JP2011232905A - 農産物特売所における販売ブースの映像監視システム - Google Patents

Abstract

【課題】 農産物特売所における販売ブース売れ行き状況を、インターネット回線を利用して、視覚的かつリアルタイムに把握することができる映像監視システムの提供を図る。
【解決手段】映像監視装置２１と、ブロードバンド送電装置２２と、情報端末器２３と、をインターネット回線２６を利用して接続する農産物特売所における販売ブース２４の映像監視システム１０であって、映像監視装置２１で撮影された販売ブース２４の映像を、インターネット回線２６内の管理サーバ３４を介して、情報端末器２３からの要求に応じ若しくはブロードバンド送電装置２２から所定時間毎に生産者の情報端末器２３に送信することによって、農産物特売所における販売ブース２４の売れ行き状況を視覚的、かつ、リアルタイムに把握する手段を採用する。
【選択図】図１

Description

本発明は、農産物特売所における販売ブースの売れ行き状況を、生産者が遠隔地で視覚的に、かつ、リアルタイムに把握することができる映像監視システムに関するものである。

従来の農産物特売所における販売管理システムは、バーコードによる販売管理システム（ポスシステム）、並びに、インターネット回線を結んで管理する通信販売管理システムが、一般的に広く普及している。

例えば、特開２００４−２０６６５７号公報（特許文献１）に記載されている「直売所システム」や、特開２００５−２３５０５３号公報（特許文献２）に記載の「農産物の特定遠隔地直売流通システム」、また、特開２００７−１５６９５２号公報（特許文献３）に記載された「農産物販売管理システムおよび販売管理方法」や、特開２００８−２７６７１１号公報（特許文献４）に記載の「バーコード及びバーコードを利用したチェックシステム」など、多くの農産物特売所における販売管理システムが提案されているが、それらはいずれも上記販売管理システムが採用されている。

しかしながら、従来の農産物特売所における販売管理システムは、当日の販売実績数の把握や売り上げ金統計においては、非常に有効な販売管理システムであるが、当日の商品の売れ行き状況の推移を、生産者が畑作業を行ないながらリアルタイムに把握することができないため、生産者は時間を見計らって度々直売所に出向き、その売れ行き状況に合わせて商品の補充をしなければならなかった。

特開２００４−２０６６５７号公報 特開２００５−２３５０５３号公報 特開２００７−１５６９５２号公報 特開２００８−２７６７１１号公報

上記問題点に鑑み、本発明は、農産物特売所における販売ブースの売れ行き状況を、インターネット回線を利用して、視覚的かつリアルタイムに把握することができる映像監視システムを提供することを目的とするものである。

上記目的を達成するため、本発明は、映像監視装置と、ブロードバンド送電装置と、情報端末器と、をインターネット回線を利用して接続する農産物特売所における販売ブースの映像監視システムであって、映像監視装置で撮影された販売ブースの映像を、インターネット回線内の管理サーバを介して、前記情報端末器からの要求に応じて若しくは前記ブロードバンド送電装置のから所定時間毎に生産者の前記情報端末器に送信することによって、農産物特売所における販売ブースの売れ行き状況を視覚的、且つリアルタイムに把握する手段を採用する。

また、本発明は、販売ブース内に押しボタンスイッチまたは重量センサーを具備し、その発信される信号をブロードバンド送電装置で受信し、さらにインターネット回線を介して生産者の情報端末器に自動送信することによって農産物特売所における販売ブースの売れ行き状況をリアルタイムに把握する手段を採用し得る。

さらに、本発明は、販売ブース内に情報表示モニターを設けて、生産者が提供する農産物情報を表示して消費者が求める商品情報並びに生産情報をリアルタイムに提供する手段を採用することができる。

そしてまた、本発明は、販売ブース内に映像撮影装置（ビデオカメラ）ならびに音声装置（マイク）を備える双方向情報通信モニターを設けて、消費者が求める商品情報並びに購入条件に関する対応をリアルタイムに提供する手段を採用することも可能である。

本発明にかかる農産物特売における販売ブースの映像監視システムによれば、農産物特売所における販売ブース売れ行き状況を、生産者が畑作業や収穫作業をしつつ、手持ちの携帯端末機を見ながら把握することができるもので、品切れや情報表示モニターでの値引き販売をすることで、売れ残りをより少なくすることを可能にする。

