JP2011223517A - 携帯電話端末、携帯電話端末のキー入力方法、及びプログラム - Google Patents

携帯電話端末、携帯電話端末のキー入力方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】キー配置のために狭い領域しか確保できない携帯電話端末においても、QWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能な携帯電話端末を提供する。
【解決手段】携帯電話端末は、十字キーと数字キーとを具備するキー入力装置と、十次キーと数字キーとにアルファベットキーを割り当てる制御部とを備える。制御部は、十字キーにQWERTY配列のキー入力装置において入力者の左手でキー入力されるべき左手系アルファベットキーが割り当て、数字キーにQWERTY配列のキー入力装置において入力者の右手でキー入力されるべき右手系アルファベットキーが割り当てる。そして制御部は、十字キーと数字キーとをキー入力の行なわれるべき第1状態と第2状態との間で遷移させて、第1状態と第2状態とにおいて行われたキー入力に基づいて入力されるべき文字を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、キー入力装置を搭載した携帯電話端末に関する。
携帯電話端末でのメール等の文書作成において、キー入力装置を用いた文字入力が行われている。パーソナルコンピュータのキー入力装置であるキーボードでは、QWERTY配列のキー配列が広く普及している。ユーザは、QWERTY配列のキーボードにおいて高速な文字入力を行うことが可能である。一方、携帯電話端末では、数字キーに文字を割り当てたデジットキーによる文字入力が一般的である。
携帯電話端末のキー入力装置にQWERTY配列を適用しようとすると、各キーが小さくなり入力を行い難いという課題がある。しかし、デジットキーを用いた文字入力では、意図した文字を入力するためにキーを何度も押下しなければならない。また、拗音、促音、濁音といった文字入力を行う際には、QWERTY配列のキーボード入力に対して入力ステップが多くなるという課題も存在する。限られた狭い領域にキーを配置することが求められる携帯電話端末においても、効率的かつ高速な入力を可能にする技術が求められている。
特許文献1は、キーの数を減らすことで小型一体化されて、ユーザが手に持って両手の親指だけでほとんどの文字入力と操作を行うことが可能な小型キーボードを開示している。特許文献1の小型キーボードは、入力したい文字列を選択する文字入力キーと、選択された文字列から入力するべき文字を決定する十字キーと、選択された文字列と十字キーにおける各キーとの対応を表示するモニターとを備える。特許文献1の小型キーボードによれば、入力可能な文字列をモニターで確認しながら入力するべき文字を決定することができるため、早く文字を入力するためにキーを見ないで文字を入力する練習をしなくとも、早い文字入力が可能となる。
しかし、特許文献1の小型キーボードは、広く普及しているQWERTY配列のキーボードとは全く感覚の異なる操作が必要である。そのため、ユーザは、当該小型キーボードの操作のために、新たな操作感覚に慣れなければならない。
特開2003−289370号公報
本発明の目的は、キー配置のために狭い領域しか確保できない携帯電話端末においても、QWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能な携帯電話端末を提供することにある。
本発明の第1の側面である携帯電話端末は、十字キーと数字キーとを具備するキー入力装置と、十次キーと数字キーとにアルファベットキーを割り当てる制御部とを備え、制御部は、十字キーにQWERTY配列のキー入力装置において入力者の左手でキー入力されるべき左手系アルファベットキーが割り当て、数字キーにQWERTY配列のキー入力装置において入力者の右手でキー入力されるべき右手系アルファベットキーが割り当てて、十字キーと数字キーとをキー入力の行なわれるべき第1状態と第2状態との間で遷移させて、第1状態と第2状態とにおいて行われたキー入力に基づいて入力されるべき文字を決定する。
本発明の第2の側面である携帯電話端末のキー入力方法は、十字キーと数字キーとを具備するキー入力装置と、十次キーと数字キーとにアルファベットキーを割り当てる制御部とを備える携帯電話端末において、十字キーにQWERTY配列のキー入力装置において入力者の左手でキー入力されるべき左手系アルファベットキーが割り当てるステップと、数字キーにQWERTY配列のキー入力装置において入力者の右手でキー入力されるべき右手系アルファベットキーが割り当てるステップと、十字キーと数字キーとをキー入力の行なわれるべき第1状態と第2状態との間で遷移するステップと、第1状態と第2状態とにおいて行われたキー入力に基づいて入力されるべき文字を決定するステップとを備える。
本発明の第3の側面である携帯電話端末のキー入力プログラムは、上述の携帯電話端末のキー入力方法をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、キー配置のために狭い領域しか確保できない携帯電話端末においても、QWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能な携帯電話端末を提供することができる。そのため、QWERTY配列のキーボード入力に馴染んでいるユーザであっても、携帯電話端末においてスムーズな入力が可能となる。
図1は、本実施形態における携帯電話端末1の外観を示す図である。 図2は、本実施形態における携帯電話端末1の構成を示す図である。 図3は、本実施形態におけるキー入力装置31の構成を示す図である。 図4は、一般的なQWERTY配列のキーボードにおける26文字のアルファベットキー配列を示す図である。 図5は、本実施形態における左手系アルファベットキーと右手系アルファベットキーとを示す図である。 図6は、本実施形態における左手系子音アルファベットキーと右手系子音アルファベットキーとを示す図である。 図7は、本実施形態における左手系母音アルファベットキーと右手系母音アルファベットキーとを示す図である。 図8は、本実施形態における状態Aにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットのキー割り当てを示す図である。 図9は、本実施形態における状態Bにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットのキー割り当てを示す図である。 図10は、本実施形態におけるキー入力装置31の状態遷移図である。 図11は、本実施形態におけるキー入力装置31の動作を示すフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の実施形態による携帯電話端末を以下に説明する。
