JP2015009927A - 賞味期限管理装置および賞味期限管理プログラム - Google Patents

賞味期限管理装置および賞味期限管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015009927A
JP2015009927A JP2013134948A JP2013134948A JP2015009927A JP 2015009927 A JP2015009927 A JP 2015009927A JP 2013134948 A JP2013134948 A JP 2013134948A JP 2013134948 A JP2013134948 A JP 2013134948A JP 2015009927 A JP2015009927 A JP 2015009927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
expiration date
shipping
arrival
candidate
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013134948A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5623600B1 (ja
Inventor
隆志 蛯子
Takashi Ebiko
隆志 蛯子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Information Systems Corp
Mitsubishi Electric Information Technology Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Information Systems Corp
Mitsubishi Electric Information Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Information Systems Corp, Mitsubishi Electric Information Technology Corp filed Critical Mitsubishi Electric Information Systems Corp
Priority to JP2013134948A priority Critical patent/JP5623600B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5623600B1 publication Critical patent/JP5623600B1/ja
Publication of JP2015009927A publication Critical patent/JP2015009927A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】出荷に適しない古い商品の在庫発生を予防できる(または予防可能性を高める)賞味期限管理装置および賞味期限管理プログラムを提供する。【解決手段】ハンディターミナルHTは、入荷されるべき商品30に関連付けられた商品コードおよび賞味期限を取得する。この商品コードおよび入荷賞味期限データD1に基づいて入荷基準となる賞味期限を取得する。ロットの賞味期限と、入荷基準となる賞味期限とを比較して結果を出力し、入荷基準となる賞味期限の値を更新する。また、出荷候補となる商品30に関連付けられた商品コードおよび賞味期限を取得する。この商品コードおよび出荷賞味期限データD3に基づいて、出荷先ごとに出荷基準となる賞味期限を取得する。ロットの賞味期限と、出荷基準となる賞味期限とを比較して結果を出力し、出荷基準となる賞味期限の値を更新する。【選択図】図6

Description

本発明は、賞味期限管理装置および賞味期限管理プログラムに関する。
商品を出荷する際に、賞味期限が経過してしまった商品の出荷を防止することが必要である。また、商品を得意先に出荷する際に、前回の出荷商品の賞味期限と同じまたは新しい賞味期限の出荷商品を求められる場合がある。その場合、前回出荷した際の商品毎の賞味期限を把握しておき、次の出荷においてこれより古い商品を納品しないよう確認する必要がある。
このような作業を賞味期限の目視によって行うと、間違いが発生するおそれがあり、また作業が面倒である。このため、出荷時の賞味期限の判定にコンピュータを用いる場合がある。特許文献1には、コンピュータを用い、出荷時の賞味期限の判定を行うことが記載されている。
特開2002−347909号公報
従来の技術では、出荷に適しない古い商品を検出して出荷を防止すること自体はできるが、そのような古い商品の在庫発生を十分に予防できないという問題があった。このため、結果として、出荷時に見つかった古い商品がどこにも出荷できないという事態が発生する可能性が高くなる。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、出荷に適しない古い商品の在庫発生を予防できる(または予防可能性を高める)賞味期限管理装置および賞味期限管理プログラムを提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、この発明に係る賞味期限管理装置は、
商品の入荷および出荷を、賞味期限に基づいて管理する賞味期限管理装置であって、
商品コードごとに基準入荷賞味期限を関連付ける、入荷賞味期限データを記憶する機能と、
入荷されるべき商品ロットに関連付けられた商品コードおよび賞味期限を、それぞれ入荷候補商品コードおよび入荷候補賞味期限として取得する機能と、
前記入荷候補賞味期限と、前記入荷賞味期限データにおいて前記入荷候補商品コードに関連付けられた前記基準入荷賞味期限とを比較する、入荷可否判定機能と、
前記入荷可否判定機能による比較の結果を出力する機能と、
前記入荷賞味期限データにおいて、前記入荷候補商品コードに関連付けられた前記基準入荷賞味期限の値を、前記入荷候補賞味期限の値に等しく変更する機能と、
出荷先および前記商品コードの組合せごとに、基準出荷賞味期限を関連付ける、出荷賞味期限データを記憶する機能と、
出荷候補となる商品ロットに関連付けられた商品コードおよび賞味期限を、それぞれ出荷候補商品コードおよび出荷候補賞味期限として取得する機能と、
前記出荷候補賞味期限と、前記出荷賞味期限データにおいて各出荷先および前記出荷候補商品コードの組合せに関連付けられた前記基準出荷賞味期限とを比較する、出荷可否判定機能と、
前記出荷可否判定機能による比較の結果を出力する機能と、
前記出荷賞味期限データにおいて、前記出荷先および出荷候補商品コードの組合せに関連付けられた前記基準出荷賞味期限の値を、前記出荷候補賞味期限の値に等しく変更する機能と
