JP2011206143A - 洗濯機またはそのプログラム - Google Patents

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Keiko Noda
桂子 野田
Naoki Yamazaki
直紀 山崎
Kenichi Kamon
健一 賀門
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Abstract

【課題】流量検出手段が必要であったり、洗濯物を十分水に浸すための循環手段が必要であったり、給水時の水栓の開度が少ない場合にも洗濯物の吸水性が良いと判定してしまうという課題があった。
【解決手段】給水手段102と、水位検知手段108と、水位時間的推移記憶手段109の記憶内容から衣類吸水性を元に念入り運転の必要度を判定する念入り運転必要度判定手段110を備え、念入り運転必要度判定手段110は、水位変化の傾きの符号が同じ場合に、水位変化の傾き折れ点を検知し、折れ点前の傾きに対する折れ点後の傾きの割合で念入り運転の必要度を判定するようにしたものである。
これによって、簡単な構成で、しかも給水時の水の流量を考慮して、洗濯物の吸水性の判定を元に念入り運転の必要度が高いかどうかを判定して洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯槽内に投入された衣類の吸水性を元に、洗濯または乾燥の念入り運転の必要度を判定する洗濯機または洗濯乾燥機およびそのプログラムに関するものである。
従来、洗濯槽内に投入された衣類の吸水性を元に布質を検知するものに、水位検出手段と洗濯槽内に投入される水の流量検出手段を備え、予め決められた2つの水位の水位差の前記2つの水位での水量の差(流量差)に対する割合を、予め吸水量の多少によって測定していた前記割合と比較をすることによって布質を判定するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、通常の注水ではドラム側面最下部までしか水を張らないため、水量が少なく衣類が水に十分浸かることができずに判定精度が落ちるので、水を循環させて十分衣類を水に浸けて、洗濯槽内に注水された総水量から最終的な水位に対応する水量を引くことで吸水量を算出し、予め測定されたデータとの照合で、布質を判定するものがあった(例えば、特許文献2参照)。
さらに、上昇する水位と給水時間の関係に基づいて洗濯物量及び布質の少なくとも一方を判定し、洗濯槽の底面近傍の第1の水位(H1)、及びその水位までの第1の給水時間(T1)、並びに洗濯槽内の洗濯物が洗浄水に浸かることができるような第2の所定水位(H2)、及びその水位までの第2の給水時間(T2)を用いて、T1/T2>基準値又はT2≦基準値又はT1≧基準値の時は洗濯物の量が多いと判定し、T1>基準値の時は洗濯物の吸水性が良いと判定するものであった(例えば、特許文献3参照)。
特開昭61−137598号公報 特開平8−224395号公報 特開平9−122379号公報
しかしながら、従来の特許文献1や特許文献2の布質判定では、精度良く判定できるものの、流量検出手段が必要であったり、洗濯物を十分水に浸すための循環手段が必要であった。
また、従来の特許文献2の布質判定は、簡単な構成で判定を行うものの、給水時の水の流量が考慮されておらず、水栓の開度が少ない場合にもT1>基準値となり洗濯物の吸水性が良いと判定してしまうという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡単な構成で、しかも洗濯物の吸水性の判定を元に念入り運転の必要度が高いかどうかを判定して洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機または洗濯乾燥機は、給水手段と、洗濯槽に溜まった水位を検知するための水位検知手段と、前記水位検知手段で検知される水位の時間的水位を記憶するための水位時間的推移記憶手段と、前記水位時間的推移記憶手段に記憶された内容から洗濯槽内の衣類の吸水性を元に念入り運転の必要度を判定するための念入り運転必要度判定手段とを備え、前記念入り運転必要度判定手段は、水位変化の傾きを算出する水位変化傾き算出手段と、前記水位変化傾き算出手段が算出した傾きが前回算出した傾きと成す角度が第1の閾値以上異なりその傾き変化が第2の閾値の時間以上継続した時に水位変化傾きの折れを検知する水位変化傾き折れ検知手段と、折れ点前後傾き割合算出手段とを有し、前記水位変化傾き折れ検知手段で前記折れを検知し、前記折れ点前後の傾きが共に+の場合には、前記折れ点前後傾き割合算出手段で算出した前記折れ点より前の傾きに対する前記折れ点より後の傾きの割合が第3の閾値以上の時、念入り運転の必要度が高いと判定するようにしたものである。
