JP2011214939A - Navigation system and program thereof - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ナビゲーション装置およびナビゲーション装置用のプログラムに関するものである。 The present invention relates to a navigation device and a program for the navigation device.
ナビゲーション装置のユーザは、よく知っている目的地に対しては目的地設定をしない場合がある。そのような場合にも、ユーザの目的地を推定し、目的地までの経路を表示する技術が、特許文献1に記載されている。また、特許文献1には、ユーザはその目的地までの経路をよく知っていることが多いと考えられるので、目的地や経路は必ずしも表示する必要がない旨も記載されている。
A user of a navigation device may not set a destination for a well-known destination. Even in such a case,
しかし、目的地への経路の表示は抑制するとしても、ユーザにとって表示された方が便利な情報もある。 However, even if the display of the route to the destination is suppressed, there is information that is more convenient for the user to display.
本発明は上記点に鑑み、目的地を推定して当該目的地までの経路を算出し、その経路の表示を行わない場合であっても、ユーザにとって有益な情報を提示する技術を提供することを目的とする。 In view of the above points, the present invention provides a technique for estimating a destination, calculating a route to the destination, and presenting information useful to the user even when the route is not displayed. With the goal.
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、ユーザによって目的地が設定されずに移動する際、その移動の目的地を推定して目的地候補を抽出する推定手段(230)と、前記推定手段(230)が抽出した目的地候補への経路表示を行わないまま、前記目的地候補までの到着予想時刻または前記到着予想時刻までの残り時間を画像表示装置に表示させる表示制御手段(250)と、を備えたナビゲーション装置である。
The invention as set forth in
このように、ナビゲーション装置が、抽出された目的地候補への経路表示を行わないまま、当該目的地候補までの到着予想時刻(または残り時間)を画像表示装置に表示させる。 In this way, the navigation device displays the estimated arrival time (or remaining time) to the destination candidate on the image display device without displaying the route to the extracted destination candidate.
ユーザは普段行く目的地は設定や案内されることへの煩わしさから目的地設定を行わないケースがほとんどである。しかしながら、あとどれくらいで目的地に到着するのか知りたいことがよくある。 In most cases, the user does not set the destination due to the inconvenience of setting and being guided to the usual destination. However, I often want to know how long it will take to reach my destination.
本発明のナビゲーション装置は、ユーザが目的地を設定していないにも関わらず移動を開始しているという、知っている道を走っている状態を検出して、目的地候補を推定し、当該目的地候補の到着予想時刻を表示することで、当該目的地候補への経路の表示を行わない場合であっても、ユーザにとって有益な情報を提示することができる。 The navigation device of the present invention detects a state running on a known road that the user has started moving even though the user has not set a destination, estimates a destination candidate, By displaying the estimated arrival time of the destination candidate, it is possible to present useful information for the user even when the route to the destination candidate is not displayed.
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、前記表示制御手段(250)は、前記推定手段(230)が複数の目的地候補を抽出した場合、前記複数の目的地候補のうち1つへの到着予想時刻を前記画像表示装置に表示させ、ユーザが操作部を用いて所定の操作を行ったことに基づいて、前記1つの目的地候補への到着予想時刻に代えて、前記複数の目的地候補のうち他の目的地候補への到着予想時刻を、前記画像表示装置に表示させることを特徴とする。このようになっていることで、ユーザに利便性の高い目的地候補表示を行うことができる。
Further, the invention according to claim 2 is the navigation device according to
また、請求項3に記載の発明は、ナビゲーション装置に用いられるプログラムであって、ユーザによって目的地が設定されずに移動する際、その移動の目的地を推定して目的地候補を抽出する推定手段(230)、および、前記推定手段(230)が抽出した目的地候補への経路表示を行わないまま、前記目的地候補までの到着予想時刻または前記到着予想時刻までの残り時間を画像表示装置に表示させる表示制御手段(250)、として、前記ナビゲーション装置の制御回路を機能させるプログラムである。このように、本発明の特徴は、プログラムとして実現することもできる。 The invention according to claim 3 is a program used for a navigation device, and when the user moves without setting a destination, the destination is estimated by extracting the destination candidate of the movement. The image display device displays the estimated arrival time to the destination candidate or the remaining time to the estimated arrival time without displaying the route to the destination candidate extracted by the means (230) and the estimation means (230). As a display control means (250) to be displayed on the program, a program for causing the control circuit of the navigation device to function. Thus, the features of the present invention can also be realized as a program.
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。 In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis in the said and the claim shows the correspondence of the term described in the claim, and the concrete thing etc. which illustrate the said term described in embodiment mentioned later. .
