JP2011233120A - 広告効果指標測定装置、広告効果指標測定方法およびプログラム - Google Patents

広告効果指標測定装置、広告効果指標測定方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】広告効果を効果的に定量化、可視化する技術を提供する。
【解決手段】広告媒体の広告効果指標26を測定する広告効果指標測定装置24は、前記広告媒体の広告視聴可能エリア内の滞在人数であって所定の時間間隔において計測又は集計された滞在人数と、前記時間間隔とを乗算する第1の乗算手段(指標算出部25)と、前記第1の乗算手段において得られた各前記時間間隔の乗算値を単位時間分積算することによって、前記広告効果指標として延べ滞在人秒(GST)を算出する延べ滞在人秒算出手段(指標算出部25)とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、広告効果指標測定装置、広告効果指標測定方法およびプログラムに関する。
従来、広告効果指標として、広告エリアの滞在人数(混雑度)、視聴人数、視聴時間、広告への注目の度合(注目率)などの値が広く用いられている。また、カメラを使ってこれら指標を画像処理により自動計測する方法が存在する(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1の方法では、広告エリアの混雑度を自動計測することができる。また、特許文献2の方法では、広告方向を向いている顔の数、すなわち広告を視聴していると思われる人数と、各顔のトラッキングから得られる注視時間を計測することができる。従って、視聴人数に加え、視聴時間を広告効果指標として算出することができる。さらに、特許文献1で計測される混雑度と、特許文献2で計測される視聴人数を用い、下記式(1)に従って注目率を算出することができる。
注目率(s)(%)=(視聴人数(s)/混雑度(s))×100 …(1)
但し、(s)は時刻sにおける値である。
特開2009−294755号公報 特開2006−065447号公報
しかしながら、上記の方法は以下の問題がある。
特許文献1の方法で計測できるのは処理時点における瞬間の混雑度であるため、時間的な情報を含んだ広告効果指標を算出することができない。
特許文献2の方法では処理時点における瞬間の視聴人数に加え、各視聴者の視聴時間を測定することができる。しかし視聴時間を計測する際、各顔のトラッキングを行い、それぞれの顔毎に視聴時間を付与する方法であるため、トラッキングに失敗した場合には正しい値を出力することができない。またトラッキング処理のために全体的な処理速度が低下する。さらに、広告効果指標として2つの値(視聴人数と視聴時間)が出力されるが、これら2つの値をどのように組み合わせて広告効果として評価すべきなのか分からない。例えば、視聴人数が多くて視聴時間が短い場合と、視聴人数が少なく視聴時間が長い場合では、どちらがより広告効果が高かったのか、その定量評価が困難である。
更なる課題として、特許文献1の方法で計測される混雑度と、特許文献2の方法で計測される視聴人数から算出される注目率は、処理時点における瞬間の値であり、滞在時間や視聴時間といった時間的な情報を含んだ指標ではない。
以上のように、特許文献1、2の方法では、広告効果を効果的に定量化、可視化することはできない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、広告効果を効果的に定量化、可視化するための技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一実施態様である広告効果指標測定装置は、広告媒体の広告効果指標を測定する広告効果指標測定装置であって、前記広告媒体の広告視聴可能エリア内の滞在人数であって所定の時間間隔において計測又は集計された滞在人数と、前記時間間隔とを乗算する第1の乗算手段と、前記第1の乗算手段において得られた各前記時間間隔の乗算値を単位時間分積算することによって、前記広告効果指標として延べ滞在人秒を算出する延べ滞在人秒算出手段とを備えることを特徴とする。
上述広告効果指標測定装置は、前記時間間隔において計測又は集計された前記広告媒体の視聴人数と、前記時間間隔とを乗算する第2の乗算手段と、前記第2の乗算手段において得られた各前記時間間隔の乗算値を単位時間分積算することによって延べ視聴人秒を算出する延べ視聴人秒算出手段と、前記延べ視聴人秒を前記延べ滞在人秒で除算することにより、前記広告効果指標として人秒ベースの注目率を算出する人秒ベースの注目率算出手段とを更に備えるようにしてもよい。
上述した課題を解決するために、本発明の他の実施態様である広告効果指標測定方法は、広告媒体の広告効果指標を測定する広告効果指標測定装置における広告効果指標測定方法であって、前記広告効果指標測定装置の第1の乗算手段が、前記広告媒体の広告視聴可能エリア内の滞在人数であって所定の時間間隔において計測又は集計された滞在人数と、前記時間間隔とを乗算し、前記広告効果指標測定装置の延べ滞在人秒算出手段が、前記第1の乗算手段において得られた各前記時間間隔の乗算値を単位時間分積算することによって、前記広告効果指標として延べ滞在人秒を算出することを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明の他の実施態様であるプログラムは、広告媒体の広告効果指標を算出する広告効果指標測定装置のコンピュータに、前記広告媒体の広告視聴可能エリア内の滞在人数であって所定の時間間隔において計測又は集計された滞在人数と、前記時間間隔とを乗算する第1のステップと、前記時間間隔において計測又は集計された前記広告媒体の視聴人数と、前記時間間隔とを乗算する第2のステップと、前記第1のステップにおいて得られた各前記時間間隔の乗算値を単位時間分積算して延べ滞在人秒を算出する第3のステップと、前記第2のステップにおいて得られた各前記時間間隔の乗算値を単位時間分積算して延べ視聴人秒を算出する第4のステップと、前記延べ視聴人秒を前記延べ滞在人秒で除算することにより、前記広告効果指標として人秒ベースの注目率を算出する第5のステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、滞在時間で重みを付けて人数を集計した値であるGST、注視時間で重みを付けて人数を集計した値であるGVT、人物属性別に集計した人物属性別GVT、およびGVTをGSTで除算して得られる人秒ベースの注目率を算出し、これらを広告効果の指標として用いることで、広告効果を効果的に定量化、可視化することができる。
