JP2011211115A - 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011211115A JP2011211115A JP2010079833A JP2010079833A JP2011211115A JP 2011211115 A JP2011211115 A JP 2011211115A JP 2010079833 A JP2010079833 A JP 2010079833A JP 2010079833 A JP2010079833 A JP 2010079833A JP 2011211115 A JP2011211115 A JP 2011211115A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- plasma processing
- lower electrode
- plasma
- wafer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
【課題】 プラズマ処理装置において、装置を停止することなく下部電極上の異物を除去
することにより高スループットを実現するプラズマ処理装置及び半導体装置の製造方法を
提供する。
【解決手段】 基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、前記基板を載置す
る支持テーブルと、前記支持テーブルに設けられた下部電極と、前記下部電極と対向する
ように設けられた上部電極と、前記支持テーブル上に被処理基板を搬送する搬送アームと
を有し、前記搬送アーム裏面に電圧を印加することができることを特徴とする。
【選択図】 図5
することにより高スループットを実現するプラズマ処理装置及び半導体装置の製造方法を
提供する。
【解決手段】 基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、前記基板を載置す
る支持テーブルと、前記支持テーブルに設けられた下部電極と、前記下部電極と対向する
ように設けられた上部電極と、前記支持テーブル上に被処理基板を搬送する搬送アームと
を有し、前記搬送アーム裏面に電圧を印加することができることを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、半導体装置の製造方法及び半導体製造装置、特にエッチング装置及びエッチ
ングを用いた半導体装置の製造方法に関する。
ングを用いた半導体装置の製造方法に関する。
半導体デバイスの製造工程においては、半導体ウェハーにポリシリコン膜等のシリコン
膜や絶縁膜等の多層膜が形成された後、所定の配線パターンを形成するためにプラズマエ
ッチングが行われる。このようなプラズマエッチングを行うために、種々の装置が用いら
れている。その中でも、容量結合型平行平板プラズマエッチング装置が主流である。容量
結合型平行平板プラズマ処理装置では、エッチングチャンバー内に一対の平行平板電極(
上部および下部電極) が配置され、処理ガスがエッチングチャンバー内に導入されると
ともに、電極の少なくとも一方に高周波電力が印加されて電極間に高周波電界が形成され
る。この高周波電界により、処理ガスのプラズマが形成され、被処理基板に対してプラズ
マエッチング処理が施される。
膜や絶縁膜等の多層膜が形成された後、所定の配線パターンを形成するためにプラズマエ
ッチングが行われる。このようなプラズマエッチングを行うために、種々の装置が用いら
れている。その中でも、容量結合型平行平板プラズマエッチング装置が主流である。容量
結合型平行平板プラズマ処理装置では、エッチングチャンバー内に一対の平行平板電極(
上部および下部電極) が配置され、処理ガスがエッチングチャンバー内に導入されると
ともに、電極の少なくとも一方に高周波電力が印加されて電極間に高周波電界が形成され
る。この高周波電界により、処理ガスのプラズマが形成され、被処理基板に対してプラズ
マエッチング処理が施される。
このようなプラズマ処理装置では、エッチングチャンバー内に処理ガスの反応副生成物
からなる異物が堆積する。このような異物はエッチングチャンバーの内壁等に堆積し、プ
ラズマ処理を行った際に帯電する。帯電した異物はウェハーの搬送時等にエッチングチャ
ンバーの内壁等から剥離してウェハーの搬送アームや下部電極上に付着する。
からなる異物が堆積する。このような異物はエッチングチャンバーの内壁等に堆積し、プ
