JP2011204859A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】しきい値電圧を制御しやすく、信頼性に優れた半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置100は、支持基板(Si基板1)、絶縁層(埋め込み絶縁膜2)および、SOI層(極薄Si層3)が順に積層してなる基板と、極薄Si層3上の少なくとも一部に設けられたトランジスタと、を備え、トランジスタの直下の極薄Si層3が、空乏化しており、埋め込み絶縁膜2と極薄Si層3との間の界面に、界面準位生成不純物が位置しており、界面の界面準位生成不純物の濃度は、埋め込み絶縁膜2中の界面準位生成不純物の濃度より高い。
【選択図】図1
【解決手段】半導体装置100は、支持基板(Si基板1)、絶縁層(埋め込み絶縁膜2)および、SOI層(極薄Si層3)が順に積層してなる基板と、極薄Si層3上の少なくとも一部に設けられたトランジスタと、を備え、トランジスタの直下の極薄Si層3が、空乏化しており、埋め込み絶縁膜2と極薄Si層3との間の界面に、界面準位生成不純物が位置しており、界面の界面準位生成不純物の濃度は、埋め込み絶縁膜2中の界面準位生成不純物の濃度より高い。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
MISFETにおいて、SOI層が所定膜厚以下で、ゲート電直下のSOI層領域がすべて空乏(電荷を運ぶキャリアが存在していない領域のこと)化しているものを、完全空乏型MISFETと呼ばれている。この完全空乏型MISFETにおいて、しきい値電圧を制御する方法としては、一般にゲート電極の仕事関数を制御する手法が有効である。仕事関数を制御することで、フラットバンド電圧を調整できる。これにより、しきい値電圧が制御できる。このような技術は、通常のバルク基板上に形成したバルクMISFETの製造においても用いられている。
非特許文献1には、バルクMISFETの製造に関し、半導体基板へのイオン注入技術を行うことが記載されている。これにより、半導体中のフェルミ準位を調整して、しきい値電圧が制御できると記載されている。
他方、特許文献1や特許文献2には、メモリ素子の分野では、シリコン半導体層下に、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜(一般にONOと呼ばれる)からなる電荷保持膜を形成する方法が記載されている。この手法では、シリコン窒化膜が、電荷を保持するメモリ膜となる。このメモリ膜に、電子を注入して保持させる。これにより、シリコン半導体層内のフェルミ準位が変動し、しきい値電圧が変化することが記載されている。
また、特許文献3には、SOI基板のBOX中に不純物を注入し固定電荷を形成することが記載されている。これにより、基板電圧が印加されたような状態を擬似的に形成し、しきい値電圧を制御することが記載されている。
エス・エム・ジー(S.M.Sze)著、「フィジックス オブ セミコンダクター デバイシズ(Physics of Semiconductor devices)」、(米国)、第2版、p.362−403
特許文献1、特許文献2および特許文献3に記載の技術においては、BOX膜中にホットキャリアがトラップされ、素子の特性が変動して、信頼性が低下することがあった。
すなわち、上記技術においては、SOI基板中の埋め込み酸化膜(BOX)中に、ONO構造の電荷保持層または不純物に起因した固定電荷を形成する。これらの技術は、BOX膜中の電荷により、しきい値電圧を制御する点で共通する。一般に、不純物による膜中の固定電荷には、キャリアをトラップする特性がある。また、ONO構造にも、同様にキャリアを保持する特性がある。
このように、キャリアをトラップしやすい構造においては、素子動作中にトラップサイトへのホットキャリア注入が発生することがある。また、ホットキャリアが膜中深くに捕獲されると短時間ではデトラップすることができず、さらに蓄積していく。このため、上記技術においては、素子の特性が変動し信頼性が低下することがあった。
すなわち、上記技術においては、SOI基板中の埋め込み酸化膜(BOX)中に、ONO構造の電荷保持層または不純物に起因した固定電荷を形成する。これらの技術は、BOX膜中の電荷により、しきい値電圧を制御する点で共通する。一般に、不純物による膜中の固定電荷には、キャリアをトラップする特性がある。また、ONO構造にも、同様にキャリアを保持する特性がある。