[構成の説明]
はじめに、本実施形態におけるキー入力装置の構成の説明を行う。図1は、本実施形態における携帯電話端末1の外観を示す図である。また、図2は、本実施形態における携帯電話端末1の構成を示す図である。
図1を参照すると、携帯電話端末1は、表示部20とキー入力装置31とを備える。表示部20は、情報を表示する。表示部20は、LCD(Liquid Crystal Display)に例示される。キー入力装置31は、十字キー32と数字キー33とを備える。キー入力装置31は、携帯電話端末1のユーザの入力インタフェースである。ユーザは、キー入力装置31に入力を行うことで、携帯電話端末1の機能を使用する。また、ユーザによりキー入力装置31へ入力された内容は、表示部20へ入力内容として表示される。
本実施形態では、図1に示すように携帯電話端末1にキー入力装置31を搭載した場合を説明する。なお、携帯電話端末1には限定せず、同様のキー入力装置を搭載した他の携帯情報端末であってもよい。ここで、他の携帯情報端末には、PDA(Personal Digital Assistant)や、電子辞書や、測定器に例示される。また、キー入力装置31は、通信ケーブル等により携帯情報端末の外部に接続される装置として構成されてもよい。
図2を参照すると、携帯電話端末1は、通信部10と、表示部20と、入力部30と、記憶部40と、制御部50とを備える。通信部10と、表示部20と、入力部30と、記憶部40と、制御部50とは、それぞれバスで接続されており、互いにデータ送受信を可能である。
通信部10は、アンテナを備え、図示されない移動体通信ネットワークの無線基地局との間で無線通信を行うことが可能である。表示部20は、前述と同様である。入力部30は、キー入力装置31を備え、携帯電話端末1のユーザとの入力インタフェースである。記憶部40は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)に例示される。記憶部40は、携帯電話端末1の機能を実現するためのコンピュータプログラム41や各種のデータを記憶する。制御部50は、CPU(Central Processing Unit)に例示される。制御部50は、記憶部40に記憶されたコンピュータプログラム41を実行することで、携帯電話端末1の機能を実現する。ここで、携帯電話端末1の機能とは、音声通話や、メール送受信や、Webサイト閲覧、また、これらの機能に付随して行われる文字入力等に例示される。
図3は、本実施形態におけるキー入力装置31の構成を示す図である。前述の通り、キー入力装置31は、十字キー32と数字キー33とを備える。十字キー32は、上下左右に押下可能であり、さらに、十字キー32自体を押下することが可能である。そのため、これらの組み合わせにより、十字キー32は、図3に示すように、9パターンの入力可能範囲を備える。すなわち、十字キー32は、「左上、上、右上、左、中央、右、左下、下、右下」の9パターンを押下可能である。このうち、「中央」は、十字キー32自体(十字キー32中央)を押下することを示している。また、数字キー33は、「1〜9」の9つのキーを備える。
本実施形態のキー入力装置31は、十字キー32の9つの入力可能範囲と、数字キー33の9つのキーに、QWERTY配列のキー配列に副ってアルファベットキーを割り当てる。それにより、キー配置のために狭い領域しか確保できない携帯電話端末1においても、QWERTY配列のキーボードに近い操作感覚で文字入力を行うことを可能にする。
図4は、一般的なQWERTY配列のキーボードにおける26文字のアルファベットキー配列を示す図である。QWERTY配列では、26文字のアルファベットキーが、3列に並べられて配置されている。QWERTY配列のキーボードでは、ユーザの左手で入力するべきアルファベットキーと、ユーザの右手で入力されるべきアルファベットキーとに分類されている。ユーザは、QWERTY配列のキーボードにおいて、右手左手のそれぞれに割り当てられたアルファベットを両手で入力することで、高速な文字入力を行うことが可能となる。
なお、以下では、QWERTY配列のキーボードにおいてユーザの左手で入力するべきアルファベットキーを、左手系アルファベットキーと呼ぶ。また、QWERTY配列のキーボードにおいてユーザの右手で入力するべきアルファベットキーを、右手系アルファベットキーと呼ぶ。
図5は、本実施形態における左手系アルファベットキーと右手系アルファベットキーとを示す図である。図5を参照すると、左手系アルファベットキーには、第1列に「Q、W、E、R、T」、第2列に「A、S、D、F、G」、第3列に「Z、X、C、V、B」が存在する。また、右手系アルファベットキーには、第1列に「Y、U、I、O、P」、第2列に「H、J、K、L」、第3列に「N、M」が存在する。
さらに、左手系アルファベットキーと右手系アルファベットキーにおいて、母音キーと子音キーによる分類を行うことができる。以下では、左手系アルファベットキーのうちの母音キーを、左手系母音アルファベットキーと呼び、左手系アルファベットキーのうちの子音キーを、左手系子音アルファベットキーと呼ぶ。また、右手系アルファベットキーのうちの母音キーを、右手系母音アルファベットキーと呼び、右手系アルファベットキーのうちの子音キーを、右手系子音アルファベットキーと呼ぶ。図6は、本実施形態における左手系子音アルファベットキーと右手系子音アルファベットキーとを示す図である。また、図7は、本実施形態における左手系母音アルファベットキーと右手系母音アルファベットキーとを示す図である。
