JP2011232912A - 入力装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電極層間の間隔内に位置する透明導電層と粘着層間の密着力を従来に比べて向上させることが可能な入力装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】下部基板22では、入力領域20aの外側の非入力領域20bで一対の下部電極層32,33が間隔D,Eを空けて対向配置されている。間隔D,E内では透明導電層31が露出している。下部基板22と上部基板間を接合するための粘着層は、下部電極層32,33の表面から間隔D,E内に位置する透明導電層31の表面にかけての段差内に入り込んでいる。前記間隔D,E内に位置する透明導電層31には、複数本の溝50a〜50j,51a〜51jが形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】下部基板22では、入力領域20aの外側の非入力領域20bで一対の下部電極層32,33が間隔D,Eを空けて対向配置されている。間隔D,E内では透明導電層31が露出している。下部基板22と上部基板間を接合するための粘着層は、下部電極層32,33の表面から間隔D,E内に位置する透明導電層31の表面にかけての段差内に入り込んでいる。前記間隔D,E内に位置する透明導電層31には、複数本の溝50a〜50j,51a〜51jが形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、表面に透明導電層及び電極層が形成された下部基板と上部基板間を、粘着層を介して接合して成る入力装置に関する。
図7は、従来における入力装置1の部分縦断面図を示す。
入力装置1は、下部基板2と、上部基板3と、下部基板2及び上部基板3間を接合する粘着層4とを有して構成される。
入力装置1は、下部基板2と、上部基板3と、下部基板2及び上部基板3間を接合する粘着層4とを有して構成される。
下部基板2は、下部基材2aの内面にITO等の透明導電層10が形成され、透明導電層10の表面に電極層5が形成された構成である。
上部基板3は、上部基材3aの内面にITO等の透明導電層6が形成され、透明導電層6の表面に電極層7が形成された構成である。
図7に示す入力装置1は例えば抵抗式タッチパネルを構成し、入力領域1aでは、透明導電層6,10間に空気層9が設けられている。各電極層5,7は入力領域1aの外側に位置する非入力領域1bに引き出されている。そして非入力領域1bにて下部基板2と上部基板3間が粘着層4を介して接合されている。
図8は、図7とは異なる場所の非入力領域1bの特に下部基板付近を拡大して示した部分拡大縦断面図である。
図8に示すように、下部基板2を構成する透明導電層10上に形成された複数の電極層5,5が間隔5aを空けて対向している。このため前記間隔5a内には透明導電層10の表面が露出した状態となっている。そして、この間隔5a内に粘着層4が入り込んでいる。
しかしながら、図7,図8に示す従来の入力装置1の構造では、電極層5,5間に露出する透明導電層10と粘着層4間の密着力を高めることができない問題があった。透明導電層10と粘着層4との密着力は、Ag等で形成される電極層5と粘着層4との密着力に比べて低い。加えて、電極層5,5間の間隔5aが狭いため、間隔5a内での透明導電層10と粘着層4との密着面積が小さく、また粘着層4が間隔5a内に十分に入り込めない場合もあり、間隔5a内に位置する透明導電層10は、粘着層4との間で益々、密着力が低下しやすくなっていた。そして、このように密着力が低下すると、間隔5a内に位置する透明導電層10と粘着層4間の部分から剥がれ等が生じやすくなるため、密着力を従来より向上させることが必要であった。
各特許文献に記載された発明には、電極層5,5間の間隔5a内に位置する透明導電層10と粘着層4間の密着力を向上させるための構造は開示されていない。
