JP2011215723A - シソーラス構築システム、シソーラス構築方法およびシソーラス構築プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの意図する検索結果を提供するために好適なシソーラス・データベースを効率的に構築することができる仕組みを提供する。
【解決手段】シソーラス構築装置は、ユーザ端末装置から検索要求を受け付けると、検索対象記憶手段を参照することにより検索要求に含まれる検索語に合致する検索対象のリストを生成し、生成したリストをユーザ端末装置へ送信する検索処理を実行する検索実行手段と、検索処理がN回連続して実行された後に、当該N回目のリストに含まれる検索対象に対する詳細情報要求をユーザ端末装置から受け付けた場合、ユーザ端末装置から受け付けた検索語と詳細情報要求の対象である検索対象を表す単語の組合せを特定する特定手段と、特定された組合せに投票する投票手段と、投票された票数が所定の基準票数以上である場合、当該組合せをシソーラス記憶手段に登録する登録手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、シソーラスを構築するためのシソーラス構築システム、シソーラス構築方法およびシソーラス構築プログラムに関する。
語句を同義語や意味上の類似関係、包含関係などによって分類して体系づけた辞書(シソーラス)をデータベースにして情報検索に利用することが知られている。下記特許文献1には、このようなシソーラスに関する技術の一例として、オペレータが対象入力データについてのキーワード入力を要求すると、対象入力データから各単語をキーワード候補として抽出し、抽出したキーワード候補を表示出力することにより、当該対象入力データについて登録すべきキーワードをオペレータが指定する構成が開示されている。また、オペレータよりキーワードが指定されると、当該指定されたキーワードがデータベースに登録されているか否かを判断し、登録されている場合は、当該キーワードを含むグループに属する他の全てのキーワードをキーワード候補としてさらに抽出し、抽出したキーワード候補を表示出力することにより、登録すべきキーワードをオペレータが指定する構成が開示されている。
特開平5−257979号公報
ところで、例えばインターネットなどを用いた情報検索では、ユーザが入力したキーワードに合致する情報をデータベースから検索して、検索結果をユーザに提供している。しかし、当該検索結果がユーザの意図したものでない場合、ユーザは意図した結果を得るまでキーワードを変えながら何度も検索を行う必要があるため、場合によっては、意図した結果を得ることなく途中であきらめてしまう状況も生じるなど、必ずしもユーザに利便性や操作性の高い環境を提供しているとは言えなかった。
ユーザが入力したキーワードに基づいてユーザの意図する検索結果を提供することが難しい理由の一つは、ユーザが入力するキーワードは、例えば検索対象の本来の名称の一部分であったり、短縮語であったり、非公式な呼称であったりする上に、当該ユーザの性別、年齢、地域などに応じて様々であり、さらに流行や時代によっても異なる場合が多いため、システム側が用意しているシソーラスにおいて、検索対象の本来の名称の関連語として登録されているとは限らないためである。
そこで、ユーザが入力したキーワードに基づいてユーザの意図する検索結果を提供するために好適なシソーラス・データベースを構築することが望まれる。しかし、上記特許文献1に記載の構成では、オペレータが、キーワード候補の中から登録すべきキーワードを随時選択しなければならないため、シソーラス・データベースの構築作業が煩雑になりやすいという問題がある。さらに、上述したとおり、同一の検索対象を検索する場合であっても、ユーザが入力するキーワードは、流行や時代とともに変化するため、シソーラス・データベースの内容もこれに応じて再構築する必要があるところ、このような再構築作業を特許文献1に記載されているようにオペレータが手動で行うとすると、多大な労力と時間を要することとなり効率的でない。
したがって、本願発明は、ユーザが入力したキーワードに基づいてユーザの意図する検索結果を提供するために好適なシソーラス・データベースを効率的に構築することができる仕組みを提供することを目的とする。
本発明に係るシソーラス構築装置は、検索対象を表す単語と当該検索対象の関連情報とを格納する検索対象記憶手段と、前記検索対象を表す単語のシソーラスデータを格納するシソーラス記憶手段と、ユーザ端末装置から検索要求を受け付けると、前記検索対象記憶手段を参照することにより前記検索要求に含まれる検索語に合致する検索対象のリストを生成し、当該生成したリストを前記ユーザ端末装置へ送信する検索処理を実行する検索実行手段と、前記検索処理がN回(Nは2以上の自然数)連続して実行された後に、当該N回目のリストに含まれる検索対象に対する詳細情報要求を前記ユーザ端末装置から受け付けた場合は、当該複数回連続して実行された検索処理において前記ユーザ端末装置から受け付けた検索語と詳細情報要求の対象である検索対象を表す単語の組合せを特定する特定手段と、前記特定手段により特定された組合せに投票する投票手段と、前記投票手段により前記組合せに投票された票数が所定の基準票数以上である場合、当該組合せを前記シソーラス記憶手段に登録する登録手段と、を備える。
