JP2011217428A - 電動移動体用の蓄電池システム、および電気自動車 - Google Patents

電動移動体用の蓄電池システム、および電気自動車 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリを容易に載せ替えることが可能であるとともに、効率的な使用が可能である電動移動体用の蓄電池システムなどを提供する。
【解決手段】バッテリを着脱自在に収容可能なスロットを複数有するバッテリ収容部と、複数のスロット1cに収容された各バッテリBの接続関係をスイッチSW1,SW2により可変にする接続回路1eと、接続回路1eに配置されたスイッチSW1,SW2を制御して当該接続回路1eにおける接続関係を制御する制御部1dとを備える。制御部1dは、スロット1cに収容された各バッテリBの適合性を判定し、不適合と判定されたバッテリBの使用を、接続回路1eの接続関係を制御して禁止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、充電スタンドなどの外部電源により充電される二次電池を搭載した電気自動車などの電動移動体に適用される蓄電池システム、および電気自動車に関する。
近年、モータを搭載した電気自動車やエンジンとモータの双方を搭載したハイブリッド車などが注目されている。これらの車両(電動移動体)は、走行用のモータに供給する電力を通常の12Vバッテリよりも高い電圧で蓄えておく二次電池(以下「高電圧バッテリ」という)を搭載している。この高電圧バッテリの容量が少なくなると車両を走行させることができなくなるという事態が生じる。容量が少なくなった高電圧バッテリに対しては、車外の電源から供給される電力により充電可能である。
電気自動車は、ガソリン車等に比べて一回の充電(いわば燃料補給)によって走行可能となる航続距離(走行可能距離)は短い。そして、バッテリの容量が低下した場合には、専用の充電設備或いは一般の商用電源などからバッテリを再充電する必要がある。
ところが、かかる再充電には長時間(例えば、8時間程度)を要するため、長距離走行に向かないとともに、運転時間が制約されるなどの問題があった。さらに、バッテリは、電気自動車の車体フレームに直に据置されていることが多く、バッテリ自体の交換を容易にする構造でない場合が多かった。そこで、特許文献1では、バッテリBの交換を容易にし、航続距離を伸ばすとともに、使用時間の制限を解消することが可能な電気自動車が開示されている。
特開2004−123039号公報
しかしながら、特許文献1では、2つ以上のバッテリを任意に載せ替え可能とする電気自動車であるが、バッテリをAC(エアコン)やカーナビといったすべての電力用途に使用するため、正確な航続距離を把握することが困難である。そのため、バッテリを効率的に使用することができない問題がある。
そこで、本発明は、バッテリを容易に載せ替えることが可能であるとともに、効率的な使用が可能である電動移動体用の蓄電池システム、および、電気自動車を提供することを目的とする。
前記課題を解決した本発明(請求項1)の電動移動体用の蓄電池システムは、蓄電池を着脱自在に収容可能なスロットを複数有する蓄電池収容部と、複数の前記スロットに収容された各蓄電池の接続関係をスイッチにより可変にする接続回路と、前記接続回路に配置されたスイッチを制御して当該接続回路における接続関係を制御する制御部とを備える。そして、前記制御部は、前記スロットに収容された各蓄電池の適合性を判定し、不適合と判定された蓄電池の使用を、前記接続回路の接続関係を制御して禁止することを特徴とする。
この構成によれば、不適合な蓄電池(バッテリ)の使用が禁止されるので、例えば、蓄電池の効率的な使用が可能である。
また、本発明(請求項2)の電動移動体用の蓄電池システムは、前記蓄電池収容部が、用途の異なる複数のスロットを有し、前記制御部は、前記スロットに収容された前記蓄電池の電圧から前記適合性を判定することを特徴とする。
車両などの電動移動体は、電力を消費する種々の負荷を搭載している。負荷は、大電流を消費するものやさほど電流を消費しないもの、高電圧が好ましいものや高電圧でなくともよいものなどがある。つまり、異なる用途の負荷を搭載している。この構成によれば、用途に応じたスロットからの電力の供給を行う。また、大電流の用途は高電圧であり、低電流の用途は低電圧であるので、電圧により適合性を判定する。
また、本発明(請求項3)の電動移動体用の蓄電池システムは、前記蓄電池が備えるメモリから情報を取得する情報取得部を備えている。前記情報取得部は、前記蓄電池のメモリに記憶されている、当該蓄電池の製造者、仕様、製造年月日、使用履歴および必要冷却量のうち、少なくとも一つを取得する。そして、前記制御部は、当該制御部に予め設定されている情報と、前記情報取得部を介して取得した情報とを比較して、前記適合性を判定することを特徴とする。
この構成によれば、蓄電池が備えるメモリの情報によりさらに適切に適合性を判定することができる。
また、本発明(請求項4)の電動移動体用の蓄電池システムは、前記接続回路が、蓄電池をバイパスするバイパス回路を備えることを特徴とする。
この構成によれば、不適合な蓄電池を除いた他の蓄電池から電力を得ることができる。
また、本発明(請求項5)の電動移動体用の蓄電池システムは、前記適合性の判定結果を報知する報知部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、適合性の判定結果が報知部により報知されるので、蓄電池の使用状況を知得できる。
また、本発明(請求項6)の電気自動車は、前記の電動移動体用の蓄電池システムを搭載したことを特徴とする。電気自動車は、電動移動体のうちの大多数の部分を占めるものである。
本発明によれば、バッテリを容易に載せ替えることが可能であるとともに、効率的な使用が可能である電動移動体用の蓄電池システム、および、電気自動車を提供することができる。
本発明に係る第1実施形態の蓄電池システム備えた車両の全体構成を示す図である。 図1の車両における高電圧系統と低電圧系統の電気的接続関係を概略的に示す図である。 図1の蓄電池システムの外観構成を概略的に示す斜視図である。 図1の蓄電池システムに使用されるバッテリの外観構成を概略的に示す図であり、(a)はバッテリを斜視した図であり、(b)は断面視した図である。 図1の蓄電池システムのスロット内回路の構成を示すとともに、システムECUとスロットとの情報の送受の関係を示す図である。 図1のシステムECUの機能を示す機能ブロック図である。 本発明に係る第2実施形態の蓄電池システムに使用されるバッテリの外観構成を概略的に示す斜視図である。 本発明に係る第2実施形態の蓄電池システムのスロット内回路の構成を示すとともに、システムECUとスロットとの情報の送受の関係を示す図である。 図8のシステムECUの機能を示す機能ブロック図である。 本発明に係る第3実施形態の蓄電池システムの外観構成を概略的に示す斜視図である。 本発明に係る第4実施形態の蓄電池システム1の各スロット(各スロット内回路)を接続する接続回路の概略構成を示す図である。 本発明に係る第5実施形態の蓄電池システムのスロット内回路の構成を示すとともに、システムECUとパッドとタッチパネルとの情報の送受の関係を示す図である。 図12のタッチパネルに表示される画面であり、(a)はバッテリの収容前(現状)の状態を知らせる現状報知画面であり、(b)はバッテリが収容されたことを知らせる収容報知画面である。 図12のタッチパネルに表示される画面であり、(a)は判定結果が適合であることを知らせる適合報知画面であり、(b)は適合報知画面の後に表示される現状報知画面である。 図12のタッチパネルに表示される画面であり、(a)は判定結果が不適合であることを知らせる不適合報知画面であり、(b)は不適合報知画面の後に表示される現状報知画面である。
