JP2011221724A - 情報処理システム及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サーバの消費電力に応じて電源ユニットの稼働台数を制御した場合、稼働台数の変化に伴う電源効率特性の落ち込みが発生する。そのため、電源ユニットの稼働数制御を実施した場合でも、境界条件付近においては十分に消費電力の低減を図ることができない。
【解決手段】 サーバの消費電力に基づいて電源ユニットの稼働台数を制御する。さらに、サーバの消費電力に基づいて、電源装置から入力される直流電源電圧とサーバ内で生成する直流電源電圧とを、任意の負荷率に対して電源効率が高くなるように選択する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置と、その情報処理装置に給電する電源装置からなる給電システムに関するものである。
近年、データ管理を外部に委託するデータセンタサービスが注目され、データセンタの市場規模は年々拡大を続けている。それに伴い、データ処理を実施する情報処理装置の増加や、情報処理装置の高性能化も推進され、データセンタの消費電力は年率10%で増加傾向にある。一方で地球温暖化防止に向けて政府や企業の取り組みが加速しており、地球環境に配慮した技術開発が重要視されている。このような背景の下、部品、機器、装置、と広範にわたって、低電力化に向けての技術開発が実施されている。
特許文献1に記載の電源装置は、複数の電源ユニットで構成されて、各電源ユニットの出力は、給電バスに接続される。そして、給電バスに接続されるサーバ機器に流れる負荷電流を検出し、その負荷電流に応じて動作する電源ユニット数を制御する。例えば、4台の電源ユニットで構成されている場合、検出された消費電流値が最大電流の50%のとき、4台の電源ユニットのうち、2台を停止させる制御を実施する。
特開平9−204240号公報
本明細書において、「電源効率」とは1電源ユニットに入力される入力電力に対する1電源ユニットから出力される負荷電力の割合(負荷電力/入力電力)を示し、AC/DC変換器ごとに定義される。また、「負荷率」とは全ての電源ユニットが供給可能な最大電力容量に対する各電源ユニットの負荷電力の和の割合(各電源ユニットの負荷電力の和/最大電力容量)を示し、AC/DC変換器ごとに定義される。そして、負荷率が高いほど電源ユニットの電源効率は高くなることが一般的に知られている。例えば、負荷率が50%以上の場合、電源ユニットの電源効率は85%以上と高い特性が得られるが、負荷率が20%以下だと、電源ユニットの電源効率は低下する。
以下、公知ではないが本願に先立って本発明者らが検討した図11に示す電源ユニットとサーバの構成を用いて、本願課題を説明する。この構成において、サーバの消費電力に応じて電源ユニットの稼働数を制御した場合の課題を、比較例1として説明する。
図11は、電源ユニット1101とブレードサーバ1102とを示したものである。1101a、bそれぞれはAC/DC変換器、1102はブレードサーバ、1103b〜dそれぞれはDC/DC変換器である。
AC/DC変換器1101aは、入力されるAC100Vを直流電源電圧aVに変換し、AC/DC変換器1101bは、入力されるAC100Vを直流電源電圧bVへ変換するものである。ここで、直流電源電圧aVはラック内で消費する電力の大きな割合を占めるものであり、ブレードサーバ1102に入力される。一方、直流電源電圧bVは常時待機状態で一定電流を流す必要がある機器、装置、例えばネットワークスイッチなどに入力される。また、AC/DC変換器1101aとAC/DC変換器1101bの供給可能な電力量は、それぞれ接続される負荷電力に最適化されるものである。
ブレードサーバ1102は、電源ユニット1101aから直流電源電圧aVが入力される。ブレードサーバ1102内の基板上に設置されたDC/DC変換器1103bは、直流電源電圧aVを直流電源電圧bVに変換する。同様に、DC/DC変換器1103cは、直流電源電圧aVを直流電源電圧cVに変換し、DC/DC変換器1103dは、直流電源電圧aVを直流電源電圧dVに変換する。ここで、変換されたそれぞれの電圧はブレードサーバ1102内の各ブロックで使用される。
図12は、電源ユニット1101を3台設置し、ジョブ情報に基づいて算出されるサーバの消費電力に応じて電源ユニットの稼動数を制御した場合の負荷率と電源効率の関係を示す電源効率特性の例である。図12は、図11におけるaV系の電源効率特性を示している。aV系の電源効率特性に着目する理由は、直流電源電圧aVはラック内で消費する電力の大きな割合を占めるものであり、この電源効率を高めることが低消費電力化を図る上で重要だからである。
電源ユニットは3台で全てのブレードサーバの最大消費電力を賄うことが可能であるとする。例えば、最大消費電力が1.2kWhであった場合、1電源ユニット当たりの電力容量は400Whとなる。そして、サーバの消費電力に応じて電源ユニットの稼働数を制御する。例えばサーバの消費電力が400Wh未満、つまり負荷率が33.3%未満の場合は電源ユニットの稼動数は1台、消費電力が800Wh未満、つまり負荷率が66.6%未満の場合は電源ユニットの稼動数を2台、それ以外の負荷率の場合は稼動数を3台とする。そして、電源ユニットの稼働数制御を行った場合の電源効率特性は、電源ユニットの稼働台数ごとの電源効率特性をつなぎあわせたものとなる。
1201は3台の電源ユニットの稼動数制御を実施した場合の電源効率特性である。電源効率特性は、1201に示すように負荷率33.3%と66.6%を少し超過した条件、例えば34%と67%において、1電源ユニット当たりの負荷率が減少するため、電源効率特性の低下が発生する。このように、電源ユニットの稼働数制御を行う境界条件付近においては、稼働台数の変化に伴う電源効率特性の落ち込みが発生する。そのため、電源ユニットの稼働数制御を実施した場合でも、境界条件付近においては十分に消費電力の低減を図ることができない。