前記登録手段は、前記シソーラス記憶手段に前記組合せが登録されていない場合、当該組合せを仮登録する仮登録手段と、所定の基準期間における前記組合せが投票された票数が前記所定の基準票数以上であるか否かを判断し、判断結果が是である場合は、前記仮登録された組合せを本登録し、判断結果が否である場合は、前記仮登録された組合せを削除する本登録手段と、を備えてもよい。
前記複数回連続して実行される検索処理において前記検索要求が入力されるタイミングと、前記組合せに付与される重み情報と、を対応付けて格納する重み情報記憶手段をさらに備え、前記投票手段は、前記組合せに含まれる検索語を含む検索要求が前記連続検索処理において何回目に入力されたかを示す順番情報に対応する重み情報を前記重み情報記憶手段から特定し、当該特定した重み情報に基づく重みづけを当該検索語を含む組合せに対して行うことにより、当該組合せに投票された票数を計算してもよい。
1回の検索要求に複数の検索語が含まれる場合の当該複数の検索語の入力順と、前記組合せに付与される重み情報と、を対応付けて格納する重み情報記憶手段をさらに備え、前記投票手段は、前記組合せに含まれる検索語が当該検索語を含む検索用要求において入力された順に対応する重み情報を前記重み情報記憶手段から特定し、当該特定した重み情報に基づく重みづけを当該検索語を含む組合せに対して行うことにより、当該組合せに投票された票数を計算してもよい。
前記本登録手段は、前記組合せが特定された票数が前記所定の基準票数以上である場合、当該組合せに含まれる検索語を入力したユーザの人数が所定の基準人数以上であることを条件に、当該組合せの仮登録を本登録へ変更してもよい。
ユーザ端末装置とネットワークを介して通信可能に構成されたシソーラス構築装置におけるシソーラス構築方法であって、当該シソーラス構築装置は、検索対象を表す単語と当該検索対象の関連情報とを格納する検索対象記憶装置と、前記検索対象を表す単語のシソーラスデータを格納するシソーラス記憶装置とを備えてなり、前記シソーラス構築方法は、ユーザ端末装置から検索要求を受け付けると、前記検索対象記憶装置を参照することにより前記検索要求に含まれる検索語に合致する検索対象のリストを生成し、当該生成したリストを前記ユーザ端末装置へ送信する検索処理を実行する検索実行ステップと、前記検索処理がN回(Nは2以上の自然数)連続して実行された後に、当該N回目のリストに含まれる検索対象に対する詳細情報要求を前記ユーザ端末装置から受け付けた場合は、当該複数回連続して実行された検索処理において前記ユーザ端末装置から受け付けた検索語と詳細情報要求の対象である検索対象を表す単語の組合せを特定する特定ステップと、前記特定された組合せに投票する投票ステップと、前記組合せに投票された票数が所定の基準票数以上である場合、当該組合せを前記シソーラス記憶装置に登録する登録ステップと、を備える。
また、本発明は、上記方法の各処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムとしても成立する。本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
なお、本明細書等において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明によれば、ユーザが入力したキーワードに基づいてユーザの意図する検索結果を提供するために好適なシソーラス・データベースを効率的に構築することができる仕組みを提供することができるようになる。
シソーラス構築システムの概略構成の一例を示すブロック図である。 検索対象DBのデータ構造の一例を表す図である。 シソーラスDBのデータ構造の一例を表す図である。 重み情報テーブルのデータ構造の一例を表す図である。 シソーラス構築処理の流れの一例を示すフローチャートである。 シソーラス構築処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ユーザが入力する検索語の一例を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。なお、本実施形態では、一例として、本発明に係るシソーラス構築システムが地図情報や経路案内情報を検索する情報検索システムに適用される場合について説明するが、本発明に係るシソーラス構築システムが適用される情報検索システムは、これらに限られない。
[シソーラス構築システムの概略構成]
図1は、本実施形態におけるシソーラス構築システムの概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、シソーラス構築システム100は、シソーラス構築サーバ1と、ユーザ端末装置2と、を主に備えている。