ラズマ処理を行った際に帯電する。帯電した異物はウェハーの搬送時等にエッチングチャ
ンバーの内壁等から剥離してウェハーの搬送アームや下部電極上に付着する。
例えば、特許文献1には、ヒータを備えたハンドリングアームが開示されている。具体
的には、ハンドリングアームを加熱することによりハンドリングアームに異物が付着する
ことを抑制する技術が開示されている。
的には、ハンドリングアームを加熱することによりハンドリングアームに異物が付着する
ことを抑制する技術が開示されている。
異物が下部電極上に付着すると、次のウェハーを搬送してきた際にウェハーが異物上に
乗り上げ、下部電極上に正常に載置することができないため処理エラーが生じる。しかし
、帯電した異物は静電気力により下部電極に付着しているため容易に除去することができ
ない。そのため、上記の問題が生じた場合には装置を停止しエッチングチャンバー全体を
洗浄しなければならずスループットの悪化が問題となっていた。
乗り上げ、下部電極上に正常に載置することができないため処理エラーが生じる。しかし
、帯電した異物は静電気力により下部電極に付着しているため容易に除去することができ
ない。そのため、上記の問題が生じた場合には装置を停止しエッチングチャンバー全体を
洗浄しなければならずスループットの悪化が問題となっていた。
プラズマ処理装置において、装置を停止することなく下部電極上の異物を除去すること
により高スループットを実現するプラズマ処理装置及び半導体装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
により高スループットを実現するプラズマ処理装置及び半導体装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
本発明の一態様による半導体製造装置は、基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置
であって、前記基板を載置する支持テーブルと、前記支持テーブルに設けられた下部電極
と、前記下部電極と対向するように設けられた上部電極と、前記支持テーブル上に被処理
基板を搬送する搬送アームとを有し、前記搬送アーム裏面に電圧を印加することができる
ことを特徴とする。
であって、前記基板を載置する支持テーブルと、前記支持テーブルに設けられた下部電極
と、前記下部電極と対向するように設けられた上部電極と、前記支持テーブル上に被処理
基板を搬送する搬送アームとを有し、前記搬送アーム裏面に電圧を印加することができる
ことを特徴とする。
また、本発明の一態様による半導体装置の製造方法は、基板にプラズマ処理を施すプラ
ズマ処理工程であって、プラズマ処理装置内に搬送アームを用いて前記基板を搬送する工
程と、前記プラズマ処理装置に設けられた電極間にプラズマを発生させて前記基板を処理
する工程と、プラズマ処理された前記基板を前記プラズマ処理装置外へ搬送する工程と、
前記プラズマ処理後に前記搬送アーム裏面に電圧を印加する工程とを、備えることを特徴
とする。
ズマ処理工程であって、プラズマ処理装置内に搬送アームを用いて前記基板を搬送する工
程と、前記プラズマ処理装置に設けられた電極間にプラズマを発生させて前記基板を処理
する工程と、プラズマ処理された前記基板を前記プラズマ処理装置外へ搬送する工程と、
前記プラズマ処理後に前記搬送アーム裏面に電圧を印加する工程とを、備えることを特徴
とする。
プラズマ処理装置において、装置を停止することなく下部電極上の異物を除去すること
により高スループットを実現するプラズマ処理装置及び半導体装置の製造方法を提供する
ことができる。
により高スループットを実現するプラズマ処理装置及び半導体装置の製造方法を提供する
ことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に本発明の第一の実施形態に係るプラズマエッチング装置を示した断面図である。
このエッチング装置は、気密に構成されたチャンバー1を備えている。チャンバー1の壁
部は、例えばアルミニウム製である。チャンバー1内には、被処理基板であるウェハー2
を水平に支持する支持テーブル3が設けられている。また、支持テーブル3の上方には、
導電性材料または絶縁性材料で形成されたフォーカスリング4が設けられている。支持テ
ーブル3、及びフォーカスリング4は、ボールねじを含むボールねじ機構(図示せず)に
より昇降可能となっている。チャンバー1は接地されている。
