JP2011229794A - カチューシャ - Google Patents
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Abstract
【課題】締め付け感がなく、頭髪を確実に止着するというカチューシャ本来の機能と共に、頭部のみならず耳や顔のツボ、これらのリンパの経路を刺激して美容と健康の増進効果を奏するカチューシャを提供することを目的とする。
【解決手段】従来のカチューシャに比し、全長を長くして端部が耳の下部にまで及ぶ長さに形成し、さらに両端部を前方へ屈曲させて耳の後ろに沿って首の付け根まで延設するのである。そしてカチューシャの少なくとも両端部とほぼ中央部に磁気を有する突起物を取り付けるのである。また、カチューシャの端部上方に帯状片を回動可能に取り付け、この帯状片に顔のツボを刺激する磁気性突起物を取り付けるのである。
【選択図】図4
【解決手段】従来のカチューシャに比し、全長を長くして端部が耳の下部にまで及ぶ長さに形成し、さらに両端部を前方へ屈曲させて耳の後ろに沿って首の付け根まで延設するのである。そしてカチューシャの少なくとも両端部とほぼ中央部に磁気を有する突起物を取り付けるのである。また、カチューシャの端部上方に帯状片を回動可能に取り付け、この帯状片に顔のツボを刺激する磁気性突起物を取り付けるのである。
【選択図】図4
Description
本発明は女性の髪の乱れを抑えると共に装飾品としても使用するカチューシャの改良に関するものである。より詳しくは、磁性体を取り付けてその磁力及び押圧力によって美容健康を増進する機能を有するカチューシャに関する発明である。
弾性を有する∪字状のフレームの内周面に磁石を突出形成した、磁気健康ヘアバンドがある(特許文献1)。
また、頭部のツボに接する部位に指圧を目的として隆起加工を施したヘアバンドがある(特許文献2)。
従来のカチューシャはデザインやサイズ展開による長さの違いはあってもほぼ同一の∪字形形状で、端部が耳の後ろの上部に到達する程度の長さを有するものがほとんどである。
また、頭部に確実に止着させるために両端部は外側へ強制的に拡開可能に形成されている。すなわち、カチューシャが大きすぎると浮き上がってかえって髪の乱れを生じさせ、小さすぎると頭部への締め付け感が強く頭痛の原因となることがあり、自分の頭部にぴったりのカチューシャを探すことは困難であった。
また、ヘアアクセサリとしてのカチューシャに健康増進機能を持たせた特許文献1及び2のカチューシャは、頭部のみへの磁気、指圧効果をもたらすものである。これは、上述のように従来のカチューシャと同様、端部が耳の上部までの長さしかないためである。従って、耳の後ろに位置するツボやリンパの経路、また顔のツボ等にまで有効な効果を及ぼすことはなかった。
そこで、本発明では、締め付け感がなく、頭髪を確実に止着するというカチューシャ本来の機能と共に、頭部のみならず耳や顔のツボ、これらのリンパの経路を刺激して美容と健康の増進効果を奏するカチューシャを提供することを目的とするのである。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカチューシャは、従来のカチューシャに比し、全長を長くして端部を耳の下部にまで及ぼす長さに形成し、さらに両端部を前方へ屈曲させて耳の後ろに沿って首の付け根まで延設するのである。そしてカチューシャの少なくとも両端部とほぼ中央部に磁気を有する突起物を取り付けるのである。
また、請求項3のカチューシャではカチューシャの端部上方に帯状片を回動可能に取り付け、この帯状辺に顔のツボを刺激する磁気性突起物を取り付けるのである。
1.カチューシャを従来の製品より長く形成し、両端部を前方へ向けて屈曲させたため、耳の形状に沿って耳の後ろから首の付け根付近まで到達し、カチューシャを頭部に確実に止着させる。
2.従来のカチューシャの両端部が耳の上部付近に位置し、最も広がった状態、すなわち、最も締め付け力が強い状態で頭部に装着されていたのに比し、本願のカチューシャは締め付け感が少なくカチューシャ装着による頭痛が生じにくくまたカチューシャのずれも少ない。
従って長時間にわたって良好な装着感が持続し、カチューシャ装着による頭痛を嫌ってカチューシャを敬遠していた人でも手軽なヘアアクセサリであるカチューシャを楽しむことができるようになる。
3.磁性を有する突起物を少なくとも両端部、あるいは両端部とカチューシャの略中央部内側に取り付けたため、頭部のみならず耳付近に存在するツボを物理的あるいは磁気的に刺激し血流、リンパの流れを良好にする。