また一方で、ブレードサーバ1102内で生成していた直流電源電圧bVに着目し、AC/DC変換器1101bが出力する直流電源電圧bVを、直接ブレードサーバ内の直流電源電圧bVで稼動する機器、装置に接続する構成も考えられる。しかしながらこの構成も、aV系の電源効率特性において落ち込みが発生する。この構成を比較例2として、図13及び図14を用いて説明する。
図13は、AC/DC変換器1301bが出力する直流電源電圧bVを、直接ブレードサーバ内の直流電源電圧bVで稼動する機器、装置に接続する例を示す図である。図13に示すように、ブレードサーバ1302は、電源ユニット1301から直流電源電圧aVと直流電源電圧bVが入力され、DC/DC変換器1303cは直流電源電圧aVを直流電源電圧cVに変換し、DC/DC変換器1303dは直流電源電圧aVを直流電源電圧dVに変換する。ここで、変換されたそれぞれの電圧はブレードサーバ1302内の各ブロックで使用される。
図14は、図13におけるaV系の電源効率特性の例を示したものである。aV系に着目すると、図13では電源ユニット1301から直流電源電圧bVがブレードサーバに入力されることになるため、図11と比較して直流電源電圧bV分が除かれることになる。そのため、直流電源電圧bV分に相当する負荷率分だけ、電源効率特性があたかも右へシフトするような特性を示す。bV分に相当する負荷率を、例えば5%として示した電源効率特性が図14の1401となる。このように、AC/DC変換器1301bが出力する直流電源電圧bVを、直接ブレードサーバ内の直流電源電圧bVで稼動する機器、装置に接続した場合であっても稼働台数の変化に伴う電源効率特性の落ち込みが発生する。そのため、電源ユニットの稼働数制御を実施した場合でも、境界条件付近においては十分に消費電力の低減を図ることができない。
このような事情に鑑み、本願は、電源ユニットの稼働数を切り替えた場合に、その切り替え条件付近の電源効率の落ち込みの影響を少なくすることにより、消費電力の低減を図ることを目的とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
給電バスを介して並列接続される複数の電源ユニットと、給電バスから直流電源電圧が入力され並列接続される複数のサーバと、複数のサーバとネットワークを介して接続され、複数のサーバの消費電力に基づいて複数の電源ユニットの稼働数を制御する監視サーバと、を備える情報処理システムである。複数の電源ユニットそれぞれは、第1の直流電源電圧及び第1の直流電源電圧とは異なる電圧レベルの第2の直流電源電圧を給電バスに出力する。複数のサーバそれぞれは、第1の直流電源電圧から第2の直流電源電圧と同じ電圧レベルの第3の直流電源電圧を生成し、第2の直流電源電圧と第3の直流電源電圧を切り替えて使用する。監視サーバは複数のサーバの消費電力に基づいて、第2の直流電源電圧と第3の直流電源電圧との切り替えを制御する。
また、給電バスを介して並列接続される複数の電源ユニットと、給電バスから直流電源電圧が入力され並列接続される複数のサーバと、複数のサーバとネットワークを介して接続される監視サーバと、を備える情報処理システムである。複数の電源ユニットそれぞれは、第1の直流電源電圧を給電バスに出力する第1のAC/DC変換器と、第1の直流電源電圧とは異なる電圧レベルの第2の直流電源電圧を給電バスに出力する第2のAC/DC変換器とを有する。複数のサーバそれぞれは、第1の直流電源電圧から第2の直流電源電圧と同じ電圧レベルの第3の直流電源電圧を生成するDC/DC変換器と、第2の直流電源電圧と第3の直流電源電圧とを切り替える装置と、第2の直流電源電圧又は第3の直流電源電圧が入力される装置とを有する。監視サーバは、ネットワークに接続されるネットワークインタフェースと、ネットワークインタフェースに接続されるプロセッサとを有し、プロセッサは複数のサーバの消費電力に基づいて複数の電源ユニットの稼働を制御するための電源制御信号を複数の電源ユニットに出力するとともに、複数のサーバの消費電力に基づいて第2の直流電源電圧と第3の直流電源電圧との切り替えを制御するための制御信号を複数のサーバに出力する。
さらに、並列接続される複数の電源ユニットと、複数の電源ユニットから直流電源電圧が入力され並列接続される複数のサーバと、複数のサーバとネットワークを介して接続される監視サーバとからなる情報処理システムにおける情報処理方法である。複数の電源ユニットそれぞれは、第1の直流電源電圧及び第1の直流電源電圧とは異なる電圧レベルの第2の直流電源電圧を出力する。複数のサーバそれぞれは、第1の直流電源電圧から第2の直流電源電圧と同じ電圧レベルの第3の直流電源電圧を生成し、第2の直流電源電圧又は第3の直流電源電圧を使用する。監視サーバは、第2の直流電源電圧と第3の直流電源電圧のうち、任意の負荷率に対して、第2の直流電源電圧又は第3の直流電源電圧を使用する場合の電源ユニットの電源効率が高い方を選択する。複数のサーバそれぞれは、選択された第2の直流電源電圧又は第3の直流電源電圧を使用する。
本発明によれば、電源ユニットの電源効率を高く維持することで、消費電力の削減を実現できる。
