JP2011231543A - 床組構造、プレキャストコンクリートスラブ版及びその施工方法、合成床版、及び耐火建築物 - Google Patents

床組構造、プレキャストコンクリートスラブ版及びその施工方法、合成床版、及び耐火建築物 Download PDF

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智仁 岡▲崎▼
Satoru Kusaka
哲 日下
Nobuyuki Yanagisawa
信行 柳澤
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Abstract

【課題】耐火性能を満足させて天井ふところを低くする。
【解決手段】床組構造10は梁46の間に架け渡されるH形鋼12を有している。H形鋼12のウェブ16の両面には複数のスタッド14が接合され、H形鋼12及びスタッド14と一体となるように、コンクリートスラブ18が現打設されている。コンクリートスラブ18とH形鋼12は、ウェブ16の両面に設けられたスタッド14で強く接合されている。H形鋼12のウェブ16の厚さはH1とされ、コンクリートスラブ18は、ウェブ16の成H1の全幅以上を覆う厚さH2とされている。コンクリートスラブ18の内部には主筋や配力筋が配筋され、コンクリートスラブ18の上面18Uは、H形鋼12の上側フランジ12Uの上面と同じ高さとされ、H形鋼12は、上側フランジ15Uの上面と下側フランジ15Dの下面及び側面を除き、コンクリートスラブ18に埋設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、床組構造、プレキャストコンクリートスラブ版及びその施工方法、合成床版、及び耐火建築物に関する。
建物の階高は、居住のための居住空間と、建物を構成する梁やコンクリートスラブ等が配置された居住空間以外の空間(以下これらの空間を代表して「天井ふところ」と記載する。)を合計した高さである。
近年、居住性能を向上させる目的で、同じ階高であっても、居住空間の天井高をより高くしたいという要望がある。また、建物の有効面積を少しでも広く確保したいという目的で、居住空間は犠牲にせずに、階高を小さくして階数を増やしたいという要望がある。いずれの要望も、天井ふところの高さを低くすれば解消する。
しかし、天井ふところの高さは、コンクリートスラブの厚さと、コンクリートスラブを上面に載せて支持する梁の高さ(梁成)を合計した高さが大きな割合を占めている。コンクリートスラブの厚さと梁成は、建築の強度に直接影響を及ぼす要素であり、建物の性能を低下させずに低くする必要がある。
従来、鉄骨を梁に用いる建物(以下「鉄骨造」とする。)では、やむを得なく天井ふところを低くする場合には、梁成の低い梁を多く設けたり、適正なH形鋼の設計からは外れるが、梁成の低い扁平断面のH形鋼を用いて梁成を低くし、その分だけ天井ふところを低くする方法で対応していた。しかし、梁本数の増加や、扁平断面のH形鋼の使用は、鉄骨重量の増大による価格の上昇を伴うため好ましくなく、できるだけ梁本数を減らしたり、一般的なH形鋼を使用して、天井ふところを低くする技術が求められている。
更に、耐火建築物においては、空間に露出した鉄骨梁(H形鋼)の部分は耐火被覆を施す必要があり、この耐火被覆材の厚さも天井ふところの高さに加わる。このため、天井ふところを低くするには、耐火被覆材を用いないで耐火性能を満足させる構成としなければならない。
天井ふところを低くしたいという要望に応える技術として、H形鋼の上側フランジの上面とコンクリートスラブの上面を一致させ、H形鋼の上部をコンクリートスラブに埋設させることで、コンクリートスラブの厚さだけ天井ふところを低くする構造が提案されている(特許文献1)。
しかし、図9(A)(B)に示すように、特許文献1は、コンクリートスラブ60を、H形鋼61のウェブ61cの両面に取付けたスラブ受け冶具62で支持する必要があるため、スラブ受け冶具62の追加と、スラブ受け冶具62をウェブ61cに取付ける作業が別途必要となる。
更に、図9(C)(D)に示すように、特許文献1を耐火建築物に適用する場合には、H形鋼61の露出された部分を耐火被覆材63で覆わなければならない。即ち、コンクリートスラブ60の下方に露出しているウェブ61c、スラブ受け冶具62、下側フランジ61bのそれぞれの表面を耐火被覆材63で覆う必要がある。この結果、下側フランジ61bの下面も耐火被覆材63で覆われるため、耐火被覆材63の厚さだけ、天井ふところが高くなってしまう。
