JP2011217340A - ケーブル断線検出装置およびケーブル断線検出方法 - Google Patents

ケーブル断線検出装置およびケーブル断線検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制御装置と操作装置との間の通信路の断線検出において、相互間のインピーダンス整合を崩すことがなく、通信路の断線を検出することができるようにする。
【解決手段】 通信路差動信号のコモンモード信号の周波数スペクトラムを求め、周波数スペクトラム閾値とを比較する判定器を備え、コモンモード信号の周波数スペクトラムと、周波数スペクトラム閾値とを比較して、電線・ケーブルの導体断線を検出する
【選択図】図1

Description

本発明は、電線・ケーブルの断線を検出することのできる断線検出装置および方法に関する。
ロボット機構内に備わるサーボモータを駆動制御するサーボ制御装置とサーボモータの位置またはロボット姿勢を検出するエンコーダ装置との間をシリアル通信で接続されたエンコーダケーブルでは、ロボットの動作に伴う屈曲動作などにより常にストレスを受けているため、長期稼働により断線が生じる場合がある。断線が生じた場合は、ロボットシステムの正常動作ができなくなる。この信号線断線による異常状態の復旧のためには、断線箇所の特定と、断線したエンコーダケーブルの交換が必要となるので、生産設備の長時間停止に至り、生産性の低下となる。
また、同様のケーブルの断線は、制御装置と操作装置との間で、相互間を通信で接続されたものでも、操作装置の移動に伴うケーブルの引きずり、機器による挟み込みなどにより発生する。
一般的な電線・ケーブルの導体断線を検出する方法として、電線・ケーブルの導体に断線検出用直流電流を流し、抵抗値を測定する方法があるが、断線検出用に直流電流または信号を印加して測定するため、ロボット稼動時の検出ができず、生産設備を停止する必要があった。
また、屈曲部で素線が断線していても、曲げを戻すと接触状態に復帰する瞬時断線現象が発生することがあるが、このような瞬時的な断線検出に対応できないという一般的な問題があった。
この様な問題を解決するために、通信の伝送方式を、2本の信号間の電圧差で電気信号を送る差動信号として、ラインレシーバで、位相が反転した2本の差動信号を排他的論理和により、断線を検出する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−170657号公報(図1)
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、2つのラインレシーバが必要となり、このため伝送路のインピーダンスが不整合となるため、伝送路の反射が大きく影響するなどの阻害要因のために、より高速の通信に適用することが困難であるという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、高速の通信で、また、システムが稼動状態であっても、確実に電線・ケーブルの導体断線を検出することができる断線検出装置とその検出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、 第1のトランシーバ回路を備えた第1の装置と、第2のトランシーバ回路を備えた第2の装置との相互間が差動信号で接続され、送受信制御回路の制御に基づき通信をおこなう通信装置のケーブル断線検出装置において、前記差動信号間に抵抗器を介したコモンモード信号のプリアンブル期間の周波数スペクトラム値に基づいて前記差動信号の断線を検出する断線検出回路を備えるケーブル断線検出装置が適用される。
本発明によると、第1の装置と第2の装置との間の通信フレームのプリアンブル期間のコモンモード信号の周波数スペクトラムを求め、閾値と比較することにより、電線・ケーブルの断線を検出することができるので、高速の通信でシステム稼動中(通信中)に確実に電線・ケーブルの導体断線を検出することができる。
本発明の第1実施形態に係る通信回路のケーブル断線検出装置のブロック図 断線前後の差動信号とコモンモード信号波形 通常時のコモンモード信号のスペクトラム 断線時のコモンモード信号のスペクトラム 本発明の第1実施形態に係る断線検出回路のブロック図 本発明の第1実施形態に係る送受信制御回路のブロック図 本発明の第1実施形態に係るフレーム生成回路のブロック図 本発明の第1実施形態に係るサンプリング遅延信号のタイミング 本発明の第1実施形態に係る断線検出の動作フローチャート 本発明の第3実施形態に係るケーブル断線検出装置の断線検出回路のブロック図
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
<第1実施形態>
