JP2011223096A - 基地局装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セル間干渉抑制の観点から適切な無線リソース割り当てが可能な基地局装置を提供する。
【解決手段】複数の無線リソースの端末装置への割り当てを決定するスケジューラ11を備えた基地局装置1であって、前記スケジューラ11は、複数の無線リソース毎の送信電力制限値Pnを用いて、前記無線リソースの端末装置への割り当て及び無線リソース毎の送信電力値を決定する電力割り当てスケジューリングを行うよう構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、基地局装置に関する。
基地局装置は、端末装置に対して割り当てられる無線リソース(周波数や時間など)を決定するスケジューラを備えているのが一般的である。
無線リソースの割り当てを決定するための従来のスケジューリングアルゴリズムとしては、例えば、ラウンドロビン(Round Robin)法が知られている(非特許文献1参照)。ラウンドロビン法では、各端末装置(ユーザ)に対し、平等に、ほぼ同じ量の無線リソースを順番に割り当てる。
また、スケジューリングアルゴリズムとしては、端末装置との間の通信品質値を考慮して無線リソースの割り当てを行うProportional Fairness法なども知られている。
Viver,Emmanuelle,"Radio Resouce Management in Wimax",Iste/Hermes Science Pub,2009,pp241
従来のスケジューラによる無線リソースの割り当て方法としては、ラウンドロビン法のように単純に各端末装置に順番に無線リソースを割り当てる方法や、通信品質を考慮して無線リソースを端末装置に割り当てる方法しかなかった。
つまり、従来、スケジューラによる無線リソースの割り当ての際に、セル間干渉の抑制を考慮した上で、割り当てを決定することはなされていなかった。
しかし、本発明者は、スケジューラによる無線リソースの割り当ての際に、無線リソース毎の送信電力制限値を新たに考慮することで、セル間干渉抑制の観点から適切な無線リソース割り当てを行うことができる、という着想を得た。
ここで、セル間干渉とは、ある基地局装置からの送信信号が、他の基地局装置に接続する端末装置への干渉信号となったり、ある基地局装置に接続する端末装置からの送信信号が他の基地局装置への干渉信号となったりすることである。
このようなセル間干渉は、比較的大きなマクロセルを形成するマクロ基地局装置の当該マクロセル内に、数十メートル程度の比較的小さなフェムトセルを形成するフェムト基地局装置を設置した場合に、特に生じやすい。これは、マクロセルとフェムトセルとが重複して位置するため、マクロセルとフェムトセルとの間で相互に信号が届きやすい状態となっているからである。
前記セル間干渉の抑制には、基地局装置又は端末装置から送信される信号の電力(送信電力)の大きさ制限することが考えられる。送信電力が小さくなれば、他のセルへ信号が届きにくくなるため、セル間干渉抑制が期待できる。
そして、前述のような送信電力の大きさの制限を行おうとする場合、信号の物理層レベルの処理を行うPHY部で、信号の送信電力を強制的に制限することが考えられる。
しかし、物理層レベルの処理として強制的に信号の送信電力を制限するだけの場合、そのような制限は、スケジューラによる無線リソース割り当ての処理(一般に、MAC部による処理)とは、独立して別個に行われることになり、送信電力の制限は、無線リソース割り当ての処理に何ら影響を与えないことになる。
ここで、送信電力の大きさは、スループットの大きさに影響を与えることがある。そして、送信電力の大きさやスループットの大きさは、スケジューラが採用するスケジューリングアルゴリズムによっては、無線リソースの割り当ての仕方に影響を与える要因となるものである。
したがって、送信電力の大きさに制限を加える場合には、その送信電力制限値を考慮した上で無線リソース割り当てを決定する方が、セル間干渉抑制の観点から適切であると考えられる。
本発明は、かかる着想に基づいてなされたものであって、セル間干渉抑制の観点から適切な無線リソース割り当て(スケジューリング)が可能な基地局装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、複数の無線リソースの端末装置への割り当てを決定するスケジューラを備えた基地局装置であって、前記スケジューラは、複数の無線リソース毎の送信電力制限値を用いて、前記無線リソースの端末装置への割り当て及び無線リソース毎の送信電力値を決定する電力割り当てスケジューリングを行うよう構成されていることを特徴とする基地局装置である。
上記本発明によれば、スケジューラは、複数の無線リソース毎の送信電力制限値を用いて、前記無線リソースの割り当て及び送信電力値を決定するよう構成されているため、送信電力制限値を考慮した上でスケジューリングを行うことが可能である。
(2)前記スケジューラは、前記複数の無線リソース毎の送信電力制限値を制約として用いて、所定の評価関数を最適化することで、前記電力割り当てスケジューリングを行うよう構成されているのが好ましい。この場合、複数の無線リソース毎の送信電力制限値が、評価関数を最適化する際の制約として考慮されることになる。
(3)前記評価関数は、複数の無線リソース毎の送信電力値を前記評価関数の調整パラメータとして含み、前記スケジューラは、前記複数の無線リソース毎の送信電力制限値を制約として、前記調整パラメータである前記複数の無線リソース毎の送信電力値を調整することで、前記評価関数を最適化するよう構成されているのが好ましい。この場合、複数の無線リソース毎の電力制限値を制約として無線リソース毎の送信電力値が調整される。
(4)前記評価関数は、各無線リソースをどの端末装置に割り当てるかを示す情報を前記調整パラメータとして含むのが好ましい。
(5)前記評価関数には、端末装置毎の優先度及び/又は各無線リソースそれぞれの通信品質値が前記評価関数のパラメータとして含まれるのが好ましい。この場合、優先度及び/又は通信品質を考慮して、割り当てを決定できる。
(6)前記端末装置毎の優先度を、各端末装置へ送信すべきデータの送信遅延状況を示すデータ遅延情報に基づいて生成する遅延情報生成部を備え、前記遅延情報生成部は、前記端末装置毎の優先度をスケジューラに与えるよう構成されているのが好ましい。
(7)各端末装置へ送信すべきデータのバッファリングを行うデータバッファを備え、前記データバッファは、各端末装置へ送信すべきデータの送信遅延状況を示すデータ遅延情報を、前記遅延情報生成部に与えるよう構成されているのが好ましい。
