JP2011222370A - 接続ユニットおよび蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の蓄電素子を電気的に接続するための接続ユニットにおいて、蓄電素子の位置にかかわらず、蓄電素子に対して容易に接続することができる接続ユニットを提供する。
【解決手段】 少なくとも2つの蓄電素子(10)を電気的に接続するための接続ユニット(20)であって、一方の蓄電素子における電極端子(11)と接続される第1導電部材(21)と、他方の蓄電素子における電極端子(12)と接続される第2導電部材(22)と、導電性粒子(24)を収容しており、第1導電部材および第2導電部材が導電性粒子に接触した状態で接続される弾性ケース(23)と、を有する。
【選択図】 図2B
【解決手段】 少なくとも2つの蓄電素子(10)を電気的に接続するための接続ユニット(20)であって、一方の蓄電素子における電極端子(11)と接続される第1導電部材(21)と、他方の蓄電素子における電極端子(12)と接続される第2導電部材(22)と、導電性粒子(24)を収容しており、第1導電部材および第2導電部材が導電性粒子に接触した状態で接続される弾性ケース(23)と、を有する。
【選択図】 図2B
Description
本発明は、複数の蓄電素子を電気的に接続するための接続ユニットに関するものである。
複数の単電池を電気的に直列に接続することにより、組電池を構成することができる。2つの単電池の電気的な接続には、バスバーが用いられている(特許文献1等参照)。バスバーは、一方の単電池の正極端子に接続されるとともに、他方の単電池の負極端子に接続される。
バスバーを用いて、2つの単電池を電気的に接続するときには、正極端子および負極端子が所定の位置関係となるように2つの単電池を配置する必要がある。すなわち、正極端子および負極端子が所定の位置関係からずれていると、正極端子および負極端子に対してバスバーを接続し難いことがある。また、正極端子および負極端子にバスバーを接続したとしても、バスバーに過度の負荷がかかってしまうおそれがある。
そこで、本発明の目的は、複数の蓄電素子を電気的に接続するための接続ユニットにおいて、蓄電素子の位置にかかわらず、蓄電素子に対して容易に接続することができる接続ユニットを提供することにある。
本発明は、少なくとも2つの蓄電素子を電気的に接続するための接続ユニットであって、一方の蓄電素子における電極端子と接続される第1導電部材と、他方の蓄電素子における電極端子と接続される第2導電部材と、導電性粒子を収容しており、第1導電部材および第2導電部材が導電性粒子に接触した状態で接続される弾性ケースと、を有する。導電性粒子が収容された弾性ケースによって第1導電部材および第2導電部材が接続されているため、折れや捩れなどの様々な変形に対応することができる。また、接続ユニットに外力(負荷)が加わっても、弾性ケースが弾性変形することによって外力に対応可能であり、第1導電部材および第2導電部材の間の導電経路が破断することもない。
ここで、弾性ケースは、樹脂又はゴムで形成することができ、弾性ケースを弾性変形させることができる。また、弾性ケースを、熱可塑性樹脂で形成することができる。この場合には、蓄電素子の温度上昇に応じて弾性ケースを溶融させることができ、導電性粒子を弾性ケースの外部に落下させて、2つの蓄電素子の電気的な接続を遮断することができる。これにより、蓄電素子の通電を禁止して、通電に伴う蓄電素子の更なる温度上昇を抑制することができる。
弾性ケースには、導電性粒子を充填するための充填口を設けることができる。これにより、第1導電部材および第2導電部材を弾性ケースに接続した状態において、弾性ケース内に容易に導電性粒子を充填することができる。導電性粒子を充填した後は、充填口を塞げばよい。
第1導電部材および第2導電部材の少なくとも一方には、弾性ケースと接続され、長手方向と直交する断面が円形に形成された接続部を設けることができる。そして、接続部の長手方向を回転軸として、弾性ケースに対して接続部を回転させることができる。これにより、弾性ケースが捻れることなく、第1導電部材および第2導電部材が互いに捻れた状態で位置させることができる。ここで、弾性ケースは、円筒状に形成しておくことができる。
本発明である接続ユニットを用いることにより、複数の蓄電素子を電気的に接続して、蓄電装置を構成することができる。蓄電装置は、例えば、車両に搭載することができる。具体的には、蓄電装置から出力された電気エネルギを運動エネルギに変換して、車両を走行させたり、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギに変換して蓄電装置に蓄えたりすることができる。