シソーラス構築サーバ1は、所定の通信ネットワークN(LAN、インターネット、専用線、パケット通信網、それらの組合せ等のいずれであってもよく、有線、無線の両方を含む)を介してユーザ端末装置2と通信可能に構成されている。なお、同図では、一例として、3台のユーザ端末装置2を記載しているが、ユーザ端末装置2の台数は任意であり、設計に応じて4台以上又は3台未満となるように構成することができる。
同図のように、シソーラス構築サーバ1とユーザ端末装置2がネットワークNを介して通信を行うシステムは、例えば、従来のWebアプリケーションサーバシステム等の技術を用いて構成することができる。すなわち、シソーラス構築サーバ1は、Webサーバ、AP(アプリケーション)サーバ、データベースサーバ等として機能し、ユーザ端末装置2等からHTTPプロトコル等に従い送信される所定の要求を受け付けると、この所定の要求に応じた処理を行い、その処理結果をユーザ端末装置2に送信する。一方、ユーザ端末装置2は、Webブラウザ等を実装したWebクライアントとして機能し、ユーザの操作に従って所定の要求をシソーラス構築サーバ1に対して送信するとともに、その要求に応じた結果(例えば、Webページ情報など)を受信するとこれをディスプレイに表示等する。
[シソーラス構築サーバ]
次に、シソーラス構築サーバ(装置)1の機能について詳細に説明する。同図に示すように、シソーラス構築サーバ1は、検索実行手段11と、シソーラス組合せ特定手段(以下「組合せ特定手段」という。)12と、仮登録手段13と、投票手段14と、本登録手段15と、検索対象DB(記憶手段)17と、シソーラスDB(記憶手段)18と、重み情報DB(記憶手段)19等の機能実現手段を含んでいる。なお、シソーラス構築サーバ1は、CPU、ROM、RAM、HDD、ユーザインタフェース、ディスプレイ、および通信インタフェース等のハードウェアを備える汎用又は専用のコンピュータにより構成することができ、例えば、CPUが、メモリに記憶された所定のプログラムを実行することにより、上記機能実現手段として機能する。なお、シソーラス構築サーバ1は、単一のコンピュータより構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数のコンピュータより構成されるものであってもよい。
検索実行手段11は、ユーザ端末装置2から検索対象を検索するための検索語を含む検索要求(以下「検索リスト要求」という。)を受け付けると、検索対象DB17を参照することにより、当該検索リスト要求に含まれる検索語に合致する検索対象のリストを生成し、当該生成したリストをユーザ端末装置2へ送信する検索処理を実行する。検索語(検索キー)は、仕様や設計に応じた任意の入力形式を採用することができ、その内容に特に限定はないが、例えば文字又は文字列が該当する。1つの検索リスト要求には、複数の検索語をスペースやコンマで区切って含めることもできる。検索実行手段11による検索処理には、従来の検索技術を適宜適用することができ、例えば、シソーラスDB18に登録されたシソーラスデータを用いたシソーラス検索を行うようにしてもよい。
また、検索実行手段11は、ユーザ端末装置2から送信される詳細情報要求を受信し、所定の処理を実行する。詳細情報要求に基づく所定の処理は、特に限定はないが、例えば、地図情報検索の場合は、当該選択された検索対象(以下「選択検索対象」という。)(例:目的地A)の地図情報を取得してユーザ端末装置2に表示させる。一方、経路情報検索の場合は、選択検索対象(例:目的地B)への経路情報を取得してユーザ端末装置2に表示させる。
組合せ特定手段12は、検索実行手段11による検索処理が複数回(N回:Nは2以上の自然数)連続して実行された後に、当該複数回目のリストに含まれる検索対象に対する詳細情報要求をユーザ端末装置2から受け付けた場合は、当該複数回連続して実行された検索処理(以下「複数回連続検索処理」という。)においてユーザ端末装置2から受け付けた検索語と選択検索対象を表す単語として検索対象DB17に登録されている単語(以下「登録単語」という。)の組合せを特定する。なお、組合せ特定手段12が、複数回連続検索処理を前提とする理由は、1回の検索処理で詳細情報要求を受け付けた場合は、ユーザの入力した検索語に基づいてユーザが意図した検索結果が得られたことを意味し、すなわち、ユーザの入力した検索語はすでに登録単語又はシソーラスとして登録されており、後述する仮登録の対象とはならないからである。
組合せ特定手段12は、検索実行手段11がリストを送信した後に、当該リストに基づく詳細情報要求を受け付けることなく、新たな検索リスト要求を受け付けた場合は、複数回連続検索処理が実行されたと判断する。例えば、ユーザは、1回目の検索処理の結果であるリストに意図した検索対象(例:目的地A)が含まれていない場合、意図した検索対象が表示されるまで、別の検索語で検索リスト要求を送信する。そして、複数回目の検索処理の結果、リストに意図する検索対象(例:目的地A)が含まれていた場合、ユーザは、当該検索対象を選択し、選択した検索対象の詳細情報要求(例:目的地Aの地図表示要求)を送信する。検索実行手段11が詳細情報要求を受け付けると、組合せ特定手段12は、複数回連続検索処理は終了したと判断する。
