JP2011207607A - 用紙後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙束の綴じ処理を行う用紙後処理装置において、用紙束の綴じ処理をステープルなどの消耗品を使用しないで行う。
【解決手段】用紙束に対して折り処理を行う折りローラ対24の各ローラ241には切断刃24aが形成されている。折りローラ対24の一方のローラ241には他方のローラ241の切断刃24aを受ける凹部24bが形成されている。上記折りローラ対24のローラ241,241間を用紙束が通過するときに、上記切断刃24aによって用紙束に切り込みが入れられ、短冊状の切断紙束領域が形成される。この短冊状の切断紙束領域によって簡易的に用紙束が綴じられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機等の画像形成装置から排出された用紙を積み重ねた用紙束に対して綴じ処理を行う用紙後処理装置に係り、この綴じ処理をステープルなどの消耗品を使用しないで行えるようにした点に特徴を有するものである。
用紙束を束ね折りして例えば中綴じ冊子を作成する用紙後処理装置においては、用紙束をその中央箇所において、ステープル、綴じ糸、糊などを用いて綴じた後に、上記中央箇所を折りローラ対におけるニップ部に対向させ、このニップ部に対向して位置する中折りナイフを上記ニップ部へ向けて移動させることによって上記用紙束の中央箇所を上記ニップ部に押し込み、この押し込んだ用紙束を、上記折りローラ対の間に通すことにより、用紙束に折り目を付けて中綴じ冊子を作成する。
用紙束に対して綴じ処理を行う従来の装置として、特許文献1は、用紙束に、直線部分が存在する打ち抜き穴を開け、上記の直線部分を跨ぐように粘着テープを配置し、この粘着テープの粘着面を用紙束の表裏に貼り付けて綴じ処理する装置を開示する。特許文献2は、複数枚の用紙の一辺の一部分に接着剤を塗布して綴じ処理することを開示している。特許文献3は、門形のカッター部の内側に紙製ステープルをセットして上記カッター部を用紙に打ち込んで上記紙製ステープルにより綴じ処理をする装置を開示している。
特開2004−34640号公報 特開2007−62925号公報 特開2007−185727号公報
しかしながら、これらの特許文献に記載された従来装置は、用紙束の綴じ処理において、粘着テープ、糊、ステープルなどの消耗品を用いるため、これを補給する作業が必要になる。また、このような消耗品が紙以外の素材から成る場合には、紙リサイクルにおいて上記消耗品を用紙束から外す作業が必要になる場合がある。
本発明は、用紙束の綴じ処理を行う用紙後処理装置における上記のような問題を解決することを課題とするものである。
すなわち、本発明においては、上記のような用紙後処理装置において、用紙束の綴じ処理をステープルなどの消耗品を用いないで行えるようにすることを課題とするものである。
本発明の画像形成装置は、上記の課題を解決するため、画像形成装置から排出される用紙を積み重ねた用紙束に対して折りローラ対を用いて束ね折りを行う用紙後処理装置において、上記の用紙束に切り込みを入れて当該用紙束と繋がる切断紙束領域を形成する切断刃が上記折りローラ対に設けられている。
上記構成によれば、用紙束が折りローラ対を通過するときに、この折りローラ対に設けられた切断刃によって用紙束に切り込みが入れられて、当該用紙束と繋がる切断紙束領域が形成される。
そして、この切断紙束領域と用紙束本体との間又は隣り合う切断紙束領域同士の間に用紙の切断面同士が交差状に接触する箇所が形成され、このように切断面同士が交差状に接触する箇所において、用紙同士の噛み合いが生じて、用紙の離脱が抑制されて、用紙束は簡易的に綴じられる。
この発明の用紙後処理装置においては、上記の用紙束をその折り目となる箇所から上記折りローラ対へと導く搬送形態と、上記の用紙束をその縁から上記折りローラ対へと導く搬送形態とを切り替える切替手段を備えてもよい。
このような構成であれば、上記の用紙束をその折り目となる箇所から上記折りローラ対へと導く搬送形態を選択することにより、束ね折りされた用紙束の簡易的な折り綴じを行うことができる。一方、上記の用紙束をその縁から上記折りローラ対へと導く搬送形態を選択することにより、用紙束の平綴じにおいても、上記の簡易的な綴じ処理が行えるようになる。
