JP2011211335A - 無線パケット受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のパケット信号を適正に受信する。
【解決手段】 2つのアンテナ2、3と、アンテナ2、3で受信したパケットフレームのうち、第1のパケットフレームを優先的に選択して出力する第1のフィルタバンク4と、第1のフィルタバンク4で選択された第1のパケットフレームの出力電力を最小化し、第2のパケットフレームを出力する第2のフィルタバンク5と、第1のフィルタバンク4および第2のフィルタバンク5から出力されたパケットフレームを復号する復号処理部24、39とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車車間通信などを行うための無線パケット受信装置に関する。
例えば、車両に関する情報を含むパケット信号を他車両との間で送受信する車車間通信では、各車両に車車間通信装置が搭載され、搭載車両の位置、移動速度などを含むパケット信号を送信する。そして、パケット信号を受信した車車間通信装置では、パケット信号に基づいて、例えば、パケット信号の送信元の車両との接触が回避されるよう、運転手に対する注意喚起や警告、または自車両の走行制御などを行う。
このようなパケット信号は、フレームの先頭部に、同期タイミングを示すプリアンブルを含む。そして、車車間通信装置は、このプリアンブルを用いて同期処理を行い、同期処理に基づくタイミングで、パケット信号に含まれる情報を取得するようになっている。
また、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)方式の車車間通信では、パケット信号の送信前に受信を試みることで、通信中の他車両があるか否かを確認し、他車両が送信中でない場合に、自車両の送信を開始するが、いわゆる隠れ端末問題が生じる場合がある。すなわち、車両Aと車両Bとが互いに隠れていて(信号の到達範囲外に位置し)、双方が同時にパケット信号を送信した場合に、車両Cにおいて2つのパケット信号が衝突する、という問題が発生する。なお、次の特許文献1および特許文献2には、2つのパケット信号を同じ時間帯に受信した場合の処理について、記載されている。
米国特許第4611334号明細書 米国特許第5987033号明細書
ところで、上記のようなパケット信号の衝突が発生すると、他車両との接触回避などの制御を適正に行えないおそれが生じる。例えば、先に受信したパケット信号の情報に基づいて車両を制御する場合、車両Aよりも車両Bが車両Cに近いにもかかわらず、車両Aからのパケット信号が先に車両Cに受信された場合には、車両Bとの接触を回避できないおそれが生じる。また、上記特許文献の方法により2つのパケット信号の電力によって、優先させるべきパケット信号を選択する場合、2つのパケット信号の電力が同等であると、互いに干渉し、双方のパケット信号を適正に受信できなくなってしまう。
そこでこの発明は、複数のパケット信号を適正に受信可能な無線パケット受信装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためにこの発明は、2個以上の整数個であるn個のアンテナと、
前記アンテナで受信したパケットフレームのうち、それぞれ特定のパケットフレームを優先的に選択して出力する(n−1)個の最大化フィルタバンクと、
前記最大化フィルタバンクで選択されたパケットフレームの出力電力を最小化し、他のパケットフレームを出力する1個の最小化フィルタバンクと、
前記最大化フィルタバンクおよび最小化フィルタバンクから出力されたパケットフレームを復号する復号手段と、
を備えることを特徴とする無線パケット受信装置である。
この発明によれば、2つのパケット信号を受信することを想定する場合、「n」を「2」とし、最大化フィルタバンクと最小化フィルタバンクとをそれぞれ1個備える。そして、第1のパケットフレームがアンテナで受信されると、最大化フィルタバンクによってこのパケットフレームが優先的に選択されるとともに、最小化フィルタバンクによってこのパケットフレームの出力電力が最小化される。続いて、第2のパケットフレームがアンテナで受信されると、最大化フィルタバンクにおいてはこのパケットフレームが出力されず、最小化フィルタバンクからこのパケットフレームが出力される。このようにして、最大化フィルタバンクからは第1のパケットフレームが出力され、最小化フィルタバンクからは第2のパケットフレームが出力され、これらのパケットフレームが復号手段によって復号される。