実施例1のシステム全体の構成図の例である。 実施例1の電源ユニットとサーバの構成図の例である。 実施例1の監視サーバの構成図の例である。 実施例1の電源数制御テーブルの例である。 実施例1の電源効率特性の例である。 実施例1のサーバの構成図の例である。 シミュレーション結果の例である。 実施例2のシステム全体の構成図の例である。 実施例2の監視サーバの構成図の例である。 実施例2の電源効率特性の例である。 比較例1の電源ユニットとサーバの構成図の例である。 比較例1の電源効率特性の例である。 比較例2の電源ユニットとサーバの構成図の例である。 比較例2の電源効率特性の例である。 シミュレーション結果の例である。 シミュレーション結果の例である。 シミュレーション結果の例である。
本発明は、PCやサーバ等の情報処理装置に対し、低消費電力化を実現するものである。ここでは、データセンタ等で導入されるブレードタイプのサーバを例に採り、説明する。
本発明の第1の実施例による電源装置の構成について、図1、2を用いて説明する。
まず、図1は第1の実施例に係るシステム全体の構成図である。101はクライアント端末、102はラック、103は商用電源、104は電源タップPDU、105a〜dは電源装置を構成する電源ユニットPSU、106はネットワークスイッチ、107は監視サーバ、108a〜dはブレードサーバである。
本実施例においては、ラック102にネットワークスイッチ106、監視サーバ107、ブレードサーバ108a〜d、電源ユニット105a〜dが組み込まれている。ラック102に対しては、様々な要因で重畳されるノイズ、サージの抑制回路を内蔵する電源タップPDU104を介して、商用電源103が入力される。ネットワークスイッチ106を介して、クライアント端末101からサーバが実行すべきデータ処理内容等を示すジョブ情報、監視サーバを制御するための制御信号、および各種データ等が入力されるものとする。
次に、構成ブロックのそれぞれについて説明する。クライアント端末101は、ラック102に対してネットワークスイッチ106を介してジョブを投入、具体的にはデータ処理やデータ管理の依頼を行い、その提供を受ける端末である。なお、図1ではクライアント端末が1個の例を示しているが、複数存在してもよい。
ネットワークスイッチ106は、クライアント端末101、及びラック102内の各ブロックを接続するものであり、例えば各ブロックをLANケーブル、ファイバーチャネルなどで接続する。
電源装置は、複数の電源ユニット105a〜dで構成され、その出力は給電バスに接続されている。複数の電源ユニット105a〜dは、給電バスを介して並列に接続されている。そして、それぞれの電源ユニット105a〜dは、図2に示すように、AC/DC変換器(201a、202b)の役割を果たし、商用電源103から入力される交流(例えば、100V)を、直流電源電圧aV、あるいは直流電源電圧aV以外にもaVとは電圧レベルが異なる直流電源電圧bVに変換する。aV系の直流電源電圧はブレードサーバ108a〜dに供給され、bV系の直流電源電圧はネットワークスイッチ106、監視サーバ107、及びブレードサーバ108a〜dに対して供給される。電源装置は、複数のN台、本実施例ではN=3でラック102内の機器の最大電力容量を供給できるものとする。さらに、複数の電源ユニット105a〜dそれぞれは、監視サーバ107から出力される電源制御信号に応じて、稼働するか否かを制御する。
なお、RAID装置と同様に、例えば(N+1)の冗長化構成とすることもできる。これにより、仮に電源装置を構成する電源ユニット105a〜dが1台故障した場合でも、冗長化構成の電源ユニット105a〜dによりラック102内で要求される最大電力容量が保証され、給電バスにおける電源電圧の瞬低を回避でき、サーバの安定運用が可能になる。
監視サーバ107は、ネットワークスイッチ106を介して入力されるジョブ情報に基づいて、各サーバで消費する電力を予測して、電力予測データを算出する。そして、電力予測データに基づいて稼働させる電源ユニット数を制御する。
また、監視サーバ107は、前述のネットワークスイッチ106を介して、ラック102内に設置されたブレードサーバ108a〜dに対して、起動やシャットダウンを制御したり、クライアント端末101から投入されるジョブを分配するバランサーとしての役割を果たしたりする。
ブレードサーバ108a〜dそれぞれはプロセッサ、メモリ、記録装置(例えば、HDD、CD−ROMドライブ、フラッシュメモリなど)、USBなどの各種インタフェースで構成されている。ブレードサーバ108a〜dには給電バスから直流電源電圧が入力され、ブレードサーバ108a〜dは並列に接続される。そして、監視サーバ107から入力されるジョブ情報に応じて、各種演算、処理を実施し、その結果を監視サーバ107、あるいはクライアント端末101に対して転送する。プロセッサ、メモリ、記録装置、各種インタフェースはブレードサーバ108a〜dそれぞれのメイン基板に搭載、あるいは接続される。
さらに、電源ユニットから入力される直流電源電圧をメイン基板上の各ブロックで使用する電源電圧に変換するDC/DC変換器(203b、203c、203d、・・・)が搭載される。DC/DC変換器は、電源装置から入力される直流電源電圧aVを、それぞれ電圧レベルが異なる直流電源電圧bV、cV、dV…に変換する。そして、本実施例では、電源ユニット105a〜dは、直流電源電圧aVの他に直流電源電圧bVを出力し、各ブレードサーバ108a〜dは、監視サーバ107からの制御信号に基づいて、直流電源電圧bVとメイン基板上のDC/DC変換器により生成した直流電源電圧bVとを切り替えるスイッチ(201、202)を有することを特徴とする。
図3は、監視サーバ107のブロック構成を示した図である。監視サーバ107は、インタフェース301(I/F(A))、302(I/F(B))、プロセッサ303、メモリ304、記録装置305を備える。インタフェース301はネットワークスイッチ106に接続するためのインタフェースであり、インタフェース302は各電源ユニット、各ブレードサーバと通信を行うためのインタフェースである。記録装置305は、後述する各種プログラム、各種データを記録するものであり、例えば、ハードディスクドライブやCD−ROMドライブ、フラッシュメモリなどである。なお、複数の記録装置に各種プログラム、各種データを分割して記録するようにしてもよい。
