JP2011210961A - 半導体発光素子制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体レーザに直列にスイッチを配置し、このスイッチをオンオフして半導体レーザを発光させ、また発光を停止する半導体発光素子制御回路は、スイッチをオンにしたときに過渡的に大電流が流れて応答特性が劣化する。本発明は構成が簡単でかつ応答特性が劣化しない半導体発光素子制御回路を提供することを目的にする。
【解決手段】半導体レーザ30に並列にスイッチ21を配置し、半導体レーザ30とスイッチ21の並列回路に流れる電流を電流制御部22で一定値に制御した。スイッチ21をオフにすると半導体レーザ30が発光し、オンにすると発光が停止するが、いずれも電流制御部22が制御する電流は変化しないので、応答特性が劣化することがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、簡単な構成で完全遮光が可能な半導体発光素子の制御回路に関し、特に半導体レーザに用いて好適な半導体発光素子制御回路に関するものである。
図4に、光量指令信号および出射オンオフ信号が入力され、これらの信号に基づいて半導体レーザを制御する制御回路の構成を示す。なお、この制御回路はアノードコモンの構成を有しており、半導体レーザに一定電流を印加するACC(Automatic Current Control)方式で当該半導体レーザを制御する。
図4において、半導体レーザ10のアノードは正電源+Vに接続され、カソードはスイッチ11の一端に接続される。スイッチ11は出射オンオフ信号でそのオンオフが制御される。
スイッチ11の他端はトランジスタ12のコレクタに接続される。このトランジスタ12のエミッタは抵抗13の一端および差動増幅器14の反転入力端子に接続される。抵抗13の他端は負電源−Vに接続される。また、差動増幅器14の非反転入力端子と負電源−Vの間には、光量指令信号Vinが印加され、出力端子とトランジスタ12のベースは接続される。
このような構成において、半導体レーザ10を発光させるときは、光量指令信号Vinに適切な電圧を設定し、スイッチ11をオンにする。半導体レーザ10には電流が流れ、この電流は抵抗13にも流れる。このため、抵抗13の両端には半導体レーザ10に流れる電流値に応じた電圧が発生する。
差動増幅器14は、抵抗13に発生する電圧と光量指令信号Vinが一致するようにトランジスタ12を制御する。このため、半導体レーザ10に流れる電流は一定値に保たれる。光量指令信号Vinの電圧を同じ記号のVinで、抵抗13の抵抗値をRで表すと、半導体レーザ10に流れる電流値Liは下記(1)式で表される。
Li=Vin/R ・・・・・・ (1)
光量指令信号Vinの値を変えることにより、半導体レーザ10に流れる電流値を可変することができる。
半導体レーザ10の発光を停止するときは、スイッチ11をオフにする。半導体レーザ10はトランジスタ12から切り離されるので、半導体レーザ10には電流が流れず、発光は停止する。スイッチ11によって半導体レーザ10は切り離されるので、半導体レーザ10は完全に遮光される。
図5に他の半導体レーザ制御回路の構成を示す。なお、図4と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。図5において、半導体レーザ10のカソードはトランジスタ12のコレクタに直接接続される。また、トランジスタ12のエミッタと差動増幅器14の反転入力端子を結ぶ経路の途中に、出射オンオフ信号で制御されるスイッチ15が配置される。
動作は図4とほぼ同じである。半導体レーザ10を発光させるときは光量指令信号Vinに適切な電圧を設定し、スイッチ15をオンにする。図4と同じ理由で半導体レーザ10には光量指令信号Vinに応じた一定電流が流れ、発光する。
発光を停止するときは、スイッチ15をオフにする。差動増幅器14の負帰還路は遮断されるので、トランジスタ12がオフになって半導体レーザ10には電流が流れず、その発光は停止する。なお、スイッチ15を差動増幅器14の出力端子とトランジスタ12のベースを接続する経路に配置してもよい。
