JP2011204039A - コンテンツ評価装置、方法、プログラム及び集積回路 - Google Patents

コンテンツ評価装置、方法、プログラム及び集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】大量のコンテンツから利用者に適したコンテンツを推薦できるようにする。
【解決手段】コンテンツ評価装置は、評価対象である被評価コンテンツの評価を行うため、被評価コンテンツの評価に用いる標本コンテンツを取得して、取得した各標本コンテンツから複数の特徴それぞれの検出を試み、各特徴についてその特徴が検出された標本コンテンツの量である検出量を特定する。そしてコンテンツ評価装置は、被評価コンテンツから各特徴の検出を試み、検出された各特徴の検出量に基づいてその被評価コンテンツを評価し、評価の高い被評価コンテンツを推薦する。
【選択図】図2

Description

本発明は、静止画や動画、音楽等のコンテンツの評価技術に関する。
近年、放送のデジタル化、多チャンネル化等を背景にユーザが視聴できるコンテンツが増加している。また、ハードディスク等記録媒体の大容量化に伴って、ユーザが保有することのできるコンテンツの量も増加している。
そのため、見るか見ないかに関わらず、放送されているコンテンツを一旦全て録画しておいて、見たいコンテンツだけを後から見るという視聴方法が可能になってきている。
しかしながら、録画された膨大な量のコンテンツの中から見たいコンテンツを選び出すのには探す手間が掛かるという問題がある。そのため、ユーザが見たいコンテンツを効率的に探せるように、各コンテンツを評価し、評価の高いコンテンツを推薦することが必要になる。
コンテンツを評価、推薦する従来の技術として、コンテンツを視聴する場合にジャンル一覧を表示してコンテンツのジャンルをユーザに選択させ、選択したジャンルの情報に基づいてユーザのジャンルごとの嗜好度を決定し、決定した嗜好度によって他のコンテンツを評価、推薦する技術が特許文献1に開示されている。
また、コンテンツを評価、推薦するのに利用可能な技術として、写真のプリントにおいて、ユーザに好みの画像を選択させ、ユーザによる選択結果から嗜好性データを検出し、検出した嗜好性データを元にプリントアウトすべき写真を選択する技術が特許文献2に開示されている。
また、放送受信システムにおいて、ユーザごとに番組の視聴傾向を示すプロファイルを作成し、作成したプロファイルに適合する番組を推薦する技術が特許文献3に開示されている。
特開2006−229678号公報 特開2007−072823号公報 特開2009−239686号公報
しかしながら、上記の技術による方法ではいずれも、コンテンツのジャンルを選択する、好みの画像を選択する、視聴する番組を選択する等の選択操作をコンテンツの評価に先立って行う必要があり、選択操作の手間が掛かる。
本発明は、上記選択操作を省いて、ユーザに事前の選択操作をさせることなく、コンテンツを推薦するための評価を行う装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るコンテンツ評価装置は、被評価コンテンツの評価に用いるコンテンツである標本コンテンツを取得する標本コンテンツ取得手段と、前記標本コンテンツ取得手段で取得した全部又は一部の標本コンテンツから複数の特徴それぞれの検出を試み、各特徴について当該特徴が検出された標本コンテンツの量である検出量を特定する特徴検出量特定手段と、一の被評価コンテンツに該当する各特徴について、前記特徴検出量特定手段により特定された検出量に基づいて当該被評価コンテンツを評価する被評価コンテンツ評価手段とを備えることを特徴とする。
ここで、被評価コンテンツ(Evaluatee Content)とは評価対象のコンテンツである。被評価コンテンツは例えば放送されている番組の映像や音声、インターネットからダウンロードした静止画や動画、第3者から受け取った写真等である。
標本コンテンツ(Sample Content)とは、被評価コンテンツの評価に用いるコンテンツであり、被評価コンテンツとは別のコンテンツである。標本コンテンツは例えばユーザが所有している写真や動画等である。
特徴(Feature)とは、被評価コンテンツ及び標本コンテンツがどのような内容を含んでいるかを示すものである。特徴は例えば、「自動車などのオブジェクトに該当する画像を含む」、「画像の明度が全体的に高い」、「特定のパターンの音声を含む」等が考えられる。
各特徴はその特徴を被評価コンテンツ及び標本コンテンツから検出するための検出基準の情報を持ち、それぞれの検出基準は互いに異なる。