このエッチング装置は、気密に構成されたチャンバー1を備えている。チャンバー1の壁
部は、例えばアルミニウム製である。チャンバー1内には、被処理基板であるウェハー2
を水平に支持する支持テーブル3が設けられている。また、支持テーブル3の上方には、
導電性材料または絶縁性材料で形成されたフォーカスリング4が設けられている。支持テ
ーブル3、及びフォーカスリング4は、ボールねじを含むボールねじ機構(図示せず)に
より昇降可能となっている。チャンバー1は接地されている。
また、支持テーブル3の中には冷媒流路5a及び5bが設けられて支持テーブル3を冷
却可能となっている。冷媒流路5a及び5b内に適宜の冷媒を循環させることによって、
ウェハー2を所定の温度に制御可能となっている。また、冷媒からの冷熱を効率よくウェ
ハー2に伝達するために、ウェハー2の裏面にHeガスを供給するガス導入機構(図示せ
ず)が設けられている。さらに、支持テーブル3を貫通して後述する搬送アームにより搬
送してきたウェハー2を支持テーブル3上に載置するためのプッシャーピン6が備えられ
ている。支持テーブル3の上部にはエッチングを行うためのプラズマを発生させるための
下部電極7が配置されている。
却可能となっている。冷媒流路5a及び5b内に適宜の冷媒を循環させることによって、
ウェハー2を所定の温度に制御可能となっている。また、冷媒からの冷熱を効率よくウェ
ハー2に伝達するために、ウェハー2の裏面にHeガスを供給するガス導入機構(図示せ
ず)が設けられている。さらに、支持テーブル3を貫通して後述する搬送アームにより搬
送してきたウェハー2を支持テーブル3上に載置するためのプッシャーピン6が備えられ
ている。支持テーブル3の上部にはエッチングを行うためのプラズマを発生させるための
下部電極7が配置されている。
チャンバー1内の上部の下部電極7と対向する位置には上部電極8が設けられており、
下部電極7と上部電極8は一対の平板電極を構成している。上部電極8には、高周波電力
を供給するための給電線9が接続されている。この給電線9には、マッチングボックス1
0を介して高周波電源11が接続されている。高周波電源11からは、所定の周波数の高
周波電力が上部電極8に供給されるようになっている。
下部電極7と上部電極8は一対の平板電極を構成している。上部電極8には、高周波電力
を供給するための給電線9が接続されている。この給電線9には、マッチングボックス1
0を介して高周波電源11が接続されている。高周波電源11からは、所定の周波数の高
周波電力が上部電極8に供給されるようになっている。
ウェハー2は静電チャック(図示せず)によって下部電極7と上部電極8との間に載置
されている。静電チャックには直流電源が接続され、静電チャックに電圧が印加されるこ
とにより、例えばクーロン力によってウェハー2が吸着されるようになっている。
されている。静電チャックには直流電源が接続され、静電チャックに電圧が印加されるこ
とにより、例えばクーロン力によってウェハー2が吸着されるようになっている。
チャンバー1の天井壁部分には、支持テーブル3に対向する様にシャワーヘッド12が
設けられている。シャワーヘッド12は、その下面に多数のガス吐出孔13が設けられて
おり、かつその上部にガス供給配管14が接続されている。このガス供給配管14 の他
端には、エッチング用の反応ガス及び希釈ガスからなる処理ガスを供給する処理ガス供給
系15が接続されている。
設けられている。シャワーヘッド12は、その下面に多数のガス吐出孔13が設けられて
おり、かつその上部にガス供給配管14が接続されている。このガス供給配管14 の他
端には、エッチング用の反応ガス及び希釈ガスからなる処理ガスを供給する処理ガス供給
系15が接続されている。
エッチングの反応ガスとしては、ハロゲン系のガスが用いられ、希釈ガスとしてはAr
ガス、Heガス等、通常この分野で用いられるガスが用いられ得る。このような処理ガス
が、処理ガス供給系15からガス供給配管14を介してシャワーヘッド12に至り、ガス
吐出孔13から吐出され、ウェハー2に形成された膜がエッチングされる。
ガス、Heガス等、通常この分野で用いられるガスが用いられ得る。このような処理ガス
が、処理ガス供給系15からガス供給配管14を介してシャワーヘッド12に至り、ガス
吐出孔13から吐出され、ウェハー2に形成された膜がエッチングされる。
チャンバー1の下部には、排気ポート16が形成されており、この排気ポート16には
