JP2011207248A - ホイール取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付工数が少なく、取り付けが容易で、緩みを確実に防止できる車両用ホイールの取付構造の提供。
【解決手段】車軸(1)は、軸部(10)と該軸部(10)に直交するフランジ部(11)とを有し、該フランジ部(11)に軸部(51)より直径が大きな頭部(52)を有する複数のスタッド(5)が固着され、ホイール(20)は、円盤状のディスク部(2)を有し、該ディスク部(2)には前記複数のスタッド(5)の頭部(52)が挿入される複数のスタッド挿入穴(22)と、スタッド挿入穴(22)を起点とするガイド溝(23、24)が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ホイールを車軸に取り付けるホイール取付構造に関する。
車両用ホイールのホイール取付構造が種々開示されている。
しかし、従来例の殆どが、車軸側に設けた複数のホイールスタッドに複数のホイールナットを別々に螺合させ、規定トルクで締め付けるものである。
例えば、自動車の生産ラインでホイールを車軸に取り付ける際には、専用の工具で複数のホイールナットを車軸側の複数のスタッドに同時に締結することが可能である。
しかし、一旦ユーザーに納車された後には、車両の使用者が、個々のスタッドについて、規定の締め付けトルクで個々のホイールナットを締め付けなくてはならない。
トラックやバスのような大型車両においては、タイヤを装着したホイールはおおよそ100kgの質量があり、複数のスタッドを締結しなければならないホイール取付作業は、多大な労力を必要としている。
その他の従来技術として、ディスク部の厚みを半径方向外方に行くにつれて薄くなるが、周方向については同一となる車両用ホイールが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、係る車両用ホイールはロードノイズ低減を目的としており、ホイール取付作業時のスタッド締結作業の多大な労力を低減することは出来ない。
特開2006−347476号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、取付工数が少なく、取り付けが容易で、緩みを確実に防止できる車両用ホイールの取付構造の提供を目的としている。
本発明のホイール取付構造は、車両用ホイールを車軸に取り付けるホイール取付構造において、車軸(1、1A、1B)は、軸部(10)と該軸部(10)に直交するフランジ部(11)とを有し、該フランジ部(11)部には(同一ピッチ円Cp上に)軸部(51)より直径が大きな頭部(52)を有する複数のスタッド(5)が固着され、ホイール(20)は円盤状のディスク部(2)を有し、該ディスク部(2)には、車軸(1、1A、1B)の軸部(10)を貫通させる貫通孔(21)と、前記複数のスタッド(5)の頭部(52)が挿入される複数のスタッド挿入穴(22)と、スタッド挿入穴(22)を起点とするガイド溝(23、24)が形成され、車軸(1、1A、1B)の軸部(10)には雄ネジ(14)が形成され、該雄ネジ(14)と螺合する雌ネジが内周面に形成されているナット(6、6A、6B)を備えており、当該ナット(6、6A、6B)の緩み止め機構を設けていることを特徴としている。
ここで、前記ナット(6)の緩み止め機構は、キー(7)及びキー溝(16、62)を有するのが好ましい。
この場合、前記ナット(6)の外側(ホイール20から離隔する側)を被覆する被覆部材(エンドキャップ8)を有するのが好ましい。
或いは、前記緩み止め部材は、車軸(1、1A、1B)に螺合するネジ部材(9)であるのが好ましい。
上述する構成を具備する本発明によれば、ホイール(20)のスタッド挿入穴(22)に車軸(1)側のスタッド(5)を合わせ、ホイール(20)のディスク部(2)に車軸(1)のフランジ部(11)が当接するまで押し込み、ホイール(20)を停止するまで回転させ(例えば、回転角度α)、ナット(6)で固定すれば、ホイール(20)を車軸(1)に取り付けることが出来る。
その際に、従来技術と異なり、スタッドの各々において、締め付けトルクを管理しつつホイールナットを螺合させ、締結する必要がない。すなわち、本発明によれば、従来技術では必須とされていたスタッドボルトとナットの締結作業が不必要となり、ホイール取付作業の労力が大幅に減少する。
大型車両等では、スタッドの本数は通常8本から10本であり、それだけの本数のホイールナットをスタッドに螺合して、規定の締め付けトルクで管理することは重労働である。