を備える。
前記賞味期限管理装置は、賞味期限区分データを記憶する機能をさらに備え、
前記賞味期限区分データは、商品コードごとに賞味期限区分を関連付けるとともに、少なくとも1つの商品コードについて賞味期間を関連付け、
前記賞味期限管理装置は、さらに、
前記賞味期限区分データにおいて入荷候補商品コードに関連付けられた賞味期限区分が第1の値である場合に、入力された値を前記入荷候補賞味期限とする機能と、
前記賞味期限区分データにおいて入荷候補商品コードに関連付けられた賞味期限区分が第2の値である場合に、入力された値に前記賞味期間を加算することにより前記入荷候補賞味期限を算出する機能と、
を備えてもよい。
前記賞味期限管理装置は、1つの前記出荷候補商品コードについて、前記出荷先ごとに前記基準出荷賞味期限を関連付けて表示する機能をさらに備え、
前記出荷可否判定機能による比較の結果を出力する前記機能は、比較の結果に応じて前記出荷先または前記基準出荷賞味期限の表示態様を変更する機能を含んでもよい。
前記賞味期限管理装置は、バーコード読取手段およびバーコードを印刷手段を備え、
前記賞味期限管理装置は、
第1のバーコードを読み取ることによって、前記入荷候補商品コードを取得する機能と、
第2のバーコードを印刷することによって、前記入荷候補商品コードおよび前記入荷候補賞味期限を出力する機能と、
前記第2のバーコードを読み取ることによって、前記出荷候補商品コードおよび前記出荷候補賞味期限を取得する機能と、
第3のバーコードを読み取ることによって、前記出荷先および商品コードを取得する機能と
を備えてもよい。
また、この発明に係る賞味期限管理プログラムは、コンピュータを、上述の賞味期限管理装置として機能させる。
この発明に係る賞味期限管理装置および賞味期限管理プログラムによれば、入荷した商品の賞味期限を記憶しておき、次の入荷時に賞味期限の比較を行って入荷可否を判定するので、出荷に適しない古い商品の在庫発生を予防する(または予防可能性を高める)ことができる。
本発明の実施の形態1に係る賞味期限管理装置を含む構成の例を示す図である。 図1のハンディターミナルの構成の例を示す図である。 図2の入荷賞味期限データの構成の例を示す表である。 図2の商品マスタの構成の例を示す表である。 入荷処理の流れの例を示すフローチャートである。 入荷処理画面の例である。 図2の出荷賞味期限データの構成の例を示す表である。 図2の売上伝票データの構成の例を示す表である。 出荷処理の流れの例を示すフローチャートである。 出荷処理画面の例である。 出荷処理画面の例である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、本発明の実施の形態1に係る賞味期限管理装置10を含む構成の例を示す。賞味期限管理装置10は、商品の入荷および出荷を、賞味期限に基づいて管理する装置である。商品としては飲料(たとえば酒類)または食品類等、賞味期限を設定し得るものに適用可能である。賞味期限管理装置10は、たとえばこのような商品の卸業の店舗において使用することができる。
本実施形態では、賞味期限管理装置10はハンディターミナルHTおよび携帯プリンタPを含む。ハンディターミナルHTおよび携帯プリンタPは、通信ネットワーク(有線または無線)を介して互いに通信可能である。また、ハンディターミナルHTは、管理サーバ20と通信ネットワーク(有線または無線)を介して通信可能である。
賞味期限管理装置10は、バーコードの読み取りおよび印刷を行う機能を備える。バーコードはたとえばQRコード(登録商標)を用いることができるが、いかなる公知のバーコードであってもよい。たとえば、1次元バーコードであってもよく、他の2次元バーコードであってもよい。
とくに、ハンディターミナルHTは、商品30に関連する情報を含む入荷用バーコードC1(第1のバーコード。たとえば仕入先において商品に添付されるもの)を読み取る機能と、棚札バーコードC2(第2のバーコード)を読み取る機能と、売上伝票40に関連する情報を含む売上伝票バーコードC3(第3のバーコード。たとえば売上伝票40に印刷されるもの)を読み取る機能とを備える。また、携帯プリンタPは、バーコード印刷手段であり、棚札バーコードC2を印刷する機能を備える。入荷用バーコードC1、棚札バーコードC2および売上伝票バーコードC3は、一般的にはそれぞれ異なる方式のバーコードであるが、いずれかまたはすべてを同一の方式に揃えてもよい。
図2に、ハンディターミナルHTの構成の例を示す。ハンディターミナルHTとしては、公知のハンディターミナルまたは携帯情報端末を用いることができる。たとえば、ハンディターミナルHTはコンピュータとしての構成を含み、演算を行う演算手段11と、情報を格納する記憶手段12と、使用者の操作を受け付ける入力手段13と、情報を出力する出力手段14と、外部の通信ネットワーク(有線または無線)に対し情報の入出力を行う通信手段15と、バーコードを走査して情報を読み取るバーコード読取手段16とを備える。
たとえば、演算手段11はCPU(中央処理装置)を含み、記憶手段12は半導体メモリおよびHDD(ハードディスクドライブ)等の記憶媒体を含む。また、たとえば入力手段13はキーボードおよびタッチパッドを含み、出力手段14は表示手段(たとえば液晶ディスプレイ)および音声出力手段(たとえばスピーカー)を含む。タッチパッドおよび液晶ディスプレイを含むタッチパネルを備えてもよい。
記憶手段12には、入荷賞味期限データD1、商品マスタD2、出荷賞味期限データD3および売上伝票データD4を記憶することができる。また、記憶手段12には、図示しない賞味期限管理プログラムが記憶されている。賞味期限管理プログラムは、コンピュータをハンディターミナルHTとして機能させる。すなわち、ハンディターミナルHTは、この賞味期限管理プログラムを実行することにより、本明細書に記載される賞味期限管理装置10(または賞味期限管理装置10の一部)としての機能を実現する。なお、賞味期限管理プログラムは、ハンディターミナルHTの記憶手段12および携帯プリンタPの記憶手段(図示せず)に、それぞれ対応する部分が記憶されていてもよい。
以下、まず賞味期限管理装置10を用いた入荷管理について説明する。
図3に、入荷賞味期限データD1の構成の例を示す。入荷賞味期限データD1は、仕入先コードおよび商品コードの組合せごとに、基準入荷賞味期限を関連付ける。
仕入先コードは、たとえば店舗がその商品を仕入れる仕入先を表す情報である。
商品コードは、たとえば商品の種類を表す情報であり、公知のJANコードやITFコードに対応させて店舗が任意に決定するコードを用いることができる。商品コードは、JANコードやITFコードと必ずしも1対1に対応する必要はない。またJANコードやITFコードをそのまま用いてもよい。
