JP2011213432A - パーツフィーダ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワークを収容するボウルを有し、ボウルにワークを所定の方向に搬送するためのトラックを設けたパーツフィーダにおいて、トラックのワーク搬送方向の所定領域を覆う分離部材を設け、分離部材は天部と側部とによってなる内面を有し、天部を所定領域のワーク搬送面に対して上方に配置し、側部を所定領域においてワークがボウルの径方向内方に移動するのを阻止するよう構成し、所定領域にあるワークを分離部材の内面に向けて飛ばす噴気手段を設けた構成。
【選択図】 図7
Description
そうなると、一旦トラックの途中所定部分まで搬送されていたワークが再びその途中所定部分まで至るのに時間がかかる。ボウルに多数のワークが収容されているあいだは、ワークがトラックに連続して搬送されるから搬送能力の低下に影響は少ないが、飛ばされたワークはボウルの広い領域に分散されてしまうので、ボウルに収容されたワークの数が少なくなるのに従って、搬送されるワークの間が大きく空けられることになり、パーツフィーダにおける搬送能力の低下の要因になる。
所定領域の上方には天部があり、所定領域においてワークが径方向内方に移動するのを阻止する側部があるから、天部あるいは側部の内面に衝突したワークは、ボウルの径方向内方側には分散されずにトラックの所定領域におけるワーク搬送面に落下する。このためワークがボウルの広い領域に分散されるのが回避され、ワークどうしの距離が大きく離れてしまうのが抑えられて、ボウルに収容されたワークが少量になってもこれが連続的に所定方向に搬送される。
図7は分離部材の側面断面図、図8は底壁の側面図、図9は底壁の平面図、図10は底壁の径方向外方からの側面図である。
ワーク貯留面12の径方向外方の一部に連続して、螺旋状のトラック(以下、螺旋トラックと称する)13が、直進部100に至るまで形成されている。螺旋トラックの上面であるワーク搬送面13aは、径方向外方に向けて下傾斜した、連続した平面に形成されている。螺旋トラック13は、螺旋長さ方向の幅(径方向に沿う幅)が直進部100に至るまで同一幅に形成されている。
この構成によって、ボウル11の径方向での切断面において、螺旋トラック13はボウルに複数段で形成されており、切断面において隣合う螺旋トラック13どうしの間には、縦壁14,15が形成されている。また、最も外側の螺旋トラック13の外周には、ワーク搬送面13aに沿って外周壁16が立設するよう形成されている。
ボウル部10と直進部100とは、螺旋トラック13と直進部100の直線トラック101とが連続するよう接続され、螺旋トラック13の終端は、直進部100の直線トラック101に同一平面となるよう連続している。
例えば図2に示すように、最も径方向外方側の螺旋トラック13の螺旋長さ方向の所定領域R(螺旋トラック13の螺旋長さ方向途中部分)、および所定領域Rを形成する螺旋トラック13に相当する部分の、径方向の両側の縦壁15および外周壁16を切欠いて、装着用凹部141が形成されている。
分離部材2と装着用凹部141の長さはほぼ等しく設定されており、分離部材2は、装着用凹部141に着脱自在に設けられている。
底壁21は、径方向内方側の上面に螺旋トラック13の所定領域Rのワーク搬送面13aを代替する(ワーク搬送面13aとなる)底壁面211aが形成された底壁部211を有している。
この底壁部211の径方向内方側に底壁部211から立設する阻止壁部212が一体的に形成されている。底壁部211の径方向外方側には、縦壁14の代替となる縦壁部213が一体的に形成されている。
この場合、送気孔210は縦壁部213の長さ方向途中に、長さ方向に離間して二箇所形成されている。噴気孔211dは送気孔210の先端側の領域に相当する部位に平面視して径方向内外に所定間隔置き、且つワークWの搬送方向に所定間隔置きに配置されている。各噴気孔211dは上下方向に対して、わずかに傾いて形成されている。具体的に噴気孔211dは、上下方向に対して径方向外方側、且つワークWの搬送方向側にわずかに傾いて形成されている。
分離壁部232の長さ方向両側部を残して、分離壁部232から側壁22に至るように切欠口233が形成されている。この切欠口233の全域に亘るように(覆うように)パンチングメタル234が設けられている。
この場合、パンチングメタル234は載置壁部231の裏面から側壁22の径方向外方側面に至るよう、折曲げ形成されている。パンチングメタル234の載置壁部231側は、スペーサSの上面Saと載置壁部231の裏面とで挟持されることで、支持されている。パンチングメタル234に形成されている孔は、ワークWが通過できない大きさに設定されている。