これに対して、上述した様に本発明では、一つのナット(センターナット6)の雌ネジ(61)を車軸(1)の雄ネジ(14)に締めこむのみで良いため、特に大型車両におけるホイール(20)の取り付け/取り外しにおける労力が大幅に軽減される。
本発明において、緩み止め機構(キー7、或いはネジ部材9)を設けているので、ナット(6)の緩みが確実に防止できる。
そのため、ホイール(20)脱落の恐れがなく、安全性が高い。
本発明の第1実施形態を示す縦断面図である。 図2におけるC部拡大図である。 実施形態におけるホイールスタッドを示した斜視図である。 第1実施形態における車軸の断面図である。 第1実施形態における車軸の正面図である。 図1のA矢視図である。 図6のX1-X1断面矢視図である。 図6のX2-X2断面矢視図である。 図1のB矢視図である。 第1実施形態におけるセンターナットの断面図である。 第1実施形態におけるセンターナットの正面図である。 第1実施形態におけるキーの斜視図である。 第1実施形態におけるエンドキャップの断面図である。 第2実施形態の要部を示す縦断面図である。 第2実施形態における車軸の断面図である。 第2実施形態における車軸の正面図である。 第2実施形態におけるセンターナットの断面図である。 第2実施形態におけるセンターナットの正面図である。 第3実施形態の要部を示す縦断面図である。 第3実施形態における車軸の断面図である。 第3実施形態における車軸の正面図である。 第3実施形態におけるセンターナットの縦断面図である。 第3実施形態におけるセンターナットの正面図である。 本発明の第4実施形態の要部を示す縦断面図である。 第4実施形態におけるエンドキャップの正面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
最初に、図1〜図13を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
図1において、第1実施形態に係るホイール取付構造は、車両用車軸(以下、「車軸」と記載する)1に、タイヤ4を装着したホイール20を取り付けた構造について適用されている。
ここで、ホイール20は、円盤状のディスク部2の外縁に、環状のリム3が溶接されて構成されている。
図4、図5において、車軸1は、軸部10と軸部10に直交するフランジ部11とを有している。該フランジ部11には同一ピッチ円Cp(図5)上に、スタッド嵌入孔12が、均等ピッチで複数箇所(図示の例では4箇所)に形成されている。
軸部10の先端1e(図4)フランジ11側に向かって所定の範囲に雄ネジ14が形成されている。
雄ネジ14が形成されている領域の1箇所に、中心軸と平行にキー溝16が形成されている。
キー溝16の底部は、雄ネジ14の谷14bよりも軸部10の中心線(図4、図5では図示せず)に近い位置となっている。
図2において、車軸1のスタッド嵌入孔12には、スタッド5の軸部51(図3参照)が嵌入されている。そして、スタッド5は公知の手段(例えば圧入、或いは溶接など)によって車軸1のフランジ11に固着されている。
図3において、スタッド5は、軸部51と円形断面の頭部52とを有している。頭部52の軸方向寸法は符号Fで示されている(図2参照)。また、図3において、スタッドの軸部51の直径を符号d、頭部52の直径を符号Dで示している。
図2において、車軸1におけるフランジ11からスタッド5の頭部52の先端までの高さEは、所定の数値となる様に構成されている。
図2における符号Rpcは、ピッチ円Cp(図5参照)の半径寸法(車軸1の中心線からの距離)を示している。
図2及び図6〜図9において、ホイール20のディスク部2の中心部には、車軸1の軸部10を貫通させる貫通孔21が形成されている。
ディスク部2において、車軸1のフランジ11と接する側の面2a(図7参照)には、4箇所にスタッド挿入穴22が形成されている。4箇所のスタッド挿入穴22は、車軸1のフランジ11におけるピッチ円Cp(図5参照)と同一半径のピッチ円(図示せず)上に配置されている。そして、スタッド挿入穴22の直径は、スタッドの頭部52の直径Dと同様であり、面2aからの深さは、符号Eで示されている(図7、図8参照)。
図示の実施形態では、車軸1の軸部10をホイール20のディスク部2の貫通孔21に貫通させて、車軸1のスタッド5の頭部52をディスク部2のスタッド挿入穴22に挿入して押し込み、スタッド挿入穴22の最深部(面2aからの深さE)にスタッド5の頭部52が到達したならば、車軸1のフランジ11とディスク部2の面2aが接するように構成されている(図2参照)。
