JP2011208677A5 - - Google Patents

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逆止弁
本発明は、圧力緩和構造を備えた逆止弁に関するものである。
従来、この種の逆止弁は、図5に示されているように、弁ケース1の内部に一次側から二次側への流体の移動を許容するための逆止弁体2を収容するとともに、弁ケース1と逆止弁体との間に、逆止弁体を常に閉位置に付勢するためのバネ3を介在し、前記逆止弁体2に二次側から一次側に圧力を逃すための圧力逃し通路4を設け、前記圧力逃し通路4の一次側の開口を、弾性材料よりなる圧力逃し弁板5により常に閉塞し、二次側の圧力が異常に高くなった場合に前記圧力弁板5を弾性変形させて前記圧力逃し通路4を開放するようにしたことを特徴とする圧力緩和構造を備えていることを特徴としている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−29573号公報
しかしながら、従来の逆止弁では弾性材料よりなる圧力逃し弁板の弾性変形によって圧力を逃すため、弾性体の温度特性および硬度のバラツキなどによって圧力逃しの設定圧が大きく変動する。また、圧力逃しの設定圧を変更する際には圧力逃し弁板を作り変える必要があり、圧力逃しの設定圧の再設定が困難であった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、圧力逃しの設定圧を正確に設定できるようにし、また温度などの影響を少なくした圧力緩和構造を備えた逆止弁を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の逆止弁は、弁ケースと、前記弁ケース内に配設された逆止弁体とを備え、二次側から1次側への流れを規制する逆止弁であって、前記逆止弁体の二次側に開口部と、前記開口部を塞ぐ弾性体とを設け、前記弾性体は前記逆止弁体内で圧力逃し弁バネによって前記開口部を弾性体で塞ぐ構成としたことにより、圧力逃しの設定圧は、弾性体で塞がれた開口部の面積(受圧面積)と弾性体を弁座に当接させる圧力によって決定し、弾性体の温度特性および硬度の影響は少なくなる。よって正確な圧力逃しの設定を可能としたものである。
本発明は、圧力逃しの設定圧を正確に設定できるようにし、また温度などの影響を少なくした圧力緩和構造を備えた逆止弁を提供することができる。
本発明の実施の形態1における逆止弁の断面図 同実施の形態1における逆止弁の断面図 本発明の実施の形態2における逆止弁の断面図 本発明の実施の形態3における逆止弁の断面図 従来の逆止弁の断面図
第1の発明の逆止弁は、弁ケースと、前記弁ケース内に配設された逆止弁体とを備え、二次側から1次側への流れを規制する逆止弁であって、前記逆止弁体の二次側に開口部と、前記開口部を塞ぐ弾性体とを設け、前記弾性体は前記逆止弁体内で圧力逃し弁バネによって前記開口部を弾性体で塞ぐ構成としたことにより、圧力逃しの設定圧は、弾性体で塞がれた開口部の面積(受圧面積)と弾性体を弁座に当接させる圧力によって決定し、弾性体の温度特性および硬度の影響は少なくなる。よって正確な圧力逃しの設定を可能としたものである。
第2の発明の逆止弁は、特に第1の発明において、前記開口部の周囲に突起を設けて、前記突起の先端を弾性体で塞ぐように構成されたことにより、開口部に当接されている弾性体の接地面積が減少し、弾性体が弁座に貼りつくのを防ぐことができる。
第3の発明の逆止弁は、特に第1または第2の発明において、前記弾性体を押圧しているバネの圧縮長を自在に可変する調圧機構を備えたことにより、圧力逃しの設定圧を自在に設定することが可能となり、弾性体およびバネのバラツキを吸収し、より正確な圧力逃しの圧力を設定することができる。
第4の発明の逆止弁は、特に第1から第3の発明において、押圧しているバネの圧縮長を自在に可変する調圧機構にネジを用いたことにより、設定圧を正確に設定することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における逆止弁の断面図を示すものである。弁ケース1の内部に一次側から二次側への流体の移動を許容するための逆止弁体2を収容している。そして、弁ケース1と逆止弁体2との間に、逆止弁体を常に閉位置に付勢するためのバネ3を介在し、一次側から二次側への流れがない場合、一次側の圧力と二次側の圧力は、ほぼ同一となり、前記バネ3のバネ力により逆止弁体2が一次側に動き、逆止弁体2に