図6に、他の半導体レーザ制御回路の構成を示す。なお、図4と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。この制御回路は、カソードコモンの構成を有している。
図6において、抵抗13の一端は正電源+Vに接続され、他端はトランジスタ12のコレクタおよび差動増幅器14の反転入力端子に接続される。トランジスタ12のエミッタはスイッチ11の一端に接続される。このスイッチ11の他端は半導体レーザ10のアノードに接続される。半導体レーザ10のカソードは負電源−Vに接続される。スイッチ11は出射オンオフ信号で制御される。差動増幅器14の出力端子とトランジスタ12のベースは接続され、正電源+Vと差動増幅器14の非反転入力端子との間には、光量指令信号Vinが印加される。
動作は図4の半導体レーザ制御回路とほぼ同じである。半導体レーザ10を発光させるときは、光量指令信号Vinに適切な電圧を設定し、スイッチ11をオンにする。半導体レーザ10に流れる電流は抵抗13にも流れ、その両端に電圧を発生させる。差動増幅器14は、抵抗13に発生した電圧と光量指令信号Vinが一致するように、トランジスタ12を制御する。半導体レーザ10に流れる電流値Liは、前記(1)式で与えられる。
半導体レーザ10の発光を停止するときは、スイッチ11をオフにする。半導体レーザ10はトランジスタ12から切り離されるのでその発光は停止し、完全に遮光される。
なお、図4と同じように、トランジスタ12のエミッタと半導体レーザ10のアノードを直結し、差動増幅器14の負帰還経路、すなわちトランジスタ12のコレクタと差動増幅器14の反転入力端子を結ぶ経路、あるいは差動増幅器14の出力端子とトランジスタ12のベースを結ぶ経路中にスイッチ15を配置するようにしてもよい。
特許文献1には、図4と同様な構成を有する半導体レーザ駆動回路が記載されている。特許文献1の図1において、オペアンプ11m、トランジスタ12m、抵抗4mは、それぞれ図4の差動増幅器14、トランジスタ12、抵抗13に相当する。
特開2007−242798号公報
しかしながら、このような半導体レーザ制御回路には、次のような課題があった。図4または図6の制御回路では、スイッチ11がオフのときに抵抗13には電流が流れないので、差動増幅器14は最大電流を流すようにトランジスタ12を制御している。この状態でスイッチ11をオンにすると、半導体レーザ10には過渡的に大きな電流が流れ、その後光量指令信号Vinで指定された電流値に整定する。このため、オーバーシュートが発生して、応答特性が劣化するという課題があった。
図5の制御回路のように差動増幅器14の負帰還路中にスイッチ15を入れる構成では応答特性が劣化することはないが、スイッチ15がオフのときは回路の動作が安定しないので、安定させるための回路が別途必要になり、構成が複雑になるという課題があった。
スイッチを用いないで、光量指令信号Vinを0にすることによって半導体レーザ10の発光を停止することもできるが、差動増幅器14のオフセット電圧の影響によって半導体レーザ10に微少な電流が流れ、その出射光を完全に遮光することができないという課題があった。
細胞観察の励起光として半導体レーザを用いる場合、出射オンオフ信号によって半導体レーザの発光を停止するときに完全に遮光されないと正確な観察を行うことができない。このため、このような用途に光量指令信号Vinを0にして半導体レーザ10の発光を停止する制御回路を用いることができないという課題もあった。
特許文献1に記載された発明は広い温度範囲で半導体レーザを正常動作させることを目的とするものであり、オフのときに出射光を完全遮光するという本願発明の課題の1つを解決するものではない。
本発明の目的は、簡単な構成でオフ時に出射光を完全に遮光でき、かつ応答特性が劣化しない半導体発光素子制御回路を実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
光量指令信号および出射オンオフ信号が入力され、これらの信号に基づいて半導体発光素子を制御する半導体発光素子制御回路において、