以下、本発明に係る「蓄電池システム」および「電気自動車」を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態のうち、(1)第1実施形態は基本構成であり、蓄電池システムのシステムECUがバッテリの、電圧、電流(出力電流)、温度から、適合性を判定し、適合しないバッテリの使用を禁止するものである。(2)第2実施形態は、バッテリがメモリを備え、システムECUがメモリに書き込まれている情報に基づいて適合性を判定し、適合しないバッテリの使用を禁止するものである。(3)第3実施形態は、スロットが負荷に応じて区分けされており、システムECUが、スロットごとにバッテリの適合性の判定を行うものである。(4)第4実施形態は、スロットを動的に、例えば高負荷用や低負荷用に割り振ることを可能にしたものである。(5)第5実施形態は、適合性の判定結果をユーザに報知するものである。
≪第1実施形態≫
まず、第1実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。この第1実施形態は、前記のとおり基本構成であり、蓄電池システムのシステムECU1dがバッテリB(図4参照)の、電圧、電流(出力電流)、温度などから、各バッテリBの適合性を判定し、適合しないバッテリBの使用を禁止するものである。
(車両の全体構成)
まず、第1実施形態の蓄電池システム1を備えた車両V(電動移動体)の全体構成を、図1を参照して説明する。以下の説明においては、車両Vは狭義の電気自動車であるが、狭義の電気自動車以外でも、ハイブリッド車(プラグインハイブリッド車)や燃料電池電気自動車など、充電スタンドや家庭用の充電装置などの車外の電源からの電力により充電される仕組みのバッテリ(蓄電池)B、換言するとバッテリBの電力のみで走行(アシスト走行)できる仕組みのものであれば、車両V(広義の電気自動車)として、本発明を適用することができる。ちなみに、電動移動体としては、二輪車、船舶、航空機などがあげられる。
図1に示すように、本実施形態での車両Vは四輪の乗用車であり、バッテリB(図4参照)を収容する蓄電池システム1のほかに、蓄電池システム1からの高電圧系統H(図2参照)への電流の取り出しをコントロールするVCU(Voltage Control Unit)2、VVVF(Variable Voltage Variable Frequency)型のインバータ3、駆動輪に伝達する駆動力を発生させる走行モータ4、駆動力の大きさを変換するギアボックス5、走行モータ4などを冷却するラジエタ(ラジエタファン)6、冷却水を循環させる電動冷却水ポンプ(EWP)7、蓄電池システム1の電力を低電圧系統L(図2参照)に降圧して供給するダウンコンバータ8、図示しない充電スタンドなどの外部電源から高電圧システム1のバッテリBを充電する際のチャージャ(充電回路)9、充電スタンドの図示しないコネクタが接続される充電口10などを備える。さらに、車両Vは、ヒートポンプによる空調装置であるエアコン11や経路案内をするカーナビ12などを備えている。
前記した車両Vの各構成において、蓄電池システム1を除いた他の構成は周知であるので、詳細な説明は省略する。もちろん、この構成は一例であり、この図1の構成の車両Vに本発明が限定されることはない。
なお、蓄電池システム1は、図1に破線で示すとおり、システムECU(Electronic Control Unit)1dを備えているが、この構成については、後で詳細に説明する。
(高電圧系統、低電圧系統)
高電圧系統Hおよび低電圧系統Lを、図2を参照して説明する。
図2は、図1の車両における高電圧系統と低電圧系統の電気的接続関係を概略的に示す図であるが、この図2のうち、太い実線で示すラインで結ばれているのが高電圧系統Hであり、細実線で結ばれているのが低電圧系統Lである。高電圧系統Hは、数百Vの高電圧であることから高耐圧の電気ケーブルが用いられ、車両Vの車体からは絶縁されている。一方、低電圧系統Lは、12V程度の低電圧であることから、通常の電気ケーブルが用いられ、車両Vの車体に接地されている。
ちなみに、この図2においては、高電圧系統Hには、VCU2、インバータ3、走行モータ4、ダウンコンバータ8(上流側)、チャージャ9、充電口10が属しており、車体からは絶縁されている。また、低電圧系統Lには、ダウンコンバータ8(下流側)、ラジエタファン6、EWP7、カーナビ12などが属している。なお、この図2では、ギアボックス5には走行モータ4から回転力が伝達されていることを示している。また、図2では、エアコン11の記載を省略しているが、エアコン11(コンプレッサ)も高電圧系統Hに属する。
(蓄電池システムの構造)
次に、蓄電池システム1の構造を、図3を参照して説明する。
蓄電池システムの外観構成を概略的に示す斜視図である図3のとおり、第1実施形態の蓄電池システム1は、収容ボックス1aと蓋1bを備え、スロット1cが蓋1bで塞がれる構成をした箱体である。
図3に示すように、収容ボックス1aは、複数のスロット1cを有する。図3の例では、スロット1cは5×8の2次元マトリックス状に配列されている。各スロット1cは、バッテリ収容空間Sを有し、その各々に、バッテリB(図4参照)が1本ずつ収容(挿入)されるようになっている。蓋1bが開けられた状態では、各スロット1cは、バッテリ収容空間Sを外部に臨ませ、バッテリBの外部からの挿抜が可能なようになっている。
蓋1bのスロット1cに面する側には、バッテリBの後記する正極Ba、負極Bc(図4参照)に接続される接点を備えるパッドPが、スロット1cに対応させて、5×8の2次元マトリックス状に配列されている。ちなみに、蓋1bの内部には、後記するスロット内回路1eが形成されている。この蓋1bの構成(パッドPやスロット内回路1e)についての詳細は後記する。また、収容ボックス1aはシステムECU1dを内蔵しているが、このシステムECU1dの詳細についても後記する。
(バッテリ)
次に、バッテリBを、図4を参照して説明する。