基準入荷賞味期限は、その商品の入荷可否を判定する際の基準となる賞味期限である。たとえば、過去に入荷されたその商品のうち最も遅い賞味期限であるが、最後に入荷されたその商品の賞味期限としてもよい。図3の例では商品Aの基準入荷賞味期限は2014年4月30日である。なお、商品Aについて賞味期限が2014年3月1日となっているレコードが2行あるが、これらは消去されず残っているデータの例として示すものであり、本実施形態ではとくに参照しない(ただしこれらを参照する形態を除外するものではない)。
なお、ロット番号(ロットNo.)は、そのレコードに該当する商品のロットを一意に識別する番号であるが、入荷賞味期限データD1はロット番号を含まないものであってもよい。
図4に、商品マスタD2の構成の例を示す。商品マスタD2は、本実施形態では賞味期限区分データとしての役割を有し、商品コードごとに賞味期限区分を関連付ける。また、商品マスタD2は、少なくとも1つの商品コードについて賞味期間を関連付ける。
賞味期限区分は、各商品の賞味期限を計算する方法を表す。たとえば、賞味期限区分が第1の値(たとえば「0」)である商品については、入力された値がそのまま賞味期限を表すものとして扱う。また、賞味期限区分が第2の値(たとえば「1」)である商品については、入力された値に所定の賞味期間を加算し、その結果を賞味期限と決定する。また、賞味期限区分が第3の値(たとえば「2」)である商品については、入荷日に所定の賞味期間を加算し、その結果を賞味期限と決定する。
また、商品マスタD2は、商品ごとにその商品の他の属性を関連付ける。図4の例では、商品名、容量(たとえばml単位)および入数が関連付けられている。
以下、賞味期限管理装置10を入荷管理に用いる場合の処理の流れを説明する。
まず使用者は、賞味期限管理装置10に入荷賞味期限データD1および商品マスタD2を入力して記憶させる。これらはどのような方法で入力されてもよいが、たとえば通信手段15を介して管理サーバ20から受信することができる。毎朝定時に、管理サーバ20から入荷賞味期限データD1および商品マスタD2を取得するように構成してもよい。
また、使用者(たとえば店舗の責任者)は、入荷されるべき商品ロット(本明細書では賞味期限管理の対象となる商品の単位を「商品ロット」と呼ぶ)のそれぞれについて、ハンディターミナルHTを操作し、入荷処理を開始させる。
図5に、賞味期限管理装置10による入荷処理の流れの例を示す。図5の処理が開始されると、ハンディターミナルHTは入荷処理画面を表示する(ステップS1)。
図6は入荷処理画面の例である。図6(a)はステップS1の時点での表示例を示し、図6(b)は処理が進行した状況(たとえば後述のステップS9終了の時点)での表示例を示す。
次に、使用者は入荷されるべき商品ロットについて、ロットに添付されたバーコード(入荷用バーコードC1)をハンディターミナルHTにスキャンさせる。これに応じ、ハンディターミナルHTは入荷用バーコードC1をスキャンして情報を読み取る(ステップS2)。これによってハンディターミナルHTは、入荷用バーコードC1から、入荷されるべき商品ロットに関連付けられた商品コードを取得する。以下では、このステップS2で取得した商品コードを「入荷候補商品コード」と呼ぶ。
ここで、ハンディターミナルHTは入荷候補商品コードに関連する情報を入荷処理画面に表示する。図6(b)の例では、商品Aの商品コードおよび商品名が表示されている。なおこの図では商品Aの商品コードが「1234」であるものとして表記されている。
次に、ハンディターミナルHTはその商品の仕入先コードを取得する(ステップS3)。仕入先コードは、たとえば入荷候補商品コードを用いて仕入先マスタ等(図示せず)を参照して取得することが可能である。または、ハンディターミナルHTの入力手段13を介して使用者が直接入力してもよい。
あるいはステップS2で、取得した商品コードをキーとして、入荷賞味期限データD1を参照し、仕入先コードを取得するようにしてもよい。
ここで、ハンディターミナルHTは取得した仕入先コードに関連する情報を入荷処理画面に表示する。図6(b)の例では、商品Aの仕入先の仕入先コードおよび仕入先名(仕入先マスタ等に定義されている名称)が表示されている。
次に、ハンディターミナルHTは、商品マスタD2に基づき、入荷候補商品コードに関連付けられた賞味期限区分を取得する(ステップS4)。
ステップS4において賞味期限区分が0(第1の値)である場合、ハンディターミナルHTは、賞味期限の入力を受け付け(ステップS5)、入力された値をそのまま賞味期限として決定する(すなわち入荷可否の判定に用いる値として扱う)。以下、入荷されるべき商品ロットの賞味期限を、「入荷候補賞味期限」と呼ぶ。
ステップS4において賞味期限区分が1(第2の値)である場合、ハンディターミナルHTは、製造年月(または製造年月日)の入力を受け付ける(ステップS6)。そして、入力された値(製造年月または製造年月日)に賞味期間を加算することにより、入荷候補賞味期限を算出する(ステップS7)。
ステップS4において賞味期限区分が2(第3の値)である場合、ハンディターミナルHTは、入荷日(たとえばその時点のシステム日付)に賞味期間を加算することにより、入荷候補賞味期限を算出する(ステップS8)。
ステップS5で入力される賞味期限、ステップS6で入力される製造年月(または製造年月日)は、使用者が直接入力するように構成することができる。また、入荷用バーコードC1を読み取り、C1から該当の日付を取得するように構成することができる。ステップS8で入力される入荷日は、使用者が直接入力するように構成してもよいし、ハンディターミナルHTが保持しているシステム日付を入荷日として取得するように構成してもよい。
ここで、ハンディターミナルHTは、ステップS5〜S8において取得した入荷候補賞味期限と、該当する場合には賞味期間とを、入荷処理画面に表示する。図6(b)の例は、賞味期限区分が0であり、賞味期限が2014年4月30日である場合に対応する。なお、賞味期限区分が0であるため、本実施形態では賞味期間の値は後続の処理に影響しないが、賞味期間が3ヶ月であることも表示されている。
次に、ハンディターミナルHTは、入荷賞味期限データD1に基づき、入荷候補商品コードに関連付けられた基準入荷賞味期限を取得する(ステップS9)。図6(b)の例では、この基準入荷賞味期限が「前回入荷時の賞味期限」として表示されている。ハンディターミナルHTは、この基準入荷賞味期限と、入荷されるべき商品ロットの入荷候補賞味期限とを比較する(ステップS10、入荷可否判定機能)。