図6において、ホイール20のディスク部2には、上記車軸1のフランジ11とディスク部2の面2aが接する状態から、仮に、車軸1を軸中心に所定角度α回転させた場合に、スタッド5の頭部52及び軸部51の軌跡となる領域に、ガイド溝23、24が形成されている(図6、図8参照)。
図6において、符号rhはスタッド挿入穴22(スタッド5の頭部52の入口)の半径を示し、rh=D(穴の直径)/2である。そして図8において、スタッド頭部52が移動するガイド溝23の断面の縦方向寸法は2×rhとなる。なお、ガイド溝23の横方向寸法(面2aからの深さ)が符号Fで示されている。
図6において、符号rsはガイド溝24の終点の半径を示し、2×rs=d(スタッド軸部51の直径)の関係がある。すなわち、図8において、スタッド軸部51を移動させるガイド溝24の断面の縦方向寸法が2×rsである(図8参照)。
図2において、車軸1の雄ネジ14には、センターナット6の雌ネジ61が螺合しており、センターナット6の左端部がディスク部2に当接している。
また、車軸1先端側に形成されたキー溝16には、キー7が係合している。
そして、車軸1先端1eに当接する様に、エンドキャップ8が取り付けられている。
図10、図11において、センターナット6は、外周60が正六角形であり、内周側には雌ネジ61が形成されている。センターナット6のエンドキャップ8側(図10では右側)の端部には、雌ネジ61よりも内径が大きな雌ネジ6aが形成されている。
図11で示すように、センターナット6の内周側には、複数個所(図10、図11では6箇所)にキー溝62が形成されている。なお、図示の簡略化と、雌ネジ6aを表示するために、図10の上方に形成されているキー溝62について、図示を省略して表示した。
図12はキー7を立体的に示しており、図1、図2で示す様に、キー7は、車軸1のキー溝16と、センターナット6のキー溝62とに係合している。
図13において、エンドキャップ8は円盤状の蓋であり、その外周面には雄ネジ81が形成されており、雄ネジ81はセンターナット6の雌ネジ6aと螺合する。
そして、エンドキャップ8の外側(ホイール20を取り付けた構造とは反対側:図13では右側)の面8eには、エンドキャップ8を工具により回転するための六角穴82が形成されている。
図10で示すように、センターナット6は両端が開口した円筒形状となっており、その外側(ホイール20を取り付けた構造とは反対側:図10では右側)が、エンドキャップ8により被覆されている。
第1実施形態において、ホイール20の車軸1へ取り付ける態様を説明する。
ここで、車軸1のフランジ11には、公知の手段(例えば圧入、或いは溶接など)によってスタッド5が既に固着されている。
図2において、先ず、ホイール20のディスク部2に形成されたスタッド挿入穴22に、フランジ11に固着された全てのスタッド5の頭部52を同時に挿入する。
そして、ホイール20を反時計回りに所定角α(図6参照)だけ回転させることにより、スタッド5の頭部52はディスク部2の溝23(図8参照)内に収容される。
次に、ホイール20のディスク部2から突出した車軸1先端側の雄ネジ14に、センターナット6の雌ネジ61を螺合させる。
そして、図示しない工具によってセンターナット6を増し締めすることにより、車軸1に形成したキー溝16と、センターナット6に形成したキー溝62の何れかを整合せしめ、キー7を軸1の端部1e側から打ち込む。
それにより、キー7を、キー溝16及びキー溝62に係合せしめる。
次に、センターナット6の外側(車軸1の先端1e側:図2では右側)に、エンドキャップ8を取り付ける。
エンドキャップ8を取り付ける際には、エンドキャップ8をセンターナット6の雌ネジ6a側に配置し、図示しない工具を六角穴82に挿入して回転することにより、エンドキャップ8の雄ネジ81とセンターナット6の雌ネジ6aを螺合する。
第1実施形態によれば、ホイール20のスタッド挿入穴22に車軸1側のスタッド5を挿入し、ホイール20のディスク部2に車軸1のフランジ11が当接するまで押し込み、ホイール20を停止するまで回転し(例えば、図6で示す回転角αだけ回転し)、センターナット6で固定し、キー7で緩み止めを施している。
そのため、スタッド5の各々を締結する必要が無く、ホイール20の装着の労力が軽減される。
例えば、大型車両では、スタッド5の本数は通常8本から10本である。これだけの本数のホイールナットをスタッドに螺合させ、規定の締め付けトルクで管理することは重労働である。
第1実施形態によれば、スタッドの螺合に関する係る重労働から解放される。
また、キー7によって緩み止めが施されており、エンドキャップ8によりキー7の脱落防止が図られているため、センターナット6が緩むことが防止されており、安全である。