これによって、洗濯物を水没できる縦型の洗濯機や洗濯乾燥機のような場合に、簡単な構成で、しかも給水時の水の流量を考慮して、洗濯物の吸水性の判定を元に念入り運転の必要度が高いかどうかを判定して洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことができる。
また、本発明の洗濯機または洗濯乾燥機は、給水手段と、洗濯槽に溜まった水位を検知するための水位検知手段と、前記水位検知手段で検知される水位の時間的水位を記憶するための水位時間的推移記憶手段と、前記水位時間的推移記憶手段に記憶された内容から洗濯槽内の衣類の吸水性を判定するための念入り運転必要度判定手段とを備え、前記念入り運転必要度判定手段は、水位変化の傾きを算出する水位変化傾き算出手段と、前記水位変化傾き算出手段が算出した傾きが前回算出した傾きと成す角度が第1の閾値以上異なりその傾き変化が第2の閾値の時間以上継続した時に水位変化傾きの折れを検知する水位変化傾き折れ検知手段と、折れ点前後傾き割合算出手段とを有し、前記水位変化傾き折れ検知手段で前記折れを検知し、前記折れ点前後の傾きが共に−の場合には、前記折れ点前後傾き割合算出手段で算出した前記折れ点より前の傾きに対する前記折れ点より後の傾きの割合が第4の閾値より小さい時、念入り運転の必要度が高いと判定するようにしたものである。
これによって、洗濯槽内の洗濯物が十分には水没できない所定水位にまで給水し、攪拌によって浸水させるため攪拌により水位が低下するドラム式洗濯機や洗濯乾燥機のような場合に、簡単な構成で、しかも給水時の水の流量を考慮して、洗濯物の吸水性の判定を元に念入り運転の必要度が高いかどうかを判定して洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことができる。
本発明の洗濯機または洗濯乾燥機は、簡単な構成で、しかも給水時の水の流量を考慮して、洗濯物の吸水性の判定を元に念入り運転の必要度が高いかどうかを判定して洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことができる。
本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の構成を示すブロック図 同洗濯乾燥機の動作の流れを示すフローチャート 洗濯物を水没できる洗濯機や洗濯乾燥機での布量が同じで吸水性が異なる場合の水位変化を示す図 洗濯物を水没できる洗濯機や洗濯乾燥機での吸水性が同じで布量が異なる場合の水位変化を示す図 最初に比較的少ない水量を給水しその後に洗濯物の吸水が進行する洗濯機や洗濯乾燥機での布量が同じで吸水性が異なる場合の水位変化を示す図 同洗濯乾燥機の念入り運転必要度判定手段の判断閾値変更の動作の流れを示すフローチャート
第1の発明は、洗濯槽に溜まった水位を検知するための水位検知手段と、前記水位検知手段で検知される水位の時間的水位を記憶するための水位時間的推移記憶手段と、前記水位時間的推移記憶手段に記憶された内容から洗濯槽内の衣類の吸水性を元に念入り運転の必要度を判定するための念入り運転必要度判定手段とを備え、前記念入り運転必要度判定手段は、水位変化の傾きを算出する水位変化傾き算出手段と、前記水位変化傾き算出手段が算出した傾きが前回算出した傾きと成す角度が第1の閾値以上異なりその傾き変化が第2の閾値の時間以上継続した時に水位変化傾きの折れを検知する水位変化傾き折れ検知手段と、折れ点前後傾き割合算出手段とを有し、前記水位変化傾き折れ検知手段で前記折れを検知し、前記折れ点前後の傾きが共に+の場合には、前記折れ点前後傾き割合算出手段で算出した前記折れ点より前の傾きに対する前記折れ点より後の傾きの割合が第3の閾値以上の時、念入り運転の必要度が高いと判定するようにしたことにより、洗濯物を水没できる縦型の洗濯機や洗濯乾燥機のような場合に、簡単な構成で、しかも給水時の水の流量を考慮して、洗濯物の吸水性の判定を元に念入り運転の必要度が高いかどうかを判定して洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことができる。