(第1実施形態)
図1に、本実施形態に係る車両用ナビゲーション装置1のハードウェア構成を示す。この車両用ナビゲーション装置1は、車両に搭載され、位置検出器11、画像表示装置12、操作部13、スピーカ14、交通情報受信機15、地図データ取得部16、および制御回路17を有している。
(First embodiment)
FIG. 1 shows a hardware configuration of a
位置検出器11は、いずれも周知の図示しない加速度センサ、地磁気センサ、ジャイロセンサ、車速センサ、およびGPS受信機等のセンサを有しており、これらセンサの各々の性質に基づいた、車両の現在位置、向き、および速度を特定するための情報を制御回路17に出力する。
The
画像表示装置12は、制御回路17から出力された映像信号に基づいた映像をユーザに表示する。表示映像としては、例えば現在地を中心とする地図等がある。
The
操作部13は、車両用ナビゲーション装置1に設けられた複数のメカニカルスイッチ、画像表示装置12の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置から成り、ユーザによるメカニカルスイッチの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御回路17に出力する。
The
交通情報受信機15は、FMラジオ放送局または道路沿いに設置された路上機から無線送信された各地点の天候情報、渋滞情報、交通規制情報等を受信して制御回路17に出力する無線受信機である。
The traffic information receiver 15 receives the weather information, traffic jam information, traffic regulation information, etc. of each point wirelessly transmitted from an FM radio broadcasting station or a roadside device installed along the road, and outputs to the
地図データ取得部16は、DVD、CD、HDD等の不揮発性の記憶媒体およびそれら記憶媒体に対してデータの読み出し(および可能ならば書き込み)を行う装置から成る。当該記憶媒体は、制御回路17が実行するプログラム、経路案内用の地図データ等を記憶している。
The map data acquisition unit 16 includes a nonvolatile storage medium such as a DVD, a CD, and an HDD, and a device that reads data (and writes data if possible) to the storage medium. The storage medium stores a program executed by the
地図データは、道路データおよび施設データを有している。道路データは、複数のノード(交差点、分岐点等)のそれぞれについて、個々のノードを識別するためのノードID、ノードの位置情報、ノードの名称(交差点名称、インターチェンジ名称等)、およびノードの種別情報を含んでおり、また、複数のリンク(ノード間を繋ぐ道路区間)のそれぞれについて、個々のリンクを識別するためのリンクID、リンクの位置情報、ノードの名称(国道名称、高速道路名称、県道名称等)、およびノードの種別情報を含んでおり、また、ノードとリンクとの接続関係の情報等を含んでいる。施設データは、施設毎のレコードを複数有しており、各レコードは、対象とする施設の名称の情報、所在位置範囲の情報、土地地番の情報、施設種類情の情報等を示すデータを有している。 The map data has road data and facility data. Road data includes, for each of a plurality of nodes (intersections, branch points, etc.), node IDs for identifying individual nodes, node position information, node names (intersection names, interchange names, etc.), and node types. Information, and for each of a plurality of links (road sections connecting nodes), link IDs for identifying individual links, link position information, node names (national road names, highway names, Prefectural road name, etc.) and node type information, and information on the connection relationship between nodes and links. The facility data has a plurality of records for each facility, and each record has data indicating information on the name of the target facility, location location information, land lot number information, facility type information, etc. is doing.
制御回路(コンピュータに相当する)17は、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ、I/O等を有するマイコンである。CPUは、ROMまたは地図データ取得部16から読み出した車両用ナビゲーション装置1の動作のためのプログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、および地図データ取得部16から情報を読み出し、RAM、フラッシュメモリ、および(可能であれば)地図データ取得部16の記憶媒体に対して情報の書き込みを行い、位置検出器11、画像表示装置12、操作部13、スピーカ14、および交通情報受信機15と信号の授受を行う。
A control circuit (corresponding to a computer) 17 is a microcomputer having a CPU, RAM, ROM, flash memory, I / O, and the like. The CPU executes a program for the operation of the
制御回路17がプログラムを実行することによって行う具体的な処理としては、現在位置特定処理、地図表示処理、誘導経路算出処理、経路案内処理等がある。
Specific processing performed by the
現在位置特定処理は、位置検出器11からの信号に基づいて、周知のマップマッチング等の技術を用いて車両の現在位置や向きを特定する処理である。以降で特定する車両の現在位置は、この現在位置特定処理によって特定されるものとする。
The current position specifying process is a process for specifying the current position and direction of the vehicle based on a signal from the
地図表示処理は、車両の現在位置の周辺等の特定の領域の地図を、画像表示装置12に表示させる処理である。この際、地図表示のために用いる情報は、地図データから取得する。
The map display process is a process for causing the
誘導経路算出処理は、操作部13からユーザによる目的地の設定を受け付け、設定された目的地をRAM中に設定目的地データとして記録し、現在位置から当該設定目的地データ中の目的地までの最適な誘導経路を算出する処理である。なお、設定目的地データは、操作部13に対してユーザが目的地設定をキャンセルする旨の操作をした場合、車両が設定目的地データ中の目的地に到達した場合、車両用ナビゲーション装置1の電源がオフになった場合等に、RAM中から消去される。
The guidance route calculation process receives a destination setting by the user from the
経路案内処理は、誘導経路上の右左折交差点等の案内ポイントの手前に自車両が到達したときに、右折、左折等を指示する案内音声をスピーカ14に出力させ、当該案内ポイントの拡大図を画像表示装置12に表示させることで、誘導経路に沿った車両の運転を案内する処理である。
In the route guidance process, when the vehicle arrives before a guidance point such as a right-left turn intersection on the guidance route, a guidance voice instructing right turn, left turn, etc. is output to the speaker 14 and This is a process of guiding the driving of the vehicle along the guidance route by being displayed on the
制御回路17は、これら処理に加え、所定のプログラムを実行することで、走行履歴保存処理および目的地推定表示処理を行うようになっている。
In addition to these processes, the
まず、走行履歴保存処理について説明する。走行履歴保存処理は、車両の出発地から目的地までの走行時における各種条件(曜日、時間、天気、途中経路)を、当該目的地と関連付けて蓄積する処理である。図2に、この走行履歴保存処理のフローチャートを示す。 First, the travel history saving process will be described. The travel history storage process is a process of accumulating various conditions (day of the week, time, weather, route on the way) during travel from the departure point of the vehicle to the destination in association with the destination. FIG. 2 shows a flowchart of the travel history storing process.