前記半導体発光素子に並列に接続され、前記出射オンオフ信号によってそのオンオフが制御されるスイッチと、
前記光量指令信号が入力され、前記半導体発光素子とスイッチの並列回路に流れる電流を制御する電流制御部と、
を備えたものである。構成が簡単で、かつ応答特性が劣化することがない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記電流制御部を、
前記半導体発光素子とスイッチの並列回路に流れる電流を検出する抵抗と、
前記光量指令信号および前記抵抗の両端電圧に関連する電圧が入力され、前記半導体発光素子とスイッチの並列回路に流れる電流を制御する差動増幅器と、
前記差動増幅器によって制御されるトランジスタと、
で構成したものである。構成を簡単にすることができる。
請求項3記載の発明は、
光量指令信号および出射オンオフ信号が入力され、これらの信号に基づいて半導体発光素子を制御する半導体発光素子制御回路において、
カレントミラー回路であって、
前記発光素子と並列に接続され、前記出射オンオフ信号によってその動作が制御される電流源と、
前記半導体発光素子と電流源の並列回路に流れる電流を検出する抵抗と、
を具備し、この抵抗に流れる電流と前記電流源の出力電流の値を同じにするカレントミラー回路と、
前記光量指令信号および前記抵抗の両端電圧に関連する電圧が入力され、前記半導体発光素子と電流源の並列回路に流れる電流を制御する電流制御部と、
を備えたものである。構成が簡単で、かつ応答特性が劣化することがない。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3いずれかに記載の発明において、
前記半導体発光素子として、半導体レーザを用いたものである。良好な応答特性と完全遮光が求められる半導体レーザに用いて好適である。
本発明によれば以下のような効果がある。
請求項1、2、3、4記載の発明によれば、半導体発光素子に並列にスイッチを設け、このスイッチによって半導体発光素子を発光させ、また発光を停止させると共に、電流制御部によって半導体発光素子とスイッチの並列回路に流れる電流を光量指令信号で指定された電流に制御するようにした。またスイッチの代わりに前記並列回路に流れる電流を検出する抵抗に流れる電流値と同一の電流を出力する電流源を配置するようにした。
半導体発光素子が発光するときと発光を停止するときで電流制御部が制御する電流値は変化しないので、半導体発光素子に過渡的に大電流が流れて応答特性が劣化することがないという効果がある。
また、スイッチがオンし、電流源が動作するときは半導体発光素子に流れる電流は0になるので、半導体発光素子の発光量は0になり、完全遮光を実現することができるという効果もある。従って、細胞観察の励起光源のような完全遮光が要求される用途に用いることができる。
さらに、電流制御部の負帰還路を遮断する構成でないので、電流制御部の動作を安定化する付加回路が不要になる。このため、構成を簡単にすることができるという効果もある。
本発明の一実施例を示した構成図である。 本発明の他の実施例を示した構成図である。 本発明の他の実施例を示した構成図である。 従来の半導体レーザ制御回路の構成図である。 従来の半導体レーザ制御回路の構成図である。 従来の半導体レーザ制御回路の構成図である。
以下本発明を、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示した構成図である。図1において、20は半導体レーザ制御回路であり、スイッチ21、電流制御部22、電源端子26aおよび26b、光量指令信号入力端子27aおよび27b、出力端子28aおよび28b、出射オンオフ信号入力端子29で構成される。また、電流制御部22は、抵抗23、トランジスタ24、差動増幅器25で構成される。この実施例は、アノードコモンの構成を有している。
スイッチ21の一端は電源端子26aおよび出力端子28aに接続され、他端は出力端子28bおよびトランジスタ24のコレクタに接続される。また、出力端子28a、28bには半導体レーザ30が接続される。このため、スイッチ21と半導体レーザ30は並列に接続される。
