JP2011209659A - 立体視用メガネ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で平面視と立体視を切り替えることができる立体視用メガネを提供する。
【解決手段】表示装置80に表示された右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させる立体視状態と右目用画像又は左目用画像の何れか一方を右目と左目に透過させる平面視状態に切り替え可能な一対のレンズ88L、88Rを備える。
【選択図】図6
【解決手段】表示装置80に表示された右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させる立体視状態と右目用画像又は左目用画像の何れか一方を右目と左目に透過させる平面視状態に切り替え可能な一対のレンズ88L、88Rを備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、立体視用メガネに係り、特に立体視を行う際に右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させる立体視用メガネに関する。
近年、右目と左目で個別に画像を視認させて立体視を行う表示装置が各種提案されている。例えば、表示装置に右目用と左目用の画像を時分割で交互に表示し、ユーザが画像を時分割に対応して左右のレンズが交互に開閉するメガネをかけて表示装置を見るシャッタ方式(フレームシーケンシャル方式)や、表示装置に互いに直交する偏光光で右目用と左目用の画像を表示し、ユーザが左右のレンズで透過する偏光軸の方向が互いに直交する偏光メガネをかけて表示装置を見る偏光方式がある。
このような、立体視が可能な表示装置において、表示された画像を3次元画像として立体視する立体視状態と、表示された画像を2次元画像として平面視する平面視状態に切り替えを可能とする技術として、特許文献1には、偏光メガネに位相変調器を設け、3次元画像を観察する場合には何もせず、平面視で観察する場合には、位相変調器を左右一方ずつ駆動させて、両眼に左右の画像を入力させる技術が提案されている。
また、特許文献2には、シャッタ方式において、立体視で表示する場合、表示装置で右目用と左目用の画像を時分割で交互に表示し、平面視で表示する場合、表示装置で右目用又は左目用の画像のみを表示する技術が提案されている。
さらに、特許文献3には、画像表示装置を観察位置の方向毎に異なる画像を表示可能に構成して、複数の観察者が各自の目的に合わせて異なる平面視又は立体視を選択して観察できるようにする技術が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、偏光メガネに位相変調器を設ける必要があり、位相変調器を設けたことにより視認される画像の画質が低下し、右目用と左目用の画像の表示に同期して左右のレンズの偏光を制御する必要があるため、制御が煩雑となる。
また、特許文献2に記載の技術は、表示装置側で平面視と立体視の切り替を行うため、複数のユーザで表示装置を観察する場合に全ユーザが2次元画像と3次元画像を切り替わってしまう。
さらに、特許文献3に記載の技術は、複数のユーザで表示装置を観察する場合に、各ユーザ毎に平面視と立体視を切り替えられるものの、表示装置の構成が複雑となり、また、ユーザが位置を移動した場合に観察方向によって平面視と立体視が切り替わってしまう場合がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でユーザ毎に平面視と立体視を切り替えることができる立体視用メガネを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明の立体視用メガネは、表示手段に表示された右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させる立体視状態と右目用画像又は左目用画像の何れか一方を右目と左目に透過させる平面視状態に切り替え可能な一対のレンズを備えている。