制御回路17は、車両用ナビゲーション装置1の作動開始と共に図2の処理を実行し始め、まずステップ110で、車両が走行を開始したか否かを判定する。具体的には、車両の始動スイッチ(すなわち、イグニッションスイッチ、または主電源スイッチ)がオンとなったときに、車両が走行を開始したと判定し、そうでない場合に、車両が走行を開始していないと判定する。車両が走行を開始していない場合は、再度ステップ110を実行し、走行を開始したと判定した場合は、続いてステップ120以降を実行する。
The
走行開始後のステップ120では、車両が走行位置記録ポイントに到達するまで待ち、走行位置記録ポイントに到達した時点で、その時点の車両の現在位置に相当するノードID(または現在位置の緯度および経度)をRAMに記録する。車両が走行位置記録ポイントに到達したか否かは、車両が地図データ中のいずれかのノードに到達したか否かで判定する。この場合、各ノードが走行位置記録ポイントに相当する。
In
続いてステップ130では、車両の走行が終了したか否かを判定する。具体的には、車両の始動スイッチがオフとなったときに、車両が走行を終了したと判定し、そうでない場合に、車両が走行を終了していないと判定する。車両が走行を終了していない場合は、再度ステップ120を実行する。
Subsequently, in
したがって、車両が走行を開始してから終了するまで、制御回路17は、車両が走行位置記録ポイントに到達する度に、その時点の車両の現在位置をRAMに記録する。したがって、RAM中には、車両が通過した複数の走行位置記録ポイントが、走行順に蓄積されていく。
Therefore, the
そして、ステップ130で走行を終了したと判定した場合は、続いてステップ140で、走行履歴データをフラッシュメモリまたは地図データ取得部16の記憶媒体に記録する。図3に、ここで記録する走行履歴データの構成を示す。
If it is determined in
この図に示す通り、走行履歴データには、曜日、時間帯、天候、途中経路、目的地という、5つの項目の情報を含める。曜日、時間帯の項目の情報としては、それぞれ、ステップ110で走行開始したと判定した時点(または、ステップ130で走行終了したと判定した時点)の属する曜日、時間帯の情報を採用する。ここで、時間帯とは、1日の期間を複数個(例えば6個)に分割した結果できる各期間(例えば、18時から21時まで)をいう。 As shown in this figure, the travel history data includes information of five items, such as day of the week, time zone, weather, midway route, and destination. As information on the item of the day of the week and the time zone, information on the day of the week and the time zone to which the time when it is determined that the travel starts at Step 110 (or the time when it is determined that the travel ends at Step 130) respectively is employed. Here, the time zone refers to each period (for example, from 18:00 to 21:00) that can be obtained as a result of dividing a period of one day into a plurality (for example, six).
天候の項目の情報としては、ステップ110で走行開始したと判定した時点(または、ステップ130で走行終了したと判定した時点)の、車両の現在位置における天候の情報を採用する。この情報は、交通情報受信機15から取得する。途中経路の情報としては、ステップ110で走行開始したと判定してからステップ130で走行終了したと判定するまでにRAMに蓄積された複数の走行位置記録ポイントの情報を採用する。目的地の情報としては、ステップ130で走行終了したと判定した時点における車両の現在位置を採用する。ステップ140の終了後は、RAMに蓄積された複数の走行位置記録ポイントをすべて削除し、ステップ110に戻り、次の走行開始を待つ。
As the weather item information, the weather information at the current position of the vehicle at the time when it is determined that the vehicle has started traveling at step 110 (or when it is determined that the vehicle has ended traveling at step 130) is adopted. This information is acquired from the traffic information receiver 15. As the route information, information of a plurality of travel position recording points accumulated in the RAM from the time when it is determined that the travel is started at
このような制御回路が実行する走行履歴保存処理を実行することで、車両用ナビゲーション装置1は、車両が走行を開始して終了する度に、走行開始から走行終了までの走行時における曜日、時間帯、車両位置の天候、途中経路を、その走行における目的地(すなわち走行終了地点)と関連付けて、走行履歴データとしてフラッシュメモリまたは地図データ取得部16の記憶媒体に記録する。
By executing the travel history storing process executed by such a control circuit, the
次に、目的地推定表示処理について説明する。目的地推定表示処理は、走行履歴保存処理によって記録された複数の走行履歴データに基づいて、ユーザの目的地設定操作を受けることなく、自発的に目的地を推定し、推定した目的地への到着予想時刻をユーザに通知する処理である。図4に、この目的地推定表示処理のフローチャートを示す。 Next, the destination estimation display process will be described. In the destination estimation display process, based on a plurality of travel history data recorded by the travel history storage process, the destination is estimated spontaneously without receiving a destination setting operation by the user, and the estimated destination is displayed. This is a process of notifying the user of the estimated arrival time. FIG. 4 shows a flowchart of the destination estimation display process.