真空ポンプを有する排気系(図示せず)が接続されている。そして真空ポンプを作動させ
ることにより、チャンバー1内は所定の真空度まで減圧され得るようになっている。また
、チャンバー1の側壁には、ウェハー2の搬入出口と、当該搬入出口を開閉するゲートバ
ルブ17とが設けられており、ゲートバルブ17はチャンバー1とウェハー2の搬入路1
8とを接続している。なお、図1では排気ポート16が複数形成されている構造を示して
いるが、本実施形態はこれに限らない。
真空ポンプを有する排気系(図示せず)が接続されている。そして真空ポンプを作動させ
ることにより、チャンバー1内は所定の真空度まで減圧され得るようになっている。また
、チャンバー1の側壁には、ウェハー2の搬入出口と、当該搬入出口を開閉するゲートバ
ルブ17とが設けられており、ゲートバルブ17はチャンバー1とウェハー2の搬入路1
8とを接続している。なお、図1では排気ポート16が複数形成されている構造を示して
いるが、本実施形態はこれに限らない。
以下、図2を用いて下部電極7上に付着した異物による問題の発生について比較例とし
て断面図を用いて説明する。図2は図1に示したプラズマエッチング装置の支持テーブル
3周辺を拡大して図示した断面図である。図2(a)は下部電極上に異物19が付着した
状態を示している。
て断面図を用いて説明する。図2は図1に示したプラズマエッチング装置の支持テーブル
3周辺を拡大して図示した断面図である。図2(a)は下部電極上に異物19が付着した
状態を示している。
この状態で、図2(b)に示すように、ウェハー2を支持テーブル3上に載置しようと
しても、ウェハー2が異物19上に乗り上げてしまうため水平に載置することができない
。また、異物19上にウェハー2が乗り上げることにより冷媒流路5a及び5bを循環し
ているHeガスがウェハー2の裏面からチャンバー内に漏れ出す原因となるため装置が停
止してしまう恐れがあった。また、異物19がウェハー2の裏面に付着することにより他
の装置へ異物19が持ち込まれてしまうことも懸念される。
しても、ウェハー2が異物19上に乗り上げてしまうため水平に載置することができない
。また、異物19上にウェハー2が乗り上げることにより冷媒流路5a及び5bを循環し
ているHeガスがウェハー2の裏面からチャンバー内に漏れ出す原因となるため装置が停
止してしまう恐れがあった。また、異物19がウェハー2の裏面に付着することにより他
の装置へ異物19が持ち込まれてしまうことも懸念される。
異物19はチャンバー1内に堆積した処理ガスの反応副生成物からなる。このような異
物19はチャンバー1の内壁等に堆積し、プラズマ処理を行った際に帯電する。帯電した
異物19はウェハー2の搬送時等にチャンバー1の内壁等から剥離してウェハー2の搬送
アームや下部電極7上に付着する。帯電した異物19は静電気力によって下部電極7に付
着しており、不活性ガス等を吹き付けた程度では容易に除去することができない。
物19はチャンバー1の内壁等に堆積し、プラズマ処理を行った際に帯電する。帯電した
異物19はウェハー2の搬送時等にチャンバー1の内壁等から剥離してウェハー2の搬送
アームや下部電極7上に付着する。帯電した異物19は静電気力によって下部電極7に付
着しており、不活性ガス等を吹き付けた程度では容易に除去することができない。
また、プラズマエッチング装置に別途異物除去機構を設けるには、従来の装置の構成を
大幅に見直す必要が生じ多大なコストが必要となる。そこで、本発明の第一の実施形態に
係るプラズマエッチング装置ではウェハー2の搬送アームの裏面にRF(Radio Frequenc
y)電極を設けることにより、装置構成を見直すことなく異物19の除去を実現している
。
大幅に見直す必要が生じ多大なコストが必要となる。そこで、本発明の第一の実施形態に
係るプラズマエッチング装置ではウェハー2の搬送アームの裏面にRF(Radio Frequenc
y)電極を設けることにより、装置構成を見直すことなく異物19の除去を実現している
。
図3は図1に示したプラズマエッチング装置のチャンバー1内の上面図を示している。
なお、図3では上部電極8や排気ポート16は省略して図示している。支持テーブル3、
フォーカスリング4及び下部電極7はそれぞれ中心を共有した円形に形成されている。ま
た、下部電極7にはプッシャーピン6が貫通する穴6aが所定の位置に複数設けられてお
り、これらのプッシャーピン6によりウェハー2を下部電極7上に載置する。また、下部
