるシート積層体の上面に電子部品51と導通されるための配線導体52を配設する。配線導体52は以下のようにして配設すればよい。タングステン又はモリブデン等の高融点金属粉末を準備し、この粉末に有機バインダー、可塑剤又は溶剤等を添加混合して金属ペーストを得る。そして、グリーンシートの状態の第2基板の上面に対して、金属ペーストを塗って配線導体52をパターニングする。
In addition, the green sheets are laminated in the same manner as the sheet laminate that becomes the
これらのシート積層体を約1600℃の温度でそれぞれ焼成することにより、第1の基板21および第2の基板22が作製される。上記の製造方法においては主基板21aと壁部21bとが一体形成されているが、主基板21aと壁部21bとを別々に形成した後にロウ材を用いてこれらを接合してもよい。
By firing these sheet laminates at a temperature of about 1600 ° C., the
また、第1の基板21および第2の基板22が、例えば金属材料により構成される場合、第1の基板21および第2の基板22となる金属板に打ち抜き加工等の金属加工を行うことによって、第1の基板21および第2の基板22が作製される。
Further, when the
作製された第1の基板21における主基板21aの上に開口部3aを有する整流部材3を複数配設する。例えば、図2に示すように、主基板21aの上に複数の整流部材3を並設すればよい。
A plurality of rectifying
第1の基板21、第2の基板22および整流部材3を接合することにより基体2が作製される。作製された基体2の一方の端部および他方の端部に、それぞれ空洞部4の開口とつながる開口を有する流入口部材23aおよび排出口部材23bを接合する。このようにして、上記実施形態の流路内蔵基板1が作製される。
The
上記工程により作製された流路内蔵基板1における第2の基板22の上面には電子部品51が載置される載置領域22aが形成される。配線導体52と電気的に接続されるように電子部品51を載置領域22aに載置する。電子部品51と配線導体52との接続は、上述のようにワイヤーボンディングを用いればよい。このようにして、上記実施形態の電子機器5が作製される。
A placement region 22a on which the
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更を施すことは何等差し支えない。例えば、本発明の第1実施形態における整流部材3は、一方の流路41側に開口する開口面の周囲に環状の突起部3bを有し、かつ、突起部3bを有していない側の開口面が、突起部3bを有している側の開口面よりも大きくてもよい。これにより、開口部3aにおける熱交換媒体の停滞をさらに抑制することができる。
In addition, this invention is not limited to the above-mentioned embodiment. That is, various modifications can be made without departing from the scope of the present invention. For example, the rectifying
1・・・流路内蔵基板
2・・・基体
21・・・第1の基板
21a・・・主基板
21b・・・壁部
22・・・第2の基板
22a・・・載置領域
23a・・・流入口部材
23b・・・排出口部材
3・・・整流部材
31・・・直線部
32・・・屈曲部
3a・・・開口部
3b・・・突起部
33・・・枠体
34・・・網体
4・・・空洞部
41・・・流路
5・・・電子機器
51・・・電子部品
52・・・配線導体
DESCRIPTION OF
Claims (8)
該基体に固定され、前記空洞部を複数の流路に分割するように設けられた整流部材とを備えた流路内蔵基板であって、
前記整流部材は、隣り合う前記流路に対してそれぞれ開口し、これらの流路をつなぐ開口部を有することを特徴とする流路内蔵基板。 A first substrate having a pair of wall portions opposed to each other on the main surface and a second portion that is bonded to the pair of wall portions and forms a cavity that allows a heat exchange medium to flow between the first substrate and the first substrate. A substrate having a substrate of
A flow path built-in substrate provided with a rectifying member fixed to the base body and provided to divide the cavity into a plurality of flow paths,
The flow path-containing substrate, wherein the rectifying member has an opening that opens to the adjacent flow paths and connects the flow paths.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010101660A JP2011233658A (en) | 2010-04-27 | 2010-04-27 | Flow channel built-in substrate and electronic equipment |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010101660A JP2011233658A (en) | 2010-04-27 | 2010-04-27 | Flow channel built-in substrate and electronic equipment |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10998355B2 (en) | 2015-05-27 | 2021-05-04 | Sony Semiconductor Solutions Corporation | Semiconductor device and electronic apparatus |
CN113891546A (en) * | 2021-11-02 | 2022-01-04 | 中国电子科技集团公司第二十九研究所 | Printed circuit board embedded with reinforced structure micro-channel and preparation method thereof |
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2010
- 2010-04-27 JP JP2010101660A patent/JP2011233658A/en active Pending
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