また、形鋼のウェブの全幅を覆う厚さでコンクリートが充填された床版が提案されている(特許文献2)。即ち、図10に示すように、特許文献2に記載の複合床版65は、底鋼板66と、その上面に所要間隔で並列配置した複数本の形鋼67と、形鋼67の間に架け渡された連結鋼板68とで構成される。隣接する形鋼67の間、及び底鋼板66と連結鋼板68との間に形成される中空部にはコンクリート等の充填材69が充填されている。
しかし、床材としての耐荷力は底鋼板66、連結鋼板68及び形鋼67が負担し、充填材69は強度部材とはされていない。また、かかる構成は、耐火性能が確保できないため、居住空間を有する建物には採用できない。
特開2002−188209号公報 特開平7−90970号公報
本発明は、上記事実に鑑み、耐火性能を満足させて天井ふところを低くすることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る床組構造は、鉄骨製の梁と、前記梁の側面に接合されたスタッドと、前記梁の側面及び前記スタッドと一体となるように打設されたコンクリートスラブと、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、床組構造は、コンクリートスラブが鉄骨製の梁の側面及び梁の側面に接合されたスタッドと一体となるように打設されている。
これにより、コンクリートスラブを、梁の上面から梁の側面に下げて構築できるため、コンクリートスラブを下げた分だけ天井ふところを小さくできる。このとき、コンクリートスラブと梁は、スタッドで強く接合される。
また、コンクリートスラブで鉄骨製の梁の上部と下部が熱的に分断されるため、火災時に鉄骨製の梁の上部と下部が同時に加熱される事態を避けることができ、鉄骨製の梁の耐熱性能が向上する。更に、鉄骨製の梁の側面に構築されたコンクリートスラブが有する熱容量により、鉄骨製の梁の温度上昇が抑制される。
この結果、鉄骨製の梁に要求される耐火基準を満足させることができ、耐火建築物に適用された場合でも梁下面の耐火被覆が不要となり、又は被覆厚さを低減でき、耐火被覆材の厚さの減少分だけ天井ふところを小さくできる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の床組構造において、前記梁はH形鋼又はT形鋼であり、前記コンクリートスラブの厚さは、前記H形鋼又はT形鋼のウェブの全幅以上であることを特徴としている。
即ち、コンクリートスラブが、H形鋼又はT形鋼のウェブの全幅以上の厚さでウェブの側面に構築されている。
これにより、H形鋼又はT形鋼のウェブの幅寸法だけ天井ふところを小さくできる。このとき、一般的なH形鋼又はT形鋼を使用することが可能であり、H形鋼又はT形鋼としての性能の低下は生じない。また、スタッドでコンクリートスラブとH形鋼又はT形鋼を強く接合できる。
更に、コンクリートスラブでH形鋼の上側フランジと下側フランジ、又はT形鋼の下側フランジとウェブの上部が熱的に分断されるため、火災時に、それらが同時に加熱される事態を避けることができ、H形鋼又はT形鋼の耐熱性能が向上する。更に、H形鋼又はT形鋼のウェブの両面に、ウェブの全幅以上の厚さで構築されたコンクリートスラブが有する熱容量により、H形鋼又はT形鋼の温度上昇が抑制される。
この結果、H形鋼又はT形鋼に要求される耐火基準を満足させることができ、耐火建築物に適用された場合でも下側フランジの下面の耐火被覆が不要となり、又は被覆厚さを低減でき、耐火被覆材の厚さの減少分だけ天井ふところを小さくできる。
請求項3に記載の発明に係るプレキャストコンクリートスラブ版は、H形鋼又はT形鋼と、前記H形鋼又はT形鋼のウェブの両側面に接合されたスタッドと、少なくとも前記H形鋼又はT形鋼のウェブの全幅以上の厚さで前記ウェブの両側面に構築されたコンクリートスラブと、を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、プレキャストコンクリートスラブ版は、コンクリートスラブがH形鋼又はT形鋼のウェブの全幅以上の厚さでH形鋼又はT形鋼の側面に構築され、コンクリートスラブの内部には、H形鋼又はT形鋼のウェブの側面に接合されたスタッドが埋め込まれている。