制御回路17は、車両用ナビゲーション装置1の作動開始と共に、図4の処理を実行し始める。したがって、制御回路17は、上述した走行履歴保存処理と同時に、この目的地推定表示処理を行うことになる。
The
この目的地推定表示処理において制御回路17は、まずステップ210で、車両が走行を開始したか否かを、図2のステップ110と同様に判定し、走行し始めていない場合は再度ステップ210を実行し、走行し始めた場合はステップ220を実行する。
In this destination estimation display process, the
ステップ220では、ユーザによって目的地設定がされているか否かを、RAM中に設定目的地データが記録されているか否かで判定する。目的地設定がされていれば再度ステップ210に戻り、目的地設定がされていなければ、続いてステップ230に進む。
In
ステップ230では、走行履歴保存処理によって保存された走行履歴データに基づいて、車両の目的地を推定する。
In
具体的には、ステップ210で走行開始と判定した時点(または現時点)の属する曜日および時間帯を特定し、また、当該時点における車両位置の天候を特定する。これら特定した曜日、時間帯、天候を、現在走行曜日、現在走行時間帯、現在走行時天候という。
Specifically, the day of the week and the time zone to which the time point (or the current time) determined to start traveling in
また、ステップ210で走行開始と判定した時点から現在までに車両が通過した走行位置記録ポイントを、現在の途中経路として特定する。この現在の途中経路としては、その時点で走行履歴保存処理によってRAMに蓄積されている複数の走行位置記録ポイントを使用する。
Further, the travel position recording point through which the vehicle has passed from the time when it is determined in
そして、これら特定した現在走行曜日、現在走行時間帯、現在走行時天候、現在の途中経路と、フラッシュメモリまたは地図データ取得部16の記憶媒体に記録された各走行履歴データとを比較し、一致度Pを算出する。 Then, the identified current driving day, the current driving time zone, the current driving weather, the current midway route, and each driving history data recorded in the storage medium of the flash memory or the map data acquisition unit 16 are compared and matched. The degree P is calculated.
現在走行曜日、現在走行時間帯、現在走行時天候、現在の途中経路と1つの走行履歴データとの一致度Pは、以下のような式で算出する。 The coincidence P between the current travel day, the current travel time zone, the current travel weather, and the current midway route and one travel history data is calculated by the following formula.
P=k1×T1+k2×T2+k3×T3+k4×T4
ここで、k1、k2、k3、k4は、所定の係数である。またT1の値は、現在走行曜日と、当該1つの走行履歴データ中の曜日とが一致すれば1とし、一致しなければゼロとする。またT2の値は、現在走行時間帯と、当該1つの走行履歴データ中の時間帯とが一致すれば1とし、一致しなければゼロとする。またT3の値は、現在走行時天候と、当該1つの走行履歴データ中の天候とが一致すれば1とし、一致しなければゼロとする。またT4の値は、現在の途中経路中の走行位置記録ポイントと、当該1つの走行履歴データ中の複数の走行位置記録ポイントとを比較したときに一致するポイントの数とする。
P = k1 * T1 + k2 * T2 + k3 * T3 + k4 * T4
Here, k1, k2, k3, and k4 are predetermined coefficients. The value of T1 is 1 if the current day of the week and the day of the week in the running history data match, and zero if they do not match. The value of T2 is set to 1 if the current travel time zone and the time zone in the one travel history data match, and set to zero if they do not match. The value of T3 is set to 1 if the current traveling weather and the weather in the one traveling history data match, and zero if they do not match. The value of T4 is the number of points that coincide when the traveling position recording points in the current halfway route and a plurality of traveling position recording points in the one traveling history data are compared.
したがって、係数k1は、曜日の一致に割り当てられる重み点数に相当し、係数k2は、時間帯の一致に割り当てられる重み点数に相当し、係数k3は、天候の一致に割り当てられる重み点数に相当し、係数k4は、1つの走行位置記録ポイントの一致に割り当てられる重み点数に相当する。本実施形態では、各係数の値として、k1=100、k2=100、k3=20、k4=3を採用する。 Therefore, the coefficient k1 corresponds to the weight score assigned to the day of the week match, the coefficient k2 corresponds to the weight score assigned to the time zone match, and the coefficient k3 corresponds to the weight score assigned to the weather match. The coefficient k4 corresponds to the number of weight points assigned to coincidence of one traveling position recording point. In the present embodiment, k1 = 100, k2 = 100, k3 = 20, and k4 = 3 are employed as the values of the respective coefficients.
そして、各走行履歴データについて算出した一致度Pに基づいて、一致度Pが基準値Pt(例えば、250から280までの範囲内の特定の値)よりも高い走行履歴データ中の目的地を、目的地候補として抽出する。このようにして、目的地推定が終了する。なお、ここで抽出される目的地候補の数は、1つとなる場合もあれば、複数となる場合もあれば、ゼロとなる場合もある。 Then, based on the coincidence P calculated for each travel history data, a destination in the travel history data in which the coincidence P is higher than a reference value Pt (for example, a specific value within a range from 250 to 280), Extract as destination candidates. In this way, the destination estimation ends. The number of destination candidates extracted here may be one, may be plural, or may be zero.
続いてステップ240では、ステップ230で採用された目的地候補のそれぞれについて、現在位置から当該目的地候補までの経路を算出し、算出した経路に沿った現在位置から当該目的地候補までの走行時間を算出し、その走行時間に基づいて、当該目的地候補への到着予想時刻を算出する。
Subsequently, in
なお、ここで算出する現在位置から当該目的地候補までの経路は、当該目的地候補を抽出した走行履歴データ中の途中経路とは無関係に、ダイクストラ法等を用いて算出してもよいし、あるいは、当該途中経路を利用して、現在位置から当該目的地候補までの経路を算出してもよい。 The route from the current position calculated here to the destination candidate may be calculated using the Dijkstra method or the like regardless of the intermediate route in the travel history data from which the destination candidate is extracted, Alternatively, the route from the current position to the destination candidate may be calculated using the midway route.