第2の発明は、給水手段と、洗濯槽に溜まった水位を検知するための水位検知手段と、前記水位検知手段で検知される水位の時間的水位を記憶するための水位時間的推移記憶手段と、前記水位時間的推移記憶手段に記憶された内容から洗濯槽内の衣類の吸水性を判定するための念入り運転必要度判定手段とを備え、前記念入り運転必要度判定手段は、水位変化の傾きを算出する水位変化傾き算出手段と、前記水位変化傾き算出手段が算出した傾きが前回算出した傾きと成す角度が第1の閾値以上異なりその傾き変化が第2の閾値の時間以上継続した時に水位変化傾きの折れを検知する水位変化傾き折れ検知手段と、折れ点前後傾き割合算出手段とをを有し、前記水位変化傾き折れ検知手段で前記折れを検知し、前記折れ点前後の傾きが共に−の場合には、、前記折れ点前後傾き割合算出手段で算出した前記折れ点より前の傾きに対する前記折れ点より後の傾きの割合が第4の閾値より小さい時、念入り運転の必要度が高いと判定することにより、洗濯槽内の洗濯物が十分には水没できない所定水位にまで給水し、攪拌によって浸水させるため攪拌により水位が低下するドラム式洗濯機や洗濯乾燥機のような場合に、簡単な構成で、しかも給水時の水の流量を考慮して、洗濯物の吸水性の判定を元に念入り運転の必要度が高いかどうかを判定して洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の念入り運転必要度判定手段は、前記水位変化傾き折れ検知手段で折れを検知し、前記折れ点より前の傾きの継続時間が第5の閾値以上の時、前記第3の閾値は元の値より小さい値に、前記第4の閾値は元の値より大きい値に、シフトして判定するようにしたことにより、布量の多い時には、本来の判定では念入り運転の必要度が低い場合も念入り運転の必要度を高めに判定し、念入り運転の必要度が高いかどうかを判定して洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の洗濯機または洗濯乾燥機は、予め決められた自動運転の内容について洗濯または乾燥の時間や回数について使用者が手動で変更するための設定変更手段と、前記念入り運転必要度判定手段が、洗濯槽内の衣類を念入り運転の必要度が高いと判定した場合について前記設定変更手段により設定変更が行われた内容を記憶するための設定変更記憶手段を備え、前記念入り運転必要度判定手段は、前記設定変更記憶手段に記憶された内容が第6の閾値の運転回数以上、洗濯または乾燥を軽く行うよう変更された場合には、次回運転以降に前記第3の閾値は元の値より大きい値に、前記第4の閾値は元の値より小さい値に、シフトして判定することにより、使用者の操作によって、本来の判定では念入り運転の必要度が高い場合も念入り運転の必要度を低めに判定を補正し、洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことができる。
第5の発明は、第4の念入り運転必要度判定手段は、前記設定変更記憶手段に記憶された内容が第6の閾値より多い第7の閾値の運転回数以上、洗濯または乾燥を念入りに行うよう変更された場合には、次回運転以降に前記第3の閾値は元の値より小さい値に、前記第4の閾値は元の値より大きい値に、シフトして判定することにより、使用者の操作によって、本来の判定では念入り運転の必要度が低い場合も、使用者操作が洗濯物の汚れ度にも影響を受けることを考慮して、念入り運転の必要度を高めに判定を補正し、洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことができる。
第6の発明は、コンピュータに請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機または洗濯乾燥機の前記念入り運転必要度判定手段や前記水位変化傾き算出手段や前記水位変化傾き折れ検知手段は、少なくとも一部を実行させるためのプログラムであることにより、電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部を容易に実現することができる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることで、プログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の構成を示すブロック図である。また、図2は、同洗濯乾燥機の動作の流れを示すフローチャート、図6は、同洗濯乾燥機の念入り運転必要度判定手段の判断閾値変更の動作の流れを示すフローチャートである。
さらに、図3は、洗濯物を水没できる洗濯機や洗濯乾燥機での布量が同じで吸水性が異なる場合の水位変化を示す図、図4は、洗濯物を水没できる洗濯機や洗濯乾燥機での吸水性が同じで布量が異なる場合の水位変化を示す図、図5は、最初に比較的少ない水量を給水しその後に攪拌等で洗濯物の吸水が進行する洗濯機や洗濯乾燥機での布量が同じで吸水性が異なる場合の水位変化を示す図である。