広告効果指標についての概念図である。 本発明の実施形態による広告効果指標測定装置24の構成例を示す構成図である。 指標算出部25の処理を説明する説明図である。 指標算出部25の処理を説明するための説明図である。 指標算出部25の処理を説明するための説明図である。 性別と年代とを組み合わせた区分け方法の一例である。 指標算出部25の処理を説明するための説明図である。 視聴人数測定装置100の構成の一例を示す機能ブロック図である。 認識用顔領域再検出部124の処理を説明するための説明図である。 年齢層識別を説明するための説明図である。 年齢層識別を説明するための説明した説明図である。 視聴人数測定装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、広告効果指標についての概念図である。図1において、1は、例えば、テレビ、デジタルサイネージ、看板、ポスター、張り紙などの広告媒体(ディスプレイ)である。2は、広告媒体1を視聴できる範囲(以下、「広告視聴可能エリア」という)である。3は、広告媒体1を視聴している人物(以下、「視聴者」という)である。4は、広告媒体1を視聴していない人物(以下、「非視聴者」という)である。
各人物から伸びる矢印は、各人物の顔の向きを示し、実線の矢印は当該人物が広告方向を向いていることを表し、点線の矢印は当該人物が広告方向を向いていないことを表している。従って、図1の例の場合、広告視聴可能エリア2に8名滞在し、うち3名が視聴者3、うち5名が非視聴者4である。なお、図1の例の場合における従来の広告効果指標は、例えば、混雑度である滞在人数8名と視聴人数3名とを用いて、上記式(1)に従って注目率=(3/8)×100=37.5%と算出される。
図2は、本発明の実施形態による広告効果指標測定装置24の構成例を示す構成図である。図2において、混雑度計測装置20は、カメラ、センサーなどを用い、広告視聴可能エリア2の滞在人数を計測する。混雑度計測装置20は、計測した滞在人数を混雑度21として広告効果指標測定装置24に出力する。混雑度計測装置20は、例えば、特許文献1に記載の方法で実現可能である。
視聴人数計測装置22は、カメラ、センサーなどを用い、広告媒体1を視聴した人数を計測する。視聴人数計測装置22は、計測した人数を視聴人数23として広告効果指標測定装置24に出力する。視聴人数計測装置22は、例えば、特許文献2に記載の方法で実現可能である。なお、特許文献2に記載の方法は、広告の方向を向いている顔の数を視聴人数とみなすものであり、本実施形態においても当該方法に基づいて説明する。
広告効果測定装置24は、指標算出部25を備える。広告効果測定装置24の指標算出部25は、混雑度計測装置20から出力された混雑度21と、視聴人数計測装置22から出力された視聴人数23に基づいて、広告効果を示す指標である広告効果指標26を算出する。換言すれば、指標算出部25は、混雑度21と視聴人数23とを広告効果指標26に変換する。広告効果測定装置24は、算出した広告効果指標26を外部に出力する。
図3は、指標算出部25の処理を説明する説明図である。具体的には、指標算出部25の処理フロー図である。指標算出部25は、指標算出処理として、混雑度21と視聴人数23とを入力し、広告効果指標26を出力する。
例えば、指標算出部25は、広告効果指標26として、延べ滞在人秒(GST:GrossStayingTime)31を算出する。即ち、指標算出部25は、広告媒体1の広告視聴可能エリア2内の滞在人数であって所定の時間間隔において計測又は集計された滞在人数(混雑度21又は混雑度計測結果40)と、上述の時間間隔とを乗算する第1の乗算手段と、当該第1の乗算手段において得られた各時間間隔の乗算値を単位時間分積算することによって、広告効果指標26として延べ滞在人秒31を算出する延べ滞在人秒算出手段とを備える。なお、指標算出部25による延べ滞在人秒31の算出処理の詳細は後述する。
また、指標算出部25は、広告効果指標26として、延べ視聴人秒(GVT:Gross Viewing Time)32を算出する。即ち、指標算出部25は、上述の時間間隔において計測又は集計された広告媒体の視聴人数(視聴人数23又は視聴人数計測結果50)と、上述の時間間隔とを乗算する第2の乗算手段と、当該第2の乗算手段において得られた各前記時間間隔の乗算値を単位時間分積算することによって延べ視聴人秒32を算出する延べ視聴人秒算出手段とを更に備える。なお、指標算出部25による延べ視聴人秒32の算出処理の詳細は後述する。
また、指標算出部25は、広告効果指標26として、人秒ベースの注目率33を算出する。即ち、指標算出部25は、上述の延べ視聴人秒算出手段によって算出された延べ視聴人秒32を、上述の延べ滞在人秒算出手段によって算出された延べ滞在人秒31で除算することにより、広告効果指標26として人秒ベースの注目率33を算出する人秒ベースの注目率算出手段とを更に備える。なお、指標算出部25による人秒ベースの注目率33の算出処理の詳細は後述する。
換言すれば、第1の乗算手段によって、広告媒体の広告視聴可能エリア内の滞在人数であって所定の時間間隔において計測又は集計された滞在人数と、上記時間間隔とを乗算する第1のステップを実行し、第2の乗算手段によって、上記時間間隔において計測又は集計された上記広告媒体の視聴人数と、上記時間間隔とを乗算する第2のステップを実行し、延べ滞在人秒算出手段によって、上記第1のステップにおいて得られた各上記時間間隔の乗算値を単位時間分積算して延べ滞在人秒を算出する第3のステップを実行し、延べ視聴人秒算出手段によって、上記第2のステップにおいて得られた各上記時間間隔の乗算値を単位時間分積算して延べ視聴人秒を算出する第4のステップを実行し、人秒ベースの注目率算出手段によって、上記延べ視聴人秒を上記延べ滞在人秒で除算することにより、上記広告効果指標として人秒ベースの注目率を算出する第5のステップとを実行する。
以下、図4を用いて、指標算出部25による延べ滞在人秒の算出処理について説明する。図4は、指標算出部25の処理を説明するための説明図である。図4(a)は、延べ滞在人秒の概念図である。図4(a)のグラフの横軸は時間[秒]、縦軸は混雑度[人数]である。黒丸は、一定又は任意の処理間隔で得られる混雑度計測結果40である。なお、混雑度計測結果40は、混雑度21を集計して得られる情報である。GSTは、4(a)のグラフにおける斜線部分の面積によって表される量である。即ち、指標算出部25は、当該処理時刻における混雑度計測結果40と次の処理時刻迄の時間間隔とを掛け合わし、算出された値を単位時間内で積算することによってGSTを算出する。