この発明によれば、各最大化フィルタバンクおよび最小化フィルタバンクから、異なるパケットフレームが選択的に出力されるため、時間帯を重ねて複数のパケット信号(パケットフレーム)を受信した場合でも、それぞれのパケット信号を適正に受信して、復号することができる。この結果、例えば車車間通信において、いわゆる隠れ端末があったとしても、それぞれのパケット信号の情報に基づいて、接触回避などの制御を適正に行うことが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る無線パケット受信装置を示す構成ブロック図である。 図1の無線パケット受信装置の受信処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1において、2つのパケット信号を受信したタイミングを示す図である。 この発明の実施の形態2に係る無線パケット受信装置を示す構成ブロック図である。 図4の無線パケット受信装置の受信処理を示すフローチャートである。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、この実施の形態に係る無線パケット受信装置1を示す構成ブロック図である。この無線パケット受信装置1は、時間帯を重ねて2つのパケット信号を受信可能な装置であり、主として、2つのアンテナ2、3と、フィルタバンク4、5と、復号処理部(復号手段)24、39とを備えている。
第1のアンテナ2と第2のアンテナ3にはそれぞれ、受信した高周波信号をベースバンド信号に変換するRF−BB変換回路21、31と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部22、32とが接続されている。さらに、第1のA/D変換部22と第2のA/D変換部32とがそれぞれ、第1のフィルタバンク(最大化フィルタバンク)4と第2のフィルタバンク(最小化フィルタバンク)5とに接続されている。すなわち、第1のA/D変換部22と第2のA/D変換部32からのデジタル信号が、それぞれ第1のフィルタバンク4と第2のフィルタバンク5とに出力されるようになっている。
第1のフィルタバンク4は、アンテナ2、3で受信したパケットフレームのうち、特定のパケットフレームを優先的に選択して出力するフィルタバンクである。具体的には、第1のバッファ41と、第1のAFC部42と、第1のFFT部43と、第1の等化処理部44とを備えている。このうち第1のバッファ41と第1のFFT部43には、後述するフレーム検出部33からフレーム受信タイミングが通知・伝送され、このフレーム受信タイミングに基づいて、第1のFFT部43でFFT(Fast Fourier Transform)処理が行われるようになっている。また、第1のAFC部42には、後述する周波数偏差検出部34から周波数偏差が通知・伝送され、この周波数偏差に基づいて、第1のAFC部42で自動周波数制御、偏差補正が行われるようになっている。
第1の等化処理部44は、受信したパケット信号(パケットフレーム)をアンテナ単位およびサブキャリア単位で重み付けし、重み付けした結果を合成(アレイ合成)して、特定のパケットフレームに対する指向性を高めるようになっている。ここで、この実施の形態では、サブキャリア数が48で、等化処理としては、符号間の干渉を強制的にゼロに押さえ込むゼロフォーシング(ZF)、あるいは信号対雑音・干渉電力比(SINR)を改善する最小平均二乗誤差(MMSE)などによる。
このような第1のフィルタバンク4の下流側(第1のアンテナ2側を上流側とする)には、各サブキャリアを復調する第1のサブキャリア復調部23を介して、第1の復号処理部24が接続され、第1のフィルタバンク4から出力されたパケットフレームが、第1の復号処理部24で復号されるようになっている。
第2のフィルタバンク5は、第1のフィルタバンク4で選択されたパケットフレームの出力電力を最小化し、他のパケットフレームを出力するフィルタバンクである。具体的には、フレーム検出部33からのフレーム受信タイミングに基づいて、受信したパケット信号(パケットフレーム)をアンテナ単位で重み付けし、特定のパケットフレームの出力電力を最小化するアルゴリズム51を備えている。なお、電力を最小化するアルゴリズムの代表的なものとしては、パワーインバージョンアダプティブアレー(PIAA)等がある。そして、第1のフィルタバンク4で選択されたパケットフレーム、つまり、後述するように先に受信したパケットフレームの出力電力を最小化し、次に受信したパケットフレームをそのまま出力するようになっている。