図1において、101は洗濯乾燥機で、制御手段107により制御される給水手段102、洗濯物を攪拌するための攪拌手段103、排水手段104、脱水手段105、乾燥手段106を備えている。また、給水手段によって給水される水位を検知するための水位検知手段108、水位検知手段108で検知される水位の時間的推移を記憶するための水位時間的推移記憶手段109と、さらに水位時間的推移記憶手段109に記憶された内容から投入された洗濯物について念入り運転の必要性を判定するための念入り運転必要度判定手段110を備えている。
念入り運転必要度判定手段110は、水位変化傾き算出手段111、水位変化傾き折れ検知手段112、水位変化傾き折れ検知手段112で検知した傾き折れ点の前後の傾き割合を算出するための折れ点前後傾き割合算出手段113、水位変化傾き折れ検知手段112で検知した傾き折れ点の前の継続時間を計時するための、折れ点前の傾き継続計時手段117、折れ点前後傾き割合算出手段113算出された割合を比較手段116で判定するための第3の閾値114と、第4の閾値115を備えている。
さらに、118は運転の内容を手動で変更するための設定変更手段(例えば、洗い時間を変更できるもの)、119は、設定変更手段118で設定変更された履歴を記憶するための設定変更記憶手段である。
また、洗濯物を水没できる洗濯機や洗濯乾燥機での布量が同じで吸水性が異なる場合の水位変化を示す図3において、T1は給水性の低い衣類の場合の水位変化、T2は標準的な衣類の場合の水位変化、T3は給水性の高い衣類の場合の水位変化を示している。各々衣類が吸水飽和する点であるT1a、T2a、T3aまでは吸水が徐々に進行するため比較的緩い傾きであるが、飽和点を越えると吸水の流量に依存した水位変化を見せるようになる。ここで、例えば、T3aまではT3と同じ傾きを見せていたとしても吸水性は低くとも給水流量が低いものは、T4のようにT3a後も緩い傾きとなる。
また、洗濯物を水没できる洗濯機や洗濯乾燥機での吸水性が同じで布量が異なる場合の水位変化を示す図4において、W1は布量が少ない場合の水位変化、W2は標準的な布量の場合の水位変化、W3は布量が多い場合の水位変化を示している。各々衣類が吸水飽和する点であるW1a、W2a、W3aまでは吸水が徐々に進行するため比較的緩い傾きであるが、飽和点を越えると布量の多いものは洗濯槽内がわずかなため水位の立ち上がりは速くなる。
さらに、最初に比較的少ない水量を給水しその後に攪拌等で洗濯物の吸水が進行する洗濯機や洗濯乾燥機での布量が同じで吸水性が異なる場合の水位変化を示す図5では、給水直後の水位から衣類の吸水の進行と共に水位が下がってくる。TD1は給水性の低い衣類の場合の水位変化、TD2は標準的な衣類の場合の水位変化、TD3は給水性の高い衣類の場合の水位変化を示している。各々衣類が吸水飽和する点であるTD1a、TD2a、TD3aまでは吸水が徐々に進行するため比較的緩い傾きであるが、その後いずれも同じ水位に最終的には収束していく。尚、ここでは、攪拌の起動時や反転時の水位変化はノイズとして削除している。
以上のように構成された洗濯乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。まず、使用者は、洗濯乾燥機101の図示されていないスイッチにより所望の運転コース内容を選択し、運転を開始する(ステップ1)。制御手段107は、給水手段102により洗濯槽への給水を開始し、水位を定期的に計測する(ステップ2、ステップ3)。
念入り運転必要度判定手段110は、まず、水位計測の開始時には所定時間(本実施の形態では5秒間)は、その間の水位変化量と経過時間から水位変化傾き算出手段111で傾きを算出し、傾きの確定値の初期値とする。傾き確定値の初期値決定以降は、水位変化傾き算出手段111で算出した今回の水位変化の傾きと傾き確定値との傾きの角度差を算出して、その角度が第1の閾値(本実施の形態では10°)以上の時には、角度差10°以上の傾きが第2の閾値(本実施の形態では10秒)以上継続している場合は、水位変化傾き折れ検知手段112で傾きの折れを検知する(ステップ4〜6)。角度差が10°未満の場合や、10秒未満の継続の場合は平均値などで傾き確定値を更新する(ステップまたはステップ8)。