ステップS10において、期限(入荷候補賞味期限)と基準(基準入荷賞味期限)とが等しいか、または期限が基準よりも未来である場合には、入荷可能であると判定される。これはたとえば入荷された商品ロットが比較的新しいものである場合に相当する。一方、期限が基準よりも過去である場合には、入荷不可であると判定される。これはたとえば入荷された商品ロットが比較的古いものである場合に相当する。このように、ハンディターミナルHTは、賞味期限の逆転チェックを行う。
入荷可能と判定された場合、ハンディターミナルHTは、入荷候補商品を入荷商品と決定し、入荷数量の入力を受け付ける(ステップS11)。たとえば図6に示すように、ケース数またはバラ数の入力を受け付ける。ケース数およびバラ数をそれぞれ表す2つの数値の入力を受け付けてもよい。
ステップS11の後、ハンディターミナルHTおよび携帯プリンタPは、その商品ロットに添付される棚札シールを印刷する(ステップS12)。
ステップS12の動作を以下に説明する。まずハンディターミナルHTが棚札シールの枚数を決定する。棚札シールの枚数は、たとえば入力されたケース数とバラ数の和とすることができる。この場合、賞味期限管理装置10の使用者は、商品のケースおよびバラ商品のそれぞれに1枚ずつ棚札シールを対応させることができる。ここで、図6に示すように発行枚数を増減させる枚数変更手段(タッチパネルに表示されるボタン等)を介して枚数を変更可能であってもよい。
特定の操作(たとえば「R・発行」ボタンの操作)に応じ、ハンディターミナルHTは、印刷枚数および印刷内容を携帯プリンタPに送信し、携帯プリンタPがこれらの情報を受信し、棚札バーコードC2を含む棚札シールを印刷する。図1に示すように、印刷内容として含まれる情報は、商品コード(入荷候補商品コード)、容量、入数、入荷日、賞味期限(入荷候補賞味期限)、数量(ケース数または、バラ数、またはケース数およびバラ数)、ロット番号を含む。
ここで、容量および入数はたとえば商品マスタD2に基づいて取得可能である。また、ロット番号はハンディターミナルHTが採番するものであり、その採番方法は当業者が適宜決定するものであるが、たとえば図5の処理が実行されるたびに加算される通算回数を表すものとしてもよい。このように、ハンディターミナルHTおよび携帯プリンタPは、棚札バーコードC2を印刷することによって、入荷候補商品コードおよび入荷候補賞味期限を出力する。
なお、携帯プリンタPの具体的構造はとくに説明しないが、所定の情報を含む棚札バーコードC2をシールとして印刷するための構成は当業者であれば適宜決定可能である。
ステップS12の後、ハンディターミナルHTは、入荷賞味期限データD1に入荷商品に関する仕入先コード、商品コード、ロットNo.、賞味期限を含むレコードを追加し、入荷賞味期限データD1を更新する(ステップS13)。すなわち、入荷賞味期限データD1において、商品コードに関連付けられた基準入荷賞味期限の値を、入荷商品の賞味期限の値に等しく変更する(なお、元々これらの値が等しい場合には変更処理を省略してもよい)。この処理により、入荷された商品ロットに合わせて基準入荷賞味期限がより新しく変更される。
ステップS10において入荷不可と判定された場合、ハンディターミナルHTはその判定結果を出力することによりエラー出力を行う(ステップS14)。エラー出力は、警告メッセージ表示等の画面表示、アラーム音等の音声、またはこれらの組合せにより行うことができる。なお、本実施形態では、入荷可能と判定された場合には、エラー出力を行わないことにより結果的に入荷可能であることを出力しているが、入荷可能と判定された場合に積極的な適合表示(音声またはメッセージ表示等)により結果を出力してもよい。
また、図5には示さないが、賞味期限管理装置10は更新された入荷賞味期限データD1を外部に出力してもよい。たとえば、通信手段15を介して管理サーバ20に送信してもよい。
以上のようにして、賞味期限管理装置10は入荷管理に関する処理を行う。入荷可能と判定され棚札シールが印刷された場合、賞味期限管理装置10の使用者は、棚札バーコードC2を商品自体またはこれを識別できる位置に添付する。たとえば、ケースがある場合にはケースに添付してもよい。または、その商品が保管される棚に添付してもよい。
一方、入荷不可と判定されエラー出力が行われた場合、賞味期限管理装置10の使用者は、入荷不可であることを仕入先に知らせ、より新しい商品ロットの入荷を依頼することができる。このように、本発明の実施の形態1に係る賞味期限管理装置10および賞味期限管理装置プログラムによれば、賞味期限の比較により古い商品の入荷を検出できるので、出荷より前の時点で、古い商品の在庫発生を防止することができる。
また、賞味期限区分データを用いて様々な賞味期限の決定方法を定義できるので、商品の特性に応じて適切な期限管理を行うことができる。
以上は、賞味期限管理装置10を用いた入荷管理についての説明である。
以下では、賞味期限管理装置10を用いた出荷管理について説明する。
図7に、出荷賞味期限データD3の構成の例を示す。出荷賞味期限データD3は、出荷先コードおよび商品コードの組合せごとに、基準出荷賞味期限を関連付ける。
出荷先コードは、たとえば店舗がその商品を出荷する出荷先(得意先)を表す情報である。基準出荷賞味期限は、その商品の出荷可否を判定する際の基準となる賞味期限である。たとえば、過去にその出荷先に出荷されたその商品のうち最も遅い賞味期限であるが、その出荷先に最後に出荷されたその商品の賞味期限としてもよい。
図1に示すように、出荷管理に用いる売上伝票40に、売上伝票バーコードC3が印刷されている。売上伝票バーコードC3は、出荷日、出荷先コード、伝票番号、および合計金額を表す情報を含む。また、売上伝票バーコードC3は、出荷の対象となる商品の商品コードごとに、商品コードおよび数量(ケース数または、バラ数、またはケース数およびバラ数)を表す情報を含む。
図8に、売上伝票データD4の構成の例を示す。売上伝票データD4は、売上伝票40に記載される情報の少なくとも一部を含む。図8の例では、4枚の売上伝票40(伝票番号1000001〜1000004にそれぞれ対応する)が示されている。また、各伝票番号について、1つの出荷先と、1つ以上の売上データとが関連付けられている。売上データは、それぞれ1つの商品コードと、出荷数量(ケース数およびバラ数)とを含む。
以下、賞味期限管理装置10を出荷管理に用いる場合の処理の流れを説明する。
まず使用者は、賞味期限管理装置10に、商品マスタD2、出荷賞味期限データD3および売上伝票データD4を入力して記憶させる。商品マスタD2および出荷賞味期限データD3はどのような方法で入力されてもよいが、たとえば通信手段15を介して外部のコンピュータから受信することができる。毎朝定時に、管理サーバ20から商品マスタD2および出荷賞味期限データD3を取得するように構成してもよい。