トランジスタ24のエミッタと抵抗23の一端、および差動増幅器25の反転入力端子は共通接続される。この抵抗23の他端は電源端子26bに接続される。光量指令信号入力端子27aは差動増幅器25の非反転入力端子に接続され、同27bは電源端子26bに接続される。また、差動増幅器25の出力端子はトランジスタ24のベースに接続される。
電源端子26aには正電源+Vが印加され、同26bには負電源−Vが印加される。また、光量指令信号入力端子27aおよび27bには光量指令信号Vinが印加される。さらに、出射オンオフ信号入力端子29には出射オンオフ信号Vcが印加される。スイッチ21はこの出射オンオフ信号Vcでそのオンオフが制御される。
次に、この実施例の動作を説明する。半導体レーザ30を発光させるときは、スイッチ21をオフにする。正電源+Vから流入した電流は半導体レーザ30、トランジスタ24、抵抗23を流れる。このため、半導体レーザ30は発光する。
半導体レーザ30を流れる電流は抵抗23に流れる。このため、抵抗23両端にはこの電流に比例する電圧が発生する。差動増幅器25は入力された光量指令信号Vinと抵抗23の両端電圧が一致するように、トランジスタ24を制御する。このため、半導体レーザ30に流れる電流は、前記(1)式で表される定電流Liになる。光量指令信号Vinの電圧を変えることにより、半導体レーザ30に流れる電流Liを可変することができる。
半導体レーザ30の発光を停止するときは、スイッチ21をオンにする。正電源+Vから流入した電流は半導体レーザ30には流れず、スイッチ21を流れる。このため、半導体レーザ30の発光は停止する。電流制御部22は、スイッチ21に流れる電流の値が前記(1)式のLiになるように制御する。
この実施例では、スイッチ21がオフのときは半導体レーザ30に電流が流れ、オンのときはスイッチ21に電流が流れる。このため、スイッチ21と半導体レーザ30の並列回路に流れる電流は、スイッチ21のオンオフに関わらず一定値になる。
差動増幅器25は抵抗23両端の電圧に基づいて電流を制御する。前述したように、スイッチ21がオンオフしても抵抗23に流れる電流は変化しないので、電流制御部22の動作は変化しない。このため、スイッチ21をオフしたときに半導体レーザ30に過大電流が流れて応答性が劣化することがない。
また、スイッチ21のオン時の抵抗は半導体レーザ30の等価抵抗に比べてきわめて小さいので、スイッチ21をオンにすると全ての電流はスイッチ21を流れ、半導体レーザ30に流れる電流は0になる。このため、半導体レーザ30を完全に遮光することができる。
さらに、図5従来例のように差動増幅器25の負帰還路を遮断する構成でないので、差動増幅器25の動作を安定させる回路を別途付加する必要がない。このため、構成が複雑になることもない。
図2に本発明の他の実施例を示す。なお、図1と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。この実施例はカソードコモンの構成を有している。
図2において、40は半導体レーザ制御回路であり、スイッチ21、電流制御部41、電源端子26aおよび26b、光量指令信号入力端子27aおよび27b、出力端子28aおよび28b、出射オンオフ信号入力端子29で構成される。電流制御部41は、抵抗23、トランジスタ24、差動増幅器25で構成される。
電源端子26a、26bにはそれぞれ正電源+V、−Vが印加され、光量指令信号入力端子27aおよび27bには光量指令信号Vinが印加される。また、出射オンオフ信号入力端子29には出射オンオフ信号Vcが印加される。スイッチ21はこの出射オンオフ信号Vcでそのオンオフが制御される。
抵抗23の一端および光量指令信号入力端子27aは電源端子26aに接続される。抵抗23の他端はトランジスタ24のエミッタおよび差動増幅器25の反転入力端子に接続される。差動増幅器25の非反転入力端子は光量指令信号入力端子27bに接続され、その出力端子はトランジスタ24のベースに接続される。
