JP2011219307A - ガラスレンズの製造方法及びガラスレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡易に、光学的に有効なレンズ面に傷をつけることなく精密な心取りを行うことのできるガラスレンズの製造方法及び当該製造方法を経て得られるガラスレンズを提供すること。
【解決手段】基準光学面である第2のレンズ面71bの光軸OAと同軸でかつ第2のレンズ面71bと同一の面仕上げにされたテーパー面73aを有するガラスレンズ70を成形するので、回転装置61のホルダ64による芯出しが精密になる。すなわち、保持部であるホルダ64によりテーパー形状部73を支持するようにガラスレンズ70を挟んで保持することで、第2のレンズ面71bに触れて傷つけることなく、第2のレンズ面71bを有する本体部71をホルダ64に対して精密にアライメントして保持することができ、心取り加工の精度を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガラス材料を一対の型間でプレスすることによって得られるガラスレンズの製造方法、及び、当該製造方法を経て得られるガラスレンズに関する。
ガラスレンズ及びガラスレンズの製造方法として、レンズ部とコバ部との境界部での割れやクラックの発生を防ぐために、ガラスレンズの当該境界部に勾配面を形成させるものや(特許文献1参照)、凹部を形成させるもの(特許文献2参照)が知られている。
特公平3−52417号公報 特開2005−320199号公報
しかしながら、上記特許文献1、2の方法では、コバ部又はフランジ部分の外周側面を加工する心取りについて考慮されていない。近年、プレスによって作製されるガラスレンズの小型化・高精度化が進み、レンズ本体に対してフランジ部分を精密に同心に形成することが要求されるようになっており、フランジ部分の外周側面を精密に心取り加工する必要が生じている。このため、レンズ本体の光学面の周縁部をホルダに固定することで心取りの精度を向上させることも考えられるが、比較的軟らかい素材によりレンズを作製すると、特に小型のレンズの心取りの際に光学的に有効な光学面に傷がつきやすいという問題がある。
なお、上記特許文献1、2の場合、境界部に形成された勾配面や凹部は、光学的に有効な光学面としては使用されない領域にあり、当該勾配面や凹部の形状が十分な精度を有するとはいえず、比較的高い精度を必要とする心取りではアライメントに利用することができない。
そこで、本発明は、比較的簡易に、光学的に有効なレンズ面に傷をつけることなく精密な心取りを行うことのできるガラスレンズの製造方法及び当該製造方法を経て得られるガラスレンズを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るガラスレンズの製造方法は、中央側に配置され、取付基準面側に形成される基準光学面を有する本体部と、基準光学面の光軸と同軸でかつ基準光学面と同一の面仕上げにされたテーパー面を有するテーパー形状部と、周辺側に配置される環状のフランジ部とを備えるガラスレンズを成形するレンズ成形工程と、保持部により、テーパー面を介してテーパー形状部を支持しつつ、ガラスレンズを挟んで保持することによって芯出しを行うレンズ保持工程と、保持部によるガラスレンズの保持状態を維持してフランジ部の側面を部分的に除去する心取り加工を行う心取り工程とを備える。
上記ガラスレンズの製造方法では、レンズ成形工程において、基準光学面の光軸と同軸でかつ基準光学面と同一の面仕上げにされたテーパー面を有するガラスレンズを成形するので、レンズ保持工程の芯出しが精密になる。すなわち、保持部によりテーパー形状部を支持するようにガラスレンズを挟んで保持することで、レンズ面である基準光学面に触れて傷つけることなく、基準光学面を有する本体部を保持部に対して精密にアライメントして保持することができ、心取り加工の精度を向上させることができる。なお、テーパー面と基準光学面との境界は、テーパー面の傾斜角を保持部による保持に適したものにするため、一般に滑らかなものとならず、折れ曲がったものとなる。
