JP2011219197A - センサ情報管理システム、センサ情報管理方法、およびセンサ情報管理プログラム - Google Patents

センサ情報管理システム、センサ情報管理方法、およびセンサ情報管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物品の梱包関係や積載関係など様々な包含関係等を管理し、該当物品に関係のあるセンサで計測されるセンサ情報を効率的に検索してユーザに提供する。
【解決手段】関係情報を関係情報テーブルに登録し、関係情報が示す識別子ペアのうち下位識別子をキーにルート情報テーブルを検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、識別子ペアのうち上位識別子をキーにルート情報テーブルを検索して該当ルート情報を特定し、ここで特定したルート情報を前記従属識別子のルート情報としてルート情報テーブルへ登録する関係情報登録部と、外部端末等より、ある輸送対象物ないし輸送手段に対応するセンサ情報の参照要求を受け付け、識別子をキーにセンサ情報テーブルからセンサ情報を取得し、前記輸送対象物ないし輸送手段のセンサ情報として前記外部端末等に出力する、センサ情報検索部とからシステム100を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサ情報管理システム、センサ情報管理方法、およびセンサ情報管理プログラムに関するものであり、具体的には、物品の梱包関係や積載関係など様々な包含関係等を管理し、該当物品に関係のあるセンサで計測されるセンサ情報を効率的に検索してユーザに提供できる技術に関する。
近年、様々な分野においてセンサに対するニーズが拡大している。例えば物流分野では、貨物に温湿度センサや測位センサ、加速度センサを取りつけて、該当貨物の温度履歴や移動経路を可視化し業務改善に利用している。但し、貨物1つずつに対しセンサをそれぞれ取り付けようとすると、センサの導入投資が膨大なものになってしまう。
そこでこのような課題に対し、流通途中の物品毎の温度履歴や湿度履歴等の環境に関する履歴を、物品に取り付けられた再利用可能な計測機器、もしくは、室内等に設置された計測機器から取得する環境情報管理システム(特許文献1参照)などの技術が提案されている。
特開2006−335494号公報
上述したような従来技術によれば、倉庫や工場、トラックの荷台等、特定の場所に設置した温度センサや湿度センサ等の環境情報取得機器の計測値を利用して、物品毎の温度履歴や湿度履歴等の環境履歴を取得することができる。しかし、物品がケースに入り、該ケースがパレットに積まれ、該ケースがコンテナに入り、該コンテナがトラックに入り輸送される場合等、様々な梱包関係や積載関係や包含関係等をとる場合に、物品に関係のある環境情報を効率的に取得することができない。
そこで本発明の目的は、物品の梱包関係や積載関係など様々な包含関係等を管理し、該当物品に関係のあるセンサで計測されるセンサ情報を効率的に検索してユーザに提供できる技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明のセンサ情報管理システムは、センサが計測したセンサ情報を管理するコンピュータシステムであって、輸送対象物、輸送対象物の梱包や積載、輸送を行う輸送手段、および輸送対象物ないし輸送手段に設置されたセンサ、の各間の梱包・積載関係ないし設置関係について、前記関係をなす各対象の識別子間の上位下位の情報を含む関係情報を保持する関係情報テーブルと、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係を構成する、上位と下位の各識別子ペアに関して、上位識別子に、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係での最上位に位置する識別子がルート情報として設定されているルート情報テーブルと、センサの識別子と、前記識別子のセンサが計測したセンサ情報の履歴を保持するセンサ情報テーブルと、を記憶した記憶部を備えている。
また、前記センサ情報管理システムは、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係に変化が生じる際に、入力部より或いは通信部を介した外部端末より、前記変化が生じた前記梱包・積載関係ないし前記設置関係の関係情報を受信し、当該関係情報を前記関係情報テーブルに登録し、前記受信した関係情報が示す識別子ペアのうち下位識別子をキーにルート情報テーブルを検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記識別子ペアのうち上位識別子をキーにルート情報テーブルを検索して該当ルート情報を特定し、ここで特定したルート情報を前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブルへ登録する関係情報登録部を備えている。
また、前記センサ情報管理システムは、入力部より或いは通信部を介した外部端末より、ある輸送対象物ないし輸送手段に対応するセンサ情報の参照要求を受け付け、前記輸送対象物ないし輸送手段について前記最上位の関係に位置する識別子を前記ルート情報テーブルから取得し、前記取得した識別子をキーにセンサ情報テーブルからセンサ情報を取得し、前記輸送対象物ないし輸送手段のセンサ情報として出力部ないし通信部を介した外部端末に出力する、センサ情報検索部を備えている。
また、本発明のセンサ情報管理方法は、輸送対象物、輸送対象物の梱包や積載、輸送を行う輸送手段、および輸送対象物ないし輸送手段に設置されたセンサ、の各間の梱包・積載関係ないし設置関係について、前記関係をなす各対象の識別子間の上位下位の情報を含む関係情報を保持する関係情報テーブルと、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係を構成する、上位と下位の各識別子ペアに関して、上位識別子に、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係での最上位に位置する識別子がルート情報として設定されているルート情報テーブルと、センサの識別子と、前記識別子のセンサが計測したセンサ情報の履歴を保持するセンサ情報テーブルと、を記憶し、センサが計測したセンサ情報を管理するコンピュータシステムが、以下の処理を実行するものとなる。
すなわち、コンピュータシステムが、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係に変化が生じる際に、入力部より或いは通信部を介した外部端末より、前記変化が生じた前記梱包・積載関係ないし前記設置関係の関係情報を受信し、当該関係情報を前記関係情報テーブルに登録し、前記受信した関係情報が示す識別子ペアのうち下位識別子をキーにルート情報テーブルを検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記識別子ペアのうち上位識別子をキーにルート情報テーブルを検索して該当ルート情報を特定し、ここで特定したルート情報を前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブルへ登録する処理を実行する。
また、前記コンピュータが、入力部より或いは通信部を介した外部端末より、ある輸送対象物ないし輸送手段に対応するセンサ情報の参照要求を受け付け、前記輸送対象物ないし輸送手段について前記最上位の関係に位置する識別子を前記ルート情報テーブルから取得し、前記取得した識別子をキーにセンサ情報テーブルからセンサ情報を取得し、前記輸送対象物ないし輸送手段のセンサ情報として出力部ないし通信部を介した外部端末に出力する処理を実行する。
また、本発明のセンサ情報管理プログラムは、輸送対象物、輸送対象物の梱包や積載、輸送を行う輸送手段、および輸送対象物ないし輸送手段に設置されたセンサ、の各間の梱包・積載関係ないし設置関係について、前記関係をなす各対象の識別子間の上位下位の情報を含む関係情報を保持する関係情報テーブルと、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係を構成する、上位と下位の各識別子ペアに関して、上位識別子に、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係での最上位に位置する識別子がルート情報として設定されているルート情報テーブルと、センサの識別子と、前記識別子のセンサが計測したセンサ情報の履歴を保持するセンサ情報テーブルとを記憶し、センサが計測したセンサ情報を管理するコンピュータシステムに、以下の処理を実行させるものとなる。
