JP2011229239A - 充電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルロス分の電圧降下の補正のみならず、充電台経由でのケーブルロス分の電圧降下の補正も行える充電器を得る。
【解決手段】充電ケーブル2のケーブルロスによる電圧降下分を補正する第1の補正信号、又は充電ケーブル2及び充電台200のケーブルロスによる電圧降下分を補正する第2の補正信号を生成する電圧補正信号生成部14と、電圧補正信号生成部14が生成した補正信号に基づいて、携帯端末100を充電するための電圧を増幅する電圧増幅部13とを備え、電圧補正信号生成部14は、充電ケーブル2が携帯端末100に直接接続された場合には第1の補正信号を生成し、充電ケーブル2が充電台200に接続された場合には第2の補正信号を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、充電可能な電子機器に用いられる充電器に関し、特に充電ケーブルを介して、若しくは充電ケーブル及び充電台(”クレイドル”とも呼ばれる)を介して充電を行う充電器に関する。
携帯端末(例えば携帯電話)の充電においては、充電ケーブルを介して充電器と直接接続する場合や、充電ケーブルと充電台を介して接続する場合とがある。いずれにおいても充電ケーブルが介在することになるので、ケーブル長に応じた電気的ロス(損失)(以下、ケーブルロスと言う)が生じる。充電器の出力端子における電圧に基づいて充電器の出力電圧制御を行うと、ケーブルロスがあるため、携帯端末の充電端子受け部における電圧が充電器の出力端における電圧より低い値となり、携帯端末の充電池を満充電することができない。特に、電圧の低下は、充電台を経由した場合に顕著になる。ケーブルロスに加えて、充電台内の配線の電気的ロスが存在するからである。
図6は、携帯端末100と充電器110を充電ケーブル120で接続した例を示す図である。また図7は、充電器110の出力電圧対出力電流の特性を示す図である。図6及び図7において、充電ケーブル120の抵抗によって、充電ケーブル120の出力端子における電圧V2(この電圧V2は携帯端末100の充電端子受け部における電圧である)が充電器110の出力端における電圧V1より低くなる。そこで、充電ケーブル120の抵抗に応じた電圧補正を行うことが考えられる。
一方、図8は、充電ケーブルの抵抗に応じた電圧補正を行った場合に、充電台経由で携帯端末100と充電器110を接続した例を示す図である。また図9は、充電台130を使用したときの充電器110の出力電圧対出力電流の特性を示す図である。図8及び図9においては、充電ケーブル120の抵抗Rに応じた補正を行っているが、充電ケーブル120の抵抗によるロスに加えて、充電台130内の配線140の電気的ロスがあるため、携帯端末100の充電端子受け部における電圧V3が充電ケーブル120の出力端子における電圧V2よりも低い値となる。
従来、ケーブルロスによる電圧低下を抑制するようにした技術が案出されている。例えば特許文献1には、出力電圧と主変圧器出力を入力として得られる無負荷電圧とを演算増幅器で加算してケーブルロスを補正することが記載されている。また、特許文献2には、負荷側回路へ供給する直流電流の検出結果を基準電圧補正回路の基準電圧に加算して配線に左右されないようにすることが記載されている。また、特許文献3には、コネクタ接続された出力ケーブルを介した電源装置において、出力電圧の検出信号を帰還して出力制御を行うことが記載されている。
特開平4−261358号公報 特開2005−045853号公報 特開2008−059145号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜3で開示された技術は、ケーブルロス分の電圧降下の補正は可能であるが、充電台を介在させた場合、充電台経由でのケーブルロス分の電圧降下の補正はできず、良好な充電性能が得られないという課題がある。
本発明の目的は、ケーブルロス分の電圧降下の補正のみならず、充電台経由でのケーブルロス分の電圧降下の補正も行える充電器を提供することである。
本発明は、充電台を介して、又は直接電子機器に接続可能な充電ケーブルと、前記充電ケーブルのケーブルロスによる第1の電圧降下分を補正する第1の補正信号、又は前記充電ケーブル及び前記充電台のケーブルロスによる第2の電圧降下分を補正する第2の補正信号を生成する電圧補正信号生成部と、前記電圧補正信号生成部が生成した補正信号に基づいて、前記電子機器を充電するための電圧を増幅する電圧増幅部とを備え、前記電圧補正信号生成部は、前記充電ケーブルが前記電子機器に直接接続された場合には、前記第1の補正信号を生成し、前記充電ケーブルが前記充電台に接続された場合には、前記第2の補正信号を生成する充電器を提供する。
上記構成によれば、充電器が電子機器に直接接続されると、電圧補正信号生成部から充電ケーブルのケーブルロスによる第1の電圧降下分を補正する第1の補正信号が生成され、この第1の補正信号に基づいて、電子機器を充電するための電圧が増幅される。また、充電器が充電台経由で電子機器に接続されると、充電ケーブル及び充電台のケーブルロスによる第2の電圧降下分を補正する第2の補正信号が生成され、この第2の補正信号に基づいて、電子機器を充電するための電圧が増幅される。したがって、電子機器に直接接続する場合は勿論のこと充電台経由で接続しても携帯端末に規定電圧を供給できるので、常に良好な充電性能が得られる。