本実施形態のキー入力装置31では、このように4パターンに分類されたQWERTY配列のアルファベットキーを十字キー32と数字キー33とへ割り当てる。本実施形態のキー入力装置31は、十字キー32をユーザの左手で操作され、数字キー33を右手で操作される。十字キー32は、左手系アルファベットを割り当てられる。一方、数字キー33は、右手系アルファベットを割り当てられる。つまり、十字キー32は、QWERTY配列のキーボードにおける左手で入力を行うべきアルファベットキーが割り当てられる。そして、数字キー33は、QWERTY配列のキーボードにおける右手で入力を行うべきアルファベットキーが割り当てられる。このような構成により、QWERTY配列のキーボード入力に馴染んでいるユーザであっても、携帯電話端末1のキー入力装置31においてQWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能となる。
さらに、本実施形態のキー入力装置31は、2つの入力状態を備える。2つの入力状態は状態Aと状態Bである。状態Aと状態Bでは、十字キー32と数字キー33に割り当てられるアルファベットキーが異なる。状態Aでは、主として子音を示す子音アルファベットキーが十字キー32と数字キー33に割り当てられる。状態Bでは、主として母音を示す母音アルファベットキーが十字キー32と数字キー33に割り当てられる。
状態Aと状態Bとは、それぞれ入力により状態間を遷移する。初期状態は状態Aであり、状態Bは状態Aの後に遷移する。つまり、状態Aにおいて子音が入力されて、状態Bにおいて母音が入力されることになる。このような入力順序は、QWERTY配列のキーボードにおいても同様である。そのため、ユーザは、携帯電話端末1のキー入力装置31においてもQWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能となる。なお、具体的な状態遷移については、後述する、
図8は、本実施形態における状態Aにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットのキー割り当てを示す図である。
まず、状態Aにおける十字キー32の説明を行う。状態Aにおいて、十字キー32は、9つの操作可能範囲「左上、上、右上、左、中央、右、左下、下、右下」に、それぞれ「w、r、t、s、d、f、z、b、g」を割り当てられている。これらのアルファベットキーは、図6に示した、左手系子音アルファベットキーに含まれる。前述の通り、状態Aでは、主として子音を示す子音アルファベットキーが十字キー32に割り当てられるためである。
また、十字キー32の各列に割り当てられるアルファベットキーは、左手系子音アルファベットキーの各列に対応している。つまり。十字キー32の第1列「左上、上、右上」には、左手系子音アルファベットキーの第1列「Q、W、R、T」のうち、「w、r、t」が割り当てられている。ここで、十字キー32の第1列における配列(キーにおける左側からの配列)は、左手系子音アルファベットキーの第1列における配列(キーにおける左側からの配列)と同じ順序となっている。
同様に、十字キー32の第2列「左、中央、右」には、左手系子音アルファベットキーの第2列「S、D、F、G」のうち、「s、d、f」が割り当てられている。また、十字キー32の第3列「左下、下、右下」には、左手系子音アルファベットキーの第3列「Z、X、C、V、B」のうち、「z、b」と、左手系子音アルファベットキーの第2列「S、D、F、G」のうち、「g」とが割り当てられている。ここで、十字キー32の第2、第3列における配列は、左手系子音アルファベットキーの第2、第3列における配列と同じ順序となっている。
このように、十字キー32の各列に割り当てられるアルファベットキーは、左手系子音アルファベットキーの各列に対応している。また、十字キー32の各列における配列は、左手系子音アルファベットキーの各列における配列と同じ順序である。このような構成とすることで、QWERTY配列のキーボード入力に馴染んでいるユーザであっても、携帯電話端末1のキー入力装置31においてQWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能となる。
なお、状態Aにおける十字キー32には、左手系子音アルファベットキーの全てが割り当てられているわけではない。例えば、左手系子音アルファベットキーの第1列「Q」や、第3列「X、C、V」などは、割り当てられていない。これは、左手系子音アルファベットキーの数と、十字キー32の入力可能範囲の数との違いによる。左手系子音アルファベットキーの第1列「Q」や、第3列「X、C、V」などは、実際の日本語入力において他のアルファベットで代用できる事や、そもそも日本語入力においては使用されない事、などを考慮したものである。
一方、また、十字キー32の第3列「右下」には、左手系子音アルファベットキーの第2列「G」が割り当てられている。これは、十字キー32の第2列に左手系子音アルファベットキーの第2列のアルファベットキーを全て割り当てられなかったためである。しかし、図8に示すように、十字キー32に割り当てる少なくとも1つ以上のアルファベットキーを左手系子音アルファベットキーの各列に対応させることで、ユーザは、QWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能となる。
次に、状態Aにおける数字キー33の説明を行う。状態Aにおいて、数字キー33は、9つのキー「1、2、3、4、5、6、7、8、9」に、それぞれ「y、ToB、p、h、j、k、n、m、」を割り当てられている。これらのアルファベットキーは、図6に示した、右手系子音アルファベットキーに含まれる。前述の通り、状態Aでは、主として子音を示す子音アルファベットキーが数字キー33に割り当てられるためである。
また、数字キー33の各列に割り当てられるアルファベットキーは、右手系子音アルファベットキーの各列に対応している。つまり。数字キー33の第1列「1、2、3」には、右手系子音アルファベットキーの第1列「Y、P」である「y、p」と、「ToB」とが割り当てられている。ここで、数字キー33の第1列における配列(キーにおける左側からの配列)は、右手系子音アルファベットキーの第1列における配列(キーにおける左側からの配列)と同じ順序となっている。
同様に、数字キー33の第2列「4、5、6」には、右手系子音アルファベットキーの第2列「H、J、K、L」のうち、「h、j、k」が割り当てられている。また、数字キー33の第3列「7、8、9」には、右手系子音アルファベットキーの第3列「N、M」が割り当てられている。また、数字キー33の第2、第3列における配列は、右手系子音アルファベットキーの第2、第3列における配列と同じ順序となっている。