このような第2のフィルタバンク5の下流側(第2のアンテナ3側を上流側とする)には、受信したパケット信号のフレーム受信タイミング(同期点)を検出するフレーム検出部33が接続され、その検出結果が、第1のバッファ41、第1のFFT部43、最小化アルゴリズム51および後述する第2のFFT36に通知・伝送されるようになっている。また、フレーム検出部33の下流側には、受信したパケット信号の周波数の偏差を検出する周波数偏差検出部34が設けられ、その検出結果が、第1のAFC部42と第2のAFC部35に通知・伝送されるようになっている。
そして、第2のAFC部35で自動周波数制御が行われ、第2のFFT部36でFFT処理が行われて、第2の等化処理部37によって、サブキャリア単位で位相、振幅などの等化処理・補正が行われるようになっている。その後、各サブキャリアを復調する第2のサブキャリア復調部38を介して、第2の復号処理部39が接続され、等化処理・補正されたパケットフレームが、第2の復号処理部39で復号されるようになっている。
これらの復号処理部24、39の下流側には、上位レイヤに受信データを通知・伝送するデータ通知部61と、受信データを一時的に記憶・保留する保留バッファ62とが設けられている。そして、復号処理部24、39で復号された受信データが、後述するように、保留バッファ62に記憶・保留されながら、データ通知部61によって上位レイヤに通知・伝送されるようになっている。
次に、このような構成の無線パケット受信装置1の作用、動作について、図2のフローチャートに基づいて説明する。ここで、車両Cの車車間通信装置に無線パケット受信装置1が備えられ、図3に示すように、先に車両Aからのパケットフレーム(パケット信号)Aを車両Cが受信し、これと時間帯を重ねて車両BからのパケットフレームBを車両Cが受信する場合について説明する。
まず、初期状態において、第2のフィルタバンク5の重みが初期化され(ステップS1)、パケットフレームの受信待機状態となる(ステップS2)。この状態でパケットフレームAが受信されると(ステップS2で「Yes」)、第1のフィルタバンク4が受信状態であるか否か、つまり、最初の受信であるか否かが判定される(ステップS3)。ここで、ステップS2およびステップS3の判定は、フレーム検出部33の検出結果に基づいて行われる。
そして、最初の受信である場合(ステップS3で「受信無し」の場合)には、第2のフィルタバンク5において、上記のようにして、受信したパケットフレームAの出力電力が最小化するように、重みが制御される(ステップS4)。つまり、パケットフレームAの到来方向が「NULL」(ゼロ)になるように重み付けされる。
このステップS4の処理と並行して、第1のフィルタバンク4に関する処理として、フレーム検出部33から第1のバッファ41と第1のFFT部43に、フレーム受信タイミングが通知・伝送され(ステップS5)、さらに、周波数偏差検出部34から第1のAFC部42に、周波数偏差が通知・伝送される(ステップS6)。続いて、パケットフレームAの開始部分・プリアンブルから順次データが送出されて(ステップS7)、第1のAFC部42で自動周波数制御、偏差補正が行われ(ステップS8)、さらに、第1のFFT部43でFFT処理が行われる(ステップS9)。
次に、第1の等化処理部44によって、前述のMMSE等の手段により重み付け、等化処理が行われ(ステップS10)、これにより、パケットフレームAに対する、第1のフィルタバンク4の出力の電力またはS/N比(信号とノイズとの比)が最大となる。このようにして第1のフィルタバンク4から出力されたパケットフレームAが、第1のサブキャリア復調部23で復調されて、第1の復号処理部24で復号される(ステップS11)。そして、復号された受信データが、データ通知部61から上位レイヤに通知・伝送され(ステップS12)、さらに、保留バッファ62に受信データが記憶・保留されている場合(ステップS13で「あり」の場合)には、保留バッファ62内の受信データが上位レイヤに通知・伝送される(ステップS14)。ここで、後述するように、パケットフレームBを受信して処理された場合に、保留バッファ62に受信データが記憶・保留される。