このように、キャリアをトラップしやすい構造においては、素子動作中にトラップサイトへのホットキャリア注入が発生することがある。また、ホットキャリアが膜中深くに捕獲されると短時間ではデトラップすることができず、さらに蓄積していく。このため、上記技術においては、素子の特性が変動し信頼性が低下することがあった。
本発明によれば、
支持基板、絶縁層および、SOI層が順に積層してなる基板と、
前記SOI層上の少なくとも一部に設けられたトランジスタと、を備え、
前記トランジスタの直下の前記SOI層が空乏化しており、
前記絶縁層と前記SOI層との間の界面に、界面準位生成不純物が位置しており、
前記界面の前記界面準位生成不純物の濃度は、前記絶縁層中の前記界面準位生成不純物の濃度より高い、半導体装置が提供される。
支持基板、絶縁層および、SOI層が順に積層してなる基板と、
前記SOI層上の少なくとも一部に設けられたトランジスタと、を備え、
前記トランジスタの直下の前記SOI層が空乏化しており、
前記絶縁層と前記SOI層との間の界面に、界面準位生成不純物が位置しており、
前記界面の前記界面準位生成不純物の濃度は、前記絶縁層中の前記界面準位生成不純物の濃度より高い、半導体装置が提供される。
本発明によれば、
支持基板、絶縁層および、SOI層が順に積層してなる基板を用意する工程と、
前記絶縁層と前記SOI層との間の界面に、界面準位生成不純物を導入する工程と、
前記SOI層上の少なくとも一部にトランジスタを形成する工程と、を備え、
前記導入する工程は、前記界面中の前記界面準位生成不純物の濃度が、前記絶縁層中の前記界面準位生成不純物の濃度より高くなるようにする、半導体装置の製造方法が提供される。
支持基板、絶縁層および、SOI層が順に積層してなる基板を用意する工程と、
前記絶縁層と前記SOI層との間の界面に、界面準位生成不純物を導入する工程と、
前記SOI層上の少なくとも一部にトランジスタを形成する工程と、を備え、
前記導入する工程は、前記界面中の前記界面準位生成不純物の濃度が、前記絶縁層中の前記界面準位生成不純物の濃度より高くなるようにする、半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、絶縁層とSOI層との間の界面に、界面準位生成不純物が位置している。この界面には、界面準位が生成されている。界面準位からの電気的な作用により、SOI層の少数キャリア濃度や、フェルミ準位が調整できる。これにより、しきい値電圧を制御することができる。
一方、界面の界面準位生成不純物の濃度は、絶縁層中の濃度より高くなる。言い換えると、絶縁層中の界面準位生成不純物の濃度を、より低くすることができる。これにより、絶縁層中にホットキャリアがトラップされ、素子の特性が変動して信頼性が低下することを抑制することができる。
一方、界面の界面準位生成不純物の濃度は、絶縁層中の濃度より高くなる。言い換えると、絶縁層中の界面準位生成不純物の濃度を、より低くすることができる。これにより、絶縁層中にホットキャリアがトラップされ、素子の特性が変動して信頼性が低下することを抑制することができる。
本発明によれば、しきい値電圧を制御しやすく、信頼性に優れた半導体装置およびその製造方法が提供される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本実施の形態の半導体装置100の断面図を模式的に示す。
本実施の形態の半導体装置100は、支持基板(Si基板1)、絶縁層(埋め込み絶縁膜2)および、SOI層(極薄Si層3)が順に積層してなる基板と、極薄Si層3上の少なくとも一部に設けられたトランジスタと、を備え、トランジスタの直下の極薄Si層3が、空乏化しており、埋め込み絶縁膜2と極薄Si層3との間の界面に、界面準位生成不純物が位置しており、界面の界面準位生成不純物の濃度は、埋め込み絶縁膜2中の界面準位生成不純物の濃度より高い。
本実施の形態の半導体装置100は、SOI基板上にMISFET(トランジスタ)を有する。この半導体装置100は、同一基板上に、複数のしきい値電圧を有するn型MISFETとp型MISFETとを集積化した、完全空乏型半導体装置である。
本実施の形態の半導体装置100は、支持基板(Si基板1)、絶縁層(埋め込み絶縁膜2)および、SOI層(極薄Si層3)が順に積層してなる基板と、極薄Si層3上の少なくとも一部に設けられたトランジスタと、を備え、トランジスタの直下の極薄Si層3が、空乏化しており、埋め込み絶縁膜2と極薄Si層3との間の界面に、界面準位生成不純物が位置しており、界面の界面準位生成不純物の濃度は、埋め込み絶縁膜2中の界面準位生成不純物の濃度より高い。