このように、数字キー33の各列に割り当てられるアルファベットキーは、右手系子音アルファベットキーの各列に対応している。また、数字キー33の各列における配列は、右手系子音アルファベットキーの各列における配列と同じ順序である。このような構成とすることで、QWERTY配列のキーボード入力に馴染んでいるユーザであっても、携帯電話端末1のキー入力装置31においてQWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能となる。
なお、数字キー33の「2」に割り当てられた「ToB」は、状態Bへ遷移させるためのキーである。状態Aでは主として子音が割り当てられているため、状態Bに割り当てられた母音を直接入力した場合には、「ToB」を押下することで、状態Bへ遷移することができる。
また、状態Aにおける数字キー33には、右手系子音アルファベットキーの全てが割り当てられているわけではない。例えば、右手系子音アルファベットキーの第2列「L」は、割り当てられていない。これは、数字キー33の第2列の入力可能範囲の数と、右手系子音アルファベットキーの第2列の数との違いによる。しかし、前述と同様に、例えば、「L」を数字キー33の第3列「9」に割り当てることとしても良い。
このように数字キー33のキー割り当ては、左手系子音アルファベットキーの数と、十字キー32の入力可能範囲の数との違いや、実際の日本語入力において他のアルファベットで代用できる事や、そもそも日本語入力においては使用されない事、などを考慮して柔軟に決定される。このように少なくとも、数字キー33に割り当てるアルファベットキーを右手系子音アルファベットキーの各列に対応させることで、ユーザは、QWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能となる。
続いて、図9は、本実施形態における状態Bにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットのキー割り当てを示す図である。
まず、状態Bにおける十字キー32の説明を行う。状態Bにおいて、十字キー32は、9つの操作可能範囲「左上、上、右上、左、中央、右、左下、下、右下」のうち「上、中央、左下、下」に、それぞれ「e、a、x、Repeat」を割り当てられている。これらのアルファベットキーは、主として、図7に示した、左手系母音アルファベットキーに含まれる。前述の通り、状態Bでは、主として母音を示すアルファベットキーが十字キー32に割り当てられるためである。
また、十字キー32の各列に割り当てられるアルファベットキーは、左手系母音アルファベットキーの各列に対応している。つまり。十字キー32の第1列「上」には、左手系母音アルファベットキーの第1列「E」である「e」が割り当てられている。同様に、十字キー32の第2列「中央」には、左手系母音アルファベットキーの第2列「A」である「a」が割り当てられている。
ここで、「e」が「上」、「a」が「中央」に割り当てられているのは、ユーザが十字キーにおいて入力しやすい配置を考慮してのことである。しかし、「e」は、「左上」や「右上」に割り当てられても良い。また、「a」は「左」や「右」に割り当てられても良い。
なお、十字キー32の「左下」に「x」が割り当てられている。これは、「ぁ、ぃ、ぅ、ぇ、ぉ」といった拗音の入力を行うためである。本実施形態では、「x」を状態Bで割り当てている。このように、必ずしも、状態Bにおいて各キーに母音のみを割り当てなければならないわけではなく、柔軟に割り当てることが可能である。この「x」は、図6に示した左手系子音アルファベットキーの第3列に存在する。そのため、状態Bにおいて、「x」を、十字キー32に割り当てる際にも、十字キー32の第3列に割り当てている。
また、十字キー32の第3列「下」に割り当てられた「Repeat」は、状態Aにおいて入力されたアルファベットキーを再度、繰り返して入力するためのキーである。これは、「っ」といった促音を含む入力を行うためである。なお、「Repeat」のキー割り当て位置は、十字キー32の第3列「下」に限定するものではない。
このように、十字キー32の各列に割り当てられるアルファベットキーは、右手系子音アルファベットキーの各列に対応している。このような構成とすることで、QWERTY配列のキーボード入力に馴染んでいるユーザであっても、携帯電話端末1のキー入力装置31においてQWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能となる。
次に、状態Bにおける数字キー33の説明を行う。状態Bにおいて、数字キー33は、9つのキー「1、2、3、4、5、6、7、8、9」のうち、「1、2、4、5、6、7、8」に、それぞれ「y、ToA、h、i、o、u、Repeat」を割り当てられている。これらのアルファベットキーは、主として、図7に示した、右手系子音アルファベットキーに含まれる。前述の通り、状態Bでは、主として、子音を示すアルファベットキーが数字キー33に割り当てられるためである。
なお、数字キー33の第1列「2」に割り当てられた「ToA」は、状態Aへ遷移させるためのキーである。ユーザは、状態Aへ遷移させたいときに「ToA」を押下することで、状態Aへ遷移することができる。
また、数字キー33の第1列「1」に「y」が割り当てられている。これは、「りゃ、りぃ、りゅ、りぇ、りょ」のような拗音を入力するためである。この「y」は、図6に示した右手系子音アルファベットキーの第1列に存在する。そのため、状態Bにおいて、「y」を、数字キー33に割り当てる際にも、数字キー33の第1列に割り当てている。
同様に、数字キー33の第2列「4」に「h」が割り当てられている。これは、「でゃ、でぃ、でゅ、でぇ、でょ」のような拗音を入力するためである。この「h」は、図6に示した右手系子音アルファベットキーの第2列に存在する。そのため、状態Bにおいて、「h」を、数字キー33に割り当てる際にも、数字キー33の第2列に割り当てている。
ここで、状態Aと状態Bにおいて、「y」と「h」の数字キー33における配置は同様である。これにより、状態間においてユーザに解りやすいキー配列を提供している。