プレキャストコンクリートスラブ版は、上述した床組構造と同じ利点を有することに加え、予め他の場所で製造が可能となるため、現場でのコンクリートの打設作業が省け、工期の短縮が図れる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のプレキャストコンクリートスラブ版において、前記コンクリートスラブの周囲の一部を切り欠いて形成され、前記コンクリートスラブの継手筋を露出させた接続部を有することを特徴としている。
即ち、コンクリートスラブの周囲には接続部が形成されている。接続部は、コンクリートスラブの一部を切り欠いて形成され、接続部からは、コンクリートスラブの継手筋が露出している。
これにより、梁の間にプレキャストコンクリートスラブ版を架け渡し、床スラブを構築する過程において、隣接するプレキャストコンクリートスラブ版同士を、接続部で機械式鉄筋継手や鋼製スリーブ等を利用して接続し、その接続部のみを現場でコンクリート打設するだけでよく、施工作業の簡素化が図れる。
請求項5に記載の発明に係る合成床版は、H形鋼又はT形鋼と、前記H形鋼又は前記T形鋼のウェブの両側面に接合されたスタッドと、前記H形鋼又は前記T形鋼の下側フランジの高さで下面が設けられ、コンクリート打設時には型枠として用いられ、コンクリート打設後は現場打ちコンクリートと構造的に一体化される床材と、前記床材の上に、少なくとも前記H形鋼又は前記T形鋼のウェブの全幅以上の厚さまで前記ウェブの両側面に打設された現場打ちコンクリートと、を有することを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、H形鋼又はT形鋼の両側面に合成床版が接合されている。合成床版は、コンクリート打設時には型枠として用いられ、コンクリート打設後は現場打ちコンクリートと構造的に一体化される床材と、床材の上に打設された現場打ちコンクリートとを有している。
床材の下面は、H形鋼又はT形鋼の下側フランジの高さとされ、現場打ちコンクリートの上面は、少なくともH形鋼又はT形鋼のウェブの全幅以上の厚さまでとされている。
これにより、床材下面の型枠を省略できるので、現場でのコンクリートの打設作業が省け、工期の短縮が図れる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の合成床版において、前記床材は、厚さが前記H形鋼又は前記T形鋼のウェブより小さい、ハーフプレキャストコンクリートスラブ版又は鋼製のデッキプレートであることを特徴としている。
広く利用されているハーフプレキャストコンクリートスラブ版や鋼製のデッキプレートを使用することにより、工期の短縮や施工費用の低減ができる。
請求項7に記載の発明に係るプレキャストコンクリートスラブ版の施工方法は、請求項4に記載のプレキャストコンクリートスラブ版を梁の間に架け渡す工程と、隣り合う前記プレキャストコンクリートスラブ版の前記接合部から露出した前記継手筋を、鉄筋で接合する鉄筋接合工程と、前記接合部にコンクリートを充填する工程と、を有することを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、先ず、プレキャストコンクリートスラブ版を梁の間に架け渡す工程を実行する。プレキャストコンクリートスラブ版は、他の場所において、スタッドが接合されたH形鋼又はT形鋼のウェブの両面に、少なくともH形鋼又はT形鋼のウェブの全幅以上の厚さで、ウェブの両側面にコンクリートスラブを一体化して形成される。
次に、プレキャストコンクリートスラブ版の継手筋を鉄筋で接合する鉄筋接合工程を実行する。即ち、隣接するプレキャストコンクリートスラブ版の接合部から露出された継手筋同士を、鉄筋で接合する。
このとき、プレキャストコンクリートスラブ版の応力負担方向をH形鋼の流し方向と同じ一方向版として設計した場合、接合する鉄筋の本数は、面内せん断力の伝達に必要な本数でよい。
最後に、コンクリート充填工程で、接合部にコンクリートを充填する。即ち、継手筋と鉄筋との接合後、切り欠かれた接合部にコンクリートを充填して、床スラブを構築する。
上述したように、梁にプレキャストコンクリートスラブ版を並べて架け渡せば、コンクリートスラブが構築されるので、施工性が向上する。
請求項8に記載の発明に係る耐火建築物は、請求項1若しくは2に記載の床組構造、請求項3若しくは4に記載のプレキャストコンクリートスラブ版、又は請求項5若しくは6に記載の合成床版が使用されたことを特徴としている。
これにより、耐火建築物においても、梁の下面やH形鋼又はT形鋼の下側フランジの下面の耐火被覆材が不要となり、又は被覆厚さを低減でき、耐火被覆材の厚さの減少分だけ天井ふところを低くできる。