本実施の形態の半導体装置100は、SOI基板上にMISFET(トランジスタ)を有する。この半導体装置100は、同一基板上に、複数のしきい値電圧を有するn型MISFETとp型MISFETとを集積化した、完全空乏型半導体装置である。
半導体装置100においては、極薄Si層3と埋め込み絶縁膜2の界面に界面準位が形成されている。これにより、しきい値電圧を制御することができる。
すなわち、本実施の形態においては、この界面に、正もしくは負の電荷を持つ界面準位が所定の量形成されている。このため、界面準位からの電気的な作用により、極薄Si層3中の少数キャリア濃度や、フェルミ準位が調整できる。これにより、ゲート電極との仕事関数差を調整して、しきい値電圧を制御することが可能となる。
すなわち、本実施の形態においては、この界面に、正もしくは負の電荷を持つ界面準位が所定の量形成されている。このため、界面準位からの電気的な作用により、極薄Si層3中の少数キャリア濃度や、フェルミ準位が調整できる。これにより、ゲート電極との仕事関数差を調整して、しきい値電圧を制御することが可能となる。
(完全空乏型素子)
本実施の形態の完全空乏型素子においては、素子電圧のうち、ドレイン電流がゲート電極によって遮断されたOFF状態において、ゲート電極直下の半導体基板が全面的に空乏化した状態で動作する。完全空乏型素子においては、たとえば、SOI層が300nm以下、より好ましくは50nm以下かつ、少なくともゲート電極直下のSOI層がすべて空乏化している。
本実施の形態の完全空乏型素子においては、素子電圧のうち、ドレイン電流がゲート電極によって遮断されたOFF状態において、ゲート電極直下の半導体基板が全面的に空乏化した状態で動作する。完全空乏型素子においては、たとえば、SOI層が300nm以下、より好ましくは50nm以下かつ、少なくともゲート電極直下のSOI層がすべて空乏化している。
(半導体基板)
本実施の形態の半導体基板としてはSOI基板を用いることができる。このSOI基板は、支持基板(Si基板1)、絶縁層(埋め込み絶縁膜2)およびSOI層(極薄Si層3)が順に積層してなる基板である。この極薄Si層3は、全面的に空乏化している。また、絶縁層としては、シリコン酸化膜を用いる。
本実施の形態の半導体基板としてはSOI基板を用いることができる。このSOI基板は、支持基板(Si基板1)、絶縁層(埋め込み絶縁膜2)およびSOI層(極薄Si層3)が順に積層してなる基板である。この極薄Si層3は、全面的に空乏化している。また、絶縁層としては、シリコン酸化膜を用いる。
(極薄半導体の厚み)
本実施の形態においては、極薄Si層3の膜厚は、特に制約はなく、いずれの膜厚であっても、完全空乏状態で動作する半導体装置100において本実施の形態の効果が得られる。極薄Si層3の膜厚としては、例えば、5nm以上、300nm以下、より好ましくは10nm以上、50nm以下とすることができる。
本実施の形態においては、極薄Si層3の膜厚は、特に制約はなく、いずれの膜厚であっても、完全空乏状態で動作する半導体装置100において本実施の形態の効果が得られる。極薄Si層3の膜厚としては、例えば、5nm以上、300nm以下、より好ましくは10nm以上、50nm以下とすることができる。
(界面準位)
本実施の形態においては、SOI基板の極薄Si層3と埋め込み絶縁膜2との界面に、界面準位が生成される。この界面には、ドナー型やアクセプタ型以外の界面準位生成不純物が形成されている。この界面準位は、正または負に帯電している。界面準位が複数有る場合には、界面準位は、一方が、正または負に帯電し得る状態であれば、他方は、中性の状態であってもよい。
本実施の形態においては、SOI基板の極薄Si層3と埋め込み絶縁膜2との界面に、界面準位が生成される。この界面には、ドナー型やアクセプタ型以外の界面準位生成不純物が形成されている。この界面準位は、正または負に帯電している。界面準位が複数有る場合には、界面準位は、一方が、正または負に帯電し得る状態であれば、他方は、中性の状態であってもよい。
(不純物元素)
本実施の形態においては、界面準位を生成する不純物元素(界面準位生成不純物)として、窒素、フッ素、炭素、ゲルマニウム、塩素、硫黄、ハフニウム、ジルコニウムを用いることができる。これらは、一種または複数を併用してもよい。これらの界面準位生成不純物は、室温においてシリコン基板中で電気的に活性な、ドナー型やアクセプタ型のイオン種と異なる。すなわち、界面準位生成不純物は、通常、室温において、シリコン基板に対して電気的に不活性なイオン種である。