組合せ特定手段12は、複数回連続検索処理の実行後にユーザ端末装置2から詳細情報要求が送信された場合、シソーラス候補となる組合せを特定する。すなわち、複数回連続検索処理においてユーザ端末装置2から受け付けた検索語と、ユーザによって選択された選択検索対象の登録単語の組合せを特定する。具体的には、組合せ特定手段12は、複数回連続検索処理の実行中に、当該回数と各検索処理において受け付けた検索語と、を対応付けて所定の記憶領域(以下「検索語保持領域」という。)に格納する。そして、詳細情報要求を受け付けると、検索語保持領域から検索語(1回目〜N回目の検索語)を読み出す。一方、詳細情報要求に含まれる選択検索対象の検索対象IDに基づいて検索対象DB17から登録単語を特定する。そして、読み出した各検索語と登録単語とが1対1となるように両者の組合せを特定する。1回の検索要求に複数の検索語が入力された場合も同様である。
仮登録手段13は、特定された組合せがシソーラスDB18に登録されているか否かを判断し、登録されていない場合、当該組合せをシソーラス記憶手段18に仮登録する。仮登録の内容は、特に限定はないが、登録単語に紐づけられる検索対象IDと、シソーラス(検索語)と、仮登録日と、検索日と、検索語を入力したユーザのユーザIDなどが該当する。登録フラグには、仮登録を表す情報(例えば、0)が格納される。なお、仮登録の状態にある組合せは、検索処理の際にシソーラスデータとして用いることはできない。
投票手段14は、組合せ特定手段13により特定された組合せに投票し、投票結果をシソーラスDB18の該当する組合せの「投票数」項目に格納する。同図では、1の組合せについて、検索日かつユーザIDごとに検索された投票数が格納されている。なお、本実施形態では、組み合わせに投票する際に、検索語が入力された順番等に基づいて投票の価値が異なるように重みづけを行っている。重みづけの詳細については後述するが、例えば「フォルニア」という検索語が入力された場合、当該「フォルニア」が複数回連続検索処理の最初に入力された場合と2回目以降に入力された場合とでは、投票価値が異なるように重みづけをすることができる。なお、同日に同一ユーザによって同一組合せが複数回特定された場合は、「投票数」項目に新たな投票数が加算される。また、投票手段14は、対象となる組合せの「投票数」項目に格納されている投票数情報に基づいて、当該組合せの所定期間における合計投票数を算出する。
本登録手段15は、シソーラス記憶手段18に仮登録されている組合せが、所定の本登録条件を満たす場合、当該仮登録された組合せを本登録する。本登録条件は、設計に応じて適宜設定することができるが、例えば、投票手段15より投票された合計投票数が、所定の基準投票数以上であることが該当する。多数回にわたり投票された検索語でなければシソーラスとして有用ではないからである。また、合計投票数が、所定の基準期間中に所定の基準投票数以上であることを本登録条件としてもよい。基準期間に直近の期間(例:直近6か月)を設定することにより、過去に使われていた検索語ではなく、最近使われている検索語をシソーラスデータに反映させることができる。また、検索語の入力回数のみに着目すると、特定のユーザが集中して入力した検索語が登録されてしまう場合もあるところ、このような検索語は多くのユーザにとっては有用でない場合もある。したがって、例えば、合計投票数が所定の基準投票数以上であり、かつ、当該組合せに含まれる検索語を入力したユーザの合計人数が所定の基準人数以上であることを本登録条件としてもよい。これによれば、対象となる検索語を入力したユーザの実質的人数を考慮してシソーラスデータを決定することができる。
検索対象DB(記憶手段)17は、検索対象に関連する関連情報を格納する記憶手段であり、データベース機能を有している。図2は、検索対象DBのデータ構造の一例を表す図である。検索対象DBのデータ構造に特に限定はないが、例えば、検索対象を一意的に識別する識別情報を格納する「検索対象ID」と、当該検索対象の登録単語の一例として名称を格納する「名称」(例:目的地名称)と、当該検索対象の詳細情報(例:座標情報)が対応づけて格納される。
シソーラスDB18は、検索対象の登録単語に関連するシソーラス情報を格納する記憶手段であり、データベース機能を有している。図3は、シソーラスDBのデータ構造の一例を表す図である。シソーラスDB18のデータ構造に特に限定はないが、例えば、「検索対象ID」、「シソーラス(検索語)」、検索語の登録状態が「仮登録/本登録/削除」のいずれであるかを表すフラグ(例:0/1/2)を格納する「登録フラグ」、「仮登録日」、「本登録日」、登録の削除を行った日付を格納する「削除日」、「検索日」、「ユーザID」、当該組合せに投票された投票数を格納する「投票数」などが対応づけて格納される。同図では、「カリフォルニア海老ドッグ」という検索対象について、例えば、シソーラス「フォルニア」(仮登録状態)や「カリドッグ」(本登録状態)がそれぞれ登録されている。