スイッチ21の一端はトランジスタ24のコレクタに接続され、他端は電源端子26bに接続される。スイッチ21のオンオフは、出射オンオフ信号Vcで制御される。また、出力端子28a、28bには半導体レーザ30が接続される。このため、半導体レーザ30とスイッチ21は並列に接続される。
動作は図1実施例とほぼ同じである。スイッチ21をオフにすると抵抗23を流れる電流は半導体レーザ30に流れ、半導体レーザ30は発光する。スイッチ21をオンにすると抵抗23を流れる電流は全てスイッチ21を流れ、半導体レーザ30には流れない。このためは、半導体レーザ30は完全に遮光される。
この実施例でも、スイッチ21のオンオフに関わらず、抵抗23に流れる電流値は一定である。このため、スイッチ21のオフ時に半導体レーザ30に過大な電流が流れ、応答特性が劣化することがない。
また、差動増幅器25の動作を安定させるための付加回路は不要であり、かつオフ時の半導体レーザ30の発光量を完全に遮光することができる。
図3に本発明の他の実施例を示す。なお、図1と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。この実施例はアノードコモンの構成を有している。
図3において、50は半導体レーザ制御回路であり、トランジスタ24、差動増幅器25、電源端子26aおよび26b、光量指令信号入力端子27aおよび27b、出力端子28aおよび28b、出射オンオフ信号入力端子29、カレントミラー回路51で構成される。また、カレントミラー回路51には、電流源52、スイッチ53、および抵抗54が含まれる。
カレントミラー回路は、基準となる電流と同じ値の電流を出力する回路であり、ベースが共通接続され、一方のトランジスタのベースとコレクタが接続された2つのトランジスタで構成された回路が知られている。一方のトランジスタにコレクタ電流を流すと、他方のトランジスタのコレクタにも同じ電流が流れる。
図3において、カレントミラー回路51は、抵抗54に流れる電流と同じ値の電流を電流源52が出力するように構成されている。また、スイッチ53を制御することにより、電流源52を動作させて電流を出力し、また動作を停止させて電流を出力させないようにすることができる。スイッチ53は出射オンオフ信号Vcによって制御される。
電流源52は出力端子28a、28bに接続される。この出力端子28a、28bには半導体レーザ30が接続されるので、半導体レーザ30と電流源52は並列に接続される。
電流源52の一端は電源端子26aおよび出力端子28aに接続され、他端はトランジスタ24のコレクタおよび出力端子28bに接続される。トランジスタ24のエミッタは抵抗54の一端および差動増幅器25の反転入力端子に接続され、他端は電源端子26bに接続される。この電源端子26bは光量指令信号入力端子27bにも接続される。
光量指令信号入力端子27aは差動増幅器25の非反転入力端子に接続される。この差動増幅器25の出力端子はトランジスタ24のベースに接続される。差動増幅器25とトランジスタ24で電流制御部を構成している。
電源端子26a、26bにはそれぞれ正電源+V、負電源−Vが印加される。また、光量指令信号入力端子27aおよび27bには光量指令信号Vinが、出射オンオフ信号入力端子29には出射オンオフ信号Vcが印加される。
半導体レーザ30を発光させるときは、スイッチ53を操作して電流源52の電流出力を停止する。半導体レーザ30に流れる電流は抵抗54を流れる。差動増幅器25は、抵抗54両端の電圧が光量指令信号Vinの電圧に等しくなるように、トランジスタ24を制御する。
半導体レーザ30の発光を停止するときは、スイッチ53を操作して電流源52を動作させ、電流を出力するようにする。前述したように、カレントミラー回路51は抵抗54に流れる電流と電流源52の出力電流が同じ値になるように制御されるので、抵抗54に流れる電流は全て電流源52から供給され、半導体レーザ30には電流が流れない。このため、半導体レーザ30は発光を停止し、完全に遮光される。
この場合も、半導体レーザ30の発光如何に関わらず、抵抗54に流れる電流は同じ値になる。このため、半導体レーザ30の発光開始時に過大電流が流れて応答特性が劣化することがない。