特許文献1では、一対の電極層(明細書には「引き出し電極部」と記載されている)間に位置するITO膜が切り溝で切断された構造が開示されている。しかしながら、この切り溝は、両電極層間を電気的に分離するために形成されたものであり(特許文献1の[0011]欄参照)、ITO膜と粘着層間の密着力を向上させるものではない。また特許文献1では、粘着層が、一対の電極層の表面から、前記電極層間に位置するITO膜の表面にかけての段差内に入り込んだ構成は開示されていない。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、電極層間の間隔内に位置する透明導電層と粘着層間の密着力を従来に比べて向上させることが可能な入力装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1基板と第2基板とが対向配置され、各基板は、基材と、各基材の内面に設けられた透明導電層と、入力領域の外側に位置し各透明導電層の表面に形成された電極層とを有して構成され、前記第1基板と前記第2基板間が粘着層を介して接合される入力装置において、
前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方では、前記入力領域の外側で複数の前記電極層が間隔を空けて対向配置され、前記間隔内に位置する前記透明導電層が露出しており、
前記粘着層は、前記電極層の表面から前記間隔内に位置する前記透明導電層の表面にかけての段差内に入り込んでおり、
前記間隔内に位置する前記透明導電層には、複数本の溝が形成されていることを特徴とするものである。
前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方では、前記入力領域の外側で複数の前記電極層が間隔を空けて対向配置され、前記間隔内に位置する前記透明導電層が露出しており、
前記粘着層は、前記電極層の表面から前記間隔内に位置する前記透明導電層の表面にかけての段差内に入り込んでおり、
前記間隔内に位置する前記透明導電層には、複数本の溝が形成されていることを特徴とするものである。
また本発明は、第1基板と第2基板とを対向配置し、各基板を、基材と、各基材の内面に設けた透明導電層と、入力領域の外側に位置し各透明導電層の表面に形成した電極層とを有して形成し、前記第1基板と前記第2基板との間を、粘着層を介して接合する入力装置の製造方法において、
前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方では、前記入力領域の外側にて対向配置される複数の前記電極層の間隔内に露出する前記透明導電層に対し、複数本の溝を形成する工程、
前記第1基板と前記第2基板との間を、前記粘着層を介して接合し、このとき、前記粘着層が前記電極層の表面から前記間隔内に位置する前記透明導電層の表面にかけての段差内に入り込む工程、
を有することを特徴とするものである。
前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方では、前記入力領域の外側にて対向配置される複数の前記電極層の間隔内に露出する前記透明導電層に対し、複数本の溝を形成する工程、
前記第1基板と前記第2基板との間を、前記粘着層を介して接合し、このとき、前記粘着層が前記電極層の表面から前記間隔内に位置する前記透明導電層の表面にかけての段差内に入り込む工程、
を有することを特徴とするものである。
本発明では、このように複数の電極層間の間隔内に露出する透明導電層に、複数本の溝を形成したことで、透明導電層の表面積を大きくでき、またアンカー効果により、前記間隔内に位置する透明導電層と粘着層間の密着力を従来に比べて向上させることができる。
本発明では、各溝の底面は、前記基材の表面にまで達していることが好ましい。アンカー効果を効果的に発揮させることができ、間隔内に位置する透明導電層と粘着層間の密着力を従来に比べて向上させることができる。また次に説明する溝を分断溝とともにレーザトリミング等で連続して形成することができる。
また本発明では、前記透明導電層には、前記入力領域の一辺に沿って複数の前記電極層間を電気的に分断するための分断溝が形成され、前記分断溝は、少なくとも一つの前記溝に接続されていることが好ましい。このとき、前記溝には前記分断溝に接続された第1の溝と、前記分断溝に直接、接続されない第2の溝とが設けられることが好ましい。このように、複数の電極層間を電気的に分離するための第1の溝のみならず、電極層間の電気絶縁性の確保に直接関与しない第2の溝を形成することで、多くの溝を間隔内に位置する透明導電層に形成することが可能であり、前記間隔内に位置する透明導電層と粘着層間の密着力を効果的に向上させることができる。