このようなパケットフレームAに対する処理が行われている際に、パケットフレームBが受信されると(ステップS2で「Yes」)、第1のフィルタバンク4が受信状態である(ステップS3で「受信中」)ため、パケットフレームBに対して次のような処理が並行して行われる。まず、フレーム検出部33から第2のFFT36にフレーム受信タイミングが通知・伝送される(ステップS21)とともに、周波数偏差検出部34から第2のAFC部35にパケットフレームBの周波数偏差が通知・伝送される(ステップS22)。ここで、第1のフィルタバンク4においては、上記のように、パケットフレームAの到来方向に対して指向性が高くなっているため、パケットフレームBは出力されない。一方、第2のフィルタバンク5においては、上記のように、パケットフレームAの到来方向に対して指向性が低くなっているため、パケットフレームB(他のパケットフレーム)が出力される。つまり、第1のフィルタバンク4側ではパケットフレームAのデータのみが出力され、第2のフィルタバンク5側ではパケットフレームBのデータのみが出力され、しかも、このような出力が並行して行われる。
次に、第2のAFC部35で自動周波数制御、偏差補正が行われ(ステップS23)、さらに、第2のFFT36でFFT処理が行われる(ステップS24)。続いて、第2の等化処理部37で等化処理・補正が行われて(ステップS25)、パケットフレームBが、第2のサブキャリア復調部38で復調されて、第2の復号処理部39で復号される(ステップS26)。そして、復号された受信データが、保留バッファ62に記憶・保留される(ステップS27)。このようにして、パケットフレームAに対する処理(ステップS4〜S12)と、パケットフレームBに対する処理(ステップS21〜S27)とが並列に行われ、パケットフレームAおよびパケットフレームBの受信データが、それぞれ上位レイヤに通知・伝送されるものである。
以上のように、この無線パケット受信装置1によれば、時間帯を重ねて2つのパケットフレームA、Bを受信した場合でも、第1のフィルタバンク4側ではパケットフレームAの受信データのみが出力され、第2のフィルタバンク5側ではパケットフレームBの受信データのみが出力される。そして、それぞれの受信データが上位レイヤに通知・伝送されるため、2つのパケットフレームA、Bを適正に受信して、解析、処理することができる。この結果、いわゆる隠れ端末があったとしても、車両Cの車車間通信装置において、2つのパケットフレームA、Bの情報に基づいて、接触回避などの制御を適正に行うことが可能となる。
(実施の形態2)
図4は、この実施の形態に係る無線パケット受信装置10を示す構成ブロック図である。この無線パケット受信装置10は、時間帯を重ねて3つのパケット信号を受信可能な装置であり、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することで、その説明を省略する。
この無線パケット受信装置10は、主として、第3のアンテナ7と第3のフィルタバンク(最大化フィルタバンク)8とを備える点で、実施の形態1の無線パケット受信装置1と構成が異なるものである。すなわち、第3のアンテナ7で受信したパケット信号が、RF−BB変換回路21およびA/D変換部22を介して、3つのフィルタバンク4、5、8に出力されるようになっている。また、第3のフィルタバンク8は、第1のフィルタバンク4と同等の構成で、第3のフィルタバンク8の下流側に、サブキャリア復調部23、復号処理部24および第2の保留バッファ63が接続されている。
次に、このような構成の無線パケット受信装置10の作用、動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。ここで、車両Dの車車間通信装置に無線パケット受信装置10が備えられ、最先に車両Aからのパケットフレーム(パケット信号)Aを車両Dが受信し、これと時間帯を重ねて、車両BからのパケットフレームB、続いて車両CからのパケットフレームCを車両Dが受信する場合について説明する。
まず、実施の形態1と同様に、初期状態において、第2のフィルタバンク5の重みが初期化され(ステップS1)、パケットフレームAが受信されると(ステップS2で「Yes」)、最初の受信であるか否かが判定される(ステップS3)。そして、最初の受信である場合(ステップS3で「受信無し」の場合)には、実施の形態1と同様に、パケットフレームAに対する第2のフィルタバンク5の最小化処理(ステップS4)と、パケットフレームAに対する第1のフィルタバンク4に関する処理(ステップS5〜S12)とが行わる。すなわち、第2のフィルタバンク5においては、パケットフレームAの到来方向が「NULL」になるように重み付けされ、第1のフィルタバンク4においては、パケットフレームAの到来方向が最大となるように重み付けされて、パケットフレームAの受信データが上位レイヤに通知・伝送される。さらに、後述するようにして、保留バッファ62、63に受信データが記憶・保留されている場合(ステップS13で「あり」の場合)には、その受信データがデータ通知部61によって、上位レイヤに通知・伝送される(ステップS14)。