まず、図1を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係るケーブル断線検出装置の構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る通信回路のケーブル断線検出装置のブロック図である。図では、第1の装置 (不図示)と第2の装置 (不図示)との間の通信を行なうものであって、第1の装置(不図示)の第1のトランシーバ回路1と第2の装置(不図示)の第2のトランシーバ回路2との相互間は、差動信号1a、1bによるシリアル通信で、ツイストペアケーブルにより接続されている。第1のトランシーバ回路1の送受信を制御する送受信制御回路4と、第2のトランシーバ回路2の受信制御回路5と、によって通信制御されている。送受信制御回路4と送受信制御回路5は同様の構成となっている。
シリアル通信はマンチェスター符号方式で、伝送速度は、例えば4Mbps(bit・per・second)とする。一般的な通信の同期を取る方式として、送信側はデータ送信時にフレームの頭にプリアンブルとよばれる「0」と「1」が交互に複数並んだビット列を送信する。このため、4Mbpsのマンチェスター符号方式でのプリアンブルは半分の2MHzのビット列となる。プリアンブルは、通信において、2つのシステム間の伝送タイミングの同期化等に用いられる信号である。
抵抗器11、12は第1のトランシーバ回路1側のディファレンシャルモードの終端抵抗器で、抵抗器21、22は第2のトランシーバ回路2側のディファレンシャルモードの終端抵抗器で同一の抵抗値である。
抵抗器13は第1のトランシーバ回路1側のコモンモード終端抵抗器で、抵抗器23は第2のトランシーバ回路2側のコモンモード終端抵抗器で同一の抵抗値である。また、各終端抵抗器13、23はコンデンサを介してケーブルのシールドグランドFGに接続されている。
3は断線検出回路で、差動信号1aまたは1bの断線を検出すると、断線検出信号6aを出力する。
尚、第1のトランシーバ回路1、送受信制御回路4および断線検出回路3は、第1の装置の備わり、第2のトランシーバ回路2および送受信制御回路5は第2の装置に備わっている。
以下に差動信号の断線検出の原理を説明する。
図2は差動信号とコモンモード信号波形例であり、図2(a)は通常(非断線)時の波形で、図2(b)は差動信号1a断線発生時の波形である。13aはコモンモード信号であり、位相の異なる差動信号1aと1bの合成された信号となる。理想系の場合は、差動信号1aと1bが打ち消しあい、コモンモード信号13aはオフセットの定電圧成分のみが観測される。しかしながら、図2(a)に示されるように、トランシーバ出力の立ち上がりと立ち下がりのバラツキにより、コモンモード信号13aは、トランシーバ出力のHレベルからLレベル、またはLレベルからHレベルへの変化時に突起状の信号が観測される。
また、図2(b)では、差動信号1aの線路断線が発生した場合であるが、差動信号1aは、断線していない側の差動信号1bの誘導電圧により通常時の所定の電圧とならず低電圧となり、また差動信号1bと同相の信号波形となる。断線箇所のインピーダンス、差動信号路間の結合容量の変化により、差動信号路の平衡性が崩れ、崩れた分はノーマルモードに変換され、結果、図2の(b)のコモンモード信号13aとなる。
図3は、差動信号1aが通常時(非断線)のプリアンブル期間中におけるコモンモード信号13aの周波数スペクトラムである。プリアンブルの基本周波数2MHzと、その整数倍成分の高調波4MHz、6MHz、8MHzでスペクトラムのピークをもつ。
図4は、差動信号1aの線路が断線した時のプリアンブル期間中におけるコモンモード信号13aの周波数スペクトラムである。プリアンブルの基本周波数2MHzと、その奇数倍高調波成分の6MHz、10MHzで、スペクトラムのピークが通常時に比べて2倍以上になる。これは、コモンモード信号13aが、断線によって、差動信号の打ち消しが無くなり、矩形波となるため、基本周波数の奇数倍高調波成分が上昇するためである。
次に本発明を実施する断線検出装置3の構成と動作について説明する。
図5は断線検出回路3のブロック図である。
図5において、断線検出回路3は、ローパスフィルタ31と、ADコンバータ32、DFT演算器33と、判定器6によって構成され、プリアンブル期間のコモンモード信号をFFT演算し、周波数スペクトラム値から断線を検出する。
FFTとは高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform)のことで、時系列信号を周波数軸の周波数スペクトラム値に変換(周波数スペクトラム値を生成)する方式である。
FFTは、連続関数を対象としており、ADコンバータ32でサンプリングした離散的なデジタルデータに対して、DFT演算器33により、DFT(Discrete Fourier Transform)と呼ばれる離散フーリエ変換することで、時系列信号を周波数軸の周波数スペクトラム値に変換する。なお、この際に、源信号には存在しない高周波数成分が現れるエイリアシングと呼ばれる現象を防ぐため、サンプリングの前にローパスフィルタ31を使用する。本実施形態では、DFT演算する周波数は、プリアンブルの主成分のスペクトラム検出に十分な10倍の周波数20MHzとし、それをローパスフィルタ31のカットオフ周波数とする。ADコンバータ32のサンプリング周波数は、カットオフ周波数の2倍である40MHzとする。