また、数字キー33の第3列「8」に割り当てられた「Repeat」は、状態Aにおいて入力されたアルファベットキーを再度、繰り返して入力するためのキーである。これは、「っ」といった促音を含む入力を行うためである。なお、「Repeat」のキー割り当て位置は、数字キー33の第3列「8」に限定するものではない。
なお、前述のとおり、QWERTY配列のキーボードより近しいキー配列とするために、例えば、数字キー33の「1、2、3、4、5、6、8」に、それぞれ、「y、u、i、h、ToA、o、Repeat」を割り当ててもよい。このように、数字キー33におけるキー割り当ては、QWERTY配列のキーボードと対応させつつ、柔軟に決定することができる。これにより、ユーザは、QWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能となる。
以上が、本実施形態におけるキー入力装置の構成の説明である。
[動作の説明]
次に、上述したような構成の本実施形態におけるキー入力装置31の動作の説明を行う。図10は、本実施形態におけるキー入力装置31の状態遷移図である。
前述の通り、本実施形態のキー入力装置31は、状態Aと状態Bとを備える。初期状態は、状態Aである。状態Aにおいて、キー入力装置31の十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当ては、図8に示した通りとなる。ユーザが、状態Aにおいて、十字キー32か数字キー33のいずれかキーを入力すると、状態Bへ遷移する。
状態Bにおいて、キー入力装置31の十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当ては、図9に示した通りとなる。ユーザが、状態Bにおいて、十字キー32か数字キー33のキーのうち、「a、i、u、e、o、ToB」のいずれかを入力すると、状態Aへ遷移する。この場合、入力された文字が母音であれば、状態Aで入力された文字との組み合わせにより、入力されるべき文字が決定される。
一方、図9に示した通りとなる。ユーザが、状態Bにおいて、十字キー32か数字キー33のキーのうち、「y、h、x、Repeat」のいずれかを入力すると、状態Bを維持する。この場合、引き続き状態Bにおいて母音が入力されることで、状態Aと状態Bにおける一回目の入力との組み合わせにより、入力されるべき文字が決定される。
図11は、本実施形態におけるキー入力装置31の動作を示すフローチャートである。
まず、制御部50は、文字入力が開始されると、初期状態として、キー入力装置31を状態Aとする(ステップS10)。状態Aにおいて、制御部50は、キー入力装置31の十字キー32と数字キー33へ、図8に示したようなアルファベットキーを割り当てる。すなわち、十字キー32には、主として左手系子音アルファベットキーが割り当てられ、数字キー33には、主として右手系子音アルファベットキーが割り当てられる。この時、制御部50は、現在のキー入力装置1の状態が状態Aであることを、携帯電話端末1の表示部20に表示しても良い。さらに、制御部50は、状態Aにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当てを、携帯電話端末1の表示部20に表示しても良い。
続いて、キー入力装置31は、ユーザによりキー入力が行われたかを判定する(ステップS20)。キー入力が行われていない場合(ステップS20のNo)、キー入力装置31は、キー入力が行われるまで待機する。一方、キー入力が行われた場合(ステップS20のYes)、キー入力装置31は、キー入力を制御部50へ通知する。制御部50は、入力されたキーの内容を保持する。また、制御部50は、入力されたキーの内容を表示部20へ表示してもよい。なお、ユーザは、左手で十字キー32を、右手で数字キー33を操作する。
続いて、制御部50は、キー入力装置31を状態Bへ遷移させる(ステップS30)。状態Bにおいて、制御部50は、キー入力装置31の十字キー32と数字キー33へ、図9に示したようなアルファベットキーを割り当てる。すなわち、十字キー32には、主として左手系母音アルファベットキーが割り当てられ、数字キー33には、主として右手系母音アルファベットキーが割り当てられる。この時、制御部50は、現在のキー入力装置1の状態が状態Bであることを、携帯電話端末1の表示部20に表示しても良い。さらに、制御部50は、状態Bにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当てを、携帯電話端末1の表示部20に表示しても良い。
続いて、キー入力装置31は、ユーザによりキー入力が行われたかを判定する(ステップS40)。キー入力が行われていない場合(ステップS40のNo)、キー入力装置31は、キー入力が行われるまで待機する。一方、キー入力が行われた場合(ステップS40のYes)、キー入力装置31は、キー入力を制御部50へ通知する。このとき、ユーザは、左手で十字キー32を、右手で数字キー33を操作する。
制御部50は、入力されたキーが母音キーか、あるいは状態遷移キーであるかを判定する(ステップS50)。すなわち、制御部50は、入力されたキーが、母音キー「a、i、u、e、o」か、あるいは状態遷移キー「ToA」であるかを判定する。入力されたキーが母音キーか、あるいは状態遷移キーである場合(ステップS50のYes)、制御部50は、状態Aで入力されたキーの内容と、状態Bで入力されたキーの内容に基づいて、入力するべき文字を決定する。そして、ステップS10に戻り、再び、キー入力装置31を状態Aとする。
一方、入力されたキーが母音キーかあるいは状態遷移キーでない場合(ステップS50のNo)、入力されたキーは、子音キーか繰り返しキーとなる(ステップS60)。すなわち、入力されたキーは、子音キー「x、y、h」か、繰り返しキー「Repeat」となる。制御部50は、子音キー「x、y、h」の入力の場合、状態Aで入力されたキーの内容に加えて、さらに入力されたキーの内容を保持する。また、制御部50は、繰り返しキー「Repeat」の入力の場合、状態Aで入力されたキーの内容と同じキーの内容を、状態Aで入力されたキーの内容に加えて保持する。なお、制御部50は、入力されたキーの内容を表示部20へ表示してもよい。その後、ステップS40へ、戻る。このとき、キー入力装置31は、状態Bのままとなる。