すなわち、コンピュータシステムに、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係に変化が生じる際に、入力部より或いは通信部を介した外部端末より、前記変化が生じた前記梱包・積載関係ないし前記設置関係の関係情報を受信し、当該関係情報を前記関係情報テーブルに登録し、前記受信した関係情報が示す識別子ペアのうち下位識別子をキーにルート情報テーブルを検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記識別子ペアのうち上位識別子をキーにルート情報テーブルを検索して該当ルート情報を特定し、ここで特定したルート情報を前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブルへ登録する処理を実行させる。
また、前記コンピュータシステムに、入力部より或いは通信部を介した外部端末より、ある輸送対象物ないし輸送手段に対応するセンサ情報の参照要求を受け付け、前記輸送対象物ないし輸送手段について前記最上位の関係に位置する識別子を前記ルート情報テーブルから取得し、前記取得した識別子をキーにセンサ情報テーブルからセンサ情報を取得し、前記輸送対象物ないし輸送手段のセンサ情報として出力部ないし通信部を介した外部端末に出力する処理を実行させる。
なお、下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子に特定する場合、より好適には最上位の識別子を持つ従属識別子とするとよい。
本発明によれば、物品の梱包関係や積載関係など様々な包含関係等を管理し、該当物品に関係のあるセンサで計測されるセンサ情報を効率的に検索してユーザに提供できる。
本実施形態におけるセンサ情報管理システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態におけるセンサ情報サーバの記憶部が保持するデータ例である。 本実施形態の関係情報テーブルが扱うデータモデルの一例である。 本実施形態のルート情報テーブルが扱うデータモデルの一例である。 本実施形態のセンサ情報サーバの機能構成を示すブロック図である。 本実施形態の関係情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態のルート情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態のセンサ情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態におけるセンサ情報管理方法の処理手順例1を示すフロー図である。 本実施形態におけるセンサ情報管理方法の処理手順例2を示すフロー図である。 本実施形態におけるセンサ情報管理方法の処理手順例3を示すフロー図である。 本実施形態におけるセンサ情報管理方法の処理手順例4を示すフロー図である。 本実施形態におけるセンサ情報管理方法の処理手順例5を示すフロー図である。 本実施形態におけるセンサ情報管理方法の処理手順例6を示すフロー図である。 ステップS401によって得られる情報の例を示す図である。 センサ情報検索部によって得られる情報の例を示す図である。 第二の実施形態におけるセンサ情報サーバの記憶部が保持するデータ例である。 ID種別初期値テーブルの構成例を示す図である。 ステップS3042の判定結果が「無」の場合における処理フロー例である。 第二の実施形態でのステップS3062までの処理フロー例である。
−−−第一の実施形態−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1に、本実施形態におけるセンサ情報管理システムを含むネットワーク構成例を示す。センサ情報管理システムとしてはセンサ情報サーバ100を想定するが、図1に示すネットワーク構成のようにリーダ300やセンサ400も含むものとしてもよい。ネットワーク700は、インターネットやLANなど状況に応じて適用すればよく、有線か無線は問わない。
前記センサ情報サーバ100は、センサ400が何に取り付けられているかを表す設置情報や、輸送対象物600である製品、パレット、コンテナ等の構成状態を表す関係情報や、測位センサや加速度センサ等により計測されたセンサ情報等を蓄積、管理し、ユーザに各種情報を提供するサーバ装置である。センサ情報サーバ100へ蓄積された各種情報は、入出力部104もしくは通信部105を通じて、システム管理者や物流業者等のユーザ、若しくは他システムへ提供される。このセンサ情報サーバ100は、サーバ装置として当然ながら、ハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶部101、記憶部101のプログラムを読み出して実行し必要な機能部を実装するCPU102、RAMなど揮発性のメモリ103、キーボードやマウス、ディスプレイなどユーザへの情報提供や指示受付を担う入出力部104、前記ネットワーク700を介した他装置との通信を担う通信部105を備える。
本実施形態において、センサ情報を対応付ける対象としては、輸送対象物600や輸送手段500となるが、これらにはタグ200が取り付けられている。タグ200は、トラックやフォークリフト等の輸送手段500や、製品やパレット、コンテナ等の輸送対象物600に張付けられており、該当物を個々に識別するための手段として用いられる。このタグ200としては、例えば、RFIDやバーコード、二次元コード等が想定できる。
一方、タグ200に対する読み取り動作を実行するのがリーダ300となる。リーダ300は、例えば、製品をパレットへ積み付ける際や、コンテナをトラックへ積載する際、製品をパレットから取り出す際、コンテナをトラックから取り出す際、などに稼働する。リーダ300は、梱包や積載などにより包含をされる側(例:製品やコンテナ)及び包含する側(例:パレットやトラック)のタグ200に格納されたIDをそれぞれ読取り、包含される側と包含する側の各読取りID、読取日時、包含関係の開始・終了を表す識別子、「センサ設置」や「梱包」等の関係種別を、ネットワーク700を経由してセンサ情報サーバ100へ送信する。そのため、勿論、通信手段と必要な演算手段、メモリ等を備えている。
なお、このリーダ300は、包含関係の開始時=つまり製品等をパレットへ積み込みする、センサをパレット取り付けるといった際などに利用するもの、包含関係の終了時=つまり製品等をパレットから取り出す際などに利用するもの、といった具合に、使用状況毎に異なるリーダ300が稼働するとしてもよい。この場合、包含関係の開始時に利用するリーダ300は、タグ200の読み取りに応じて、包含関係の開始を示す識別子や関係種別の情報を、前記読み取りID等のデータに加えてセンサ情報サーバ100に送信することになる。また、包含関係の終了時に利用するリーダ300は、タグ200の読み取りに応じて、包含関係の終了を示す識別子や関係種別の情報を、前記読み取りID等のデータに加えてセンサ情報サーバ100に送信することになる。
こうした動作をするリーダ300が、該当する使用状況を示す場所に設置されていて、自律的に動作するとしてもよい。或いは、積み込みや荷下ろし等の作業場所にいるユーザが用途に応じてリーダ300を使い分けるとしてもよい。または、前記包含関係の開始、終了の識別子や、関係種別の情報を前記ユーザがリーダ300(の入出力部)で直接入力、確認するとしてもよい。
一方、センサ400は、輸送対象物600や輸送手段500に取り付けられ、測定したセンサ情報と、測定日時、センサ固有のID(以下、センサID)を、ネットワーク700を経由してセンサ情報サーバ100へ送信する。そのため、勿論、通信手段と必要な演算手段、メモリ等を備えている。このセンサ400をネットワーク700へ常時接続し、随時センサ情報をセンサ情報サーバ100へ送信することが困難な場合も想定できる。その場合、センサ400は自身のメモリなど適宜な記憶領域にセンサ情報を蓄積し、前記ネットワーク700に接続できたタイミングで、蓄積センサ情報をまとめてセンサ情報サーバ100へ送信するとしてもよい。