取り付けられている弁ゴム6が弁ケース1に設けられた弁座7に当接され、二次側から一次側への逆流を防ぐ構成となっている。
また、逆止弁体2の中に二次側から一次側に圧力を逃すための圧力逃し通路4を設け、前記圧力逃し通路4の一次側の開口を、弾性材料よりなる圧力逃し弁ゴム8により常に閉塞し、前記圧力逃し弁ゴム8は弁ゴム押さえ9を介して圧力逃し弁バネ10により圧力逃し通路4を塞ぐように当接されている。圧力逃し弁ゴム8はピン11により逆止弁体2の中から抜けないように固定されている。
以上のように構成された逆止弁について、以下その動作、作用を説明する。
図2に本発明の第1の実施の形態における圧力緩和機構が作動した状態の逆止弁の断面図を示す。二次側の圧力が異常に高くなった場合に圧力逃し弁ゴム8は圧力逃し弁バネに抗して一次側に移動し、二次側の異常圧力は圧力逃し通路4を通り、弁ゴム押さえ9と弁ケース1の隙間から一次側に開放され、二次側の圧力が緩和される。
ここで圧力逃しの設定圧は、圧力逃し弁ゴム8で塞がれた圧力逃し通路の開口部の面積(受圧面積)と圧力逃し弁ゴム8前記開口部に当接させる圧力によって決定し、圧力逃し弁ゴム8の温度特性および硬度の影響は少なくなる。よって正確な圧力逃しの設定が可能となる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における逆止弁の断面図を示すものである。実施例1で示した、圧力逃し通路4の一次側の開口部の周囲に突起12を設けて、前記突起12の先端を圧力逃し弁ゴム8で塞ぐように構成することにより、開口部に当接されている圧力逃し弁ゴム8の接地面積が減少し、圧力逃し弁ゴム8が突起12に貼りつくのを防ぐことができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態における逆止弁の断面図を示すものである。圧力逃し通路4の一次側の開口を、逆止弁体2の中に組み込まれた圧力逃し弁ゴム8により常に閉塞し、前記圧力逃し弁ゴム8は弁ゴム押さえ9を介して圧力逃し弁バネ10により圧力逃し通路4を塞ぐように当接されている。
また、逆止弁体2の一次側の内部には内ネジが切られており、前記内ネジを介して調整ネジ13が組み込まれ、調整ネジを押し込むと圧力逃し弁バネ10が圧縮され、逃し弁ゴム8が圧力逃し通路4の開口を閉塞する力が増す。
以上のように本実施の形態においては調整ネジ13により逃し弁ゴム8が圧力逃し通路4の開口を閉塞する力が可変でき、二次側から一次側に圧力が逃げる設定圧を正確に設定することが可能であり、逃し弁ゴムの特性バラツキおよび圧力逃し弁バネのバラツキを吸収することが可能である。
以上のように、本発明にかかる圧力緩和構造を備えた逆止弁は、二次側が異常圧力となり、一次側に圧力を逃す際の圧力逃しの設定圧が正確に設定することが可能となるので、現在は給湯器などに圧力逃し機構と逆止弁が別々に設置されているものを本発明の圧力緩和構造を備えた逆止弁のみで使用可能となる。
1 弁ケース
2 逆止弁体
3 バネ
4 圧力逃し通路
5 圧力逃し弁板
6 弁ゴム
7 弁座
8 圧力逃し弁ゴム
9 弁ゴム押え
10 圧力逃し弁バネ
11 ピン
12 突起
13 調整ネジ

Claims (4)

  1. 弁ケースと、前記弁ケース内に配設された逆止弁体とを備え、二次側から1次側への流れを規制する逆止弁であって、前記逆止弁体の二次側に開口部と、前記開口部を塞ぐ弾性体とを設け、前記弾性体は前記逆止弁体内で圧力逃し弁バネによって前記開口部を弾性体で塞ぐ構成としたことを特徴とする逆止弁。
  2. 前記開口部の周囲に突起を設けて、前記突起の先端を弾性体で塞ぐように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の逆止弁。
  3. 前記弾性体を押圧しているバネの圧縮長を自在に可変する調圧機構を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の逆止弁。
  4. 押圧しているバネの圧縮長を自在に可変する調圧機構にネジを用いた請求項1〜3のいずれか1項に記載の逆止弁。
JP2010074680A 2010-03-29 2010-03-29 逆止弁 Pending JP2011208677A (ja)

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