また、この発明の用紙後処理装置において、上記の折りローラ対におけるローラの位置を移動させて当該ローラを上記用紙束から離間させる離間手段を備えてもよい。上記折りローラ対のローラの周長が、平綴じにおいては綴じ処理される用紙の長さに満たない場合、中綴じにおいては綴じ処理される用紙の半分の長さに満たない場合、それぞれ上記切断刃による用紙束の切り込みが複数回実行されてしまうが、上記離間手段を備えることで、2回目となる切り込みが実行される前に、上記離間手段により折りローラ対を用紙束から離間させて、この2回目となる切り込みを回避することができる。
本発明の用紙後処理装置においては、用紙束が上記折りローラ対を通過するときに用紙束に切り込みが入れられて、当該用紙束と繋がる切断紙束領域が形成され、このような切断紙束領域によって用紙束の簡易的な綴じ処理が実現されるので、ステープルなどの消耗品を不要にできるという効果が得られる。
本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置を示した機構構成図である。 図1に示した用紙後処理装置に設けられた折りローラ対を示した正面図である。 図1に示した用紙後処理装置に設けられた折りナイフを示した平面図である。 図2に示した折りローラ対を離間手段により離間可能に支持部材に支持させる状態を示した説明図である。 用紙束に切り込みを入れずに用紙束を束ね折りする場合における折りローラ対の回転開始位置を示した説明図である。 用紙束の端から切り込みを行う場合における折りローラ対の回転開始位置を示した説明図である。 用紙束の端よりも内側に入った箇所から切り込みを行う場合における折りローラ対の回転開始位置を示した説明図である。 用紙束の端から切り込みが入れられて簡易綴じされた用紙束を示した斜視図である。 用紙束の端よりも内側に入った箇所から切り込みが入れられて簡易綴じされた用紙束を示した斜視図である。 図1に示した用紙後処理装置におけるステープル平綴じ経路に設けられたステープラ本体などを示した平面図である。 図1に示した用紙後処理装置におけるスタッカ経路に設けられた経路切替爪を示した説明図である。 本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置の制御構成を示したブロック図である。
次に、この発明の実施形態に係る用紙後処理装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る用紙後処理装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
この実施形態の用紙後処理装置に接続される画像形成装置は、例えば、原稿のスキャン画像を用紙に画像形成するコピー機能や外部からネットワーク等を介してデータ入力された画像データやテキストデータに基づく画像を用紙に画像形成するプリント機能などを有しており、図1に示しているように、画像形成装置本体500において印刷された用紙Sを排紙ローラ対501によって用紙後処理装置1へと送り出すようになっている。
上記の用紙後処理装置1は、この実施形態では、用紙後処理として、穴あけ処理、ステープル平綴じ処理、ステープル中綴じ処理、簡易平綴じ処理、簡易中綴じ処理を行う。
上記印刷が行われた用紙Sを受け取る用紙後処理装置1の用紙導入路Aには、用紙搬入ローラ対11及び用紙搬送ローラ対12が設けられており、これら両ローラ対11,12間にパンチ装置13が設けられている。このパンチ装置13によって用紙導入路A上に位置する用紙Sに対して穴あけ処理が実行される。
上記の用紙導入路Aを通った用紙Sは、搬送ローラ対14,15によって排紙搬送経路Bへと導かれる。この排紙搬送経路Bに導かれた用紙Sに対して用紙後処理を行わない場合には、排紙ローラ対16によって用紙Sは機外へと排出される。
一方、用紙束に対して上記のステープル中綴じ処理および簡易中綴じ処理を施す場合は、上記ローラ対14,15,16は排紙回転方向とは逆の方向に回転され、この逆回転によって上記排紙搬送経路B上の用紙は戻り経路Cへと導かれ、更にこの戻り経路Cを経てスタッカ経路Dへと導かれる。
上記のスタッカ経路Dに導かれた用紙Sは、搬送ローラ対17,18,19によってスタッカ20へと送られる。このスタッカ20に用紙Sが積み重ねられて用紙束が形成される。
上記スタッカ20の底部は移動可能に設けられている。また、このスタッカ経路Dに沿って中綴じステープラ21、経路切替爪22、折りナイフ23、折りローラ対24が設けられている。
上記の折りナイフ23がスタッカ20上の用紙束に向かって移動すると、用紙束が折りローラ対23のニップ部に押し込まれ、この折りローラ対24を通過することで中折り冊子となる。この中折り冊子は更にローラ対25へと送られ、このローラ対25によって搬送されてトレイ26上に積載されていく。