図2にセンサ情報サーバ100における記憶部101が保持するデータを示す。記憶部101は、関係情報テーブル1010、ルート情報テーブル1011、およびセンサ情報テーブル1012が保持されている。
関係情報テーブル1010は、輸送対象物600同士の関係、輸送対象物600と輸送手段500の関係、輸送手段500とセンサ400の関係等における包含関係(=梱包・積載関係、設置関係)を表す情報を保持する。例えば、製品がパレットにいつの期間に積み付けられていたか、パレットがコンテナにいつの期間に積載されていたか、センサがトラックにいつの期間に取り付けられていたか、といったことを表す情報が保持されている。この関係情報テーブル1010では、包含関係の連なりをツリー構造のモデルとして扱う。例えば、図3左に示すように、製品がパレットに積まれ、該パレットがコンテナに入れられ、該コンテナがトラックに積載されている場合、こうした階層状の関係=構成関係を図3右に示すツリー構造のモデルとして扱える。以下では、「製品−パレット」や「製品−パレット−コンテナ」のような一まとまりの構成をツリー、包含される側を下位ツリー、包含する側を上位ツリーと呼ぶこととする。また、下位ツリーのルートノードを下位ルートノード、上位ツリーに属する取付先のノードを上位ノードと呼ぶこととする。関係情報テーブル1010の構成は、後述する図6に示す。
また、ルート情報テーブル1011は、輸送対象物600、輸送手段500、センサ400について、各々が属するツリーの最上位ノードに関する情報と、そのツリーにいつからいつまで属していたかを表す情報を保持する。ルート情報テーブル1011では、図3で説明したツリー構造を、図4に示すようにノードの包含関係のモデルで扱う。例えば図4左に示すように、製品がパレットに積まれ、該パレットがコンテナに入れられ、該コンテナがトラックに積載されている場合、この構成関係を図4上に示すノードの包含関係のモデルとして扱う。図4下に示すように各ノードの左端と右端に値(階層が上であるほど初期値は大きい)を持たせ、該値の大小でノードの包含関係を管理する。以下ではノードの左端の値を左端値、右端の値を右端値とする。ルート情報テーブル1011の構成は、後述する図7に示す。
また、センサ情報テーブル1012は、センサ400が測定した結果を保持する。センサ情報テーブル1012の構成は、後述する図8に示す。
続いて、前記センサ情報サーバ100が備える機能部について説明する。図5はセンサ情報サーバ100の機能構成を示す図である。センサ情報サーバ100は、センサデータ登録部1000と、関係情報登録部1001と、センサ情報検索部1002とを具備している。各部は記憶部101に保持されているプログラムをCPUが実行することで実現される。
前記センサデータ登録部1000は、センサ情報テーブル1012へセンサ400の測定結果を登録する機能を持つ。具体的には、センサ400より、測定したセンサ情報と測位日時とセンサIDを入力として受け取り、センサ情報テーブル1012へセンサ情報を登録する。
また、前記関係情報登録部1001は、「製品−パレット」、「パレット−コンテナ」等の構成関係を登録する機能を持つ。具体的には、梱包・積載関係ないし設置関係に変化が生じる際に、入出力部104より或いは通信部105を介したリーダ300(外部端末)より、前記変化が生じた梱包・積載関係ないし設置関係の関係情報(下位ルートノードのID、上位ノードのID、該IDの読取日時、関係の開始・終了を表す識別子及び関係種別)を受信し、これを関係情報テーブル1010へ格納する。また、この関係情報登録部1001は、ルート情報テーブル1011へルート情報を登録する。
このルート情報は、前記受信した関係情報が示す識別子ペアのうち下位識別子をキーにルート情報テーブル1011を検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記識別子ペアのうち上位識別子をキーに前記ルート情報テーブル1011を検索して特定したものであり、ここで特定したルート情報が前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブル1011に登録される。この際、上位意識別子として、最上位識別子とするとより好適である。
また、前記関係情報登録部1001は、登録する前記関係情報に含まれる下位識別子と上位識別子について前記関係情報テーブル1010を検索し、この検索で得られる前記関係種別の情報から、前記下位識別子ないし前記上位識別子にセンサが設置されているか判別し、センサが設置されていると判断された識別子について、その識別子を該当センサの識別子に入れ替えたルート情報としてルート情報テーブル1011へ登録処理を行う、とすれば好適である。
また、前記関係情報登録部1001は、前記変化が生じた前記梱包・積載関係ないし前記設置関係の関係情報を受信し、この関係情報の関係種別の情報が、下位識別子の対象から上位識別子の対象への梱包・積載・包含等の取り付けを表す場合に、前記下位識別子をキーにルート情報テーブル1011を検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記下位識別子と前記従属識別子について、前記ルート情報テーブル1011の関係期間の情報が示す関係終了日時を、前記関係情報が示す取り付けの実施日時で更新し、前記上位識別子をキーにルート情報テーブル1011を検索して該当ルート情報を特定し、ここで特定したルート情報を前記下位識別子および前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブル1011へ登録する、としてもよい。この際、上位意識別子として、最上位識別子とするとより好適である。
また、前記関係情報登録部1001は、前記変化が生じた前記梱包・積載関係ないし前記設置関係の関係情報を受信し、この関係情報の関係種別の情報が、上位識別子の対象から下位識別子の対象の開梱、荷降ろし等の取り外しを表す場合に、前記下位識別子をキーにルート情報テーブル1011を検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記下位識別子と前記従属識別子について、前記ルート情報テーブル1011の関係期間の情報が示す関係終了日時を、前記関係情報が示す前記取り外しの実施日時で更新し、前記下位識別子を前記下位識別子および前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブル1011へ登録する、としてもよい。この際、上位意識別子として、最上位識別子とするとより好適である。
なお、上述の関係情報登録部1001が実行する処理フローの詳細は後述する。
一方、前記センサ情報検索部1002は、輸送対象物600、輸送手段500、センサ400に関するセンサ情報を検索する機能を持つ。入出力部104あるいは通信部105を介した外部端末経由で、センサ情報の参照要求(検索対象物のID、検索対象とする期間を表す日時を含む)を受け付けて、前記輸送対象物ないし輸送手段について前記最上位の関係に位置する識別子を前記ルート情報テーブル1011から取得し、前記取得した識別子をキーにセンサ情報テーブル1012からセンサ情報を取得し、前記輸送対象物ないし輸送手段のセンサ情報として入出力部104ないし通信部105を介した外部端末に出力するものとなる。このセンサ情報検索部1002の実行する処理フロー詳細は後述する。
−−−テーブル構成例−−−
続いて、前記センサ情報サーバ100が利用するテーブル類の詳細について説明する。図6に関係情報テーブル1010の構成例を示す。この関係情報テーブル1010は、下位ルートノードID1010a、上位ノードID1010b、開始日時1010c、終了日時1010d、関係種別1010eを含むレコードの集合体となっている。
前記下位ルートノードID1010aには、包含される側である対象物に張り付けられたタグ200に格納されたIDが設定される。一方、上位ノードID1010bには、包含する側である対象物に張り付けられたタグ200に格納されたIDが設定される。開始日時1010cには、包含される側を、包含する側へ取り付ける際に、リーダ300がタグ200を読み取った日時が設定される。終了日時1010dには、包含される側を、包含する側から取り外す際に、リーダ300がタグ200を読み取った日時が設定される。終了日時1010dは、その値がnullの場合、関係が継続している事を表す。つまり現時点で取り付けられた状態にある事を表す。関係種別1010eには、関係の種別が設定される。例えばセンサ400を輸送手段500へ取り付ける際は、関係種別1010eは「センサ設置」などとなる。