電極7には冷媒流路5a及び5bが設けられており、ウェハー2の裏面に冷却ガスを供給
できる。冷媒流路5a及び5bの位置は図3に示した位置及び数に限定されず適宜変更す
ることが可能である。
なお、図3では上部電極8や排気ポート16は省略して図示している。支持テーブル3、
フォーカスリング4及び下部電極7はそれぞれ中心を共有した円形に形成されている。ま
た、下部電極7にはプッシャーピン6が貫通する穴6aが所定の位置に複数設けられてお
り、これらのプッシャーピン6によりウェハー2を下部電極7上に載置する。また、下部
電極7には冷媒流路5a及び5bが設けられており、ウェハー2の裏面に冷却ガスを供給
できる。冷媒流路5a及び5bの位置は図3に示した位置及び数に限定されず適宜変更す
ることが可能である。
続いて、本発明の第一の実施形態に係るプラズマエッチング装置の搬送アーム20につ
いて説明する。図4及び図5は本発明の第一の実施形態に係るプラズマエッチング装置の
搬送アーム20を表す平面図及び断面図である。なお、図面では電極構造の一例を示して
いるため、電極構造はこの図面に記載された構造に限らない。
いて説明する。図4及び図5は本発明の第一の実施形態に係るプラズマエッチング装置の
搬送アーム20を表す平面図及び断面図である。なお、図面では電極構造の一例を示して
いるため、電極構造はこの図面に記載された構造に限らない。
図4(a)は搬送アーム20を上面から見た平面図を示している。図4(a)に示すよ
うに、搬送アーム20は、ウェハー2を載置する載置部21と載置部21を支える支持部
22からなる。搬送アーム20が駆動することにより、載置部21が下部電極7上にくる
とプッシャーピン6が持ち上がり、ウェハー2をプッシャーピン6上に載置する。そのた
め、搬送アーム20にはプッシャーピン6に対応する位置に溝部23が設けられている。
なお、搬送アーム20の駆動機構については特に限定されない。載置部21と支持部22
が一体となって平行移動しても良いし、支持部22が伸縮することにより載置部21が移
動する機構としても良い。これらは装置に応じて適宜変更することが可能である。
うに、搬送アーム20は、ウェハー2を載置する載置部21と載置部21を支える支持部
22からなる。搬送アーム20が駆動することにより、載置部21が下部電極7上にくる
とプッシャーピン6が持ち上がり、ウェハー2をプッシャーピン6上に載置する。そのた
め、搬送アーム20にはプッシャーピン6に対応する位置に溝部23が設けられている。
なお、搬送アーム20の駆動機構については特に限定されない。載置部21と支持部22
が一体となって平行移動しても良いし、支持部22が伸縮することにより載置部21が移
動する機構としても良い。これらは装置に応じて適宜変更することが可能である。
図4(b)は図4(a)に示した搬送アーム20の断面図を示している。図4(b)に
示すように、載置部21の下面にはRF(Radio Frequency)電極23が設けられている
。異物19は帯電しているため、RF電極24から発せられたRF放電によって異物19
が浮遊し、排気ポート16から排出される。
示すように、載置部21の下面にはRF(Radio Frequency)電極23が設けられている
。異物19は帯電しているため、RF電極24から発せられたRF放電によって異物19
が浮遊し、排気ポート16から排出される。
図5(a)(b)に搬送アーム20を下面(裏面)から見た平面図を示す。図5(a)
に示すように、載置部21の裏面にRF電極24を取り付けることによって、RF電極2
4と搬送アーム20間にRFを掛けることが可能となる。
に示すように、載置部21の裏面にRF電極24を取り付けることによって、RF電極2
4と搬送アーム20間にRFを掛けることが可能となる。
また、図5(b)に示すように載置部21の裏面に正極グリッド25と負極グリッド2
6を設けて正極グリッド25と負極グリッド26間にRFを掛けるようにしても構わない
。
6を設けて正極グリッド25と負極グリッド26間にRFを掛けるようにしても構わない
。
図6は本発明の第一の実施形態に係るプラズマエッチング装置図を用いて下部電極7上
の異物を除去するシーケンスの工程図を示している。図6(a)はウェハー2をプラズマ
処理した後のチャンバー1内の状態を表している。図6(a)に示すように、下部電極7
上に帯電した異物19が付着している。
の異物を除去するシーケンスの工程図を示している。図6(a)はウェハー2をプラズマ
