JP2011224778A

JP2011224778A - 携帯型電動スライドパネルソー

Info

Publication number: JP2011224778A
Application number: JP2010093606A
Authority: JP
Inventors: Seizo Akiyama; 聖三秋山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2010-04-15
Filing date: 2010-04-15
Publication date: 2011-11-10

Abstract

【課題】
日曜大工や木工、建築内装などの現場でも、規格サイズの積層合板などを使う機会が増えている。家具工場などでは大型のパネルソーが使われるので、長い寸法でも簡単に切断できるが、日曜大工や現場作業では長尺の切断は難しかった。一般的には手持ちの電動丸鋸が使われるのであるが、長尺になるほど正確な切断が難しい。

【解決手段】
そこで、電動丸鋸と電動スライドレールを一体化し、直角に切断できるガイドや、鋸歯回転、鋸スライドの一体型スイッチなどを装備した、携帯用電動スライド鋸を発明した。一般のパネルソーでは切断ガイドは固定であり、合板などを載せ位置決めをして切断する。これらは基本的には直角の切断用である。本発明では、スライドレールに直角なガイドバーがあり、作業者は合板の切断位置にスライドレールをのせ、ガイドレールを密着させ直角を出し、クランプで合板を固定することで切断ができる。
【選択図】図１

Description

木工用機器に関する分野

電動工具、自動化に関連する技術

日曜大工や木工、建築内装などの現場でも、規格サイズの積層合板などを使う機会が増えている。それらはおおむね１．８ｍ＊０．９ｍや２．４ｍ＊１．２ｍの規格寸法のもので、いろいろな厚みの物が使われる。家具工場などでは大型の据え付け型パネルソーが使われるので、長い寸法でも簡単に切断できるが、日曜大工や現場作業では長尺の切断は難しかった。移動可能型のパネルソーも存在するが、移動や設置が面倒であり、なにより両者とも高価であり、日曜大工などでは購入は難しい。
一般的には手持ちの電動丸鋸が使われるのであるが、長尺になるほど正確な切断が難しい。また、ガイドにする定規などをしっかり押さえる必要があり、長尺の場合は移動しながら切断するために位置がずれたりすることが多かった。

そこで、電動丸鋸と電動スライドレールを一体化し、直角に切断できるガイドや、鋸歯回転、鋸スライドの一体型スイッチなどを装備した、携帯用電動スライド鋸を発明した。主な機能は縦型パネルソーと変わらないが、携帯型にするためにいろいろな工夫を取り入れた。一般のパネルソーでは切断ガイドは固定であり、合板などを載せ、位置決めをして切断する。これらは基本的には直角の切断用である。本発明では、スライドレールに直角なガイドバーが取り付けてあり、作業者は合板の切断位置付近にスライドレールをのせ、ガイドレールを密着させ直角を出し、クランプで合板を固定することで切断ができる。切断の開始にはスライドの原点側か反対側の切断スイッチを利用することができる。そのため一人での作業でも、反対側を確実に固定できる。

制御用のコントローラは、主に過負荷時の緊急停止や反対側からの操作時の警告および遅延動作などをおこなう。また後退時には鋸歯は回転しないようにロックされる。その上安全確保のため、一方向からしか動作させられないように、起動スイッチには一つの安全キーを入れないと操作出来ないようになっている。そのため二人で操作する場合でも、一方向からしか操作が出来ず、安全が確保できる。

この電動スライドパネルソーを利用することで、だれでも簡単に長尺のパネルをまっすぐ切断出来るようになる。しかも、従来二人がかりでおこなっていた作業が一人で可能になる。従来の手動式の電動丸鋸では、まっすぐに進まず前後方向以外の力が鋸歯にかかるため、切断能力が損なわれていた。本スライドパネルソーでは、スライドガイドに沿って鋸歯が移動するため、必ずまっすぐに切断できるので、少ない電力で綺麗な切断ができる。またより綺麗な切断面を得ることもできるし、チップソーの刃が長持ちする。

スライドレールと切断部分の隙間は一定なので、切断部分の採寸も簡単にできる。合板の端部から隙間部分を足した寸法でスライドレールの位置決めをすれば、簡単に一定寸法の合板を切断できる。
安全のため切断スイッチは進行方向に押し続ける必要があり、離せば鋸は停止する。また反対側の停止スイッチを押せば、同じく一時停止する。従って安全に作業ができる。

人件費が高騰する中、現場作業の省力化、低コスト化の計れる電動スライドパネルソーは、建築現場や店舗内装現場のみならず、長尺パネルの切断が必要なあらゆる場所で必要とされる。もちろん、日曜大工などの用途にも対応可能であり、価格も一般のパネルソーに較べると非常に低価格なので、産業上・家庭用含めて利用可能性は大である。

機構部分の構成図である。

１スライドレール
２直角ガイド
３合板クランプ
４スライド用電動モーター
５メイン側操作スイッチ
６電動鋸
７反対側操作スイッチ
８非常停止スイッチ

Claims

スライドレールの両端から操作できることを特徴とする、スライドレール、スライド用モーター、電動のこぎり、制御および安全用コントローラ、板の保持具などを一体化した、携帯型の電動スライドパネルソー。