傾きの折れを検知すると、折れ点前後傾き割合算出手段113は、折れ点前後の傾きから、目安値として折れ点前の傾きに対する折れ点後の傾きを算出する(ステップ9)。念入り運転必要度判定手段110は、次に折れ点前後の傾きが共に+である場合には、比較の閾値として第3の閾値114(本実施の形態では1.5)を採用し、目安値が1.5以上であれば、念入り運転の必要度が高いと判定する(ステップ10、ステップ11、ステップ14)。念入り運転必要度判定手段110は、折れ点前後の傾きが共に−である場合には、比較の閾値として第4の閾値115(本実施の形態では0.5)を採用し、目安値が0.5未満であれば、念入り運転の必要度が高いと判定する(ステップ10、ステップ12、ステップ13、ステップ14)。
その後、制御手段107は、念入り運転必要度判定手段110の判定内容を元に、給水手段102での給水水位や給水回数、攪拌手段103での攪拌強度、攪拌回数、攪拌反転回数、脱水手段105での脱水時間や途中の脱水回数、乾燥手段106での乾燥時間などを適切に制御する。
また、図2のフローチャートでは示していないが、折れ点前の傾き継続計時手段117で計時している折れ点前の傾き継続時間が第5の閾値(本実施の形態では、1分)以上の時は、折れ点前後の傾きが共に+である場合には、第3の閾値114の値を1.5から1.3にしてステップ11での判断を行い、折れ点前後の傾きが共に−である場合には、第4の閾値115の値を0.5から0.7にしてステップ13での判断を行う。
このように、水位変化の傾きの折れ点を検知して、折れ点前の傾きに対する折れ点後の傾きを目安値として用いることにより、給水の流量は多いか少ないかは前後共に同様の影響があるが運転中はほぼ一定であるとみなせるため、流量の影響を無視ずることができ、また図3〜図5で示した吸水性の高い衣類(タオル等)や布量が多い場合など、汚れの落ちにくい、乾燥しにくい場合を検知して念入り運転の必要度が高いと判定することができ、洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことができる。
また、図6のフローチャートに示すように、念入り運転必要度判定手段110が念入り運転の必要性が高いと判定した運転について、運転開始時または運転途中に、使用者が設定変更手段118で例えば洗い時間をコースとして設定される洗い時間より短め(軽め側)に設定し、設定変更記憶手段119に記憶された履歴から、念入り運転必要度判定手段110が念入り運転の必要性が高いと判定しかつ軽め側への変更が第6の閾値(本実施の形態では2回)以上連続した場合は、第3の閾値114の値を1.5を1.7に第4の閾値115の値を0.5から0.3へ変更し、、即ち判定がより軽めになるように判断の閾値を調整して、念入り運転必要度判定手段110の次回以降の判定へ反映する(ステップ15〜17、ステップ18〜20)。
また、念入り運転必要度判定手段110が念入り運転の必要性が高いと判定した運転について、運転開始時または運転途中に、使用者が設定変更手段118で例えば洗い時間をコースとして設定される洗い時間より長め(念入り側)に設定し、設定変更記憶手段119に記憶された履歴から、念入り運転必要度判定手段110が念入り運転の必要性が高いと判定しかつ念入り側への変更が第6の閾値(本実施の形態では2回)より多い第7の閾値(本実施の形態では5回)以上連続した場合は、第3の閾値114の値を1.5を1.3に第4の閾値115の値を0.5から0.7へ変更し、即ち判定がより念入り側になるように判断の閾値を調整して、念入り運転必要度判定手段110の次回以降の判定へ反映する(ステップ15〜17、ステップ21、ステップ22)。
以上のように、念入り運転必要度判定手段110の判定の精度を、使用者の設定変更を活用することで向上させて、念入り運転の必要度が高いかどうかを判定して洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことができる。
また、念入り運転する要因として汚れ要因があるため、できるだけ汚れ要因で念入り運転した場合を除くために、第7の閾値を第6の閾値より多くすることで、閾値調整の精度を向上することができる。
なお、本実施の形態で説明した洗濯機または洗濯乾燥機の念入り運転必要度判定手段110、水位変化傾き算出手段111、水位変化傾き折れ検知手段112、折れ点前後傾き割合算出手段113、比較手段116、制御手段107は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録洗濯機、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機または洗濯乾燥機およびそのプログラムは、簡単な構成で、しかも給水時の水の流量を考慮して、洗濯物の吸水性の判定を元に念入り運転の必要度が高いかどうかを判定して洗濯物の布質や量に適した洗濯や乾燥を行うことができるので、縦型式洗濯機だけでなくドラム式洗濯機にも適用できるほか、家庭用だけでなく業務用の洗濯機または洗濯システムとしても有用である。