また、本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムによれば、高価なポスシステムや、複雑な売れ行き管理システムを導入することがなく、農産物特売所における販売ブースの売れ行き状況を簡易に管理することが可能であって、小さな農産物特売所において低コストの販売管理システムが導入できるといった優れた効果を奏する。

さらに、本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムによれば、双方向の情報通信モニターによって、消費者の意見を生産者に直接伝えることができるため、顧客サービスの向上に資することができる。

またさらに、本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムによれば、販売ブース内に設置される情報表示モニターによる商品説明や生産者紹介の情報を表示することにより、当該最新情報を基に消費者が安心して農産物を購入することができる。

さらにまた、本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムによれば、双方向情報表示モニターによる無人での店頭販売が可能になるもので、農作業をしながら店頭販売が可能になる。

そしてまた、本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムによれば、直売所を起点としてインターネットを利用した通信販売が可能となるもので、店頭販売以外の農作物の販売をも可能ならしめるという優れた効果を奏する。

本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムの実施形態を示す説明である。（実施例１） 本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムの別の実施形態を示す説明である。（実施例２） 本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムの別の実施形態を示す説明である。（実施例３） 本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムの別の実施形態を示す説明である。（実施例４） 本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムの情報表示モニターの実施形態を示す説明である。（実施例５）

本発明は、映像監視装置と、ブロードバンド送電装置と、情報端末器と、をインターネット回線を利用して接続する農産物特売所における販売ブースの映像監視システムであって、映像監視装置で撮影された販売ブースの映像を、インターネット回線内の管理サーバを介して、情報端末器からの要求に応じ若しくはブロードバンド送電装置から一定時間毎に生産者の情報端末器に送信することによって、農産物特売所における販売ブースの売れ行き状況を視覚的、かつ、リアルタイムに把握する手段を採用したことを最大の特徴とする。以下、本発明にかかる農産物特売所における販売ブース映像監視システムの実施形態を、図面に基づき説明する。

なお、本実施例で示す農産物特売所における販売ブース映像監視システムに関する装置並びに通信手段や機材は、下記に述べる実施例に特に限定されるものでなく、本発明の主旨に逸脱しない範囲で任意に変更することができる。

また、以下の説明において、通常、情報端末機は携帯電話やパソコンが使用されるが、利便性が高い携帯電話を例にとって説明するものである。

図１は、本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムの請求項１記載の実施形態を示しており、図１（ａ）は農産物直売所の設置状況を示す模式的説明図、図１（ｂ）は通信接続経路を示すフローチャートである。

本実施形態にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システム１０は、映像監視装置２１と、ブロードバンド送電装置２２と、情報端末器２３と、をインターネット回線２６を利用して接続する農産物特売所における販売ブース２４の映像監視システムである。
本システムは、映像監視装置２１で撮影された販売ブース２４の映像を、インターネット回線２６内の管理サーバ３４を介して、情報端末器２３からの要求に応じ若しくはブロードバンド送電装置２２のから所定時間毎に生産者の情報端末器２３に送信することによって、農産物特売所における販売ブース２４の売れ行き状況を視覚的かつリアルタイムに把握する手段によって構成される。

具体的には、農産物３３が並べられた販売ブース２４が、映像監視装置２１（監視カメラ）によって随時撮影可能となっている。かかる撮影は、生産者からの情報端末器２３による要求に応じで行われ、若しくは、タイマー２５によって所定時間毎に撮影される。撮影された映像は、ブロードバンド送電装置２２に送信され、さらにインターネット回線２６を介して生産者の情報端末器２３に（携帯電話やパソコン）送信されることとなる。

効果的には、農産物特売所における販売ブース２４の売れ行き状況を、生産者が畑作業や収穫作業をしつつ、手持ちの情報端末機２３を見ることで把握することができ、情報端末器２３からの要求、具体的には生産者の情報端末機２３（携帯電話やパソコン）の遠隔操作によって映像監視装置２１を操作することで、直売所内の混雑状況や周辺の販売ブース２４の売れ行き状況を把握することが可能となる。