請求項1に記載の発明によれば、一対のレンズが、表示手段に表示された右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させる立体視状態と右目用画像又は左目用画像の何れか一方を右目と左目に透過させる平面視状態に切り替え可能とされている。これにより、立体視を行う場合は右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させ、平面視を行う場合は右目用画像と左目用画像の何れか一方を右目と左目に透過させるという簡易な構成でユーザ毎に平面視と立体視を切り替えることができる。
なお、請求項1記載の発明は、請求項2に記載の発明のように、前記立体視状態又は前記平面視状態への切り替え指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けた指示に従い前記立体視状態又は前記平面視状態となるように前記一対のレンズを制御する制御手段と、をさらに備えてもよい。
また、請求項1又は請求項2記載の発明は、請求項3に記載の発明のように、前記右目用画像と左目用画像が、時分割で交互に前記表示手段に表示された画像であり、前記一対のレンズが、シャッタが内蔵され、前記立体視状態の場合、前記表示手段への右目用画像と左目用画像の表示に同期してシャッタが交互に開閉して右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させ、前記平面視状態の場合、シャッタが同様に開閉して右目用画像又は左目用画像の何れか一方を右目及び左目に透過させてもよい。
また、請求項1又は請求項2記載の発明は、請求項4に記載の発明のように、前記右目用画像と左目用画像が、互いに偏光方向が直交する光により前記表示手段に表示された画像であり、前記一対のレンズが、透過させる光の偏光方向が変更可能とされ、前記立体視状態の場合、透過させる光の偏光方向を互いに直交させて右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させ、前記平面視状態の場合、透過させる光の偏光方向を一致させて右目用画像又は左目用画像の何れか一方を右目及び左目に透過させてもよい。
さらに、請求項4記載の発明は、請求項5に記載の発明のように、前記一対のレンズが、少なくとも一方を回転可能に保持された一対の偏光レンズとされ、少なくとも一方の偏光レンズを回転させることにより透過させる光の偏光方向を互いに直交、又は一致させてもよい。
本発明によれば、簡易な構成で平面視と立体視を切り替えることができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明を乳房のステレオ撮影を行い、撮影した放射線画像のステレオ表示を行なう放射線撮影システムに適用した場合について説明する。
最初に、図1〜図3を参照して放射線画像を撮影する放射線撮影装置10について説明する。
本実施の形態に係る放射線撮影装置10は、被験者が立った立位状態において、その被験者Wの乳房Nを放射線(例えば、X線)により撮影する装置であり、例えば、マンモグラフィと称される。なお、以下では、撮影の際に放射線撮影装置10に被験者Wが対面した場合の被験者Wに近い手前側を放射線撮影装置10の装置前方側とし、放射線撮影装置10に被験者Wが対面した場合の被験者Wから離れた奥側を放射線撮影装置10の装置後方側とし、放射線撮影装置10に被験者Wが対面した場合の被験者Wの左右方向を放射線撮影装置10の装置左右方向として説明する(図2の矢印参照)。
放射線撮影装置10は、図1に示すように、装置前方側に設けられた側面視略C字状(コの字状)の測定部12と、測定部12を装置後方側から支える基台部14と、を備えている。
測定部12は、図1及び図2に示すように、立位状態にある被験者Wの乳房Nに当接する平面状の撮影面20が形成された撮影台22と、乳房Nを撮影面20に押し付ける圧迫板26と、撮影台22と圧迫板26とを保持する保持部28と、を備えている。
また、測定部12は、管球などの放射線源30(図5参照。)が設けられその放射線源30から撮影面20に向けて放射線を照射する放射線照射部24と、保持部28とは分離され放射線照射部24を支持する支持部29とを備えている。
測定部12には、基台部14に回動可能に支えられている回動軸16が設けられている。回動軸16は、支持部29に対して固定されており、回動軸16と支持部29は一体に回動するようになっている。