以上が、本実施形態におけるキー入力装置の具体的な動作の説明である。
[具体的な入力例の説明]
次に、上述のような、構成及び動作による本実施形態のキー入力装置における具体的な入力例の説明を行う。
(文字“ら”の入力動作)
はじめに、文字「ら」の入力動作を説明する。
まず、制御部50は、文字入力が開始されると、初期状態として、キー入力装置31を状態Aとする(ステップS10)。状態Aにおいて、制御部50は、キー入力装置31の十字キー32と数字キー33へ、図8に示したようなアルファベットキーを割り当てる。この時、制御部50は、現在のキー入力装置1の状態が状態Aであることを、携帯電話端末1の表示部20に表示しても良い。さらに、制御部50は、状態Aにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当てを、携帯電話端末1の表示部20に表示しても良い。なお、以下の説明では、いずれも表示部20へ表示されるものとする。
ユーザは、表示部20の表示を確認して、十字キー32の第1列「上」を押下して、文字「r」のキー入力を行う(ステップS20のYes)。なお、ユーザは、左手で十字キー32を操作する。キー入力装置31は、キー入力された文字「r」を制御部50へ通知する。制御部50は、入力された文字「r」を保持する。また、制御部50は、入力された文字「r」を表示部20へ表示してもよい。なお、以下の説明では、入力されたキーの内容は表示部20にされるものとする。
続いて、制御部50は、キー入力装置31を状態Bへ遷移させる(ステップS30)。状態Bにおいて、制御部50は、キー入力装置31の十字キー32と数字キー33へ、図9に示したようなアルファベットキーを割り当てる。この時、制御部50は、現在のキー入力装置1の状態が状態Bであること、また、状態Bにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当てを、携帯電話端末1の表示部20に表示する。
ユーザは、表示部20の表示を確認して、十字キー32の第2列「中央」を押下して、文字「a」のキー入力を行う(ステップS40のYes)。このとき、ユーザは、左手で十字キー32を操作する。キー入力装置31は、キー入力された文字「a」を制御部50へ通知する。
制御部50は、入力された文字「a」が母音キーであるため(ステップS50のYes)、状態Aで入力された文字「r」と、状態Bで入力された文字「a」とに基づいて、入力するべき文字「ら」を決定する。制御部50は、入力された文字「ら」を表示部20へ表示する。そして、ステップS10に戻り、再び、キー入力装置31を状態Aとする。
以上が、文字「ら」の入力動作の説明である。
(文字“あ”の入力動作)
次に、文字「あ」の入力動作を説明する。
まず、制御部50は、文字入力が開始されると、初期状態として、キー入力装置31を状態Aとする(ステップS10)。状態Aにおいて、制御部50は、キー入力装置31の十字キー32と数字キー33へ、図8に示したようなアルファベットキーを割り当てる。制御部50は、現在のキー入力装置1の状態が状態Aであることと、状態Aにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当てを、携帯電話端末1の表示部20に表示する。
ユーザは、表示部20の表示を確認して、数字キー33の第1列「2」を押下して、状態遷移キー「ToB」のキー入力を行う(ステップS20のYes)。なお、ユーザは、右手で数字キー33を操作する。キー入力装置31は、キー入力された状態遷移キー「ToB」を制御部50へ通知する。
続いて、制御部50は、入力された状態遷移キー「ToB」のキー入力を受けて、キー入力装置31を状態Bへ遷移させる(ステップS30)。状態Bにおいて、制御部50は、キー入力装置31の十字キー32と数字キー33へ、図9に示したようなアルファベットキーを割り当てる。この時、制御部50は、現在のキー入力装置1の状態が状態Bであること、また、状態Bにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当てを、携帯電話端末1の表示部20に表示する。
ユーザは、表示部20の表示を確認して、十字キー32の第2列「中央」を押下して、文字「a」のキー入力を行う(ステップS40のYes)。このとき、ユーザは、左手で十字キー32を操作する。キー入力装置31は、キー入力された文字「a」を制御部50へ通知する。
制御部50は、入力された文字「a」が母音キーであるため(ステップS50のYes)、状態Aで入力された文字は無いことと、状態Bで入力された文字「a」とに基づいて、入力するべき文字「あ」を決定する。制御部50は、入力された文字「あ」を表示部20へ表示する。そして、ステップS10に戻り、再び、キー入力装置31を状態Aとする。
以上が、文字「あ」の入力動作の説明である。
(文字“りょ”の入力動作)
次に、文字「りょ」の入力動作を説明する。
まず、制御部50は、文字入力が開始されると、初期状態として、キー入力装置31を状態Aとする(ステップS10)。状態Aにおいて、制御部50は、キー入力装置31の十字キー32と数字キー33へ、図8に示したようなアルファベットキーを割り当てる。制御部50は、現在のキー入力装置1の状態が状態Aであることと、状態Aにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当てを、携帯電話端末1の表示部20に表示する。
ユーザは、表示部20の表示を確認して、十字キー32の第1列「上」を押下して、文字「r」のキー入力を行う(ステップS20のYes)。なお、ユーザは、左手で十字キー32を操作する。キー入力装置31は、キー入力された文字「r」を制御部50へ通知する。制御部50は、入力された文字「r」を保持する。また、制御部50は、入力された文字「r」を表示部20へ表示する。
続いて、制御部50は、キー入力装置31を状態Bへ遷移させる(ステップS30)。状態Bにおいて、制御部50は、キー入力装置31の十字キー32と数字キー33へ、図9に示したようなアルファベットキーを割り当てる。この時、制御部50は、現在のキー入力装置1の状態が状態Bであること、また、状態Bにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当てを、携帯電話端末1の表示部20に表示する。