本発明の具体的な態様又は観点では、上記製造方法において、テーパー形状部が、本体部とフランジ部との間に形成され、テーパー面は、基準光学面と取付基準面との間に設けられている。この場合、テーパー形状部が本体部の外側に形成され、テーパー面が基準光学面と取付基準面との間に設けられるので、基準光学面の保護が確実になり、本体部の保持を安定化させることができる。
また、本発明の別の観点では、テーパー形状部のテーパー面が、断面直線状部分と断面曲線状部分との少なくともいずれか一方を含む。
本発明のさらに別の観点では、ガラスレンズが、リン酸系材料により形成される。この場合、レンズ成形工程によって得たガラスレンズが比較的軟らかくなるが、心取り工程でテーパー形状部を支持することで、基準光学面を傷つけることを確実に防止できる。
本発明のさらに別の観点では、ガラスレンズのヌープ硬さは、500以下である。この場合、心取り工程でテーパー形状部を支持することで、基準光学面を傷つけることを確実に防止できる。
本発明のさらに別の観点では、レンズ成形工程において、液滴成形法によりガラスレンズをプレス成形する。この場合、フランジ部の外周の加工形状を高精度にすることが容易でなく、心取り工程によって本体部に対してフランジ部を精密に同心に加工することが望ましい。
本発明のさらに別の観点では、ガラスレンズの基準光学面は、本体部の両側に形成される一対の光学面のうち曲率半径が小さい方の光学面であり、レンズ成形工程において、基準光学面を成形するための転写型を下型として配置し、下型面上に溶融ガラス滴を滴下する滴下工程を含む。この場合、基準光学面は外周で傾斜が大きくなり、保持部によって基準光学面を保持することが容易でないので、保持部によってテーパー面を保持することで心取り加工が確実で高精度になる。
本発明のさらに別の観点では、レンズ保持工程において、保持部は、ガラスレンズのうち基準光学面側においてテーパー形状部に当接する第1治具と、基準光学面側の反対側において当接する第2治具とを有し、第1治具の径と第2治具の径とが略同一であり、第1治具と第2治具とがガラスレンズを下方と上方とからそれぞれ支持する。この場合、第1治具と第2治具とによってガラスレンズの光軸を鉛直に保ってガラスレンズをしっかりと保持することができる。
本発明のさらに別の観点では、レンズ成形工程において、取付基準面とテーパー面との間に凹部が形成される。この場合、取付基準面とテーパー面との境界部での割れやクラックが発生することを抑えることができる。
本発明に係るガラスレンズは、中央側に配置され、取付基準面側に形成される基準光学面を有する本体部と、基準光学面の光軸と同軸で、かつ、基準光学面と同一の面仕上げにされたテーパー面を有するテーパー形状部と、周辺側に配置される環状のフランジ部とを備える。
上記ガラスレンズでは、基準光学面の光軸と同軸でかつ基準光学面と同一の面仕上げにされたテーパー面を有するテーパー形状部を備えるので、心取り工程の前に行われるレンズ保持工程の芯出しが精密になる。すなわち、保持部によりテーパー形状部を支持するようにガラスレンズを挟んで保持することで、レンズ面である基準光学面に触れて傷つけることなく、この基準光学面を有する本体部を保持部に対して精密にアライメントして保持することができ、心取り加工の精度を向上させることができる。
本発明の具体的な観点では、上記ガラスレンズにおいて、テーパー形状部が、本体部とフランジ部との間に形成され、テーパー面は、基準光学面と取付基準面との間に設けられている。
本発明の別の具体的な観点では、テーパー形状部のテーパー面が、断面直線状部分と断面曲線状部分の少なくともいずれか一方を含む。
本発明の一実施形態に係る成形金型を組み込んだプレス装置を説明するための図である。 図1に示す成形金型の要部を拡大した断面図である。 図1に示す成形金型を用いて形成されるガラスレンズの断面図である。 ガラスレンズの成形工程について説明するための断面図である。 (A)、(B)は、成形金型を用いたガラスレンズの成形工程について説明するための断面図である。 ガラスレンズの保持及び心取りを行う仕上加工装置を概念的に説明する図である。 心取りの工程におけるガラスレンズの保持状態を説明するための一部拡大図である。