また、売上伝票データD4は、たとえば売上伝票40に印刷または添付された売上伝票バーコードC3をスキャンすることにより入力することができる。これに応じ、ハンディターミナルHTは売上伝票バーコードC3をスキャンして情報を読み取る。これによってハンディターミナルHTは、売上伝票バーコードC3から、それぞれの売上に係る伝票番号(伝票No.)、出荷先コード、商品コードおよび出荷数量を取得する。使用者は、一度の出荷処理(一回のピッキング作業)で扱う複数の売上伝票40について、この処理を繰り返してもよい。
とくに図示しないが、ここでハンディターミナルHTは、伝票番号、出荷先、または商品コードに関連する情報を表示してもよい。たとえば、伝票番号と出荷先とを関連付けて表示する画面(伝票入力画面)や、スキャンされた伝票に含まれる商品コードの一覧を表示する画面(商品一覧画面)を表示してもよい。
また、使用者は、売上に対する出荷候補となる商品コードのそれぞれについて、ハンディターミナルHTを操作し、出荷処理(ピッキング処理)を開始させる。なお、出荷候補となる商品ロットは、入荷時の商品ロットとは必ずしも対応させる必要はなく、たとえば入荷時に1つの商品ロットであったものを出荷時には複数の商品ロットとして別々に出荷してもよい。ただし、いずれもロット内で賞味期限は同一である必要がある。
図9に、賞味期限管理装置10による出荷処理の流れの例を示す。まず使用者は、予めスキャンしている売上伝票データD4の伝票番号、出荷先コード、商品コードおよび出荷数量をハンディターミナルHTに表示することにより、確認する。次に使用者は、出荷候補となる売上に係る商品ロットの棚札バーコードC2をハンディターミナルHTにスキャンさせる。これに応じ、ハンディターミナルHTは棚札バーコードC2をスキャンして情報を読み取る(ステップS21)。これによってハンディターミナルHTは、棚札バーコードC2から、売上に対する出荷候補となる商品ロットに関連付けられた情報を取得する。ここで取得される情報は、商品コード、容量、入数、入荷日、賞味期限、数量(ケース数およびバラ数)、ロット番号を含む。以下では、このステップS21で取得した商品コードおよび賞味期限を、それぞれ「出荷候補商品コード」および「出荷候補賞味期限」と呼ぶ。
次に、ハンディターミナルHTは、読み取った棚札バーコードC2に関する出荷数入力画面を表示する(ステップS22)。
図10(a)および(b)は、それぞれ出荷数入力画面の例である。この画面は、ピッキング指示画面と呼ばれるものであってもよい。この出荷数入力画面には、出荷候補商品コードについて出荷が必要な商品の数量が表示される。出荷が必要な商品の数量は、たとえば売上伝票データD4に基づいてその商品コードに対応する数量を合計することで取得することができる。図10の例は、出荷賞味期限データD3の内容が図8のとおりである場合に対応しており、「伝票数量」としてケース数7およびバラ数13が表示されている。
また、出荷数入力画面には、棚札バーコードC2に含まれていた情報が表示される。この例では、棚札バーコードC2に含まれていた商品名(この例では「商品A」。たとえば出荷候補商品コードに基づいて取得可能である)、容量(350ml)、入数(24)および賞味期限(出荷候補賞味期限。この例では2014年2月28日)が表示されている。
ハンディターミナルHTは、売上伝票データD4に含まれるすべての出荷先について、ステップS23〜S26の処理を実行する。
まず、出荷賞味期限データD3において、当該出荷先および出荷候補商品コードの組合せに関連付けられた基準出荷賞味期限を取得する(ステップS23)。そして、この基準出荷賞味期限と、出荷候補賞味期限とを比較する(ステップS24、出荷可否判定機能)。
ステップS24において、期限(出荷候補賞味期限)と基準(基準出荷賞味期限)とが等しいか、または期限が基準よりも未来である場合には、出荷可能であると判定される。これはたとえば出荷される商品ロットが比較的新しいものである場合に相当する。一方、期限が基準よりも過去である場合には、出荷不可であると判定される。これはたとえば出荷される商品ロットが比較的古いものである場合に相当する。このように、ハンディターミナルHTは、賞味期限の逆転チェックを行う。
出荷可能と判定された場合、ハンディターミナルHTは、当該出荷先を第1の態様で表示する(ステップS25)。第1の態様はたとえば白地に黒文字である。図10(a)の例では、「得意先B」という出荷先については基準が2014年2月15日であり、期限が同年2月28日であるため出荷可能と判定され、出荷先、基準および数量が白地に黒文字で表示されている。
出荷不可と判定された場合、ハンディターミナルHTは、当該出荷先を第2の態様で表示する(ステップS26)。第2の態様はたとえばオレンジ色の地に黒文字である(本明細書に添付する図面では、白以外の色の領域をグレーによって示している)。図10(a)の例では、「得意先A」という出荷先については基準が2014年3月31日であり、期限が同年2月28日であるため出荷不可と判定され、出荷先、基準および数量がオレンジ色の地に黒文字で表示されている。
このようにして、各出荷先について出荷可否判定が行われ、図10(a)に示すように結果が表示される。この例では、ある1つの出荷候補商品コード(この場合は商品A)について、結果に応じて異なる地の色で、出荷先ごとに基準出荷賞味期限および数量を関連付けて表示している。
次に、ハンディターミナルHTはピッキング指示を受け付ける(ステップS27)。ピッキング指示とは、たとえば、出荷候補となる商品ロットに含まれる特定数量の商品と、特定の出荷先とを関連付ける指示である。ただし、ハンディターミナルHTは、ピッキング指示を、ステップS24において出荷可能と判定された出荷先についてのみ受け付ける。
ピッキング指示の具体的な入力方法は、当業者が適宜設計可能である。たとえば図10(a)の画面において「取出数」の入力を受け付けることにより、出荷候補となる商品ロットのうちその数量を、出荷可能と判定された出荷先のうち対応するものに関連付けてもよい。または、図10(a)の画面において、出荷可能と判定された出荷先の1つを指定する入力を受け付けることにより、出荷候補となる商品ロットのうちからその出荷先に出荷されるべき数量分をその出荷先に関連付けてもよい。または、出荷可能と判定された出荷先のうち1つの指定と、「取出数」との組合せの入力を受け付けてもよい。さらに、ピッキング指示は、異なる出荷先について繰り返し入力されてもよい。
ピッキング指示が入力されると、ハンディターミナルHTは出荷数入力画面の表示を更新する(ステップS28)。この更新は、たとえば次の内容を含む。
まずハンディターミナルHTは、ピッキング指示が入力された出荷先に対応する行を消去する。図10(b)は、「得意先B」および「得意先C」という出荷先についてピッキング指示が入力され、これらに対応する行が消去された例を示す。
また、ピッキング指示を受け付けた数量を表示する。図10(b)の例では「取出済」としてケース数およびバラ数が表示されている。