ユーザは、表示部20の表示を確認して、数字キー33の第1列「1」を押下して、文字「y」のキー入力を行う(ステップS40のYes)。このとき、ユーザは、右手で数字キー33を操作する。キー入力装置31は、キー入力された文字「y」を制御部50へ通知する。
制御部50は、入力された文字「y」が母音キーでないため(ステップS50のNo)、制御部50は、状態Aで入力された文字「r」に加えて、さらに状態Bで入力された文字「y」を保持する(ステップS60)。また、制御部50は、入力された文字「ry」を表示部20へ表示する。その後、ステップS40へ、戻る。このとき、キー入力装置31は、状態Bのままとなる。
ユーザは、表示部20の表示を確認して、数字キー33の第2列「6」を押下して、文字「o」のキー入力を行う(ステップS40のYes)。このとき、ユーザは、右手で数字キー33を操作する。キー入力装置31は、キー入力された文字「o」を制御部50へ通知する。
制御部50は、入力された文字「o」が母音キーであるため(ステップS50のYes)、状態Aで入力された文字「r」と、前回の状態Bで入力された文字「y」と、今回の状態Bで入力された文字「o」に基づいて、入力するべき文字「りょ」を決定する。また、制御部50は、入力された文字「りょ」を表示部20へ表示する。そして、ステップS10に戻り、再び、キー入力装置31を状態Aとする。
以上が、文字「りょ」の入力動作の説明である。
(文字“って”の入力動作)
次に、文字「って」の入力動作を説明する。
まず、制御部50は、文字入力が開始されると、初期状態として、キー入力装置31を状態Aとする(ステップS10)。状態Aにおいて、制御部50は、キー入力装置31の十字キー32と数字キー33へ、図8に示したようなアルファベットキーを割り当てる。制御部50は、現在のキー入力装置1の状態が状態Aであることと、状態Aにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当てを、携帯電話端末1の表示部20に表示する。
ユーザは、表示部20の表示を確認して、十字キー32の第1列「右上」を押下して、文字「t」のキー入力を行う(ステップS20のYes)。なお、ユーザは、左手で十字キー32を操作する。キー入力装置31は、キー入力された文字「t」を制御部50へ通知する。制御部50は、入力された文字「t」を保持する。また、制御部50は、入力された文字「t」を表示部20へ表示する。
続いて、制御部50は、キー入力装置31を状態Bへ遷移させる(ステップS30)。状態Bにおいて、制御部50は、キー入力装置31の十字キー32と数字キー33へ、図9に示したようなアルファベットキーを割り当てる。この時、制御部50は、現在のキー入力装置1の状態が状態Bであること、また、状態Bにおける十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当てを、携帯電話端末1の表示部20に表示する。
ユーザは、表示部20の表示を確認して、十字キー32の第3列「下」を押下して、繰り返しキー「Repeat」のキー入力を行う(ステップS40のYes)。このとき、ユーザは、左手で十字キー32を操作する。なお、ユーザは、数字キー33の第3列「8」を押下して、繰り返しキー「Repeat」のキー入力を行っても良い。繰り返しキー「Repeat」のキー入力を行うキー入力装置31は、キー入力された繰り返しキー「Repeat」を制御部50へ通知する。
制御部50は、繰り返しキー「Repeat」を受けて(ステップS50のNo)、状態Aで入力された文字「t」に加えて、さらに状態Aで入力された文字「t」を繰り返して保持する(ステップS60)。また、制御部50は、入力された文字「tt」を表示部20へ表示する。その後、ステップS40へ、戻る。このとき、キー入力装置31は、状態Bのままとなる。
ユーザは、表示部20の表示を確認して、十字キー32の第1列「上」を押下して、文字「e」のキー入力を行う(ステップS40のYes)。このとき、ユーザは、左手で十字キー32を操作する。キー入力装置31は、キー入力された文字「e」を制御部50へ通知する。
制御部50は、入力された文字「e」が母音キーであるため(ステップS50のYes)、状態Aで入力された文字「t」と、前回の状態Bで繰り返しキー「Repeat」の入力による文字「t」と、今回の状態Bで入力された文字「e」に基づいて、入力するべき文字「って」を決定する。また、制御部50は、入力された文字「って」を表示部20へ表示する。そして、ステップS10に戻り、再び、キー入力装置31を状態Aとする。
以上が、文字「って」の入力動作の説明である。なお、上述した各文字の入力動作の説明において、制御部50は、現在のキー入力装置1の状態や、各状態における十字キー32と数字キー33へのアルファベットキーの割り当てや、文字の決定前に入力されたキー入力等を、必ずしも表示部20へ表示する必要はない。その場合、ユーザは、表示部20の表示を確認すること無しに入力を行う。
ここまで、本実施形態のキー入力装置31の説明を行ってきた。本実施形態のキー入力装置31は、十字キー32と数字キー33とを備える。十字キー32はユーザの左手で操作され、数字キー33はユーザの右手で操作される。十字キー32は、QWERTY配列のキーボードにおいてユーザの左手により入力されるべき左手系アルファベットキーを割り当てられる。また、数字キー33は、QWERTY配列のキーボードにおいてユーザの右手により入力されるべき右手系アルファベットキーを割り当てられる。
また、十字キー32の各列に割り当てられるアルファベットキーは、QWERTY配列のキーボードにおいてユーザの左手により入力されるべき左手系アルファベットキーの各列に対応している。また、十字キー32の各列における配列は、QWERTY配列のキーボードにおいてユーザの右手により入力されるべき右手系アルファベットキーの各列における配列と同じ順序である。
このような構成とすることで、QWERTY配列のキーボード入力に馴染んでいるユーザであっても、携帯電話端末1のキー入力装置31においてQWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能となる。