図7にルート情報テーブル1011の構成例を示す。ルート情報テーブル1011は、ノードID1011a、ルートID1011b、左端値1011c、右端値1011d、開始日時1011e、終了日時1011fを含むレコードの集合体となっている。ノードID1011aには、対象物に張り付けられたタグ200に格納されたIDが設定される。ルートID1011bには、該対象物が属するツリーの最上位に位置する対象物に張り付けられたタグ200に格納されたIDが設定される。左端値1011cには、該対象物のノードサイズの左端値が設定される。右端値1011dには、該対象物のノードサイズの右端値が設定される、開始日時1011eには、該対象物が該ツリーに属した際の日時が設定される。終了日時1011fには、該対象物が該ツリーから取り除かれた際の日時が設定される。
前記ルート情報テーブル1011によれば、各対象物について、対象物が属するツリーの最上位ノードであるルートIDを保持でき、センサ情報を参照したい対象物について、輸送手段500に設置されたセンサ400が検索可能になり、あらゆる対象物にセンサ400を設置せずとも各対象物のセンサ情報の取得が可能になる。
図8にセンサ情報テーブル1012の構成例を示す。センサ情報テーブル1012は、センサ機器ID1012a、日時1012b、測定データ1012cを含むレコードの集合体となっている。センサ機器ID1012aには、センサ400に割り当てられたセンサIDが設定される。日時1012bには、センサ400が測定した日時が設定される。測定データ1012cには、センサ400が測定したデータが設定される。図8のセンサ情報テーブル1012にて示す測定データ1012cは、センサ400が測位センサの場合の3次元座標データを格納した例である。測定データが複数の次元から成る場合、図には示さないが、各値毎に列を設けて格納してもよい。
−−−処理フロー例1−−−
次に、本実施形態のセンサ情報管理方法の処理手順例について説明する。図9に、センサ情報管理方法の処理手順例1であり、前記関係情報登録部1001での処理フローを示す。前記関係情報登録部1001では、入出力部104やリーダ300より受け取った、関係情報(下位ルートノードID、上位ノードID、下位ルートノードIDもしくは上位ノードIDを読み取った日時、関係の開始・終了を表す識別子、および関係種別といったデータを含む)を、関係情報テーブル1010へ登録する(S100)。登録した関係情報の例を図6に示した通りである。
続いて前記関係情報登録部1001は、前記ステップS100で得た関係種別の値から前記関係情報の登録がセンサ設置によるものかどうか判断する(S200)。例えばセンサ設置時の関係種別が「センサ設置」であったとする。この場合、前記関係情報登録部1001は、前記関係情報が示す関係種別の値が「センサ設置」であれば(S200:センサ設置登録である)、本フローを終了する。他方、前記関係情報が示す関係種別の値が「センサ設置」でなければ(S200:センサ設置登録でない)、前記関係情報登録部1001は、ルート情報登録処理(S300)へ処理を進める。このルート情報登録処理S300の処理フローは後述する図10にて示す。
−−−処理フロー例2−−−
次に、ルート情報登録処理S300について説明する。図10に該当処理フローを示す。この場合まず、前記関係情報登録部1001は、センサID置換処理(S301)により、関係情報登録部1001が前記ステップS100にて関係情報として受け取った下位ルートノードID、上位ノードIDのそれぞれについて、関係情報テーブル1010を参照し、対象にセンサが取り付けられているかどうか確認する。対象にセンサが取り付けられている場合はノードIDをセンサIDに変換する。他方、対象にセンサが取り付けられていない場合は次のステップS302へ進む。このセンサID置換処理(S301)の処理フローは、後述する図11にて示す。
続いて関係情報登録部1001は、ステップS302にて、前記関係情報に関して包含関係の開始・終了を表す識別子の値を判定する。この識別子が開始を表す値の場合(S302:開始)、前記関係情報登録部1001は、下位ツリーのルート情報終了登録(S303)へ処理を進める。他方、終了を表す場合(S302:終了)、前記関係情報登録部1001は、上位ツリーのルート情報終了登録(S305)へ処理を進める。
前記ステップS303において、前記関係情報登録部1001は、関係情報テーブル1010にて、ルートID1011bが下位ルートノードIDと等しく、終了日時1011fがnullであるレコードについて、その終了日時1011fの欄に、前記ステップS100で得た日時情報を設定し、下位ルートノードIDがルートIDではなくなった事を設定する。なお、前記ステップS304の詳細については、後述する図12にて示す。 前記ステップS305において、前記関係情報登録部1001は、関係情報テーブル1010にて、ルートID1011bが上位ノードIDのルートIDと等しく、終了日時1011fがnullであり、かつ下位ルートノードID以下に属するノード(=従属識別子)について、その終了日時1011fの欄に、前記ステップS100で得た日時情報を設定し、対象が上位ツリーから離れたことを設定する。「下位ルートノードID以下に属するノード」とは、ルートID1011bが下位ルートノードIDのルートIDと等しく、左端値1011cが下位ルートノードIDの左端値よりも大きく、右端値1011dが下位ルートノードIDの右端値よりも小さいノードである。次の処理である前記ステップS306の処理フローは、後述する図13にて示す。
−−−処理フロー例3−−−
次に、上記処理フロー例2で登場したセンサID置換処理(S301)について説明する。図11にこのセンサID置換処理S301の処理フローを示す。この場合、前記関係情報登録部1001は、前記ステップS100で得た下位ルートノードID、上位ノードIDについて、S3012からS3015までの処理を繰り返す(S3011〜S3015の間)。前記関係情報登録部1001は、ステップS3012にて、ループ対象のノードIDについてセンサ400が設置されているか、関係情報テーブル1010を検索する。例えば図6に示す関係情報テーブル1010の場合、関係情報登録部1001は、下位ルートノードID1010aがループ対象のノードIDと等しく、終了日時1010dがnullであり、関係種別1010eがセンサの設置を表す「センサ設置」であることを条件として該当レコードを検索する。
次に、前記関係情報登録部1001は、ステップS3013にて、前記ステップS3012での検索結果の有無を判定し、検索結果が有る場合(S3013:有)、ステップS3014へ処理を進める。他方、検索結果が無い場合(S3013:無)、関係情報登録部1001は処理をループの先頭へ戻す(S3015→S3011)。
ステップS3014において、前記関係情報登録部1001は、ループ対象のノードIDを、前記検索結果で得た上位ノードID1010bの値に置換する。
−−−処理フロー例4−−−
続いて、前記処理フロー例2で述べたステップS304の処理について説明する。図12は、このステップS304の処理フローを示す。この場合、前記関係情報登録部1001は、ステップS3041にて、上位ノードIDに関する現ルート情報をルート情報テーブル1011から検索する。例えば図7に示すルート情報テーブル1011の場合、関係情報登録部1001は、ノードID1011aが上位ノードIDと等しく、終了日時1011fがnullである事を条件としてレコードを検索する。
次に前記関係情報登録部1001は、ステップS3042にて、前記ステップS3041での検索結果の有無について判定処理を行う。前記ステップS3041で検索結果が得られなかった場合(S3042:無)、関係情報登録部1001はステップS3043へ処理を進める。他方、前記ステップS3041で検索結果が得られた場合(S3042:有)、関係情報登録部1001はステップS3044へ処理を進める。