換言すれば、搬送平面211bをその上方、径方向内方、および径方向外方で囲む面が、内面に相当する。具体的に内面は、搬送平面211bを基準にしてその径方向内方では湾曲面211c、側壁22の内面22bであり、上方においては分離壁部232の内面232a、パンチングメタル234であり、径方向外方ではスペーサSの内面Sb、縦壁部213の径方向内方面213aによって構成されている。
載置壁部231およびスペーサSには、ボルトB1を挿通する挿通孔231eが形成されており、挿通孔231e(載置壁部231の挿通孔のみ符号を付す)は、径方向に長い長孔とされている。
このような構成の分離部材2において、底壁21の裏面21aが、装着用凹部141の上面141aに載置されている。
また、分離部材2は、着脱手段によって、底壁21の底壁部211の底壁面211aが、螺旋トラック13に上下方向の段差なく取付けられる。
当壁31の上部に、径方向外方から縦壁部213の途中までボルトB2が螺入されている。したがって縦壁部213にはボルトB2が螺入するネジ孔213dが形成されている。このボルトB2は長さ方向に離間して同一レベルに配置されている。
延長壁32には径方向に長い長孔32aが、長さ方向に離間して形成されている。各長孔32aに下方からボルトB3が挿通され、ボルトB3の先端部は縦壁14の底面から上方に向けて形成したネジ孔(図示せず)に螺合されている。
当壁31の上部で、ボルトB2の間に、前記各送気孔210に送気するための送気管4が挿通されている。
上方に飛ばされたワークWは、搬送平面211bを上方、径方向内方、および径方向外方の全てを隙間なく囲む、湾曲面211c、側壁22の内面22b、分離壁部232の内面232a、パンチングメタル234、スペーサSの内面Sb、縦壁部213の径方向内方面213aの何れかに衝突する(主としてパンチングメタル234に衝突する)。つまり、複数個付着したワークWが分離部に至ると、分離部材2の内面に衝突して、その衝撃でワークWどうしが分離し、再び搬送平面211bに落下する。
よって、ワークWの形態に応じた噴気孔211dの径や配置、噴気の力が得られる底壁21あるいは分離部材2に変更して、ワークWの形態に対応することができる。
また分離部材2、特に天壁23は、その位置は噴気の力の兼ね合いで付着したワークWどうしを分離可能であればよく、できるだけ搬送平面211bに接近していることが好ましい。これは、一旦飛ばされたワークWが搬送平面211b等に落下した際に、できるだけワークWに対して衝撃を与えないようにするためである。
上記実施形態では、噴気孔211dは底壁21の底壁部211に形成した。しかしながら、噴気孔211dは底壁部211のみに形成することに限定されず、例えば縦壁部213に形成することも可能である。
しかしながら、装着用凹部141を形成することなく、図11に示すように、側壁220と天壁230とを有してワーク搬送方向の所定領域を覆う分離部材200を、外周壁16に着脱自在に設けることも考えられる。
Claims (2)
- ワークを収容するボウルを有し、該ボウルにワークを所定の方向に搬送するためのトラックが設けられたパーツフィーダにおいて、
前記トラックのワーク搬送方向の所定領域を覆って、付着した前記ワークどうしを分離するための分離部材が設けられ、該分離部材は天部と側部とによってなる内面を有し、前記天部は前記所定領域のワーク搬送面に対して上方に配置され、前記側部は所定領域においてワークが前記ボウルの径方向内方に移動するのを阻止するよう構成され、所定領域にあるワークを前記分離部材の内面に向けて飛ばす噴気手段が設けられていることを特徴とするパーツフィーダ。 - 分離部材は所定領域に形成した装着用凹部に着脱自在に設けられるとともに、分離部材を前記装着用凹部に装着した際にワーク搬送面となる底部を有し、噴気手段は分離部材に形成した噴気孔であることを特徴とする請求項1記載のパーツフィーダ。
Priority Applications (1)
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JP2010081362A JP2011213432A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | パーツフィーダ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2010-03-31 JP JP2010081362A patent/JP2011213432A/ja active Pending
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