このようなパケットフレームAに対する処理が行われている際に、パケットフレームBが受信されると、第3のフィルタバンク8が受信状態であるか否か、つまり、2番目の受信であるか否かが判定される(ステップS31)。そして、2番目の受信である場合(ステップS31で「受信無し」の場合)には、パケットフレームAに対する処理(ステップS4〜S11)と同様に、パケットフレームAおよびパケットフレームBに対する第2のフィルタバンク5の最小化処理(ステップS32)と、パケットフレームBに対する第3のフィルタバンク8に関する処理(ステップS33〜S39)とが行わる。すなわち、第2のフィルタバンク5においては、パケットフレームAおよびパケットフレームBの到来方向が「NULL」になるように重み付けされ、第3のフィルタバンク8においては、パケットフレームBの到来方向が最大となるように重み付けされる。その後、復号された受信データが、第2の保留バッファ63に記憶・保留される(ステップS40)。
さらに、このようなパケットフレームA、Bに対する処理が行われている際に、パケットフレームCが受信されると、3番目の受信であると判定(ステップS31で「受信中」と判断)される。そして、パケットフレームCに対して、実施の形態1におけるパケットフレームBに対する処理と同様な処理(ステップS21〜S27)が行われる。このとき、第1のフィルタバンク4においては、上記のように、パケットフレームAの到来方向に対して指向性が高くなっているため、パケットフレームB、Cは出力されない。また、第3のフィルタバンク8においては、上記のように、パケットフレームBの到来方向に対して指向性が高くなっているため、パケットフレームA、Cは出力されない。一方、第2のフィルタバンク5においては、上記のように、パケットフレームA、Bの到来方向に対して指向性が低くなっているため、パケットフレームCが出力される。つまり、第1のフィルタバンク4側ではパケットフレームAの受信データのみが出力され、第3のフィルタバンク8側ではパケットフレームBの受信データのみが出力される。さらに、第2のフィルタバンク5側ではパケットフレームCの受信データのみが出力され、しかも、このような出力が並行して行われる。
このようにして、パケットフレームAに対する処理(ステップS4〜S12)と、パケットフレームBに対する処理(ステップS32〜S40)と、パケットフレームCに対する処理(ステップS21〜S27)とが並列に行われ、3つのパケットフレームA、B、Cの受信データが、それぞれ上位レイヤに通知・伝送されるものである。このため、この実施の形態によれば、時間帯を重ねて3つのパケットフレームA、B、Cを受信した場合でも、それぞれを適正に受信して、解析、処理することができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、時間帯を重ねて2つまたは3つのパケット信号を受信可能な無線パケット受信装置について説明したが、4つ以上のパケット信号を受信可能な装置にすることもできる。すなわち、時間帯を重ねて受信するパケット信号の数を「n」とした場合に、n個のアンテナと、(n−1)個の最大化フィルタバンク(上記のフィルタバンク4、8に相当)と、1個の最小化フィルタバンク(上記のフィルタバンク5に相当)とを並列に備え、各フィルタバンクに対して上記のような復号処理部24、39などを設ける。これにより、4つ以上のn個のパケット信号を受信することが可能となる。
1、10 無線パケット受信装置
2、3、7 アンテナ
4 第1のフィルタバンク(最大化フィルタバンク)
5 第2のフィルタバンク(最小化フィルタバンク)
8 第3のフィルタバンク(最大化フィルタバンク)
24、39 復号処理部(復号手段)

Claims (1)

  1. 2個以上の整数個であるn個のアンテナと、
    前記アンテナで受信したパケットフレームのうち、それぞれ特定のパケットフレームを優先的に選択して出力する(n−1)個の最大化フィルタバンクと、
    前記最大化フィルタバンクで選択されたパケットフレームの出力電力を最小化し、他のパケットフレームを出力する1個の最小化フィルタバンクと、
    前記最大化フィルタバンクおよび最小化フィルタバンクから出力されたパケットフレームを復号する復号手段と、
    を備えることを特徴とする無線パケット受信装置。
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