本発明によれば、第1導電部材および第2導電部材が弾性ケースを介して接続されているため、接続ユニットと接続される2つの電極端子の位置がずれていても、弾性ケースを変形させるだけで、第1導電部材および第2導電部材を、対応する電極端子に容易に接続することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1における組電池について、図1Aおよび図1Bを用いて説明する。図1Aは、本実施例の組電池の上面図である。図1Bは、本実施例の組電池の側面図であり、図1Aの矢印D1で示す方向から見たときの図である。
本実施例の組電池1は、複数の単電池(蓄電素子に相当する)10を有しており、複数の単電池10は、一方向に並んで配置されている。また、複数の単電池10は、接続ユニット20によって電気的に直列に接続されている。単電池10は、発電要素10aと、発電要素を収容する電池ケース10bとを有しており、電池ケース10bの上面には、正極端子11および負極端子12が設けられている。
発電要素10aは、充放電を行う要素であり、正極素子と、負極素子と、正極素子および負極素子の間に配置されたセパレータ(電解液を含む)とで構成することができる。正極素子は、集電板の表面に、正極活物質を含む正極層を形成したものであり、負極素子は、集電板の表面に、負極活物質を含む負極層を形成したものである。
本実施例では、正極素子、セパレータおよび負極素子をこの順に積層し、積層体を巻いた状態で電池ケース10bに収容している。正極端子11は、発電要素10aの正極素子と電気的に接続されており、負極端子12は、発電要素10aの負極素子と電気的に接続されている。
単電池10としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。
なお、組電池1を構成する単電池10の数は、組電池1の出力等を考慮して、適宜設定することができる。また、本実施例では、複数の単電池10を電気的に直列に接続しているが、電気的に並列に接続された複数の単電池10が含まれていてもよい。
さらに、一方向に並んで配置された複数の単電池10に対して、拘束力を与える拘束構造を用いることもできる。拘束力とは、並んで配置されている2つの単電池10を互いに近づける方向に変位させる力である。拘束構造としては、具体的には、複数の単電池10の配列方向における両端に配置された一対のエンドプレートと、複数の単電池10の配列方向に延びて、一対のエンドプレートに接続される拘束バンドとで構成することができる。
また、本実施例の組電池1では、隣り合って配置された2つの単電池10の間に、樹脂等で形成されたスペーサ(不図示)を配置することもできる。スペーサのうち、単電池10と接触する面は、凹凸状に形成されており、単電池10の表面において、温度調節用の熱交換媒体を流動させる通路を形成する。
熱交換媒体は、単電池10の温度上昇を抑制したり、単電池10の温度低下を抑制したりするために用いられ、気体や液体で構成することができる。充放電等によって単電池10が発熱しているときには、冷却用の熱交換媒体を用いて単電池10を冷やすことができる。また、単電池10が過度に冷却されているときには、加温用の熱交換媒体を用いて単電池10を温めることができる。
次に、接続ユニット20の構造について、図2Aおよび図2Bを用いて説明する。図2Aは、接続ユニット20の正面図である。図2Bは、接続ユニット20の断面図であり、図2AのA−A断面図である。
接続ユニット20は、2つの金属板(導電部材に相当する)21,22と、2つの金属板21,22に接続された弾性ケース23とを有している。弾性ケース23の一端部23aは、ベルト(不図示)によって金属板21に接続されており、弾性ケース23の他端部23bは、ベルト(不図示)によって金属板22に接続されている。
具体的には、弾性ケース23の一端部(開口部)23aに金属板21を挿入した状態において、一端部23aの外面にベルトを巻き付けることにより、一端部23aを金属板21に接続することができる。弾性ケース23の他端部23bおよび金属板22の接続についても同様である。
なお、弾性ケース23および各金属板21,22の接続は、上述した構成に限るものではなく、適宜設定することができる。すなわち、弾性ケース23および各金属板21,22は、密閉状態で接続されていればよく、例えば、弾性ケース23および各金属板21,22を接着剤によって接続することもできる。ここでいう密閉状態とは、弾性ケース23内に収容される粒子24が、弾性ケース23および各金属板21,22の接続部分から漏れない状態をいう。