重みDB18は、組合せに含まれる検索語に付与する重みに関する重み情報を格納する記憶手段である。図4は、重み情報DB19のデータ構造の一例を表す図である。重みDB18のデータ構造に特に限定はないが、例えば、第1重み情報と、第2重み情報と、第3重み情報とを有している。
第1重み情報(図4(A))は、複数回連続検索処理において検索語が何回目に入力されたかを示す順番情報と、検索語に付与される重み(重み係数)と、を対応付けて格納している。複数回連続検索処理については、全ての回又は一部の回について重みを設定してもよいし、まとめて1つの重みを設定してもよい。ユーザの観点に立てば、最初に入力した検索語が、ユーザにとって最も検索対象を表している語であると考えられる。すなわち、ユーザにとって、最初に入力したものほど検索対象との関連度が高く、後になるにつれて検索対象との関連度は低くなる。したがって、同図では、検索語を入力した回が早いほど当該検索語への重みづけが重くなり、回が遅くなるほど重みづけが軽くなるように重みを設定している。なお、重みの値は設計等に応じて適宜変更することができる。また、ユーザが最初に入力した検索語のみに着目し、2回目以降に入力した検索語はシソーラス候補としない場合は、2回目以降に対応する重み情報に0を設定すればよい。
第2重み情報(図4(B))は、1回の検索要求に複数の検索語が含まれる場合の当該複数の検索語の入力順と、検索語に付与される重み情報と、を対応付けて格納する。入力順については、全ての順位又は一部の順位について重みを設定してもよいし、まとめて1つの重みを設定してもよい。ユーザの観点に立てば、最初に入力されたものほど検索対象との関連度が高く、後になるにつれて検索対象との関連度は低くなると考えられる。したがって、同図では、検索語を入力した順番が早いほど当該検索語への重みづけが重くなり、順番が遅くなるほど重みづけが軽くなるように重みを設定している。なお、重みの値は設計等に応じて適宜変更することができる点は、第1重み情報と同様であるので説明を省略する。
第3重み情報(図4(C))は、同一ユーザにより複数連続検索処理が複数回実行される場合において同一検索語が複数回入力される場合に付与される重みであり、該当する検索語が何回目に入力されるかを表す順番情報と、重み(重み係数)と、を対応付けて格納している。例えば、検索語Aを3人のユーザが10回ずつ入力した場合と、検索語Bを10人のユーザが3回ずつ入力した場合では、どちらも合計回数は30回になるところ、多数のユーザが利用する情報検索に適したシソーラスデータの構築という観点からは、後者(検索語B)のほうが有用である。したがって、同図では、同一ユーザが、同一検索語を複数連続検索処理において何度も入力する場合は、2度目以降の投票数の価値が小さくなるように重みが設定されている。 なお、上述の各種DBのデータ構成は、その内容に特に限定はなく、仕様に応じて、項目の追加・変更・削除をすることができる。また、図に示すようなデータ構造は、例えばリレーショナルデーターベース等の従来のデータベース技術を用いて構成することができる。
[ユーザ端末装置]
ユーザ端末装置2は、ユーザの操作入力に基づいてシソーラス構築サーバ1に対して検索リスト要求を送信する機能、ユーザがリストに含まれる検索対象の中から所望の検索対象を選択した場合に詳細情報要求を送信する機能、シソーラス構築サーバ1から送信される処理結果を受信してディスプレイに表示する機能などを有している。なお、ユーザ端末装置2は、シソーラス構築サーバ1に対して会員登録する機能などを有していてもよい。
ユーザ端末装置2は、その構成に特に限定はないが、例えば、PC、PDA、携帯電話、カーナビゲーション装置、または、その他の端末装置が該当する。ユーザ端末装置2は、物理的には、CPU、ROM、RAM、HDD、ユーザインタフェース、ディスプレイ、および通信インタフェース等のハードウェアを備える汎用又は専用のコンピュータにより構成することができ、例えば、CPUが、ROM等に記憶されたプログラムを実行し、入力装置から入力されたデータやRAMに展開されたデータを用いて処理することで、上記各種機能を実現することができる。
[シソーラス構築処理の流れ]
図5〜図7を参照して、本実施形態に係るシソーラス構築サーバによるシソーラス構築処理について説明する。なお、後述するフローチャートに示す各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。また、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、便宜上1ステップとして記載されているステップは、複数ステップに分けて実行することができる一方、便宜上複数ステップに分けて記載されているものは、1ステップとして把握することができる。
[仮登録・投票処理]
まず、図5を参照して、シソーラス構築サーバによる検索語の仮登録および投票処理について説明する。前提として、ユーザ端末装置2は、ユーザの操作に基づいてシソーラス構築サーバ1にアクセスし、所定のログイン画面をディスプレイに表示する。ユーザ端末装置2は、ユーザよりログイン情報が入力されると、当該入力されたログイン情報をシソーラス構築サーバ1に送信する。