4aは送受信制御回路4から出力されたサンプリング遅延信号(詳細は後述)で、ADコンバータ32のイネーブル端子に接続され、通常はLレベルで停止している。サンプリング遅延信号4aは、プリアンブル送出の間、所定時間遅延してHレベル(アクティブ)となり、この間、ADコンバータ32は処理をおこなう。ADコンバータ32から出力されるデジタルデータをDFT演算器33に入力し、DFT演算器33は周波数スペクトラムに変換し、2MHz、6MHz、10MHzのスペクトラム値を判定器6へ出力する。
判定器6は、任意に設定可能な判定レジスタ61、62、63と、比較器64、65、66と論理積回路のAND回路67で構成されている。判定レジスタ61、62、63は、それぞれ2MHz、6MHz、10MHzのスペクトラム値の閾値で、例えば通常時(断線前)の2倍のスペクトラム値が、予め第1の装置の制御部(不図示)から設定される。各々の周波数のスペクトラム値が、比較器64、65、66で各々の閾値と比較され、ピーク上昇が判断される。AND回路67により、全ての比較器64、65、66の出力が閾値を超えた場合に、ケーブル断線と判断し、断線検出信号6aをHレベル出力する。
全ての比較値で判定することで、矩形波特有の基本周波数と、その奇数成分の高調波スペクトラムの上昇を判別できる。
本実施形態では3つ全ての比較器の出力をAND回路に入力する構成としているが、図3と図4とを対比すると明らかなように、1つ又は2つの比較器の出力に基づいてケーブル断線を判断することは可能であるが、ノイズ等による影響と区別することを考慮すると、少なくとも2つの比較器の出力に基づいてケーブル断線を判断する構成が望ましい。
断線検出信号6aがHレベル出力されると、図示していないラッチ回路でこれを保持し、第1の装置の制御部(不図示)で読み込まれ、サーボ電源の遮断、表示、異常信号の出力、その他の異常処理を行う。
次に断線検出を期間のサンプリング遅延信号4aの生成回路を説明する。
図6は送受信制御回路4のブロック図である。送受信制御回路4は、送信制御回路9と、受信制御回路10と、第1の装置の制御部(不図示)に備わるCPUのインターフェース4cと接続するCPUインターフェース回路41を備えている。CPUは、CPUインターフェース回路41を介して、送信データと、判定レジスタ61、62、63の設定をする。42は送信データを格納する送信データメモリ、44はCRC生成回路でCRCC(Cyclic Redundancy Check Code)とよばれる誤り検出を行うための冗長データを送信データから生成する。7はフレーム生成回路で、送信データ42aと、CRCデータ44aから送信フレーム7aを生成する。フレームが生成されると、送信回路45により、マンチェスター符号信号4bに変換され、第1のトランシーバ回路1に出力する。7bはサンプリング信号で、プリアンブル期間のみHレベルとなる。
8は遅延回路で、サンプリング信号7bをローパスフィルタ31のフィルタ時定数だけ遅延させたサンプリング遅延信号4aを生成し、ADコンバータ31の処理を遅延させる。
次に図7を用いて、サンプリング信号7bの生成回路を説明する。
図7において、75は送信フレームのプリアンブルデータを格納するレジスタで、74は送信フレームのスタートフラグを格納するレジスタで、73は送信データメモリ42から転送された送信フレームの送信データ42aを格納するレジスタで、72はCRC生成回路44で生成された送信フレームのCRCデータ44aを格納するレジスタで、71は送信フレームのエンドフラグを格納するレジスタである。77はステートマシンで、セレクタ76を制御して、プリアンブルデータ、スタートフラグ、送信データ、CRCC、エンドフラグの順に送信フレームを構成する。セレクタ76で選択されたデータはパラレル−シリアル変換器78によって、パラレルデータからシリアルデータ7aへ変換される。
次に図8を用いて、サンプリング遅延信号4aのタイミングを説明する。
図8において、第1の装置から第2の装置(例えば、エンコーダ装置)へ送信される位置要求フレームは、プリアンブル、スタートフラグ(SF)、送信データ、CRCC、エンドフラグ(EF)で構成される。サンプリング信号7bはプリアンブル期間にHレベルとなる。サンプリング遅延信号4aは、サンプリング信号7bがローパスフィルタ31のフィルタ時定数だけ遅延させた信号となる。
次に図9を用いて、本実施形態の動作を示す断線検出の動作フローを説明する。まず、判定レジスタ61、62、63に断線のスペクトラム値の閾値を設定する(閾値設定工程)。