処理した後のチャンバー1内の状態を表している。図6(a)に示すように、下部電極7
上に帯電した異物19が付着している。
続いて、図6(b)に示すように、チャンバー1内に搬送アーム20を搬入し、下部電
極7の裏面に設けられたRF電極24に対して電圧を印加する。異物19は帯電している
ため、RF電極24に生じた電界によって力を受け、下部電極7上に引き上げられる。
極7の裏面に設けられたRF電極24に対して電圧を印加する。異物19は帯電している
ため、RF電極24に生じた電界によって力を受け、下部電極7上に引き上げられる。
次に、図6(c)に示すように、チャンバー1からの排気によって浮遊した異物19が
チャンバー1内から排出される。RF処理後は搬送アーム20への電圧の印加を終了させ
て、搬送アーム20をチャンバー1外へ搬出して処理を完了する。
チャンバー1内から排出される。RF処理後は搬送アーム20への電圧の印加を終了させ
て、搬送アーム20をチャンバー1外へ搬出して処理を完了する。
なお、搬送アーム20によるRF洗浄シーケンスは前記に示したものに限らない。例え
ば、処理済のウェハーを搬出した後、次のウェハーを搬入する際にRF処理を行っても構
わない。
ば、処理済のウェハーを搬出した後、次のウェハーを搬入する際にRF処理を行っても構
わない。
以上示したように、本発明の第一の実施形態に係るプラズマエッチング装置を用いるこ
とによって、下部電極上に付着した異物を、エッチングチャンバーを洗浄することなく除
去することが出来るため、装置を停止しエッチングチャンバー全体を洗浄する必要がなく
スループットの向上が期待できる。
とによって、下部電極上に付着した異物を、エッチングチャンバーを洗浄することなく除
去することが出来るため、装置を停止しエッチングチャンバー全体を洗浄する必要がなく
スループットの向上が期待できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々に変形して実施することができる。
囲で種々に変形して実施することができる。
1 チャンバー
2 ウェハー
3 支持テーブル
4 フォーカスリング
5a、5b 冷媒流路
6 プッシャーピン
7 下部電極
8 上部電極
9 給電線
10 マッチングボックス
11 高周波電源
12 シャワーヘッド
13 ガス吐出孔
14 ガス供給配管
15 処理ガス供給系
16 排気ポート
17 ゲートバルブ
18 搬入路
19 異物
20 搬送アーム
21 載置部
22 支持部
23 溝部
24 RF電極
25 正極グリッド
26 負極グリッド
2 ウェハー
3 支持テーブル
4 フォーカスリング
5a、5b 冷媒流路
6 プッシャーピン
7 下部電極
8 上部電極
9 給電線
10 マッチングボックス
11 高周波電源
12 シャワーヘッド
13 ガス吐出孔
14 ガス供給配管
15 処理ガス供給系
16 排気ポート
17 ゲートバルブ
18 搬入路
19 異物
20 搬送アーム
21 載置部
22 支持部
23 溝部
24 RF電極
25 正極グリッド
26 負極グリッド
Claims (5)
- 基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、
前記基板を載置する支持テーブルと、
前記支持テーブルに設けられた下部電極と、
前記下部電極と対向するように設けられた上部電極と、
前記支持テーブル上に被処理基板を搬送する搬送アームとを有し、
前記搬送アーム裏面に電圧を印加することができることを特徴とするプラズマ処理装置
。 - 前記搬送アーム裏面にRFを印加することが可能であることを特徴とする請求項1に記
載のプラズマ処理装置。 - 前記搬送アームは、前記支持基板を載置する載置部と前記載置部を支持する支持部とか
らなり、前記載置部と前記支持部との間に電圧を掛けることが可能であることを特徴とす
る請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。 - 前記搬送アーム裏面は、正極と負極とを有し、前記正極と負極との間に電圧を掛けるこ
とが可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。 - 基板にプラズマ処理を施すプラズマ処理工程であって、
プラズマ処理装置内に搬送アームを用いて前記基板を搬送する工程と、
前記プラズマ処理装置に設けられた電極間にプラズマを発生させて前記基板を処理する
工程と、