また、差動増幅器25の負帰還経路を遮断する構成でないので、差動増幅器25を安定させる付加回路が不要になり、構成が複雑になることがない。さらに、抵抗54に流れる電流と電流源52の出力電流は正確に同じ値になるようにされるので、オフ時に半導体レーザ30を完全遮光することができる。
なお、図3ではアノードコモン構成としたが、図2のようにカソードコモンの構成とすることもできる。この場合、電流源52と半導体レーザ30の並列回路と抵抗54を入れ替えればよい。
また、図3実施例ではスイッチ53によって電流源52を動作させ、また動作を停止させるようにしたが、出射オンオフ信号Vcに関連する信号を電流源52に入力して、動作を制御するようにしてもよい。
また、図1〜図3実施例では半導体レーザ30を制御する制御回路としたが、LED(Light Emitting Diode)など他の半導体発光素子の制御に適用することもできる。
また、スイッチ21、53としてFET(Field Effect Transistor)、半導体リレー、メカニカルリレーなどを用いることができる。
また、図1、図2実施例では電流制御部22として抵抗23、トランジスタ24、差動増幅器25を用い、図3実施例ではトランジスタ24、差動増幅器25を用いたが、この構成に限られることはない。要は、光量指令信号で指定された定電流を流すように制御する構成であればよい。
さらに、図1〜図3実施例では抵抗23、54の両端電圧が光量指令信号の電圧に等しくなるように制御するようにしたが、抵抗23、54の両端電圧を分圧、増幅し、また定電圧を加算する電圧を差動増幅器25に入力するようにしてもよい。要は、抵抗23、54の両端電圧に関連する電圧であればよい。
20、40、50 半導体レーザ制御回路
21、53 スイッチ
22、41 電流制御部
23、54 抵抗
24 トランジスタ
25 差動増幅器
26a、26b 電源端子
27a、27b 光量指令信号入力端子
28a、28b 出力端子
29 出射オンオフ信号入力端子
30 半導体レーザ
51 カレントミラー回路
52 電流源

Claims (4)

  1. 光量指令信号および出射オンオフ信号が入力され、これらの信号に基づいて半導体発光素子を制御する半導体発光素子制御回路において、
    前記半導体発光素子に並列に接続され、前記出射オンオフ信号によってそのオンオフが制御されるスイッチと、
    前記光量指令信号が入力され、前記半導体発光素子とスイッチの並列回路に流れる電流を制御する電流制御部と、
    を備えたことを特徴とする半導体発光素子制御回路。
  2. 前記電流制御部は、
    前記半導体発光素子とスイッチの並列回路に流れる電流を検出する抵抗と、
    前記光量指令信号および前記抵抗の両端電圧に関連する電圧が入力され、前記半導体発光素子とスイッチの並列回路に流れる電流を制御する差動増幅器と、
    前記差動増幅器によって制御されるトランジスタと、
    で構成されることを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子制御回路。
  3. 光量指令信号および出射オンオフ信号が入力され、これらの信号に基づいて半導体発光素子を制御する半導体発光素子制御回路において、
    カレントミラー回路であって、
    前記発光素子と並列に接続され、前記出射オンオフ信号によってその動作が制御される電流源と、
    前記半導体発光素子と電流源の並列回路に流れる電流を検出する抵抗と、
    を具備し、この抵抗に流れる電流と前記電流源の出力電流の値を同じにするカレントミラー回路と、
    前記光量指令信号および前記抵抗の両端電圧に関連する電圧が入力され、前記半導体発光素子と電流源の並列回路に流れる電流を制御する電流制御部と、
    を具備したことを特徴とする半導体発光素子制御回路。
  4. 前記半導体発光素子は、半導体レーザであることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の半導体発光素子制御回路。
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