本実施の形態においては、界面準位を生成する不純物元素(界面準位生成不純物)として、窒素、フッ素、炭素、ゲルマニウム、塩素、硫黄、ハフニウム、ジルコニウムを用いることができる。これらは、一種または複数を併用してもよい。これらの界面準位生成不純物は、室温においてシリコン基板中で電気的に活性な、ドナー型やアクセプタ型のイオン種と異なる。すなわち、界面準位生成不純物は、通常、室温において、シリコン基板に対して電気的に不活性なイオン種である。
本実施の形態において、界面の界面準位生成不純物の濃度は、埋め込み絶縁膜2中の濃度より高い。すなわち、界面準位生成不純物の濃度プロファイルは、膜厚方向において界面から埋め込み絶縁膜2に向かって、徐々に低くなる。一方、界面準位生成不純物の濃度プロファイルは、膜厚方向において極薄Si層3の主面から界面に向かって、徐々に高くなる。このように、界面準位生成不純物の濃度ピークは、埋め込み絶縁膜2中ではなく、界面または極薄Si層3の界面近傍にある。
本実施の形態において、界面準位生成不純物のピーク濃度は、特に限定されないが、1E15cm−3〜5E19cm−3とすることができる(以下、「〜」は、特に明示しない限り、上限値と下限値を含むことを表す)。不純物濃度の測定方法としては、例えば、たとえばSIMS分析を用いることができる。
また、本実施の形態において、界面における界面準位密度は、特に限定されないが、5E10cm−2〜1E13cm−2とすることができる。
また、図1に示すように、半導体装置100には、4つのFET領域として、nFET低Vt領域4a、nFET高Vt領域4b、pFET低Vt領域4c、pFET高Vt領域4dが形成されている。各領域には、4つの極薄Si層が埋め込み絶縁膜2上に形成されている。それぞれの極薄Si層3a〜3dの間の離間部には、層間絶縁膜9が形成されている。これらの極薄Si層3a〜3dと埋め込み絶縁膜2との間には、界面準位生成不純物5a〜5dが形成されている(ただし、図1中の界面準位生成不純物5a〜5dは、説明のため、デフォルメして表されている)。各極薄Si層3a〜3d上にはゲート絶縁膜6が形成されている。このゲート絶縁膜6上には、それぞれn型ゲート電極7gまたはp型ゲート電極8gが形成されている。一方、ゲート絶縁膜6の両脇の各極薄Si層3a〜3d中には、n型ソース領域7sおよびn型ドレイン領域7dまたは、p型ソース領域8sおよびp型ドレイン領域8dが形成されている。これらのソースドレイン領域上には、コンタクト10が形成されている。そして、トランジスタジスは、各極薄Si層3a〜3d、ソースドレイン領域、ゲート絶縁膜6、ゲート電極で構成されている。このトランジスタは、層間絶縁膜9中に埋め込むように形成されている。
また、各FET領域において、界面準位生成不純物の種類、濃度または界面準位密度等が異なっていてもよい。すなわち、本実施の形態においては、絶縁層(埋め込み絶縁膜2)上には、第1のSOI層(極薄Si層3a)と第2のSOI層(極薄Si層3d)とが離間して設けられており、埋め込み絶縁膜2と極薄Si層3aとの間の第1の界面に、第1の界面準位生成不純物5aが位置しており、埋め込み絶縁膜2と前記極薄Si層3dとの間の第2の界面に、第2の界面準位生成不純物5dが位置しており、第1の界面準位生成不純物5aは、第2の界面準位生成不純物5dと異なる材料であり得る。また、本実施の形態においては、第1の界面における第1の界面準位密度は、第2の界面における第2の界面準位密度と異なってもよい。また、本実施の形態においては、第1のSOI層(極薄Si層3a)には、n型不純物が形成されており、一方、第2のSOI層(極薄Si層3d)には、p型不純物が形成されてもよい。第1の界面は、正に帯電しており、一方第2の界面は、負に帯電してもよい。
次に、本実施の形態の半導体装置100の製造方法について説明する。
図2〜図7は、本実施の形態における半導体装置100の製造手順の工程断面図を示す。
本実施の形態の半導体装置100の製造方法は、支持基板(Si基板1)、絶縁層(埋め込み絶縁膜2)および、SOI層(極薄Si層3)が順に積層してなる基板(SOI基板11)を用意する工程と、埋め込み絶縁膜2と極薄Si層3との間の界面に、界面準位生成不純物を導入する工程と、極薄Si層3上の少なくとも一部にトランジスタを形成する工程と、を備え、導入する工程は、界面中の界面準位生成不純物の濃度が、埋め込み絶縁膜2中の界面準位生成不純物の濃度より高くなるようにする。
この製造方法は、同一基板上に複数のしきい値電圧を持つ、n型MISFETとp型MISFETとを集積化するプロセスに関する。