プラズマ処理された前記基板を前記プラズマ処理装置外へ搬送する工程と、
前記プラズマ処理後に前記搬送アーム裏面に電圧を印加する工程とを、
備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010079833A JP2011211115A (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010079833A JP2011211115A (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011211115A true JP2011211115A (ja) | 2011-10-20 |
Family
ID=44941834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010079833A Pending JP2011211115A (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011211115A (ja) |
-
2010
- 2010-03-30 JP JP2010079833A patent/JP2011211115A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20200373131A1 (en) | Substrate processing method | |
JP7454976B2 (ja) | 基板支持台、プラズマ処理システム及びエッジリングの交換方法 | |
KR102146633B1 (ko) | 접합 장치 및 접합 시스템 | |
TWI767918B (zh) | 電漿蝕刻方法、電漿蝕刻裝置及基板載置台 | |
KR20140063415A (ko) | 기판 탑재대 및 기판 처리 장치 | |
JP2009152345A (ja) | プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 | |
JP2014143366A (ja) | 接合装置及び接合システム | |
JP2012186245A (ja) | 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 | |
JP4783094B2 (ja) | プラズマ処理用環状部品、プラズマ処理装置、及び外側環状部材 | |
TW201940257A (zh) | 清潔方法及處理裝置 | |
JP2009200142A (ja) | 成膜装置および成膜方法 | |
US8129285B2 (en) | Substrate processing system | |
KR20140102799A (ko) | 플라즈마 처리 시스템 | |
KR101399904B1 (ko) | 기판 세정장치 | |
TWI698928B (zh) | 電漿處理方法 | |
JP6485702B2 (ja) | プラズマ処理方法および電子部品の製造方法 | |
KR101565535B1 (ko) | 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법 | |
JP2019186580A (ja) | プラズマ処理システム及び搬送方法 | |
JP2010177267A (ja) | 搬送トレー及びこの搬送トレーを用いた真空処理装置 | |
JP2011211115A (ja) | 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 | |
KR102378330B1 (ko) | 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법 | |
KR102299883B1 (ko) | 기판 처리 장치 및 방법 | |
KR20210157876A (ko) | 플라스마 처리 시스템, 플라스마 처리 장치 및 에지 링의 교환 방법 | |
JP2011204709A (ja) | プラズマ処理装置 | |
TW201707110A (zh) | 基片處理系統 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20111125 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20111205 |