上記充電器において、前記電圧増幅部は、前記補正信号の電圧と所定の基準電圧との差分に応じて前記電子機器を充電するための電圧を増幅し、前記充電ケーブルは、前記電子機器に直接接続された場合に前記電子機器に接続され、かつ、前記充電台経由で接続された場合に開放される第1の心線と、前記充電台経由で接続された場合に前記充電台経由で前記電子機器に接続され、かつ、前記電子機器に直接接続された場合に開放される第2の心線とを備え、前記電圧補正信号生成部は、前記電圧増幅部に印加される電圧を、前記電子機器と前記充電器とが接続される経路に設けられた抵抗によって変化させ、前記電圧補正信号生成部は、前記第1の心線に接続される抵抗と、前記第2の心線に接続される抵抗とを異なるものとすることで、前記充電ケーブルが前記電子機器に直接接続された場合には、前記第1の補正信号を生成し、前記充電ケーブルが前記充電台に接続された場合には、前記第2の補正信号を生成する。
上記構成によれば、第1の補正信号を出力するか第2の補正信号を出力するかを、どの抵抗が電子機器と接続されたか否かによって切り替える。接続される心線の切り替えは、電子機器および充電台の簡易な回路構成の工夫によって実現できるので、補正信号の切替を簡易な構成で実現できる。
上記充電器において、前記充電ケーブルの一端に設けられ、前記充電ケーブルが前記充電台の前記充電ケーブルを接続するレセプタクルに接続されると、前記レセプタクルに設けられた突起部に接する機械的スイッチを更に備え、前記電圧補正信号生成部は、前記機械的スイッチが前記突起部に接していない場合には、前記第1の補正信号を生成し、前記機械的スイッチが前記突起部に接した場合には、前記第2の補正信号を生成する。
上記構成によれば、レセプタクルに設けられた突起部に機械的スイッチが接するか否かによって補正信号を切り替えるため、充電器の充電ケーブルを充電台に接続するだけで補正信号を充電台経由でのケーブルロスによる電圧降下分を考慮した第2の補正信号に切り替えることができる。
上記充電器において、前記充電ケーブルの一端に設けられ、前記充電ケーブルが前記充電台に接続される場合、前記充電台の前記充電ケーブルを接続するレセプタクルに設けられる磁石を検出する磁力検出部を更に備え、前記電圧補正信号生成部は、前記磁力検出部が磁石を検出していない場合には、前記第1の補正信号を生成し、前記磁力検出部が磁力を検出した場合には、前記第2の補正信号を生成する。
上記構成によれば、充電器の充電ケーブルを充電台に接続するだけで充電台経由でのケーブルロスによる電圧降下分が補正される。
また、本発明は、充電台を介して、又は直接電子機器に接続可能な充電ケーブルと、複数の異なる電圧補正パターンを記憶した補正パターン記憶部と、前記充電台に固有の固体情報に基づき、当該充電台に対応する電圧補正パターンを前記補正パターン記憶部から取得する判断部と、負荷電流を検出して電圧変換するI−V変換部と、前記電子機器に供給する電圧を検出する電圧検出部と、前記判断部で取得された前記電圧補正パターンと前記I−V変換部からの電圧信号を乗算した結果に、検出された前記電圧を加算する加算部と、前記加算部よる加算結果と所定の基準電圧とから誤差信号を得る電圧誤差増幅部とを備え、前記電圧誤差増幅部で得られた誤差信号に基づき前記電子機器を充電するための電圧を出力する。
上記構成によれば、充電台に固有の個体情報に基づき、当該充電台に対応する電圧補正パターンを補正パターン記憶部から取得し、取得した電圧補正パターンと負荷電流を電圧変換して得られた電圧信号とを乗算し、その乗算結果と充電用電圧とを加算し、その加算結果と所定の基準電圧との差である誤差信号を求め、この誤差信号に基づき、電子機器を充電するための電圧を出力する。したがって、充電器を充電台経由で携帯端末に接続しても携帯端末に規定電圧を供給することができ、常に良好な充電性能が得られる。
また、本発明は、充電台を介して、又は直接電子機器に接続可能な充電ケーブルと、前記充電台に固有の個体情報に基づき、正規の充電台の接続を判断する正規充電台接続判断部と、充電用電圧を出力する経路に設けられ、前記充電用電圧の遮断及び通電を行う遮断/通電スイッチと、前記正規充電台接続判断部の判断結果から正規の充電台が接続されている場合に前記遮断/通電スイッチを閉状態にし、正規の充電台以外の充電台が接続されている場合は前記遮断/通電スイッチを開状態のままにする充電許可部と、を備える充電器を提供する。
上記構成によれば、充電台に設けられた充電台情報部から固体情報を得て、正規の充電台の接続を判断し、その判断結果から正規の充電台が接続されている場合は充電を許可し、正規の充電台以外の充電台が接続されている場合は充電を許可しないので、正規でない充電台との組み合わせでの使用を防止できる。
本発明に係る充電器によれば、ケーブルロス分の電圧降下の補正のみならず、充電台経由でのケーブルロス分の電圧降下の補正も行え、常に良好な充電性能が得られる。