(8)前記通信品質値をスケジューラに与える通信品質提供部を備えているのが好ましい。
(9)前記スケジューラから取得した、前記無線リソースの端末装置への割り当て及び無線リソース毎の送信電力値に基づいて、各端末装置に対する変調方式を適応的に決定する適応変調制御部を備えているのが好ましい。
(10)前記評価関数は、スループットに関する評価関数であるのが好ましい。
(11)前記評価関数は、各端末装置が使用する無線リソースの量に関する評価関数であるのが好ましい。
(12)前記評価関数は、送信電力に関する評価関数であるのが好ましい。
(13)前記スケジューラは、無線フレーム中において制御情報が格納される制御領域を確保する制御領域スケジューラと、前記制御領域として確保されずに残った無線リソースを音声及び/又は動画系データが格納される音声・動画系領域として確保するように無線リソースの割り当ての決定を行う音声・動画系スケジューラと、を有し、前記音声・動画系スケジューラは、無線リソース毎の送信電力制限値を制約として用いて、音声・動画系領域となる無線リソースの送信電力値の和を示す評価関数を最小化することで、前記電力割り当てスケジューリングを行うよう構成されているのが好ましい。この場合、制御領域以外の領域を音声・動画系領域として確保することができる。
(14)前記スケジューラは、前記制御領域及び音声・動画系領域のいずれとしても確保されずに残った無線リソースを再送用データが格納される再送用データ領域として確保するように無線リソースの割り当ての決定を行う再送用スケジューラを更に有し、前記再送用スケジューラは、無線リソース毎の送信電力制限値を制約として用いて、再送用データ領域となる無線リソースの送信電力値の和を示す評価関数を最小化することで、前記電力割り当てスケジューリングを行うよう構成されているのが好ましい。この場合、前記制御領域及び音声・動画系領域のいずれとしても確保されずに残った領域を再送用データ領域として確保することができる。
(15)前記スケジューラは、前記制御領域、音声・動画系領域、及び再送用データ領域のいずれとしても確保されずに残った無線リソースを、音声・動画系及び再送用データ以外のユーザデータが格納される一般データ領域として確保するように無線リソースの割り当ての決定を行うデータ情報スケジューラを更に有し、前記データ情報スケジューラは、無線リソース毎の送信電力制限値を制約として用いて、一般データ領域となる無線リソースのスループットの和を示す評価関数を最大化することで、前記電力割り当てスケジューリングを行うよう構成されているのが好ましい。この場合、前記制御領域、音声・動画系領域、及び再送用データ領域のいずれとしても確保されずに残った領域を、音声・動画系及び再送用データ以外のユーザデータが格納される一般データ領域として確保することになる。
(16)前記評価関数は、無線リソース毎の送信電力値と、無線リソースをどの端末装置に割り当てるかを示す情報と、を前記評価関数の調整パラメータとして含み、前記スケジューラは、無線リソース毎の送信電力値と、無線リソースをどの端末装置に割り当てるかを示す情報と、を共に調整して、前記電力割り当てスケジューリングを行う第1モードと、無線リソース毎の送信電力値を調整せずに、無線リソースをどの端末装置に割り当てるかを示す情報を調整して、前記電力割り当てスケジューリングを行う第2モードと、を有しているのが好ましい。この場合、第1モードと第2モードとを使い分けることができる。
(17)前記評価関数は、無線リソースの端末装置への割り当て方に基づいて算出されるペナルティ値を前記評価関数のパラメータとして有し、前記ペナルティ値は、同一端末装置に割り当てられた無線リソースが無線フレーム中に分散している度合いが高いほど、大きなペナルティ値となるように算出されるのが好ましい。同一端末装置に割り当てられた無線リソースが無線フレーム中に分散して存在するような割り当てはペナルティ値が大きくなるため、そのような割り当てを抑制することができる。
(18)前記複数の無線リソース毎の送信電力制限値を設定する電力制限制御部を備え、前記スケジューラは、前記電力制限制御部から、前記複数の無線リソース毎の送信電力制限値を取得するよう構成されているのが好ましい。この場合、スケジューラは、電力制限制御部が設定した送信電力制限値を用いて、割り当てを決定することができる。
(19)前記戦力制限制御部は、前記複数の無線リソース毎に、セル間干渉を抑制可能な送信電力値を前記送信電力制限値として設定するよう構成されているのが好ましい。この場合、セル間干渉を抑制することができる。
(20)前記送信電力制限値を、基地局間の有線インターフェースを介して他の基地局装置から取得する、又は前記有線インターフェースを介して他の基地局装置から取得した情報に基づいて生成するのが好ましい。
(21)前記送信電力制限値を、他の基地局装置における無線通信信号を測定した測定値に基づいて生成するのが好ましい。
(22)前記送信電力制限値を、基地局間の有線インターフェースを介して他の基地局装置から取得した情報、及び他の基地局装置における無線通信信号を測定した測定値の双方に基づいて生成するのが好ましい。
本発明によれば、セル間干渉抑制の観点から適切なスケジューリングを行うことが可能である。
本発明の実施形態に係る基地局装置を備えた無線通信システムの構成を示す概略図である。 LTEのDLサブフレーム構造を示す概略図である。 基地局装置の構成を示すブロック図である。 スケジューラの構成を示すブロック図である。 データ情報スケジューラを示す図である。 VoIPスケジューラを示す図である。 電力割り当て例を示す図である。 QoS情報及びCQI情報の更新タイミングとスケジューリングタイミングとの関係を示す図である。 ペラルティ値の計算方法の説明図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る基地局装置を備えた無線通信システムの構成を示している。本実施形態の無線通信システムは、例えば、LTE(Long Term Evolution)が適用される携帯電話用のシステムであり、各基地局装置と、端末装置との間において、LTEに準拠した通信が行われる。ただし、通信方式は、LTEに限られるものではない。
この無線通信システムは、複数の基地局装置1を備えている。端末装置2(移動端末;Mobile Station)は、いずれかの基地局装置1に対して無線接続して、通信を行うことができる。
前記無線通信装置が備える基地局装置1としては、例えば数キロメートルの大きさの通信エリア(マクロセル)MCを形成するマクロ基地局装置(Macro Base Station)1aのほか、マクロセルMC内などに設置され数十メートル程度の比較的小さなフェムトセルFCを形成する複数のフェムト基地局装置(Femto Base Station)1bが設けられている。