図4(b)は、1時間単位のGSTを算出例である。図4(b)において、4Aは、処理時刻(時:分:秒)である。図4(b)の例では、08:00:00から09:00:00迄、10分間隔で処理が実行されている。4Bは、混雑度計測結果40である。4Cは、当該処理時刻から次の処理時刻迄の時間間隔[秒]である。図4(b)の例では、600秒である。4Dは、4Bと4Cを掛け算した値である。4Eは、1時間単位で算出されたGST[人秒]である。例えば、08時台のGSTは、08:00:00における4Dから、09:00:00直前の処理時刻の4D(図4(b)の例では08:50:00における4D)を積算して求められる。
よって、指標算出部25は、08時台のGSTを、6000+12300+18000+5100+12000+18000=71400[人秒]と算出する。
以上のように、指標算出部25は、第1の乗算手段によって、所定の時間間隔(図4(b)の各4Cの値)において集計された滞在人数(図4(b)の各4Bの値)と当該時間間隔とを乗算し、延べ滞在人秒算出手段によって、第1の乗算手段において得られた各時間間隔の乗算値(図4(b)の各4Dの値)を単位時間(図4(b)では1時間)分積算することによって、GST(図4(b)の4Eの値)を算出する。
なお、GST算出の時間幅は、1時間に限られず、任意の時間、早朝、昼間、夕方、夜間、深夜、午前、午後、1日、1週間など種々の時間幅が考えられる。
GSTは、人数と時間の両方の概念を包含した指標であって、滞在時間で重みを付けて人数を計測した値である。従って、GSTを広告効果指標として用いることにより、個々人の滞在時間と全体的な人数といった複数の指標を、統合的な一つの指標として取り扱うことが可能となるため、効果的に、広告効果を定量化および可視化することができるようになる。
続いて、図5を用いて、指標算出部25による延べ視聴人秒の算出処理について説明する。図5は、指標算出部25の処理を説明するための説明図である。図5(a)は、延べ視聴人秒の概念図である。図6は、性別と年代とを組み合わせた区分け方法の一例である。図5(a)は、GVTの概念を説明した図である。図5(a)のグラフの横軸は時間[秒]、縦軸は視聴人数である。黒丸は、一定又は任意の処理間隔で得られる視聴人数計測結果50である。なお、視聴人数計測結果50は、視聴人数22を集計して得られる情報である。GVTは、図5(a)のグラフにおける斜線部分の面積によって表される量である。即ち、指標算出部25は、当該処理時刻における視聴人数計測結果50と次の処理時刻迄の時間間隔とを掛け合わし、算出された値を単位時間内で積算することによってGVTを算出する。
図5(b)は、1時間単位のGVTの算出例である。図5(b)において、5Aは、処理時刻(時:分:秒)である。図5(b)の例では、08:00:00から09:00:00迄、10分間隔で処理が実行されている。5Bは、視聴人数計測結果50である。5Cは、当該処理時刻から次の処理時刻迄の時間間隔[秒]である。図5(b)の例では、600秒となる。
5Dは、5Bと5Cを掛け算した値である。5Eは、1時間単位で算出されたGVT[人秒]である。例えば、08時台のGVTは、08:00:00における5Dから、09:00:00直前の処理時刻の5D(図5(b)の例では08:50:00における5D)を積算して求められる。
よって、指標算出部25は、08時台のGVTを、6000+16000+3600+2400+9600+18000=45600[人秒]と算出する。
以上のように、指標算出部25は、第2の乗算手段によって、所定の時間間隔(図5(b)の各5Cの値)において集計された視聴人数(図5(b)の各5Bの値)と当該時間間隔とを乗算し、延べ視聴人秒算出手段によって、第2の乗算手段において得られた各時間間隔の乗算値(図5(b)の各5Dの値)を単位時間(図5(b)では1時間)分積算することによって、GVT(図5(b)の5Eの値)を算出する。
なお、GVT算出の時間幅は、1時間に限られず、任意の時間、早朝、昼間、夕方、夜間、深夜、午前、午後、1日、1週間など種々の時間幅が考えられる。
GVTは、視聴時間情報が含まれる指標であるが、上記説明したように各顔のトラッキング処理を必要とせずに算出可能である。GVTもGSTと同様、人数と時間の両方の概念を包含した指標であって、注視時間で重みを付けて人数を計測した値である。従って、GVTを広告効果指標として用いることにより、個々人の注視時間と、顔の数、即ち全体的な人数といった複数の指標を、統合的な一つの指標として取り扱うことが可能となるため、効果的に、広告効果を定量化および可視化することができるようになる。
なお、指標算出部25は、性別別、年代別、図6に示した性別と年代を組み合わせた区分け毎などの人物属性別の視聴人数を用いて、人物属性別にGVTを算出してもよい。なお、上述のような人物属性別の視聴人数は、下記の参考文献1に記載の方法等を用いて、取得することができる。
(参考文献1)
“顔画像による自動性別・年代推定”瀧川えりな、細井聖、OMRON TECHNICS Vol.43 No.1(通巻145号)2003.
続いて、図7を用いて、指標算出部25による人秒ベースの注目率の算出処理について説明する。図7は、指標算出部25の処理を説明するための説明図である。指標算出部25は、人秒ベースの注目率を算出する場合、上記式(1)に代えて、下記式(2)に従って、人秒ベースの注目率[人秒]を算出する。
人秒ベースの注目率[%]=(GVT/GST)×100…(2)
人秒ベースの注目率は、上記式(2)に示すように、GVTをGSTで除算して算出される。人秒ベースの注目率も、何人中、何人が広告を見ていたかを表す割合であって、GSTおよびGVTを算出した際の時間単位毎に算出される。
図7(a)は、広告を視聴している人数等の推移を表している。図7(a)において、横軸は時間[秒]である。黒丸は、各時刻における広告視聴可能エリア2に存在する人物A〜Jを表している。黒丸と黒丸とを結ぶ線、即ち、同一人物の異なる時刻を結ぶ線のうち、一重線は当該人物が非視聴者4であることを表し、二重線は当該人物が視聴者3であることを表している。即ち、人物A、B、C、D、E、G、H、Iは非視聴者4、人物F、Jは視聴者3である。なお、Jを除くA〜I9名は、時刻t1において広告視聴可能エリア2に存在するが、時刻t2〜時刻t10においては広告視聴可能エリア2に存在していないものとし、J1名、時刻t1〜時刻t10において広告視聴可能エリア2に存在しているものとする。また、混雑度計測処理と視聴人数計測処理の処理タイミングは、t1、t2、…、t10の1秒間隔であるものとする。