上記の構成を備えるコンテンツ評価装置は、被評価コンテンツが放送番組で、標本コンテンツがユーザにより撮影され蓄積されている写真又は動画のファイルであれば、ユーザの入力により取得した標本コンテンツのファイルから特徴を検出して、検出した結果により各特徴の検出量を特定し、放送番組からも特徴を検出して、その放送番組から検出された特徴の検出量に基づいて放送番組の評価を行う。
ユーザは関心の高いものを多く撮影すると考えられるので、各特徴の検出量はユーザの関心を反映したものになると考えられる。そのため、コンテンツ評価装置はユーザの各特徴に対する関心の高さに応じて放送番組を評価することができる。
ユーザはこのコンテンツ評価装置を使用し、多くの放送番組の中から評価の高い放送番組を選ぶことで、そのユーザにとって関心の高い放送番組を見ることができるようになる。
このとき、ユーザは蓄積しているファイルから必要なファイルをわざわざ選ぶ必要はなく、保有するファイルを全部まとめて入力するだけで良い。これにより、ユーザの好みに合う放送番組を見つけるまでの手間が少なくて済むようになる。
また、評価のために用いる特徴は、少なくとも標本コンテンツのファイルについてはメタデータなどの付加的な情報を用いずにファイルに格納されている写真や動画それ自体のデータから検出するので、ユーザはジャンル情報やタグなどのメタデータを付ける必要がない。これにより、ユーザの好みに合う放送番組を見つけるまでの手間が更に少なくて済むようになる。
ここで、前記特徴検出量特定手段は特徴の検出量を、当該特徴が検出された各標本コンテンツが当該特徴を含む程度を示す値の和に基づいて算出するとしても良い。
このようにすることで、ただ検出された数でなく、標本コンテンツ中に強く現れている特徴を重視して検出量を求めることができる。このため、ユーザの関心をより良く反映した評価結果が得られる。
ユーザにとって関心の高いものは大きく、長時間写される傾向があると考えられるので、ユーザの関心をより良く反映した推薦結果が得られる。
ここで更に、前記標本コンテンツは静止画で、前記各特徴は静止画に含まれる各オブジェクトを表すものであり、前記特徴検出量特定手段は、一の特徴が検出された一の標本コンテンツが、当該特徴を含む程度を示す値を、当該標本コンテンツに当該特徴が表すオブジェクトが含まれる部分の面積の、当該標本コンテンツの面積に対する比として算出するとしても良い。
このようにすることで、ユーザが写真に大きく写している特徴を重視して放送番組を評価することができるようになる。
ここで、前記標本コンテンツは動画で、前記各特徴は動画中のフレームに含まれる各オブジェクトを表すものであり、前記特徴検出量特定手段は特定種のフレームを検出対象として前記各特徴の検出を試みて、一の特徴が検出された一の標本コンテンツについて、当該標本コンテンツの、当該特徴が表すオブジェクトを含むフレームごとに、当該フレームに当該オブジェクトが含まれる部分の面積の、当該フレームの面積に対する比を算出し、当該標本コンテンツが当該特徴を含む程度を示す値を、当該標本コンテンツの当該オブジェクトを含む各フレームについての前記比の総和の、当該標本コンテンツの前記検出対象としたフレーム数に対する比として算出するとしても良い。
このようにすることで、ユーザが動画に大きく写している特徴を重視して放送番組を評価することができるようになる。
ここで、前記標本コンテンツは動画で、前記各特徴は動画中のフレームに含まれる各オブジェクトを表すものであり、前記特徴検出量特定手段は特定種のフレームを検出対象として前記各特徴の検出を試みて、一の特徴が検出された一の標本コンテンツが、当該特徴を含む程度を示す値を、当該標本コンテンツの当該特徴が表すオブジェクトが含まれるフレーム数の、当該標本コンテンツの前記検出対象としたフレーム数に対する比として算出するとしても良い。
このようにすることで、ユーザが動画に長時間写している特徴を重視して放送番組を評価することができるようになる。
ここで、前記被評価コンテンツ評価手段は、一の被評価コンテンツに該当する各特徴の前記検出量の値の総和によって当該被評価コンテンツを評価するとしても良い。
このようにすることで、ユーザの関心が高い特徴を多く含む放送番組を高く評価することができるようになる。
ここで、前記標本コンテンツは作成、取得又は更新した時刻の情報が付与されているコンテンツであり、前記特徴検出量特定手段は、付与されている時刻が、前記被評価コンテンツ評価手段が評価を行う時刻から所定の期間前までの範囲に入る標本コンテンツから特徴の検出を試みるとしても良い。
所定の期間を7日間とすると、ユーザが最近の7日間で関心を持っている特徴により放送番組を評価することができるようになる。