弾性ケース23の内部には、導電性を有する粒子24が充填されている。ここで、弾性ケース23および各金属板21,22の接続部分は、上述したベルトによって密閉状態となっているため、導電性粒子24を弾性ケース23の内部に収容させておくことができる。弾性ケース23は、例えば、樹脂やゴムといった、弾性変形が可能で、絶縁性を有する材料で形成されている。また、導電性粒子24の材料としては、例えば、カーボン、銅、銀を用いることができる。
なお、本実施例では、弾性ケース23の断面が矩形状に形成されているが、これに限るものではない。ここでいう断面とは、金属板21,22の並ぶ方向(図2Aや図2Bの左右方向)と直交する面で弾性ケース23を切断したときの断面である。弾性ケース23の断面は、例えば、円形や楕円形に形成することもできる。
ここで、弾性ケース23に金属板21,22を接続した後に、弾性ケース23の内部に導電性粒子24を充填することができる。本実施例では、図2Aに示すように、導電性粒子24を充填するための充填口23cが弾性ケース23に設けられている。導電性粒子24を弾性ケース23に充填した後は、充填口23cは、蓋(不図示)によって塞がれる。
本実施例では、金属板21,22が接続された弾性ケース23に対して導電性粒子24を充填するようにしているため、導電性粒子24を弾性ケース23内に容易に充填することができる。ここで、導電性粒子24が充填された弾性ケース23に対して、金属板21,22を接続しようとすると、金属板21,22を接続する際に、導電性粒子24が弾性ケース23から漏れてしまうおそれがある。
弾性ケース23の内部に充填される導電性粒子24としては、所定の平均粒径を有する粒子群を用いることもできるし、平均粒径が互いに異なる複数の粒子群を混合したものを用いることもできる。平均粒径が互いに異なる粒子群を混合するようにすれば、第1粒径を有する複数の粒子の間に形成されたスペースに、第2粒径(第1粒径よりも小さい)を有する粒子を位置させることができ、粒子間の接触面積を増加させて、導電性粒子24の充填層における抵抗を低下させることができる。
また、導電性粒子24としては、1つの材料で構成することもできるし、複数の材料を混合して構成することもできる。さらに、導電性粒子24の粒径を変更したり、導電性粒子24の充填率を変更したりすることにより、導電性粒子24の充填層における抵抗値を変更することができる。ここで、導電性粒子24の粒径を大きくなれば、充填層の抵抗が大きくなり、導電性粒子24の粒径を小さくなれば、充填層の抵抗が小さくなる。また、導電性粒子24の充填率を高くなれば、充填層の抵抗が小さくなり、充填率を低くなれば、充填層の抵抗が大きくなる。
金属板21の一部は、弾性ケース23内の導電性粒子24と接触しているとともに、金属板22の一部は、弾性ケース23内の導電性粒子と接触している。これにより、2つの金属板21,22は、導電性粒子24を介して、電気的に接続される。
金属板21には、単電池10の正極端子11が貫通する貫通孔21aが形成されており、貫通孔21aに正極端子11を挿入した状態において、正極端子11を金属板21に固定することができる。例えば、正極端子11にネジ溝を形成しておき、このネジ溝と噛み合うナットを用いて、正極端子11を金属板21に固定することができる。
金属板22には、単電池10の負極端子12が貫通する貫通孔22aが形成されており、貫通孔22aに負極端子12を挿入した状態において、負極端子12を金属板22に固定することができる。例えば、負極端子12にネジ溝を形成しておき、このネジ溝と噛み合うナットを用いて、負極端子12を金属板22に固定することができる。
本実施例の接続ユニット20によれば、弾性ケース23を変形させることにより、各金属板21,22の位置を互いに変化させることができる。例えば、図3に示すように、接続ユニット20が接続される正極端子11および負極端子12が単電池10の高さ方向において、ΔXだけずれている場合には、弾性ケース23を変形させるだけで、金属板21を正極端子11に接続するとともに、金属板22を負極端子12に接続することができる。図3は、正極端子11および負極端子12が同一の水平面内に位置していないときの単電池10の配置状態を示している。ここで、上述したずれΔXは、単電池10の製造誤差や、単電池10を載置する面の形状等により、発生することがある。
接続ユニット20を用いれば、複数の単電池10の位置決めを精度良く行わなくても、単電池10に対して接続ユニット20を容易に接続することができる。言い換えれば、正極端子11および負極端子12の位置ずれが大きくなってもよく、位置ずれを小さくしようとする場合に比べて、組電池1の構造を簡素化することができる。
ここで、弾性ケース23のサイズや弾性ケース23を形成する材料を適宜選択することにより、金属板21,22の向きを適宜変更することができる。例えば、弾性ケース23の長さ(金属板21,22の間隔に相当する)を長くすれば、弾性ケース23を変形させやすくなり、金属板21,22の向きの自由度を向上させることができる。また、弾性ケース23を形成する材料として、変形しやすい材料を用いれば、弾性ケース23を変形させやすくなる。