シソーラス構築サーバ1は、ユーザ端末装置2から送信されたログイン情報を受け付けると、ログイン処理を実行する(S101)。ログイン処理は、例えば、ログイン情報に含まれるユーザID及びパスワードを、ユーザマスタ(図示せず)に格納されているユーザID及びパスワードと照合することにより行う。ログインが成功した場合(S102;YES)、ユーザIDを所定の記憶領域に格納し、検索要求を入力するための画面データをユーザ端末装置2に送信する。なお、ログイン処理は設計に応じて省略することができる。この場合、シソーラス構築サーバ1は、ユーザ端末装置2からのアクセスを受け付けた場合に、当該ユーザにユーザIDを付与し、検索処理を開始するようにしてもよい。
ユーザ端末装置2は、当該画面データに基づく検索要求入力画面をディスプレイに表示し、ユーザより検索語が入力されると、入力された検索語を含む検索リスト要求をシソーラス構築サーバ1に送信する。検索リスト要求には、1または複数の検索語が含まれる。
シソーラス構築サーバ1は、ユーザ端末装置2から送信された検索リスト要求を受信すると(S103;YES)、この検索リスト要求に含まれる検索語に基づいて検索対象DB17を検索し、検索語に合致する検索対象のリストを検索対象DB17から生成する(S104)。そして、生成したリストを、ユーザ端末装置2へ送信する(S105)。
シソーラス構築サーバ1は、検索処理ごとに、検索処理の順番と検索リスト要求に含まれる検索語を対応付けて検索語保持領域に格納する。例えば、第N回目の検索処理である場合は、第N回目であることを表す順番情報と、第N回目の検索処理で受け付けた検索語とを対応付けて格納する。
ユーザ端末装置2は、シソーラス構築サーバ1からリストを受信すると、これをディスプレイに表示する。ユーザは、表示されたリストに意図した検索対象が含まれているか否か確認する。検索対象が含まれている場合、ユーザは、リストから当該検索対象を選択する。ユーザ端末装置2は、選択された検索対象の検索対象IDを含む詳細情報要求をシソーラス構築サーバ1へ送信する。一方、リストに検索対象が含まれていない場合、ユーザは、検索語を変更して再び検索要求を入力する。ユーザ端末装置2は、新たな検索語を含む検索要求(例:2回目)をシソーラス構築サーバ1へ送信する。
シソーラス構築サーバ1は、ユーザ端末装置2から送信される要求を受信すると、当該要求が、詳細情報要求であるのか2回目の検索リスト要求であるのかを判断する(S107)。そして、2回目の検索リスト要求であると判断した場合は(S107;NO)、検索が中止されたか否かを判断し(S108)、中止されていない場合は(108;NO)、ステップS103に戻り、検索処理を実行する。なお、検索が中止された場合は(108;YES)、処理を終了する。この場合、後述する検索語の仮登録や投票処理は行われない。
シソーラス構築サーバ1は、2回目の検索語に基づいて検索処理を上述と同様に実行し(S103〜S104)、2回目のリストをユーザ端末装置2へ送信する(S105)。そして、2回目に受け付けた検索語を検索語保持領域に格納する(S106)。このように、シソーラス構築サーバ1は、ユーザ端末装置2から連続してN(Nは1より大きい自然数)回検索要求が送信されると、これに応じて、検索処理をN回実行する。
図7は、ユーザが入力した検索語の一例を表している。ユーザ(ID:0001、0002)の住む地域では、最近「カリフォルニア」を「フォルニア」と呼ぶことが流行っているため、ユーザ(0001)は、「カリフォルニア海老ドッグ」というホットドッグの店を検索するために、「フォルニアドッグ」を最初に検索語として入力したところ、検索結果は「フォルニアXXX」が多数表示され、「カリフォルニア海老ドッグ」は表示されなかったため、ユーザ(0001)は、2回目「フォルニア」→3回目「フォルドッグ」→4回目「カリドッグ」の順に検索語を入力した様子を表している。4回目に入力された「カリドッグ」は、例えば約1年前に全国的に流行した呼称であったため、シソーラスDB18に本登録されていた結果、「カリフォルニア海老ドッグ」が検索された。一方、ユーザ(0002)は、2回目「ドッグ」→3回目「フォルニア」→4回目「カリフォルニア海老ドッグ」を順に入力したところ、4回目の検索語は検索対象の名前であるから、「カリフォルニア海老ドッグ」が検索されている。
なお、シソーラス構築サーバ1は、例えば複数回連続検索処理の実行後に、詳細情報要求をユーザ端末装置2から受け付けた場合(S107;YES)、選択された検索対象の詳細情報をユーザ端末装置2へ送信する(S109)。次に、検索語保持領域から検索語を読み出し、読みだした検索語と検索対象の登録単語の組合せを特定する(S110)。そして、特定した組合せに基づいてシソーラスDB18を参照し、当該組合せがシソーラスDB18に登録されているか(存在するか)否かを判断する(S111)。