以下、図1から図7までを参照して、本発明の一実施形態に係るガラスレンズ及びその製造方法について説明する。
図1に示すように、本実施形態のガラスレンズを製造するためのプレス装置100は、液滴成形法によりガラスレンズをプレス成形するための装置であり、成形金型10と制御駆動装置40とを備える。
図1及び図2に示すように、成形金型10は、可動側の上型1と、固定側の下型2と、制御駆動装置40とを備える。成形の際、後述する原材料供給部50(図4参照)から落下するガラス滴GDを受け取る下型2は固定状態に維持され、上型1は制御駆動装置40の制御下で下型2に対向するように適宜移動させられ、両型1,2を互いに突き合わせる型閉じと、両型1,2を適度の圧力で締め付けるような型締めとが行われる。両型1,2に挟まれたガラス滴GDは、加圧によって形状の転写作用を受けて、以下に説明するガラスレンズに成形される。
図3に示すように、図1の成形金型10によって製造されるガラスレンズ70は、中央側に配置される本体部71と、周辺側に配置される環状のフランジ部72と、本体部71及びフランジ部72間に配置されるテーパー形状部73とを備える。ここで、フランジ部72は、半製品の状態で外縁側に形成される余剰な部分である外周部72fを有し、完成品の状態で外周部72fが除去される。つまり、完成品としてのガラスレンズ70において、フランジ部72の外周は図中破線で示す外周側面72cによって画成される。このガラスレンズ70は、光ピックアップ装置用の対物レンズであり、例えばBD(blu-ray)、DVD(digital versatile disc)等の波長の光束に対してNA0.85、0.7等を満たすレンズである。なお、フランジ部72に設けた一方のフランジ面72b(紙面下側)は、ガラスレンズ70を光ピックアップ装置に組み付ける際の取付基準面75を有している。
ガラスレンズ70は、例えばリン酸系材料を原料とするリン酸塩系ガラスで形成される。後述する原材料供給部50(図4参照)での取り扱いや、プレス装置100での加工精度を確保する観点で、ガラス転移点温度が比較的低いリン酸塩系ガラスがガラスレンズ70の材料として用いられている。ガラスレンズ70は、材料がリン酸塩系ガラスであることから、一般に硬度が低くヌープ硬さが500以下になっており、比較的傷つきやすい。
図1、2等に戻って、成形金型10のうち上型1は、形状転写のための型本体1aを備える。型本体1aは、成形に際しての上型転写面11として、ガラスレンズ70の本体部71のうち相対的に曲率の小さな第1のレンズ面71aを形成するための光学面転写面11aと、フランジ部72の輪帯状のフランジ面72aを形成するためのフランジ面転写面11bとを有する。これらの光学面転写面11aとフランジ面転写面11bとは、型本体1aの下端面によって画成される。型本体1aは、単一の部材とすることもできるが、例えば型枠及び入れ子型のように複数の部材で構成することもできる。なお、上型1には、型本体1aを適度に加熱するためのヒータ20aが内蔵されている。
下型2は、形状転写のための型本体2aを備える。型本体2aは、成形に際しての下型転写面12として、ガラスレンズ70の本体部71のうち相対的に曲率の大きな第2のレンズ面71bを形成するための光学面転写面12aと、フランジ部72の輪帯状のフランジ面72bを形成するためのフランジ面転写面12bと、テーパー形状部73のテーパー面73aを形成するためのテーパー面転写面12cとを有する。これらの光学面転写面12aとフランジ面転写面12bとテーパー面転写面12cとは、型本体2aの上端面によって画成される。型本体2aは、単一の部材とすることもできるが、例えば型枠及び入れ子型のように複数の部材で構成することもできる。なお、下型2には、型本体2aを適度に加熱するためのヒータ20bが内蔵されている。
以上の成形金型10は、図1に示す制御駆動装置40によって動作が制御される。例えば、制御駆動装置40は、上型1を駆動して、水平なAB方向に移動させることができるとともに、鉛直のCD方向に移動させることができる。両型1,2を合わせて型閉じを行う際には、まず下型2の上方位置に上型1を移動させて両型1,2の中心軸CX1,CX2を一致させ、上型1を降下させて下型2側に所定の力で押し付ける。なお、下型2の下型転写面12上にガラス滴GDを滴下する際には、下型2を原材料供給部50を下型2の上方位置に配置する。或いは、上型1を下型2の上方位置から待避させ、上型1の代わりに以下に説明する原材料供給部50を下型2の上方位置に配置する。つまり、制御駆動装置40は、原材料供給部50の動作も制御している。