本実施例において、弾性ケース23を熱可塑性樹脂で形成すれば、単電池10の発熱に応じて、2つの単電池10の電気的な接続を遮断させることができる。単電池10が発熱すると、単電池10の熱が金属板21(又は金属板22)を介して弾性ケース23に伝達される。ここで、弾性ケース23の温度が、弾性ケース23を形成する材料の融点に到達すると、弾性ケース23が溶融することにより、導電性粒子24を弾性ケース23の外部に落下させることができる。
弾性ケース23の内部において、導電性粒子24が金属板21,22に接触していなければ、金属板21,22は、非導通状態となり、2つの単電池10の電気的な接続を遮断することができる。このように、単電池10が発熱したときに、2つの単電池10の電気的な接続を遮断することにより、単電池10の通電を阻止し、通電に伴う単電池10の更なる発熱を抑制することができる。
弾性ケース23を形成する樹脂材料は、単電池10の発熱温度、言い換えれば、単電池10の電気的な接続を遮断させるときの温度に基づいて、選択することができる。弾性ケース23を形成する樹脂材料としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンを用いることができる。ポリエチレンを用いた場合には、予め設定した弾性ケース23の融点に応じて、ポリエチレンの密度を適宜設定することができる。ここで、ポリエチレンの密度を高くするほど、弾性ケース23の融点を高くすることができる。
本実施例の接続ユニット20では、2つの単電池10を電気的に直列に接続するために用いているが、複数の単電池10を電気的に並列に接続するために用いることもできる。例えば、接続ユニット20を図4に示す構成とすることもできる。図4は、本実施例の変形例である接続ユニット20の構成を示す上面図であり、図1Aに対応する図である。
図4に示す構成において、金属板21には、2つの正極端子11を貫通させる貫通孔21aが形成されており、金属板22には、2つの負極端子12を貫通させる貫通孔22aが形成されている。また、金属板21,22は、本実施例と同様に、導電性粒子を収容した弾性ケース23に接続されている。図4に示す接続ユニット20を用いても、本実施例と同様の効果を得ることができる。
一方、本実施例では、正極端子11や負極端子12と接続される金属板21,22が板状に形成されているが、他の形状に形成されていてもよい。すなわち、金属板21,22を正極端子11や負極端子12に接続することができればよい。
本発明の実施例2における接続ユニットについて、図5Aおよび図5Bを用いて説明する。図5Aは、接続ユニットの上面図である。図5Bは、接続ユニットの側面図であり、図5Aの矢印D2で示す方向から見た図である。ここで、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用い、詳細な説明は省略する。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
本実施例において、金属板21は、外径R1の円筒部(接続部に相当する)21bを有しており、円筒部21bは、弾性ケース23と接続されているとともに、弾性ケース23の内部に充填された導電性粒子24と接触している。実施例1と同様に、円筒部21bは、弾性ケース23に対して、ベルトを用いて接続することができ、導電性粒子24が弾性ケース23の外部に漏れないようになっている。
ここで、円筒部21bは、弾性ケース23に対して、矢印D3の方向に摺動可能(回転可能)な状態で接続されている。なお、円筒部21bを弾性ケース23に固定することもできる。また、本実施例では、弾性ケース23が円筒状に形成されており、外径R2を有している。
また、金属板22は、外径R1の円筒部(接続部に相当する)22bを有しており、円筒部22bは、弾性ケース23と接続されているとともに、弾性ケース23の内部に充填された導電性粒子24と接触している。実施例1と同様に、円筒部22bは、弾性ケース23に対して、ベルトを用いて接続することができ、導電性粒子24が弾性ケース23の外部に漏れないようになっている。
ここで、円筒部22bは、弾性ケース23に対して、矢印D4の方向に摺動可能(回転可能)な状態で接続されている。なお、円筒部22bを弾性ケース23に固定することもできる。また、本実施例では、円筒部22bの外径R1を、円筒部21bの外径R1と等しくしているが、円筒部21b,22bの外径を互いに異なる値に設定することもできる。