図4(a)のバッテリBを斜視した図に示すように、この例でのバッテリBは、角柱状の外観をしている。そして、バッテリBの長手方向の一方の端面には、正極Baと負極Bcが配置されている。この正極Baと負極Bcは、蓋1bに配置されたパッドPの端子に接続されるようになっている。
なお、このバッテリBは、1つの単電池から構成されるものでもよいが、複数の単電池が直列(並列)に接続されて構成されるもの(つまりバッテリモジュール)でもよい。ちなみに、単電池の種別としては、リチウムイオン電池やニカド電池などの単電池が適用可能である。
また、バッテリBは、キー構造Bkを有している。キー構造Bkは、突起が並列に配置された2条のリブで構成されている。図4(b)は、バッテリBを断面視したものである。このキー構造Bkに対応させて、収容ボックス1aのスロット1cにも図示しないキー構造が形成されており、所定のキー構造Bkを備えるバッテリBだけが、スロット1c(バッテリ収容空間S)に収容されるようになっている。つまり、バッテリBの種類ごとに、キー溝Bkが異なるものにされている。
(スロット内回路)
次に、スロット内回路1eの構成を、図5を参照して説明する。
第1実施形態でのスロット内回路1eは、後記するシステムECU1dに制御されて、バッテリBの接続または接続解除(切り離し)を、スロット1c単位(バッテリB単位)で可能にする回路であり、バッドPごと、換言するとスロット1cごとに設けられている。ちなみに、スロット内回路1eの回路自体は、蓋1b内に実装されている。
図5に示すように、スロット内回路1eは、バッテリBを接続する接続ラインと、バッテリBを迂回する迂回ラインを備えている。接続ラインにはスイッチ(接続スイッチ)SW1が配置され、迂回ラインにはスイッチ(迂回スイッチ)SW2が配置されている。この両スイッチSW1,SW2は、この例では、一方がONされると、他方がOFFされる。なお、このスロット内回路1eには、バッテリBの電圧(正極Baと負極Bcの端子間の電圧)を監視するための電圧センサVsとバッテリBへの充放電電流を監視するための電流センサAsが備えられている。
スロット内回路1e(パッドP)は、図5に示すように正極端子1e+と負極端子1e−を備えている。この両端子1e+,1e−は、スロット1cにバッテリBが収容された状態で蓋1bが閉められると、バッテリBの正極Baに正極端子1e+が弾性的に接触し、かつバッテリBの負極Bcに負極端子1e−が弾性的に接触し、導通が図られるようになっている。
ちなみに、各スロット内回路1eは、他のスロット1cに属するスロット内回路1eと直列に接続される。つまり、各スロット内回路1eは数珠繋ぎにされ(適宜並列などにも接続され)、バッテリB単体では実現できない高電圧で大容量の蓄電池システム1を実現する。
(システムECUとの情報の送受など)
次に、蓄電池システム1の内部における情報の送受、つまり、システムECUとの情報の送受などを説明する。
図5に示すように、蓄電池システム1は、スロット1cごとに、システムECU1dに対して、バッテリBの電圧、電流、温度の各情報を送信するようにされている。このため、図5に示すように、バッテリBの温度を測定する温度センサTsを、スロット1cごとに備えている。また、前記のとおり、スロット内回路1eには、電圧センサVsと電流センサAsが備えられている。
また、蓄電池システム1は、システムECU1dは、スロット1cごとに、スイッチSW1,SW2のON/OFF指令を送信するようにされている。各スロット1cは、システムECU1dからのON/OFF指令に応じて、スイッチSW1,SW2をON/OFFする。ちなみに、スイッチSW1がOFFされ、同時にスイッチSW2がONされれば、そのスロット1cに収容されているバッテリ1は、迂回され、つまり使用が禁止され、放電も充電もされなくなる。
(システムECU)
次に、蓄電池システム1を統括的に制御するシステムECU1dを、各図を参照して説明する。
図5などに示すシステムECU1dは、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入出力インタフェイス、電源回路などを備えたコンピュータである。このシステムECU1dは、前記のとおり、各スロット1cから送信される各バッテリBの電圧、電流、温度の情報を受信し、一方、各スロット1cに対して、スロット内回路1eのスイッチSW1,SW2をON/OFFさせる指令を送信する。
本実施形態のように、各バッテリBが何本も直列に接続される構成においては、バッテリBの容量(残容量)に差があると不都合が生じる。例えば、ある電圧(V)である容量(mAh)のバッテリBと、同じ電圧(V)で倍の容量(mAh)のバッテリBを直列につないで使用した場合を考える。この場合、容量の少ないバッテリBの容量が早く尽きるが、その後も使用を継続すると、容量が尽きたバッテリBが過放電となって、換言すると、容量が尽きたバッテリBに無理に電流が流れることとなり、劣化や破損させることとなる。このような状況は、充電ができない一次電池で顕著であるが、本実施形態のバッテリBのような二次電池でも劣化などを促進させることになる。このため、バッテリBを一つ一つ監視して、過放電(過充電)とならないように手当てする必要がある。第1実施形態では、システムECU1dは、各スロット内回路1eのスイッチSW1,SW2をON/OFFさせることにより、この手当て(つまり使用の禁止)を行う。
ちなみに、システムECU1dは、各バッテリBの容量を、電圧、電流、温度を監視することで、SOC(State Of Charge)として算出する。そして、電圧やSOCが低い特定のバッテリBの使用を禁止する。また、温度が高すぎたり低すぎたりしても不具合が生じるので、温度に応じて、各バッテリBの使用を禁止などする。また、システムECU1dは、過電流が流れているバッテリBに対しても、使用を禁止する。なお、SOCの算出は、周知技術であるので、説明は省略する。
以上の機能を実現するため、システムECU1dは、図6の機能ブロック図に示すように、バッテリBごと(スロット1cごと)にバッテリ状態を確認するバッテリ状態確認部1d1、バッテリBごとにその適合性を判定する適合性判定部1d2、不適合と判定したバッテリBの使用を禁止などするためにスイッチSW1,SW2を制御するスイッチ制御部1d3などを備える。ちなみに、SOCの算出は、バッテリ状態確認部1d1が行うものとする。
(動作・作用)
以下、バッテリBを容易に載せ替えることが可能であるとともに、バッテリBの効率的な使用が可能である蓄電池システム1の第1実施形態の動作・作用を、各図を参照して説明する。
(1)蓄電池システム1のスロット1cへのバッテリBの収容は、蓋1bを開けることにより行う。この例では、バッテリBを1本1本、各スロット1cのバッテリ収容空間に手差しで挿入することで、収容する。この際、スロット1cの図示しないキー溝と適合するキー溝Bkを有するバッテリBのみがスロット1cに収容可能であるので、異なったバッテリBが誤って収容されるようなことが、構造的に防止される。