実施の形態1に係る充電器の概略構成と充電台の概略構成及び携帯端末の充電回路の概略構成を示す図 実施の形態2に係る充電器の概略構成と充電台の概略構成及び携帯端末の充電回路の概略構成を示す図 実施の形態3に係る充電器の概略構成と充電台の概略構成及び携帯端末の充電回路の概略構成を示す図 実施の形態4に係る充電器の概略構成と充電台の概略構成及び携帯端末の充電回路の概略構成を示す図 実施の形態5に係る充電器の概略構成と充電台の概略構成及び携帯端末の充電回路の概略構成を示す図 携帯端末と充電器をケーブルで接続した例を示す図 図6の充電器の出力電圧対出力電流の特性を示す図 充電台経由で携帯端末と充電器を接続した例を示す図 図6の充電器の出力電圧対出力電流の特性(充電台使用時)を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る充電器の概略構成と充電台の概略構成及び携帯端末の充電回路の概略構成を示す図である。同図において、本実施の形態の充電器1は、交流電源又は直流電源を入力してトランジスタ(図示略)のスイッチング動作により定電圧・定電流出力を制御するスイッチング電源回路11と、充電器1の出力電圧である電圧Vddから電圧Vaを生成する基準電圧設定部12と、基準電圧設定部12で設定された電圧Vaと基準電圧Vrefとの電位差を求め、その電圧差を増幅して電圧Voとして出力する電圧増幅器13と、ケーブルロス補正及び充電台経由でのケーブルロス補正に用いられる電圧補正信号生成部14とを備える。
充電器1には充電ケーブル2が接続されている。充電ケーブル2は、少なくとも3つの心線を有し、そのうちの2つの心線L1,L3が 電源供給用に使用され、1つの心線L2が充電台使用時の補正電圧切替え用に使用される。充電ケーブル2の先端部には出力端子21が設けられており、この出力端子21を携帯端末100のレセプタクル101又は充電台200のレセプタクル201に接続して使用する。すなわち、充電器1を携帯端末100に直接接続して充電する場合は、充電ケーブル2の出力端子21を携帯端末100のレセプタクル101に接続し、充電台経由で携帯端末100に接続する場合は、充電ケーブル2の出力端子21を充電台200のレセプタクル201に接続する。
充電台200は 、前述したレセプタクル201と、携帯端末100の充電端子受け部102Aに接触させる充電端子部202A及び携帯端末100の充電端子受け部102Bに接触させる充電端子部202Bを有している。充電端子部202Aはレセプタクル201の端子201−1と接続されており、また充電端子部202Bはレセプタクル201の端子201−5と接続されている。充電台経由での充電を行う場合、レセプタクル201の端子201−1は、充電器1の充電ケーブル2の心線L1と接続され、またレセプタクル201の端子201−5は、充電器1の充電ケーブル2の心線L2と接続される。
携帯端末100は、前述したレセプタクル101及び充電端子受け部102A,102Bの他に、逆流保護用のダイオード103、充電制御部104、及び充電池105を有している。充電制御部104は充電池105に対する充電制御を行う。
充電器1において、スイッチング電源回路11は出力電圧及び出力電流の検出結果を基に定電圧及び定電流制御を行う。定電圧制御は電圧増幅器13の出力電圧Voに基づいて行われる。基準電圧設定部12は、直列接続された抵抗R1、R2から構成され、その一端が負荷電流の流れる線路の高圧側(Vdd側)に接続され、他端がグランド側に接続される。また、直列接続された抵抗R1,R2の接続点が電圧増幅器13の2つの入力端の一方に接続される。
電圧補正信号生成部14は、抵抗R3,R4から構成され、各抵抗が負荷電流の流れる経路に直列に介挿される。また、抵抗R3の接続点が充電ケーブル2内の心線L3に、抵抗R4の接続点が充電ケーブル2内の心線 L2に接続される。電圧補正信号生成部14は、充電器1の充電ケーブル2を携帯端末100に直接接続した場合と、充電台経由で接続した場合とで電圧Vaを異なるものにし、それぞれの場合において携帯端末100のレセプタクル101又は充電端子受け部102A,102Bにおける電圧が一定になるようにするものである。
すなわち、充電器1が携帯端末100に直接接続された場合と、充電台経由で接続された場合とで、Vaを切り替えることで、電圧増幅器13による増幅量を変化させる。これにより、充電器1の充電ケーブル2を携帯端末100に直接接続した場合と、充電台経由で接続した場合とで同じ規定電圧が携帯端末100に印加されるようにする。なお、特に断らない限り、以下の説明では、印加される電圧Vaを「補正信号」とも呼ぶ。
以下、充電器1が直接接続と充電台経由の接続とで同じ既定電圧が印加されるようにしている原理を説明する。まず、基準電圧Vrefを(1)式で表すものに設定する。
基準電圧Vref=R2×Vdd/(R1+R2) (1)式
この場合、ケーブルロスがないと仮定した場合、VaをVrefと同じ値にすることで電圧補正が起こらないようにすればよい。しかし、上述したとおり、本実施の形態では、直接接続の場合と充電台経由での接続の場合それぞれで、ケーブルロスが発生する。