一方、ステップS3043において前記関係情報登録部1001は、上位ノードID自身をルートIDとしてルート情報をルート情報テーブル1011へ登録する。例えば図7に示すデータの場合、ノードID1011a、ルートID1011bに上位ノードIDを、左端値1011cに予め設定しておいた初期値として例えば0を、右端値1011dに予め設定しておいた初期値として例えば10を、開始日時1011eに前記ステップS100で得ている日時情報を設定する。前記左端値及び前記右端値の初期値は上記以外の値を設定してもよい。但し、右端値は左端値よりも大きくなければならない。
また、ステップS3044において関係情報登録部1001は、ステップS3045からステップS3046までの処理を、下位ツリーに属するノード数だけ繰り返す。下位ツリーに属するノードとは、前記ステップS303で処理対象となったノードである。
ステップS3045において関係情報登録部1001は、前記ステップS303で処理された下位ルートノードIDに関する前ルート情報と、下位ツリーに含まれるノードIDと、前記ステップS3041で検索された上位ノードIDに関するルート情報もしくは、前記ステップS3043で登録された上位ノードIDに関するルート情報を用い、下位ツリーに関するルート情報を登録する。例えば図7に示すデータの場合、ノードID1011aに下位ツリーに属するノードIDを、ルートID1011bに上位ノードIDのルートIDを、開始日時1011eに前記ステップS100で得ている日時情報を設定する。また、左端値1011cには、下記(数1)に示す計算式で算出した値を設定する。
(処理対象ノードの前ルート情報の左端値−下位ルートノードIDの左端値)×縮小率+上位ノードID第2右端値・・・(数1)
また、右端値1011dには、下記(数2)に示す計算式で算出した値を設定する。
(処理対象ノードの前ルート情報の右端値−下位ルートノードIDの左端値)×縮小率+上位ノードID第2右端値・・・(数2)
(数1)、(数2)における「縮小率」とは、上位ノードIDのノードサイズ内に収まるよう下位ルートノードIDサイズを縮小するための比率であり、下記(数3)に示す計算式を満たす値を設定する。
縮小率<(上位ノードの右端値−左端値)/(下位ルートノードの右端値−左端値)・・・(数3)
(数1)、(数2)における上位ノードID第2右端値とは、上位ノードの直下であるノードの右端値の最大値を意味しており、ルートID1011bが上位ノードIDのルートIDと等しく、左端値1011cが上位ノードIDの左端値よりも大きく、右端値1011dが上位ノードIDの右端値よりも小さいレコードをルート情報テーブル1011より検索し、該検索結果のうち、左端値1011cが最大である値を用いる。前記関係情報登録部1001は、上記ステップS3045における処理を下位ツリーのノード数だけ繰り返す。
−−−処理フロー例5−−−
次に、前記処理フロー例2で述べたステップS306の処理について説明する。図13にこのS306の処理フローを示す。この場合、前記関係情報登録部1001は、ステップS3061において、下位ルートノードIDが下位ツリーのルートIDであることを示すルート情報をルート情報テーブル1011にて登録する。例えば図7に示すデータの場合、ノードID1011a、ルートID1011bに下位ルートノードIDを、左端値1011cには予め設定しておいた初期値である0を、右端値1011dには予め設定しておいた初期値である10を、開始日時1011eに前記ステップS100で得ている日時情報を設定する。
続いてステップS3062にて、前記関係情報登録部1001は、ステップS3063からS3064までの処理を、下位ツリーに属するノード数だけ繰り返す。但し、下位ツリーのルートIDである下位ルートノードIDは含まない。また、下位ツリーに属するノードとは、前記ステップS305で処理対象となったノードである。
ステップS3063において、前記関係情報登録部1001は、下位ツリーに含まれるノードIDと、前記ステップS3061で登録された下位ルートノードIDに関するルート情報を用い、下位ツリーに関するルート情報をルート情報テーブル1011に登録する。例えば図7に示すデータの場合、ノードID1011aに下位ツリーに属するノードIDを、ルートID1011bに下位ルートノードIDを、開始日時1011eに前記ステップS100で得ている日時情報を設定する。
また、左端値1011cには、下記(数4)に示す計算式で算出した値を設定する。
(処理対象ノードの前ルート情報の左端値−下位ルートノードIDの前ルート情報の左端値)×拡大率・・・(数4)
また、右端値には、下記(数5)に示す計算式で算出した値を設定する。
(処理対象ノードの前ルート情報の右端値−下位ルートノードIDの前ルート情報の左端値)×拡大率・・・(数5)
これら(数4)、(数5)における「拡大率」とは、下位ルートノードIDのノードサイズを、初期値のノードサイズへ拡大する(復する)ための比率であり、下記(数6)に示す計算式で算出した値を設定する。
(初期値右端値‐初期値左端値)/(下位ルートノードIDの前ルート情報の右端値−左端値)・・・(数6)
前記関係情報登録部1001は、上記S3063における処理を下位ツリーのノード数だけ繰り返す。上記処理により、下位ツリーに対し新規にノードが追加される際の追加ノードの縮小率が極端に小さくなることを防ぎ、前記処理を実行する計算機の有効桁数がオーバーすることを防ぐ。
−−−処理フロー例6−−−
続いて、センサ情報検索部1002の処理について説明する。図14はセンサ情報検索部1002の処理フローを示す図である。この場合、センサ情報検索部1002は、入出力部104あるいは通信部105を介した外部端末経由で、センサ情報の参照要求として検索対象物のID、検索対象期間を表す開始日時、終了日時を受け取り、前記輸送対象物ないし輸送手段について前記最上位の関係に位置する識別子を前記ルート情報テーブル1011から取得し、前記取得した識別子をキーにセンサ情報テーブル1012からセンサ情報を取得し、前記輸送対象物ないし輸送手段のセンサ情報として入出力部104ないし通信部105を介した外部端末に出力することになる。
このセンサ情報検索部1002は、ノードID1011aが、前記参照要求として受けた検索対象物のIDと等しく、開始日時1010cが前記参照要求として受けた終了日時以前で、終了日時1010dが前記参照要求として受けた開始日時以降であるレコードを、前記ルート情報テーブル1011から検索する(S401)。例えば、図7に示すデータの場合、検索対象物のIDとして製品「M002」を、開始日時、終了日時を全範囲とした場合の検索結果を図15に示す。
また前記センサ情報検索部1002は、前記ステップS401の検索結果として得られたルートID1011bの数だけ、ステップS403からS404までの処理を繰り返す(S402)。この場合、センサ情報検索部1002は、センサ機器ID1012aが、(前記ステップS401での)検索結果が示すルートID1011bと等しく、日時1012bが前記検索結果の開始日時1011e以降であり、終了日時1011f以前であるセンサ情報を、センサ情報テーブル1012から検索する(S403)。
センサ情報検索部1002は上記S403における処理を、前記ステップS401で得られた検索結果の数だけ繰り返す。例えばステップS401における処理結果が図15に示すデータの場合、ルートID1011bについてセンサ情報テーブル1012を検索すると図16に示すセンサ情報が得られることになる。上記処理により各対象物に直接センサが設定されておらずとも、センサ情報を取得することが可能である。
−−−第二の実施形態−−−
上述した第一の実施形態では、前記ステップS3043や、前記ステップS3061に示すような、自ノードIDをルートID1011bへ設定しルート情報を登録する処理において、左端値1011c及び右端値1011dへ設定する値を予め設定しておくとした。一方、第二の実施形態では、左端値1011c及び右端値1011dへ設定する値を、ノードIDの種別に応じて設定可能にする形態について説明する。
この第二の実施形態におけるセンサ情報管理システムの構成例は、図1に示す第一の実施形態におけるセンサ情報管理システムの構成例と同じであるが、センサ情報サーバ100の記憶部101が保持するデータ内容が一部異なる。