また本発明では、複数の前記溝は、前記電極層間の対向方向と、前記対向方向に対して交差する方向の双方に形成さていることが好適である。
また本発明では、前記間隔を形成する少なくとも一方の前記電極層を、ダミー電極層として構成できる。ダミー電極層は、電極層と高さを揃えて、できる限り基板間の接合を平坦面同士で行うことができるように設けられたものである。このようなダミー電極層を形成したことで、電極層間(少なくとも一方がダミー電極層である)が接近して狭い間隔が形成される場合、前記間隔内に位置する透明導電層に対して複数本の溝を形成することで、前記間隔内に位置する透明導電層と粘着層間の密着力を向上させることができるとともに、ダミー電極層を設けた効果も加わって、基板間全体の密着性をより効果的に向上させることが可能になる。
また本発明では、前記分断溝及び各溝を同じレーザトリミング工程で形成することが好ましい。これにより、簡単且つ適切に、分断溝及び各溝を形成することが可能になる。
本発明の入力装置によれば、従来に比べて、電極層間の間隔内に露出する透明導電層と粘着層間の密着力を向上させることができる。
図1は本実施形態における入力装置(タッチパネル)が組み込まれた携帯電子機器の斜視図、図2は、本実施形態における下部基板の平面図、図3は、本実施形態における上部基板の平面図、図4は、本実施形態における入力装置を図1に示すA−A線に沿って切断し矢印方向から見た部分縦断面図、図5は、図2に示す下部基板と図3に示す上部基板とを粘着層を介して接合してなる本実施形態の入力装置を、図2のB−B線に沿って切断し矢印方向から見た部分縦断面図、図6は図5に示すCの部分の部分拡大縦断面図である。
図1に示すように、携帯電子機器に入力装置20が組み込まれている。携帯電子機器には、入力装置20の裏面側に液晶ディスプレイが内蔵されており、入力装置20の入力領域20a(表示領域)に、液晶ディスプレイにおける画像を映し出すことができる。本実施形態における入力装置20では、入力領域20aを指やペン等の操作体で操作したとき、その操作位置を検出することが可能である。
本実施形態における入力装置20は、抵抗式の入力装置を構成する。図4に示すように入力装置20は、下部基板(第1基板)22、上部基板(第2基板)21、及び表面部材60とを有して構成される。
下部基板22は、透光性基材30と、透光性基材30の内面(上部基板21と対向する内面)に形成された下部透明導電層31と、下部透明導電層31に電気的に接続される一対の下部電極層32,33とを有して構成される。ここで本実施形態では、「透光性」や「透明」は可視光線透過率が90%以上の状態を指す。更にヘイズ値が3以下であることが好適である。
図4に示すように、下部基板22と高さ方向(Z)にて所定間隔を空けて対向する上部基板21は、透光性基材35と、透光性基材35の内面(下部基板22と対向する内面)に形成された上部透明導電層36と、上部透明導電層36に電気的に接続される一対の上部電極層45,46と、上部電極層45,46の表面を覆うレジスト層39とを有して構成される。
透光性基材30,35はポリカーボネート樹脂(PC樹脂)やポリエチレンテレフタレート樹脂(PET樹脂)、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN樹脂)、環状ポリオレフィン(COP樹脂)、ポリメタクリル酸メチル樹脂(アクリル)(PMMA)等の透明基材で形成され、厚みが50μm〜300μm程度で形成される。下側の透光性基材30は上側の透光性基材35より厚くまた剛性が高いことが好適である。例えば下側の透光性基材30は、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN樹脂)等のプラスチック基材で形成され、上側の透光性基材35よりも厚く形成されることが好ましい。上側の透光性基材35は可撓性を確保すべくフィルム等で形成されることが好適である。
下部透明導電層31及び上部透明導電層36は、ITO(Indium Tin Oxide)、SnO2,ZnO等の無機透明導電材料を、スパッタや蒸着等で成膜して形成される。又は、これらの無機透明導電材料の微粉末を固着したものでもよい。あるいは、有機透明導電材料として、カーボンナノチューブやポリチオフィン、ポリピロール等の有機導電性ポリマーをコーティングしたものでもよい。各透明導電層31,36の厚さは、0.005μm〜2μm程度である。下部透明導電層31及び上部透明導電層36は、ITO膜であることが好ましい。