図4は、プレス装置100にガラス滴GDを滴下するための原材料供給部50を説明する図である。原材料供給部50は、ガラス溶融用の溶融坩堝51とガラス滴下用の溶融ガラス供給ノズル52とを有する。なお、原材料供給部50は、ヒータ50a,50bにより加熱され、それぞれのヒータ50a,50bにより溶融坩堝51及び溶融ガラス供給ノズル52内のガラスを適度な粘度の溶融状態にしている。
溶融坩堝51は、原料を加熱及び撹拌することによって得た溶融ガラスGを溜めており、溶融坩堝51の底部に接続された溶融ガラス供給ノズル52に対して溶融ガラスGを連続的に供給する。溶融ガラス供給ノズル52は、溶融坩堝51中の溶融ガラスGを下端の吐出部52aから吐出させるとともに、吐出された溶融ガラスGをガラス滴GDとして所望の周期的なタイミングで滴下させる。吐出部52aは、溶融ガラスGの目標流量等に適合する内径を有し、ガラス滴GDのサイズや滴下周期を調整するため下方に向けて適度に広がるテーパー状の内面形状を有する。これにより、溶融ガラス供給ノズル52は、吐出部52aに溜まった溶融ガラスGが適量に達した場合、この溶融ガラスGをその自重によってガラス滴GDとして下型2の上型転写面11に向けて落下させる。
図1等に示すプレス装置100によって成形されるガラスレンズ70は、上述のように光ピックアップ装置等に用いられる対物レンズである。近年、光ピックアップ装置用の対物レンズ等については、より解像度を高めるため、BDやDVDに対応して開口数(NA)の高いものが求められるものとなっている。このため、ガラスレンズ70の光学面として機能するレンズ面71a,71bについては、一方の第2のレンズ面71bの曲率が、他方の第1のレンズ面71bの曲率よりも極端に大きくなる構成となっており、加圧成形時に空気が溜まって成形不良が発生しにくくするため、曲率の大きい第2のレンズ面71b側を下方にしてレンズ作製を行うものとしている。つまり、成形金型10では、下型2の光学面転写面12aの曲率が大きなものとなる一方、上型1の光学面転写面11aは、ほとんど曲率のないものとなっている。
図3を参照して、半製品及び完成品のガラスレンズ70の形状について詳細に説明する。ガラスレンズ70の本体部71は、取付基準面75側に第2のレンズ面71bを有し、取付基準面75の反対側に基準光学面としての第1のレンズ面71aを有している。ここで、第2のレンズ面71bの曲率は、第1のレンズ面71aの曲率よりも大きく、より立体的な形状となっている。第2のレンズ面71bと、取付基準面75としてのフランジ面72bとの間には、テーパー形状部73の表面として、テーパー面73aが設けられている。つまり、テーパー面73aの内径aは、第2のレンズ面71bの外径と略等しく、テーパー面73aの外径bは、第2のレンズ面71bの外径よりも所定量だけ大きくなっている。第2のレンズ面71bの外径は、ガラスレンズ70光学的な有効径以上に設定されることから、テーパー面73aの内径aは、ガラスレンズ70の光学的な有効径以上に設定される。また、テーパー面73aの外径bは、取付基準面75の機能を妨げないように、フランジ面72bにおいて取付基準面75を確保する範囲より内側に設定される。このような範囲に設けられるテーパー面73aは、ガラスレンズ70に設けたフランジ部72の外周部72fを心取り加工して外周側面72cを形成する際に、後述するホルダに支持される部分であり、位置決め精度を高めるため、基準光学面としての第1のレンズ面71bの光軸OAと同軸でかつ第1のレンズ面71bと同一の面仕上げにされている。つまり、下型2の型本体2aにおいて、光学面転写面12aとテーパー面転写面12cとは、同一の加工精度で鏡面に仕上げられている。