図2〜図7は、本実施の形態における半導体装置100の製造手順の工程断面図を示す。
本実施の形態の半導体装置100の製造方法は、支持基板(Si基板1)、絶縁層(埋め込み絶縁膜2)および、SOI層(極薄Si層3)が順に積層してなる基板(SOI基板11)を用意する工程と、埋め込み絶縁膜2と極薄Si層3との間の界面に、界面準位生成不純物を導入する工程と、極薄Si層3上の少なくとも一部にトランジスタを形成する工程と、を備え、導入する工程は、界面中の界面準位生成不純物の濃度が、埋め込み絶縁膜2中の界面準位生成不純物の濃度より高くなるようにする。
この製造方法は、同一基板上に複数のしきい値電圧を持つ、n型MISFETとp型MISFETとを集積化するプロセスに関する。
まず、図2に示すように、支持基板として半導体基板を用い、Si基板1(半導体基板)と埋め込み絶縁膜2(絶縁層)と極薄Si層3(SOI層)とからなるSOI基板11を準備する。埋め込み絶縁膜2としては、シリコン酸化膜を用いる。この極薄Si層3は、完全に欠乏化している。この極薄Si層3の膜厚は、例えば50nmとする。
続いて、図3に示すように、埋め込み絶縁膜2上の極薄Si層3を複数のSOI層に離間する。第1の極薄Si層3と第2の極薄Si層3との間には、凹部(溝部)が形成される。この凹部の底部は、埋め込み絶縁膜2の表層に達する。本実施の形態のように、極薄Si層3は、凹部(溝部)により空間的に離間させてもよいが、素子分離により物理的に離間させてもよい。すなわち、本工程には、一般的なメサ分離技術やSTI技術を用いることができる。本実施の形態では、メサ分離技術を使用した例を示す。
続いて、図4に示すように、極薄Si層3a、3b、3c、3dに対して不純物を導入する。不純物を導入するには、例えば、イオン注入を用いることができる。このとき、同一基板上で、異なる種類の不純物を導入するため、各極薄Si層3a〜dに対して、別々にイオン注入を行う。別々にイオン注入を行うには、例えば、リソグラフィー技術によるレジストマスクを利用することができる。
これにより、極薄Si層3a、3bには、n型不純物(ドナー型不純物)、極薄Si層3c、3dには、p型不純物(アクセプタ)を導入できる。不純物として、ドナー型はヒ素、アクセプタ型はボロンを用いる。また、不純物濃度は、完全空乏動作できる範囲の低濃度であれば、特に限定されない。例えば、極薄Si層3の厚みが50nm程度の場合、不純物濃度は、5E17cm−3以下とする。本実施の形態では、各極薄Si層3中のドナー型及びアクセプタ型の不純物濃度は、5E16cm−3とする。なお、これらの不純物のイオン注入は、接合リーク電流の軽減のため実施する方が好ましい。
この後、熱処理により不純物を活性化させる。この熱処理の条件としては、特に限定されないが、例えば1000℃で1分とする。
続いて、図5に示すように、不純物を極薄Si層3(3a〜3d)と埋め込み絶縁膜2の界面近傍、または埋め込み絶縁膜2中に、界面準位生成不純物5a〜5dを導入する。導入には、例えば、イオン注入を用いることができる。この後、熱処理を行う。
ここで、イオン注入の条件として、不純物元素およびドーズ量の一例を示す。
nFET低Vt領域4aには、窒素を8E14cm−2、
nFET高Vt領域4bには、窒素を1E14cm−2、
pFET低Vt領域4cには、フッ素を8E14cm−2、
pFET高Vt領域4dには、フッ素を1E14cm−2とする。
イオン注入のドーズ量の下限値は、1E14cm−2以上であり、ドーズ量の上限値は、特に限定されない。ドーズ量の下限値を1E14cm−2以上とすることにより、しきい値電圧への制御性が向上する。イオン注入は、リソグラフィー技術によるレジストマスクを利用し、各領域に対し別々に注入する。熱処理においては、温度は800℃以上が好ましい。本実施の形態では、熱処理の条件としては、例えば1000℃で1分とする。
ここで、イオン注入の条件として、不純物元素およびドーズ量の一例を示す。
nFET低Vt領域4aには、窒素を8E14cm−2、
nFET高Vt領域4bには、窒素を1E14cm−2、
pFET低Vt領域4cには、フッ素を8E14cm−2、
pFET高Vt領域4dには、フッ素を1E14cm−2とする。
イオン注入のドーズ量の下限値は、1E14cm−2以上であり、ドーズ量の上限値は、特に限定されない。ドーズ量の下限値を1E14cm−2以上とすることにより、しきい値電圧への制御性が向上する。イオン注入は、リソグラフィー技術によるレジストマスクを利用し、各領域に対し別々に注入する。熱処理においては、温度は800℃以上が好ましい。本実施の形態では、熱処理の条件としては、例えば1000℃で1分とする。