さらに、センターナット6には複数のキー溝62が形成されているので、車軸1先端側の雄ネジ14とセンターナット6の雌ネジ61におけるネジ山が変形しても、車軸1先端側の雄ネジ14とセンターナット6の雌ネジ61を螺合した際において、車軸1側のキー溝16とセンターナット6のキー溝62とを整合させることが可能となる。
そのため、車軸1とセンターナット6は、いわゆる「ガタ」を生じることなく、強固に締結された状態に維持される。
次に、図14〜図18を参照して第2実施形態を説明する。
図1〜図13の第1実施形態では、センターナット6の緩み止め機構として、キー7を用い、キー7の脱落をエンドキャップ8により防止している。
それに対して、図14〜図18の第2実施形態では、センターナット6Aの緩み止め機構として、以下のような構成としている。
すなわち、センターナット6Aの一端を閉塞させ、その閉塞した端部の中心から偏奇した位置よりビスを捩じ込んで、車軸1の先端1eに固着して、センターナット6の回転を防止し、緩み止めを行っている。
以下、図14〜図18の第2実施形態について、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図15において、車軸1Aには、先端1eからフランジ11側に向かって雄ネジ14が形成されている。
車軸1Aの先端1eの面において、軸中心から偏奇した位置に雌ネジ17が形成されている。
図15における符号rは、車軸1の中心に対する雌ネジ17が偏奇している寸法(雌ネジ17の偏芯量)を示している。
図17、図18において、センターナット6Aは、一端6e(図17の右側端部)が閉塞している。閉塞した面6eには、同一円周(図示しないピッチ円)上を均等間隔で複数個所(図17、図18の例では4箇所)に、小ネジ(皿ビス)9(図14参照)を挿通させる挿通孔63が穿孔されている。挿通孔63の面6e側の開口部は、テーパー状の座繰り64が施されている。
ここで、図示しないピッチ円の半径は、雌ネジ17の偏芯量r(図15参照)と等しい。
センターナット6Aの内周側には、雌ネジ61が形成されている。センターナット6Aの外周60も、第1実施形態と同様に、六角形状に形成されている。
第2実施形態において、ホイール20を車軸1Aへ取り付ける態様を、図14を参照して説明する。ここで、ホイール20を車軸1の所定位置に取り付けるまでは、第1実施形態と同様である。
ホイール20のディスク部2から突出した車軸1A先端側の雄ネジ14に、センターナット6Aの雌ネジ61を螺合させたならば、図示しない工具によって、センターナット6Aを回転が停止するまで締め込む。
さらに大きなトルクで増し締めしながら、車軸1Aに形成した雌ネジ17と、センターナット6Aに形成された4箇所の挿通孔63の何れか一つの挿通孔63を整合させる。
雌ネジ17と挿通孔63が整合したならば、皿ビス9を挿通孔63から差し込み、皿ビス9の雄ネジを、車軸1Aに形成した雌ネジ17に螺合させ、規定のトルクで締め付ける。
図14〜図18の第2実施形態によれば、皿ビス9により車軸1Aとセンターナット6Aが締結されるので、センターナット6Aの緩み止めが確実に行なわれる。
ここで、センターナット6Aに複数(箇所)の挿通孔63が設けられているので、車軸1先端側の雄ネジ14とセンターナット6Aの雌ネジ61におけるネジ山が変形しても、車軸1先端側の雄ネジ14とセンターナット6の雌ネジ61を螺合した際において、車軸1側の雌ネジ17とセンターナット6Aの挿通孔63とを整合させることが可能である。
図14〜図18の第2実施形態におけるその他の構成及び作用効果については、図1〜図13の略第1実施形態と同様である。
次に、図19〜図23を参照して第3実施形態を説明する。
図14〜図18の第2実施形態では、センターナット6Aの緩み止め機構として、センターナット6Aの一方の端部6eを閉塞させているが、皿ビス9を車軸1Aの中心から偏芯した位置で中心軸と平行に捩じ込むことにより、センターナット6Aと車軸1Aを締結して、相対的な動き(緩み)を防止している。
それに対して、図19〜図23の第3実施形態では、センターナット6Bの緩み止め機構として、センターナット6Bから緩み止めのビス9を捩じ込んでいるが、ビス9を捩じ込む方向が、車軸1Aの中心軸に対して、直交する方向となっている。
図19〜図21において、車軸1Bは先端1eからフランジ11側に向かって雄ネジ14が形成されている。
雄ネジ14が形成されている領域の1箇所には、雄ネジ14から中心軸に向かって、すなわち中心軸に直交する方向(図19では上下方向)に延在する雌ネジ18が形成されている。
図22、図23において、センターナット6Bは、一端6e(図22の右側)が閉塞している。