マクロ基地局装置(以下、「マクロBS」ともいう。)1aは、自己のマクロセルMC内にある端末装置2との間で無線通信を行うことができる。
また、フェムト基地局装置(以下、「フェムトBS」ともいう)1bは、例えば、屋内等、マクロBS1aの無線波を受信し難い場所等に配置され、上記フェムトセルFCを形成する。フェムトBS1bは、自己が形成するフェムトセルFC内にある端末装置(以下、「MS」ともいう)2との間で無線通信が可能であり、本システムでは、マクロBS1aの無線波が受信し難い場所等においても、その場所に比較的小さいフェムトセルFCを形成するフェムトBS1bを設置することで、MS2に対して十分なスループットでのサービスの提供を可能にする。
なお、以下の説明では、フェムトBS1bに接続するMS2をフェムトMS2bともいい、マクロBS1aに接続するMS2をマクロMS2aともいう。
LTEでは、周波数分割複信(FDD)方式が採用されており、上り信号(端末装置から基地局装置への送信信号)と、下り信号(基地局装置から端末装置への送信信号)との間で、互いに異なる使用周波数を割り当てることで、上り通信と下り通信とを同時に行うことができる。
図2は、LTEの下りリンクの無線フレーム(DLフレーム))に含まれるサブフレーム構造を示している。1つのDLフレームは、10個のサブフレームを時間軸方向に並べて構成されている。1個のサブフレームは、時間軸方向に14OFDMシンボル分の長さ(=1msec)を有している。
各サブフレームは、その先頭に、制御情報が格納される制御領域を有し、その後に、ユーザデータが格納されるPDSCH(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)が確保される。
前記制御領域には、下り及び上りリンクの割当情報等を含む下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)が確保される。上記PDCCHは、前記割当情報のほか、上り送信電力制限値の情報や、下りのCQI(Channel Quality Indicator)についての報告の指示等に関する情報を含んでいる。なお、PDCCHの大きさは、制御情報の大きさに応じて変化する。
なお、制御領域には、PDCCHのほか、PDCCHに関する情報を通知するための制御チャネル構成指示チャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)、PUSCHに対するハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat Request)の受信成功通知(ACK:Acknowledgement)、受信失敗通知(NACK:Negative Acknowledgement)を送信するためのハイブリッドARQ指示チャネル(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)も割り当てられる。
ユーザデータ等が格納されるPDSCHは、複数の端末装置で共有して用いられるエリアであり、ユーザデータの他、各端末装置個別の制御情報等も格納される。
このPDSCHは、データ伝送の上での基本単位領域(無線リソース割り当ての最小単位)であるリソースブロック(RB:Resource Block)を複数有して構成されている。リソースブロックは、周波数軸方向に12サブキャリア、時間軸方向に7OFDMシンボル分の大きさを有している。
DLフレームの周波数帯域幅が10MHzに設定されている場合、601個のサブキャリアが配列される。したがって、1つのサブフレーム中に、リソースブロックは、周波数軸方向に50個配置されることになる、1つのサブフレーム中における時間軸方向のリソースブロックの数は2個となる。
基地局装置1は、無線リソースであるリソースブロックの端末装置への割り当て及びリソースブロック毎の送信電力値を決定する電力割り当てスケジューリング機能を有している。また、LTEの上りリンクの無線フレーム(ULフレーム))も、DLフレームと同様に、複数のリソースブロックを有しており、DLフレームのリソースブロックの端末装置への割り当ても、基地局装置1によって決定される。
基地局装置1が決定した下り及び上りのリソースブロック割り当ては、割当情報としてPDCCHに格納され、基地局装置1から端末装置2へ送信される。基地局装置1及び端末装置2は、決定された割り当て情報に従って、リソースブロックを使用して通信を行う。
図3は、スケジューリング機能に関連する基地局装置1の構成を示している。この基地局装置の構成は、フェムトBS1bのための構成として好適であるが、マクロBS1aに適用してもよい。
図3に示すように、基地局装置1は、MAC層に関する処理を行うMAC部10と、MAC層の下位層である物理層(PHY層)に関する処理を行うPHY20と、を有している。なお、基地局装置1は、MAC層の上位層に関する処理を行う上位層処理部30も備えている。
MAC部10は、端末装置へのリソースブロック割り当てを決定するスケジューラ11を備えている。このスケジューラ11は、複数のリソースブロックのうち、どのリソースブロックをどの端末に割り当てるかを決定するとともに、各リソースブロックについての送信電力値を決定して出力する。
スケジューラ11は、各端末装置へのリソースブロック割り当て情報Sと、各リソースブロックの送信電力値pknと、を、適応変調制御部12に出力する。
なお、kは、端末装置(ユーザ)の番号であり、k=1〜K(Kは自セル内の端末装置の数)である。Sは、k番目の端末装置に割り当てられるリソースブロックの集合を表す。また、nは、リソースブロックの番号であり、n=1〜N(Nは全リソースブロック数(50個))である。pknは、k番目の端末装置に対し割り当てられたリソースブロックのうち、n番目のリソースブロックの送信電力値を示している。
スケジューラ11から電力割り当てスケジューリング結果としてS及びpknを受け取った適応変調制御部12は、それらの情報S及びpknに基づいて、各端末装置に対し、変調方式(符号化率を含む)を適応的に決定する。
PHY部20は、スケジューラ11によって決定された割り当て及び送信電力、並びに適応変調制御部12によって決定された変調方式に従って、リソースブロックの割り当て、送信電力の調整、データの変調を実際に行う。なお、PHY部20には、MAC部10のデータバッファ13に蓄積されたデータが、変調等のために与えられる。データバッファ13は、上位層処理部30から送信すべきデータを受け取って蓄え、リソースブロックの割り当て結果に応じて、必要なデータを、PHY部20に対して送出する。