なお、フランジ面転写面12bは、その少なくとも一部が取付基準面75として機能するため、光軸OAに対して精密に垂直になるような高精度の面であり、この場合、鏡面に仕上げられている。テーパー面73aは、光軸OAに垂直な取付基準面75に平行な面を基準として傾斜角θをなしている。この傾斜角θは、後述する研削用のホルダによる支持の確実を考慮して20°〜60°に設定されている。図示の例では、テーパー面73aは、略全体が断面直線状部分で構成されており、第1のレンズ面71bとの境界に谷状の折り曲げ部が形成されている。テーパー面73aは、断面直線状部分のみで構成する必要はなく、第1のレンズ面71bとの境界に適当な断面曲線状部分を設ければ、極端な折り曲げ線が形成されなくなる。また、テーパー面73aを断面曲線状部分のみで構成することもでき、この場合、第1のレンズ面71bとテーパー面73aとを滑らかに接続することができ、成形中の応力集中を防止できる。
なお、第2のレンズ面71bに対向する第1のレンズ面71aと、取付基準面75の反対側のフランジ面72bとの間には、テーパー面73aに相当するものが設けられていない。
また、ガラスレンズ70は、テーパー形状部73のさらに外側に、環状の凹部78を有する。つまり、この凹部78は、テーパー形状部73のテーパー面73aとフランジ部72のフランジ面72bとの間に形成される。この凹部78は、取付基準面75としてのフランジ面72bとテーパー面73aとの境界部での割れやクラックの発生を抑えることができる。
以下、図1等に示すプレス装置100や図4に示す原材料供給部50を用いたガラスレンズ70のプレス方法すなわちレンズ成形工程について説明する。
まず、図1に示す成形金型10を準備する(型準備工程)。次に、図4に示すように、溶融ガラス供給ノズル52の下方に下型2を配置し、溶融ガラス供給ノズル52からガラス滴GDを吐出させる。すなわち、溶融ガラス供給ノズル52に導かれた溶融ガラスGは、下端の吐出部52aに溜まる。吐出部52aに溜まった溶融ガラスGは、所定量に達したところで、ガラス滴GDとして落下する(滴下工程)。落下したガラス滴GDは、下型2に設けた下型転写面12上に落下し回収される(材料載置工程)。
その後、図5(A)に示すように、下型2を予め下型2と同程度の温度に加熱しておいた上型1の下方に移動させて上型1を下降させ、上型転写面11と下型転写面12とを互いに対向させた状態で上型1を下型2に近接させ、下型2上で溶融したガラス塊GGを上下型1,2によって加圧成形する(加圧転写工程)。これにより、溶融したガラス塊GGは押しつぶされるように変形する。
上記加圧転写工程の後半においてガラス塊GGの温度が漸次低下していくことにより、ガラスレンズ70が成形される。具体的には、光学面転写面11a,12a、テーパー面転写面12c及びフランジ面転写面11b,12bによって、ガラスレンズ70の表面形状を構成するレンズ面71a,71b、テーパー面73a及びフランジ面72a,72bがそれぞれ形成される(図3参照)。つまり、第2のレンズ面71bとフランジ面72bとの間には、テーパー面73aが設けられている。ガラスレンズ70を十分に冷却した後、図5(B)に示すように、下型2及び上型1の加圧を解除して上型1を上昇させることにより、ガラスレンズ70を型外へ取り出す(取出工程)。
以下、図3等に示すガラスレンズ70のフランジ部72に心取り加工を施す仕上加工装置について説明する。
図6に示すように、仕上加工装置60は、回転装置61と、研削装置62とを備える。回転装置61は、ガラスレンズ70を固定するためのホルダ64、ホルダ64とともにガラスレンズ70を回転させるためのモータ65等を備え、研削装置62は、ガラスレンズ70を研削加工するための円板状の砥石67、砥石67を回転させるためのモータ68等を備える。