図17に、第二の実施形態におけるセンサ情報サーバ100の記憶部101が保持するデータを示す。この場合、前記記憶部101は、関係情報テーブル1010、ルート情報テーブル1011、およびセンサ情報テーブル1012に加えて、ID種別初期値テーブル1013が保持されている。前記関係情報テーブル1010、前記ルート情報テーブル1011、および前記センサ情報テーブル1012は、第一の実施形態に示す各テーブルと構成は同じである。
一方、前記ID種別初期値テーブル1013は、輸送対象物600、輸送手段500、センサ400についてのID種別と、このID種別毎の右端値及び左端値の初期値を保持するテーブルである。ID種別とは例えば、輸送対象物600、輸送手段500、センサ400から構成されるツリー構造について、基本的なツリー構造のレイヤが下位から上位に向けて「製品−パレット−コンテナ−輸送機」と表現出来る場合に、ID種別を「製品」、「パレット」、「コンテナ」、「輸送機」と設定できる。また、右端値は自由に設定すればよい。一方、左端値の初期値は、例えば前記設定したID種別について、上位に位置するID種別ほど左端値と右端値の差の値を大きく設定する。このID種別初期値テーブル1013に保持されている初期値を用いて、図12に示す下位ツリーの新規ルート情報登録処理(上位ツリーのルートで)及び、図13に示す下位ツリーの新規ルート情報登録処理(下位ツリーのルートで)にて、自ノードIDをルートID1011bへ設定しルート情報を登録する処理を行う。
図18に前記ID種別初期値テーブル1013の構成例を示す。このID種別初期値テーブル1013は、ID種別1013a、初期左端値1013b、初期右端値1013cを含むレコードの集合体となっている。前記ID種別1013aには、ノードIDの種別を表す識別子を設定する。また、初期左端値1013bには、左端値1011cに設定する初期値を設定する。また、初期右端値1013cには、右端値1011dに設定する初期値を設定する。
以下、先に述べた「下位ツリーの新規ルート情報登録処理(上位ツリーのルートで)」(図12)及び、「下位ツリーの新規ルート情報登録処理(下位ツリーのルートで)」(図13)に関して、第一の実施形態との違いを中心に、前記ID種別初期値テーブル1013を利用して処理を説明する。
まず、第二の実施形態における「下位ツリーの新規ルート情報登録処理(上位ツリーのルートで)」について、第一の実施形態にて図12に基づき説明したステップS3042まで同一の処理を行うが、ステップS3042の判定結果が「無」の場合における処理が、第二の実施形態では異なる。図19に、ステップS3042の判定結果が「無」の場合における処理を示す。
前記ステップS3042の判定結果が「無」の場合、前記関係情報登録部1001は、ステップS30431にて、上位ノードIDのID種別を判定する。このID種別の判定は、予め利用するIDの体系を決めておくことで判定する。例えば、ID種別が「製品」であるIDは、IDの先頭に「P」を付ける等とする。若しくは、センサ情報管理システムで利用する全てのIDに対して、どのID種別であるかを表すマスタ情報を保持しておき、該マスタ情報を参照することで判定してもよい。
続いて関係情報登録部1001は、ステップS30432にて、前記ID種別初期値テーブル1013より、前記ステップS30431の処理で判定して得たID種別に該当する初期値を取得する。また、前記関係情報登録部1001は、ステップS30433にて、上位ノードID自身をルートIDとし、前処理で得たID種別の初期値を用い、ルート情報を登録し、ステップS3044へ処理を進める。このステップS3044以降の処理は、第一の実施形態に示す処理と同じである。
次に、第二の実施形態における「下位ツリーの新規ルート情報登録処理(下位ツリーのルートで)」について説明する。なお、図13に基づき既に説明したステップS3062までの処理が第一の実施形態と第二の実施形態とで異なる。図20に、第二の実施形態での前記ステップS3062までの処理を示す。
この場合、関係情報登録部1001は、ステップS30611にて、下位ルートノードIDのID種別を判定する。このID種別の判定は、予め利用するIDの体系を決めておくことで判定する。例えば、ID種別が「製品」であるIDは、IDの先頭に「P」を付ける等とする。若しくは、センサ情報管理システムで利用する全てのIDに対して、どのID種別であるかを表すマスタ情報を保持しておき、該マスタ情報を参照することで判定してもよい。
次にステップS30612にて、前記関係情報登録部1001は、ID種別初期値テーブル1013より、前記判定処理により得たID種別に該当する初期値を取得する。また、関係情報登録部1001は、ステップS30613にて、下位ルートノードID自身をルートIDとし、前処理で得たID種別の初期値を用い、ルート情報を登録し、ステップS3062へ進む。このステップS3062以降の処理は、第一の実施形態に示す処理と同じである。
以上のように、ID種別毎にノードの初期右端値、初期左端値を設定可能とすることで、IDが振られた輸送対象物600や輸送手段500の実際の包含可能な物の数に応じた初期値が設定可能になる。これにより、輸送手段600や輸送対象物500に対し大量の物を積載させる際、関係情報登録部1001により計算される右端値、左端値が必要以上に小さくなり、前記計算を実行する計算機の有効桁数がオーバーすることを防ぐ。
以上、本発明を実施するための最良の形態について具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば上記実施形態では、測位センサを用いた例について説明したが、センサとして加速度センサ等を用いてもかまわない。
また、上記実施形態では製品の輸送・管理業務を例に説明したが、対象とする業務は、製品の移動、製品と輸送手段の関係が収集できるいかなる業務、例えば製造加工業務や小売販売業務においても適用可能である。
また、上記実施形態で用いたタグとして、RFIDタグ、バーコードタグ、二次元コードタグ等、モノを識別する固有のIDを保持するデータキャリアであれば、何を使用してもかまわない。
また、以上の実施形態では、サーバ(センサ情報サーバ)が関係情報やルート情報等を一元管理するとして説明したが、情報や機能を分散して保持する等の場合でも、サーバが仮想的に一元管理する等自由に利用・参照可能であれば、実際の情報、機能の所在場所はどこでも構わない。
こうした本実施形態によれば、物品の梱包関係や積載関係など様々な包含関係等を管理し、該当物品に関係のあるセンサで計測されるセンサ情報を効率的に検索してユーザに提供できる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、前記センサ情報管理システムにおいて、前記記憶部における前記関係情報テーブルは、輸送対象物、輸送対象物の梱包や積載、輸送を行う輸送手段、および輸送対象物ないし輸送手段に設置されたセンサ、の各間の梱包・積載関係ないし設置関係について、前記関係をなす各対象の識別子間の上位下位の情報と、前記各関係の内容を示す関係種別の情報とを含む関係情報を保持するとしてもよい。
この場合、前記関係情報登録部は、登録する前記関係情報に含まれる下位識別子と上位識別子について前記関係情報テーブルを検索し、この検索で得られる前記関係種別の情報から、前記下位識別子ないし前記上位識別子にセンサが設置されているか判別し、センサが設置されていると判断された識別子について、その識別子を該当センサの識別子に入れ替えた関係情報として関係情報テーブルへの登録処理を行う、とすれば好適である。
また、前記センサ情報管理システムにおいて、前記記憶部における前記関係情報テーブルは、輸送対象物、輸送対象物の梱包や積載、輸送を行う輸送手段、および輸送対象物ないし輸送手段に設置されたセンサ、の各間の梱包・積載関係ないし設置関係について、前記関係をなす各対象の識別子間の上位下位の情報と、前記各関係の内容を示す関係種別の情報と、前記関係が維持されている期間を示す関係期間の情報とを含む関係情報を保持するとしてもよい。
また、前記記憶部における前記ルート情報テーブルは、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係を構成する、上位と下位の各識別子ペアに関して、上位識別子に、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係での最上位に位置する識別子がルート情報として設定され、該当関係が維持されている期間を示す関係期間の情報を含むとしてもよい。