前記スケジューラ11は、端末装置毎の優先度α(k:1〜K)、端末装置毎の規定スループットβ(k:1〜K)、各端末装置についてのリソースブロック毎の通信品質値γkn(k:1〜K,n:1〜N)といった情報を用いて、リソースブロックの最適な割り当てを決定する。
スケジューラ11は、端末装置毎の優先度αを、MAC部10のQoS(Quality of Service)制御部14から取得する。QoS制御部(遅延情報生成部)14は、上位層処理部30から取得したアプリケーション情報や、データバッファ13から取得したデータ遅延情報に基づいて、端末装置毎の優先度αを生成する。
前記データバッファ13は、各送信端末へ送信すべき送信データをバッファリングするものである。上位層から与えられた送信データは、このデータバッファ13でバッファリングされ、送信データの送信先ユーザにリソースブロックの割り当てが行われると、送信可能な量の送信データが、バッファ13から出力される。前記データバッファ13は、各端末装置へ送信すべきデータの送信遅延状況を示すデータ遅延情報を生成、スケジューラ11に与える機能を有している。
この優先度αは、端末装置に割り当てられるリソースブロックの数を左右するものである。つまり、スケジューラ11は、優先度αの値が大きい端末装置には、より多くのリソースブロックを割り当て、優先度αの値が小さい端末装置には、より少ないリソースブロックを割り当てることになる。
例えば、遅延量が大きくなっている送信データについては、早急に送信する必要があることから、当該送信データの送信先である端末装置の優先度αの値が大きくなる。
スケジューラ11は、端末装置毎の規定スループットβも、QoS制御部14から取得する。規定スループットβは、端末装置別に要求されるスループットの規定値であり、QoS制御部14は、上位層処理部30から取得したアプリケーション情報や、データバッファ13から取得したデータ遅延情報に基づいて、規定スループットβを生成する。
スケジューラ11は、各端末装置についてのリソースブロック毎の通信品質値γknを、MAC部10のCQI情報制御部15から取得する。ここでの通信品質値γknは、CQIである。CQI情報制御部(通信品質値提供部)15は、上り及び下りリンクにおける各リソースブロックの通信品質を示すCQI(Channel Quality Indicator)情報に基づいて、通信品質値γknを生成する。なお、上りリンクのCQIは基地局装置1自身が測定することで取得でき、下りリンクのCQIは端末装置が測定したものを基地局装置が受け取ることで取得できる。なお、CQIは、例えば、SINR(Signal to Interference and Noise power Ratio)に基づいて生成することができる。
通信品質が良好であれば、通信速度を高くすることができ、同じ数のリソースブロックを割り当てた場合であっても、通信品質が悪い場合に比べて、多くのデータを送信することができる。
さらに、本実施形態のスケジューラ11は、上記情報のほか、リソースブロック毎の送信電力制限値(電力制限情報)P(n:1〜N)を用いて、リソースブロックの割り当てを決定することができる。
スケジューラ11は、リソースブロック毎の送信電力制限値(電力制限情報)Pを、電力制限制御部16から取得する。ここでの送信電力制限値Pは、基地局装置自身又は端末装置から送信される信号の送信電力の上限値を、リソースブロック毎に規定するものである(下限値も規定してもよい)。
送信電力の制限は、他セル(の基地局装置又は端末装置)に対して干渉を与えるのを防止するためのものである。つまり、他セルにおいて使用されているリソースブロックを、自セルにおいても使用すると、自セルの基地局装置又は端末装置から送信された信号が、他セルにおいて干渉信号となるおそれがあるため、送信電力は低く抑えるべきである。一方、他セルにおいて使用されていないリソースブロックについては、送信電力を大きくしてスループットを高くすることが可能である。
このため、他セルにおけるリソースブロックの使用状況に応じて、送信電力を異ならせることが、干渉を防止しつつ、効率的な通信を行う上で望まれる。もっとも、各リソースブロックにおける送信電力値pknは、干渉抑制の観点だけで決定されるものではない。そこで、本実施形態の電力制限制御部16では、各リソースブロックの実際の送信電力値pknを決定するのではなく、他セルへ干渉を与えない大きさに実際の送信電力値pknが抑えられるように、送信電力値の上限値(送信電力制限値)Pをリソースブロック毎に設定する。
そして、スケジューラ11では、送信電力制限値(上限値)Pの範囲内で、各リソースブロックの送信電力値pknを調整し、リソースブロック毎の送信電力値pknの調整を含めたリソースブロック割り当てを行う。
電力制限制御部16は、リソースブロック毎の送信電力制限値(電力制限情報)Pを生成するため、CQI情報制御部15、X2情報制御部17、PHY測定情報制御部18などから、リソースブロック毎の干渉電力情報を取得し、取得した干渉電力情報に基づいて、リソースブロック毎の送信電力制限値Pを決定する。
前記干渉電力情報には、他セルから干渉を受けた場合の被干渉電力情報と、他セルに対して干渉を与えた場合の与干渉電力情報とがある。いずれの干渉電力情報も、リソースブロック毎の送信電力制限値Pを決定するために利用可能である。
他セルからの被干渉がある場合、他セルからの信号が届きやすい状態にあることになる。したがって、被干渉があるリソースブロックについては、自セルにおいて使用した場合、他セルに対して干渉を与えるおそれがある。
このため、他セル(マクロセル)の通信を阻害しない観点からは、自セルにおいては、そのリソースブロックの送信電力は小さくすべきである。
また、他セルへの与干渉があるリソースブロックについても、他セル(マクロセル)の通信を阻害しない観点からは、自セルにおいては、そのリソースブロックの送信電力は小さくすべきである。
基地局装置1のPHY部20では、自セルにおける通信を休止して、近傍の他セル(マクロセル)の基地局装置1a−端末装置2a間の通信(下り通信又は上り通信)を傍受(sniffing)し、他セルからの信号のリソースブロック毎の受信電力を測定して測定値を得ることができる。他セルからの信号の受信電力の大きさは、被干渉電力の大きさを示していることになる。
そこで、前記PHY測定情報制御部18では、近傍の他セルからの信号のリソースブロック毎の受信電力の測定値に基づいて、リソースブロック毎の被干渉電力情報を生成し、その被干渉電力情報を、電力制限制御部16に与える。
また、他セルからの被干渉電力は、自セルの端末装置1bによって測定させ、それをCQIレポートとして受け取っても良い。前記CQI情報制御部15は、端末装置1bから受け取ったCQIレポートに基づいて、リソースブロック毎の被干渉電力情報を生成し、その被干渉電力情報を、電力制限制御部16に与える。