プリアンブル期間中はサンプリング遅延信号4aがHレベルとなり(プリアンブル期間判断工程)、コモンモード信号の周波数スペクトラム値を測定し(スペクトラム生成工程)、比較器64、65、66で閾値と比較する(比較工程)。閾値を超えた場合は断線検出信号6aがHレベルとなり(断線検出信号判断工程)、断線を通知し、異常処理(異常処理工程)を実行する。
<第2実施形態>
以上、本発明の第1実施形態に係るケーブル断線検出装置について説明した。次に、図10を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係るケーブル断線検出装置の断線検出回路について説明する。図10は、本発明の第2実施形態に係るケーブル断線検出装置の断線検出回路のブロック図であり、第1実施形態で示した断線検出回路3のDFT演算の代わりに、バンドパスフィルタを用いており、同様の結果を得ることができる。
図において、断線検出回路50は、バンドパスフィルタ51、52、53と、整流部54、55、56と、ADコンバータ57、58、59と、断線検出装置3と同様の判定器6によって構成される。
コモンモード信号13aはそれぞれバンドパスフィルタ51、52、53により、基本周波数2MHzと、奇数倍高調波成分6MHz、10MHzの周波数成分が通過する。通過した信号は、それぞれ整流部54、55、56により、整流・平滑され、それぞれADコンバータ57、58、59へ出力する。第1実施形態で説明したサンプリング遅延信号4aが、それぞれADコンバータ57、58、59のイネーブル端子に接続され、通常はLレベルで停止し、Hレベル(アクティブ)となると、ADコンバータ57、58、59は処理を開始する。ADコンバータ57、58、59から出力されるデジタルデータは、断線検出装置3と同様の判定器6へ出力され、断線時のピーク上昇が判断されと、断線検出信号6aがHレベルとなる。このように、第1実施形態と同様の結果を得ることができ、断線を検出できる。
尚、実際では、第1実施形態での伝送速度の例である4Mbpsの場合、バンドパスフィルタ51、52、53のフィルタの減衰特性を表すクオリティファクタ(先鋭度)Qの値を、隣接周波数からの影響を考慮して、10程度とすることで、断線を検出することができた。
また、第1実施形態および第2実施形態では、シリアル通信はマンチェスター符号方式として説明したが、本発明は、送受信のタイミングを同期化するためのプリアンブル期間の信号に基づいて断線を検出するものであるので、マンチェスター符号方式に限定されず、プリアンブルで送受信のタイミングを同期化する他の通信方式にも適用することができる。
この様な構成となっているので、第1の装置と第2の装置との間で常に通信が行なわれている中で、第1の装置からの送信のプリアンブル期間で、断線を検出するので、断線検出のための回路を通信路中に付加することがなく、相互間のインピーダンス整合を崩すことがなく、また、本実施例の通信速度を越える場合にも適用することができる。そして、ロボット、数値制御装置、その他の生産設備で、動力にモータが使用されるもので、モータに備わるエンコーダと該モータを駆動制御する制御装置とのシリアル通信に適用することができる。
1:第1のトランシーバ回路
1a、1b:差動信号
2:第2のトランシーバ回路
3、50:断線検出回路
4:送受信制御回路
4a:サンプリング遅延信号
4b:マンチェスター符号信号
4c:CPUインターフェース
5:送受信制御回路
6:判定器
6a:断線検出信号
7:フレーム生成回路
7a:送信フレーム
7b:サンプリング信号
8:遅延回路
9:送信制御回路
10:受信制御回路
11、12、21、22:ディファレンシャルモードの終端抵抗器
13、23:コモンモード終端抵抗器
13a:コモンモード信号
31:ローパスフィルタ
32、57、58、59:ADコンバータ
33:DFT演算器
41:CPUインターフェース回路
41a:遅延データ
42:送信データメモリ
42a:送信データ
44:CRC生成回路
44a:CRCデータ
51、52、53:バンドパスフィルタ
54、55、56:整流部
61、62、63:判定レジスタ
64、65、66:比較器
67:AND回路
71:エンドフラグ格納レジスタ
72:CRCデータ格納レジスタ
73:送信データ格納レジスタ
74:スタートフラグ格納レジスタ
75:プリアンブルデータ格納レジスタ
76:セレクタ
77:ステートマシン

Claims (8)

  1. 第1のトランシーバ回路を備えた第1の装置と、第2のトランシーバ回路を備えた第2の装置との相互間が差動信号で接続され、前記第1の装置および前記第2の装置の各々に備わる送受信制御回路の制御に基づき通信をおこなう通信回路のケーブル断線検出装置であって、
    前記差動信号間に抵抗器を介したコモンモード信号のプリアンブル期間の周波数スペクトラム値に基づいて前記差動信号の断線を検出する断線検出回路を備えることを特徴とするケーブル断線検出装置。