この場合、前記関係情報登録部は、前記変化が生じた前記梱包・積載関係ないし前記設置関係の関係情報を受信し、この関係情報の関係種別の情報が、下位識別子の対象から上位識別子の対象への梱包・積載・包含等の取り付けを表す場合に、前記下位識別子をキーに関係情報テーブルを検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記下位識別子と前記従属識別子について、前記ルート情報テーブルの関係期間の情報が示す関係終了日時を、前記関係情報が示す取り付けの実施日時で更新し、前記上位識別子をキーにルート情報テーブルを検索して該当ルート情報を特定し、ここで特定したルート情報を前記下位識別子および前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブルへ登録する、とすれば好適である。
また、前記センサ情報管理システムにおいて、前記記憶部における前記関係情報テーブルは、輸送対象物、輸送対象物の梱包や積載、輸送を行う輸送手段、および輸送対象物ないし輸送手段に設置されたセンサ、の各間の梱包・積載関係ないし設置関係について、前記関係をなす各対象の識別子間の上位下位の情報と、前記各関係の内容を示す関係種別の情報と、前記関係が維持されている期間を示す関係期間の情報とを含む関係情報を保持するとしてもよい。
また、前記記憶部における前記ルート情報テーブルは、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係を構成する、上位と下位の各識別子ペアに関して、上位識別子に、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係での最上位に位置する識別子がルート情報として設定され、該当関係が維持されている期間を示す関係期間の情報を含むとしてもよい。
この場合、前記関係情報登録部は、前記変化が生じた前記梱包・積載関係ないし前記設置関係の関係情報を受信し、この関係情報の関係種別の情報が、上位識別子の対象から下位識別子の対象の開梱、荷降ろし等の取り外しを表す場合に、前記下位識別子をキーにルート情報テーブルを検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記下位識別子と前記従属識別子について、前記ルート情報テーブルの関係期間の情報が示す関係終了日時を、前記関係情報が示す前記取り外しの実施日時で更新し、前記下位識別子を前記下位識別子および前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブルへ登録する、とすれば好適である。また、この際、上位識別子として、最上位識別子とするとより好適である。
また、前記センサ情報管理システムにおいて、前記記憶部は、各識別子に対応した製品、パレット、コンテナといった識別子種別と、該種別毎に、識別子の包含関係を表す値の初期値とを保持するID種別初期値テーブルを記憶しているとしてもよい。
この場合、前記関係情報登録部は、関係情報の登録に際し、当該関係情報が示す上位識別子、下位識別子の種別と前記初期値を前記ID種別初期値テーブルで判定し、前記関係情報の関係種別の情報が、下位識別子の対象から上位識別子の対象への梱包・積載・包含等の取り付けを表す場合に、前記上位識別子の初期値の範囲に包含されるよう、前記下位識別子の初期値の範囲を縮小し、この縮小値を前記ルート情報テーブルにて前記下位識別子に対応付けて設定し、前記関係情報の関係種別の情報が、上位識別子の対象から下位識別子の対象の開梱、荷降ろし等の取り外しを表す場合に、前記ルート情報テーブルにて前記下位識別子に関し設定されている縮小値を当該下位識別子の前記初期値に復する処理を行う、とすれば好適である
100 センサ情報サーバ(センサ情報管理システム)
101 記憶部
102 CPU
103 メモリ
104 入出力部
105 通信部
200 タグ
300 リーダ
400 センサ
500 輸送手段
600 輸送対象物
700 ネットワーク
1000 センサデータ登録部
1001 関係情報登録部
1002 センサ情報検索部
1010 関係情報テーブル
1011 ルート情報テーブル
1012 センサ情報テーブル
1013 ID種別初期値テーブル

Claims (7)

  1. センサが計測したセンサ情報を管理するコンピュータシステムであって、
    輸送対象物、輸送対象物の梱包や積載、輸送を行う輸送手段、および輸送対象物ないし輸送手段に設置されたセンサ、の各間の梱包・積載関係ないし設置関係について、前記関係をなす各対象の識別子間の上位下位の情報を含む関係情報を保持する関係情報テーブルと、
    前記梱包・積載関係ないし前記設置関係を構成する、上位と下位の各識別子ペアに関して、上位識別子に、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係での最上位に位置する識別子がルート情報として設定されているルート情報テーブルと、
    センサの識別子と、前記識別子のセンサが計測したセンサ情報の履歴を保持するセンサ情報テーブルと、を記憶した記憶部と、
    前記梱包・積載関係ないし前記設置関係に変化が生じる際に、入力部より或いは通信部を介した外部端末より、前記変化が生じた前記梱包・積載関係ないし前記設置関係の関係情報を受信し、当該関係情報を前記関係情報テーブルに登録し、前記受信した関係情報が示す識別子ペアのうち下位識別子をキーにルート情報テーブルを検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記識別子ペアのうち上位識別子をキーにルート情報テーブルを検索して該当ルート情報を特定し、ここで特定したルート情報を前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブルへ登録する関係情報登録部と、
    入力部より或いは通信部を介した外部端末より、ある輸送対象物ないし輸送手段に対応するセンサ情報の参照要求を受け付け、前記輸送対象物ないし輸送手段について前記最上位の関係に位置する識別子を前記ルート情報テーブルから取得し、前記取得した識別子をキーにセンサ情報テーブルからセンサ情報を取得し、前記輸送対象物ないし輸送手段のセンサ情報として出力部ないし通信部を介した外部端末に出力する、センサ情報検索部と、
    を備えることを特徴とするセンサ情報管理システム。
  2. 請求項1において、
    前記記憶部における前記関係情報テーブルは、輸送対象物、輸送対象物の梱包や積載、輸送を行う輸送手段、および輸送対象物ないし輸送手段に設置されたセンサ、の各間の梱包・積載関係ないし設置関係について、前記関係をなす各対象の識別子間の上位下位の情報と、前記各関係の内容を示す関係種別の情報とを含む関係情報を保持するものであり、
    前記関係情報登録部は、登録する前記関係情報に含まれる下位識別子と上位識別子について前記関係情報テーブルを検索し、この検索で得られる前記関係種別の情報から、前記下位識別子ないし前記上位識別子にセンサが設置されているか判別し、センサが設置されていると判断された識別子について、その識別子を該当センサの識別子に入れ替えた関係情報として関係情報テーブルへの登録処理を行う、
    ことを特徴とするセンサ情報管理システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記記憶部における前記関係情報テーブルは、輸送対象物、輸送対象物の梱包や積載、輸送を行う輸送手段、および輸送対象物ないし輸送手段に設置されたセンサ、の各間の梱包・積載関係ないし設置関係について、前記関係をなす各対象の識別子間の上位下位の情報と、前記各関係の内容を示す関係種別の情報と、前記関係が維持されている期間を示す関係期間の情報とを含む関係情報を保持するものであり、
    前記記憶部における前記ルート情報テーブルは、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係を構成する、上位と下位の各識別子ペアに関して、上位識別子に、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係での最上位に位置する識別子がルート情報として設定され、該当関係が維持されている期間を示す関係期間の情報を含むものであり、