さらに、他セルからの被干渉電力ではなく、他セル(マクロセル)において測定された被干渉電力を、当該他セルを形成する基地局装置(マクロBS)から、有線ネットワーク(バックボーンネットワーク;X2回線)経由で取得してもよい。他セル(マクロセル)において測定された被干渉電力は、自セル(フェムトセル)からの与干渉電力の大きさを示していることになる。
MAC部10に設けられたX2情報制御部17は、他セル(マクロセル)において測定された被干渉電力の大きさに基づいて、他の基地局装置(マクロBS)への与干渉電力の大きさを示す与干渉電力情報を生成し、その与干渉電力情報を電力制限制御部16に与える。
電力制限制御部16では、各リソースブロックについて、被干渉電力情報及び/又は与干渉電力情報が示す干渉電力が大きいほど、送信電力制限値(上限値)Pを低く抑え、前記干渉電力が小さいほど、送信電力制限値(上限値)Pが大きくなるように、リソースブロック毎の送信電力制限値(上限値)Pを決定する。送信電力制限値Pは、干渉電力情報に基づき、自セルの送信電力が、他セルに干渉を与えない大きさに収まるように決定される。
なお、送信電力制限値Pは、近傍の前記他の基地局装置(マクロBS)が測定した被干渉電力に基づいて、当該他の基地局装置が算出してもよい。この場合、フェムトBSは、マクロBSからX2インターフェース(有線インターフェース)を介して、送信電力制限値を取得することができる。
また、各リソースブロックの送信電力制限値Pは、他の基地局装置からX2インターフェースを介して取得した有線インターフェース情報(送信電力制限値、干渉電力情報、被干渉電力情報など)と、他セルからの信号のリソースブロック毎の受信電力の測定値と、を両方用いて、生成することもできる。この場合、いずれか一方では把握できなかった情報(干渉の有無など)を他方で補って、より適正な送信電力制限値を生成できる。
図4に示すように本実施形態のスケジューラ11は、制御領域スケジューラ11a、VoIP(音声・動画系)スケジューラ11b、HRQスケジューラ(再送用スケジューラ)11c、及びデータ情報スケジューラ11dを備えている。
制御領域スケジューラ11aは、各端末装置に対して共通して与えられる制御情報を格納する制御領域を確保するためのものである。
VoIPスケジューラ11b、HRQスケジューラ(再送用スケジューラ)11c、及びデータ情報スケジューラ11dは、いずれも各端末装置宛のユーザデータを格納する領域を確保して、リソースブロック割り当てを行うものである。
VoIPスケジューラ11b、HRQスケジューラ(再送用スケジューラ)11c、及びデータ情報スケジューラ11dは、いずれも、送信電力制限値Pを用いて、スケジューリングを行う。一方、制御領域スケジューラ11aは送信電力制限値Pを用いない。
図5は、前記データ情報スケジューラ11dを示している。このデータ情報スケジューラ11dは、Qos情報に応じた重み付けスループットの和を最大化(スループット最適化)するように、各端末装置へのリソースブロック割り当てと、リソースブロック毎の送信電力を決定する。なお、図5に示す評価関数においては、SINR(pkn×γkn)に応じた、1個のリソースブロックごとのスループットをシャノンの定理を用いて近似した。なお、実際のスループットは、変調方式(QPSK,16QAM,64QAMなど)に応じて離散的に変わるが、シャノンの定理を用いて近似したものは、良い近似となるうえ、アナログ的に表現することで微積分などの解析的手法を用いるのが容易となる。
より具体的には、データ情報スケジューラ11dは、図5中に示す評価関数の値(重み付けスループットの和)が、図5中に示す制約条件1〜3の下で、最大化するように、各端末装置へのリソースブロック割り当てSと、リソースブロック毎の送信電力値pknを調整する。スケジューラ11dは、図5の評価関数を、凸非線形計画問題として解くことができる。そして、評価関数が最大化したときのS及びpknが、スケジューラ11dから出力される。
図5中の制約条件1は、リソースブロック毎の送信電力pknの総和が、規定の最大総電力Ptotを超えないようにするためのものである。規定の最大総電力Ptotは、PHY部20において実際に出力可能な電力の最大値であり、これを超える電力での送信は不可能である。
図5中の制約条件2は、ある端末装置(ユーザ)kに対してあるリソースブロックnが割り当てられる場合において、そのリソースブロックnの送信電力値pknが、当該リソースブロックnの送信電力制限値(上限値)Pで規定される範囲に収まるようにするためのものである。送信電力値pknが送信電力制限値(上限値)Pを超えないようにすることで、他セルへの干渉を防止できる適切な送信電力値pknをリソースブロック毎に設定することができる。
図5中の制約条件3は、ある端末装置(ユーザ)kが、あるリソースブロックnを使用している場合、他の端末装置(ユーザ)k(≠k)に対しては、そのリソースブロックnを割り当てないためのものである。つまり、ある端末装置(ユーザ)kが、あるリソースブロックnを使用している場合、そのリソースブロックの送信電力は0よりも大きくなり、そのときには、他の端末装置(ユーザ)k(≠k)に対しては、そのリソースブロックnの送信電力pknとしては、「0」がセットされる。つまり、そのリソースブロックnは、他の端末装置(ユーザ)k(≠k)に対して割り当てられない。
図5の評価関数によれば、各端末装置には、通信品質値(CQI)の良好なリソースブロックが割り当てられるため、他セルからの被干渉を回避することができる。また、図5中の制約条件2によって、リソースブロック単位における送信電力制限が成されているため、他セルへの与干渉を防止することができる。
なお、図5のスケジューラ11dは、端末装置の優先度に応じた重み付けスループットの和を示す評価関数を最大化するようにスケジューリングを行うものであるが、各端末装置のスループットを等しくするための評価関数を用いてスケジューリングを行っても良いし、端末装置の優先度に応じた重み付けスループットを等しくするための評価関数を用いてスケジューリングを行うものであってもよい。つまり、評価関数としては、スループットに関する様々な評価関数を利用することができる。
図6は、前記VoIP(音声・動画系)スケジューラ11bを示している。なお、HARQスケジューラ11cも同様の構成である。なお、スケジューラ11bは、VoIPデータに限らず、音声・動画系データのように、比較的長時間にわたって固定的に無線リソースを割り当てるアプリケーションデータ用のスケジューラとして用いることができる。