4.磁性を有する突起物を取り付けた帯状片をカチューシャ本体に回動可能に取り付けて、顔の上部にまで延設したため、顔のツボも刺激する。また微妙な位置決めが可能となる。
突起物の磁気や押圧により血流及びリンパの流れが活性かされ、老廃物が排出されて顔のむくみが取れるため小顔効果に優れる。
5.上記、帯状片を取り外し可能にカチューシャに取り付けたため、室内で装着中は帯状片を取り付け、外出時は取り外してカチューシャ本体だけを装着することができ目的や場所に応じて使用態様の変更が自在である。
次に本願の最適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に記載したカチューシャは、カチューシャの両端部と略中央付近に磁性を有する突起物が取り付けられている。
カチューシャ1は弾性を有するほぼU字型形状のフレームであって、従来のカチューシャより全長において10cm程度長く形成されている。従来のカチューシャの端部は両耳の上部付近にとどまるが、本願のカチューシャ1は端部1a、1bが耳の後ろに沿って首の付け根、耳たぶ下のぐりぐりするところまで到達している。
耳の下部付近までの長さを有し、端部を前方へ向け屈曲形成するという本願の特徴を有すれば、個人差やデザイン変更による多少の長さや屈曲角度は変動することがある。
カチューシャ1の素材としては軽金属、合成樹脂等が考えられ、各種繊維等から成る化粧布で被覆したり、クッション材を内装する場合もある。
カチューシャ1の素材としては軽金属、合成樹脂等が考えられ、各種繊維等から成る化粧布で被覆したり、クッション材を内装する場合もある。
また、全長に渡り同一の幅を有する場合もまた、頭頂部が最も幅広で端部に行くに従い先細りとなる形状である場合もある。
本願のカチューシャは従来品より長く形成されている事に特徴を有するが、それに加えて、両端部1a-1aが耳の後ろに沿って前方に向けて屈曲形成されている。
従来のカチューシャの端部は両耳の上部付近、すなわち、頭部の最も幅のある部分に位置するためカチューシャを最も開ききった状態で装着することになる。
カチューシャは端部が拡開するように弾性を有する素材で形成されているため、カチューシャが最も開ききった上述の状態は言い換えれば、最も締め付け力が強い状態でカチューシャを装着していることになる。
この締め付けがカチューシャ装着による頭痛や痛みを生じさせて、長時間の使用を妨げ、あるいはカチューシャそのものを敬遠する原因となっている。
すなわち、頭痛解消を目的としてカチューシャに磁石を取り付けてもカチューシャそのものの形状が頭痛を引き起こしている以上、この形状を改良しない限り頭痛が根本から解消することはないと考えられる。
一方、本願のカチューシャ1は全長が長く形成され、耳の後ろに沿って首の付け根付近まで端部1aが延設されているため、装着前の状態とほぼ同じ状態で装着できるため、締め付け感がほとんどないにも関わらず、確実に装着されて頭髪の乱れを抑え、カチューシャのずれや浮き上がりが生じないのである。
さらに、本発明にかかるカチューシャの両端内周面1bには磁性を有する突起物2−2、3−3、がそれぞれ二つずつ取り付けられている。
請求項2に記載したカチューシャは、これに加えてカチューシャの略中央部内周面1cにも磁性を有する突起物4を一つ取り付けるのである。
磁性を有する突起物としては、たとえば強磁力のマグネットの使用が考えられる。マグネットをカチューシャにそのまま取り付けても良いし、繊維等で被覆すると見た目にもわからない。
また、磁石をカチューシャに埋設するのではなく、隆起させて取り付けることで磁石の磁力だけでなく、指圧具としての押圧、マッサージ効果も付与するのである。
図3が頭部、首、顔付近に存在するツボの位置を示す説明図である。
図3の6が両耳の頂点の延長線と眉間の中心の延長線が頭上で交わるところにあるツボ「百会」6、耳たぶの後ろで耳の後ろの出っ張った骨の前にあるくぼみがツボ「翳風」5である。
図3では示されていないが耳の後ろの出っ張った骨の下端にあるくぼみが「完骨」というツボである。
請求項1記載のカチューシャでは、磁石2、3を取り付けた両端部1a-1aが耳の後ろに沿って首の付け根付近まで到達するため、ツボ「翳風」5、「完骨」を刺激するのである
。
。
さらに請求項2記載のカチューシャにはこれに加えて、カチューシャ1の中央付近の内側に磁石4を取り付けたため、頭頂にある「百会」6も合わせて刺激するのである。
図2が請求項3記載のカチューシャ7の斜視図である。
図2が請求項3記載のカチューシャ7の斜視図である。