ここで、前記標本コンテンツは作成、取得又は更新した時刻の情報が付与されているコンテンツであり、前記特徴検出量特定手段は、付与されている時刻が、前記被評価コンテンツ評価手段が評価を行う時刻から所定の期間前までの範囲である第1の期間に入る標本コンテンツと、付与されている時刻が、第1の期間より過去の所定の範囲である第2の期間に入る標本コンテンツとから特徴の検出を試み、前記被評価コンテンツ評価手段は、一の被評価コンテンツに該当する各特徴の、時刻が第1の期間に入る標本コンテンツにより特定された検出量の、時刻が第2の期間に入る標本コンテンツにより特定された検出量に対する変化に基づいて当該被評価コンテンツを評価するとしても良い。
第1の期間が評価の当日の1日間で、第2の期間が評価の7日前の1日間であるとすると、最近の7日間でユーザの関心が高まっている特徴により放送番組を評価することができるようになる。
ここで、前記被評価コンテンツはメタデータが付加されているコンテンツであり、前記コンテンツ評価装置は、被評価コンテンツのメタデータと特徴とを対応付ける手段を更に備え、前記被評価コンテンツ評価手段は、当該被評価コンテンツのメタデータに対応する各特徴の前記検出量に基づいて当該被評価コンテンツを評価するとしても良い。
メタデータが番組内容を示すキーワードのテキストであるとすると、単純なテキストの比較によって特徴を検出できるので、高速に放送番組を評価することができるようになる。
また、番組のキーワードはその番組の内容を知る放送者によって適切なものが付加されていると考えられるので、画像処理によって機械的に特徴を検出する場合よりも番組の内容を適切に反映した評価結果が得られる。
本発明の利用例を示す図である。 実施形態1に係る番組推薦装置の機能構成を示す図である。 標本コンテンツ群のデータ構成及び内容例を示す図である。 特徴検出基準情報のデータ構成及び内容例を示す図である。 特徴重要度情報のデータ構成及び内容例を示す図である。 被評価コンテンツ群のデータ構成及び内容例を示す図である。 被評価コンテンツ特徴情報のデータ構成及び内容例を示す図である。 被評価コンテンツ評価情報のデータ構成及び内容例を示す図である。 番組推薦装置が選び出した番組の例を示す図である。 番組推薦装置が推薦する番組を表示装置が表示する例を示す図である。 標本コンテンツを取得する際の処理を示す流れ図である。 画像から特徴を検出するイメージを示す図である。 特徴の検出量を更新する処理を示す流れ図である。 特徴の重要度を算出する処理を示す流れ図である。 被評価コンテンツ群を評価する処理を示す流れ図である。 被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理を示す流れ図である。 1つの被評価コンテンツを評価する処理を示す流れ図である。 番組推薦装置が番組を推薦する処理を示す流れ図である。 実施形態2での特徴重要度情報の内容例を示す図である。 実施形態2の特徴検出基準情報のデータ構成及び内容例を示す図である。 実施形態2での被評価コンテンツの評価結果の例を示す図である。 実施形態2で選び出された番組の例を示す図である。 静止画及び動画で特徴の検出面積を特定するイメージを示す図である。 実施形態2で特徴の検出量を更新する処理を示す流れ図である。 実施形態2で被評価コンテンツを評価する処理を示す流れ図である。 特徴の検出量の時間的変化のイメージを示す図である。 実施形態3での標本コンテンツ群のデータ構成及び内容例を示す図である。 実施形態3で標本コンテンツを取得する際の処理を示す流れ図である。 実施形態3で被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理を示す流れ図である。 実施形態3で番組推薦装置が番組を推薦する処理を示す流れ図である。 実施形態3で全特徴の重要度を特定する処理を示す流れ図である。 特徴の検出量の時間的変化のイメージを示す図である。 実施形態4での特徴重要度情報のデータ構成及び内容例を示す図である。 実施形態4で全特徴の重要度を特定する処理を示す流れ図である。 実施形態4で特徴の検出量を更新する処理を示す流れ図である。 実施形態4で特徴の重要度を算出する処理を示す流れ図である。 実施形態5での被評価コンテンツ群のデータ構成及び内容例を示す図である。 実施形態5での特徴検出基準情報のデータ構成及び内容例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<1.実施形態1>
本発明に係るコンテンツ評価装置の実施形態1として、被評価コンテンツ及び標本コンテンツからそれぞれ画像処理により検出した特徴に基づいて被評価コンテンツを評価して、評価の高い被評価コンテンツを推薦する番組推薦装置を説明する。
ここで、被評価コンテンツは有線又は無線で放送される番組の動画コンテンツとする。
また、標本コンテンツはメモリカード等の記録媒体に格納されている個人所有の静止画及び動画データのファイルをとする。