なお、全部のスロット1cにバッテリBを収容する必要はない。バッテリBが収容されていなければ、システムECU1dは電圧を監視しているので、自ずとそのスロット1cのスロット内回路1eを制御して迂回させる。このため、全部のスロット1cにバッテリBが収容されていないために、閉回路を構成できないという不都合はない。つまり、バッテリBの本数が不足していても、車両Vを走行させることができる。もちろん、収容されるバッテリBの本数が少なければ、車両Vとしての航続距離が短くなる。
(2)各スロット1cに必要に応じてバッテリBを収容した後は、蓋1bを閉じる。これにより、図5に示すように、正極Baと正極端子1e+が弾性的に接触し、負極Bcと負極端子1e−が弾性的に接触し、導通が図られる。そして、このように蓋1bが閉じられることにより、各スロット1cからは電圧、電流、温度の情報がシステムECU1dに送信され、システムECU1dは、どのスロット1cにバッテリBが収容されているか否かの確認や、各スロット1cのバッテリBが、どんな電圧、温度、SOCであるか否かなどを、バッテリ状態確認部1d1により確認できる。
ちなみに、各スロット内回路1eのスイッチSW1,SW2は、初期状態(デフォルト)でOFFであるものとする。なお、スイッチSW1がOFFであれば、電流センサAsが検出する電流はゼロである。また、スイッチSW1がOFFのときに電圧センサVsが検出する電圧は、OCV(Open Circuit Voltage)といわれるバッテリBの開放端子電圧である。
なお、バッテリBは、劣化が進むと(内部抵抗が高くなり)電圧が低下する。また、劣化程度が同じなら、残量が多いほど電圧は高い傾向にある。
(3)システムECU1dは、各バッテリBの電圧(OCV)を確認すると、適合性判定部1d2が、記憶している判定条件(判定ポリシ)に基づき、例えば、電圧が全体の平均値の電圧よりも所定%少ないバッテリBについては、不適合と判定して(適合性判定部1d2)、その使用を禁止するため、当該バッテリBが収容されているスロット1cに対して、スイッチSW2をONさせる指令を送信し(スイッチ制御部1d3)、当該スロット1cのスロット内回路1eに迂回ラインを構築する。使用が禁止されると、当該バッテリBへの充放電が行われなくなる。
なお、使用を禁止する判定の閾値としては、電圧の相対値ではなく、絶対値を用いてもよいし。順位により、電圧が低い方からn番目までのバッテリBの使用を禁止するなどとしてもよい。スイッチSW2がONされても、スイッチSW1はデフォルトでOFFであるので、短絡することはない。
また、システムECU1dは、不適合として使用を禁止するバッテリB以外のバッテリBが収容されているスロット1cに対して、スイッチSW1をONさせる指令を送信し(スイッチ制御部1d3)、当該スロット1cのスロット内回路1eに接続ラインを構築する。これにより、不適合と判定されたバッテリB以外のバッテリBから、走行モータ4などの負荷に電力を供給することができる。
(4)システムECU1は、この処理を、例えば、蓋1bが開閉されるたびや、イグニッションスイッチ(車両スイッチキー)がONされるたびに行う。ちなみに、OCVとSOCには対応関係があるので、システムECU1dがOCVからSOCを推定して、SOCに基づいてスイッチSW1,SW2の制御を行うようにしてもよい。
(5)バッテリBを収容して時間が経過した後や、イグニッションスイッチをONにして時間が経過した後は、システムECU1dは、例えば電圧や算出したSOCに基づいて動的にスイッチSW1,SW2のON/OFFを制御する。例えば、SOCや電圧の低下が他よりも早く、所定以上にSOCや電圧が低くなったバッテリBが収容されているスロット1cに対して、システムECU1dは、スイッチSW1のOFF指令とスイッチSW2のON指令を送信し、当該スロット1cのスロット内回路1eに対して、バイパスライン(迂回ライン)を構築する。
また、一旦使用を禁止したバッテリBについても、他のバッテリBの使用の結果、当該バッテリBのSOCや電圧が他のバッテリBの平均のSOCや平均の電圧に近づいた場合は、当該バッテリBの使用禁止を解除させるという、動的制御を行うことができる。特に、航続距離の確保のためには、劣化したバッテリBであっても、これを使用することは有効である。ちなみに、使用禁止から使用禁止が解除されるまでは当該バッテリBへの充放電が行われないので、その間の劣化は抑制されることになる。
これらの点は、温度センサTsが検出するバッテリBの温度についても同じである。
なお、このような動的な制御には、スイッチSW1,SW2として、機械的な接点によるスイッチングよりも動作速度が格段に速い、例えば半導体素子によるスイッチングが好ましい。
(第1実施形態の効果)
以上説明した第1実施形態の蓄電池システム1(電気自動車)によれば、システムECU1dが、スロット1cに収容されたバッテリBの適合性を判定し、適合と判定されたバッテリBのみの充放電を制御する。これにより、例えば、発熱を制御できない、もしくは、電圧が設定値よりも高いといった不適合のバッテリBを判別することができ、さらに、不適合と判定されたバッテリBからの充放電を禁止するので、バッテリBの安定した受渡しおよび制御ができる。
また、第1実施形態の蓄電池システム1によれば、使用できないバッテリBを迂回して、電力の供給回路を構築できる。これにより、使用できないバッテリBがスロット1cに存在しても、充放電しないように切り離せるので、用意されたスロット1cの数に対して稼働できるバッテリBの数が少ない場合であっても、また、バッテリB自体の数が不足する場合であっても、蓄電池システム1を稼動できる。
(その他)
スロット1cに新たに収容するバッテリBは、既に収容されているバッテリBと同じ規格のバッテリBであり、しかも、既に収容されているバッテリBと同程度の電圧やSOCであることが望ましい。しかし、収容時(初期時)の電圧やSOCが相違していても、周知の電圧均等化回路などを併用することで、収容時の電圧やSOCの相違を吸収することができる。ちなみに、電圧均等化回路としては、本出願人の「充放電装置」(特開2009−165206号公報)などがある。
また、スロット1c(バッテリ収容空間S)へのバッテリBの収容は、正極Baと負極Bcが、正面(手前)を向くようにするものであったが、逆向きの収容にするようにしてもよい。この場合、パッドPは、バッテリ収容空間Sの奥に備えるようにするのが好ましい。 また、バッテリBは図4に一例を示したが、これ以外の形状や、これ以外の正極Baや負極Bcの配置のものでもよいことは、いうまでもない。