保持部28に対しては、回動軸16が連結されて一体に回動する状態と、回動軸16が分離されて空転する状態とに切り替え可能とされている。具体的には、回動軸16及び保持部28にそれぞれギアが設けられ、このギア同士の噛合状態・非噛合状態を切替えるようになっている。
なお、回動軸16の回動力の伝達・非伝達の切替えは、種々の機械要素を用いることができる。
保持部28は、撮影面20と放射線照射部24とが所定間隔離れるように撮影台22と放射線照射部24とを保持するとともに、圧迫板26と撮影面20との間隔が可変であるように圧迫板26をスライド移動可能に保持している。
本実施形態に係る放射線撮影装置10は、少なくとも、乳房NをCC撮影(頭尾方向の撮影)とMLO撮影(内外斜位方向の撮影)との両者を行うことができる装置とされている。図1及び図2は、CC撮影時における放射線撮影装置10の姿勢を示し、図3は、撮影装置のMLO撮影時における放射線撮影装置10の姿勢を示している。
図1に示すように、CC撮影時においては、撮影面20が上方を向いた状態に保持部28の姿勢が調整されると共に、放射線照射部24が撮影面20に対して上方に位置する状態に支持部29の姿勢が調整される。これにより、立位状態の被験者Wの頭側から足側に向かって、放射線照射部24から乳房Nへ放射線が照射されて、CC撮影(頭尾方向の撮影)がなされる。
また、MLO撮影時では、図3に示すように、一般的に、CC撮影時に比べて撮影台22を45°以上90°未満回転させた状態に保持部28の姿勢が調整され、撮影台22の装置前方側の側壁角部22Aに被験者Wの腋窩を当てるようにポジショニングされる。これにより、被験者Wの胴体の軸中心側から外側へ向かって、放射線照射部24から乳房Nへ放射線が照射されて、MLO撮影(内外斜位方向の撮影)がなされる。
放射線撮影装置10では、図2、図3に示すように、ステレオ撮影を行う場合、保持部28に対して回動軸16が空転して撮影台22と圧迫板26が動かず、支持部29が回動することにより放射線照射部24のみが円弧状に移動する。
このように、放射線照射部24のみを回動させることにより、撮影面20に対して様々な角度に放射線照射部24を位置させることが可能となり、撮影面20に対して正対する正面方向を含む様々な方向から放射線を照射することができる。
図4には、本実施の形態に係る撮影台22の概略構成が示されている。
同図に示すように、撮影台22は、撮影の際に乳房Nが配置される撮影面20が形成された天板23と、天板23と対向するようにセンサ面42Aが配置され、当該センサ面42Aで受像された放射線を直接デジタルデータに変換するFPD(Flat Panel Detector)等の放射線検出器42と、センサ面42Aの天板23側に配置され、放射線が乳房Nを透過した際に発生する当該放射線の散乱成分を除去するグリッド40と、センサ面42Aと並んだ平面内でグリッド40を往復移動させる移動機構43と、を備えている。
グリッド40は、放射線の吸収率が大きい吸収部(所謂はく)と放射線の吸収率が小さい透過部とが所定のピッチで交互に設けられており、乳房N内で散乱してグリッド40に斜めに入射した放射線を吸収部で吸収することにより散乱線を除去する。
放射線照射部24から放射された放射線は、乳房Nを透過しさらにグリッド40を透過して放射線検出器42に到達する。放射線検出器42は、センサ面42Aに放射線に対して感度を有する複数のセンサ部が2次元状に設けられ、当該センサ面42Aで受像された放射線画像を撮像する。
移動機構43は、モータが内蔵されており、モータの駆動力によりグリッド40をセンサ面42Aに対して水平方向に往復移動させものとされており、また、グリッド40を往復移動させる周期を変更させることが可能とされている。なお、グリッド40を往復移動させる駆動源としては、圧電素子等の他の駆動手段を用いてもよい。
図5には、本実施の形態に係る放射線撮影システム5の詳細な構成を示すブロック図が示されている。
放射線撮影システム5は、上述した放射線撮影装置10と、ステレオ撮影した放射線画像に対して所定の画像処理を行う画像処理装置50と、画像処理された放射線画像を立体視可能に表示するための表示装置80と、を備えている。
放射線撮影装置10は、曝射条件、姿勢情報などの各種の操作情報や各種の操作指示が入力される操作パネル44と、装置全体の動作を制御する撮像装置制御部46と、LAN等のネットワーク56に接続され、当該ネットワーク56に接続された他の機器との間で各種情報を送受信する通信I/F部48と、さらにを備えている。