さらに、処理中の商品ロットのうち、ピッキング指示の対象となっていない商品の数量を表示する。図10(b)の例では「残数」としてケース数およびバラ数が表示されている。
ピッキング指示に基づき、使用者がピッキングを完了したときは、ハンディターミナルHTに「ピッキング完了」を入力するように構成してもよい。取出数を更新した時点で、出荷候補商品は出荷商品と定められる。
次に、ハンディターミナルHTは、入力されたピッキング指示に基づいて出荷賞味期限データD3を更新する(ステップS29)。すなわち、出荷賞味期限データD3において、ピッキング指示があった出荷先および出荷候補商品コードの組合せに関連付けられた基準出荷賞味期限の値を、出荷候補賞味期限の値に等しく変更する(なお、元々これらの値が等しい場合には変更処理を省略してもよい)。この処理により、ピッキングされ出荷される商品ロットに合わせて、基準出荷賞味期限がより新しく変更される。
次に、ハンディターミナルHTは、処理中の出荷候補商品コードに関し、すべての出荷先に対してピッキング指示が入力されたか否かを判定する(ステップS30)。すべての出荷先に対してピッキング指示が入力されている場合には、ハンディターミナルHTは図9の処理を終了する。この場合、ハンディターミナルHTは出荷数入力画面を消去してもよい。
一方、いずれかの出荷先に対してピッキング指示が入力されていない場合には、ハンディターミナルHTは処理をステップS27に戻し、次のピッキング指示を待ち受ける。
また、ステップS27において次のピッキング指示を待ち受けている間またはその他のタイミングで、使用者が他の棚札バーコードC2をスキャンした場合には、これに応じて処理をステップS21に戻す。そして、スキャンされた棚札バーコードC2の内容に応じ、ステップS22以下の処理を繰り返す。
図11(a)および(b)は、図10(b)の状態からさらに他の棚札バーコードC2がスキャンされた場合の出荷数入力画面の例である。
図11(a)は、スキャンされた棚札バーコードC2の出荷候補商品コードが商品Aを表すものであり、かつ賞味期限(出荷候補賞味期限)が2014年3月30日であった場合の例である。表示されている出荷先(「得意先A」および「得意先D」)はいずれも基準が2014年3月31日であり、いずれに対しても出荷候補賞味期限が過去となるので出荷不可と判定されている。
図11(b)は、スキャンされた棚札バーコードC2の出荷候補商品コードが商品Aを表すものであり、かつ賞味期限(出荷候補賞味期限)が2014年4月30日であった場合の例である。「得意先A」および「得意先D」のいずれに対しても出荷候補賞味期限が未来となるので出荷可能と判定されている。したがって、使用者は「得意先A」および「得意先D」に対するピッキング指示を入力することができ、これによってすべての出荷先に対する出荷処理が完了する。
なお、図9には示さないが、賞味期限管理装置10は更新された出荷賞味期限データD3を外部に出力してもよい。たとえば、通信手段15を介して管理サーバ20に送信してもよい。
以上のように、本発明に係る賞味期限管理装置10および賞味期限管理装置プログラムによれば、出荷に適しない古い商品を検出して出荷を防止することができる。
また、入荷時に印刷した棚札バーコードC2を出荷時のチェックに用いることができるので、管理負担を軽減することができる。たとえば、入荷した商品ロットごとの賞味期限を管理サーバ20で管理する必要がない。
また、出荷数入力画面(図10および図11)では、出荷可否に応じて表示態様を変更するので、多数の出荷先に関する出荷可否の状況を一目で把握することができ、利便性が高まる。
上述の実施の形態1において、以下のような変形を施すことができる。
入荷賞味期限データD1は、仕入先コードやロット番号を含まないものであってもよい。すなわち、入荷賞味期限データD1は、商品コードごとに基準入荷賞味期限を関連付けるものであればよい。このような場合、当業者は、仕入先に関する処理を適宜省略または変更して実施することができる。
商品マスタD2は、商品コードおよび賞味期限区分データ以外のデータ(容量や入数等)は含まないものであってもよい。たとえば商品マスタと賞味期限区分データとがそれぞれ別のデータとして定義されてもよい。また、賞味期限区分は実施の形態1のように3種類ではなく2種類であってもよく、また1種類のみであってもよい。1種類のみである場合には、賞味期限区分をシステム上明確に定義する必要はなく、常に固定された方法で賞味期限が決定されることになる。
入荷処理(図5)において、ステップS24の比較結果の出力内容は任意に変更可能である。比較の結果に応じて出荷先または基準出荷賞味期限の表示態様が変更されるものであれば、どのように表示されてもよい。たとえば、地の色を反転または変更することに替えて、またはこれに加えて、文字の色、フォント、サイズ、表示位置等を変更してもよい。
実施の形態1では、賞味期限管理装置10は入荷用バーコードC1、棚札バーコードC2および売上伝票バーコードC3という3種類のバーコードを扱うが、扱うバーコードはこれらの一部であってもよく、またバーコードを一切扱わないものであってもよい。この場合、バーコードではなく他の手段を用いて情報の管理および入出力を行うことができる。
とくに、賞味期限管理装置10は、バーコード印刷手段としての携帯プリンタPを含まないものであってもよい。その場合、ハンディターミナルHTは、入荷用バーコードC1または別途管理される賞味期限を用いて、実施の形態1と同様の入荷処理および出荷処理を行うことができる。たとえば、図5のステップS11は実行されず、図9のステップS21の代わりに他の方法で出荷候補商品の情報を取得することになる。
10 賞味期限管理装置、16 バーコード読取手段、20 管理サーバ、30 商品、C1 入荷用バーコード(第1のバーコード)、C2 棚札バーコード(第2のバーコード)、C3 売上伝票バーコード(第3のバーコード)、D1 入荷賞味期限データ、D2 商品マスタ(賞味期限区分データ)、D3 出荷賞味期限データ、D4 売上伝票データ、HT ハンディターミナル、P 携帯プリンタ(バーコード印刷手段)。
上述の問題点を解決するため、この発明に係る賞味期限管理装置は、
商品の入荷および出荷を、賞味期限に基づいて管理する賞味期限管理装置であって、
商品コードごとに基準入荷賞味期限を関連付ける、入荷賞味期限データを記憶する機能と、
入荷されるべき商品ロットに関連付けられた商品コードおよび賞味期限を、それぞれ入荷候補商品コードおよび入荷候補賞味期限として取得する機能と、
前記入荷候補賞味期限と、前記入荷賞味期限データにおいて前記入荷候補商品コードに関連付けられた前記基準入荷賞味期限とを比較する、入荷可否判定機能と、
前記入荷可否判定機能による比較の結果を出力する機能と、