映像監視装置２１は、一般的な監視カメラで常時販売ブース２４全体を撮影するもので、情報端末機２３（携帯電話やパソコン）で撮影範囲や拡大表示を遠隔操作することができることが好ましい。

ブロードバンド送電装置２２は、映像監視装置２１で撮影した映像（動画または静止画）を、インターネット回線２６を利用して生産者の情報端末機２３（携帯電話やパソコン）に送信するもので、該情報端末機２３からの要求に応じて映像を送信したり、あるいは、タイマー２５機能を装備することによって、所定時間毎に販売ブース２４の売れ行き状況を生産者の情報端末機２３（携帯電話やパソコン）に自動送信することも可能である。

情報端末器２３は、一般的な携帯電話やパソコンであって、操作ボタンを操作することによって、映像の受信を行ったり、映像監視装置２１を操作して映像の拡大表示を行ったり、映像を上下左右方向に遠隔操作できるものである。

販売ブース２４は、出荷・販売する農産物直売所の割り当てられた販売スペースであって、販売される農産物が並べられ、情報表示モニター２９や映像監視装置２１が備えられている。

図２は、本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムの請求項２記載の実施形態を示しており、図２（ａ）は直売所の設置状況を示す模式的説明図、図２（ｂ）は通信接続経路を示すフローチャートである。

本実施形態にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システム１０は、販売ブース２４内に押しボタンスイッチ２７または重量感知センサー２８を具備し、その発信される信号をブロードバンド送信装置２２で受信し、さらにインターネット回線２６を介して生産者の情報端末器２３に自動送信することによって、農産物特売所における販売ブース２４の売れ行き状況をリアルタイムに把握する手段によって構成される。

押しボタンスイッチ２７は、販売ブース２４内に具備し、農産物直売所の巡回管理人によって監視され、押されるものである。

重量感知センサー２８は、販売ブース２４内に具備し、販売ブース２４の農産物の重量を感知することで販売状況を示す映像が自動送信されるもので、その自動送信された映像をインターネット回線２６を利用して生産者の情報端末機２３（携帯電話やパソコン）に送信し、送信音と送信画像によって商品の販売状況を生産者に知らせるものである。

ブロードバンド送電装置２２は、押しボタンスイッチ２７または重量感知センサー２８の信号を受信した時点の映像監視装置２１で撮影した映像（動画または静止画）を、インターネット回線２６の管理サーバ３４を介して生産者の情報端末機２３（携帯電話やパソコン）に送信するものである。

効果的には、高価なポスシステムや複雑な売れ行き管理システムを導入することがなく、農産物特売所における販売ブース２４の売れ行き状況を随時掌握することができるもので、小さな農産物特売所において低コストで販売管理システムが導入できる。送られてきた映像を見た生産者は、販売ブース２４に農産物の補充を行ったり、後述する情報表示モニター２９への情報更新を情報端末機２３（携帯電話やパソコン）によって行うことが可能となる。

図３は、本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムの請求項３記載の実施形態を示しており、図３（ａ）は直売所の設置状況を示す模式的説明図、図３（ｂ）は通信接続経路を示すフローチャートである。

本実施形態にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システム１０は、販売ブース２４内に情報表示モニター２９を設けて、生産者が提供する農産物情報を表示して消費者が求める商品情報並びに生産情報をインターネット回線２６を利用してリアルタイムに提供する手段によって構成される。

具体的には、生産者の情報端末機２３（携帯電話やパソコン）から、消費者が求める生産情報並びに商品情報を、インターネット回線２６の管理サーバ３４を介して、農産物特売所の情報表示モニター２９にリアルタイムに提供するものである。

効果的には、販売ブース２４内に設置される情報表示モニター２９によって、商品説明や生産者紹介の情報を表示することができるため、消費者が安心して農産物を購入できるものである。

図４は、本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムの請求項４記載の実施形態を示しており、図４（ａ）は直売所の設置状況を示す模式的説明図、図４（ｂ）は通信接続経路を示すフローチャート図である。

本発明の農産物特売所における販売ブース販売ブースの映像監視システム１０は、販売ブース２４内に映像撮影装置３０並びに音声装置３１を備える双方向情報通信モニター３２を設けて、消費者が求める商品情報並びに購入条件に関する対応をリアルタイムに提供する手段によって構成されるものである。