撮像装置制御部46は、CPU、ROM及びRAMを含むメモリ、HDDやフラッシュメモリ等から成る不揮発性の記憶部を備えている。撮像装置制御部46は、放射線照射部24、放射線検出器42、移動機構43、操作パネル44、及び通信I/F部48と接続されている。従って、撮像装置制御部46は、放射線照射部24からの放射線の放射の制御と、放射線検出器42の撮影動作の制御と、移動機構43を介したグリッド40の往復移動の動作の制御と、通信I/F部48を介した他の機器との各種情報を送受信の制御を各々行える。また、撮像装置制御部46は、操作パネル44に対して入力された操作指示の把握することができる。
操作パネル44で指定される曝射条件には、管電圧、管電流、照射時間等の情報が含まれており、姿勢情報には、撮影姿勢がCC撮影かMLO撮影かを表す情報が含まれている。なお、この曝射条件、姿勢情報などの各種の操作情報や各種の操作指示は、他の制御装置から得るようにしてもよい。
一方、画像処理装置50は、サーバ・コンピュータとして構成されており、操作メニューや各種情報等を表示するディスプレイ52と、複数のキーを含んで構成され、各種情報や操作指示が入力される操作入力部54と、を備えている。
また、画像処理装置50は、装置全体の動作を司るCPU60と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM62と、各種データを一時的に記憶するRAM64と、各種データを記憶して保持するHDD66と、ディスプレイ52への各種情報の表示を制御するディスプレイドライバ68と、操作入力部54に対する操作状態を検出する操作入力検出部70と、ネットワーク56を介して放射線撮影装置10に接続され、放射線撮影装置10との間で各種情報の送受信を行う通信I/F部72と、ディスプレイケーブル58を介して表示装置80に対して画像信号を出力する画像信号出力部74と、を備えている。
CPU60、ROM62、RAM64、HDD66、ディスプレイドライバ68、操作入力検出部70、通信I/F部72、及び画像信号出力部74は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU60は、ROM62、RAM64、HDD66へのアクセスを行うことができる。また、CPU60は、ディスプレイドライバ68を介したディスプレイ52への各種情報の表示の制御、通信I/F部72を介した放射線撮影装置10との各種情報の送受信の制御、及び画像信号出力部74を介した表示装置80に表示される画像の制御、を行うことができる。さらに、CPU60は、操作入力検出部70を介して操作入力部54に対するユーザの操作状態を把握することができる。
図6には、本実施の形態に係る表示装置80の構成の一例が示されている。
同図に示すように、表示装置80は、シャッタ方式で表示を行うものとされており、右目用と左目用の画像を時分割で交互に表示する表示部82と、赤外線等により時分割で右目用と左目用の画像を表示する同期タイミングをメガネ85へ送信するための送信部86が設けられている。
メガネ85は、各々液晶シャッタが内蔵された一対のレンズ88L、88Rを備えており、送信部86から送信される同期タイミングに同期して左右のレンズ88L、88Rの液晶シャッタが交互に開閉する。ユーザは、メガネ85をかけて表示部82を見ることにより、表示部82に表示される画像を3次元画像として立体視することができる。
また、本実施の形態に係るメガネ85には、表示装置80に表示される画像を3次元画像として立体視する立体視状態を指定するボタン89Aと、表示装置80に表示される画像を2次元画像として平面視する平面視状態を指定するボタン89Bが設けられ、立体視状態又は平面視状態に切り替える切替操作を受け付ける切替操作部89が設けられている。
図7には、本実施の形態に係るメガネ85の概略構成を示すブロック図が示されている。
メガネ85は、送信部86から送信される同期タイミングを受信する受信部90と、レンズ88L、88Rの液晶シャッタの切り替え制御を行う制御部92と、を備えている。