ここで、ホルダ64は、ガラスレンズ70を挟んで固定するための保持部であり、ガラスレンズ70を下側から支持する下側保持治具64aと、ガラスレンズ70を上側から付勢して固定する上側保持治具64bとを有する。下側保持治具64aは、底板を設けた筒状の外形を有し、その上端部64dの直径D1は、本体部71の外径とフランジ部72の内径の間であって、テーパー形状部73のテーパー面73aに対応するものとなっている。つまり、下側保持治具64aの上端部64dによってガラスレンズ70のテーパー面73aが支持される。他方、上側保持治具64bは、天板を設けた筒状の外形を有し、その下端部64eの直径D2は、下側保持治具64aの上端部64dの直径D1に略等しい(D2≒D1)が、この直径D1よりも僅かに大きく(D2>D1)、フランジ部72の内径よりも大きく外径よりも小さくなっている。つまり、上側保持治具64bの下端部64eによってガラスレンズ70のフランジ面72aが支持される。これにより、モータ65に駆動される下側保持治具64aの回転軸RX1に対してガラスレンズ70の光軸OAを簡易かつ正確に一致させることができる。
図7は、下側保持治具64aによるガラスレンズ70の支持状態を説明する部分拡大断面図である。ガラスレンズ70は、テーパー形状部73のテーパー面73aにおいて、下側保持治具64aの上端部64dによって支持されている。上端部64dは、エッジ状であり、テーパー面73aに対して(90°−θ)程度の角度をなす。つまり、テーパー面73aの傾斜角θを20°〜60°としており、上端部64dとテーパー面73aとのなす角をある程度大きくすることができ、下側保持治具64aによるガラスレンズ70の支持を精密な状態で安定化させることができる。なお、傾斜角θが、第2のレンズ面71bの外縁のように大きいと、上端部64dがテーパー面73aと面で接触する傾向が高まり、ガラスレンズ70の支持を精密にすることが容易でなくなる。
図6に戻って、上側保持治具64bは、不図示の支持部によって回転軸RX1に対して僅かに傾斜可能であり、下側保持治具64aに対して所定の力で付勢されている。このため、上側保持治具64bは、ガラスレンズ70の姿勢に倣って配置されるので、精密性は不要であり、上側保持治具64bの下端部64eは、保持の安定性を考慮して平坦になっている。砥石67のEF方向の位置を調整することにより、半製品の状態にあるガラスレンズ70の外周部72fが徐々に研削され外周側面72cが形成される心取り工程が行われ、フランジ部72を本体部71に対して同心の状態にすることができる。
ガラスレンズ70を保持したホルダ64は、モータ65に駆動されて回転軸RX1すなわち光軸OAのまわりに回転する。また、研削装置62において、砥石67は、モータ68に駆動されて回転軸RX1に平行に延びる回転軸RX2のまわりに回転する。この状態で、研削装置62を回転軸RX2に垂直な送り方向すなわちEF方向に移動させると、回転する砥石67がガラスレンズ70の外周部72fに近接する。
図6の仕上加工装置60を用いたガラスレンズ70の仕上げ加工について説明する。まず、ホルダ64を用いてガラスレンズ70を芯出しして固定する(レンズ保持工程)。具体的には、ホルダ64の上側保持治具64bを上方に移動させ、下側保持治具64a上に第2のレンズ面71bを下側にしてガラスレンズ70を載置し、上側保持治具64bを下側に移動させ所定の付勢力で締め付ける。この際、ガラスレンズ70のテーパー面73aが下側保持治具64aの上端部64dに適当な力加減で当接することによって、ガラスレンズ70のアライメントが達成される。
その後、ガラスレンズ70のフランジ部72を部分的に除去する心取り加工を行う(心取り工程)。具体的には、回転装置61のモータ65を動作させてホルダ64とともにガラスレンズ70を所望の回転数で回転させる。同時に研削装置62のモータ68を動作させて砥石67を所望の回転数で回転させつつ、研削装置62全体をEF方向に徐々に移動させる。砥石67とガラスレンズ70の外周部72fとが接触しても、砥石67等の送り動作を続けることで、ガラスレンズ70のフランジ部72の外周部72fが外周側から徐々に研削によって除去され、フランジ部72の直径を目的のサイズにすることができるとともに、フランジ部72の中心を本体部71の軸心に対応する光軸OAに一致させることができる。なお、心取り工程に際して、ホルダ64の下側保持治具64aとガラスレンズ70のテーパー面73aとの間で応力が働いて擦れ、テーパー面73aにキズが発生する可能性があるが、第2のレンズ面71bの外側、すなわち光学的な有効径の外側であり、光学性能に殆ど影響しない。