各透明導電層31,36の表面に形成される電極層32,33,45,46は例えばAg塗膜をスクリーン印刷して形成されたものである。各電極層32,33,45,46の厚さは10〜20μm程度である。
図4に示すように、下部基板22と上部基板21の間が、入力領域20aの外周に位置する非入力領域20bにて粘着層40を介して接合されている。粘着層40は、アクリル系両面テープやアクリル系粘着剤である。
図4に示すように、入力領域20aでは、下部基板22と上部基板21との間に、空気層44が設けられている。また図示しないが空気層44内には多数のドットスペーサが設けられている。
図4に示す表面部材60は表面層61と表面層61の下面に形成された加飾層62とを有して構成される。表面層61は、可撓性の透光性基材で形成される。加飾層62は、非入力領域20bに形成される。表面部材60と上部基板21との間は透光性の粘着層63を介して接合されている。
操作者が表面層61の表面に位置する入力領域20aを指やペンで下方向へ押圧すると、上部基板21が下方向へ撓み、入力領域20aに位置する下部透明導電層31と上部透明導電層36同士が当接する。このとき、各透明導電層31,36に接続された電極層32,33,45,46にて、透明導電層31,36同士の接触位置に対応した検出出力(電圧)を得ることができ、検出出力に基づいて入力領域20aでの操作位置を検知することが可能になっている。
図2は、下部基板22の平面図である。下部透明導電層31は、透光性基材30の表面のほぼ全体に形成されている。
図2に示すように、下部透明導電層31上に一対の下部電極層32,33が形成されている。下部電極層32,33は、所定幅にて細長い形状にパターン形成されている。下部電極層32,33は入力領域20aの外周に位置する非入力領域20bに形成されている。
図2に示すように、下部電極層32は、入力領域20aの図示X1側に位置するX1側の非入力領域20b1で、入力領域20aに位置する下部透明導電層31と電気的に接続されている。下部電極層32はX1側の非入力領域20b1にてY1−Y2方向に延出するX1側電極層32aと、X1側電極層32aと一体に接続し、入力領域20aの図示Y2側に位置するY2側の非入力領域20b2にてX1−X2方向に延出するY2側電極層32bと、Y2側電極層32bのX2側端部に一体に接続し、前記入力領域20aから離れる方向に延出する接続部32cとで構成される。
一方、下部電極層33は、入力領域20aの図示X2側に位置するX2側の非入力領域20b3で、入力領域20aに位置する下部透明導電層31と電気的に接続されている。下部電極層33はX2側の非入力領域20b3にてY1−Y2方向に延出するX2側電極層33aと、X2側電極層33aと一体に接続し、入力領域20aのY1側に位置するY1側の非入力領域20b4にてX1−X2方向に延出するY1側電極層33bと、X2側電極層33aの端部に一体に接続し、Y2側の非入力領域20b2にて下部電極層32の接続部32cと間隔Dを空けて対向する接続部33cとで構成される。
下部電極層33のY1側電極層33bは、下部電極層32のX1側電極層32a,Y2側電極層32b、下部電極層33のX2側電極層33aと同じ高さに揃えて、下部基板22と上部基板21間を安定して接合するためのダミー電極層である。Y1側電極層33bとX2側電極層33aとは分離して形成されていてもよい。ただし、分離せずに一体としたほうが、図2に示す間隔Dと同様の間隔が、Y1側電極層33bとX2側電極層33aとの間に形成されず、電極層間に形成される間隔数を減らすことができ好適である。なお、Y1側電極層33bとX2側電極層33aとを分離して、Y1側電極層33bとX2側電極層33aの間に間隔が形成される場合には、後述する複数本の溝を前記間隔内に位置する下部透明導電層31に対して形成する。
図2に示すように、Y1側電極層33bと、X1側電極層32aとはY1側の非入力領域20b4にて間隔Eを空けて対向している。
図2に示す各下部電極層32,33の接続部32c,33cは、図示しないフレキシブルプリント基板の外部端子部に電気的に接続される部分である。