図7(b)は、上記の図7(a)の前提における、混雑度計測結果、顔向き推定結果および上記式(1)による注目率を表している。図7(b)に示すように、時刻t1〜時刻t10迄の10秒間を時間単位としてGSTとGVTは、GST=19[人秒]、GVT=10[人秒]となる。
よって、指標算出部25は、上記式(2)に従って、当該時間単位の人秒ベースの注目率を、(10/19)×100=52.6%(小数点第2位四捨五入)と算出する。
以上のように、指標算出部25は、人秒ベースの注目率算出手段によって、延べ視聴人秒算出手段によって算出された延べ視聴人秒(図7(a)では10)を、延べ滞在人秒算出手段によって算出された延べ滞在人秒(図7(a)では19)で除算することにより、人秒ベースの注目率(図7(a)では52.6)を算出する。なお、図4および図5の例では、所定の時間間隔は10分、単位時間は1時間であったが、図7の例では、所定の時間間隔は1秒、単位時間は10秒である。
人秒ベースの注目率は、人数に加えて滞在時間や視聴時間といった時間情報を含めて算出される指標であり、これら複数の値を統合的な一つの指標として扱うことが可能となり、広告効果の定量化、可視化が効果的となる。また、人秒ベースの注目率は、上記式(1)に従って算出される注目率の代表値に比べ、人間の直観に合致した値となる。
例えば、図7の例において、上記式(1)に従って算出される注目率の代表値に平均値を用いる方法を例とすると、時刻t1〜時刻t10迄の10秒間の注目率の代表値(平均値)は、(20+100+100+100+100+100+100+100+100+100)/10=92%であるが、一方、当該10秒間の人秒ベースの注目率は、上述の如く、52.6%である。代表値(平均値)は、1名の長時間視聴者(具体的にはJ)の存在によって算出される時刻t2〜時刻t10の注目率100%の事例数に重み付けされ、比較的高い値となる。つまり、1名の長時間視聴者による注目率に代表値が引っ張られ、比較的高い値となるが、人秒ベースの注目率は、そのようにならない。よって、上記式(1)に従って算出される注目率の時間単位の代表値を算出する際などにおいて、当該代表値に代えて、人秒ベースの注目率を算出すれば、使用目途にも依るが、より人間の直観に合致した値を得ることができる。
以上、本実施形態によれば、人数と時間の両方の概念を含んだ指標である延べ滞在人秒(GST)、延べ視聴人秒(GVT)、人物属性別GVTを算出することが可能となる。上記指標は、時間情報で重みを付けて人数を計測した値であるため、上記指標を広告効果指標として用いることにより、個々人の滞在時間と全体的な人数、あるいは個々人の注視時間と視聴者数、といった複数の指標を、統合的な一つの指標として扱うことが可能となり、広告効果の定量化、可視化が効果的となる。また、視聴時間を含む指標であるGVTを算出する際、顔のトラッキングが不必要となる。GSTとGVTから算出する人秒ベースの注目率も、人数と時間の両方の情報が含まれている指標となる。
なお、本実施形態においては、視聴人数を計測する方法として、特許文献2に記載の方法を適用できる旨、また、人物属性別の視聴人数を計測する方法として、参考文献1に記載の方法を適用できる旨を述べているが、視聴人数の計測方法および人物属性別の視聴人数の計測方法は、上記に限定されない。
以下、視聴人数の計測方法および人物属性別の視聴人数の計測方法の他の例を説明する。図8は、視聴人数測定装置100の構成の一例を示す機能ブロック図である。図9は、認識用顔領域再検出部124の処理を説明するための説明図である。
視聴人数測定装置100は、図8に示すように、学習処理部110および認識処理部120を備える。学習処理部110は、学習用データ取得部111、学習用顔領域検出部112、顔方向別属性識別器生成部113および顔方向別属性識別器記憶部114を備える。認識処理部120は、計測用画像データ取得部121、認識用顔領域検出部122、顔方向推定部123、認識用顔領域再検出部124、属性識別部125および結果出力部126を備える。
学習用データ取得部111は、学習用データとして、種々の方向から撮像された顔画像データ、上記顔画像データの被写体の顔方向を示す学習用顔方向パラメータ、被写体の属性データを取得する。学習用データ取得部111は、顔画像データを学習用顔領域検出部112に出力する。
また、学習用データ取得部111は、学習用顔方向パラメータ(例えば、yaw角の値、pitch角の値など)を学習用データとして取得する。学習用データ取得部111は、学習用顔方向パラメータを、何れの顔画像データに係る学習用顔方向パラメータであるかわかる態様(顔画像データと学習用顔方向パラメータとの対応関係がわかる態様)により、顔方向別属性識別器生成部113に出力する。例えば、学習用データ取得部111は、学習用顔方向パラメータを、顔画像データを識別する識別情報に対応付けて顔方向別属性識別器生成部113に出力する。なお、学習用顔方向パラメータは、各顔画像データの撮像時に設定した顔方向を手作業で入力したものである。
また、学習用データ取得部111は、各顔画像データの被写体の属性データを学習用データとして取得する。学習用データ取得部111は、属性データを、何れの顔画像データに係る属性データであるかわかる態様(顔画像データと属性データとの対応関係がわかる態様)により、顔方向別属性識別器生成部113に出力する。例えば、学習用データ取得部111は、属性データを、顔画像データを識別する識別情報に対応付けて顔方向別属性識別器生成部113に出力する。
また、学習処理部110において、主観年齢層を識別する属性識別器を生成する場合、学習用データ取得部111は、主観年齢に係る集計データ(顔画像データを多数の人物に予め提示して得られた当該顔画像データの被写体の主観年齢の割合を集計した集計データ)を学習用データとして取得する。学習用データ取得部111は、集計データを、何れの顔画像データに係る集計データであるかわかる態様(顔画像データと集計データとの対応関係がわかる態様)により、顔方向別属性識別器生成部113に出力する。例えば、学習用データ取得部111は、集計データを、顔画像データを識別する識別情報に対応付けて顔方向別属性識別器生成部113に出力する。なお、主観年齢層を識別する識別器を生成する場合の具体例などについては後述する
学習用顔領域検出部112は、学習用データ取得部111から顔画像データを取得し、顔画像データから顔領域を検出する。例えば、学習用顔領域検出部112は、確率的増分符号相関などの統計的手法(例えば、参考文献2参照)を利用し、顔領域を高速に検出してもよい。
(参考文献2)
「個体差のある対象の画像照合に適した確率的増分符号相関」三田雄志、金子敏充、堀修 電子情報通信学会論文誌D−II,Vol.J88−D−II,No.8,pp.1614−1623,2005.