VoIPスケジューラ11bは、端末装置(ユーザ)kのスループット(その端末装置に割り当てられる各リソースブロックにおけるスループットの和)が、規定スループットβとなる(又はβ以上となる)もののうち、送信電力値pknが最小化(電力最適化)するように、各端末装置へのリソースブロック割り当てと、リソースブロック毎の送信電力を決定する。
より具体的には、VoIPスケジューラ11bは、図6中に示す評価関数の値(リソースブロック毎の送信電力pknの総和)が、図6中に示す制約条件1〜3の下で、最小化するように、各端末装置へのリソースブロック割り当てSと、リソースブロック毎の送信電力値pknを調整する。スケジューラ11bは、図6の評価関数を、凸非線形計画問題として解くことができる。そして、評価関数が最小化したときのS及びpknが、スケジューラ11bから出力される。
図6中の制約条件1は、端末装置(ユーザ)kのスループット(その端末装置に割り当てられる各リソースブロックにおけるスループットの和)が、端末装置k毎の規定スループットβとなる(又はβ以上となる)ようにするものである。VoIPデータでは、スループットを可能な限り大きくすることよりも、円滑な通話のための最低限のスループット(規定スループット)が常に確保されることが重視される。この場合、スループット最大化よりも、規定スループットβを確保した上で、送信電力を小さくするのが効率的となる。
図6中の制約条件2は、図5中の制約条件2と同じものである。この制約条件2によって、送信電力値pknが送信電力制限値(上限値)Pを超えなくなり、他セルへの干渉を防止できる適切な送信電力値pknをリソースブロック毎に設定することができる。
また、図6中の制約条件3も、図5中の制約条件3と同じものである。
なお、図6のスケジューラ11b,11cは、リソースブロック毎の送信電力pknの総和を最小化するものであるが、各端末装置が使用する送信電力を等しくするための評価関数を用いてスケジューリングを行うものであってもよい。つまり、評価関数としては送信電力に関する様々な評価関数を利用することができる。
さらに、評価関数としては、各端末装置が使用するリソースブロックの数(無線リソースの量)を等しくするための評価関数などを用いてスケジューリングを行うものであってもよい。つまり、評価関数としては、無線リソースの量に関する様々な評価関数を利用することができる。
VoIPスケジューラ11bによって決定された割り当ては、Semi−Persistent Schedulingにより、数フレーム分にわたって有効とされる。VoIPスケジューラ11bによってVoIPデータ用に確保されたリソースブロック以外の残りのリソースブロックが、他のユーザデータのために割り振られる。
図4に戻り、スケジューラ11に含まれる各スケジューラ11a〜11dについて説明する。
まず、制御領域スケジューラ11aが、サブフレーム中に、全端末装置に対して共通して与えられる制御情報が格納される制御領域(PDCCH)を確保する。そして、制御領域スケジューラ11aは、制御領域(PDCCH)として確保されたシンボル数を出力する。制御領域スケジューラ11aによる制御領域の確保は、数十msec周期(数十サブフレーム周期)で行われる。つまり、一旦確保された制御領域は、複数のサブフレームにわたって固定されたものとなる。
また、制御領域スケジューラ11aは、無線フレームの制御領域以外の他の領域を示す情報を、他のスケジューラ11b〜11dが使用可能な領域の情報として、VoIPスケジューラ11bに通知する。
VoIPスケジューラ11bは、通知された使用可能領域情報に基づいて、制御領域として確保されずに残った領域を認識し、その残った領域に含まれるリソースブロックの幾つかを、VoIPデータを格納するVoIP領域として確保する。VoIPスケジューラ11bは、先に説明した評価関数を用いて、VoIP領域として確保されるリソースブロック(及びその送信電力)を決定する。そして、VoIPスケジューラ11bは、VoIPデータのためのS,pknの情報を出力する。
VoIPスケジューラ11bによるVoIP領域の確保も、数十msec周期(数十サブフレーム周期)で行われる。つまり、一旦確保されたVoIP領域は、複数のサブフレームにわたって固定されたものとなり、安定した通話が可能となる。
しかも、VoIPデータを確保する領域は、他のユーザデータに先立って、優先的に確保されるため、この点からも安定した通話が可能である。
VoIPスケジューラ11bは、無線フレームにおいて、制御領域及びVoIP領域のいずれとしても確保されずに残った他の領域を示す情報を、他のスケジューラ11c,11dが使用可能な領域の情報として、HARQスケジューラ11cに通知する。
HARQスケジューラ(再送用スケジューラ)11cは、通知された使用可能領域情報に基づいて、制御領域及びVoIP領域のいずれとしても確保されずに残った領域を認識し、その残った領域に含まれるリソースブロックの幾つかを、再送用のデータを格納する再送用データ領域として確保する。HARQスケジューラ11cも、VoIPスケジューラ11bと同様に、HARQデータ領域として確保されるリソースブロック(及びその送信電力)を決定する。そして、HARQスケジューラ11cは、HARQデータのためのS,pknの情報を出力する。
HARQスケジューラ11cによるHARQデータ領域の確保は、1msec周期(1サブフレーム周期)で行われる。再送用データは、送信の緊急性が高いため、他のユーザデータよりも優先して割り当てを決定することで、再送用データの確実な送信が可能となる。
HARQスケジューラ11cは、無線フレームにおいて、制御領域、VoIP領域、及び再送用データ領域のいずれとしても確保されずに残った他の領域を示す情報を、データ情報スケジューラ11dが使用可能な領域の情報として、データ情報スケジューラ11dに通知する。
データ情報スケジューラ11dは、通知された使用可能領域情報に基づいて、制御領域、VoIP領域、再送用データ領域のいずれとしても確保されずに残った領域を認識し、その残った領域に含まれるリソースブロックの幾つかを、VoIP及び再送用データ以外のユーザデータが格納される一般データ領域として確保する。
データ情報スケジューラ11dは、先に説明した評価関数を用いて、一般データ領域として確保されるリソースブロック(及びその送信電力)を決定する。そして、データ情報スケジューラ11dは、一般データのためのS,pknの情報を出力する。
なお、データ情報スケジューラ11dによる一般データ領域の確保も、1msec周期(1サブフレーム周期)で行われる。
以上のように、制御領域以外の領域のリソースブロックを、VoIPデータ、再送用データ、一般データの順で、割り当てることで、データの優先度に応じた割り当てが可能である。