101 洗濯乾燥機
102 給水手段
108 水位検知手段
109 水位時間的推移記憶手段
110 念入り運転必要度判定手段
111 水位変化傾き算出手段
112 水位変化傾き折れ検知手段
113 折れ点前後傾き割合算出手段
114 第3の閾値
115 第4の閾値
117 折れ点前の傾き継続計時手段
118 設定変更手段
119 設定変更記憶手段

Claims (6)

  1. 給水手段と、洗濯槽に溜まった水位を検知するための水位検知手段と、前記水位検知手段で検知される水位の時間的水位を記憶するための水位時間的推移記憶手段と、前記水位時間的推移記憶手段に記憶された内容から洗濯槽内の衣類の吸水性を元に念入り運転の必要度を判定するための念入り運転必要度判定手段とを備え、前記念入り運転必要度判定手段は、水位変化の傾きを算出する水位変化傾き算出手段と、前記水位変化傾き算出手段が算出した傾きが前回算出した傾きと成す角度が第1の閾値以上異なりその傾き変化が第2の閾値の時間以上継続した時に水位変化傾きの折れを検知する水位変化傾き折れ検知手段と、折れ点前後傾き割合算出手段とを有し、前記水位変化傾き折れ検知手段で前記折れを検知し、前記折れ点前後の傾きが共に+の場合には、前記折れ点前後傾き割合算出手段で算出した前記折れ点より前の傾きに対する前記折れ点より後の傾きの割合が第3の閾値以上の時、念入り運転の必要度が高いと判定する洗濯機。
  2. 給水手段と、洗濯槽に溜まった水位を検知するための水位検知手段と、前記水位検知手段で検知される水位の時間的水位を記憶するための水位時間的推移記憶手段と、前記水位時間的推移記憶手段に記憶された内容から洗濯槽内の衣類の吸水性を判定するための念入り運転必要度判定手段とを備え、前記念入り運転必要度判定手段は、水位変化の傾きを算出する水位変化傾き算出手段と、前記水位変化傾き算出手段が算出した傾きが前回算出した傾きと成す角度が第1の閾値以上異なりその傾き変化が第2の閾値の時間以上継続した時に水位変化傾きの折れを検知する水位変化傾き折れ検知手段と、折れ点前後傾き割合算出手段とをを有し、前記水位変化傾き折れ検知手段で前記折れを検知し、前記折れ点前後の傾きが共に−の場合には、前記折れ点前後傾き割合算出手段で算出した前記折れ点より前の傾きに対する前記折れ点より後の傾きの割合が第4の閾値より小さい時、念入り運転の必要度が高いと判定する洗濯機。
  3. 前記念入り運転必要度判定手段は、前記水位変化傾き折れ検知手段で折れを検知し、前記折れ点より前の傾きの継続時間が第5の閾値以上の時、前記第3の閾値は元の値より小さい値に、前記第4の閾値は元の値より大きい値に、シフトして判定する請求項1または請求項2記載の洗濯機。
  4. 予め決められた自動運転の内容について洗濯または乾燥の時間や回数について使用者が手動で変更するための設定変更手段と、前記念入り運転必要度判定手段が、洗濯槽内の衣類を念入り運転の必要度が高いと判定した場合について前記設定変更手段により設定変更が行われた内容を記憶するための設定変更記憶手段を備え、前記念入り運転必要度判定手段は、前記設定変更記憶手段に記憶された内容が第6の閾値の運転回数以上、洗濯を軽く行うよう変更された場合には、次回運転以降に前記第3の閾値は元の値より大きい値に、前記第4の閾値は元の値より小さい値に、シフトして判定する請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 前記念入り運転必要度判定手段は、前記設定変更記憶手段に記憶された内容が第6の閾値より多い第7の閾値の運転回数以上、洗濯を念入りに行うよう変更された場合には、次回運転以降に前記第3の閾値は元の値より小さい値に、前記第4の閾値は元の値より大きい値に、シフトして判定する請求項4記載の洗濯機。
  6. コンピュータに請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機の少なくとも一部を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019164244A1 (ko) * 2018-02-22 2019-08-29 엘지전자 주식회사 세탁장치 및 이의 제어방법
CN112899974A (zh) * 2019-12-03 2021-06-04 青岛海尔洗衣机有限公司 洗衣机的进水控制方法、装置、洗衣机及存储介质

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