顔領域を検出した学習用顔領域検出部112は、顔画像データから顔領域を切り出した画像(以下、「顔切出画像データ」という)を、何れの顔画像データに係る顔切出画像データであるかわかる態様(顔画像データと顔切出画像データとの対応関係がわかる態様)により、顔方向別属性識別器生成部113に出力する。例えば、学習用顔領域検出部112は、顔切出画像データを、切り出し元の顔画像データを識別する識別情報に対応付けて顔方向別属性識別器生成部113に出力する。なお、学習処理部110の学習用顔領域検出部112は、認識処理部120の認識用顔領域検出部122に比べ、処理時間における制約は厳しくない。認識用顔領域検出部122は認識時に顔領域を検出するが、学習用顔領域検出部112は属性識別器の学習時に顔領域を検出するからである。
顔方向別属性識別器生成部113は、学習用データ取得部111から学習用データ(学習用顔方向パラメータ、属性データ)を取得する。また、顔方向別属性識別器生成部113は、学習用顔領域検出部112から顔切出画像データを取得する。なお、学習用顔方向パラメータ、属性データおよび顔切出画像データは、何れも、それぞれが何れの顔画像データに係る情報であるか識別可能である。換言すれば、学習用顔方向パラメータ、属性データおよび顔切出画像データのぞれぞれは互いに対応付けられている。
また、学習処理部110において、主観年齢層を識別する属性識別器を生成する場合、顔方向別属性識別器生成部113は、学習用データ取得部111から学習用データ(集計データ)を取得する。なお、集計データは、何れも、それぞれが何れの顔画像データに係る情報であるか識別可能である。換言すれば、学習用顔方向パラメータ、属性データ、集計データおよび顔切出画像データのぞれぞれは互いに対応付けられている。
学習用データおよび顔切出画像データを取得した顔方向別属性識別器生成部113は、顔方向別に、属性識別器を生成する。例えば、顔方向別属性識別器生成部113は、男性か女性かを識別できる性別識別器などの属性識別器を顔方向別に生成する。
具体的には、顔方向別属性識別器生成部113は、学習用顔領域検出部112によって出力された顔切出画像データであって学習用顔方向パラメータが同一である複数の顔切出画像データと、当該複数の顔切出画像データそれぞれの属性データとに基づいて、被写体の顔方向別に、被写体の属性を識別する属性識別器を生成する。より詳細には、顔方向別属性識別器生成部113は、学習用顔方向パラメータの値が一致する顔切出画像データ(顔方向の一致する顔切出画像データ)を1つのグループとし、各グループ内の属性(各グループ内の顔切出画像データに対応する属性データに基づく属性)を教師信号として属性識別器に学習させる。顔方向別属性識別器生成部113は、全ての顔方向に対して当該処理を行うことによって、顔方向別の属性識別器を生成する。なお、顔方向別属性識別器生成部113は、学習用顔方向パラメータに基づいて、各属性識別器に顔方向に係る情報(例えば、yaw角およびpitch角の組合せ)を示すタグを付加する。
顔方向別属性識別器生成部113は、生成した全ての属性識別器を顔方向別属性識別器記憶部114に記憶する。なお、顔方向別属性識別器生成部113は、属性識別器の生成結果を管理し、全ての顔方向の属性識別器を生成したか否かを判断する。なお、顔方向別属性識別器生成部113が生成する属性識別器の種類は、2クラスを判別できるものであれば何でもよい。例えば、サポートベクトルマシンやフィードフォワード型ニューラルネットワークなどが代表的なところである。
また、主観年齢層を識別する識別器を生成する場合、顔方向別属性識別器生成部113は、所定の閾値に基づいて、集計データによって示される各主観年齢層(各クラス)の正解/不正解を判定し、複数の主観年齢層を正解と判定した場合に、正解と判定した主観年齢層における評価の頻度(正解と判定した各クラスに属すると評価した他者の割合)に応じて重み付けした内分値、又は、上記評価の割合を等価とした内分値を教師信号として属性識別器に渡して、属性識別器を生成する。
顔方向別属性識別器記憶部114は、メモリまたはHDDであって、顔方向別属性識別器生成部113によって生成された全ての属性識別器を記録する。顔方向別属性識別器記憶部114に記憶された属性識別器は、属性識別部125からの要求に応じて属性識別部125に出力される。
計測用画像データ取得部121は、計測用画像データを取得する。なお、計測用画像データ取得部121が取得する計測用画像データは、視聴人数の計測用、又は、人物属性別の視聴人数の計測用の画像データである。計測用画像データ取得部121は、計測用画像データを認識用顔領域検出部122および認識用顔領域再検出部124に出力する。
認識用顔領域検出部122は、計測用画像データ取得部121から計測用画像データを取得し、計測用画像データから顔領域を検出する。例えば、認識用顔領域検出部122は、学習用顔領域検出部112と同様の手法を利用し、計測用画像データから顔領域を検出する。顔領域を検出した認識用顔領域検出部122は、計測用画像データから顔領域を切り出した顔切出画像データを顔方向推定部123に出力する。なお、認識処理部120の認識用顔領域検出部122は、学習処理部110の学習用顔領域検出部112に比べ、処理時間における制約は厳しい。学習用顔領域検出部112は属性識別器の学習時に顔領域を検出するが、認識用顔領域検出部122は認識時に顔領域を検出するからである。従って、確率的増分符号相関などの統計的手法を利用し、顔領域を高速に検出することが好ましい。
顔方向推定部123は、認識用顔領域検出部122から顔切出画像データを取得する。顔切出画像データを取得した顔方向推定部123は、認識用顔領域検出部122によって出力された顔切出画像データに基づいて、計測用画像の被写体の顔方向を推定し、被写体の顔方向を示す属性識別用顔方向パラメータを出力する。属性識別用顔方向パラメータは、例えば、yaw角、pitch角、roll角およびスケール値に係るものである。スケール値とは、顔領域として検出される方形枠に対する顔の占める大きさ(例えば、ドット数)を定量的に算出したものである(例えば、ある基準値に対する相対値として表現してもよい)。
より詳細には、顔方向推定部123は、顔切出画像データから顔領域の明度パターンを検出し、検出した顔領域の明度パターンに基づいて、属性識別用顔方向パラメータを推定する。例えば、顔方向推定部123は、主成分分析とサポートベクトル回帰を組み合わせたパラメータ推定法(例えば、参考文献3参照)を利用し、高精度に、属性識別用顔方向パラメータを推定する。参考文献3参照の手法を利用することによって、学習していない顔方向を含む連続的な顔方向推定が可能となる。
(参考文献3)
「サポートベクトル回帰を用いた三次元物体の姿勢推定法」安藤慎吾,草地良規,鈴木章, 荒川賢一 電子情報通信学会論文誌D−II,Vol.J89−D No.8,pp.1840−1847,2006.