具体的には、販売ブース２４内に設けられた映像監視装置２１と、映像撮影装置３０（ビデオカメラ）並びに音声装置３１（マイク）を備える双方向通信モニター３２によって、音声と映像がブロードバンド送電装置２２でインターネット回線２６を利用して生産者の情報端末機２３（携帯電話やパソコン）に送信されるものである。

効果的には、消費者と生産者が販売ブース２４内に映像撮影装置３０並びに音声装置３１を備える双方向情報通信モニター３２で会話するもので、消費者は商品情報や生産者情報を生で聴くことができ、また、生産者も消費者の生の意見を直接聞くことができるため、最新の商品情報を提供できるだけでなく、予約買付など直接商談することも可能となる。

図５は、本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムの情報表示モニターの実施形態を示しており、図５（ａ）は直売所の情報表示モニターを示す模式的説明図、図（ｂ）は直売所の双方向情報通信モニターを示す模式的説明図である。

図５（ａ）に示すように、情報表示モニター２９を採用した場合、該情報表示モニター２９の画面上には、消費者が知りたい項目が幾つか表示され、タッチパネル方式により画面上の項目を選択することによって、当該項目の詳細情報が更に表示される構成となっている。

また、図５（ｂ）に示すように、双方向情報通信モニター３２を採用した場合、該双方向情報通信モニター３２の画面上には、消費者が知りたい項目が幾つか表示されるとともに、双方向通信を選択するための項目も表示され、タッチパネル方式により画面上の項目を選択することによって、当該項目の詳細情報が更に表示される構成となっている。このとき、双方向通信の項目を選択することで、生産者の情報端末器２３との間で双方向通信が可能となり、直売所に展示されていない商品の情報や直接大量に買い付けしたい場合など、生産者と直接商談をすることも可能となる。

本発明は、農産物特売所における販売ブースの補充管理として利用できるだけではなく、水産物やお土産販売所、朝市などの店頭販売所として、また、直売所を起点とした通信販売システムとしても利用できるもので、本発明にかかる農産物特売所における販売ブースの映像監視システムの産業上の利用可能性は極めて高いものと解する。

１０ 映像監視システム
２１ 映像監視装置
２２ ブロードバンド送電装置
２３ 情報端末器
２４ 販売ブース
２５ タイマー
２６ インターネット回線
２７ 押しボタンスイッチ
２８ 重量感知センサー
２９ 情報表示モニター
３０ 映像撮影装置
３１ 音声装置
３２ 双方向情報通信モニター
３３ 農産物
３４ 管理サーバ

Claims (4)

1. 映像監視録画装置と、ブロードバンド送電装置と、情報端末器と、をインターネット回線を利用して接続する農産物特売所における販売ブースの映像監視システムであって、
   前記映像監視装置で撮影された販売ブースの映像を、インターネット回線内の管理サーバを介して、前記情報端末器からの要求に応じて若しくは前記ブロードバンド送電装置のから所定時間毎に生産者の前記情報端末器に送信することによって、農産物特売所における販売ブースの売れ行き状況を視覚的かつリアルタイムに把握することができることを特徴とする農産物特売所における販売ブースの映像監視システム。
2. 販売ブース内に押しボタンスイッチまたは重量感知センサーを具備し、その発信される信号を前記ブロードバンド送電装置で受信し、さらにインターネット回線を介して生産者の情報端末器に自動送信することによって、農産物特売所における販売ブースの売れ行き状況をリアルタイムに把握することができることを特徴とする請求項１記載の農産物特売所における販売ブースの映像監視システム。
3. 販売ブース内に情報表示モニターを設けて、生産者が提供する農産物情報を表示して消費者が求める商品情報並びに生産情報をリアルタイムに提供することを特徴とする請求項１または請求項２記載の農産物特売所における販売ブースの映像監視システム。
4. 販売ブース内に映像撮影装置ならびに音声装置を備える双方向情報通信モニターを設けて、消費者が求める商品情報並びに購入条件に関する対応をリアルタイムに提供することができることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれかに記載の農産物特売所における販売ブースの映像監視システム。

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