図5Aに示す状態において、金属板21のうち、貫通孔21aが形成された領域における幅W1は、円筒部21bの径R1よりも大きくなっている。同様に、金属板22のうち、貫通孔22aが形成された領域における幅W1は、円筒部22bの径R1よりも大きくなっている。本実施例では、金属板21,22の幅W1を等しくしているが、互いに異ならせることもできる。
図5Bに示す状態において、金属板21のうち、貫通孔21aが形成された領域における厚さW2は、円筒部21bの径R1よりも小さくなっている。同様に、金属板22のうち、貫通孔22aが形成された領域における厚さW2は、円筒部22bの径R1よりも小さくなっている。本実施例では、金属板21,22の厚さW2を等しくしているが、互いに異ならせることもできる。
本実施例によれば、円筒部21b、22bが弾性ケース23に対して矢印D3,D4で示す方向に回転することができるようになっている。このため、正極端子11と接続される金属板21が位置する面と、負極端子12と接続される金属板22が位置する面とが、図6に示すように互いに捻れていても、この捻れに合わせて接続ユニット20を配置することができる。
図6は、金属板21,22が互いに捻れている状態を示す図であり、図5Aの矢印D5の方向から見たときの図である。また、図6では、金属板21,22の位置関係だけを示しており、弾性ケース23を省略している。また、本実施例でも、金属板21,22が弾性ケース23を介して接続されているため、実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例では、中空構造を有する円筒部21b,22bを金属板21,22に形成しているが、中空構造としなくてもよい。すなわち、金属板21,22のうち、弾性ケース23と接続される部分は、長手方向と直交する断面が円形に形成されていればよい。このような構造であれば、本実施例で説明したように、弾性ケース23に対して金属板21,22を回転させることができる。
また、本実施例では、2つの金属板21,22に対して、円筒部21b,22bを形成しているが、一方の金属板だけに円筒部を形成することもできる。このような構成であっても、金属板21,22を捻れた状態で配置させることができ、本実施例と同様の効果を得ることができる。
1:組電池(蓄電装置) 10:単電池(蓄電素子)
10a:発電要素 10b:電池ケース
11:正極端子(電極端子) 12:負極端子(電極端子)
20:接続ユニット 21:金属板(第1導電部材)
22:金属板(第2導電部材) 21a,22a:貫通孔
21b,22b:円筒部(接続部) 23:弾性ケース
24:導電性粒子
10a:発電要素 10b:電池ケース
11:正極端子(電極端子) 12:負極端子(電極端子)
20:接続ユニット 21:金属板(第1導電部材)
22:金属板(第2導電部材) 21a,22a:貫通孔
21b,22b:円筒部(接続部) 23:弾性ケース
24:導電性粒子
Claims (7)
- 少なくとも2つの蓄電素子を電気的に接続するための接続ユニットであって、
一方の前記蓄電素子における電極端子と接続される第1導電部材と、
他方の前記蓄電素子における電極端子と接続される第2導電部材と、
導電性粒子を収容しており、前記第1導電部材および前記第2導電部材が前記導電性粒子に接触した状態で接続される弾性ケースと、
を有することを特徴とする接続ユニット。 - 前記弾性ケースは、樹脂又はゴムで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の接続ユニット。
- 前記弾性ケースは、熱可塑性樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の接続ユニット。
- 前記弾性ケースは、前記導電性粒子を充填するための充填口を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の接続ユニット。
- 前記第1導電部材および前記第2導電部材の少なくとも一方は、前記弾性ケースと接続され、長手方向と直交する断面が円形に形成された接続部を有しており、
前記接続部は、前記長手方向を回転軸として、前記弾性ケースに対して回転可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の接続ユニット。 - 前記弾性ケースは、円筒状に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の接続ユニット。
- 請求項1から6のいずれか1つに記載の接続ユニットと、
前記接続ユニットによって電気的に接続される複数の蓄電素子と、
を有することを特徴とする蓄電装置。
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