当該途中経路を利用する方法としては、例えば、現在位置が当該途中経路上にあれば(すなわち、途中経路上のノード上またはそれらノードを両端に有するリンク上にあれば)、当該途中経路のうち、現在位置から目的地までの部分を、現在位置から当該目的地候補までの経路としてもよい。また、現在位置が当該途中経路上になければ、現在位置から最も近い途中経路上の位置までの第1経路を、ダイクストラ法等を用いて算出し、当該途中経路のうち、第1経路の端点から目的地までの部分を第2経路とし、これら第1経路と第2経路を繋げたものを、現在位置から当該目的地候補までの経路としてもよい。 As a method of using the intermediate route, for example, if the current position is on the intermediate route (that is, on a node on the intermediate route or a link having both nodes at both ends), The part from the current position to the destination may be a route from the current position to the destination candidate. If the current position is not on the halfway route, the first route from the current position to the nearest halfway route is calculated using the Dijkstra method or the like, and the end point of the first route among the halfway routes is calculated. A portion from the destination to the destination may be a second route, and a route connecting the first route and the second route may be a route from the current position to the destination candidate.
また、算出した経路に沿った現在位置から当該目的地候補までの走行時間としては、例えば、車両が所定の一定速度(例えば時速30キロメートル)で走行すると仮定して算出するようになっていてもよい。 The travel time from the current position along the calculated route to the destination candidate may be calculated on the assumption that the vehicle travels at a predetermined constant speed (for example, 30 kilometers per hour). Good.
続いてステップ250では、ステップ240で算出した各目的地候補への到着予想時刻のうち、一致度Pが最も高い1つを画像表示装置12に表示させる。
Subsequently, in
図5に、目的地候補への到着予想時刻の表示例を示す。この図の例では、画像表示装置12の表示画面20上に、自車位置マーク21を含む地図が表示され、その地図に、到着予想時刻表示22が重畳されている。
FIG. 5 shows a display example of the estimated arrival time at the destination candidate. In the example of this figure, a map including the
この到着予想時刻表示22は、地図表示の邪魔にならないよう、表示画面20の中央部から離れて端部近くに配置される。そして到着予想時刻表示22は、当該目的地候補の名称と、当該目的地候補への到着予想時刻と、上記経路に沿った現在位置から当該目的地候補までの残り距離と、を表示するようになっている。
This estimated
なお、当該目的地候補の名称については、地図データの施設データ中に、当該目的地候補の位置を所在範囲に含む施設があれば、当該施設の名称を当該目的地候補の名称として採用する。また、地図データの施設データ中に、当該目的地候補の位置を所在範囲に含む施設がなければ、当該目的地候補の位置の緯度および経度を当該目的地候補の名称として表示してもよい。 As for the name of the destination candidate, if there is a facility whose location range includes the position of the destination candidate in the facility data of the map data, the name of the facility is adopted as the name of the destination candidate. If there is no facility that includes the location of the destination candidate in the location range in the facility data of the map data, the latitude and longitude of the location of the destination candidate may be displayed as the name of the destination candidate.
あるいは、地図データの施設データ中に、当該目的地候補の位置を所在範囲に含む施設がなければ、当該目的地候補を抽出した走行履歴データに基づいて、当該走行履歴データ中の情報のうち、現在走行曜日、現在走行時間帯、現在走行時天候、現在の途中経路中の走行位置記録ポイントと一致した項目の情報を用いて、当該目的地候補の名称を作成し、その作成した名称を表示するようになっていてもよい。 Alternatively, if there is no facility that includes the position of the destination candidate in the location range in the facility data of the map data, based on the travel history data from which the destination candidate is extracted, The name of the destination candidate is created using information on items that match the current driving day of the week, current driving time zone, current driving weather, and driving position recording points on the current route, and the generated name is displayed. You may come to do.
例えば、当該走行履歴中の曜日および時間帯の項目の情報が、現在走行曜日および現在走行時間帯と一致していれば、「○曜日の△時からX時に行ったことのある場所」という文字列を作成し、当該文字列を、当該目的地候補の名称として採用して表示してもよい。 For example, if the information of the item of the day of the week and the time zone in the travel history is the same as the current day of the week and the current time zone, the text “A place where you have been at X time from △ on the day of the week” A string may be created and the character string may be adopted and displayed as the name of the destination candidate.
なお、これらのように作成した文字列と、当該目的地候補の位置の緯度および経度の両方を含めたものを、当該目的地候補の名称として採用して表示してもよい。 In addition, you may employ | adopt and display as a name of the said destination candidate the character string produced as mentioned above, and the thing including both the latitude and the longitude of the position of the said destination candidate.