以下、具体的な実施例について説明する。まず、レンズ成形工程において、リン酸系の硝材を用いて、液滴成形法のダイレクトプレスにより、ガラスレンズ70を作製した。ガラスレンズ70のヌープ硬さは405であった。成形金型10の下型2において、第2のレンズ面71bを形成するための光学面転写面12aの曲率半径は1mmとした。また、第2のレンズ面71bの有効径から半径方向外側に0.05mm離れた位置からテーパー面73aを形成し、テーパー面73aの取付基準面75に対する傾斜角θを26°とした。さらに、テーパー面73aと第2のレンズ面71bとの境界には、曲率半径0.05mmの曲率を持たせ、テーパー面73aとフランジ面72bとの境界にも、曲率半径0.05mmの曲率を持たて、プレス時にワレが発生する可能性を低減した。
次に、レンズ保持工程において、ガラスレンズ70のテーパー面73aの中間部をホルダ64の下側保持治具64aに設けた上端部64dに支持させた。また、上側保持治具64bをフランジ部72のフランジ面転写面12bに支持させた。結果的に、下側保持治具64aの直径D1は、従来φ1.6mmのものを使用していたが、本実施例では、φ2.0mmのものを用いることができた。また、上側保持治具64bの直径D2は、従来φ2.0mmのものを使用していたが、本実施例でも、φ2.0mmのものを用いることができた。
その後の心取り工程において、研削装置62において砥石67の送り速度を粗、中、仕上げの3段階で変化させ、ガラスレンズ70の外周側面72dを切削除去した。砥石67の外径はφ160mmであり、砥石67の粗さはメッシュ#400であり、砥石67の回転数は2500rpmとした。以上の研削では、ホルダ64による保持が安定しており、仕上げの送り速度を、従来の0.6mm/minから0.8mm/minに向上させることができ、結果的に5秒程度のタクト短縮を達成できた。
以上のように、第1実施形態に係るガラスレンズ70の製造方法によれば、レンズ成形工程において、基準光学面である第2のレンズ面71bの光軸OAと同軸でかつ第2のレンズ面71bと同一の面仕上げにされたテーパー面73aを有するガラスレンズ70を成形するので、回転装置61のホルダ64による芯出しが精密になる。すなわち、保持部であるホルダ64によりテーパー形状部73を支持するようにガラスレンズ70を挟んで保持することで、第2のレンズ面71bに触れて傷つけることなく、第2のレンズ面71bを有する本体部71をホルダ64に対して精密にアライメントして保持することができ、心取り加工の精度を向上させることができる。
以上、実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では、図1に示すプレス装置100によって、ガラスレンズ70をダイレクトプレスによって形成するとしたが、ガラスレンズ70をガラス塊から加熱して成形するリヒートの場合であっても、上記のようなテーパー面73aを設けることで芯出しの精度を高めることができる。
また、ガラスレンズ70のレンズ面71a,71bの形状も、図3等に例示されるものに限らず、様々なものとできる。
1…上型、 1a…型本体、 2…下型、 2…下型、 2a…型本体、 4…制御駆動装置、 10…成形金型、 11…上型転写面、 11a,12a…光学面転写面、 11b,12b…フランジ面転写面、 12…下型転写面、 12c…テーパー面転写面、 20a,20b…ヒータ、 40…制御駆動装置、 50…原材料供給部、 50a,50b…ヒータ 、51…溶融坩堝 、52…溶融ガラス供給ノズル、 52a…吐出部、 52d…先端部、 60…仕上加工装置、 61…回転装置、 62…研削装置、 64…ホルダ、 64a…下側保持治具、 64b…上側保持治具、 64d…上端部、 64e…下端部、 65…モータ、 67…砥石、 68…モータ、 70…ガラスレンズ、 71…本体部、 71…フランジ部、 71…本体部、 71a,71b…レンズ面、 72…フランジ部、 72a,72b…フランジ面、 72c…外周側面、 73…テーパー形状部、 73a…テーパー面、 75…取付基準面、 78…凹部、 100…プレス装置、 CX1,CX2…中心軸、 G…溶融ガラス、 GD…ガラス滴、 GG…ガラス塊、 OA…光軸、 RX1…回転軸、 RX2…回転軸、 θ…傾斜角