前記入荷候補賞味期限が、前記入荷賞味期限データにおいて前記入荷候補商品コードに関連付けられた前記基準入荷賞味期限よりも未来である場合に、前記入荷賞味期限データにおいて、前記入荷候補商品コードに関連付けられた前記基準入荷賞味期限の値を、前記入荷候補賞味期限の値に等しく変更する機能と、
出荷先および前記商品コードの組合せごとに、基準出荷賞味期限を関連付ける、出荷賞味期限データを記憶する機能と、
出荷候補となる商品ロットに関連付けられた商品コードおよび賞味期限を、それぞれ出荷候補商品コードおよび出荷候補賞味期限として取得する機能と、
前記出荷候補賞味期限と、前記出荷賞味期限データにおいて各出荷先および前記出荷候補商品コードの組合せに関連付けられた前記基準出荷賞味期限とを比較する、出荷可否判定機能と、
前記出荷可否判定機能による比較の結果を出力する機能と、
前記出荷候補賞味期限が、前記出荷賞味期限データにおいて各出荷先および前記出荷候補商品コードの組合せに関連付けられた前記基準出荷賞味期限よりも未来である場合に、前記出荷賞味期限データにおいて、前記出荷先および出荷候補商品コードの組合せに関連付けられた前記基準出荷賞味期限の値を、前記出荷候補賞味期限の値に等しく変更する機能と
1つの前記出荷候補商品コードについて、前記出荷先ごとに前記基準出荷賞味期限を関連付けて表示する機能と
を備え
前記出荷可否判定機能による比較の結果を出力する前記機能は、比較の結果に応じて前記出荷先または前記基準出荷賞味期限の表示態様を変更する機能を含む
前記賞味期限管理装置は、賞味期限区分データを記憶する機能をさらに備え、
前記賞味期限区分データは、商品コードごとに賞味期限区分を関連付けるとともに、少なくとも1つの商品コードについて賞味期間を関連付け、
前記賞味期限管理装置は、さらに、
前記賞味期限区分データにおいて入荷候補商品コードに関連付けられた賞味期限区分が第1の値である場合に、入力された値を前記入荷候補賞味期限とする機能と、
前記賞味期限区分データにおいて入荷候補商品コードに関連付けられた賞味期限区分が第2の値である場合に、入力された値に前記賞味期間を加算することにより前記入荷候補賞味期限を算出する機能と、
を備えてもよい
記賞味期限管理装置は、バーコード読取手段およびバーコード印刷手段を備え、
前記賞味期限管理装置は、
第1のバーコードを読み取ることによって、前記入荷候補商品コードを取得する機能と、
第2のバーコードを印刷することによって、前記入荷候補商品コードおよび前記入荷候補賞味期限を出力する機能と、
前記第2のバーコードを読み取ることによって、前記出荷候補商品コードおよび前記出荷候補賞味期限を取得する機能と、
第3のバーコードを読み取ることによって、前記出荷先および商品コードを取得する機能と
を備えてもよい。

Claims (5)

  1. 商品の入荷および出荷を、賞味期限に基づいて管理する賞味期限管理装置であって、
    商品コードごとに基準入荷賞味期限を関連付ける、入荷賞味期限データを記憶する機能と、
    入荷されるべき商品ロットに関連付けられた商品コードおよび賞味期限を、それぞれ入荷候補商品コードおよび入荷候補賞味期限として取得する機能と、
    前記入荷候補賞味期限と、前記入荷賞味期限データにおいて前記入荷候補商品コードに関連付けられた前記基準入荷賞味期限とを比較する、入荷可否判定機能と、
    前記入荷可否判定機能による比較の結果を出力する機能と、
    前記入荷賞味期限データにおいて、前記入荷候補商品コードに関連付けられた前記基準入荷賞味期限の値を、前記入荷候補賞味期限の値に等しく変更する機能と、
    出荷先および前記商品コードの組合せごとに、基準出荷賞味期限を関連付ける、出荷賞味期限データを記憶する機能と、
    出荷候補となる商品ロットに関連付けられた商品コードおよび賞味期限を、それぞれ出荷候補商品コードおよび出荷候補賞味期限として取得する機能と、
    前記出荷候補賞味期限と、前記出荷賞味期限データにおいて各出荷先および前記出荷候補商品コードの組合せに関連付けられた前記基準出荷賞味期限とを比較する、出荷可否判定機能と、
    前記出荷可否判定機能による比較の結果を出力する機能と、
    前記出荷賞味期限データにおいて、前記出荷先および出荷候補商品コードの組合せに関連付けられた前記基準出荷賞味期限の値を、前記出荷候補賞味期限の値に等しく変更する機能と
    を備える、賞味期限管理装置。
  2. 前記賞味期限管理装置は、賞味期限区分データを記憶する機能をさらに備え、
    前記賞味期限区分データは、商品コードごとに賞味期限区分を関連付けるとともに、少なくとも1つの商品コードについて賞味期間を関連付け、
    前記賞味期限管理装置は、さらに、
    前記賞味期限区分データにおいて入荷候補商品コードに関連付けられた賞味期限区分が第1の値である場合に、入力された値を前記入荷候補賞味期限とする機能と、
    前記賞味期限区分データにおいて入荷候補商品コードに関連付けられた賞味期限区分が第2の値である場合に、入力された値に前記賞味期間を加算することにより前記入荷候補賞味期限を算出する機能と、
    を備える、請求項1に記載の賞味期限管理装置。
  3. 前記賞味期限管理装置は、1つの前記出荷候補商品コードについて、前記出荷先ごとに前記基準出荷賞味期限を関連付けて表示する機能をさらに備え、
    前記出荷可否判定機能による比較の結果を出力する前記機能は、比較の結果に応じて前記出荷先または前記基準出荷賞味期限の表示態様を変更する機能を含む、
    請求項1または2に記載の賞味期限管理装置。
  4. 前記賞味期限管理装置は、バーコード読取手段およびバーコードを印刷手段を備え、
    前記賞味期限管理装置は、
    第1のバーコードを読み取ることによって、前記入荷候補商品コードを取得する機能と、
    第2のバーコードを印刷することによって、前記入荷候補商品コードおよび前記入荷候補賞味期限を出力する機能と、
    前記第2のバーコードを読み取ることによって、前記出荷候補商品コードおよび前記出荷候補賞味期限を取得する機能と、
    第3のバーコードを読み取ることによって、前記出荷先および商品コードを取得する機能と
    を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の賞味期限管理装置。
  5. コンピュータを、請求項1〜4のいずれか一項に記載の賞味期限管理装置として機能させる、賞味期限管理プログラム。