制御部92には、切替操作部89が接続されており、切替操作部89に対して立体視状態とする切り替える切替操作が行われた場合、受信部90により受信される同期タイミングに同期してレンズ88L、88Rの液晶シャッタを交互に開閉し、切替操作部89に対して平面視状態とする切り替える切替操作が行われた場合、受信部90により受信される同期タイミングに同期してレンズ88L、88Rの液晶シャッタを同時に開閉する。
次に、本実施の形態に係る放射線撮影システム5の作用について説明する。
放射線画像のステレオ撮影を行なう場合、放射線撮影装置10は、操作パネル44に対して曝射条件や姿勢情報が入力される。
放射線撮影装置10は、姿勢情報で指定された撮影姿勢がCC撮影の場合、図2に示すように、撮影面20が上方を向いた状態に保持部28の姿勢を調整すると共に放射線照射部24が撮影面20に対して上方に位置する状態に支持部29の姿勢を調整し、姿勢情報で指定された撮影姿勢がMLO撮影の場合、図3に示すように、撮影台22を45°以上90°未満回転させた状態に保持部28の姿勢を調整すると共に放射線照射部24が撮影面20に対して上方に位置する状態に支持部29の姿勢を調整する。
放射線撮影装置10では、各被験者Wの左右の乳房Nに対して個別にステレオ撮影を行う。
被験者Wは、撮影を行う際、放射線撮影装置10の撮影面20に左右何れか一方の乳房Nを当接させる。放射線撮影装置10は、この状態で操作パネル44に対して圧迫開始の操作指示が行なわれると、圧迫板26が撮影面20に向けて移動する。圧迫板26が乳房Nに当接して更に押圧し、圧迫板26の押圧力が設定押圧力に到達すると、撮像装置制御部46の制御により圧迫板26の移動が停止する。
本実施形態に係る放射線撮影装置10は、この状態で操作パネル44に対して曝射開始の操作指示が行なわれると、図2及び図3に示すように、支持部29のみを回動させて放射線照射部24を円弧状に移動させて、図8に示すように、撮影面20に対して所定のなす角θ(例えば、10°)で放射線照射部24の放射線源30から放射線を個別に照射する。このなす角θは、固定値としてもよく、また、例えば、撮影対象部位や観察する病変部、撮影対象部位の厚さなど応じて変更するようにしてもよい。放射線照射部24から個別に照射された放射線は、それぞれ乳房Nを透過した後に放射線検出器42に到達する。
放射線検出器42は、放射線が照射されると、照射された放射線画像を示す画像情報をそれぞれ撮像装置制御部46へ出力する。
撮像装置制御部46は、撮影された2つの放射線画像を示す画像情報や放射線画像を撮影する際の曝射条件を関連付けて通信により画像処理装置50へ送信する。
画像処理装置50は、画像情報や曝射条件を通信I/F部72で受信することにより、撮影された2つの放射線画像を示す画像情報をそれぞれ取得する。画像処理装置50は、受信した各画像情報に対してシェーディング補正などの各種の画像補正処理を行ない、補正後の2つの放射線画像を曝射条件等と関連付けて1回の撮影で得られた撮影情報としてHDD66に記憶する。
画像処理装置50は、HDD66に記憶された撮影情報に基づいて乳房Nの放射線画像を立体視可能に表示させることが可能とされている。画像処理装置50は、操作入力部54に対して画像表示開始の所定の操作指示が行なわれると、撮影された2つの放射線画像の一方を右目用の画像とし、他方を左目用の画像として、時分割で交互に表示部82に表示する。この表示の際に、送信部86は、赤外線等により右目用と左目用の画像を表示する同期タイミングを送信する。
ユーザは、メガネ85をかけて表示装置80の表示部82を見る。この際、メガネ85は、切替操作部89で立体視状態とする切り替える切替操作が行われた場合、受信部90により受信される同期タイミングに同期してレンズ88L、88Rの液晶シャッタを交互に開閉し、切替操作部89で平面視状態とする切り替える切替操作が行われた場合、受信部90により受信される同期タイミングに同期してレンズ88L、88Rの液晶シャッタを同時に開閉する。
これにより、ユーザは、切替操作部89を立体視状態とした場合、所定のなす角θで撮影された2つの放射線画像を右目と左目で別々に視認することにより、3次元画像を見ることができ、切替操作部89を平面視状態とした場合、2つの放射線画像の何れか一方を右目と左目で共に視認することにより、2次元画像を見ることができる。