本発明は、上記構成としてあるので、耐火性能を満足させて天井ふところを低くできる。
本発明の第1の実施の形態に係る床組構造の基本構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る床組構造の梁との接合例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る床組構造の他の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るプレキャストコンクリートスラブ版の基本構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るハーフプレキャストコンクリートスラブ版の基本構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る鋼製デッキとの合成床版の基本構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る耐火建築物の平面構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る耐火建築物の立面構成及び適用例を示す図である。 従来例の梁とスラブの重ね寸法を低くする基本構成を示す図である。 従来例の梁とスラブの重ね寸法を低くする基本構成を示す図である。
(第1の実施の形態)
図1、2に示すように、第1の実施の形態に係る床組構造10は、梁材としてのH形鋼12を有し、H形鋼12は梁46の間に架け渡されている。H形鋼12と梁46の接合は、従来と同様に、梁46に固定したプレート72と、H形鋼12に固定したプレート73をボルト74で接合する。
H形鋼12のウェブ16の両面には複数のスタッド14が接合され、H形鋼12及びスタッド14と一体となるように、コンクリートスラブ18が、図示しない型枠の上に現場打ちコンクリートで打設されている。このとき、コンクリートスラブ18とH形鋼12は、ウェブ16の両面に設けられたスタッド14を埋め込んで接合され、接合強度が確保されている。
H形鋼12のウェブ16の幅寸法はH1とされ、コンクリートスラブ18は、ウェブ16の成H1の全幅以上を覆う厚さH2で打設されている。コンクリートスラブ18の梁46側の端部には、図示しないコンクリート止めプレートが設けられ、梁46のウェブ側面にはコンクリートが充填されていない。梁46の表面には、耐火被覆が施されている。
なお、コンクリートスラブ18の内部には主筋や配力筋が配筋されているが、図示は省略している。
コンクリートスラブ18の上面18Uは、H形鋼12の上側フランジ12Uの上面と同じ高さとされ、H形鋼12は、上側フランジ15Uの上面と下側フランジ15Dの下面及び側面を除き、コンクリートスラブ18に埋設されている。
図1、2に示す構成とすることにより、従来、H形鋼12の上側フランジ15Uの上面に構築していたコンクリートスラブ18の下面を、H形鋼12に支持させた状態で、H形鋼12の下側フランジ15Dの位置まで下げることができる。
即ち、適正な断面形状のH形鋼12を使用して、H形鋼12の使用本数を増やさずに、またH形鋼12の性能を低下させずに、コンクリートスラブ18と、コンクリートスラブ18を支持するH形鋼12の合計高さを低くできる。
なお、コンクリートスラブ18の下面を、H形鋼12の上側フランジ15Uの上面から下側フランジ15Dの位置まで下げても、天井仕上げ面はコンクリートスラブ18の下面から必要最小限の寸法を確保すれば敷設することが可能であり、コンクリートスラブ18の下面を下側フランジ15Dの位置まで下げても、居住空間として要求される天井高さを確保するのに問題はないばかりか、H形鋼12の下方に敷設される天井のふところを低く(小さく)することができる。
更に、下記に示す理由で耐火性能を向上させることができる。
即ち、耐火建築物においては、H形鋼12の露出している部分は耐火性能を満たすため、周囲を耐火被覆材で覆う必要がある。しかし、図1、2に示す構成とすることにより、コンクリートスラブ18の上階、又は下階のいずれか一方の階で火災が発生した場合、コンクリートスラブ18が断熱材として作用し、H形鋼12の上側フランジ15Uと下側フランジ15Dを熱的に分断する。これにより、上側フランジ15Uと下側フランジ15Dが同時に加熱される事態が防止され、H形鋼12の温度上昇が抑制される。