図2に示す間隔D、Eは、下部電極層32,33同士が入力領域20aを介して対向する部分(X1側電極層32aと、X2側電極層33a間の間隔)に比べて十分に小さい。前記間隔Dは、フレキシブルプリント基板の外部端子部のピッチに合わせて形成される。間隔Eは、ダミー電極層であるY1側電極層33bをできる限りX1側電極層32aに近づけるために前記間隔Dとほぼ同等に形成される。
図2に示すように、下部透明導電層31には、入力領域20aのY1側及びY2側の夫々にてX1−X2方向に向けて直線状の分断溝31a,31bが形成されている。分断溝31a,31bに位置する下部透明導電層31は除去されており、分断溝31a,31bの底面は、透光性基材30の表面にまで到達している(透光性基材30の表面が分断溝31a,31bから露出している)。
図2に示すように、各下部電極層32,33の接続部32c,33c間の間隔D内にて露出する下部透明導電層31には複数本の溝50a〜50jが形成されている。各溝50a〜50jは、分断溝31a,31bと同様に、底面が透光性基材30の表面にまで到達している(透光性基材30の表面が溝50a〜50jから露出している)。
溝50a〜50jは、X1−X2方向に所定の間隔を空けて配置されるとともに、夫々、Y1−Y2方向に向けて直線状に延出する第1の溝50a〜50cと、Y1−Y2方向に所定の間隔を空けて配置されるとともに、夫々、X1−X2方向に向けて直線状に延出して第1の溝50a〜50cに交差する第2の溝50d〜50jとを有して構成される。
また図2に示すように、各下部電極層32,33のX1側電極層32aの端部とY1側電極層33bの端部間の間隔E内にて露出する下部透明導電層31には複数本の溝51a〜51jが形成されている。各溝51a〜51jは、分断溝31a,31bと同様に、底面が透光性基材30の表面にまで到達している(透光性基材30の表面が溝51a〜51jから露出している)。
溝51a〜51jは、X1−X2方向に所定の間隔を空けて配置されるとともに、夫々、Y1−Y2方向に向けて直線状に延出する第1の溝51a〜50eと、Y1−Y2方向に所定の間隔を空けて配置されるとともに、夫々、X1−X2方向に向けて直線状に延出して第1の溝50a〜50cに交差する第2の溝51f〜51jとを有して構成される。
図2に示すように、間隔D内に位置する各第1の溝50a〜50cは、分断溝31aに一体となって接続されている。また同様に、間隔E内に位置する各第1の溝51a〜51eは、分断溝31bに一体となって接続されている。
第1の溝50a〜50c,51a〜51eは、分断溝31a,31bとの接続位置から下部透明導電層31の外側部にまで通じており、上記した各分断溝31a,31b及び各第1の溝50a〜50c,51a〜51eの形成により、一対の下部電極層32,33は電気的に分断された状態(電気的な絶縁状態)となっている。
図3は上部基板21の平面図である。なお図3では、上部基板21の下面に形成された上部透明導電層36、上部電極層45,46、及びレジスト層39は、上部基板21の上面側から透視して示している。
図3に示すように、上部透明導電層36は、透光性基材35の表面(下面)のほぼ全体に形成されている。
図3に示すように、上部透明導電層36の表面(下面)に一対の上部電極層45,46が形成されている。上部電極層45,46は、所定幅にて細長い形状にパターン形成されている。上部電極層45,46は入力領域20aの外周に位置する非入力領域20bに形成されている。
図3に示すように、上部電極層45は、入力領域20aの図示Y2側に位置するY2側の非入力領域20b2で、入力領域20aに位置する上部透明導電層36と電気的に接続されている。上部電極層45はX1側の非入力領域20b1にてY1−Y2方向に延出するX1側電極層45aと、X1側電極層45aと一体に接続し、Y2側の非入力領域20b2にてX1−X2方向に延出するY2側電極層45bと、Y2側電極層45bに一体に接続し、前記入力領域20aから離れる方向に延出する接続部45cとで構成される。この実施形態では接続部45cはY2側電極層45bの途中位置に形成されている。上部電極層45のうち、X1側電極層45aは、ダミー電極である。X1側電極層45aと、Y2側電極層45bとは一体であっても分離していてもどちらでもよい。