Claims (12)

  1. 中央側に配置され、取付基準面側に形成される基準光学面を有する本体部と、前記基準光学面の光軸と同軸でかつ前記基準光学面と同一の面仕上げにされたテーパー面を有するテーパー形状部と、周辺側に配置される環状のフランジ部とを備えるガラスレンズを成形するレンズ成形工程と、
    保持部により、前記テーパー面を介して前記テーパー形状部を支持しつつ、前記ガラスレンズを挟んで保持することによって芯出しを行うレンズ保持工程と、
    前記保持部による前記ガラスレンズの保持状態を維持して前記フランジ部の側面を部分的に除去する心取り加工を行う心取り工程と、
    を備えることを特徴とするガラスレンズの製造方法。
  2. 前記テーパー形状部は、前記本体部と前記フランジ部との間に形成され、
    前記テーパー面は、前記基準光学面と前記取付基準面との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガラスレンズの製造方法。
  3. 前記テーパー形状部の前記テーパー面は、断面直線状部分と断面曲線状部分との少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一項に記載のガラスレンズの製造方法。
  4. 前記ガラスレンズは、リン酸系材料により形成されることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のガラスレンズの製造方法。
  5. 前記ガラスレンズのヌープ硬さは、500以下であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のガラスレンズの製造方法。
  6. 前記レンズ成形工程において、液滴成形法により前記ガラスレンズをプレス成形することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のガラスレンズの製造方法。
  7. 前記ガラスレンズの前記基準光学面は、前記本体部の両側に形成される一対の光学面のうち曲率半径が小さい方の光学面であり、
    前記レンズ成形工程において、前記基準光学面を成形するための転写型を下型として配置し、前記下型面上に溶融ガラス滴を滴下する滴下工程を含むことを特徴とする請求項6に記載のガラスレンズの製造方法。
  8. 前記レンズ保持工程において、前記保持部は、前記ガラスレンズのうち前記基準光学面側において前記テーパー形状部に当接する第1治具と、前記基準光学面側の反対側において当接する第2治具とを有し、前記第1治具の径と前記第2治具の径とが略同一であり、前記第1治具と前記第2治具とが前記ガラスレンズを下方と上方とからそれぞれ支持することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のガラスレンズの製造方法。
  9. 前記レンズ成形工程において、前記取付基準面と前記テーパー面との間に凹部が形成されることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載のガラスレンズの製造方法。
  10. 中央側に配置され、取付基準面側に形成される基準光学面を有する本体部と、
    前記基準光学面の光軸と同軸で、かつ、前記基準光学面と同一の面仕上げにされたテーパー面を有するテーパー形状部と、
    周辺側に配置される環状のフランジ部と、
    を備えるガラスレンズ。
  11. 前記テーパー形状部は、前記本体部と前記フランジ部との間に形成され、
    前記テーパー面は、前記基準光学面と前記取付基準面との間に設けられていることを特徴とする請求項10に記載のガラスレンズ。
  12. 前記テーパー形状部の前記テーパー面は、断面直線状部分と断面曲線状部分の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする請求項10及び請求項11のいずれか一項に記載のガラスレンズ。
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