蓄電池システム1は、通常は冷却ファンなどを備えて、換気(温調)が行われるが、この第1実施形態においても、各スロット1cに温度センサTsを備えていることから、温調を行うようにしてもよい。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態は、前記のとおり、バッテリBがメモリBmを備え、システムECU1dがメモリBmに書き込まれている情報に基づいて適合性を判定し、適合しないバッテリBの使用を禁止するものである。なお、第1実施形態と共通する部分については、第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略するものとし、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
(バッテリ)
図7は、第2の実施形態の蓄電池システム1に使用されるバッテリBの外観構成を概略的に示す斜視図であるが、この図7示すように、第2実施形態のバッテリBが第1実施形態のバッテリBと異なるのは、情報入出力端子Bdを、正極Baおよび負極Bcと同じ面に備えていることである。また、バッテリBが、メモリ(不揮発性メモリ)Bmを備えていことも、第1実施形態とは異なる。このメモリBmには、システムECU1dが、バッテリBの適合性を判定するのに有用な情報、例えば、バッテリBのメーカ名、仕様、製造年月日、使用履歴(最終の充電日、充電回数、積算使用時間など)などが書き込まれている。使用履歴は、システムECU1dなどにより、随時追記される。
(スロット)
図8は、第2実施形態の蓄電池システム1のスロット内回路1eの構成などを示す図であるが、この図8に示すように、第2実施形態の蓄電池システム1が前記した第1実施形態の蓄電池システム1と異なるのは、スロット1cに、バッテリBが備えるメモリBmの情報の読出しと書込みを行う情報授受端子R/Wを備えていることである。情報授受端子R/Wは、パッドPに備えられており、蓋1b(図3参照)が閉められることによりパッドPの情報授受端子R/WとバッテリBの情報入出力端子Bdとが電気的に接触し、システムECU1dからのバッテリBのメモリBmへの書込みや、メモリBmの記憶内容の読み取りが可能になる。
(システムECU)
図9は、第2実施形態のシステムECU1dの機能を示す機能ブロックであるが、この図9に示すように、第2実施形態のシステムECU1dは、バッテリBが備えるメモリBmの読み出しと書き込みの制御を行うR/W制御部1d4を備えている。システムECU1dは、このR/W制御部1d4により、スロット1cの情報授受端子R/WとバッテリBの情報入出力端子Bdを介したメモリBmの読み書きが可能であり、バッテリBのメモリBmに対して、バッテリBの使用履歴を追記することができる。
(動作・作用)
この第2実施形態では、システムECU1dのR/W制御部1d4が、バッテリBのメモリBmから記憶されている情報を読み出す。そして、システムECU1dが記憶している判定条件に基づき、適合性判定部1d2が、例えば、製造からm年以上経過のバッテリBは不適合、使用年数がn年以上のバッテリBは不適合、使用回数o回以上のバッテリBは不適合、積算使用時間がp時間以上のバッテリBは不適合、採集充電日からq日以上経過のバッテリBは不適合、このメーカのバッテリBは不適合、この仕様のバッテリBは不適合などという判定を行う。また、第1実施形態と同様に判定を行う。
(第2実施形態の効果)
この第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、バッテリBに記憶されている情報に基づいて、不適合なバッテリBの使用を事前に禁止したりすることができるので、バッテリBの安定した受け渡しおよび制御ができる。
(その他)
システムECU1dとバッテリBのメモリBmと情報の読み書きは、パッドPに備わる情報授受端子R/Wと、バッテリBに備わる情報入出力端子Bdを介してのものであるが、この際の読み書きは、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のインタフェイスでも、その他の規格のインタフェイスでもよい。また、無線波などによる非接触のものでもよい。ちなみに、情報を追記する必要がなければ、バッテリBに1次元コードや2次元コードなどを付し、光学的リーダでその情報を読み取るようにしてもよい。
≪第3実施形態≫
次に、第3実施形態を説明する。この第3実施形態は、前記のとおり、スロット1cが負荷に応じて区分けされており、システムECU1dが、スロット1cごとにバッテリBの適合性の判定を行うものである。なお、第1実施形態と共通する部分については、第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略するものとし、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
(第3実施形態の構成)
図10は、第3実施形態の蓄電池システム1の外観構成を概略的に示す斜視図であるが、この図1に示すように、収容ボックス1aの各スロット1cは、高負荷用スロット1cHと低負荷用スロット1cLとに区分けされている。この例では、上4列が高負荷用スロット1cHであり、下1列が低負荷用スロット1cLである。
この例では、高負荷用スロット1cHは、走行モータ4に電力を供給するためのバッテリBが収容されるスロット1cである。また、低負荷用スロット1cLは、エアコン11など、走行モータ4以外に電力を供給するためのバッテリBが収容されるスロット1cである。この例では、高負荷用スロット1cHからは、走行モータ4だけに電力が供給される。なお、低負荷用スロット1cLからは、ダウンコンバータ8にも電力が供給される。つまり、図2に示す低電圧系統Lにも、低負荷用スロット1cLからの電力が供給される。ちなみに、低負荷用スロット1cLは、低電圧用のスロット1cであるともいえ、一方、高負荷用スロット1cHは、高電圧用のスロット1cともいえる。同じバッテリBを用いるにしても、直列に接続する本数が多ければ高電圧になり、直列に接続する本数が少なければ、低電圧になる。また、並列に接続する本数が多ければ大容量になる。
なお、バッテリBの充電時には、チャージャ9により適宜電力が、高負荷用スロット1cHと低負荷用スロット1cLとに割り振られて、それぞれのバッテリBの充電が行われるものとする。
また、この第3実施形態のシステムECU1dは、どのスロット1cが高負荷用スロット1cHであるのかや、また、どのスロット1cが低負荷用スロット1cLであるのかを位置管理しており、つまり、この例では上4列が高負荷用スロット1cHであることなどを把握しており、スロット1cごとの制御を行う。この場合、高負荷用スロット1cHに収容されるバッテリBの適合性判定の閾値と、低負荷用スロット1cLに収容されるバッテリBの適合性判定の閾値とを異なる値としている。例えば、バッテリBの電圧に関する閾値としては、高負荷用スロット1cHは、低負荷用スロット1cLよりも、高い値が設定される。
(動作・作用)