プロセッサ303は、記録装置305に記録されているプログラムをメモリ304に読み出して実行することにより、各種機能を実現する。
プロセッサ303は、電力予測プログラム306を実行することにより、クライアント端末からインタフェース301を介して入力されるジョブ情報に基づいてブレードサーバの消費電力(負荷電力)を予測して電力予測データを算出する。具体的には、サーバの作業内容、例えばデータの処理、格納、読み出し、バックアップ等を解析する。ここで、作業内容に応じた一連のシーケンスにおける動作ごとの消費電力は予め判っているため、作業内容と取り扱うデータサイズが特定されると、ブレードサーバで消費する消費電力は推定できる。
また、プロセッサ303は、電源数判定プログラム307を実行することにより、稼働する電源ユニット数を判定し、電源ユニットを稼働させるための電源制御信号を、インタフェース302を介して各電源ユニットに出力する。稼働する電源ユニット数の判定には、電源数制御テーブル309を参照する。
図4は、電源数制御テーブル309の例を示したものである。電源数制御テーブル309は、複数のブレードサーバの負荷電力の合計と電源ユニット稼働数との対応関係を示すものである。図4では、電源ユニット105a〜dのうち3台でブレードサーバの最大消費電力を賄うことが可能であるとする。図4では、最大消費電力が1.2kWhであった場合、1電源ユニット当たりの電源容量は400Whとなる例を示している。
そして、電力予測プログラムの実行により算出された負荷電力に応じて、電源ユニットの稼働数を制御する。例えば負荷電力が400Wh未満、つまり負荷率が33.3%未満の場合は電源ユニットの稼動数は1台、負荷電流が800Wh未満つまり負荷率が66.6%未満の場合は電源ユニットの稼動数を2台、それ以外の負荷率の場合は稼動数を3台となるように制御を行う。
また、電源数制御テーブル309を用いる例について説明したが、各電源ユニットの電力容量、又は、電源ユニット数及び最大電力容量を予め設定パラメータ311として記録しておき、それらの情報に基づいてサーバの負荷電力を賄えるように、電源ユニットの稼働数を決定するようにしてもよい。なお、各電源ユニットの電源電力容量、又は、電源ユニット数及び最大電力容量は、サーバ管理者により予め管理サーバに設定されている。
また、プロセッサ303は、電源選択プログラム308を実行することにより、サーバの負荷電力と設定パラメータ311を用いて負荷率を算出する。そして、負荷率に基づいて、直流電源電圧bVの負荷電流をAC/DC変換器から供給するか、あるいはDC/DC変換器から供給するか、を制御するための制御信号を生成し、各ブレードサーバへ出力する。直流電源電圧bVの負荷電流をAC/DC変換器から供給するか、あるいはDC/DC変換器から供給するか、の選択に際しては電源効率特性データ310を参照する。
図5は、電源効率特性データ310の例を示したものである。501は、直流電源電圧bVの負荷電流をDC/DC変換器から供給する場合のaV系の電源効率特性を示し、502は、直流電源電圧bVの負荷電流をAC/DC変換器から供給する場合のaV系の電源効率特性を示している。電源効率特性501は、図12に示す1201に相当するものであり、電源効率特性502は、図14に示す1401に相当するものである。上述したように、電源効率特性502は、電源効率特性501に対して直流電源電圧bVに対応する負荷率分だけあたかも右へシフトするような特性を示す。これらの電源効率特性は、電源ユニットの構成、ブレードサーバの構成から算出することができ、予め監視サーバの記録装置に電源効率特性データ310として格納されている。
そして、プロセッサ303は、算出された負荷率に対して電源効率が高い方を選択して、選択された直流電源電圧を使用するようにブレードサーバを制御する。図5の例でいうと、例えば負荷率34.0%では、直流電源電圧bVの負荷電流をAC/DC変換器から供給するようにブレードサーバに制御信号を出力する。一方、例えば負荷率39.0%では、直流電源電圧bVの負荷電流をDC/DC変換器から供給するようにブレードサーバに制御信号を出力する。
そして、その制御信号を受信したブレードサーバ108a〜dは、制御信号に基づいてスイッチ201、202を制御することにより、電源ユニットから入力される直流電源電圧aVから作成する直流電源電圧bVと、電源ユニットから入力される直流電源電圧bVとを切り替える。
図6は、ブレードサーバ108aのブロック構成を示した図である。ブレードサーバは、インタフェース601(I/F(C))、602(I/F(D))、USBインタフェース603、メモリ604、記録装置605、プロセッサ606、PCIスロット607を備える。インタフェース601は、監視サーバ107と通信を行うためのインタフェースである。インタフェース602は、ネットワークスイッチ106と接続するためのインタフェースである。記録装置605は、各種プログラム、各種データを記録するものであり、例えば、ハードディスクドライブやCD−ROMドライブ、フラッシュメモリなどである。なお、複数の記録装置に各種プログラム、各種データを分割して記録するようにしてもよい。
プロセッサ606は、記録装置605に記録されているプログラムをメモリ604に読み出して実行することにより、各種機能を実現する。監視サーバから入力されるジョブ情報に応じて、各種演算、処理を実施し、その結果を監視サーバ107あるいはクライアント端末101に対して転送する。