また、到着予想時刻表示22中の、当該目的地候補への到着予想時刻の表示は、アナログ時計形式の表示とデジタル時計形式の表示の両方を含むようになっている。
In addition, the display of the estimated arrival time to the destination candidate in the estimated
また、到着予想時刻表示22には、さらに、ユーザが操作部13を用いて選択可能に表示された次候補ボタン22a、削除ボタン22b、および確定ボタン22cが表示されている。
The expected
次候補ボタン22aは、表示対象の目的地候補をトグルするためのボタンである。ユーザが操作部13を用いて次候補ボタン22aを選択するための所定の操作を行うと、制御回路17は、現在表示している目的地候補に代えて、当該目的地候補の次に一致度Pが高い目的地候補の名称、到着予想時刻、残り距離を、到着予想時刻表示22中に表示させる。
The
ただし、現在表示している目的地候補が最も一致度Pの低い目的地候補である場合、制御回路17は、現在表示している目的地候補に代えて、一致度Pが最も高い目的地候補の名称、到着予想時刻、残り距離を、到着予想時刻表示22中に表示させる。このようにすることで、ユーザによる次候補ボタン22aの選択に応じて、目的地候補が一致度Pの順に1つずつ巡回的に表示される。
However, when the currently displayed destination candidate is the destination candidate with the lowest matching degree P, the
削除ボタン22bは、到着予想時刻表示22を消去するためのボタンである。ユーザが操作部13を用いて削除ボタン22bを選択するための所定の操作を行うと、制御回路17は、到着予想時刻表示22の表示を消去する。
The
確定ボタン22cは、現在表示されている目的地候補を目的地として確定するためのボタンである。ユーザが操作部13を用いて確定ボタン22cを選択するための所定の操作を行うと、制御回路17は、目的地推定表示処理を終了し、その後、現在表示されている目的地候補を目的地として確定し、現在位置から当該目的地までの経路を算出し、画像表示装置12を制御して当該経路を地図中に表示させ、当該経路に沿った右左折の案内を開始する。
The
ステップ250に続いては、ステップ260で、図2のステップ130と同様の方法で、車両の走行が終了したか否かを判定する。車両が走行を終了していない場合は、処理を再度ステップ230に戻り、目的地を再度推定する。このようにすることで、車両の進行と共に、目的地推定が繰り返し行われ、その都度抽出された最新の目的地候補を、ユーザに提示することができる。ステップ260で走行終了したと判定した場合は、目的地推定表示処理を終了する。
Following
ここで、目的地推定処理の実行時の車両用ナビゲーション装置1の作動例を示す。この例においては、一致度Pの算出式において、係数k1、k2、k3、k4は、それぞれ100、100、20、3とし、閾値Ptは、250とする。
Here, an example of the operation of the
まず、目的地の設定がされていない状況で車両が走行し始めると、制御回路17は目的地推定を繰り返し行い、それによって抽出された目的地候補の名称、到着予想時刻、残り距離を表示するようになる(ステップ230〜260参照)。
First, when the vehicle starts traveling in a situation where the destination is not set, the
車両が走行を開始した直後は、RAMに記録される現在の途中経路中の走行位置記録ポイントの数は少ないので、ステップ230で算出される各走行履歴データの一致度Pにおいて、k4×T4の値は、k1×T1+k2×T2+k3×T3の値に比べて小さい。したがって、走行時の曜日、時間帯、天候が現在の走行と一致するか否かが、走行履歴データの一致度Pにより大きく寄与する。
Immediately after the vehicle starts traveling, the number of traveling position recording points in the current halfway route recorded in the RAM is small. Therefore, in the degree of coincidence P of each traveling history data calculated in
しかし、走行時の曜日、時間帯、天候が現在の走行と一致したとしても、k1×T1+k2×T2+k3×T3の値は220なので、閾値Pt=250に届かない。したがって、走行開始後暫くは、抽出される目的地候補の数はゼロであり、従って、目的地候補が画像表示装置12に表示されることはない。
However, even if the day of the week, the time zone, and the weather at the time of traveling coincide with the current traveling, the value of k1 × T1 + k2 × T2 + k3 × T3 is 220, so the threshold value Pt = 250 is not reached. Accordingly, for a while after the start of traveling, the number of destination candidates extracted is zero, and therefore the destination candidates are not displayed on the
走行開始から車両がある程度(例えば、走行位置記録ポイント30個分)走行すると、k4×T4の項がある程度大きくなった結果、閾値Pt=250を超える走行履歴データも現れるようになる。ただし、k4×T4の項単独では、閾値Pt=250に届かないので、走行時の曜日、時間帯が現在の走行と一致する走行履歴データのいずれかから、目的地候補が抽出されることになる。例えば、現在が平日の朝6時〜9時の時間帯である場合、その曜日およびその時間帯によく行く勤務先施設と同じ経路を走行位置記録ポイントを17個分辿ると、当該勤務施設を目的地とする走行履歴の一致度が閾値Ptを超え、当該勤務施設への到着予想時刻が表示されるようになる。 When the vehicle travels to some extent (for example, 30 travel position recording points) from the start of travel, as a result of the k4 × T4 term becoming somewhat large, travel history data exceeding the threshold Pt = 250 also appears. However, since the k4 × T4 term alone does not reach the threshold value Pt = 250, the destination candidate is extracted from any of the travel history data whose day of the week and time zone coincide with the current travel. Become. For example, if the current time is from 6am to 9am on weekdays, follow the same route as that of the work facility frequently used on that day of the week and follow the 17 travel position recording points, The degree of coincidence of the travel history as the destination exceeds the threshold value Pt, and the expected arrival time at the work facility is displayed.
走行開始から車両が十分に(例えば、走行位置記録ポイント100個分)走行すると、k4×T4の項単独でも閾値Pt=250を超える走行履歴データが現れ得るようになる。 When the vehicle has traveled sufficiently (for example, 100 travel position recording points) from the start of travel, travel history data exceeding the threshold Pt = 250 can appear even with the term k4 × T4 alone.