更に、ウェブ16の両面に構築されたコンクリートスラブ18が断熱材として作用して、ウェブ18が直接火炎に曝されるのを防止する。同時にコンクリートスラブ18が有する熱容量により、ウェブ16の温度上昇が抑制される。
このように、H形鋼12をコンクリートスラブ18に埋め込む構成とすることにより、H形鋼12に要求される耐火基準を満足させることができる。この結果、床組構造10を耐火建築物に適用した場合に、下側フランジ15Dの下面は露出されているにも係わらず、耐火被覆材が不要、又は耐火被覆材の厚さを減少できる。
なお、第1の実施の形態に係る床組構造10は、梁材としてH形鋼12を使用した。しかし、これに限定されることはなく、図3に示すように、梁材としてT形鋼22を使用してもよい。
即ち、ウェブ24の両面に複数のスタッド14が接合されたT形鋼22を、梁46の間に架け渡し、T形鋼22及びスタッド14と一体となるように、コンクリートスラブ18を、図示しない型枠の上に現場打ちコンクリートで打設する。
ウェブ24の成がH3のT形鋼22を使用し、コンクリートスラブ18の下面をT形鋼22のフランジ位置とし、コンクリートスラブ18は、ウェブ24の成H3の全幅以上の厚さH2で打設する。
これにより、T形鋼22を使用しても、H形鋼12を使用した場合と同様の、上述した作用、効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
図4(A)に示すように、第2の実施の形態に係るプレキャストコンクリートスラブ版26は、第1の実施の形態で説明した床組構造10を、プレキャスト化したものである。即ち、プレキャストコンクリートスラブ版26は、長手方向の中央に梁材となるH形鋼12を有している。H形鋼12のウェブ16の両側の側面には、図示しない複数のスタッド14が接合され、ウェブ16の両側に、コンクリートスラブ28が打設された状態でプレキャスト化されている。
コンクリートスラブ28の長手方向の両側面は、コンクリートの一部が切り欠かれ、コンクリートスラブ28の内部に埋め込まれた、継手筋54の一部を露出させた接続部30が複数形成されている。
これにより、梁46の間に、長手方向の側面同士を突き合わせながらプレキャストコンクリートスラブ版26を架け渡し、順次床スラブを構築してゆく過程において、隣接するプレキャストコンクリートスラブ版26同士を、接続部30を利用して接続することができる。
接合方法としては、図4(B)に示すように、接続部30の内部で、継手筋54に機械式鉄筋継手48を被せてスライドさせながら、両方の継手筋54を機械式鉄筋継手48でラップさせ、隙間部を充填材で充填して固定する方法や、図4(C)に示すように、接続部30の中で、両方の継手筋54の間に鉄筋56渡し、継手筋54と鉄筋56を鋼製スリーブ54に差し込んで、隙間に図示しないウェッジを圧入して固定する方法等がある。また、図4(D)に示すように、接続部30でなく、目地31を設けて、一方の継手筋54に機械式鉄筋継手48を被せ、スライドさせながら、両方の継手筋54を機械式鉄筋継手48でラップさせる方法でもよい。
これにより、予め、別の場所でプレキャストコンクリートスラブ版26を製造でき、現場施工の手間を減らすことができる。
次に、プレキャストコンクリートスラブ版26の施工方法について説明する。
先ず、搬入、架け渡し工程を実行する。即ち、施工現場とは異なる場所に設置された製造所でプレキャストコンクリートスラブ版26を製造し、この、別の場所で製造されたプレキャストコンクリートスラブ版26を施工現場に搬入する。そして、プレキャストコンクリートスラブ版26を梁46の間に架け渡す。H形鋼12のフランジと梁46は、上述したように、ガセットプレート等を使用してボルト接合や溶接接合で接合する。
このとき、プレキャストコンクリートスラブ版26の梁46側の端面は、梁46のウェブにコンクリートを充填し、プレキャストコンクリートスラブ版26の配筋を埋め込んでもよい。
次に、鉄筋接合工程を実行する。即ち、隣接するプレキャストコンクリートスラブ版26を、それぞれの接合部30から露出された継手筋54同士を接合して固定する。継手筋同士の接合は、機械式鉄筋継手48や鋼製スリーブ54等を用いて接合する。
このとき、コンクリートスラブ28の応力負担方向が、H形鋼12の流し方向と同じ一方向版として設計した場合、接合する鉄筋の本数は、面内せん断力の伝達に必要な本数でよい。
最後に、コンクリート充填工程を実行する。即ち、継手筋54と機械式鉄筋継手48との接合後、切り欠かれた接合部30にコンクリートを充填して、床スラブを完成させる。