センターナット6Bの六角形状の外周60の各面(六角形の各辺)から、半径方向内方(中心方向)に向かって、ネジ挿通孔65が形成されている。
ネジ挿通孔65の外周面60側の開口部にはテーパー状の座繰り66が施されている。
センターナット6Bのネジ挿通孔65を介して、ビス9を車軸1Bの雌ネジ18と螺合することによって、センターナット6Bと車軸1Bとを締結し、相対動きを防止する。
ここで、センターナット6Bに複数(箇所)のネジ挿通孔65が設けられているので、車軸1先端側の雄ネジ14とセンターナット6Aの雌ネジ61におけるネジ山が変形しても、車軸1先端側の雄ネジ14とセンターナット6の雌ネジ61を螺合した際において、センターナット6のネジ挿通孔65と車軸1側の雌ネジ18を整合させることが可能である。
図19〜図23の第3実施形態におけるその他の構成及び作用効果は、図14〜図18の第2実施形態と同様である。
図24、図25は、本発明の第4実施形態を示している。
第4実施形態は、エンドキャップ8を取り付ける構成が、図1〜図23の各実施形態と相違している。
以下、図1〜図23の各実施形態と相違している点について、図24、図25を参照して説明する。
図24において、軸部10の先端1e近傍には円環状の溝部13が形成され、軸部10においては、溝部13からフランジ11側に向かって所定の範囲に雄ネジ14が形成されている。
先端1eから溝部13の間の領域には、図示しない切欠きが複数個所(例えば4箇所)形成されている。図示しない切欠きは、エンドキャップ8の鉤状部分83(図25参照)が通過可能に形成されている。
エンドキャップ8は、車軸1先端1eに当接する様に、ボルト(小ネジ)9によって取り付けられている。
エンドキャップ8は、図14〜図23の実施形態と同様に、一方の端部(図25の符号82)が開放した円筒状の蓋である。図25において、開放した端部81には、鉤状部分83が複数箇所(図25では4箇所)に形成されている。また、閉塞した端部82の中心には、小ネジ9(図24参照)を貫通させる貫通孔84が形成されている。
第4実施形態において、車軸1の先端1eに、エンドキャップ8を取り付ける態様について、図24を参照して説明する。
先ず、エンドキャップ8の鉤状部分83(図25参照)を車軸1の先端1eに形成された図示しない切欠きを通過せしめて、鉤状部分83が車軸1の溝13から逸脱しない位置までエンドキャップ8を回転させる。
そして、エンドキャップ8の貫通孔84(図25参照)から小ネジ9を差し込み、車軸1の先端1eに形成した雌ネジ17と小ネジ9とを螺合させ、エンドキャップ8を車軸先端1eに固定する。
図24、図25の第4実施形態におけるその他の構成及び作用効果は、図1〜図23の各実施形態と同様である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない。
同様に、本発明の技術的範囲は、実験例1〜6に限定されるものではない。
1・・・車軸
2・・・ディスク部
3・・・リム
4・・・タイヤ
5・・・ホールスタッド/スタッド
6・・・ナット/センターナット
7・・・キー
8・・・エンドキャップ
9・・・小ネジ/皿ビス
10・・・軸部
11・・・フランジ部
12・・・スタッド嵌入孔
14・・・雄ネジ
16・・・キー溝
20・・・ホイール
21・・・貫通孔
22・・・スタッド挿入穴
23、24・・・ガイド溝
61・・・雌ネジ
62・・・キー溝
83・・・鉤状部

Claims (4)

  1. 車両用ホイールを車軸に取り付けるホイール取付構造において、車軸は、軸部と該軸部に直交するフランジ部とを有し、該フランジ部には軸部より直径が大きな頭部を有する複数のスタッドが固着され、ホイールは円盤状のディスク部を有し、該ディスク部には、車軸の軸部を貫通させる貫通孔と、前記複数のスタッドの頭部が挿入される複数のスタッド挿入穴と、スタッド挿入穴を起点とするガイド溝が形成され、車軸の軸部には雄ネジが形成され、該雄ネジと螺合する雌ネジが内周面に形成されているナットを備えており、当該ナットの緩み止め機構を設けていることを特徴とするホイール取付構造。
  2. 前記ナットの緩み止め機構は、キー及びキー溝を有する請求項1のホイール取付構造。
  3. 前記ナットの外側を被覆する被覆部材を有する請求項2のホイール取付構造。
  4. 前記緩み止め部材は、車軸に螺合するネジ部材である請求項1のホイール取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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