カチューシャ7は請求項1及び2記載のカチューシャ1同様、従来のカチューシャよりも長く形成されていることおよび両端部7aが前方に向けて屈曲形成されていることを特徴とする。また、両端部内側7aに一対の磁石8−8、9−9が取り付けられている点も同じである。また、この実施例では頭頂部7bの内側にツボ「百会」を刺激する磁石10が突設されている。
さらにこれに加えて、カチューシャ7の両端部上方に一対の帯状片11−12が取り付け部材13、14で回動自在に取り付けられており、帯状片11−12の内側にそれぞれ一対の磁石15−15、16−16を備えて成る。
この帯状片11−12は髪の生え際や耳の前方にある顔のツボを刺激するために設けられている。
顔にも多数のツボが存在するが、たとえば髪の生え際、こめかみのあたりにある「頷厭」17、まゆ毛の外側端と目じりの中間よりにあるくぼみ「太陽」18、耳の一番上のところであって髪の生え際「角孫」19、そして耳を前に折り曲げたときに耳のへりがもみあげと触れ合うあたりにあるツボ「曲鬢」20などを直接刺激する(図3)。
帯状片11、12は取り付け部材を介してカチューシャ本体7に回動自在に取り付けられているため、顔面の所望位置に合わせて容易に角度を変えることができ、使用者自らが選んだ最適なツボを押圧することができる。
また、帯状片11、12自体のカチューシャ本体7への取り付け位置が変更できるように形成することも可能である。
たとえば帯状片に別途取り付けた突起をカチューシャ本体7の外周面に設けた溝に嵌合させて摺動させる構造が考えられる。
また、帯状片に造花等の飾りを付けることでさらに装飾性を高めることができ指圧具とは一見して判別できなくなり外出時でも抵抗なく使用できるのである。
次に、実際に請求項4記載の帯状片を有するカチューシャ7を装着した状態が図4に示されている。
帯状片12はちょうど耳の上部に位置し、顔面のツボを磁気と押圧で刺激するのである。
磁石の磁気作用が人体の健康を増進することは周知の事実であるが、本発明にかかるカチューシャにおいても、カチューシャに取り付けた各磁石の磁極間であってカチューシャの内表面、外表面に磁界が誘起され頭、首、肩の凝りをほぐして脳への血流を増やすのである。
磁石に発生する磁界は頭部内にも作用し、脳細胞内における新陳代謝等を促進させて頭痛、肩こりや疲労等を早期に回復、頭脳を爽快にするのである。
又、磁気作用だけでなく、カチューシャ内周面に隆起するように取り付けた磁石が頭皮や頭部、耳付近及び首付近のツボに直接接触してこれらを刺激することでさらに血行を良好にし、頭を軽く、頭痛を緩和する効果が増大するのである。
又、本発明品は耳の下部、首の付け根付近まで到達する長さを有し、その両端部に磁石を取り付けているため、「角孫」、「曲鬢」、「翳風」、「完骨」を中心とした耳や首付近に存在するツボを刺激して、耳鳴りや歯痛、顔面神経痛、顔面麻痺等によく作用するのである。
請求項3及び4記載のカチューシャは顔面のツボを刺激する磁石を取り付けた帯状片を有するため、前述の頭部及び耳付近のツボへの刺激に加えて顔のツボへの刺激効果を発揮する。
「頷厭」、「太陽」等を中心とした顔のツボを刺激し、偏頭痛や顔面神経麻痺、めまい、一切の眼疾患に効果的である。
又、このような不快症状の改善を図って健康を増進させるだけでなく美容面でも顕著な効果を奏するのである。
耳の上から続き生え際、耳下から続く首筋の部分は老廃物を排出するポイントが集中している。
顔のツボ、経路の流れ、リンパの流れに従って、磁力や押圧によって顔の筋肉をほぐすことで、血流を良くしてリンパを流すと毛細血管が集中した顔の皮膚にも酸素が行き渡り顔色が良くなり美肌効果を奏する。
むくみの原因となる余分な水分をため込まないためフェイスラインがシャープになり輪郭がくっきりした小顔になるのである。
1、7、カチューシャ
2、3、4、8、9、15、16、磁石
11、12、帯状片
13、14、取り付け部材
2、3、4、8、9、15、16、磁石
11、12、帯状片
13、14、取り付け部材
Claims (4)
- 端部が耳の下部まで到達する長さを有する、U字型形状の弾性フレームから成るカチューシャの両端部を前方に向けて屈曲形成すると共に、
少なくともカチューシャの両端部に磁性体を隆起させて取り付けたことを特徴とするカチューシャ。 - カチューシャの略中央付近に磁性体を隆起させて取り付けたことを特徴とする請求項1記載のカチューシャ。
- カチューシャの両端部上方に、磁性体を隆起させて取り付けた帯状片を取り付け部材で回動自在に一体的に形成したことを特徴とする請求項1記載又は請求項2記載のカチューシャ。
- 磁性体を隆起させて取り付けた帯状片を取り外し自在に取り付けた請求項3記載のカチューシャ。
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