なお、本実施形態のスケジューラ11では、VoIPデータ以外のユーザデータについての割り当て制御及び電力制御は、1msec毎(1サブフレーム)毎に行われるが、数サブフレーム毎に行っても良い。
図7は、前述のような機能を有する基地局装置をフェムトBS1bとして採用し、隣接するマクロセルへの干渉を防止した場合の電力割り当て例を示している。図7におけるマクロセルのユーザ(端末装置)Bは、セルエッジユーザ(フェムトセルの近傍に存在するユーザ)であり、フェムトセルにおける信号は、ユーザBに対して干渉しやすい状況であるとする。
この場合、マクロBS1aは、例えば、マクロBS1aに備わっているX2インターフェースを利用し、X2回線(バックボーン回線)経由で、フェムトBS1bに対して、電力抑制の指示を送信する。この指示は、マクロセルにおいて、ユーザBに割り当てられているリソースブロックについて、フェムトセルから受ける被干渉電力を示す情報を含んだものである。
マクロBS1aから前記指示を受けたフェムトBS1bは、X2情報制御部17において、与干渉電力情報を生成する。さらに、電力制限制御部16は、与干渉電力情報に基づいて、マクロセルのユーザBに割り当てられているリソースブロックと同じリソースブロック(フェムトセルにおいてユーザEに割り当てられているリソースブロック)についての電力制限情報Pnを生成する。
スケジューラ11は、この電力制限情報Pnに基づいて、ユーザEに割り当てられるリソースブロックの送信電力値pknを小さくする。これにより、フェムトセルから、マクロセルへの干渉が防止される。
なお、フェムトセルのユーザFのように、マクロセルに対して干渉を与えないケースについても、送信電力値pknが小さくなることがある。これは、図5の評価関数から明らかなように、通信チャネルの状態(通信品質;SINR)の状況によっては、リソースブロックの送信電力が小さく抑えられる場合もあるからである。
図8に示すように、スケジューラ11(特に、データ情報スケジューラ11d)は、S,pknを決定するための2つのモード(第1モード及び第2モード)を示している。
ここで、Qos情報は、毎サブフレーム更新されるため、QoS情報から算出される端末装置別の優先度αも、毎サブフレーム得ることができる。これに対し、CQI情報は、数サブフレームに一回しか更新されないため、CQI情報から得られる端末装置別の通信品質値(チャネル特性)γknも、数サブフレームに一回しか得ることができない。
そこで、スケジューラ11(特に、データ情報スケジューラ11d)は、S,pknの双方を調整して、評価関数を最適化する第1モードと、pknを調整せずに、Sだけを調整する第2モードとを有している。
図8に示すように、QoS情報とCQI情報がともに更新されるタイミングでは、第1モードを実行してS,pknの双方を調整することで、適切なS,pknを決定することができる。
一方、QoS情報は更新されているが、CQI情報は更新されていない場合、最新の通信品質値γには変化が無いことになる。このような場合、送信電力値pknは、変化させることなく、リソースブロックの割り当ての仕方だけを調整する第2モードを実行する方が適切である。
このようにスケジューラが第1モードと第2モードとを持つことで、Qos情報とCQI情報の更新頻度の違いに対応することができる。しかも、QoS情報の更新頻度が、CQI情報の頻度よりも高いことから、リソースブロックの割り当て情報Sが更新される頻度も高くなる。
図9は、図5及び図6中に示す評価関数の追加の項として加えることができるペナルティ値fkを示している。
このペナルティ値は、同一のユーザ(端末装置)kに割り当てられたリソースブロックが、無線フレーム中において分散している度合いが高いほど、大きなペナルティ値となるように算出されるものである。
例えば、図9に示すように、リソースブロック(RB)がその番号順に連続して配置されている場合において、あるユーザkに割り当てられたリソースブロックの番号が「1,2,3,4」であると、これら4つのリソースブロックは、周波数軸方向に連続した1つの群(塊)を構成している。この場合、ペナルティ値fpは、群の数が1つであることに対応して、ペナルティ値としては最も小さい「1」となる。
また、あるユーザkに割り当てられたリソースブロックの番号が「1,2,3,4,10,11」であると、これら6つのリソースブロックは、「1,2,3,4」と「10,11」という2つの群を構成している。この場合、ペナルティ値fpは、群の数が2つであることに対応して、「2」となる。
さらに、あるユーザkに割り当てられたリソースブロックの番号が「1,3,5,7」であると、これら64のリソースブロックは、「1」,「3」,「5」,「7」という4つの群を構成している。この場合、ペナルティ値fpは、群の数が4つであることに対応して、「4」となる。
このペナルティ値fpは、図5及び/又は図6の評価関数が示す評価を下げるように、評価関数に対して作用させられる。つまり、図5の評価関数のように、評価関数の値を最大化する場合には、前記ペナルティ値fpは、評価関数の値を小さくするように、減算項として評価関数中に設けられる。一方、図6の評価関数のように、評価関数の値を最小化する場合には、前記ペナルティ値fpは、評価関数の値を大きくするように、加算項として評価関数中に設けられる。
評価関数中のパラメータとして前記ペナルティ値fpを設けることで、同一のユーザ(端末装置)kに割り当てられるリソースブロックが分散する確率が低くなり、同一のユーザの領域を集中的に確保することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 基地局装置
1a マクロ基地局装置
1b フェムト基地局装置
2a マクロ端末装置
2b フェムト端末装置
11 スケジューラ
11a 制御領域スケジューラ
11b VoIPスケジューラ
11c HARQスケジューラ
11d データ情報スケジューラ
16 電力制限制御部
MC マクロセル
FC フェムトセル

Claims (22)

  1. 複数の無線リソースの端末装置への割り当てを決定するスケジューラを備えた基地局装置であって、
    前記スケジューラは、複数の無線リソース毎の送信電力制限値を用いて、前記無線リソースの端末装置への割り当て及び無線リソース毎の送信電力値を決定する電力割り当てスケジューリングを行うよう構成されている
    ことを特徴とする基地局装置。
  2. 前記スケジューラは、前記複数の無線リソース毎の送信電力制限値を制約として用いて、所定の評価関数を最適化することで、前記電力割り当てスケジューリングを行うよう構成されている
    請求項1記載の基地局装置。
  3. 前記評価関数は、複数の無線リソース毎の送信電力値を前記評価関数の調整パラメータとして含み、