    前記関係情報登録部は、
    前記変化が生じた前記梱包・積載関係ないし前記設置関係の関係情報を受信し、この関係情報の関係種別の情報が、下位識別子の対象から上位識別子の対象への梱包・積載・包含等の取り付けを表す場合に、前記下位識別子をキーに関係情報テーブルを検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記下位識別子と前記従属識別子について、前記ルート情報テーブルの関係期間の情報が示す関係終了日時を、前記関係情報が示す取り付けの実施日時で更新し、前記上位識別子をキーにルート情報テーブルを検索して該当ルート情報を特定し、ここで特定したルート情報を前記下位識別子および前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブルへ登録するものである、
    ことを特徴とするセンサ情報管理システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記記憶部における前記関係情報テーブルは、輸送対象物、輸送対象物の梱包や積載、輸送を行う輸送手段、および輸送対象物ないし輸送手段に設置されたセンサ、の各間の梱包・積載関係ないし設置関係について、前記関係をなす各対象の識別子間の上位下位の情報と、前記各関係の内容を示す関係種別の情報と、前記関係が維持されている期間を示す関係期間の情報とを含む関係情報を保持するものであり、
    前記記憶部における前記ルート情報テーブルは、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係を構成する、上位と下位の各識別子ペアに関して、上位識別子に、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係での最上位に位置する識別子がルート情報として設定され、該当関係が維持されている期間を示す関係期間の情報を含むものであり、
    前記関係情報登録部は、
    前記変化が生じた前記梱包・積載関係ないし前記設置関係の関係情報を受信し、この関係情報の関係種別の情報が、上位識別子の対象から下位識別子の対象の開梱、荷降ろし等の取り外しを表す場合に、前記下位識別子をキーに関係情報テーブルを検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記下位識別子と前記従属識別子について、前記ルート情報テーブルの関係期間の情報が示す関係終了日時を、前記関係情報が示す前記取り外しの実施日時で更新し、前記下位識別子をキーにルート情報テーブルを検索して該当ルート情報を特定し、ここで特定したルート情報を前記下位識別子および前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブルへ登録するものである、
    ことを特徴とするセンサ情報管理システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記記憶部は、各識別子に対応した製品、パレット、コンテナといった識別子種別と、該種別毎に、識別子の包含関係を表す値の初期値とを保持するID種別初期値テーブルを記憶しており、
    前記関係情報登録部は、関係情報の登録に際し、当該関係情報が示す上位識別子、下位識別子の種別と前記初期値を前記ID種別初期値テーブルで判定し、前記関係情報の関係種別の情報が、下位識別子の対象から上位識別子の対象への梱包・積載・包含等の取り付けを表す場合に、前記上位識別子の初期値の範囲に包含されるよう、前記下位識別子の初期値の範囲を縮小し、この縮小値を前記ルート情報テーブルにて前記下位識別子に対応付けて設定し、前記関係情報の関係種別の情報が、上位識別子の対象から下位識別子の対象の開梱、荷降ろし等の取り外しを表す場合に、前記ルート情報テーブルにて前記下位識別子に関し設定されている縮小値を当該下位識別子の前記初期値に復する処理を行うものである、
    ことを特徴とするセンサ情報管理システム。
  6. センサが計測したセンサ情報を管理すべく、
    輸送対象物、輸送対象物の梱包や積載、輸送を行う輸送手段、および輸送対象物ないし輸送手段に設置されたセンサ、の各間の梱包・積載関係ないし設置関係について、前記関係をなす各対象の識別子間の上位下位の情報を含む関係情報を保持する関係情報テーブルと、
    前記梱包・積載関係ないし前記設置関係を構成する、上位と下位の各識別子ペアに関して、上位識別子に、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係での最上位に位置する識別子がルート情報として設定されているルート情報テーブルと、
    センサの識別子と、前記識別子のセンサが計測したセンサ情報の履歴を保持するセンサ情報テーブルと、を記憶した記憶部を具備するコンピュータシステムが、
    前記梱包・積載関係ないし前記設置関係に変化が生じる際に、入力部より或いは通信部を介した外部端末より、前記変化が生じた前記梱包・積載関係ないし前記設置関係の関係情報を受信し、当該関係情報を前記関係情報テーブルに登録し、前記受信した関係情報が示す識別子ペアのうち下位識別子をキーにルート情報テーブルを検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記識別子ペアのうち上位識別子をキーにルート情報テーブルを検索して該当ルート情報を特定し、ここで特定したルート情報を前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブルへ登録する処理と、
    入力部より或いは通信部を介した外部端末より、ある輸送対象物ないし輸送手段に対応するセンサ情報の参照要求を受け付け、前記輸送対象物ないし輸送手段について前記最上位の関係に位置する識別子を前記ルート情報テーブルから取得し、前記取得した識別子をキーにセンサ情報テーブルからセンサ情報を取得し、前記輸送対象物ないし輸送手段のセンサ情報として出力部ないし通信部を介した外部端末に出力する処理と、
    を実行することを特徴とするセンサ情報管理方法。
  7. センサが計測したセンサ情報を管理すべく、
    輸送対象物、輸送対象物の梱包や積載、輸送を行う輸送手段、および輸送対象物ないし輸送手段に設置されたセンサ、の各間の梱包・積載関係ないし設置関係について、前記関係をなす各対象の識別子間の上位下位の情報を含む関係情報を保持する関係情報テーブルと、
    前記梱包・積載関係ないし前記設置関係を構成する、上位と下位の各識別子ペアに関して、上位識別子に、前記梱包・積載関係ないし前記設置関係での最上位に位置する識別子がルート情報として設定されているルート情報テーブルと、
    センサの識別子と、前記識別子のセンサが計測したセンサ情報の履歴を保持するセンサ情報テーブルと、を記憶した記憶部を具備するコンピュータシステムに、
    前記梱包・積載関係ないし前記設置関係に変化が生じる際に、入力部より或いは通信部を介した外部端末より、前記変化が生じた前記梱包・積載関係ないし前記設置関係の関係情報を受信し、当該関係情報を前記関係情報テーブルに登録し、前記受信した関係情報が示す識別子ペアのうち下位識別子をキーにルート情報テーブルを検索し、前記下位識別子を上位識別子に持つ従属識別子を特定し、前記識別子ペアのうち上位識別子をキーにルート情報テーブルを検索して該当ルート情報を特定し、ここで特定したルート情報を前記従属識別子のルート情報として前記ルート情報テーブルへ登録する処理と、
    入力部より或いは通信部を介した外部端末より、ある輸送対象物ないし輸送手段に対応するセンサ情報の参照要求を受け付け、前記輸送対象物ないし輸送手段について前記最上位の関係に位置する識別子を前記ルート情報テーブルから取得し、前記取得した識別子をキーにセンサ情報テーブルからセンサ情報を取得し、前記輸送対象物ないし輸送手段のセンサ情報として出力部ないし通信部を介した外部端末に出力する処理と、
    を実行させることを特徴とするセンサ情報管理プログラム。
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