シソーラス構築サーバ1は、組合せがシソーラスDB18に登録されていないと判断した場合(S111;NO)、当該組合せをシソーラスDB18に仮登録する(S112)。例えば、検索対象の検索対象IDに、検索語と、仮登録日と、検索日と、ユーザIDとを対応付けて登録する。登録フラグには、仮登録の状態を表す0を格納する。また、シソーラス構築サーバ1は、組み合わせに含まれる検索語に基づいて重み情報DB19の重み情報を参照し、該当する重み情報に基づく重みを付与することにより、当該組合せへの投票数を算出し、シソーラスDB18に格納する。例えば、検索語が1回目に入力された場合の重み情報は1.0(図4(A))であるので、シソーラスDB18には1.0が格納される。
一方、シソーラス構築サーバ1は、組合せがシソーラスDB18に登録されていると判断した場合(S111;YES)、当該組合せへの投票数を、重み情報DB19を参照することにより計算し、計算した結果を格納する(S113)。例えば、検索語が2回目に入力された場合の重み情報は0.5(図4(A))であるので、シソーラスDB18には0.5が格納される。
以上により、ユーザより入力された検索語とユーザより選択された検索結果を表す単語の組合せがシソーラスDB18に仮登録されるとともに、仮登録された組合せへの投票が実行されるし。
[本登録処理]
次に、図6を参照して、シソーラス構築サーバによる組合せの本登録処理について説明する。シソーラス構築サーバ1は、対象となる組合せごとに本登録処理を実行する(S201)。シソーラス構築サーバ1は、シソーラスDB18を参照することにより、対象となる組合せについて、所定の基準期間における、(1)シソーラス候補として組合せへ投票された合計投票数と、(2)検索語を入力したユーザの合計ユーザ数と、を算出する(S202)。所定の基準期間の長さは、特にその内容に限定はないが、例えば、過去1ヶ月、過去半年、過去1年などが該当する。
シソーラス構築サーバ1は、S202における算出の結果、対象となる組合せへ投票された合計投票数と合計ユーザ数とが、本登録条件に合致するか否かを判断する(S203)。ここでは、本登録条件として、合計投票数がX票数以上かつ合計ユーザ数がY人以上という内容が設定されている。シソーラス構築サーバ1は、対象となる組合せが本登録条件に合致すると判断した場合(S203;YES)、対象となる組合せの状態を仮登録から本登録へ変更する。例えば、対象となる組合せの「登録フラグ」を「0(仮登録)」から「1(本登録)」へ変更し、本登録日を格納する。
一方、シソーラス構築サーバ1は、対象となる組合せが本登録条件に合致しないと判断した場合(S203;NO)、シソーラスDB18において対象となる組合せが本登録されているか否かを確認する。対象となる組合せが本登録されている場合(S207;YES)、対象となる組合せの本登録を削除(解除)し、削除日を登録する(S208)。例えば、対象となる組合せの「登録フラグ」を「1(本登録)」から「2(削除)」へ変更する。一方、対象となる組合せが仮登録されている場合(S207;NO)、対象となる組合せの仮登録を削除(解除)し、削除日を登録する(S209)。
以上、上記実施形態によれば、情報検索においてユーザが入力した検索語とユーザが実際に選択した検索対象の登録単語の組み合わせを特定し、この特定された組合せへの投票数が所定の基準投票数以上となった場合に、当該検索語をシソーラスデータとして登録することとしている。したがって、検索対象のシソーラスデータをユーザの観点から構築することができるようになる。その結果、ユーザの入力した検索語に基づいてユーザの意図する検索結果を提供するために好適なシソーラス・データベースを構築することができる仕組みを提供することができるようになる。
また、上記実施形態によれば、ユーザが入力した検索語を検索結果の登録単語のシソーラス候補として自動的に登録しているので、オペレータが手動で登録する作業が不要となる。
また、所定の基準期間内に所定の基準投票数以上、該当する組合せに投票されていない場合は、本登録を削除することとしたので、所定の基準期間に直近の期間を設定すれば、過去に使用されていたものの現在では使用されていないような検索語をシソーラスデータから削除することができるようになり、その結果、時代や流行に応じてシソーラス・データベースを自動的に再構築することが可能になる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
例えば、1の検索対象を表す登録単語について複数のシソーラス(検索語)が本登録されている場合には、シソーラス(検索語)の合計投票数が大きい順に並ぶように、該当データをソートするソート手段を設けてもよい。これにより、複数のシソーラス間での優先順位を容易に決定することができる。
また、シソーラスDB18には、本登録の登録日や削除日が格納されているところ、登録日は、当該組合せを入力したユーザが多い時期を表す一方、削除日は、当該組合せを入力したユーザが少ない時期を表していると考えられる。従って、シソーラスDB18の登録日や削除日のデータを参照することにより、当該検索語の流行時期や傾向を推測する推測手段を設けてもよい。
1 シソーラス構築サーバ
2 ユーザ端末装置
11 検索実行手段
12 組合せ特定手段
13 仮登録手段
14 投票手段