以上、説明したように別の場所で製造されたプレキャストコンクリートスラブ版26を、梁46の間に並べて架け渡すことでコンクリートスラブが構築されるので、施工性が向上する。
(第3の実施の形態)
図5に示すように、第3の実施の形態に係るハーフプレキャストスラブ版32は、第1の実施の形態で説明したH形鋼12を有し、H形鋼12のウェブの両側面には、スタッド14が接合されている。
ハーフプレキャストスラブ版32は、予め別の場所で製造され、厚さが床の厚さより薄くされたハーフプレキャストコンクリートスラブ版34が下層に敷かれ、ハーフプレキャストコンクリートスラブ版34の上に、現場打ちコンクリートを打設した構成である。
ハーフプレキャストコンクリートスラブ版34は、例えばオムニア版やスパンクリート版であり、下面がH形鋼の下側フランジの高さに設けられ、コンクリート打設時には型枠として用いられ、コンクリート打設後は現場打ちコンクリートと構造的に一体化される。
このとき、梁46との接合部は、ハーフプレキャストコンクリートスラブ版34の梁46側の端部に、図示しないコンクリート止めプレートを設け、梁46のウェブ側面にはコンクリートを充填させない方法でもよいし、図5(B)に示すように、コンクリート止めプレートを設けず、梁46のウェブ側面に型枠59を取り付けてコンクリートを充填させ、現場打ちコンクリートの中に設けた床上端筋38を水平アンカーとし、ハーフプレキャストコンクリートスラブ版34の内部に設けられた床下端筋39を垂直アンカーとしてもよい。
なお、ハーフプレキャストコンクリートスラブ版34の下には、サポート58を設けて現場打ちコンクリートを打設する。
現場打ちコンクリートは、少なくともH形鋼のウェブの全幅以上の厚さまでウェブの両側面に打設されている。ここに、隣接するハーフプレキャストコンクリートスラブ版32同士の接合は、現場打ちコンクリート部分で面内せん断力が伝達可能な場合は、接合部における機械式鉄筋継手による継手筋の接続は不要となる。
これにより、第1の実施の形態で説明した効果を得ることができると共に、型枠を省略できるので、現場でのコンクリートの打設作業が省け、工期の短縮が図れる。
なお、ハーフプレキャストコンクリートスラブ版32を使用したハーフプレキャストスラブ版32について説明したが、これに限定されることはなく、ハーフプレキャストコンクリートスラブ版34の替わりに鋼製のデッキプレート42を使用してもよい。
即ち、図6に示すように、デッキプレートスラブ40は、デッキプレート42が下層に敷かれ、デッキプレート42の上に、現場打ちコンクリートを打設した構成である。デッキプレート42は、例えばフラットデッキやフェローデッキであり、下面をH形鋼12の下側フランジの高さに設け、デッキプレート42の上に、現場打ちコンクリート44を、少なくともH形鋼12のウェブ16の全幅以上の厚さまでウェブ16の両側面に打設する。
これにより、第1の実施の形態で説明した作用、効果を得ることができると共に、型枠を省略できるので、工期の短縮が図れる。
また、以上説明したハーフプレキャストスラブ版32、デッキプレートスラブ40は、いずれもH形鋼を梁材として用いた。しかし、これに限定されることはなく、T形鋼を梁材として用いてもよい。これにより、H形鋼を使用した場合とほぼ同等の作用、効果を得ることができる。T形鋼の具体的な構成は既に説明してあるので省略する。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態に係る耐火建築物50の平面図の例を図7に、立面図を図8に示す。図7に示すように、柱52の間に梁46架け渡され、梁46の間に床組構造10が架け渡され連結されている。
柱52は角型鋼管製であり、柱52の間にはH形鋼製の梁46が架け渡され、梁46の間に床組構造10が設けられている。
床組構造10は、第1の実施の形態で説明したものと同じ構成であり説明は省略する。梁46の上側フランジの上面、コンクリートスラブ18の上面、及びH形鋼12の上側フランジ15Uの上面は、いずれも同じ高さとされている。
これにより、それぞれのフロアにおいて、コンクリートスラブ18と、クリートスラブ18を支持するH形鋼12を合計した高さを小さくできる。
次に、耐火建築物60への具体的な適用例について説明する。図8(A)が従来の天井高さの場合の構成であり、図8(B)が本実施の形態に係る天井高さの場合の構成である。