まず、直接接続の場合のケーブルロスを考える。充電器1の出力端16における電圧をV1、充電ケーブル2の出力端子21における電圧をV2とすると、ケーブルロスによる電圧降下はV1−V2となる。上述したとおり、電圧増幅器13は、VrefとVaの差分に相当する電圧を増幅する。したがって、この場合には、基準電圧Vaの方を、VrefよりもV1−V2だけ下げることで適切な電圧補正を行うことが出来る。ここで、充電ケーブル2のケーブルロスは負荷電流Iの大きさに比例して大きくなり、定電流に達した時点で最大となる。したがって、V1−V2は、(V1−V2)=R4×Iと抵抗×電流値の形で表すことができる。したがって、R4を上記の式が成立する値とし、直接接続の場合に抵抗R4が携帯端末に接続されるようにすれば、電圧V1が直接接続でのケーブルロスに相当する電圧が加算された値に増幅され、適切な電圧補正を行うことができる。ここで、(V1−V2)の値は、実験等によって事前に計測することが可能であるので、充電器1内に上記の式を満たすR4を事前に組み込むことで直接接続の場合のケーブルロスを補正することができる。
続いて、充電器1を充電台経由で携帯端末100に接続する場合について説明する。この場合、充電台経由でのケーブルロス分による電圧降下があるので、抵抗R4を用いた電圧補正では不十分である。ここで、充電台を経由した場合の充電端子の出力電圧をV3とすると、ケーブルロスによる電圧降下は(V1−V3)となる。直接接続の場合と同様に、ケーブルロスは負荷電流Iの大きさに比例して大きくなるため、(V1−V3)=R3×Iという形で表すことができる。したがって、R3をこの式を満たす値にすることで、電圧V1が充電台経由でのケーブルロスに相当する電圧が加算された値に増幅され、適切に補正することが出来る。なお、R3の値は、R4と同様、実験等によって事前に決定することができる。
ここで、充電台経由での接続と直接接続の場合の両方で適切な電圧補正を行うためには、どちらの方法で接続されたかによって接続先をR4とR3に切り替える必要がある。そのため、本実施の形態では、図1に示すとおり、充電台経由での接続の場合は、抵抗R3が接続されている心線L3は充電台経由で携帯端末100の充電端子受け部102Bに接続され、抵抗R4が接続されている心線L2は開放される。また、直接接続の場合は、抵抗R4が接続されている心線L2がレセプタクル101の端子101−5 を経由して充電端子受け部102Bと同じグラウンドに接続され、抵抗R3が接続されている心線L3はレセプタクル101の端子101−4に接続されて開放される。
このようにすることで、充電器1が携帯端末100に直接接続されると、電圧補正信号生成部14から、基準電圧Vrefよりもケーブルロスに相当する電圧分低い電圧Va(この電圧Vaが第1の補正信号に相当する)が電圧増幅部13に印加される。また、充電台経由で携帯端末100に接続されると、電圧補正信号生成部14から、基準電圧Vrefよりも充電台経由のケーブルロスに相当する電圧分低い電圧Va(この電圧Vaが第2の補正信号に相当する)が電圧増幅部13に印加される。これによって、電圧増幅部13において、VrefとVaとの間に、それぞれの接続方法におけるケーブルロスに相当する差ができ、どちらの方法で接続した場合でも適切な電圧補正が行われる。
このように本実施の形態の充電器1によれば、直接接続及び充電台経由それぞれの場合に、それぞれのケーブルロスに相当する電圧分だけ、電圧増幅部13に印加する電圧Vaを低下させる補正信号生成部14を備えたので、携帯端末100に直接接続する場合は勿論のこと、充電台経由で接続しても携帯端末100に規定電圧を供給できるので、常に良好な充電性能が得られる。また、補正電圧の切替を、簡易な構成で実現できるので、コストアップを最小限に抑えることができる。すなわち、本実施の形態では、ケーブル内の心線L、充電台、及び、充電器内の配線の工夫することで補正電圧の切替を実現している。そのため、メカニカルスイッチ等の、充電台または充電器の外観に影響を与える部品を追加する必要がなく、充電台または充電器の外観のデザインに高い自由度を持たせることができる。また、部品点数を減らすことができるので、充電台または充電器の製造コストを下げることもできる。
なお 、本実施の形態では、抵抗R3と抵抗R4を使い分けることで電圧Vaを切り替えていたが、抵抗の配置はこれに限られるものではない。例えば、複数の抵抗を直列に接続し、充電台経由の場合には複数の抵抗に、直接接続の場合にはその一部の抵抗にのみ接続されるよう配線を工夫しても同様の効果が得られる。
また 、本実施の形態では、電圧増幅部13に印加する電圧Vaを下げることで増幅量を変化させていたが、これに限られるものではない。回路構成を変更すれば、電圧増幅部13に印加する電圧Vaを上げることで増幅量を変化させることも可能である。本実施の形態を例に説明すると、VaとVrefの端子を逆にすれば、このような構成が得られる。
(実施の形態2)