本実施の形態では、イオン注入を用いることにより、界面に、界面準位生成不純物の濃度ピークを形成できる。このため、界面の界面準位生成不純物の濃度は、埋め込み絶縁膜2中の濃度より高くなる。本実施の形態において、界面準位生成不純物のピーク濃度は、特に限定されないが、1E15cm−3〜5E19cm−3とすることができる。
熱処理後、nFET低Vt領域4a、nFET高Vt領域4b、pFET低Vt領域4c、pFET高Vt領域4cに、それぞれ正に帯電し高密度、正に帯電し低密度、負に帯電し高密度、負に帯電し低密度な界面準位が形成される。界面準位の量は、しきい値電圧制御用の不純物を多く注入した方が高密度となる。これにより、しきい値電圧をより低くすることができる。
この後の工程は、通常のシリコン集積回路の製造方法と同様であり、簡略化して説明する。
図6に示すように、極薄Si層3a〜3d上に、シリコン酸窒化膜のゲート絶縁膜6と多結晶シリコン膜を順に形成する。そして、リソグラフィー技術とドライエッチング技術を用いて、ゲート電極を加工する。イオン注入技術を用いて、ゲート電極およびゲート電極の両脇の極薄Si層3a〜3d中に、不純物を自己整合的に導入する、次いで、1050℃のスパイクアニール処理により不純物を活性化する。これにより、n型ゲート電極7gおよびp型ゲート電極8gが形成される。また、これらのゲート電極の両脇の極薄Si層中に、それぞれ、n型ソース領域7sおよびn型ドレイン領域7dまたは、p型ソース領域8sおよびp型ドレイン領域8dが形成される。ゲート電極及びソース領域・ドレイン領域に導入する不純物は、nFET低Vt領域4aとnFET高Vt領域4bにはドナー形のヒ素やリン、pFET低Vt領域4cとpFET高Vt領域4dにはアクセプタ型のボロンを用いる。
なお、ゲート絶縁膜は、シリコン酸窒化膜以外でもよく、例えばHigh−k膜でもよい。また、ゲート電極は、多結晶シリコン以外でもよく、例えば、メタルゲート電極でもよい。
図6に示すように、極薄Si層3a〜3d上に、シリコン酸窒化膜のゲート絶縁膜6と多結晶シリコン膜を順に形成する。そして、リソグラフィー技術とドライエッチング技術を用いて、ゲート電極を加工する。イオン注入技術を用いて、ゲート電極およびゲート電極の両脇の極薄Si層3a〜3d中に、不純物を自己整合的に導入する、次いで、1050℃のスパイクアニール処理により不純物を活性化する。これにより、n型ゲート電極7gおよびp型ゲート電極8gが形成される。また、これらのゲート電極の両脇の極薄Si層中に、それぞれ、n型ソース領域7sおよびn型ドレイン領域7dまたは、p型ソース領域8sおよびp型ドレイン領域8dが形成される。ゲート電極及びソース領域・ドレイン領域に導入する不純物は、nFET低Vt領域4aとnFET高Vt領域4bにはドナー形のヒ素やリン、pFET低Vt領域4cとpFET高Vt領域4dにはアクセプタ型のボロンを用いる。
なお、ゲート絶縁膜は、シリコン酸窒化膜以外でもよく、例えばHigh−k膜でもよい。また、ゲート電極は、多結晶シリコン以外でもよく、例えば、メタルゲート電極でもよい。
続いて、図7に示すように、基板上の全面に層間絶縁膜9を形成する。ゲート電極・ソース領域・ドレイン領域上に、リソグラフィー技術とドライエッチング技術を用いて、コンタクト10を形成する。コンタクトに金属を埋め込み配線することで完成となる。なお、ゲート電極へのコンタクトと配線の図示は省略する。また、メサ分離における素子領域の側壁膜や、エクステンション層やゲート側壁のサイドウォール膜、ゲート電極・ソース・ドレイン領域のシリサイド層の形成といった通常の微細シリコン集積回路の製造で用いられる工程の説明および図も省略している。
以上のようにして、本実施の形態の半導体装置100が得られる。
以上のようにして、本実施の形態の半導体装置100が得られる。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態においては、埋め込み絶縁膜2と極薄Si層3a〜3dとの界面にしきい値電圧制御用不純物(界面準位生成不純物)が形成されている。この界面には、それぞれ正及び負に帯電した界面準位が生成されている。界面準位からの電気的な作用により、極薄Si層3a〜3d中の少数キャリア濃度や、フェルミ準位が調整できる。これにより、ゲート電極との仕事関数差を調整でき、しきい値電圧を制御することが可能となる。