図8(A)において、図示は省略するが、従来のコンクリートスラブと、コンクリートスラブを支持するH形鋼の構成においては、標準的な階高は約4.0mである。なお、1階の階高は他階より高く6.5mとしている。この結果、地上の階数を8階とすれば、建物高さは34.5mとなる。道路斜線と隣地斜線の制限を考慮したとき、これ以上、階数を増やすことはできない。
一方、図8(B)に示すように、床組構造10を採用すれば、既述したようにコンクリートスラブ18の厚さH2と耐火被覆材の厚さの分だけ階高を低くできる。例えば、居住空間の高さを同一に維持したまま、標準的な階高である4.0mより0.2m程度低くすることが可能である。即ち、階高を約3.8mにできる。
この結果、図8(A)と同じ建築条件の敷地においても、1階部分の階高を6.5mと図8(A)と同じ高さとし、地上の階数を9階とした場合であっても建物高さは36.9mで抑えられる。即ち、道路斜線と隣地斜線の制限を考慮しても許容範囲に納めることができる。
このように、同じ敷地の土地であるにも係わらず、従来8階が上限であった階数を、1階分だけ増やせ9階の建物とすることができる。これにより、述べ床面積の増大、建築資材の減少が図れる。
なお、図7、8に示す耐火建築物50は、第1の実施の形態に係る床組構造10で説明したが、第2の実施の形態に係るプレキャストコンクリートスラブ版26、又は第3の実施の形態に係るハーフプレキャストスラブ版32、デッキプレートスラブ40を使用してもよい。
以上に本発明を図示した実施例に基づいて説明したが、もとより本発明の要旨は図示した実施例に限定されるものではない。所謂当業者が必要に応じて行う設計変更その他の変形、または応用の範囲などを含む発明である。
10 床組構造
12 H形鋼(梁)
14 スタッド
15 フランジ
16 ウェブ
18 コンクリートスラブ
20 床組構造
22 T形鋼(梁)
24 ウェブ
26 プレキャストコンクリートスラブ版
30 接続部
32 ハーフプレキャストスラブ版(合成床版)
34 ハーフプレキャストコンクリートスラブ版(床版)
36 現場打ちコンクリート
40 デッキプレートスラブ(合成床版)
42 デッキプレート(床版)
44 現場打ちコンクリート
50 耐火建築物

Claims (8)

  1. 鉄骨製の梁と、
    前記梁の側面に接合されたスタッドと、
    前記梁の側面及び前記スタッドと一体となるように打設されたコンクリートスラブと、
    を有する床組構造。
  2. 前記梁はH形鋼又はT形鋼であり、
    前記コンクリートスラブの厚さは、前記H形鋼又は前記T形鋼のウェブの全幅以上である請求項1に記載の床組構造。
  3. H形鋼又はT形鋼と、
    前記H形鋼又は前記T形鋼のウェブの両側面に接合されたスタッドと、
    少なくとも前記H形鋼又は前記T形鋼のウェブの全幅以上の厚さで前記ウェブの両側面に構築されたコンクリートスラブと、
    を有するプレキャストコンクリートスラブ版。
  4. 前記コンクリートスラブの周囲の一部を切り欠いて形成され、前記コンクリートスラブの継手筋を露出させた接続部を有する請求項3に記載のプレキャストコンクリートスラブ版。
  5. H形鋼又はT形鋼と、
    前記H形鋼又は前記T形鋼のウェブの両側面に接合されたスタッドと、
    前記H形鋼又は前記T形鋼の下側フランジの高さで下面が設けられ、コンクリート打設時には型枠として用いられ、コンクリート打設後は現場打ちコンクリートと構造的に一体化される床材と、
    前記床材の上に、少なくとも前記H形鋼又は前記T形鋼のウェブの全幅以上の厚さまで前記ウェブの両側面に打設された現場打ちコンクリートと、
    を有する合成床版。
  6. 前記床材は、厚さが前記H形鋼又は前記T形鋼のウェブより小さい、ハーフプレキャストコンクリートスラブ版又は鋼製のデッキプレートである請求項5に記載の合成床版。
  7. 請求項4に記載のプレキャストコンクリートスラブ版を梁の間に架け渡す工程と、
    隣り合う前記プレキャストコンクリートスラブ版の前記接合部から露出した前記継手筋を、鉄筋で接合する鉄筋接合工程と、
    前記接合部にコンクリートを充填する工程と、
    を有するプレキャストコンクリートスラブ版の施工方法。
  8. 請求項1若しくは2に記載の床組構造、請求項3若しくは4に記載のプレキャストコンクリートスラブ版、又は請求項5若しくは6に記載の合成床版が使用された耐火建築物。
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