また、用紙束に対してステープル平綴じ処理を施す場合も、上記の排紙ローラ対16は排紙回転方向とは逆の方向に回転されるが、この場合は、上記排紙搬送経路B上の用紙Sはステープル平綴じ経路Eへと導かれる。このステープル平綴じ経路Eには、搬送ベルト27及び平綴じステープラ28が設けられている。
図2は上記の折りローラ対24を示した正面図である。この折りローラ対24における各ローラ241には、上記用紙束に切り込みを入れて短冊状の切断紙束領域を形成する切断刃24aが形成されている。この図2に示した例では、3枚の切断刃24aからなる切断刃組を配置している。折りローラ対24の一方のローラ241には他方のローラ241の切断刃24aを受ける凹部24bが形成されており、切断刃24aでも凹部24bでもない箇所は用紙束に対して中折りを行う本来の折り領域24cとなる。各切断刃24aは各ローラ241の周回りの略半分に渡って円弧状に形成される。
図3は折りナイフ23を示した平面図である。この折りナイフ23の先端部は櫛歯形状に形成されている。この櫛歯形状の谷部となる領域は上記切断刃24aの形成位置に対応して位置しており、山部となる領域は上記ローラ241における切断刃24a及び凹部24bが存在しない折り領域24cに対応して位置する。
図4は折りローラ対24を離間手段により離間可能に支持部材41に支持させる状態を示した説明図である。上記の支持部材41の一端部には、折りローラ対24における各ローラ241の軸24dの一端側がそれぞれ回転可能に支持されている。また、各支持部材41の他端部には、この他端部を引っ張るようにばね43がそれぞれ連結されている。
そして、各支持部材41は、その中央側の箇所に設けられた支持軸42によって回動可能に支持されており、各支持部材41が上記のばね43に引っ張られて上記支持軸42を支点に回動するため、折りローラ対24における二つのローラ241は互いに近づく方向に付勢されることになる。なお、各ローラ241の軸24dの他端側にも上記の支持部材41及びばね43などが設けられる。
各支持部材41の近傍位置には、上記ばね43により引っ張られて回動しようとする各支持部材41の回動を規制するストッパ44が設けられている。このストッパ44は、図4に示しているA−B方向に移動可能に設けられており、これらストッパ44の位置を調節することによって、上記折りローラ対24における二つのローラ241間の間隙形成やローラ圧接力の調整を行うことができる。
ここで、上記ストッパ44は、例えばモータ等の回転力を受けて回動されるカム45によって上記のA−B方向に移動される。図4に示す状態からカム45が回動してストッパ44がB方向に移動すると、上記折りローラ対24における二つのローラ241間に間隙が形成される。また、これら二つのローラ241は、その軸24dにベルト等の回転伝達機構が設けられ、この回転伝達機構により同期回転される。
以下、この用紙後処理装置1で行われるステープル中綴じ処理、簡易中綴じ処理、ステープル平綴じ処理及び簡易平綴じ処理について順次説明していく。
[ステープル中綴じ処理]
ステープル中綴じ処理では、図1に示したように、中綴じステープラ21によって、スタッカ20上に積み重ねられた用紙束の中折り位置にステープラが打ち込まれる。そして、この中折り位置が折りナイフ23に対向するようにスタッカ20の底部が移動される。この底部の移動の後、折りナイフ23が進み出て用紙束の中折り位置を折りナイフ23が突き押すことで用紙束が折られてその背側が折りローラ対24のニップ部に押し込まれる。このように押し込まれた用紙束は折りローラ対24を通過することによって中折り冊子となる。
ここで、このステープル中綴じ処理においては、折りナイフ23によって突き押される用紙束を折りローラ対24で折るときに、この用紙束に折りローラ対24の切断刃24aが当たらないようにする必要がある。このため、図5に示すように、折りローラ対24における切断刃24aの存在しない領域によって用紙束SAが折られるように、折りローラ対24の回転初期位置を設定する。
上記折りローラ対24の回転初期位置の設定制御は、例えば、折りローラ対24におけるローラ241のホームポジションを検出するセンサ及びローラ回動量を検出するロータリエンコーダを設けておくことにより行うことができる。具体的には、各ローラ241の回転初期位置は、上記ホームポジションからのローラ回動量により設定できるので、上記ホームポジションを開始点にして上記設定されているローラ回動量に基づいてローラ241を回転させればよい。なお、ローラ241を回転させるモータとしてステッピングモータを用いる場合は上記ロータリエンコーダを省略できる。