このようにメガネ85において見える画像を3次元画像と2次元画像に切り替え可能としたことにより、メガネ85側のみで平面視と立体視を切り替えることができる。これにより、複数のユーザで表示部82を観察する場合に、各ユーザ毎に2次元画像と3次元画像を切り替えることもできる。
以上のように、本実施の形態によれば、メガネ85で表示装置80に表示された右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させる立体視状態と右目用画像又は左目用画像の何れか一方を右目と左目に透過させる平面視状態に切り替えることができるため、表示装置80を変更することなく、メガネ85側のみの簡易な構成でユーザ毎に平面視と立体視を切り替えることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態に係る放射線撮影装置10、放射線撮影システム5の構成は、上記第1の実施の形態(図1〜5参照)と同一であるので、ここでの説明は省略する。
図9には、本実施の形態に係る表示装置80の構成の一例が示されている。
同図に示すように、表示装置80は、2つの表示部82A、82Bが上下に並んで配置されており、上側に表示部82Bが前方に傾斜させて固定されている。2つの表示部82A、82Bは、表示光の偏光方向が直交している(例えば、表示部82Aの表示光が垂直偏光、表示部82Bの表示光が水平偏光)。この表示部82A、82Bの間には、表示部82Aからの表示光を透過し、表示部82Bからの表示光を反射するビームスプリッターミラー84が設けられている。ビームスプリッターミラー84は、医師などの読影者が正面から表示装置80を見た際に、表示部82Aに表示される画像と表示部82Bに表示される画像が重なるように角度が調整されて固定されている。
図10に示すように、メガネ85は、一対のレンズ88L、88Rを備えている。一方(本実施の形態では、右目側)のレンズ88Rは、表示部82Aの表示光が透過し、表示部82Bの表示光が透過しない偏光レンズとされており、他方のレンズ88Lは、光変調素子が内蔵され、表示部82Aの表示光又は表示部82Bの表示光を選択的に透過させることが可能とされている。
また、本実施の形態に係るメガネ85には、立体視状態又は平面視状態に切り替える切替操作を受け付ける切替操作部89が設けられている。
図11には、本実施の形態に係るメガネ85の概略構成を示すブロック図が示されている。
メガネ85は、レンズ88Lで透過させる光の偏光方向の切り替え制御を行う制御部92と、を備えている。
制御部92には、切替操作部89が接続されており、切替操作部89に対して立体視状態とする切り替える切替操作が行われた場合、レンズ88Lで表示部82Bの表示光を透過させ、切替操作部89に対して平面視状態とする切り替える切替操作が行われた場合、レンズ88Lで表示部82Aの表示光を透過させる。
次に、本実施の形態に係る放射線撮影システム5の作用について説明する。
画像処理装置50は、操作入力部54に対して画像表示開始の所定の操作指示が行なわれると、撮影された2つの放射線画像の一方を右目用の画像として表示部82Aに表示し、他方を左目用の画像として表示部82Bに表示する。
ユーザは、メガネ85をかけて表示装置80の表示部82A、82Bを見る。この際、メガネ85は、切替操作部89で立体視状態とする切り替える切替操作が行われた場合、レンズ88Lで表示部82Bの表示光が透過する共にレンズ88Rで表示部82Aの表示光が透過し、切替操作部89で平面視状態とする切り替える切替操作が行われた場合、レンズ88L、88Rで共に表示部82Aの表示光が透過する。
これにより、ユーザは、切替操作部89を立体視状態とした場合、所定のなす角θで撮影された2つの放射線画像を右目と左目で別々に視認することにより、3次元画像を見ることができ、切替操作部89を平面視状態とした場合、2つの放射線画像の何れか一方を右目と左目で共に視認することにより、2次元画像を見ることができる。