一方、上部電極層46は、入力領域20aの図示Y1側に位置するY1側の非入力領域20b4で、入力領域20aに位置する上部透明導電層36と電気的に接続されている。上部電極層46は入力領域20aのX2側の非入力領域20b3にてY1−Y2方向に延出するX2側電極層46aと、X2側電極層46aと一体に接続し、Y1側の非入力領域20b4にてX1−X2方向に延出するY1側電極層46bと、X2側電極層46aのY2側端部に一体に接続し、Y2側の非入力領域20b2にて上部電極層45の接続部45cと間隔Fを空けて対向する接続部46cとで構成される。
図3に示すように、Y1側電極層46bと、X1側電極層45a(ダミー電極層)とはY1側の非入力領域20b4にて間隔Gを空けて対向している。
図3,図4に示すように、非入力領域20bに形成された上部電極層45,46の表面、及び上部透明導電層36の表面はレジスト層39により覆われている。このレジスト層39は図3に示す間隔F,G内も埋めている。
図3に示すように、レジスト層39には各上部電極層45,46の接続部45c,46cの位置に切り欠き部39aが形成されており、切り欠き部39aから接続部45c,46cの一部が露出している。この露出した接続部45c,46cは、図示しないフレキシブルプリント基板の外部端子部に電気的に接続される。
図3に示すように、上部透明導電層36には、入力領域20aのX1側及びX2側の夫々にてY1−Y2方向に向けて直線状の分断溝36a,36bが形成されている(図3では点線で示している)。図3に示すように分断溝36aは、X1側電極層45aとY1側電極層46bとの間の間隔G内に位置する上部透明導電層36に連続して延出しており、また分断溝36bは、上部電極層45,46の接続部45c,46c間の間隔F内に位置する上部透明導電層36に連続して延出している。分断溝36a,36bの底面は、透光性基材35の表面にまで到達している(透光性基材35の表面が分断溝36a,36bから露出している)。
上記した各分断溝36a,36bの形成により、一対の上部電極層45,46が電気的に分断された状態(電気的な絶縁状態)となっている。
図5は、図2に示す下部基板22と図3に示す上部基板21とを図4に示す粘着層40を介して接合したときの図2に示すB−B線での部分縦断面図を示している。なお図5には、上部基板21の上側に形成される表面部材60については図示していない。図6は図5に示す符号Cの部分を拡大したものである。
図5,図6に示すように、本実施形態では、一対の下部電極層32,33(X1側電極層32aとY1側電極層33b)とが間隔Eを空けて対向して配置される。そして前記間隔E内に位置する下部透明導電層31は露出している。
図5,図6に示すように粘着層40は、一対の下部電極層32,33の表面から前記間隔E内に位置する下部透明導電層31の表面にかけての段差内に充填されている。
本実施形態では、図2,図5,図6に示すように、間隔E内に位置する下部透明導電層31には複数本の溝51a〜51jが形成されて分断された状態となっている。図5,図6には、溝51a〜51jのうち、第1の溝51a〜51eが図面に現れている。
下部電極層32,33が対向配置されて形成された間隔Eは300μm〜1500μm程度と狭くなっている。特に今後の更なる非入力領域20bの狭小化により、益々間隔Eを狭くすることが必要になると考えられる。
ITO等で形成された下部透明導電層31は、粘着層40との密着力が、もともと下部電極層32,33等に比べて劣っている。特に、非入力領域20bにて複数の下部電極層32,33の間に位置し狭い間隔内に露出した下部透明導電層31は、粘着層40との密着性が更に低下しやすくなっている。
そこで本実施形態では、前記間隔E内に露出する下部透明導電層31に複数本の溝51a〜51jを形成することで、下部透明導電層31の表面積を大きくでき、またアンカー効果により、間隔E内での下部透明導電層31と粘着層40との密着力を従来に比べて向上させることが可能になる。
上記では、間隔E内に露出する下部透明導電層31について説明したが図2に示す、下部電極層32,33の接続部32c,33c間の間隔D内に露出する下部透明導電層31にも複数本の溝50a〜50cを形成しているから、上記と同様に、間隔D内での下部透明導電層31と粘着層40との密着力を従来に比べて向上させることが可能になる。