スイッチ201は、DC/DC変換器の出力部に設置され、DC/DC変換器203bが出力する直流電源電圧bVに対して、ブレードサーバ108a内の電源ラインへの接続と非接続を切り替えるためのものである。その動作は、監視サーバ107から転送される制御信号に基づいて制御される。
スイッチ202は、AC/DC変換器から入力される直流電源電圧bVに対して、ブレードサーバ108a内の電源ラインへの接続と非接続を切り替えるためのものである。スイッチ201と同様に、その動作は、監視サーバ107から転送される制御信号に基づいて制御される。
直流電源電圧aVにより稼動する装置、部品は基板上では比較的高い電圧を使用するもので、例えばPCIスロットである。直流電源電圧bVにより稼動する装置、部品は、ジョブ情報の内容によらず定常的に電力を消費するもので、例えばUSBインタフェースである。一方、直流電源電圧cV、dV…により稼動する装置、部品は、ジョブ情報の内容に応じて消費電力が変化するもので、例えばプロセッサ、記録装置、メモリ等である。
ここで、交流を直流電源電圧cV、dV…に変換するためのAC/DC変換器を電源ユニットに持たせ、直流電源電圧aVから作成する直流電源電圧cV、dV…と、電源ユニットから入力される直流電源電圧cV、dV…とをブレードサーバで切り替える構成も考えられる。しかしながら、直流電源電圧cV、dV…により稼動する装置、部品は、ジョブ情報の内容に応じて消費電力が変化するものであるため、監視サーバは電源効率の高い方が選択されるようにブレードサーバを制御することが困難となる。そこで、本実施例では、定常的に変化の少ない電力を消費する装置で使用される直流電源電圧bVに関して、制御を行うのである。
以上のように、本実施例では、監視サーバがジョブ情報を解析してブレードサーバの消費電力を予測し、その消費電力に基づいて電源ユニットの稼働数を切り替えるとともに、ブレードサーバは、任意の負荷率に対して電源効率が高くなるように、電源ユニットから入力される直流電源電圧aVから作成する直流電源電圧bVと、電源ユニットから入力される直流電源電圧bVとを切り替えて使用する。これにより、電源ユニットの稼働数制御を実施した場合に、境界条件付近における電源効率の落ち込みの影響を少なくして、消費電力の低減を図ることが可能となる。
次に、システム全体としての電源効率のシミュレーション結果の例を、図7、図15〜17を用いて説明する。
図15は、AC/DC変換器とDC/DC変換器に関して、負荷率ごとの電源効率の例を纏めたものである。図7は、本実施例の制御を行った場合の電源効率の計算結果の例である。また、図16は、図11に示す電源ユニットとブレードサーバの構成に関する電源効率の計算結果の例である。さらに、図17は、図13に示す電源ユニットとブレードサーバの構成に関する電源効率の計算結果の例である。
最初に、図11に示す電源ユニットとブレードサーバの構成に関する電源効率について説明する。
電源ユニットのaV系のAC/DC変換器の電源効率特性が1201であるとすると、負荷率が33.3%を少し超過した34%条件において電源効率88%、負荷率29%において電源効率92%、負荷率39%において電源効率92%となる。さらにブレードサーバ内のDC/DC変換器の効率(=出力電力/入力電力)が電流量によらず一律85%とすると、AC/DC変換器の入力(AC100V)からDC/DC変換器の出力間における電源効率はそれぞれの効率の掛け算で決定される。その結果、図15に示すように、負荷率29%において電源効率78.2%(=92%×85%)、負荷率34%において電源効率74.8%(=88%×85%)、負荷率39%において電源効率78.2%(=92%×85%)となる。つまり、ラック内の消費電力の大半を占める直流電源電圧aVの電源系統においては、負荷率34%の条件で電源効率が3.4%低下し、その他の負荷率条件以上に、電源ユニットに入力する電力を増加する必要がある。
そして、直流電源電圧bVが負荷率5%に相当する電力を常時消費し、それ以外の電力は直流電源電圧aVがジョブ量に応じて消費するという前提で、AC/DC変換器のトータルの電源効率を算出した結果が図16である。
ブレードサーバ1102は、すべての直流電源電圧が直流電源電圧aVから生成されるため、トータル効率は、図15にしたがって、AC/DC変換器とDC/DC変換器の2段分の電源効率となる。
次に、図13に示す電源ユニットとブレードサーバの構成に関する電源効率について説明する。
電源ユニットのaV系のAC/DC変換器の電源特性が1401であるとすると、負荷率が38.3%を少し超過した39%条件において電源効率は88%、負荷率34%において電源効率は92%、負荷率44%において電源効率は92%となる。さらにDC/DC変換器の効率(=出力電力/入力電力)が、電流量によらず一律85%とすると、AC/DC変換器の入力(AC100V)からDC/DC変換器の出力間における電源効率はそれぞれの効率の掛け算で決定される。その結果、負荷率34%において電源効率78.2%(=92%×85%)、負荷率39%において電源効率74.8%(=88%×85%)、負荷率44%において電源効率78.2%(=92%×85%)となる。
ここで、上述した電源効率1401に着目すると、ラック102内の消費電力の大半を占める直流電源電圧aVの電源系統においては、負荷率が39%の条件で電源効率が低下する。つまり、ブレードサーバ1302の構成では、直流電源電圧bVの電源効率は向上するものの、ラック102内の消費電力の大半を占める直流電源電圧aVの電源効率においては、やはり図11の場合と同様に電源効率特性が低下する負荷率条件が存在する。