そして、上記の回転初期位置からのローラ回動量も検出し、折りローラ対24の切断刃24aが用紙束SAを切り込む前に、ローラ241を用紙束SAから離間させる。この時、上記の用紙束SAは前記のローラ対25の間に導かれ、このローラ対25により搬送されることになる。
[簡易中綴じ処理]
簡易中綴じ処理においては、スタッカ20上に積み重ねられた用紙束の中折り位置にステープラを打ち込むことなく、折りナイフ23によって用紙束の中折り位置を突き押して、用紙束の背側を折りローラ対24のニップ部に押し込む。
ここで、この簡易中綴じ処理においては、上記の用紙束を折りローラ対24によって折る際に、折りローラ対24の切断刃24aによって用紙束に切り込みを入れて短冊状の切断紙束領域を形成する。
上記折りローラ対24の切断刃24aを用紙束に当てる場合の態様としては2つの態様がある。具体的には、図6に示すように、折りローラ対24における切断刃24aが用紙束SAの縁から当たる態様と、図7に示すように、当初は折りローラ対24における本来の折り領域24cが用紙束SAに当たり、途中から切断刃24aが用紙束SAに当たる態様である。
図6に示した態様で用紙束SAが折りローラ対24のニップ部を通ると、図8に示すように、用紙束SAの背側の端から切り込みが入れられた短冊状切断紙束領域SBが形成される。この短冊状切断紙束領域SBは、片側1箇所において用紙束SAと繋がる。
また、図7に示した態様で用紙束SAが折りローラ対24のニップ部を通ると、図9に示すように、用紙束SAの背側の縁よりも内に入り込んだ途中箇所から切り込みが入れられた短冊状切断紙束領域SCが形成される。この短冊状切断紙束領域SCは、2箇所において用紙束SAと繋がる。
ここで、この実施形態では、先述したように、3枚の切断刃24aからなる切断刃組を配置しているので、各切断刃組の3枚の切断刃24aによって3個の短冊状切断紙束領域SB(SC)が形成されることになる。そして、これら隣り合う3個の短冊状切断紙束領域SB(SC)においては、互いに反対側に折られたものとなる。
上記の隣り合う短冊状切断紙束領域SB(SC)同士の間には用紙の切断面同士が交差状に接触する箇所が形成される。そして、このように切断面同士が交差状に接触する箇所において用紙同士の噛み合いが生じて、用紙の離脱が抑制されるので、用紙束は簡易的に綴じられる。
上記図6に示した態様で、用紙束SAが折りローラ対24のニップ部を通過すると、上記の短冊状切断紙束領域SBが形成されることになるが、その切り込み長さは、折りローラ対24の回転初期位置を設定することで調節できる。また、上記図7に示した態様であれば、用紙束SAの背側の縁よりも内側に入り込んだ箇所から切り込みが入れられた短冊状切断紙束領域SCが形成されることになるが、上記の内側に入り込んだ箇所となる非切断部分の長さについても、折りローラ対24の回転初期位置を設定することで調節することできる。
また、上記図6及び図7に示した態様で、短冊状の切断紙束領域SB(SC)が形成された後に、同じ用紙束SAを折りローラ対24の切断刃24aで再び切り込むことのないようにする。具体的には、回転が開始された折りローラ対24のローラ回動量を検出することにより、切断刃24aが用紙束SAに再び当たる手前で、図4に示したカム45を動作させてストッパ44をB方向に移動させ、支持部材41を回動させて折りローラ対24のローラ241に設けられた切断刃24aを用紙束SAから離す。先に述べたステープル中綴じ処理と同様、このような離間を生じさせても、用紙束SAはローラ対25により搬送される。
[ステープル平綴じ処理]
ステープル平綴じ処理においては、図1に示したように、排紙ローラ対16の逆回転によって用紙Sがステープル平綴じ経路Eへと導かれ、平綴じステープラ28上で用紙Sが停止されて重ね合わされることで用紙束が形成される。
図10は平綴じステープラ28の概略構成を示した平面図である。この平綴じステープラ28は、用紙束の縁部分にステープルを打ち込むためのステープラ本体28aと、用紙束をステープラ本体28aの手前側の規定位置で停止させるストッパ28bと、用紙束のサイド部分を押さえて用紙Sが適切に重なり合うようにするための整合板28cと、用紙Sが適切に重なり合ったかどうかを判断する整合センサ28dと、を備えている。