本実施形態では、入力装置20を製造する工程で、下部透明導電層31に、図2に示す分断溝31a,31bをレーザトリミングで形成するが、同じレーザトリミング工程で、各溝50a〜50j,51a〜51jを形成することが、簡単且つ適切に各分断溝31a,31b及び各溝50a〜50j,51a〜51jを形成することができて好適である。
上記のレーザトリミング工程は、下部電極層32,33を形成する前、あるいは形成後のどちらかに行うことが出来る。
そして上記のように下部電極層32,33の間隔D,E内に露出する下部透明導電層31に複数本の溝50a〜50j,51a〜51jを形成してなる下部基板22と、図3に示す構造の上部基板21との間を、粘着層40を介して押圧し接合する。粘着層40は30μm〜80μm程度の厚みを有しているが、押圧されることで最初の厚みよりも小さくなる。そして粘着層40は、下部電極層32,33間に形成された間隔D,E内に入り込むが、上記したように間隔D,E内に位置する下部透明導電層31に複数本の溝50a〜50j,51a〜51jを形成したことで、アンカー効果により、間隔D,E内に位置する下部透明導電層31と粘着層40間を強い密着力にて接合することが可能になるのである。
本実施形態では、図5,図6に示すように各溝50a〜50j,51a〜51j(図5,図6には溝51a〜51eが図示されている)の底面は、透光性基材30の表面にまで達していることが好適である。上記したレーザトリミングを用いることで簡単に各溝50a〜50j,51a〜51jの底面を、透光性基材30の表面にまで到達させることが出来る。これにより、アンカー効果をより効果的に発揮させることができ、下部透明導電層31と粘着層40間の密着力を従来に比べて効果的に向上させることができる。
図2に示すY1−Y2方向に延出して形成される第1の溝50a〜50c,51a〜51eは、夫々、分断溝31a,31bに接続されており、下部電極層32,33間を電気的に分離する機能も有している。下部電極層32,33間を電気的に分離するだけであるなら第1の溝は一本であればよいが、複数本の第1の溝50a〜50c,51a〜51eを設けることで、下部透明導電層31と粘着層40間の密着力を効果的に向上させることができる。
本実施形態では、第1の溝50a〜50c,51a〜51eのみならず、X1−X2方向に延出する複数本の第2の溝50d〜50j,51f〜51jを設けた。第2の溝50d〜50j,51f〜51jは、各分断溝31a,31bに直接、接続されない方向及び位置に形成されている。このように、下部電極層32,33間を電気的に分離するための第1の溝のみならず、下部電極層32,33間の電気絶縁性の確保に直接関与しない第2の溝50d〜50j,51f〜51jを形成することで、限られた間隔D,E内に位置する下部透明導電層31に多くの溝50a〜50j,51a〜51jを効率良く形成することができ、間隔D,E内での透明導電層31と粘着層40間の密着力を効果的に向上させることができる。
なお本実施形態では、図2に示すように下部電極層32,33間を電気的に分離する間隔D,Eのみならず、形態によっては、対向配置された複数の電極層間を電気的に分離する必要のない間隔内においても、前記間隔内に露出する透明導電層に対して複数の溝を、電極層間の対向方向と、前記対向方向に交差する方向の双方に形成することで、間隔内に位置する透明導電層と粘着層40間の密着力を効果的に向上させることが可能になる。
本実施形態では、上記したように、図2に示すY1側電極層33bはダミー電極層である。ダミー電極層の形成は必須ではないが、ダミー電極層を形成することで、各電極層と高さを揃えて、できる限り基板同士の接合を平坦面同士で行うことができる。そして、このようなダミー電極層を形成したことで、図2に示すように、X1側電極層32aとY1側電極層33bとが狭い間隔Eを介して対向した状態になるが、前記間隔E内に位置する下部透明導電層31に対して複数本の溝51a〜51jを形成することで、間隔E内に位置する下部透明導電層31と粘着層40間の密着力を効果的に向上させることができるとともに、ダミー電極層(Y1側電極層33b)を設けた効果も加わって、基板21,22間全体の密着性をより効果的に向上させることが可能になる。