15 本登録手段
17 検索対象DB
18 シソーラスDB
19 重み情報DB

Claims (7)

  1. 検索対象を表す単語と当該検索対象の関連情報とを格納する検索対象記憶手段と、
    前記検索対象を表す単語のシソーラスデータを格納するシソーラス記憶手段と、
    ユーザ端末装置から検索要求を受け付けると、前記検索対象記憶手段を参照することにより前記検索要求に含まれる検索語に合致する検索対象のリストを生成し、当該生成したリストを前記ユーザ端末装置へ送信する検索処理を実行する検索実行手段と、
    前記検索処理がN回(Nは2以上の自然数)連続して実行された後に、当該N回目のリストに含まれる検索対象に対する詳細情報要求を前記ユーザ端末装置から受け付けた場合は、当該複数回連続して実行された検索処理において前記ユーザ端末装置から受け付けた検索語と詳細情報要求の対象である検索対象を表す単語の組合せを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された組合せに投票する投票手段と、
    前記投票手段により前記組合せに投票された票数が所定の基準票数以上である場合、当該組合せを前記シソーラス記憶手段に登録する登録手段と、
    を備えることを特徴とするシソーラス構築装置。
  2. 前記登録手段は、
    前記シソーラス記憶手段に前記組合せが登録されていない場合、当該組合せを仮登録する仮登録手段と、
    所定の基準期間における前記組合せが投票された票数が前記所定の基準票数以上であるか否かを判断し、判断結果が是である場合は、前記仮登録された組合せを本登録し、判断結果が否である場合は、前記仮登録された組合せを削除する本登録手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシソーラス構築装置。
  3. 前記複数回連続して実行される検索処理において前記検索要求が入力されるタイミングと、前記組合せに付与される重み情報と、を対応付けて格納する重み情報記憶手段をさらに備え、
    前記投票手段は、
    前記組合せに含まれる検索語を含む検索要求が前記連続検索処理において何回目に入力されたかを示す順番情報に対応する重み情報を前記重み情報記憶手段から特定し、当該特定した重み情報に基づく重みづけを当該検索語を含む組合せに対して行うことにより、当該組合せに投票された票数を計算することを特徴とする請求項1または2に記載のシソーラス構築装置。
  4. 1回の検索要求に複数の検索語が含まれる場合の当該複数の検索語の入力順と、前記組合せに付与される重み情報と、を対応付けて格納する重み情報記憶手段をさらに備え、
    前記投票手段は、
    前記組合せに含まれる検索語が当該検索語を含む検索用要求において入力された順に対応する重み情報を前記重み情報記憶手段から特定し、当該特定した重み情報に基づく重みづけを当該検索語を含む組合せに対して行うことにより、当該組合せに投票された票数を計算することを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載のシソーラス構築装置。
  5. 前記本登録手段は、
    前記組合せが特定された票数が前記所定の基準票数以上である場合、当該組合せに含まれる検索語を入力したユーザの人数が所定の基準人数以上であることを条件に、当該組合せの仮登録を本登録へ変更することを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載のシソーラス構築装置。
  6. ユーザ端末装置とネットワークを介して通信可能に構成されたシソーラス構築装置におけるシソーラス構築方法であって、当該シソーラス構築装置は、検索対象を表す単語と当該検索対象の関連情報とを格納する検索対象記憶装置と、前記検索対象を表す単語のシソーラスデータを格納するシソーラス記憶装置とを備えてなり、前記シソーラス構築方法は、
    ユーザ端末装置から検索要求を受け付けると、前記検索対象記憶装置を参照することにより前記検索要求に含まれる検索語に合致する検索対象のリストを生成し、当該生成したリストを前記ユーザ端末装置へ送信する検索処理を実行する検索実行ステップと、
    前記検索処理がN回(Nは2以上の自然数)連続して実行された後に、当該N回目のリストに含まれる検索対象に対する詳細情報要求を前記ユーザ端末装置から受け付けた場合は、当該複数回連続して実行された検索処理において前記ユーザ端末装置から受け付けた検索語と詳細情報要求の対象である検索対象を表す単語の組合せを特定する特定ステップと、
    前記特定された組合せに投票する投票ステップと、
    前記組合せに投票された票数が所定の基準票数以上である場合、当該組合せを前記シソーラス記憶装置に登録する登録ステップと、
    を備えることを特徴とするシソーラス構築方法。
  7. コンピュータに請求項6に記載の各ステップを実行させるためのプログラム。
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