図2は、実施の形態2に係る充電器の概略構成と充電台の概略構成及び携帯端末の充電回路の概略構成を示す図である。なお、同図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けてその説明を省略する。
前述した実施の形態1の充電器1は、回路構成の工夫により、直接接続の場合と充電台経由の場合とで、電圧Vaを変化させる抵抗を切り替えるものであったが、本実施の形態の充電器30は、電圧補正信号生成部14での抵抗の切替えを機械的に行うものである。本実施の形態の充電器30は、充電台200のレセプタクル201に設けた突起部31と、突起部31を検出して補正電圧の切替えを行う突起検出部32とを備えている。
突起検出部32は、電圧補正信号生成部14の抵抗R3,R4の切替えを行う機械的スイッチ32aと、一端が機械的スイッチ32aの可動接点cに連結され、他端が突起検出部32の本体に連結された連結ロッド32bとを有する。突起検出部32の本体は充電ケーブル2の先端部分に取付けられる。機械的スイッチ32aは、可動接点cの切替えを機械的に行うものであり、突起検出部32の連結ロッド32bの前後の動きに応じてが固定接点a側と固定接点b側に交互に切り替わる。
充電器30を充電台経由で携帯端末100に接続した場合、突起検出部32の本体が充電台200側に取付けた突起部31に当たり、その後の押込みによって連結ロッド32bが充電器30側に押込まれて、機械的スイッチ32aの可動接点cを固定設定b側に切替える。機械的スイッチ32aの可動接点cが固定設定b側に切り替わることで電圧補正信号生成部14は抵抗R3に接続される構成となり、充電台経由のケーブルロスに相当する電圧が基準電圧設定部12の電圧Vaで減算されて充電台経由でのケーブルロスによる電圧降下分の電圧補正が行われる。
一方、充電器30を携帯端末100に直接接続した場合は、突起検出部32における機械的な動作な一切行われず、機械的スイッチ32aの可動接点cは固定設定a側に切り替わった状態を維持する。この状態では、電圧補正信号生成部14は抵抗R4に接続されるので、直接接続時のケーブルロスに相当する電圧が基準電圧設定部12の電圧Vaから減算されてケーブルロスによる電圧降下分の電圧補正が行われる。
このように本実施の形態の充電器30によれば、ケーブルロス補正用の補正電圧及び充電台経由用の補正電圧を発生する電圧補正信号生成部14と、充電台200のレセプタクル201に設けた突起部31と、突起部31に当たることで、電圧補正信号生成部14で発生する補正電圧を充電台経由用に切替える突起検出部32とを備えたので、携帯端末100に直接接続する場合は勿論のこと、充電台経由で接続しても携帯端末100に規定電圧を供給できるので、常に良好な充電性能が得られる。また、補正電圧の切替を簡易な構成で実現できるので、コストアップを最小限に抑えることができる。なお、実施の形態2では、実施の形態1とは異なり、抵抗の切り替えのために心線を使用する必要がない。したがって、実施の形態2は、心線を他の通信に用いる場合などに特に有用である。
(実施の形態3)
図3は、実施の形態3に係る充電器の概略構成と充電台の概略構成及び携帯端末の充電回路の概略構成を示す図である。なお、同図において前述した図1及び図2と共通する部分には同一の符号を付けてその説明を省略する。
前述した実施の形態2の充電器30は、電圧補正信号生成部14での抵抗の切替えを機械的に行うようにしたものであったが、本実施の形態の充電器50は、電気的に行うようにしたものである。本実施の形態の充電器50は、充電台200のレセプタクル201に設けた磁石51と、磁石51を検出して補正電圧の切替えを行う磁力検出部52とを備えている。
磁力検出部52は、電圧補正信号生成部14の抵抗R3,R4の切替えを行う電子スイッチ52aを有し、配線52bを通して電子スイッチ52aの可動接点cの切替えを行う。磁力検出部52にはホール素子等の磁気検出素子が用いられる。磁力検出部52は磁気を検出することで電子スイッチ52aの可動接点cの切替えを行う。すなわち、充電器50を充電台200経由で携帯端末100に接続した場合、磁力検出部52は充電台200側に取付けられた磁石51の磁気を検出し、電子スイッチ52aの可動接点cを固定設定bに切替える。電子スイッチ52aの可動接点cが固定設定b側に切り替わることで、電圧補正信号生成部14は抵抗R3に接続される構成となり、充電台経由でのケーブルロスに相当する電圧が、基準電圧設定部12の電圧Vaから減算されて充電台経由でのケーブルロスによる電圧降下分の電圧補正が行われる。
一方、充電器50を携帯端末100に直接接続した場合は、磁力検出部52による磁気検出が行われず、電子スイッチ52aの可動接点cは固定設定a側に切り替わった状態を維持する。この状態では、電圧補正信号生成部14は抵抗R4に接続される構成となるので、直接接続時のケーブルロスに相当する電圧が基準電圧設定部12の電圧Vaから減算されてケーブルロスによる電圧降下分の電圧補正が行われる。