そして、直流電源電圧bVが負荷率5%に相当する電力を常時消費し、かつAC/DC変換器から入力されるものとし、それ以外の電力は直流電源電圧aVでジョブ量に応じて消費するという前提で、AC/DC変換器のトータルの電源効率を算出した結果が図17である。ブレードサーバ1302は、トータルの負荷率が34%の場合、直流電源電圧bV分の負荷率5%は除かれるため、直流電源電圧aVの負荷率は29%になる。直流電源電圧aVの電源効率はAC/DC変換器とDC/DC変換器の2段構成で決定され、直流電源電圧bVの電源効率はAC/DC変換器のみで決定されるとしてトータル効率を計算した。その結果、図16との比較で言うと、負荷率34%においてはブレードサーバ1302の方が電源効率が高いが、負荷率39%においてはブレードサーバ1102の方が電源効率が高いことが判る。
これらに対して、本実施例の電源効率について説明する。前述したように、本実施例は、電源ユニットから入力される直流電源電圧aVから作成する直流電源電圧bVと、電源ユニットから入力される直流電源電圧bVとを負荷率に応じて選択する。そのため、図5で示される電源効率特性501と502のうち、より高い電源効率を得ることができる。
例えば、直流電源電圧bVが負荷率5%に相当する電力を常時消費し、トータル負荷率が34%の場合、直流電源電圧bVはAC/DC変換器から入力されるものとし、トータル負荷率が39%の場合は、DC/DC変換器から入力されるものとする。そして、それ以外の電力は直流電源電圧aVでジョブ量に応じて消費するという前提で、AC/DC変換器のトータルの電源効率を算出した結果が図7であり、図16と図17で示す総合効率のうち、より高い電源効率を選択できていることを示している。
以上のように、監視サーバに投入されるジョブ情報の解析による電力予測データに基づいて、電源ユニットの稼動数を切り替えると共に、ブレードサーバは電源ユニットから入力される直流電源電圧aVから作成する直流電源電圧bVと、電源ユニットから入力される直流電源電圧bVとを切り替える。これにより、比較例1と2で示したような、負荷率と電源効率の関係において発生していた電源効率特性の落ち込みを回避することができる。その結果、低消費電力化の実現が可能となる。
また、本実施例では、監視サーバがジョブ情報に基づいてサーバの消費電力を予測する方法を説明したが、各サーバの消費電力値を解析して全てのサーバの消費電力を予測することもできる。その場合、各サーバは消費電力測定装置を備え、その測定結果をネットワークスイッチ106を介して監視サーバ107に転送する。監視サーバ107は、時系列に一定間隔の消費電力値から全てのサーバの消費電流を予測できる。なお、消費電力測定装置は公知のものでよく、例えばサーバの給電入力部に設置されたシャント抵抗(抵抗値は既知)の両端電位を測定して消費電力を求めるものでよい。
また、本実施例では、全てのサーバの消費電力を予測して、予測された消費電力に基づいて負荷率を算出する方法を説明したが、各サーバで実測された消費電力に基づいて負荷率を算出することもできる。その場合、上述したように、各サーバは消費電力測定装置を備え、その測定結果をネットワークスイッチ106を介して監視サーバ107に転送する。監視サーバ107は、各サーバで実測された消費電力から負荷率を算出することができる。
なお、本実施例では、ラックに搭載するブレードサーバ数を4台として説明したが、それより増やしても構わないし、少なくても構わない。また、電源ユニット105a〜dの数を4台として説明したが、電源ユニットに関しても、4台より増やしても構わないし、少なくても構わない。ただし、電源ユニット105a〜dの数が4台で、冗長化構成の場合、制御の基準となる負荷率が2レベルとなり、図5に示すように、電源効率において、2箇所の段差が発生する。これに対し、電源ユニット105a〜dの数を増やすことで、より詳細な制御が可能になり、電源効率における段差数を削減できる。
また、入力されるAC電源を100Vとして説明したが200Vでも構わない。また、直流電源電圧のDC電源であっても本実施例の電源ユニット105a〜d内のAC/DC変換器をDC/DC変換器に置換すればよく、サーバ内部で生成する直流電源電圧bVと電源ユニットが生成する直流電源電圧bVとを切り替える本実施例の特徴を有し、電源効率を向上させることができれば構わない。
本実施例では、データセンタを想定したラックマウントタイプのサーバを例に説明したが、複数の電源ユニットを搭載し、電源ユニットの稼動状態を、スタンバイモードや電源オフモードのようにモード切り替え機能が搭載可能な機器であれば、適用可能である。
本発明の第2の実施例の構成について、図8から図10を用いて説明する。
本発明の第2の実施例は、電源ユニット内のAC/DC変換器の負荷電力の調整をブレードサーバと並列に設置されたキャパシタの接続、非接続の切り替えで実現することを特徴とする。具体的には、図10に示す1001の電源効率特性において、負荷率が電源ユニットの稼働数制御を行う境界条件付近の場合に、キャパシタを接続し、充電負荷を付加させ、言い換えると負荷率を上昇させる。これにより、電源効率を向上させるものである。図10の例で説明すると、例えば負荷率1002から負荷率1003に上昇させるものである。また、負荷率が境界条件付近でないと判断した場合には、前述のキャパシタを非接続にし、負荷率を維持し、電源効率の高い条件でサーバの運用を続ける。
図8は本発明の第2の実施例に係る構成図である。801はスイッチ、802はDC/DC変換器、803はキャパシタ、805a〜dは電源ユニット、監視サーバ807である。
図9は、本実施例における監視サーバ807のブロック構成を示した図である。実施例1の監視サーバと同構成については同符号を付し、ここでの説明は割愛する。本実施例では、電源制御プログラム901を備えていることを特徴とする。