顔方向を推定した顔方向推定部123は、roll角およびスケール値に係る属性識別用顔方向パラメータを認識用顔領域再検出部124に出力し、yaw角およびpitch角に係る属性識別用顔方向パラメータを属性識別部125に出力する。
また、顔方向推定部123は、顔切出画像データ毎に推定した顔方向と、予め設定した広告方向とを比較し、顔方向が広告方向である顔切出画像データの数、即ち、視聴人数を計数する。視聴人数を計数した顔方向推定部123は、計数した視聴人数を結果出力部126に出力する。
また、顔方向推定部123は、上記比較の結果、顔方向が広告方向であるか否かを示す情報を、yaw角およびpitch角に係る属性識別用顔方向パラメータに対応付けて、属性識別部125に出力してもよい。つまり、顔方向推定部123は、視聴者に係る属性識別用顔方向パラメータであるか、非視聴者に係る属性識別用顔方向パラメータであるかがわかる態様により、属性識別用顔方向パラメータを属性識別部125に出力してもよい。
認識用顔領域再検出部124は、計測用画像データ取得部121から計測用画像データを取得する。また、認識用顔領域再検出部124は、顔方向推定部123からroll角およびスケール値に係る属性識別用顔方向パラメータを取得する。計測用画像データ、roll角およびスケール値に係る属性識別用顔方向パラメータを取得した認識用顔領域再検出部124は、顔方向推定部123によって出力された属性識別用顔方向パラメータ(roll角およびスケール値)に基づいて、計測用画像データから、被写体の顔領域を再度検出して切り出した顔切出画像データを出力する。具体的には、認識用顔領域再検出部124は、図9に示すように、roll角が0°かつスケール値が1になるように正規化されるように、計測用画像データから顔領域を切り出した顔切出画像データを出力する。つまり、認識用顔領域再検出部124は、回転や大きさの微妙なぶれを補正するために、再度、計測用画像データから顔領域を切り出した顔切出画像データを出力している。認識用顔領域再検出部124は、顔切出画像データを属性識別部125に出力する。
属性識別部125は、顔方向推定部123からyaw角およびpitch角に係る属性識別用顔方向パラメータを取得する。また、属性識別部125は、認識用顔領域再検出部124から顔切出画像データを取得する。yaw角およびpitch角に係る属性識別用顔方向パラメータ、顔切出画像データを取得した属性識別部125は、顔方向推定部123によって出力された属性識別用顔方向パラメータ(yaw角およびpitch角)に基づいて、顔方向別属性識別器記憶部114に記憶されている複数の属性識別器のなかから1または2以上の属性識別器を選択する。
属性識別部125による属性識別器の選択基準は種々の方法が考えられるが、本実施形態においては、属性識別部125は、基準基準1または選択基準2の何れかに従って属性識別器を選択する。
(選択基準1)
顔方向別属性識別器記憶部114に記憶されている複数の属性識別器がyaw角とpitch角に関する2次元空間上に格子状に並べられていると想定し、ユークリッド距離による最近傍の属性識別器を1つ選択する。換言すれば、顔方向別属性識別器記憶部114に記憶されている複数の属性識別器のそれぞれを、顔方向推定部123から出力されたyaw角およびpitch角から構成される2次元空間に配置したときの、ユークリッド距離に基づいて最近傍の属性識別器を1つ選択する。
(選択基準2)
顔方向別属性識別器記憶部114に記憶されている複数の属性識別器がyaw角とpitch角に関する2次元空間上に格子状に並べられていると想定し、ユークリッド距離による4近傍の識別器を選択する。換言すれば、顔方向別属性識別器記憶部114に記憶されている複数の属性識別器のそれぞれを、顔方向推定部123から出力されたyaw角およびpitch角から構成される2次元空間に配置したときの、ユークリッド距離に基づいて近傍の属性識別器を2つ以上選択する。
基準基準1に従って1つの属性識別器を選択した場合、属性識別部125は、当該選択した1つの属性識別器に、認識用顔領域再検出部124から取得した顔切出画像データを入力し、識別結果を得る。そして、属性識別部125は、当該識別結果を結果出力部126に出力する。
また、属性識別部125は、顔方向が広告方向であるか否かを示す情報を顔方向推定部123から取得した場合には、識別結果別の視聴者数、即ち、人物属性別の視聴人数を計数する。人物属性別の視聴人数を計数した属性識別部125は、計数した人物属性別の視聴人数を結果出力部126に出力する。
基準基準2に従って4つの属性識別器を選択した場合、属性識別部125は、当該選択した4つの属性識別器のそれぞれに、認識用顔領域再検出部124から取得した顔切出画像データを入力し、それぞれから識別結果を得る。そして、属性識別部125は、それぞれから取得した識別結果から最終的な識別結果を算出し(例えば、距離による重み付き平均を用いて計測用画像の被写体に係る最終的な識別結果を算出する)、最終的な識別結果を結果出力部126に出力する。
例えば、サポートベクトルマシン等では最後にsign関数を乗じて1か−1の何れかを出力するが、本実施形態では、それぞれから取得した識別結果について、sign関数を乗じる前の数値を(一時的な)識別結果とし、デジタル画像の拡大などで用いられるバイリニア補間と同様の手法を用いて、それぞれの識別結果を重み付き平均する。次いで、sign関数をかけ、(最終的な)識別結果として結果出力部126に出力する。なお、バイキュービック補間のように5近傍以上の重み付き平均を利用した手法、スプライン補間などの、より高度な手法を利用可能であり、バリエーションは多彩である。
結果出力部126は、顔方向推定部123および属性識別部125から取得した情報を出力する。例えば、結果出力部126は、属性識別部125から識別結果である各人の属性情報を取得した場合には、当該属性情報を出力する。また、結果出力部126は、顔方向推定部123から視聴人数を取得した場合には、当該視聴人数を出力する。また、結果出力部126は、属性識別部125から人物属性別の視聴人数を取得した場合には、当該人物属性別の視聴人数を出力する。
続いて、図10および図11を用いて、年齢層識別において、主観年齢層を識別する属性識別器を生成する場合の具体例などについて説明する。図10および図11は、主観年齢層の概念を説明するための説明図である。図10(a)に示すように、一人の顔画像に対し、多数の人物の主観年齢層を集計すると、複数のクラス(層)にばらつく可能性が高い。そのため、まず、主観年齢層で全体のa%(aはあらかじめ決定するパラメータ値)を超えるもクラスのみを正解とする。例えば、図10(b)に示す例では、20歳〜34歳のクラスおよび35歳〜49歳のクラスは正解とするが、19歳以下のクラスおよび50歳以上のクラスは不正解とする。
ところで、主観年齢層を分けるときのクラスの分け方も種々の分け方が考えられるが(例えば、図10に示す方法やn十代毎に分ける方法)、通常、主観年齢層が3クラス以上となるような分け方を設定する。4クラスの主観年齢層(19歳以下のクラス、20歳〜34歳のクラス、35歳〜49歳のクラス、50歳以上のクラス)を設定する場合、例えば、図11(a)のように、19歳以下と20歳以上を識別する属性識別器1、34歳以下と35歳以上を識別する属性識別器2、49歳以下と50歳以上を識別する属性識別器2をそれぞれ学習する。つまり、属性識別器1、2、3の識別結果を分析すれば、上記4クラスの主観年齢層に対応できる。各属性識別器は2クラスの年齢層(例えば、図11(a)に示す属性識別器2の場合、34歳以下のクラスと35歳以上のクラス)を判別し、1か−1として出力する最も単純な識別器の組合せで構成可能である。
問題は、正解が2クラス以上発生する場合(例えば、図10(b)のような結果が出る顔画像の場合)の対処であるが、当該問題の対処としては、例えば、属性識別器を学習するために渡す教師信号として、下記式(3)に従って算出される内分値を与えるようにしてもよい。