このような状況では、例えば、ユーザが土曜日、日曜日の午後に行ったことのある大型商業施設に、偶々平日の朝6時〜9時に向かうような場合であっても、
走行距離が短い間は、平日の当該時間帯によく行く勤務先施設の到着予想時刻が表示されるが、走行距離がある距離を超えると、当該大型商業施設を目的地とする走行履歴の一致度が、勤務先施設を目的地とする走行履歴の一致度よりも高くなり、到着予想時刻等が優先的に表示される目的地が、勤務先施設から当該大型商業施設に切り替わる。
In such a situation, for example, even if the user accidentally goes to a large commercial facility that has been on a Saturday, Sunday afternoon, from 6:00 am to 9:00 am on a weekday,
While the mileage is short, the estimated arrival time of the work facility that is frequently visited during the time zone on weekdays is displayed, but if the mileage exceeds a certain distance, the travel history for the large commercial facility matches The destination is higher than the degree of coincidence of the travel histories with the work facility as the destination, and the destination where the estimated arrival time is preferentially displayed is switched from the work facility to the large commercial facility.
以上説明した通り、本実施形態の車両用ナビゲーション装置1は、車両の走行開始から走行終了までの走行時における、曜日、時間帯、自装置周辺の天候、途中経路、および目的地(走行終了地点)を、走行の度に走行履歴データとして記録する。
As described above, the
そして、ユーザによって目的地が設定されずに走行するときには、現在の走行と走行履歴データとの一致度Pに基づいて、目的地を推定して目的地候補を抽出し、それら抽出された目的地候補までの経路表示も案内(音声案内、交差点拡大表示等)も行わないまま、目的地候補までの到着予想時刻等を、画像表示装置12に表示させる。
When the user travels without setting a destination, the destination is estimated based on the degree of coincidence P between the current travel and the travel history data, and the destination candidates are extracted. The estimated time of arrival to the destination candidate is displayed on the
ユーザは普段行く目的地は設定や案内されることへの煩わしさから目的地設定を行わないケースがほとんどである。しかしながら、あとどれくらいで到着するのか知りたいことがよくある。 In most cases, the user does not set the destination due to the inconvenience of setting and being guided to the usual destination. However, I often want to know how long it will arrive.
本実施形態では、ナビゲーション装置1が、車両の走行パターンを記憶する機能と、目的地までの経路計算ならびに目的地到着予想時刻を計算する機能を併せ持ち、過去に言ったことのある目的地に対しては、ユーザが目的地設定操作をしなくても、到着予想時刻をユーザへ提供する。
In the present embodiment, the
このように、本実施形態の車両用ナビゲーション装置1は、ユーザが目的地を設定していないにも関わらず運転を開始しているという、知っている道を走っている状態を検出して、過去の走行履歴データから推定される目的地の到着予想時刻を表示することで、当該目的地への経路の表示を行わない場合であっても、ユーザにとって有益な情報を提示することができる。
Thus, the
なお、上記実施形態において、制御回路17がステップ230を実行することで推定手段として機能し、ステップ250を実行することで表示制御手段として機能する。
In the above embodiment, the
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
(Other embodiments)
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, the scope of the present invention is not limited only to the said embodiment, The various form which can implement | achieve the function of each invention specific matter of this invention is included. It is.
例えば、上記実施形態においては、図4のステップ250では、ステップ240で算出した各目的地候補のうち、一致度Pが最も高い1つについての到着予想時刻を画像表示装置12に表示させる。しかし、必ずしもこのようになっておらずともよい。例えば、目的地候補のうち、一致度Pが最も高いものから上位5位までの目的地候補名称および到着予想時刻を、同時に画像表示装置12に表示させるようになっていてもよい。その場合、表示形式としては、例えばリスト表示形式を採用してもよい。
For example, in the above embodiment, in
その際、同時に表示している目的地候補の到着予想時刻のそれぞれに付随して、削除ボタンを表示させるようになっていてもよい。この場合、ユーザが操作部13を用いて、ある目的地候補の到着予想時刻に付随して表示された削除ボタンを選択すると、制御回路17は、当該目的地候補の到着予想時刻の表示を消去し、その代わりに、次に一致度の高い当該目的地候補の到着予想時刻を表示させるようになっていてもよい。
At that time, a delete button may be displayed along with each of the estimated arrival times of the destination candidates displayed at the same time. In this case, when the user selects the delete button displayed along with the estimated arrival time of a certain destination candidate using the
また、上記実施形態において、車両用ナビゲーション装置1は、車両の走行開始から走行終了までの走行時における、曜日、時間帯、天候、途中経路、および目的地(走行終了地点)を、走行の度に走行履歴データとして記録するようになっているが、記録する走行履歴データとして、これら以外にも、走行開始地点から目的地(走行終了地点)までの方角(東西南北についての方向)を含めるようになっていてもよい。
In the above-described embodiment, the
その場合、車両用ナビゲーション装置1は、ユーザによって目的地が設定されずに走行するときには、現在の走行と走行履歴データとの一致度Pの算出において、P=k1×T1+k2×T2+k3×T3+k4×T4という式を採用してもよい。このときT2の値は、現在の走行における走行開始地点から現在位置までの方角と、当該1つの走行履歴データ中の方角との差が所定の誤差以内であれば1とし、所定の誤差以上に離れていればゼロとする。
In this case, when the
また、図2のステップ120では、車両用ナビゲーション装置1は、車両が走行位置記録かのノードに到達したか否かで判定している。しかし、必ずしもこのようになっておらずともよい。例えば、車両が走行位置記録ポイントに到達したか否かは、車両が所定距離(例えば50メートル)走行したか否かで判定してもよい。この場合、途中経路として記録する走行位置記録ポイントは、当該走行位置記録ポイントの属するノードIDであってもよいし、当該走行位置記録ポイントの位置座標であってもよい。
Moreover, in
また、上記実施形態では、目的地を推定するときに使用する情報項目として、現在の移動時における曜日、時間帯、車両位置の天候、途中経路を用いているが、これら情報項目のうちの1つのみ(あるいは任意の2つまたは3つ)について、各移動履歴データと比較し、それらの一致度Pに基づいて、目的地候補を推定してもよい。 In the above embodiment, the day of the week, the time zone, the weather of the vehicle position, and the route on the way are used as information items used when estimating the destination, but one of these information items is used. Only one (or any two or three) may be compared with each movement history data, and a destination candidate may be estimated based on their matching degree P.