また、十字キー32と数字キー33とは、アルファベットキーの割り当てが異なる2つの入力状態を備える。2つの入力状態は、状態Aと状態Bである。十字キー32と数字キー33とは、入力状況により状態Aと状態Bとの間で遷移する。状態Aにおいて、十字キー32と数字キー33とは、主として子音を示すアルファベットキーが割り当てられる。状態Bにおいて、十字キー32と数字キー33とは、主として母音を示すアルファベットキーが割り当てられる。
初期状態は状態Aであり、状態Bは状態Aの後に遷移する。つまり、状態Aにおいて子音が入力されて、状態Bにおいて母音が入力されることになる。このような入力順序は、QWERTY配列のキーボードにおいても同様である。そのため、ユーザは、携帯電話端末1のキー入力装置31においてもQWERTY配列のキーボード入力に近い操作感覚で文字入力を行うことが可能となる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 携帯電話端末
10 通信部
20 表示部
30 入力部
31 キー入力装置
32 十字キー
33 数字キー
40 記憶部
41 コンピュータプログラム

Claims (10)

  1. 十字キーと数字キーとを具備するキー入力装置と、
    前記十次キーと前記数字キーとにアルファベットキーを割り当てる制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記十字キーにQWERTY配列のキー入力装置において入力者の左手でキー入力されるべき左手系アルファベットキーが割り当て、前記数字キーに前記QWERTY配列のキー入力装置において入力者の右手でキー入力されるべき右手系アルファベットキーが割り当てて、前記十字キーと前記数字キーとをキー入力の行なわれるべき第1状態と第2状態との間で遷移させて、前記第1状態と前記第2状態とにおいて行われたキー入力に基づいて入力されるべき文字を決定する
    携帯電話端末。
  2. 請求項1に記載の携帯電話端末であって、
    前記制御部は、
    前記十字キーに、前記第1状態において主として前記左手系アルファベットキーのうちの子音キーを割り当てて、前記第2状態において主として前記左手系アルファベットキーのうちの母音キーを割り当て、前記数字キーに、前記第1状態において主として前記右手系アルファベットキーのうちの子音キーを割り当てて、前記第2状態において主として前記右手系アルファベットキーのうちの母音キーを割り当てる
    携帯電話端末。
  3. 請求項1または請求項2に記載の携帯電話端末であって、
    前記制御部は、前記十字キーと前記数字キーとの初期状態を前記第1状態とし、前記第1状態の後に前記十字キーと前記数字キーとを前記第2状態へ遷移させる
    携帯電話端末。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の携帯電話端末であって、
    前記制御部は、前記十字キーと前記数字キーとの各列に割り当てる少なくともいずれかのキー配列を、前記QWERTY配列の各列に対応させて配列する
    携帯電話端末。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の携帯電話端末であって、
    前記制御部は、前記第1状態において前記十字キーか前記数字キーのいずれかに前記第2状態へ遷移する第2状態遷移キーと割り当てて、前記第2状態において前記十字キーか前記数字キーのいずれかに前記第1状態へ遷移する第1状態遷移キーとを割り当てる
    携帯電話端末。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の携帯電話端末であって、
    前記制御部は、前記第2状態において前記十字キーか前記数字キーの少なくともいずれかに前記第1状態で入力されたアルファベットキーの繰り返し入力となる繰り返しキーをさらに割り当てて、前記繰り返しキーの入力を検知した場合には前記第2状態を維持して、前記第1状態で入力されたアルファベットキーの繰り返しと前記維持された第2状態において入力されるアルファベットキーとに基づいて入力されるべき文字を決定する
    携帯電話端末。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の携帯電話端末であって、
    前記制御部は、前記第2状態において前記十字キーに前記左手系アルファベットのうちの子音キーと前記数字キーとに前記右手系アルファベットのうちの子音キーとをさらに割り当て、前記十字キーと前記数字キーのいずれかにおいて前記子音キーの入力を検知した場合には前記第2状態を維持して、前記第1状態及び前記第2状態で入力されたアルファベットキーと前記維持された第2状態において入力されるアルファベットキーとに基づいて入力されるべき文字を決定する
    携帯電話端末。
  8. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の携帯電話端末であって、
    現在の状態が前記第1状態であるのか前記第2状態であるのかを示す表示か、また、現在の状態において前記十字キーと前記数字キーとに割り当てられたアルファベットキーの割り当て状態を示す表示のうち、少なくともいずれかを表示する前記表示部
    をさらに備える携帯電話端末。
  9. 十字キーと数字キーとを具備するキー入力装置と、
    前記十次キーと前記数字キーとにアルファベットキーを割り当てる制御部と
    を備える携帯電話端末において、
    前記十字キーにQWERTY配列のキー入力装置において入力者の左手でキー入力されるべき左手系アルファベットキーが割り当てるステップと、
    前記数字キーに前記QWERTY配列のキー入力装置において入力者の右手でキー入力されるべき右手系アルファベットキーが割り当てるステップと、
    前記十字キーと前記数字キーとをキー入力の行なわれるべき第1状態と第2状態との間で遷移するステップと、
    前記第1状態と前記第2状態とにおいて行われたキー入力に基づいて入力されるべき文字を決定するステップと
    を備える携帯電話端末のキー入力方法。
  10. 請求項9に記載の携帯電話端末のキー入力方法をコンピュータに実行させる携帯電話端末のキー入力プログラム。
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