内分値=(O×P+O×P)÷(P+P)…(3)
但し、Oはある属性識別器Xにおいて小さい方の年齢層Sであると判別された場合の出力値、Oは当該属性識別器Xにおいて大きい方の年齢層Bであると判別された場合の出力値、Pは年齢層Sに含まれる最大の主観年齢層に属すると評価した他者の割合(頻度)、Pは年齢層Bに含まれる最小の主観年齢層に属すると評価した他者の割合(頻度である。
具体的には、属性識別器2の場合、図11(a)に示すように、小さい方の年齢層S(34歳以下のクラス)であると判別された場合の出力値O=−1、大きい方の年齢層B(35歳以上のクラス)であると判別された場合の出力値O=1、図10(a)に示すように、年齢層S(34歳以下のクラス)に含まれる最大の主観年齢層(20〜34歳のクラス)に属すると評価した他者の頻度P=0.6、年齢層B(35歳以上のクラス)に含まれる最小の主観年齢層(35〜49歳のクラス)に属すると評価した他者の頻度P=0.3である。従って、属性識別器2に係る内分値(教師信号)は、上記式(3)に従って、図11(b)に示すように、(−1×0.6+1×0.3)÷(0.6+0.3)=−0.333と算出される。
同様に、属性識別器1の場合、図11(a)に示すように、小さい方の年齢層S(19歳以下のクラス)であると判別された場合の出力値O=−1、大きい方の年齢層B(20歳以上のクラス)であると判別された場合の出力値O=1、図10(a)に示すように、年齢層S(19歳以下のクラス)に含まれる最大の主観年齢層(19歳以下のクラス)に属すると評価した他者の頻度P=0.1、年齢層B(20歳以上のクラス)に含まれる最小の主観年齢層(20〜34歳のクラス)に属すると評価した他者の頻度P=0.6である。従って、属性識別器1に係る内分値(教師信号)は、上記式(3)に従って、図11(b)に示すように、(−1×0.1+1×0.6)÷(0.1+0.6)=0.714と算出される。
同様に、属性識別器3の場合、図11(a)に示すように、小さい方の年齢層S(49歳以下のクラス)であると判別された場合の出力値O=−1、大きい方の年齢層B(50歳以上のクラス)であると判別された場合の出力値O=1、図10(a)に示すように、年齢層S(49歳以下のクラス)に含まれる最大の主観年齢層(35〜49歳以下のクラス)に属すると評価した他者の頻度P=0.3、年齢層B(50歳以上のクラス)に含まれる最小の主観年齢層(50歳以上のクラス)に属すると評価した他者の頻度P=0である。従って、属性識別器3に係る内分値(教師信号)は、上記式(3)に従って、図11(b)に示すように、(−1×0.3+1×0)÷(0.3+0)=−1と算出される。
また、より単純に、それぞれの頻度(割合)を等価と考え、下記式(4)に従って内分値を算出してもよい。即ち、上記式(3)において、P=P=0.5としてもよい。
内分値=(O×0.5+O×0.5)÷(0.5+0.5)…(4)
なお、上記式(4)に従えば、例えば、属性識別器2に係る内分値(教師信号)は、(−1×0.5+1×0.5)÷(0.5+0.5)=0と算出される。
なお、基礎実験等により、パラメータaを適切に設定すれば、クラス間が隣接せずに正解が2クラス以上発生するケースは稀であることが分かっている。そのため、複数の正解クラスが隣接しないケースは無視する。仮に、複数の正解クラスが隣接しないようなデータが出現した場合には、当該データを学習データから除外する。また、属性識別器から矛盾する結果(例えば、19歳以下、かつ、35歳以上であるという結果)が出力される可能性を否定できないため、矛盾した結果の出力されたときのルール(例えば、「常に、年齢が少ない方のクラスを優先して出力する」というようなルール)を予め設定しておくことよい。
続いて、図12を用いて視聴人数測定装置100の動作を説明する。図12は、視聴人数測定装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図12(a)に示すフローチャートは、学習処理部110の動作の流れである。図12(b)に示すフローチャートは、認識処理部120の動作の流れである。図12(c)に示すフローチャートは、顔方向別属性識別器生成部113が主観年代に係る教師信号を作成する場合の動作の流れである。
図12(a)において、学習用データ取得部111は、学習用データ(顔画像データ、学習用顔方向パラメータ、属性データ、集計データ)を取得する(ステップS11)。学習用データ取得部111は顔画像データを学習用顔領域検出部112に供給し、学習用顔方向パラメータおよび属性データを顔方向別属性識別器生成部113に供給する。
次いで、学習用顔領域検出部112は、顔画像データから顔領域を検出する(ステップS12)。学習用顔領域検出部112は、顔切出画像データを顔方向別属性識別器生成部113に供給する。
次いで、顔方向別属性識別器生成部113は、属性識別器を生成する(ステップS13)。具体的には、顔方向別属性識別器生成部113は、図12(c)のフローチャートを実行し、教師信号を用いて属性識別器を生成する。顔方向別属性識別器生成部113は、生成した属性識別器を顔方向別属性識別器記憶部114に記憶する(ステップS14)。
次いで、顔方向別属性識別器生成部113は、全ての顔方向の属性識別器を生成したか否かを判断する(ステップS15)。顔方向別属性識別器生成部113は、全ての顔方向の属性識別器を生成していないと判断した場合(ステップS15:No)、ステップS11に戻る。一方、顔方向別属性識別器生成部113は、全ての顔方向の属性識別器を生成したと判断した場合(ステップS15:Yes)、図12(a)に示すフローチャートは終了する。
図12(b)において、計測用画像データ取得部121は、計測用画像データを取得する(ステップS21)。計測用画像データ取得部121は、計測用画像データを認識用顔領域検出部122および認識用顔領域再検出部124に供給する。
次いで、認識用顔領域検出部122は、計測用画像データから顔領域を検出する(ステップS22)。認識用顔領域検出部122は、顔切出画像データを顔方向推定部123に供給する。
次いで、顔方向推定部123は、認識用顔領域検出部122によって出力された顔切出画像データに基づいて、計測用画像の顔方向を推定する(ステップS23)。顔方向推定部123は、計測用画像の被写体の顔方向を示す属性識別用顔方向パラメータ(roll角およびスケール値)を認識用顔領域再検出部124に供給し、計測用画像の被写体の顔方向を示す属性識別用顔方向パラメータ(yaw角およびpitch角)を属性識別部125に供給する。
次いで、認識用顔領域再検出部124は、顔方向推定部123によって出力された属性識別用顔方向パラメータ(roll角およびスケール値)に基づいて、計測用画像データから顔領域を再度切り出す(ステップS24)。認識用顔領域再検出部124は、顔切出画像データを属性識別部125に供給する。
次いで、属性識別部125は、顔方向推定部123によって出力された属性識別用顔方向パラメータ(yaw角およびpitch角)に基づいて、顔方向別属性識別器記憶部14に記憶されている複数の属性識別器のなかから1または2以上の属性識別器を選択する(ステップS25)。そして、属性識別部125は、選択した属性識別器に、認識用顔領域再検出部124から取得した顔切出画像データを入力し、識別結果を得る(ステップS26)。結果出力部126では、属性識別部125から識別結果を取得し出力する(ステップS27)。そして、図12(b)に示すフローチャートは終了する。
図12(c)において、顔方向別属性識別器生成部113は、学習用データ取得部111から学習用データ(集計データ)を取得する。具体的には、顔方向別属性識別器生成部113は、学習用データ取得部111から、例えば、図10(a)に示すように、主観年齢層頻度データを取得する(ステップS31)。