本実施の形態においては、埋め込み絶縁膜2と極薄Si層3a〜3dとの界面にしきい値電圧制御用不純物(界面準位生成不純物)が形成されている。この界面には、それぞれ正及び負に帯電した界面準位が生成されている。界面準位からの電気的な作用により、極薄Si層3a〜3d中の少数キャリア濃度や、フェルミ準位が調整できる。これにより、ゲート電極との仕事関数差を調整でき、しきい値電圧を制御することが可能となる。
界面準位は、極薄Si層3とゲート絶縁膜6の界面ではなく、埋め込み絶縁膜2との界面に形成されている。これにより、ドレイン電流の元であり、ゲート絶縁膜6に沿って形成されるチャネルの移動度はほとんど劣化しない。これにより、しきい値電圧の制御が可能となる。
このように、本実施の形態においては、ゲート絶縁膜の信頼性を劣化させることなく、しきい値電圧の制御性を高めた半導体装置100が得られる。
また、本実施の形態においては、界面の界面準位生成不純物の濃度は、絶縁層(埋め込み絶縁膜2)中の界面準位生成不純物の濃度より高くなる。言い換えると、絶縁層(埋め込み絶縁膜2)中の界面準位生成不純物の濃度は、界面の濃度より低くすることができる。これにより、埋め込み絶縁膜2にホットキャリアがトラップされ、素子の特性が変動して信頼性が低下することを抑制することができる。
また、埋め込み絶縁膜中に電荷を形成するのではく、極薄Si結晶と埋め込み絶縁膜との界面だけに界面準位を形成することで、電荷トラップに起因するホットキャリア信頼性が向上する。界面準位といえども広義にはトラップサイトのように振舞うことが知られているが、膜中とは違い、電荷保持の時定数が非常に短いため、トラップとデトラップがゲート入力信号に追従することができる。このため、素子動作が変動するほどの影響を受けない。
さらに、本実施の形態においては、しきい値電圧制御用不純物のドーズ量に応じて、しきい値電圧の制御が可能である。このため、同一基板上にドーズ量が異なる素子を形成することで、複数のしきい値電圧を有する完全空乏型MISFETを同一基板上に集積化することができる。
なお、しきい値電圧制御用の不純物(界面準位生成不純物)の組み合わせとして、本実施の形態とは逆にn型MISFETを製造する領域にフッ素、p型MISFETを製造する領域に窒素を組み合わせることも可能である。この場合、生成した界面準位はしきい値電圧を高める方向に作用する。また、窒素やフッ素以外の界面準位生成不純物を用いても、本実施の形態と同様の効果が得られる。
本実施の形態では、複数のしきい値電圧を持つMISFETを集積化する製造方法について述べたが、単一の複数のしきい値電圧を持つ単体のトランジスタも製造可能である。
本実施の形態により、完全空乏型の素子動作を阻害することなく、複数のしきい値電圧をもつ完全空乏型MISFETが製造可能となり、高性能な微細集積回路が実現可能となる。
非特許文献1に記載の技術のおいては、しきい値電圧を制御するために、半導体基板にドナー型やアクセプタ型の不純物をイオン注入する技術は、バルクMISFETでは有効な技術といえる。しかしながら、この技術を完全空乏型MISFETに適用し得たとしても、不純物が注入される半導体基板が極めて薄いため、しきい値電圧の変動量には限りがある。このため、十分な効果が得られないことがあった。また、不純物の注入量を増加しすぎると、空乏層幅が縮小されることから完全空乏状態での素子動作が出来なくなることがある。すなわち、完全空乏型状態ではなく、チャネルの一部が空乏化した部分空乏型状態となる。これにより、サブスレショルド特性が劣化することがある。
これに対して、本実施の形態では、極薄Si層3と埋め込み絶縁膜2の界面に、ドナー型やアクセプタ型の不純物ではなく、界面準位生成不純物により、界面準位を形成することができる。この界面準位は、正もしくは負に帯電する。一方、空乏層幅が縮小されることが抑制され得る。これにより、界面準位生成不純物の濃度を増やしても、完全空乏状態を維持しつつ、しきい値電圧の調整が可能となる。
また、本実施の形態の半導体装置100は、完全空乏型素子とすることができる。この完全空乏型素子においては、電界効果トランジスタの動作として、サブスレショルドスウィングが改善する。
また、本実施の形態の半導体装置100は、完全空乏型素子とすることができる。この完全空乏型素子においては、電界効果トランジスタの動作として、サブスレショルドスウィングが改善する。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
1 Si基板
2 埋め込み絶縁膜
3 極薄Si層
3a 極薄Si層
3b 極薄Si層
3c 極薄Si層
3d 極薄Si層
4a nFET低Vt領域
4b nFET高Vt領域
4c pFET低Vt領域
4d pFET高Vt領域