また、上記実施形態では、目的地を推定するとき、現在の移動時における曜日、時間帯、車両位置の天候、途中経路を、各移動履歴データの曜日、時間帯、車両位置の天候、途中経路と比較し、それらの一致度Pに基づいて、目的地候補を推定しているが、目的地を推定する方法は、このような方法に限るわけではない。 Further, in the above embodiment, when estimating the destination, the day of the week, the time zone, the weather of the vehicle position, and the route on the current movement, the route, the day of the movement history data, the weather of the vehicle position, the route on the way The destination candidate is estimated based on the degree of coincidence P, but the method for estimating the destination is not limited to such a method.
例えば、特許文献1に記載のように、ユーザ情報(年齢、職業)と、短期的に変化する状況情報(時間帯、曜日、同乗者の有無)とを、ベイジアンネットモデルに入力して、各目的の尤度を決定し、さらに、目的および状況情報をベイジアンネットモデルに入力して各目的地の尤度を決定し、決定した各目的地の尤度に基づいて、目的地候補を設定するようになっていてもよい。
For example, as described in
あるいはもっと単純に、地図データに基づいて、自車両の現在位置から所定距離内(例えば、20km)以内の所定の大規模施設(駅、大型商業施設、大型行楽地等)を、目的地候補とするようになっていてもよい。 Or, more simply, based on the map data, a predetermined large-scale facility (station, large commercial facility, large leisure resort, etc.) within a predetermined distance (for example, 20 km) from the current position of the host vehicle is selected as a destination candidate. You may come to do.
また、上記実施形態において、目的地候補までの到着予想時刻の表示を、当該到着予想時刻までの現在からの残り時間に置き換えても、同様の効果を得ることができる。 In the above embodiment, the same effect can be obtained by replacing the display of the estimated arrival time up to the destination candidate with the remaining time from the present time up to the estimated arrival time.
また、上記の実施形態において、制御回路17がプログラムを実行することで実現している各機能は、それらの機能を有するハードウェア(例えば回路構成をプログラムすることが可能なFPGA)を用いて実現するようになっていてもよい。
In the above embodiment, each function realized by the
また、本発明のナビゲーション装置は、必ずしも車載用のものなくともよい。例えば、ナビゲーション装置は、ユーザが携帯するタイプのものであってもよい。ナビゲーション装置が車両に搭載されずに用いられる場合は、上記実施形態における「走行」は、「移動」に置き換えればよい。その際、移動開始したか否かは、ユーザによる移動開始操作があったか否かで判定すればよく、また、移動終了したか否かは、ユーザによる移動終了操作があったか否かで判定すればよい。 In addition, the navigation device of the present invention does not necessarily have to be a vehicle-mounted one. For example, the navigation device may be of a type carried by the user. When the navigation device is used without being mounted on a vehicle, “travel” in the above embodiment may be replaced with “movement”. At this time, whether or not the movement has been started may be determined based on whether or not the user has performed a movement start operation, and whether or not the movement has been completed may be determined based on whether or not the user has performed a movement end operation. .
1 車両用ナビゲーション装置
11 位置検出器
12 画像表示装置
13 操作部
14 スピーカ
15 交通情報受信機
16 地図データ取得部
17 制御回路
20 表示画面
21 自車位置マーク
22 予想到着時刻表示
22a 次候補ボタン
22b 削除ボタン
22c 確定ボタン
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記推定手段(230)が抽出した目的地候補への経路表示を行わないまま、前記目的地候補までの到着予想時刻または前記到着予想時刻までの残り時間を画像表示装置に表示させる表示制御手段(250)と、を備えたナビゲーション装置。 Estimating means (230) for estimating a destination of the movement and extracting a destination candidate when the user moves without setting the destination;
Display control means for causing the image display device to display the estimated arrival time to the destination candidate or the remaining time to the estimated arrival time without displaying the route to the destination candidate extracted by the estimation means (230). 250).
ユーザによって目的地が設定されずに移動する際、その移動の目的地を推定して目的地候補を抽出する推定手段(230)、および
前記推定手段(230)が抽出した目的地候補への経路表示を行わないまま、前記目的地候補までの到着予想時刻または前記到着予想時刻までの残り時間を画像表示装置に表示させる表示制御手段(250)、として、前記ナビゲーション装置の制御回路を機能させるプログラム。 A program used in a navigation device,
When the user moves without setting the destination, the estimation means (230) for estimating the destination of the movement and extracting the destination candidate, and the route to the destination candidate extracted by the estimation means (230) A program for causing the control circuit of the navigation device to function as display control means (250) for causing the image display device to display the estimated arrival time to the destination candidate or the remaining time to the estimated arrival time without performing display. .
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