次いで、顔方向別属性識別器生成部113は、図10(b)に示すように、予め設定した閾値aに基づいて、各クラスについて正解/不正解を判別する(ステップS32)。顔方向別属性識別器生成部113は、正解になったクラスについて、主観年齢層頻度データにばらつきがある場合は、上述の如く、複数隣り合う正解クラス同士での頻度による重み付き内分値を算出し、教師信号を作成する(ステップS33)(例えば図11(b)を参照)。
なお、図10(b)は2クラスに正解がまたがる場合を示しているが、3クラス以上に正解がまたがる場合でも、教師信号”−1”に該当する正解クラスの頻度の割合の合計値と、教師信号”1”に該当する正解クラスの頻度の割合の合計値とで内分値を容易に算出することができる。また、前述したが、頻度の割合を全て等価とし内分値を計算してもよい。なお、正解になったクラスについて、主観年齢層頻度データにばらつきがない場合は、通常通り適切に、1または−1を教師信号として各属性識別器に出力する。また、不正解になったクラスは無視する。
顔方向別属性識別器生成部113は、全ての人物の教師信号を作成したか否かを判断する(ステップS34)。顔方向別属性識別器生成部113は、全ての人物の教師信号を作成していないと判断した場合(ステップS34:No)、ステップS31に戻る。一方、顔方向別属性識別器生成部113は、全ての顔方向の属性識別器を生成したと判断した場合(ステップS34:Yes)、図12(c)に示すフローチャートは終了する。
以上、視聴人数測定装置100によれば、顔検出後に顔の姿勢を示すyaw角、pitch角、roll角およびスケール値を推定し、その結果をもとに入力画像から顔領域を再度切出すとともに、最も適切な識別器を1つ、あるいは複数個選択し、重み付き平均等を利用して結果を統合することにより、被写体の顔方向に対しロバストかつ処理速度の速い属性識別を実現できるようになる。
また、適切な教師信号を算出して設定するため、主観年齢層を精度良く識別できるようになる。具体的には、年齢層識別においては、予め集計した主観年齢層の頻度分布を基に、ある閾値を通して正解/不正解を決定し、さらに、正解クラスの頻度の割合を重みとした内分値(正解と判定した各クラスに属すると評価した他者の割合を重みとした内分値)、または、頻度の割合を全て等価とした内分値を教師信号として識別器に渡すことによって、主観年齢層を精度良く識別できるようになる。
以上、視聴人数測定装置100によれば、顔検出後に顔の姿勢を示すyaw角、pitch角、roll角およびスケール値を推定し、その結果をもとに入力画像から顔領域を再度切出すとともに、最も適切な識別器を1つ、あるいは複数個選択し、重み付き平均等を利用して結果を統合することにより、被写体の顔方向に対しロバストかつ処理速度の速い属性識別を実現できるようになる。
また、視聴人数測定装置100によれば、適切な教師信号を算出して設定するため、主観年齢層を精度良く識別できるようになる。具体的には、年齢層識別においては、予め集計した主観年齢層の頻度分布を基に、ある閾値を通して正解/不正解を決定し、さらに、正解クラスの頻度の割合を重みとした内分値(正解と判定した各クラスに属すると評価した他者の割合を重みとした内分値)、または、頻度の割合を全て等価とした内分値を教師信号として識別器に渡すことによって、主観年齢層を精度良く識別できるようになる。
また、視聴人数測定装置100によれば、上記に加え、視聴人数の計測方法および人物属性別の視聴人数を計測し、広告効果指標測定装置24に出力することができる。また、広告効果指標測定装置24に視聴人数測定装置100の何れか一部又は全部の機能を組み込んでもよい。例えば、広告効果指標測定装置24に、認識処理部120の機能を組み込んでもよい。
なお、本発明の一実施形態による広告効果指標測定装置24の指標算出部25の処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本発明の一実施形態による指標算出部25の処理に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
また、視聴人数測定装置100の処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、視聴人数測定装置100の処理に係る上述した種々の処理を行ってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…広告媒体
2…広告視聴可能エリア
3…視聴者
4…非視聴者
24…広告効果指標測定装置
25…指標算出部
100…視聴人数測定装置
110…学習処理部
111…学習用データ取得部
112…学習用顔領域検出部
113…顔方向別属性識別器生成部
114…顔方向別属性識別器記憶部
120…認識処理部
121…計測用画像データ取得部
122…認識用顔領域検出部
123…顔方向推定部
124…認識用顔領域再検出部
125…属性識別部
126…結果出力部

Claims (4)

  1. 広告媒体の広告効果指標を測定する広告効果指標測定装置であって、
    前記広告媒体の広告視聴可能エリア内の滞在人数であって所定の時間間隔において計測又は集計された滞在人数と、前記時間間隔とを乗算する第1の乗算手段と、
    前記第1の乗算手段において得られた各前記時間間隔の乗算値を単位時間分積算することによって、前記広告効果指標として延べ滞在人秒を算出する延べ滞在人秒算出手段と
    を備えることを特徴とする広告効果指標測定装置。
  2. 前記広告効果指標測定装置は、
    前記時間間隔において計測又は集計された前記広告媒体の視聴人数と、前記時間間隔とを乗算する第2の乗算手段と、
    前記第2の乗算手段において得られた各前記時間間隔の乗算値を単位時間分積算することによって延べ視聴人秒を算出する延べ視聴人秒算出手段と、
    前記延べ視聴人秒を前記延べ滞在人秒で除算することにより、前記広告効果指標として人秒ベースの注目率を算出する人秒ベースの注目率算出手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の広告効果指標測定装置。
  3. 広告媒体の広告効果指標を測定する広告効果指標測定装置における広告効果指標測定方法であって、
    前記広告効果指標測定装置の第1の乗算手段が、前記広告媒体の広告視聴可能エリア内の滞在人数であって所定の時間間隔において計測又は集計された滞在人数と、前記時間間隔とを乗算し、
    前記広告効果指標測定装置の延べ滞在人秒算出手段が、前記第1の乗算手段において得られた各前記時間間隔の乗算値を単位時間分積算することによって、前記広告効果指標として延べ滞在人秒を算出することを特徴とする広告効果指標測定方法。
  4. 広告媒体の広告効果指標を算出する広告効果指標測定装置のコンピュータに、
    前記広告媒体の広告視聴可能エリア内の滞在人数であって所定の時間間隔において計測又は集計された滞在人数と、前記時間間隔とを乗算する第1のステップと、
    前記時間間隔において計測又は集計された前記広告媒体の視聴人数と、前記時間間隔とを乗算する第2のステップと、
    前記第1のステップにおいて得られた各前記時間間隔の乗算値を単位時間分積算して延べ滞在人秒を算出する第3のステップと、
    前記第2のステップにおいて得られた各前記時間間隔の乗算値を単位時間分積算して延べ視聴人秒を算出する第4のステップと、
    前記延べ視聴人秒を前記延べ滞在人秒で除算することにより、前記広告効果指標として人秒ベースの注目率を算出する第5のステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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