この第3実施形態では、ユーザは、高負荷用スロット1cHには、高負荷用のバッテリBを収容(挿入)し、低負荷用スロット1cLには、低負荷用のバッテリBを収容(挿入)する。システムECU1dは、高負荷用スロット1cHと低負荷用スロット1cLのバッテリBの適合性の判定をそれぞれの閾値(特に電圧閾値)で行い、適合しないバッテリBについては、それぞれ、高負荷用スロット1cHや低負荷用スロット1cLから外す制御、つまり、そのバッテリBが収容されているスロット1cのスロット内回路1について、接続スイッチSW1をOFFにし、迂回スイッチSW2をONにする制御を行う(図5参照)。
(第3実施形態の効果)
この第3実施形態によれば、第1実施形態での効果に加え、バッテリ収容ボックス1aは、高負荷用スロット1cHと低電負荷用スロット1cLを備えるので、用途に応じたバッテリを収容(挿入)することができる。これにより、より正確な航続距離を把握することができるとともに、各用途に応じたバッテリBの適合性の判定や、SOCの制御が可能となる。
(その他)
電欠などの緊急時を想定して、高負荷用スロット1cHから低負荷用スロット1cLへと、また、その逆へと、電力を相互に融通できるようにしておくこともできる。また、第1実施形態のほか、第2実施形態とこの第3実施形態とを適宜組み合わせて実施することもできる。
また、高負荷用スロット1cHと低負荷用スロット1cLには、同じ種類(規格)のバッテリBが収容されるようにしてもよいし。異なる種類のバッテリBが収容されるようにしてもよい。異なる種類のバッテリBを収容する場合は、例えば、キー構造Bk(図4参照)を、高負荷用スロット1cHと低負荷用スロット1cLとで異なるものとして、誤収容(後挿入)できないようにしておくことが好ましい。高負荷用スロット1cHに種類の異なるバッテリBが混在すると、また、低負荷用スロット1cLに種類の異なるバッテリBが混在すると、前記のとおり、バッテリBの劣化などを招くからである。
≪第4実施形態≫
次に、第4実施形態を説明する。この第4実施形態は、前記のとおり、スロット1cを動的に、例えば高負荷用スロット1cHや低負荷用スロット1cLに割り振ることを可能にしたものである。なお、第1実施形態や第3実施形態などと共通する部分については、第1実施形態などと同じ符号を付して説明を省略するものとし、第1実施形態などと異なる点を中心に説明する。
(第4実施形態の構成)
図11は、第4実施形態の蓄電池システム1の各スロット1c(各スロット内回路1e)を接続する接続回路の概略構成を示す図であるが、この図11に示すように、この第4実施形態では、高負荷ラインCHと低負荷ラインCLを有する接続回路Cを備える。高負荷ラインCHには、切換スイッチSWHが、図11に示すように各スロット1c(スロット内回路1e)をバイパス可能なように配置されている。この点は、低付加ラインCLも同じであり、切換スイッチSWLが、図11に示すように各スロット1c(スロット内回路1e)をバイパス可能なように配置されている。
なお、高負荷用ラインCHは、走行モータ4に電力を供給するものである。一方、低負荷ラインCLは、走行モータ4以外の負荷に電力を供給するものである。
ちなみに、システムECU1dは、図3ではスロット1cが5×8(=40)個備わるように示しているが、図11では、省略して示している。もちろん、図3の5×8の2次元マトリックス配置も、一例である。
なお、スロット内回路1eは、第1実施形態で説明したものと同じである(図5参照)
第4実施形態のシステムECU1d(スイッチ制御部1d3)は、この接続回路Cの各スイッチSWH,SWLを適宜ON/OFF制御することにより、任意のスロット1cを高負荷ラインCHに接続したり(組み込んだり)、低負荷ラインCLに接続したりすることができる。
図11に示す例では、実線で示した各切換スイッチSWH,SWLはON状態であり、破線で示した各切換スイッチSWH,SWLはOFF状態である。ここでは、システムECU1dが、図11の上から数えて1番目と3番目のスロット1cを高負荷ラインCHに接続し、上から2番目と4番目(一番下)のスロット1cを低負荷ラインCLに接続しているが、どのように接続するかは、動的に変更可能である。
例えば、第1実施形態で、適合性判定部1d2が不適合と判定したバッテリBであっても、この第4実施形態のように、低負荷用ラインCLの用途としては不適合ではない場合がある。そのように適合性判定部1d2で判定されたバッテリBについては、スイッチ制御部1d3が適合性判定部と1d2と協調して、高負荷ラインCHでの使用を禁止する一方、低負荷ラインCLでの使用を開始する。このような接続の組み換えは、適宜タイミングで行うことができる。なお、ここでは、低負荷ラインCLでの使用も不適合である場合は、そのバッテリBについては、全体での使用が禁止されるものとする。
このため、適合性判定部1d2には、高負荷ラインCHでのバッテリBの適合性を判定するための閾値、低負荷ラインCLでのバッテリBの適合性を判定するための閾値を有しているものとする。この点は、前記した第3実施形態と同様である。
(動作・作用)
第4実施形態では、初期時(例えば蓋1bが閉じられたとき)、システムECU1dのバッテリ状態確認部1d1が、各バッテリBの状態を確認する。確認後、適合性判定部1d2が、どのバッテリBが高負荷用に適合するかや、どのバッテリBが高負荷用にも低負荷用にも適合しないかなどを判定する。その判定結果に応じて、スイッチ制御部1d3が、接続回路Cの各スイッチSWH,SWLなどを適宜ON/OFF制御することにより、高負荷用に適合するバッテリBが収容されているスロット1cを高負荷用ラインCHに接続し、低負荷用に適合するバッテリBが収容されているスロット1cを低負荷用ラインCLに接続する。また、どれにも適合しないバッテリBが収容されているスロット1cを使用禁止(接続解除)にする。
一方、走行時などに、バッテリBの状態が変化したときは、システムECU1dが動的に制御を行い、該当するバッテリBを使用禁止にしたり、使用禁止にしたものを再度使用可としたりする。また、高負荷用に適合しなくなったバッテリBを高負荷ラインCHから外して低負荷ラインCLに接続したりする。また、低負荷ラインCLに接続したバッテリBを、再度、高負荷ラインに接続したりする。
(第4実施形態での効果)
この第4実施形態によれば、第1実施形態での効果に加え、スロット1cを適宜接続した動的・弾力的な蓄電池システム1の運用が可能となる。また、第1実施形態では、不適合なバッテリBは使用禁止としたが、第4実施形態では、そのようなバッテリBでも低負荷用の用途として使用可能であれば、低負荷用の用途に回すことができる。このため、バッテリBの有効活用により、結果として車両Vの航続距離を伸ばすことができる。
つまり、前記した第1実施形態の蓄電池システム1では、あるバッテリBのSOC(電圧)がある閾値以下になった場合に不適合と判定されてそのバッテリBの使用が禁止され、その分の容量が全体の容量から減ってしまい、減ってしまったところから、走行モータ4や、低電圧系統L(ラジエタ6、EWP7、カーナビ12など)に電力が供給される。