プロセッサ303は、電源制御プログラム901を実行することにより、サーバの消費電力に基づいてスイッチ801の動作を制御するための制御信号を出力する。より具体的には、サーバの消費電力と設定パラメータ311により負荷率を算出する。そして負荷率と電源効率特性データ310から得られる境界条件との差が所定値(例えば5%)内であるか否かを判定し、スイッチ801に対して制御信号を出力する。
スイッチ801は、並列接続された電源ユニット105a〜dの出力部である給電バスと後述するDC/DC変換器802との間に設置され、その動作は監視サーバ107から転送される制御信号で制御される。
DC/DC変換器802は、電源ユニット805a〜dが出力する直流電源電圧aVを入力とし、出力部に接続されたキャパシタを充電する。なお、DC/DC変換器802は、定電流出力が可能なものとする。これにより、充電に要する負荷電力量が既知にできるため、負荷率調整が可能になる。なお、充電時の電流量は、例えば負荷率の10%に相当する電流とする。
キャパシタ803は、充電機能を果たすDC/DC変換器802の出力部に設置され、スイッチ801が閉じた状態で充電されるものとする。なお、キャパシタ803にチャージされた電荷は、DC/DC変換器802の逆方向の電圧変換、あるいは図8では図示していないが別のDC/DC変換器で定電圧化され、ラック102で使用されるものとして構わない。
以上の構成と制御内容により、ブレードサーバに投入されるジョブ情報を解析した電力予測データに基づいて、電源ユニットの稼動数を切り替えると共に、キャパシタ803をスイッチ801と、DC/DC変換器802を介して、給電バスへの接続、非接続を切り替える。これにより、図10の1001で示される電源効率特性の落ち込みを向上させることができる。その結果、低消費電力化の実現が可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形実施可能であり、上述した各実施形態を適宜組み合わせることが可能であることは当業者に理解されよう。
101…クライアント端末
102…ラック
103…商用電源
104…電源タップ
105a〜d…電源ユニット
106…ネットワークスイッチ
107…監視サーバ
108a〜d…サーバ
201、202…スイッチ
201a〜b…AC/DC変換器(アナログ−デジタル変換器)
203b〜d…DC/DC変換器(デジタル−デジタル変換器)
301、302…インタフェース
303…プロセッサ
304…メモリ
305…記録装置
306…電力予測プログラム
307…電源数判定プログラム
308…電源選択プログラム
309…電源数制御テーブル
310…電源効率特性データ
311…設定パラメータ
501、502…電源効率特性
601、602…インタフェース
603…USBインタフェース
604…メモリ
605…記録装置
606…プロセッサ
607…PCIスロット
801…スイッチ
802…DC/DC変換器(デジタル−デジタル変換器)
803…キャパシタ
901…電源制御プログラム

Claims (15)

  1. 給電バスを介して並列接続される複数の電源ユニットと、
    上記給電バスから直流電源電圧が入力され並列接続される複数のサーバと、
    上記複数のサーバとネットワークを介して接続され、上記複数のサーバの消費電力に基づいて上記複数の電源ユニットの稼働数を制御する監視サーバと、を備え、
    上記複数の電源ユニットそれぞれは、第1の直流電源電圧及び上記第1の直流電源電圧とは異なる電圧レベルの第2の直流電源電圧を上記給電バスに出力し、
    上記複数のサーバそれぞれは、上記第1の直流電源電圧から上記第2の直流電源電圧と同じ電圧レベルの第3の直流電源電圧を生成し、上記第2の直流電源電圧と上記第3の直流電源電圧を切り替えて使用し、
    上記監視サーバは上記複数のサーバの消費電力に基づいて、上記第2の直流電源電圧と上記第3の直流電源電圧との切り替えを制御する情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    上記複数のサーバそれぞれは、任意の負荷率に対して上記電源ユニットの電源効率が高くなるように、上記第2の直流電源電圧と上記第3の直流電源電圧を切り替える情報処理システム。
  3. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    上記監視サーバは、上記電源ユニットの稼働数を制御した場合における、上記電源ユニットの入力電力に対する負荷電力の割合を示す電源効率と、上記複数の電源ユニットが供給可能な最大電力容量に対する各電源ユニットの負荷電力の和の割合を示す負荷率との関係を示す電源効率特性を記録装置に格納し、
    上記監視サーバは、上記サーバが上記第2の直流電源電圧を使用する場合の上記電源ユニットの第1の電源効率特性と、上記サーバが上記第3の直流電源電圧を使用する場合の上記電源ユニットの第2の電源効率特性を上記記録装置に格納する情報処理システム。
  4. 請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
    上記監視サーバは、上記最大電力容量を上記記録装置に記録し、
    上記監視サーバは、上記複数のサーバの消費電力と上記最大電力容量に基づいて負荷率を算出し、上記第1の電源効率特性と上記第2の電源効率特性とに基づいて上記負荷率に対する電源効率が高くなるように、上記サーバに対して制御信号を出力する情報処理システム。
  5. 請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