本実施形態では、下部基板22に形成された下部電極層32,33間の間隔D,E内に露出する下部透明導電層31と粘着層40間の密着性について説明したが、本実施形態の上部基板21にはレジスト層39が形成されており、粘着層40と接合するのはレジスト層39であり、透明導電層との接合ではない。よって、図3に示す上部電極層45,46間の間隔F,Gから露出する上部透明導電層36には下部基板22の下部透明導電層31のように複数本の溝を形成していない。ただし、レジスト層39等が形成されず、直接、上部電極層45,46間の間隔F,Gから露出する上部透明導電層36が粘着層40と直接接合される構成(このとき下部基板22の間隔D,E内に位置する下部透明導電層31と粘着層40とが直接接合される構成であるか否かはどちらでもよい)では、前記間隔F,G内に位置する上部透明導電層36に複数本の溝を形成する。
20 入力装置
21 上部基板
22 下部基板
30、35 透光性基材
31 下部透明導電層
31a,31b 分割溝
32、33 下部電極層
36 上部透明導電層
36a、36b 分割溝
39 レジスト層
40、63 粘着層
44 空気層
45、46 上部電極層
50a〜50j、51a〜51j 溝
60 表面部材
61 表面層
62 加飾層
21 上部基板
22 下部基板
30、35 透光性基材
31 下部透明導電層
31a,31b 分割溝
32、33 下部電極層
36 上部透明導電層
36a、36b 分割溝
39 レジスト層
40、63 粘着層
44 空気層
45、46 上部電極層
50a〜50j、51a〜51j 溝
60 表面部材
61 表面層
62 加飾層
Claims (9)
- 第1基板と第2基板とが対向配置され、各基板は、基材と、各基材の内面に設けられた透明導電層と、入力領域の外側に位置し各透明導電層の表面に形成された電極層とを有して構成され、前記第1基板と前記第2基板間が粘着層を介して接合される入力装置において、
前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方では、前記入力領域の外側で複数の前記電極層が間隔を空けて対向配置され、前記間隔内に位置する前記透明導電層が露出しており、
前記粘着層は、前記電極層の表面から前記間隔内に位置する前記透明導電層の表面にかけての段差内に入り込んでおり、
前記間隔内に位置する前記透明導電層には、複数本の溝が形成されていることを特徴とする入力装置。 - 各溝の底面は、前記基材の表面にまで達している請求項1記載の入力装置。
- 前記透明導電層には、前記入力領域の一辺に沿って複数の前記電極層間を電気的に分断するための分断溝が形成され、前記分断溝は、少なくとも一つの前記溝に接続されている請求項2記載の入力装置。
- 前記溝には前記分断溝に接続された第1の溝と、前記分断溝に直接、接続されない第2の溝とが設けられる請求項3記載の入力装置。
- 複数の前記溝は、前記電極層間の対向方向と、前記対向方向に対して交差する方向の双方に形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の入力装置。
- 前記間隔を形成する少なくとも一方の前記電極層は、ダミー電極層である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の入力装置。
- 第1基板と第2基板とを対向配置し、各基板を、基材と、各基材の内面に設けた透明導電層と、入力領域の外側に位置し各透明導電層の表面に形成した電極層とを有して形成し、前記第1基板と前記第2基板との間を、粘着層を介して接合する入力装置の製造方法において、
前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方では、前記入力領域の外側にて対向配置される複数の前記電極層の間隔内に露出する前記透明導電層に対し、複数本の溝を形成する工程、
前記第1基板と前記第2基板との間を、前記粘着層を介して接合し、このとき、前記粘着層が前記電極層の表面から前記間隔内に位置する前記透明導電層の表面にかけての段差内に入り込む工程、
を有することを特徴とする入力装置の製造方法。 - 前記透明導電層に対して、複数の前記電極層間を電気的に分断するための分断溝を、前記入力領域の一辺から少なくとも一つの前記溝に連続して形成する請求項7記載の入力装置の製造方法。
- 前記分断溝及び各溝を同じレーザトリミング工程で形成する請求項7又は8に記載の入力装置の製造方法。
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