しかし、この第4実施形態では、あるバッテリBのSOC(電圧)がある閾値以下になって使用が禁止されるのは第1実施形態と同じであるが、使用が禁止されるのは、高負荷ラインCHだけにとどめることが可能である。そして、高負荷ラインCHに接続されたバッテリBから、低負荷ラインCLに電力が供給されることがない。これにより、前記のとおり、航続距離を伸ばすことができる。また、より正確な航続距離を把握することができる。
(その他)
電欠などの緊急の場合などを想定して、高負荷ラインCHから低負荷ラインCLへと、また、その逆へと、電力を相互に融通できるようにしておくこともできる。また、第1実施形態(その変形例)〜第3実施形態とこの第4実施形態とを適宜組み合わせて実施することもできる。また、「高負荷」を「高電圧」と読み替え、「低負荷」を「低電圧」と読み替えて実施することもできる。
また、第1実施形態では、不適合なバッテリBを使用禁止にするために、スロット内回路1eの迂回スイッチSW2を用いることとしたが、この第4実施形態であれば、スロット内回路1eから迂回スイッチSW2および迂回ラインを廃止しても、不適合なバッテリBを使用禁止にすることができる。ちなみに、接続スイッチSW1を廃止することも可能である。
≪第5実施形態≫
次に、第5実施形態を説明する。この第5実施形態は、前記のとおり、適合性の判定結果をユーザに報知するものである。なお、第1実施形態などと共通する部分については、第1実施形態などと同じ符号を付して説明を省略するものとし、第1実施形態などと異なる点を中心に説明する。
(第5実施形態の構成)
図12は、第5実施形態の蓄電池システムのスロット内回路の構成を示すとともに、システムECUとパッドとタッチパネルとの情報の送受の関係を示す図であるが、この図12に示すように、第5実施形態の蓄電池システム1は、タッチパネル1gを備える。このため、システムECU1dは、タッチパネル1gとの物理的な入出力インタフェイスを備えるとともに、ソフトウェア構成としての(ソフト的な)報知制御部1d5を備える。
報知制御部1d5は、後記する図13〜図15のような画面(現状報知画面1g1など)の表示情報をタッチパネル1gに表示してユーザに蓄電池システム1の稼働状況などを報知する機能を有するとともに、画面(収容報知画面1g2など)を介してタッチパネル1gからの入力情報を受け付けて、対話形式的な画面表示を行う機能を有する。
タッチパネル1gは、液晶パネルのような表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品(表示装置兼入力装置)であり、画面上の表示を押すことで機器(システムECU1d)を操作することができ、携帯端末を含め、幅広く活用されている。
この第5実施形態では、システムECU1d(報知制御部1d5)は、図13の収容報知画面1g2などを、タッチパネル1gに表示して、この収容報知画面1g2などを介してユーザの指示(確認)を入力する。タッチパネル1gは、どの位置に設けられていてもよいが、バッテリBを挿抜する作業時に画面を見やすい場所がよいことから、本実施形態では、蓋1bの表面(パッドPが配置されている面とは反対側)に設けられているものとする(図3参照)。
次に、画面について説明する。図13の(a)は、バッテリBの収容前(現状)の状態を知らせる現状報知画面1g1であり、図13(a)に示されるように、現状報知画面1g1には、スロット1cの番号表示、スロット1cへのバッテリBの収容の有無を示す丸表示、バッテリBの残量(SOC)を示すバー表示、バッテリBの残量のKW数を示す数値表示、スロット1cに収容されたバッテリBが使用されているか否かを示すON/OFF表示が横一列となって1行をなしている。例えば、「スロット1」は、図3の収容ボックス1aの左上隅のスロット1cであり、「スロット2」はその右隣のスロット1cである。これらの点は、図13(b)の収容報知画面1g2や、図14(a)の適合報知画面1g3、図14(b)の現状報知画面1g4についても、図15(a)の不適合報知画面1g5、図15(b)の現状報知画面1g6についても同じである。
ちなみに、図13(a)においては、「スロット1,2,5,6」の各スロット1cにバッテリBが収容されていることが現状報知画面1g1の丸表示から分かり、また、「スロット1,2,5,6」の各スロット1cに収容されているバッテリBは使用されていることが現状報知画面1g1のON/OFF表示から分かる。また、「スロット3,4」の各スロット1cにはバッテリBが収容されていないことが、現状報知画面1g1の丸表示からわかる。
(動作・作用)
(1)この第5実施形態では、図13(a)に示す現状報知画面1g1の状態のときに、つまり、収容ボックス1aの「スロット3,4」にバッテリBが収容されていない状態のときに、ユーザが、蓋1bを開け、「スロット3」にバッテリBを1本収容して蓋1bを閉じるとする。すると、システムECU1d(バッテリ状態確認部1d1)は、バッテリBが「スロット3」に収容されたことを検出し、報知制御部1d5がタッチパネル1gに図13(b)の収容報知画面1g2を表示する。この収容報知画面1g2にはポップアップ画面が表示され、このポップアップ画面には、「バッテリが、スロット3に収容されました。」「バッテリの適合性をこれから判定します。」とのメッセージが記述されている。また、このポップアップ画面には、「OK」表示がなされている。ちなみに、このときは、接続スイッチSW1も迂回スイッチSW2もOFFの状態である。
(2)ユーザは、この収容報知画面1g2に対して、「OK」表示にタッチする。すると、入力情報として、「OK」表示がタッチされたことがシステムECU1dに入力される。これにより、システムECU1dの適合性判定部1d2が収容されたバッテリBの適合性を判定する。
(3)適合性の判定の結果が適合である場合は、タッチパネル1gに図14(a)の適合報知画面1g3を表示する。この適合報知画面1g3にはポップアップ画面が表示され、このポップアップ画面には、「判定結果 ⇒ OK」「スロット3のバッテリの適合性の判定完了。」「接続すると、航続距離が○○Km相当延長します。」とのメッセージが記述されている。また、このポップアップ画面には、「OK」表示がなされている。ちなみに、このときも、スイッチ制御部1d3は、接続スイッチSW1も迂回スイッチSW2もOFFの状態をそのまま維持する。なお、航続距離の延長分は、新たに収容されたバッテリBの容量(残容量)と、当該車両Vの電費(Km/Kw)から算出可能される。
(4)ユーザが、この適合報知画面1g3に対して、「OK」表示にタッチすると、入力情報として、「OK」表示がタッチされたことがシステムECU1dに入力される。この入力により、報知制御部1d5は、タッチパネル1gに、図14(b)の現状報知画面1g4を表示する。この現状報知画面1g4では、「スロット3」にバッテリBが収容されているので、バッテリBの収容の有無を示す丸表示は、赤く点灯している。また、丸表示の右隣のバッテリBの残量(SOC)を示すバー表示は、バッテリBの残量が満充電であることを表示している。また、バー表示の右隣のバッテリBの残量のKW数を示す数値表示は、バッテリBの残量を数値として表示している。また、数値表示の右隣のON/OFF表示はONである。