  2. 前記断線検出回路は、
    前記コモンモード信号の高周波成分をカットするローパスフィルタと、
    該ローパスフィルタの出力を前記通信のプリアンブル期間より所定時間遅延したサンプリング遅延信号がアクティブ期間中だけデジタルデータに変換するADコンバータと、
    前記デジタルデータを離散フーリエ変換して周波数スペクトラム値の演算するDFT演算器と、
    前記周波数スペクトラム値が予め定めた周波数スペクトラム閾値を超えた場合にケーブルの断線と判断する判定器と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のケーブル断線検出装置。
  3. 前記判定器は、
    任意に設定可能な複数の判定レジスタと、
    複数の比較器と、
    AND回路と、を備え、
    前記複数の判定レジスタには、前記コモンモード信号の基本周波数のスペクトラムに該当する周波数スペクトラム閾値と、前記基本周波数の3倍成分の高調波スペクトラムに該当する周波数スペクトラム閾値と、前記基本周波数の5倍成分の高調波スペクトラムに該当する周波数スペクトラム閾値と、をそれぞれ格納し、
    前記複数の比較器により、前記DFT演算器で演算された周波数スペクトラム値と、前記複数の判定レジスタに格納した周波数スペクトラム閾値と、をそれぞれ比較し、
    少なくとも2つの前記比較器の結果の論理積を前記AND回路により求め、断線検出信号とすることを特徴とする請求項2記載のケーブル断線検出装置。
  4. 前記断線検出回路は、
    前記コモンモード信号の基本周波数と、3倍高調波成分および5倍高調波成分が通過する複数のバンドパスフィルタと、
    該複数のバンドパスフィルタの出力の各々を整流および平滑する複数の整流部と、
    該複数の整流部の出力を前記通信のプリアンブル期間より所定時間遅延したサンプリング遅延信号がアクティブ期間中だけデジタルデータに変換し前記周波数スペクトラム値を出力する複数のADコンバータと、
    前記周波数スペクトラム値が予め定めた周波数スペクトラム閾値を超えた場合にケーブルの断線と判断する判定器と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のケーブル断線検出装置。
  5. 前記判定器は、
    任意に設定可能な複数の判定レジスタと、
    複数の比較器と、
    AND回路と、を備え、
    前記複数の判定レジスタには、前記コモンモード信号の基本周波数のスペクトラムに該当する周波数スペクトラム閾値と、前記基本周波数の3倍成分の高調波スペクトラムに該当する周波数スペクトラム閾値と、前記基本周波数の5倍成分の高調波スペクトラムに該当する周波数スペクトラム閾値と、をそれぞれ格納し、
    前記複数の比較器により、前記複数のADコンバータより出力する前記周波数スペクトラム値 と、前記複数の判定レジスタに格納した周波数スペクトラム閾値と、をそれぞれ比較し、
    少なくとも2つの前記比較器の結果の論理積を前記AND回路により求め、断線検出信号とすることを特徴とする請求項4記載のケーブル断線検出装置。
  6. 前記サンプリング遅延信号は、前記通信のフレームのプリアンブルが送信されている期間の信号を、前記ローパスフィルタの時定数だけ遅延する信号であることを特徴とする請求項2または請求項4記載のケーブル断線検出装置。
  7. 第1のトランシーバ回路を備えた第1の装置と、第2のトランシーバ回路を備えた第2の装置との相互間がケーブル内を伝達する差動信号で接続され、送受信制御回路の制御に基づき通信を行う通信装置におけるケーブル断線検出方法であって、
    前記差動信号間に抵抗器を介したコモンモード信号のプリアンブル期間の周波数スペクトラム値に基づいて前記差動信号の断線を検出する断線検出工程を含むことを特徴とするケーブル断線検出方法。
  8. 前記断線検出工程が、
    ケーブル断線時における周波数スペクトラム値の閾値を設定する閾値設定工程と、
    サンプリング遅延信号に基づいて前記プリアンブル期間か否かを判断するプリアンブル期間判断工程と、
    前記プリアンブル期間の周波数スペクトラム値を求めるスペクトラム生成工程と、
    前記スペクトラム生成工程で求まった周波数スペクトラム値と前記閾値を比較する比較工程と、
    前記比較工程において出力される断線検出信号に基づいて断線か否かを判断する断線検出信号判断工程と、
    前記断線検出信号判断工程で断線と判断した場合に異常処理を実行する異常処理工程へ移行する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項7記載のケーブル断線検出方法。
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