上記ステープラ本体28aにより上記の用紙束にステープルが打ち込まれて平綴じ処理が実行されると、搬送ベルト27及び排紙ローラ対16は排紙回転方向に回転し、上記のステープル平綴じ処理された用紙束はトレイ29上に排出される。
[簡易平綴じ処理]
上記図7に示したストッパ28bは、例えば上下方向に移動可能に設けられており、下方に移動した状態ではステープル平綴じ経路E上を進む用紙Sを停止させて用紙束を作成する。そして、上記のストッパ28bが上方に移動した状態では、ステープル平綴じ経路E上で作成された用紙束を通過させることができる。
また、ステープラ本体28aはレール28e上に設けられており、このレール28eに沿って規定のステープル打ち込み位置と退避位置とに移動できる。上記ストッパ28bを上方に移動させて、上記のステープラ本体28aをステープル平綴じ経路Eから退避させると、上記の用紙束(未綴じ状態)は上記のステープル平綴じ経路E上を通過してスタッカ経路Dへと進む。
図11に示すように、スタッカ経路Dに設けられた経路切替爪22は軸22aによって回動可能に支持されており、上記経路切替爪22の回動姿勢はソレノイドなどのアクチュエータの駆動により変化される。
ここで、前述のステープラ中綴じ処理及び簡易中綴じ処理が行われるときには、上記の経路切替爪22は、図11において実線で示す姿勢(退避姿勢)となっている。この姿勢ではスタッカ20へ導かれた用紙はそのままスタッカ底へと導かれる。
一方、今回の簡易平綴じ処理が行われるときには、経路切替爪22は、図11において点線で示す姿勢(ガイド姿勢)となり、図において矢印で示すように、スタッカ20へと導かれてきた未綴じ状態の用紙束をその端から直接に折りローラ対24のニップ部へと導く。
そして、折りローラ対24のニップ部に導かれた未綴じ状態の用紙束は、折りローラ対24の切断刃24aによって切り込まれ、短冊状切断紙束領域が形成されて簡易平綴じされることになる。この場合も、同じ用紙束を折りローラ対24の切断刃24aで再び切り込むことのないように、折りローラ対24を所定量だけ回動させた後、図4に示したカム45を動作させて、ストッパ44をB方向に移動させ、支持部材41を回動させて折りローラ対24のローラ241に設けられた切断刃24aを用紙束から離す。先に述べた中綴じ処理と同様、このような離間が生じさせても、用紙束はローラ対25により搬送される。
図12はこの実施形態の用紙後処理装置の制御構成を示したブロック図である。
制御部(マイクロコンピュータ)30は、CPUと、このCPUを動作させるプログラムや各種情報などを記憶するメモリ(ROM,RAM,EEPROMなど)と、各センサやモータなどを前記CPUに接続するためのI/O(インプット/アウトプット)インターフェースなどを備えている。
上記制御部30には、ローラモータドライバ31、ローラ位置検出部32、ローラ離間駆動部33、ストッパ移動部34、ステープラ移動部35、経路切替駆動部36が接続されている。
また、上記の制御部30は、画像形成装置本体500に設けられているマイクロコンピュータ502から、どの綴じ処理を行うのかを示す指定情報、簡易中綴じ処理であれば端部切り込みか途中切り込みかを示す指定情報、用紙サイズ情報、用紙束の枚数情報などを受け取る。
上記のローラモータドライバ31は折りローラ対24のローラ241を駆動するモータを制御し、上記のローラ位置検出部32は折りローラ対24のローラ241のホームポジション及びこのホームポジションからのローラ回動量を検出する。
ここで、ステープル中綴じ処理を行うときには、上記制御部30は、図5に示したように、用紙束SAに折りローラ対24の切断刃24aが当たらないようにローラモータドライバ31を動作させてローラ241の回転初期位置を設定する。また、簡易中綴じ処理を行うときには、制御部30は、図6及び図7に示したように、用紙束SAに折りローラ対24におけるローラ241の切断刃24aが当たるようにローラモータドライバ31を動作させて、上記ローラ241の回転初期位置を設定する。
用紙束を折るため及び短冊状切断紙束領域を形成するために、上記回転初期位置から折りローラ対24の駆動が開始された後も、制御部30は、上記のローラ位置検出部32からローラ位置情報を継続して受け取る。