このように本実施の形態の充電器50によれば、ケーブルロス補正用の補正電圧及び充電台経由用の補正電圧を発生する電圧補正信号生成部14と、充電台200のレセプタクル201に設けた磁石51と、磁気を検出することで、電圧補正信号生成部14で発生する補正電圧を充電台経由用に切替える磁力検出部52とを備えたので、携帯端末100に直接接続する場合は勿論のこと、充電台経由で接続しても携帯端末100に規定電圧を供給できるので、常に良好な充電性能が得られる。また、補正電圧の切替を簡易な構成で実現できるので、コストアップを最小限に抑えることができる。なお、実施の形態3では、実施の形態1とは異なり、抵抗の切り替えのために心線を使用する必要がない。また、実施の形態2とは異なり、外観に影響を与えるような構成は必要ない。したがって、実施の形態3は、心線を他の通信に用いる場合であっても、充電台及び充電器の外観のデザインの自由度を高めることができる。
(実施の形態4)
図4は、実施の形態4に係る充電器の概略構成と充電台の概略構成及び携帯端末の充電回路の概略構成を示す図である。なお、同図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けてその説明を省略する。
前述した実施の形態1〜3の充電器1,30,50は、ケーブルロスによる電圧補正を専用の回路構成でアナログ的に処理するものであったが、本実施の形態の充電器70は、ケーブルロスによる電圧補正をマイクロコンピュータなどのCPU(ASIC:Application Specific Integrated Circuit でも良い)でデジタル的に処理するものである。
本実施の形態の充電器70では、充電台200に充電台情報部72を設けて、充電台を識別できる個体情報が得られるようにし、この個体情報を充電台200のレセプタクル201のグランド端子とは別の未使用の端子を介して充電器70側へ伝送するようにしている。この場合、個体情報の伝送には充電ケーブル2の心線L3を用いている。充電台情報部72は2つの抵抗R5,R6を有して構成され、充電台200の充電端子部202A,202Bの間の電圧を抵抗分圧することで個体情報を得る。
充電器70のCPU71は、A/D変換部710と、補正パターン記憶部711と、判断部712と、I−V変換部713と、A/D変換部714と、乗算部715と、電圧検出部716と、A/D変換部717と、加算部718と、電圧増幅部719と、D/A変換部720とを備えている。A/D変換部710は、充電台情報部72より得られる個体情報をデジタル信号に変換する。補正パターン記憶部711は、複数の充電台それぞれに応じた電圧補正パターンを記憶している。判断部712は、A/D変換部710でデジタル信号に変換された個体情報に基づいて充電台200を識別し、例えば”A”という充電台200が接続されたと判断すると、補正パターン記憶部711に記憶されているA充電台200に対応する電圧補正パターンを読み出して乗算部715へ出力する。
I−V変換部713は、負荷電流が流れる経路に介挿され、当該経路を流れる負荷電流を検出し、電圧信号に変換して出力する。A/D変換部714は、I−V変換部713から出力された電圧信号をデジタル信号に変換して出力する。乗算部715は、補正パターン記憶部711から読み出された電圧補正パターンとA/D変換部714から出力されたデジタル信号を乗算し、その結果を出力する。電圧検出部716は、スイッチング電源回路11から出力される電圧Vddに応じた電圧を検出する。A/D変換部717は、電圧検出部716で検出された電圧をデジタル信号に変換し、出力する。加算部718は、乗算部715による乗算結果とA/D変換部717から出力された検出信号を加算し、その結果を出力する。電圧増幅部719は、加算部718から出力された加算結果と所定の基準電圧Vrefとの差をとり、その差を誤差信号として出力する。D/A変換部720は、電圧増幅部719から出力された誤差信号をアナログ信号に変換し、出力する。
アナログ信号に変換された誤差信号をスイッチング電源回路11が入力し、入力した誤差信号に基づいて出力電圧Vddを調整する。充電器70が充電台経由で携帯端末100に接続された場合と、携帯端末100に直接接続された場合とで電圧増幅部719から出力される誤差信号の値が異なり、それぞれの値に応じた電圧がスイッチング電源回路11から出力される。
このように、CPU71では、充電台情報部72より得られる個体情報をA/D変換部710でデジタル信号に変換し、このデジタル信号に基づいて判断部712が”A”の充電台200の接続を判断し、補正パターン記憶部711に記憶されている複数の異なる電圧補正パターからA充電台用の電圧補正パターンを読み出す。一方、負荷電流をI−V変換部713で電圧信号に変換し、さらにそのアナログの電圧信号をA/D変換部714でデジタル信号に変換して、乗算部715で充電台用の電圧補正パターンと乗算を行い、この乗算結果とスイッチング電源回路11から出力された電圧を検出した検出信号を加算演算した結果と所定の基準電圧Vrefとを電圧増幅部719に入力し、得られた誤差信号を電圧帰還信号としてスイッチング電源回路11に入力する。
このようにしてCPU71は充電台200を検出することで充電台経由用の補正電圧に切り替えるので、充電台経由でも携帯端末100に規定電圧を供給することができる。マイクロコンピュータなどのCPUを使用したプログラマブルな構成とすることで、充電台200の種類が増えてもプログラムを変更するだけで簡単に対応させることができる。