また、「OK」表示がタッチされたことがシステムECU1dに入力されると、システムECU1dのスイッチ制御部1d3が、スロット内回路1eの接続スイッチSW1をONにする。つまり、「スロット3」に新たに収容されたバッテリBを接続して、当該バッテリBを使用可能にする。
(5)一方、適合性の判定の結果、収容されたバッテリBが不適合であると適合性判定部が判定した場合は、タッチパネル1gに、図15(a)の不適合報知画面1g3を表示する。この不適合報知画面1g5にはポップアップ画面が表示され、このポップアップ画面には、「判定結果 ⇒ NG」「スロット3のバッテリは、○○が不適合のため、接続できません。」「運ぶ以外の目的であれば、外してください。」とのメッセージが記述されている。また、このポップアップ画面には、「OK」表示がなされている。ちなみに、このときも、スイッチ制御部1d3は、接続スイッチSW1も迂回スイッチSW2もOFFの状態をそのまま維持する。
(6)ユーザは、この不適合報知画面1g5に対して、「OK」表示にタッチする。そして、ユーザは、例えば、蓋1bを開けて、「スロット3」の不適合なバッテリBを取り出すことも、そのまま不適合なバッテリBを収容した状態にしておくこともできる。そのまま収容しておけば、車両VによりバッテリBが運ばれることになる。この例では、ユーザは、バッテリBをそのまま収容しておくことが都合がよいと考え、そのまま収容しておく。
(7)ユーザが、不適合報知画面1g5のポップアップ画面の「OK」表示にタッチすると、入力情報として、「OK」表示がタッチされことがシステムECU1dに入力される。これにより、システムECU1dの報知処理部1d5は、タッチパネル1gに、図15(c)の現状報知画面1g6を表示する。この現状報知画面1g6では、「スロット3」にバッテリBが収容されているので、バッテリBの収容の有無を示す丸表示が輝度を増して点灯している。一方、丸表示の右隣は、バッテリBの残量(SOC)を示すバー表示は、バッテリBの残量の有無にかかわらず、無表示である(バッテリBが収容されていないのと同じ表示)。また、バッテリBの残量のKW数を示す数値表示も無表示である。また、バッテリBが使用されているか否かを示すON/OFF表示はOFFである。
なお、輝度が増した点灯は、この例では、暫く後に、他と同じ通常の輝度に変化するものとする。
これにより、ユーザBは、不適合なバッテリBの使用を避けることができ、蓄電池システム1を健全な状態で使用することができる。
(第5実施形態の効果)
この第5実施形態によれば、適合性判定の結果をユーザに知らせることができるので、バッテリBの効率的な使用が可能になる。また、蓄電池システム1の健全性を維持することができる。
(その他)
現状報知画面1g1などで、バッテリBが使用されているか否かを示すON/OFF表示をユーザが画面タッチすることにより、ON/OFFを任意に切り替えることができるようにしておき、ON/OFF表示でONが確定されたときは、スイッチ制御部1d3が、スロット内回路1eの接続スイッチSW1をONにする(迂回スイッチSW2をOFF)にするようにしておくことができる。このようにすれば、手動でのスイッチSW1,SW2が可能になるので、ユーザの自由度が広がる。
また、タッチパネル1gは一例であり、携帯電話などをタッチパネル1gの代わりに用いることもできる。また、通常の表示パネルと、マウスなどのポインティングデバイスを用いるものでもよい。また、表示装置とは別体のキーボードや、ボタンなどを用いるようにしてもよい。
≪まとめ≫
以上説明した第1実施形態〜第5実施形態は、本発明を実施するうえでの一例を示すものであり、本発明が前記した実施形態に限定して解釈されるものではないことはいうまでもない。また、第1実施形態〜第5実施形態を適宜組み合わせて実施することができる。また、本発明は、航空機や船舶などの電動移動体にも当然に適用可能である。
本発明は、今後ますます普及する電気自動車などの電動移動体のバッテリを適切に使用することができる技術として、大いなる利用可能性を有する。
V 車両(電気自動車、電動移動体)
B バッテリ
1 蓄電池システム
1c スロット
1d システムECU(制御部)
1d1 バッテリ状態確認部
1d2 適合性判定部
1d3 スイッチ制御部
1d4 R/W制御部(情報取得部)
1d5 報知制御部(報知部)
1e スロット内回路(接続回路)
1g タッチパネル

Claims (6)

  1. 蓄電池を着脱自在に収容可能なスロットを複数有する蓄電池収容部と、
    複数の前記スロットに収容された各蓄電池の接続関係をスイッチにより可変にする接続回路と、前記接続回路に配置されたスイッチを制御して当該接続回路における接続関係を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記スロットに収容された各蓄電池の適合性を判定し、不適合と判定された蓄電池の使用を、前記接続回路の接続関係を制御して禁止すること
    を特徴とする電動移動体用の蓄電池システム。
  2. 前記蓄電池収容部は、用途の異なる複数のスロットを有し、
    前記制御部は、
    前記スロットに収容された前記蓄電池の電圧から前記適合性を判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の電動移動体用の蓄電池システム。
  3. 前記蓄電池が備えるメモリから情報を取得する情報取得部を備え、
    前記情報取得部は、
    前記蓄電池のメモリに前記情報として記憶されている、当該蓄電池の製造者、仕様、製造年月日、使用履歴および必要冷却量のうち、少なくとも一つを取得し、
    前記制御部は、
    当該制御部に予め設定されている情報と、前記情報取得部を介して取得した情報とを比較して、前記適合性を判定すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動移動体用の蓄電池システム。
  4. 前記接続回路は、蓄電池をバイパスするバイパス回路を備えること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電動移動体用の蓄電池システム。
  5. 前記適合性の判定結果を報知する報知部を備えること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電動移動体用の蓄電池システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電動移動体用の蓄電池システム備えることを特徴とする電気自動車。
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