JP2013134948A 2013-06-27 2013-06-27 賞味期限管理装置および賞味期限管理プログラム Active JP5623600B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013134948A JP5623600B1 (ja) 2013-06-27 2013-06-27 賞味期限管理装置および賞味期限管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013134948A JP5623600B1 (ja) 2013-06-27 2013-06-27 賞味期限管理装置および賞味期限管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5623600B1 JP5623600B1 (ja) 2014-11-12
JP2015009927A true JP2015009927A (ja) 2015-01-19

Family

ID=51942636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013134948A Active JP5623600B1 (ja) 2013-06-27 2013-06-27 賞味期限管理装置および賞味期限管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5623600B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018106420A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社オービック 出荷期限管理装置、出荷期限管理方法および出荷期限管理プログラム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6829052B2 (ja) * 2016-11-08 2021-02-10 株式会社オービック 出荷情報管理装置、出荷情報管理方法および出荷情報管理プログラム
JP6967165B2 (ja) * 2016-11-08 2021-11-17 株式会社オービック 出荷情報管理装置、出荷情報管理方法および出荷情報管理プログラム
JP7063163B2 (ja) * 2018-07-20 2022-05-09 カシオ計算機株式会社 情報処理装置及びプログラム
CN113592598A (zh) * 2021-08-02 2021-11-02 上海寻梦信息技术有限公司 信息显示方法、装置、设备及存储介质

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07300211A (ja) * 1994-05-06 1995-11-14 Mitsubishi Electric Corp 物流倉庫管理システム
JP2002347909A (ja) * 2001-05-21 2002-12-04 Daifuku Co Ltd 仕分け設備
JP2003285929A (ja) * 2002-03-28 2003-10-07 Ffc:Kk 物流管理方法及びその方法における処理をコンピュータに行わせるためのプログラム
JP2005089071A (ja) * 2003-09-17 2005-04-07 Murata Mach Ltd 出荷管理システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07300211A (ja) * 1994-05-06 1995-11-14 Mitsubishi Electric Corp 物流倉庫管理システム
JP2002347909A (ja) * 2001-05-21 2002-12-04 Daifuku Co Ltd 仕分け設備
JP2003285929A (ja) * 2002-03-28 2003-10-07 Ffc:Kk 物流管理方法及びその方法における処理をコンピュータに行わせるためのプログラム
JP2005089071A (ja) * 2003-09-17 2005-04-07 Murata Mach Ltd 出荷管理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018106420A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社オービック 出荷期限管理装置、出荷期限管理方法および出荷期限管理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5623600B1 (ja) 2014-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5642490B2 (ja) 履歴情報管理システム、履歴情報管理サーバ、及び履歴情報管理プログラム
JP5623600B1 (ja) 賞味期限管理装置および賞味期限管理プログラム
JP2015022376A (ja) 商品データ処理装置及びプログラム
JPH07225799A (ja) 商品管理システム
JP2007222645A (ja) 電子棚札システム
JP2002002924A (ja) 物流管理方法
JP5050808B2 (ja) 印字システム
JP2013086951A (ja) 入荷情報記録システム、入荷情報記録方法、及びプログラム
US20210350315A1 (en) Systems and methods for article inventory transfer
JP4503251B2 (ja) 検品システム
JP5108360B2 (ja) コード管理システム、及びコード管理方法
JP2008269126A (ja) ラベル発行システムおよびラベル発行方法
JP6356712B2 (ja) 商品データ処理装置及びプログラム
JP7429031B2 (ja) 発行装置
JP4234484B2 (ja) 商品発注装置及びその制御方法、並びに制御プログラム
JP2013144605A (ja) 在庫管理システム
JP2009006171A (ja) 電子棚札及び電子棚札システム
JP6599517B2 (ja) 商品データ処理装置及びプログラム
JP4700032B2 (ja) 商品管理システム
JP6673380B2 (ja) 作業管理装置及びプログラム
JPH11175613A (ja) 受注管理装置、発注管理装置、発注受注管理システム
JP2002324276A (ja) 商品管理方法および商品管理装置
JP5936756B1 (ja) 情報配信装置及び商品販売支援システム
JP6052363B1 (ja) 表示装置、管理装置、管理システム及びプログラム
WO2025109685A1 (ja) 記録媒体、通信装置、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5623600

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111