このように本実施の形態の充電器70によれば、充電台200側に設けた充電台情報部72から得られる個体情報から充電台200を識別し、識別した充電台200に対応する電圧補正パターンを補正パターン記憶部711から読み出し、読み出した電圧補正パターンと負荷電流を電圧変換して得られたデジタル信号とを乗算して、その乗算結果とスイッチング電源回路11から出力される電圧Vddを検出した電圧とを加算し、その加算結果と所定の基準電圧Vrefとの差である誤差信号を求め、この誤差信号を電圧帰還信号としてスイッチング電源回路11に入力する。
これにより、充電器70を充電台経由で携帯端末100に接続しても携帯端末100に規定電圧を供給することができ、常に良好な充電性能が得られる。また、プログラムを変更するだけで、様々な充電台に対応できる。また、補正電圧の切替を簡易な構成で実現できるので、コストアップを最小限に抑えることができる。また、充電台200の個体情報を抵抗分圧によって得る構成としたので、充電台200の識別を簡易な構成で実現することができる。
(実施の形態5)
図5は、実施の形態5に係る充電器の概略構成と充電台の概略構成及び携帯端末の充電回路の概略構成を示す図である。なお、同図において前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けてその説明を省略する。
本実施の形態の充電器90は、正規の充電台以外の充電台と組み合わせで使用された場合に異常と判断して充電を行わないようにして、正規でない充電台との組み合わせでの使用を防止するようにしたものである。本実施の形態の充電器90は、充電台200に設けられた充電台情報部91から個体情報を得て、正規の充電台の接続を判断する正規充電台接続判断部92と、正規充電台接続判断部92の判断結果から正規の充電台が接続されている場合にスイッチング電源回路11の出力側経路に介挿されたスイッチ93を閉状態にして充電を許可し、正規でない充電台が接続されている場合はスイッチ93を開状態のままにする充電許可部94とを備えている。
充電台情報部91は、前述した実施の形態5の充電器70の充電台情報部72と同様に2つの抵抗R5,R6を有して構成され、充電台200の充電端子部202A,202Bの間の電圧を抵抗分圧することで個体情報を得る。また、充電台情報部72より得られる個体情報を充電台200のレセプタクル201のグランド端子とは別の未使用の端子を介して充電器90側へ伝送するようにしている。この場合、個体情報の伝送には充電ケーブル2の心線L3を用いている。
このように本実施の形態の充電器90によれば、充電台200に設けられた充電台情報部91から個体情報を得て、この個体情報から正規の充電台の接続を判断する正規充電台接続判断部92と、正規充電台接続判断部92の判断結果から正規の充電台が接続されている場合にスイッチング電源回路11の出力側経路に介挿されたスイッチ93を閉状態にして充電を許可する充電許可部94とを備えて、正規の充電台以外の充電台と組み合わせで使用された場合に異常と判断して充電を行わないようにしたので、不正規の充電台との組み合わせでの使用を防止できる。
なお、本実施の形態の充電器90では、電気的に動作する電子スイッチ93を用いたが、実施の形態2の充電器30が有する機械的スイッチ32aと同様の機械的スイッチを用いてもよい。この場合、充電許可部94は、機械的スイッチを動作させる機構を有する必要がある。
また、本実施の形態の充電器90の正規充電台接続判断部92、スイッチ93及び充電許可部94を前述した実施の形態1〜4の充電器1,30,50,70に適用することで、それぞれの充電器1,30,50,70においても不正規な組み合わせでの使用を防止することができる。正規の充電台には、実施の形態1の充電器1の電圧増幅器13、及び電圧補正信号生成部14、実施の形態2の充電器30の突起部31及び突起検出部32、実施の形態3の充電器50の磁石51及び磁力検出部52、及び実施の形態4の充電器70の充電台情報部72(充電台情報部91と同じもの)のうちのいずれか1つを用いるとよい。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用 等が可能性としてありえる。
本発明に係る充電器は、ケーブルロス分の電圧降下の補正のみならず、充電台経由でのケーブルロス分の電圧降下の補正も行えるといった効果を有し、携帯電話やPDA等の充電可能な電子機器への適用が可能である。
1、30、50、60、70 充電器
2 充電ケーブル
11 スイッチング電源回路
12 基準電圧設定部
13 電圧増幅器
14 電圧補正信号生成部
16 出力端
21 出力端子
31 突起部
32 突起検出部
32a 機械的スイッチ
32b 連結ロッド
51 磁石
52 磁力検出部
52a、93 電子スイッチ
52b 配線
71 CPU
72、91 充電台情報部
92 正規充電台接続判断部
94 充電許可部
100 携帯端末
101、201 レセクタプル
102A、102B 充電端子受け部
103 ダイオード
104 充電制御部
105 充電池