5a 界面準位生成不純物
5b 界面準位生成不純物
5c 界面準位生成不純物
5d 界面準位生成不純物
6 ゲート絶縁膜
7s n型ソース領域
7d n型ドレイン領域
7g n型ゲート電極
8s p型ソース領域
8d p型ドレイン領域
8g p型ゲート電極
9 層間絶縁膜
10 コンタクト
11 SOI基板
100 半導体装置
2 埋め込み絶縁膜
3 極薄Si層
3a 極薄Si層
3b 極薄Si層
3c 極薄Si層
3d 極薄Si層
4a nFET低Vt領域
4b nFET高Vt領域
4c pFET低Vt領域
4d pFET高Vt領域
5a 界面準位生成不純物
5b 界面準位生成不純物
5c 界面準位生成不純物
5d 界面準位生成不純物
6 ゲート絶縁膜
7s n型ソース領域
7d n型ドレイン領域
7g n型ゲート電極
8s p型ソース領域
8d p型ドレイン領域
8g p型ゲート電極
9 層間絶縁膜
10 コンタクト
11 SOI基板
100 半導体装置
Claims (9)
- 支持基板、絶縁層および、SOI層が順に積層してなる基板と、
前記SOI層上の少なくとも一部に設けられたトランジスタと、を備え、
前記トランジスタの直下の前記SOI層が空乏化しており、
前記絶縁層と前記SOI層との間の界面に、界面準位生成不純物が位置しており、
前記界面の前記界面準位生成不純物の濃度は、前記絶縁層中の前記界面準位生成不純物の濃度より高い、半導体装置。 - 前記界面準位生成不純物が、窒素、フッ素、炭素、ゲルマニウム、塩素、硫黄、ハフニウム、ジルコニウムからなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記絶縁層上には、第1のSOI層と第2のSOI層とが離間して設けられており、
前記絶縁層と前記第1のSOI層との間の第1の界面に、第1の界面準位生成不純物が位置しており、
前記絶縁層と前記第2のSOI層との間の第2の界面に、第2の界面準位生成不純物が位置しており、
前記第1の界面準位生成不純物は、前記第2の界面準位生成不純物と異なる材料である、請求項1または2に記載の半導体装置。 - 前記第1の界面における第1の界面準位密度は、前記第2の界面における第2の界面準位密度と異なる、請求項3に記載の半導体装置。
- 前記第1のSOI層には、n型不純物が形成されており、一方、前記第2のSOI層には、p型不純物が形成されている、請求項3または4に記載の半導体装置。
- 前記第1の界面は、正に帯電しており、一方前記第2の界面は、負に帯電している、請求項3から5のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記SOI層の膜厚は、300nm以下である、請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 支持基板、絶縁層および、SOI層が順に積層してなる基板を用意する工程と、
前記絶縁層と前記SOI層との間の界面に、界面準位生成不純物を導入する工程と、
前記SOI層上の少なくとも一部にトランジスタを形成する工程と、を備え、
前記導入する工程は、前記界面中の前記界面準位生成不純物の濃度が、前記絶縁層中の前記界面準位生成不純物の濃度より高くなるようにする、半導体装置の製造方法。 - 前記界面準位生成不純物が、窒素、フッ素、炭素、ゲルマニウム、塩素、硫黄、ハフニウム、ジルコニウムからなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010070082A JP2011204859A (ja) | 2010-03-25 | 2010-03-25 | 半導体装置及びその製造方法 |
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ID=44881215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010070082A Pending JP2011204859A (ja) | 2010-03-25 | 2010-03-25 | 半導体装置及びその製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011204859A (ja) |
-
2010
- 2010-03-25 JP JP2010070082A patent/JP2011204859A/ja active Pending
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