このようにメガネ85で見える画像を3次元画像と2次元画像に切り替え可能としたことにより、簡易な構成で2次元画像と3次元画像を切り替えられることができ、また、複数のユーザで表示部82を観察する場合に、各ユーザ毎に2次元画像と3次元画像を切り替えることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、メガネ85で表示装置80に表示された右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させる立体視状態と右目用画像又は左目用画像の何れか一方を右目と左目に透過させる平面視状態に切り替えることができるため、表示装置80を変更することなく、メガネ85側のみの簡易な構成でユーザ毎に平面視と立体視を切り替えることができる。
なお、上記各実施の形態では、マンモグラフィにより撮影された放射線画像に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、3Dテレビ等に適用してもよい。
また、上記第2の実施の形態では、レンズ88Lに光変調素子を内蔵させて、表示部82Aの表示光又は表示部82Bの表示光を選択的に透過させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図12(A)(B)に示すようにレンズ88L、88Rを共に偏光レンズとし、一方の偏光レンズ(図12では、レンズ88L)を回転させることによりレンズ88L、88Rの透過させる光の偏光方向を互いに直交、又は一致させるようにしてもよい。レンズの回転は、ユーザが手動で行ってもよく、駆動機構を用いてもよい。また、レンズ88L、88Rに共に光変調素子を内蔵させて、立体視状態と平面視状態に切り替えを行うようにしてもよい。
その他、上記各実施の形態で説明した放射線撮影システム5、放射線撮影装置10、画像処理装置50、及び表示装置80の構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
80 表示装置(表示手段)
88L、88R レンズ
89 切替操作部(受付手段)
92 制御部(制御手段)
88L、88R レンズ
89 切替操作部(受付手段)
92 制御部(制御手段)
Claims (5)
- 表示手段に表示された右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させる立体視状態と右目用画像又は左目用画像の何れか一方を右目と左目に透過させる平面視状態に切り替え可能な一対のレンズを備えた立体視用メガネ。
- 前記立体視状態又は前記平面視状態への切り替え指示を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けた指示に従い前記立体視状態又は前記平面視状態となるように前記一対のレンズを制御する制御手段と、
をさらに備えた請求項1記載の立体視用メガネ。 - 前記右目用画像と左目用画像は、時分割で交互に前記表示手段に表示された画像であり、
前記一対のレンズは、シャッタが内蔵され、前記立体視状態の場合、前記表示手段への右目用画像と左目用画像の表示に同期してシャッタが交互に開閉して右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させ、前記平面視状態の場合、シャッタが同様に開閉して右目用画像又は左目用画像の何れか一方を右目及び左目に透過させる
請求項1又は請求項2記載の立体視用メガネ。 - 前記右目用画像と左目用画像は、互いに偏光方向が直交する光により前記表示手段に表示された画像であり、
前記一対のレンズは、透過させる光の偏光方向が変更可能とされ、前記立体視状態の場合、透過させる光の偏光方向を互いに直交させて右目用画像と左目用画像を右目と左目に分けて透過させ、前記平面視状態の場合、透過させる光の偏光方向を一致させて右目用画像又は左目用画像の何れか一方を右目及び左目に透過させる
請求項1又は請求項2記載の立体視用メガネ。 - 前記一対のレンズは、少なくとも一方を回転可能に保持された一対の偏光レンズとされ、少なくとも一方の偏光レンズを回転させることにより透過させる光の偏光方向を互いに直交、又は一致させる
請求項4記載の立体視用メガネ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010079878A JP2011209659A (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 立体視用メガネ |
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