200 充電台
201−1、201−4、201−5 端子
202A、202B 充電端子部
710、714、717 A/D変換部
711 補正パターン記憶部
712 判断部
713 I−V変換部
715 乗算部
716 電圧検出部
718 加算部
719 電圧増幅部
720 D/A変換部
L1〜L4 心線

Claims (6)

  1. 充電台を介して、又は直接電子機器に接続可能な充電ケーブルと、
    前記充電ケーブルのケーブルロスによる第1の電圧降下分を補正する第1の補正信号、又は前記充電ケーブル及び前記充電台のケーブルロスによる第2の電圧降下分を補正する第2の補正信号を生成する電圧補正信号生成部と、
    前記電圧補正信号生成部が生成した補正信号に基づいて、前記電子機器を充電するための電圧を増幅する電圧増幅部とを備え、
    前記電圧補正信号生成部は、
    前記充電ケーブルが前記電子機器に直接接続された場合には、前記第1の補正信号を生成し、
    前記充電ケーブルが前記充電台に接続された場合には、前記第2の補正信号を生成する、
    充電器。
  2. 請求項1に記載の充電器であって、
    前記電圧増幅部は、前記補正信号の電圧と所定の基準電圧との差分に応じて前記電子機器を充電するための電圧を増幅し、
    前記充電ケーブルは、
    前記電子機器に直接接続された場合に前記電子機器に接続され、かつ、前記充電台経由で接続された場合に開放される第1の心線と、
    前記充電台経由で接続された場合に前記充電台経由で前記電子機器に接続され、かつ、前記電子機器に直接接続された場合に開放される第2の心線とを備え、
    前記電圧補正信号生成部は、前記電圧増幅部に印加される電圧を、前記電子機器と前記充電器とが接続される経路に設けられた抵抗によって変化させ、
    前記電圧補正信号生成部は、前記第1の心線に接続される抵抗と、前記第2の心線に接続される抵抗とを異なるものとすることで、
    前記充電ケーブルが前記電子機器に直接接続された場合には、前記第1の補正信号を生成し、前記充電ケーブルが前記充電台に接続された場合には、前記第2の補正信号を生成する、
    充電器。
  3. 請求項1に記載の充電器であって、
    前記充電ケーブルの一端に設けられ、前記充電ケーブルが前記充電台の前記充電ケーブルを接続するレセプタクルに接続されると、前記レセプタクルに設けられた突起部に接する機械スイッチを更に備え、
    前記電圧補正信号生成部は、
    前記機械的スイッチが前記突起部に接していない場合には、前記第1の補正信号を生成し、
    前記機械的スイッチが前記突起部に接した場合には、前記第2の補正信号を生成する、
    充電器。
  4. 請求項1に記載の充電器であって、 前記充電ケーブルの一端に設けられ、前記充電ケーブルが前記充電台に接続される場合、前記充電台の前記充電ケーブルを接続するレセプタクルに設けられる磁石を検出する磁力検出部を更に備え、
    前記電圧補正信号生成部は、
    前記磁力検出部が磁石を検出していない場合には、前記第1の補正信号を生成し、
    前記磁力検出部が磁力を検出した場合には、前記第2の補正信号を生成する、
    充電器。
  5. 充電台を介して、又は直接電子機器に接続可能な充電ケーブルと、
    複数の異なる電圧補正パターンを記憶した補正パターン記憶部と、
    前記充電台に固有の固体情報に基づき、当該充電台に対応する電圧補正パターンを前記補正パターン記憶部から取得する判断部と、
    負荷電流を検出して電圧変換するI−V変換部と、
    前記電子機器に供給する電圧を検出する電圧検出部と、
    前記判断部で取得された前記電圧補正パターンと前記I−V変換部からの電圧信号を乗算した結果に、検出された前記電圧を加算する加算部と、
    前記加算部よる加算結果と所定の基準電圧とから誤差信号を得る電圧誤差増幅部とを備え、
    前記電圧誤差増幅部で得られた誤差信号に基づき前記電子機器を充電するための電圧を出力する、
    充電器。
  6. 充電台を介して、又は直接電子機器に接続可能な充電ケーブルと、
    前記充電台に固有の個体情報に基づき、正規の充電台の接続を判断する正規充電台接続判断部と、
    充電用電圧を出力する経路に設けられ、前記充電用電圧の遮断及び通電を行う第3のスイッチと、
    前記正規充電台接続判断部の判断結果から正規の充電台が接続されている場合に前記第3のスイッチを閉状態にし、正規の充電台以外の充電台が接続されている場合は前記第3のスイッチを開状態のままにする充電許可部とを備える、
    充電器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7486376B2 (ja) 2019-08-09 2024-05-17 コーム・タック・インコーポレイテッド モバイル決済小売りシステムのためのモノのインターネット(IoT)ボックスおよび店内モバイル充電ソリューション

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