    上記サーバは、上記制御信号に基づいて、上記第2の直流電源電圧と上記第3の直流電源電圧とを切り替えるスイッチを有する情報処理システム。
  6. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    上記第2の直流電源電圧又は上記第3の直流電源電圧は、上記サーバにおいて定常的に電力を消費する装置で使用される情報処理システム。
  7. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    上記監視サーバは、ネットワークインタフェースを介して入力される上記複数のサーバのジョブ情報に基づいて、上記複数のサーバの消費電力を予測する情報処理システム。
  8. 給電バスを介して並列接続される複数の電源ユニットと、
    上記給電バスから直流電源電圧が入力され並列接続される複数のサーバと、
    上記複数のサーバとネットワークを介して接続される監視サーバと、を備え、
    上記複数の電源ユニットそれぞれは、第1の直流電源電圧を上記給電バスに出力する第1のAC/DC変換器と、上記第1の直流電源電圧とは異なる電圧レベルの第2の直流電源電圧を上記給電バスに出力する第2のAC/DC変換器と、を有し、
    上記複数のサーバそれぞれは、上記第1の直流電源電圧から上記第2の直流電源電圧と同じ電圧レベルの第3の直流電源電圧を生成するDC/DC変換器と、上記第2の直流電源電圧と上記第3の直流電源電圧とを切り替える装置と、上記第2の直流電源電圧又は上記第3の直流電源電圧が入力される装置と、を有し、
    上記監視サーバは、上記ネットワークに接続されるネットワークインタフェースと、上記ネットワークインタフェースに接続されるプロセッサとを有し、上記プロセッサは上記複数のサーバの消費電力に基づいて上記複数の電源ユニットの稼働を制御するための電源制御信号を上記複数の電源ユニットに出力するとともに、上記複数のサーバの消費電力に基づいて上記第2の直流電源電圧と上記第3の直流電源電圧との切り替えを制御するための制御信号を上記複数のサーバに出力する情報処理システム。
  9. 請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
    上記複数のサーバそれぞれは、任意の負荷率に対して上記第1のAC/DC変換器の電源効率が高くなるように、上記第2の直流電源電圧と上記第3の直流電源電圧を切り替える情報処理システム。
  10. 請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
    上記監視サーバは、上記プロセッサに接続される記録装置を備え、
    上記監視サーバは、上記電源ユニットの稼働を制御した場合における、上記電源ユニットの入力電力に対する負荷電力の割合を示す電源効率と、上記複数の電源ユニットが供給可能な最大電力容量に対する各電源ユニットの負荷電力の和の割合を示す負荷率との関係を示す電源効率特性を上記記録装置に格納し、
    上記監視サーバは、上記サーバが上記第2の直流電源電圧を使用する場合の上記第1のAC/DC変換器の第1の電源効率特性と、上記サーバが上記第3の直流電源電圧を使用する場合の上記第1のAC/DC変換器の第2の電源効率特性を上記記録装置に格納する情報処理システム。
  11. 請求項10に記載の情報処理システムにおいて、
    上記監視サーバは、上記最大電力容量を上記記録装置に記録し、
    上記プロセッサは、上記複数のサーバの消費電力と上記最大電力容量に基づいて負荷率を算出し、上記第1の電源効率特性と上記第2の電源効率特性とに基づいて上記負荷率に対する電源効率が高くなるように、上記サーバに対して上記制御信号を出力する情報処理システム。
  12. 請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
    上記第2の直流電源電圧又は上記第3の直流電源電圧が入力される装置は、定常的に電力を消費する装置である情報処理システム。
  13. 請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
    上記プロセッサは、上記ネットワークインタフェースを介して入力される上記複数のサーバのジョブ情報に基づいて、上記複数のサーバの消費電力を予測する情報処理システム。
  14. 並列接続される複数の電源ユニットと、上記複数の電源ユニットから直流電源電圧が入力され並列接続される複数のサーバと、上記複数のサーバとネットワークを介して接続される監視サーバとからなる情報処理システムにおける情報処理方法であって、
    上記複数の電源ユニットそれぞれは、第1の直流電源電圧及び上記第1の直流電源電圧とは異なる電圧レベルの第2の直流電源電圧を出力し、
    上記複数のサーバそれぞれは、上記第1の直流電源電圧から上記第2の直流電源電圧と同じ電圧レベルの第3の直流電源電圧を生成し、上記第2の直流電源電圧又は上記第3の直流電源電圧を使用し、
    上記監視サーバは、上記第2の直流電源電圧と上記第3の直流電源電圧のうち、任意の負荷率に対して、上記第2の直流電源電圧又は上記第3の直流電源電圧を使用する場合の上記電源ユニットの電源効率が高い方を選択し、
    上記複数のサーバそれぞれは、上記選択された上記第2の直流電源電圧又は上記第3の直流電源電圧を使用する情報処理方法。
  15. 請求項14に記載の情報処理方法において、
    上記第2の直流電源電圧又は上記第3の直流電源電圧は、上記サーバにおいて定常的に電力を消費する装置で使用される情報処理方法。
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