そして、ステープル中綴じ処理の用紙束に対する切り込み防止と簡易中綴じ処理及び簡易平綴じ処理の用紙束に対する2度目の切り込み防止のため、折りローラ対24の各ローラ241の回動量がそれぞれの綴じ処理について予め定められた所定回動量になると、制御部30はローラ離間駆動部33を動作させる。このローラ離間駆動部33は、例えば図4に示したカム45を回動させるモータのドライバであり、このローラ離間駆動部33を制御部30によって動作させることにより、ローラ241に設けられた切断刃24aが用紙束から離間される
上記制御部30によって制御される上記ストッパ移動部34は、図10に示した平綴じステープラ28におけるストッパ28bを移動させて用紙の停止と通過を切りえる。また、制御部30によって制御される上記ステープラ移動部35は、平綴じステープラ28を移動させて用紙綴じと用紙通過とを切り替える。また、制御部30によって制御される上記経路切替駆動部36は、経路切替爪22を動作させて、未綴じ用紙束を直接に折りローラ対24のニップ部に導くか否かを切り替える。
上記制御部30は、用紙後処理の内容が簡易平綴じであるとの情報を上記のマイクロコンピュータ502から受け取ったときには、上記のストッパ移動部34によって平綴じステープラ28におけるストッパ28bを移動させて用紙の通過状態を確保すると共に、上記のステープラ移動部35によって平綴じステープラ28を移動させて用紙の通過状態を確保し、次いで、経路切替駆動部36により経路切替爪22を動作させて、未綴じ用紙束を直接に折りローラ対24のニップ部に導く状態を確保する。
なお、制御部30は、上記のマイクロコンピュータ502から受け取った用紙サイズ情報及び用紙束の枚数情報に基づいて、用紙束の背側の縁からの切り込み長さ、用紙束の背側の縁よりも内側に入り込んだ箇所から切り込みを入れる場合の上記入り込みの長さ(非切断部分の長さ)を、変えるように構成されていてもよい。例えば、用紙サイズが大きいほど、又は、用紙束の枚数が多いほど、上記の切り込み長さや上記入り込みの長さを長くすることが考えられる。
また、以上の説明では、ステープル中綴じ処理の用紙束に対する切り込み防止と簡易中綴じ処理及び簡易平綴じ処理の用紙束に対する2度目の切り込み防止のため、図4に示したようにカム45を設け、折りローラ対24のローラ241を用紙束から離間させるようにしたが、例えば、後処理対象となる用紙の長さよりも長い周長を有する折りローラ対24のローラ241を用い、上記カム45やローラ離間駆動部33などを設けずに、用紙束に対する2度目の切り込みを防止させることができる。なお、この場合には、用紙後処理装置1が大型化することになる。また、用紙後処理装置1を簡易平綴じ処理を行わない仕様で設計する場合には、折りローラ対24のローラ241の周長が後処理対象となる用紙の長さの半分よりも長いものを用いることにより、上記カム45やローラ離間駆動部33などを設けないようにすることもできる。
また、以上の説明では、折りローラ対24のローラ241に円弧状の切断刃24aを形成したが、このような円弧状の切断刃24aに限るものではなく、例えば円弧状の切断刃24aの一部が凸部を設けた切断刃や、歯車状の切断刃なども採用できる。ここで、歯車状の切断刃を用いる場合、短冊状切断紙束領域SCを用紙搬送方向に複数個連続させて形成することができる。
1 用紙後処理装置
20 スタッカ
21 中綴じステープラ
22 経路切替爪
23 折りナイフ
24 折りローラ対
241 ローラ
24a 切断刃
24b 凹部
30 制御部
31 ローラモータドライバ
32 ローラ位置検出部
33 ローラ離間駆動部
34 ストッパ移動部
35 ステープラ移動部
36 経路切替駆動部

Claims (3)

  1. 画像形成装置から排出される用紙を積み重ねた用紙束に対して折りローラ対を用いて束ね折りを行う用紙後処理装置において、上記の用紙束に切り込みを入れて当該用紙束と繋がる切断紙束領域を形成する切断刃が上記折りローラ対に設けられていることを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 請求項1に記載の用紙後処理装置において、上記の用紙束をその折り目となる箇所から上記折りローラ対へと導く搬送形態と、上記の用紙束をその縁から上記折りローラ対へと導く搬送形態とを切り替える切替手段を備えたことを特徴とする用紙後処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の用紙後処理装置において、上記の折りローラ対におけるローラの位置を移動させて当該ローラを上記用紙束から離間させる離間手段を備えたことを特徴とする用紙後処理装置。
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