    前記スケジューラは、前記複数の無線リソース毎の送信電力制限値を制約として、前記調整パラメータである前記複数の無線リソース毎の送信電力値を調整することで、前記評価関数を最適化するよう構成されている
    請求項2記載の基地局装置。
  4. 前記評価関数は、各無線リソースをどの端末装置に割り当てるかを示す情報を前記調整パラメータとして含む
    請求項2又は3記載の基地局装置。
  5. 前記評価関数には、端末装置毎の優先度及び/又は各無線リソースそれぞれの通信品質値が前記評価関数のパラメータとして含まれる
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の基地局装置。
  6. 前記端末装置毎の優先度を、各端末装置へ送信すべきデータの送信遅延状況を示すデータ遅延情報に基づいて生成する遅延情報生成部を備え、
    前記遅延情報生成部は、前記端末装置毎の優先度をスケジューラに与えるよう構成されている
    請求項5記載の基地局装置。
  7. 各端末装置へ送信すべきデータのバッファリングを行うデータバッファを備え、
    前記データバッファは、各端末装置へ送信すべきデータの送信遅延状況を示すデータ遅延情報を、前記遅延情報生成部に与えるよう構成されている
    請求項6記載の基地局装置。
  8. 前記通信品質値をスケジューラに与える通信品質提供部を備えている
    請求項5〜7のいずれか1項に記載の基地局装置。
  9. 前記スケジューラから取得した、前記無線リソースの端末装置への割り当て及び無線リソース毎の送信電力値に基づいて、各端末装置に対する変調方式を適応的に決定する適応変調制御部を備えている
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の基地局装置。
  10. 前記評価関数は、スループットに関する評価関数である
    請求項2〜9のいずれか1項に記載の基地局装置。
  11. 前記評価関数は、各端末装置が使用する無線リソースの量に関する評価関数である
    請求項2〜10のいずれか1項に記載の基地局装置。
  12. 前記評価関数は、送信電力に関する評価関数である
    請求項2〜11のいずれか1項に記載の基地局装置。
  13. 前記スケジューラは、無線フレーム中において制御情報が格納される制御領域を確保する制御領域スケジューラと、前記制御領域として確保されずに残った無線リソースを音声及び/又は動画系データが格納される音声・動画系領域として確保するように無線リソースの割り当ての決定を行う音声・動画系スケジューラと、を有し、
    前記音声・動画系スケジューラは、無線リソース毎の送信電力制限値を制約として用いて、音声・動画系領域となる無線リソースの送信電力値の和を示す評価関数を最小化することで、前記電力割り当てスケジューリングを行うよう構成されている
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の基地局装置。
  14. 前記スケジューラは、前記制御領域及び音声・動画系領域のいずれとしても確保されずに残った無線リソースを再送用データが格納される再送用データ領域として確保するように無線リソースの割り当ての決定を行う再送用スケジューラを更に有し、
    前記再送用スケジューラは、無線リソース毎の送信電力制限値を制約として用いて、再送用データ領域となる無線リソースの送信電力値の和を示す評価関数を最小化することで、前記電力割り当てスケジューリングを行うよう構成されている
    請求項13記載の基地局装置。
  15. 前記スケジューラは、前記制御領域、音声・動画系領域、及び再送用データ領域のいずれとしても確保されずに残った無線リソースを、音声・動画系及び再送用データ以外のユーザデータが格納される一般データ領域として確保するように無線リソースの割り当ての決定を行うデータ情報スケジューラを更に有し、
    前記データ情報スケジューラは、無線リソース毎の送信電力制限値を制約として用いて、一般データ領域となる無線リソースのスループットの和を示す評価関数を最大化することで、前記電力割り当てスケジューリングを行うよう構成されている
    請求項14記載の基地局装置。
  16. 前記評価関数は、無線リソース毎の送信電力値と、無線リソースをどの端末装置に割り当てるかを示す情報と、を前記評価関数の調整パラメータとして含み、
    前記スケジューラは、
    無線リソース毎の送信電力値と、無線リソースをどの端末装置に割り当てるかを示す情報と、を共に調整して、前記電力割り当てスケジューリングを行う第1モードと、
    無線リソース毎の送信電力値を調整せずに、無線リソースをどの端末装置に割り当てるかを示す情報を調整して、前記電力割り当てスケジューリングを行う第2モードと、
    を有している請求項2〜15のいずれか1項に記載の基地局装置。
  17. 前記評価関数は、無線リソースの端末装置への割り当て方に基づいて算出されるペナルティ値を前記評価関数のパラメータとして有し、
    前記ペナルティ値は、同一端末装置に割り当てられた無線リソースが無線フレーム中に分散している度合いが高いほど、大きなペナルティ値となるように算出される
    請求項2〜16のいずれか1項に記載の基地局装置。
  18. 前記複数の無線リソース毎の送信電力制限値を設定する電力制限制御部を備え、
    前記スケジューラは、前記電力制限制御部から、前記複数の無線リソース毎の送信電力制限値を取得するよう構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の基地局装置。
  19. 前記電力制限制御部は、前記複数の無線リソース毎に、セル間干渉を抑制可能な送信電力値を前記送信電力制限値として設定するよう構成されている
    請求項18記載の基地局装置。
  20. 前記送信電力制限値を、基地局間の有線インターフェースを介して他の基地局装置から取得する、又は前記有線インターフェースを介して他の基地局装置から取得した情報に基づいて生成する
    請求項1〜19のいずれか1項に記載の基地局装置。
  21. 前記送信電力制限値を、他の基地局装置における無線通信信号を測定した測定値に基づいて生成する
    請求項1〜19のいずれか1項に記載の基地局装置。
  22. 前記送信電力制限値を、基地局間の有線インターフェースを介して他の基地局装置から取得した情報、及び他の基地局装置における無線通信信号を測定した測定値の双方に基づいて生成する
    請求項1〜19のいずれか1項に記載の基地局装置。
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