特徴とは、被評価コンテンツ及び標本コンテンツがどのような内容を含んでいるかを示すものであり、1つの被評価コンテンツ又は標本コンテンツから複数検出されることもある。ここでは特徴は、それぞれの特徴が自動車や花などのオブジェクトが静止画及び動画中に写っているという内容を示すとする。
<1−1.概要>
図1は本発明の実施形態1に係る番組推薦装置100の、その周辺装置等を含めた利用例のイメージ図である。
同図の例において、番組推薦装置100は、放送101から複数の被評価コンテンツを、メモリカード104から複数の標本コンテンツを取得し、取得した被評価コンテンツのうち評価の高い被評価コンテンツを表示装置102に出力して推薦している。この推薦の動作は、コントローラ105を用いたユーザの指示を契機として行われる。
表示装置102は、番組推薦装置100から出力される映像を表示する装置である。表示装置102はここでは、High−Definition Multimedia Interface(HDMI)ケーブルなどのケーブルを介して番組推薦装置100と接続されることにより映像を表示するデジタルテレビである。
メモリカード104は、標本コンテンツを記録している記録媒体である。番組推薦装置100はメモリカード104を着脱することができ、メモリカード104に蓄積されている標本コンテンツを取得することができる。
コントローラ105は、番組推薦装置100を操作するための装置であり、例えば赤外光による通信で番組推薦装置100に操作信号を送信する。ユーザはコントローラ105を用いて、番組推薦装置100が推薦する番組の中から見たい番組を選ぶことができる。
ユーザがメモリカード104を番組推薦装置100に装着して標本コンテンツを入力すると、番組推薦装置100はメモリカード104から標本コンテンツを取得し、取得した各標本コンテンツから番組推薦装置100が検出できる特徴それぞれの検出を試みる。そして、それぞれの特徴が検出された標本コンテンツのファイル数によってその特徴の検出量及び重要度を特定し、特定された検出量及び重要度を記録する。
番組推薦装置100が放送101から被評価コンテンツを取得すると、番組推薦装置100は取得した被評価コンテンツから各特徴の検出を試みる。そして、その被評価コンテンツから検出された特徴それぞれの、記録されている重要度の総和によってその被評価コンテンツを評価し、その評価結果の評価値を記録する。
ユーザがコントローラ105によって推薦の指示を示す信号を番組推薦装置100に送信すると、その信号を受信した番組推薦装置100は記録されている各被評価コンテンツの評価値によって、評価値が高いものから降順に3つの被評価コンテンツを選択する。そして選択した3つの被評価コンテンツを表示装置102に出力して表示させる。
<1−2.構成>
以下では番組推薦装置100の構成について、ハードウェア構成と機能構成に分けて説明する。
<1−2−1.ハードウェア構成>
実施形態1に係る番組推薦装置100は、ハードウェア構成としては、被評価コンテンツを取得するための受信アンテナや入力端子、標本コンテンツを取得するメモリカードリーダ、映像を出力するHDMI出力端子、コントローラからの光信号を受信する受光器、データとプログラムとを記憶するメモリ及びプログラムを実行するプロセッサを備える。
<1−2−2.機能構成>
図2は番組推薦装置100の機能構成を示すブロック図である。
同図において番組推薦装置100は、標本コンテンツ取得部201、標本コンテンツ記憶部202、特徴検出基準記憶部203、特徴検出量特定部204、被評価コンテンツ取得部208、被評価コンテンツ記憶部209、被評価コンテンツ評価部210、被評価コンテンツ評価値記憶部214、操作入力部215、コンテンツ選択部216及び出力部217により構成される。
更に特徴検出量特定部204は、標本コンテンツ特徴検出部205、特徴重要度算出部206及び特徴重要度記憶部207により構成される。
また被評価コンテンツ評価部210は、被評価コンテンツ特徴検出部211、被評価コンテンツ特徴記憶部212及び被評価コンテンツ評価値算出部213により構成される。
標本コンテンツ取得部201、標本コンテンツ特徴検出部205、特徴重要度算出部206、被評価コンテンツ取得部208、被評価コンテンツ特徴検出部211、被評価コンテンツ評価値算出部213、操作入力部215、コンテンツ選択部216及び出力部217の動作は、メモリに格納されたプログラムをプロセッサが実行することによって実現される。
標本コンテンツ記憶部202、特徴検出基準記憶部203、特徴重要度記憶部207、被評価コンテンツ記憶部209、被評価コンテンツ特徴記憶部212及び被評価コンテンツ評価値記憶部214は、メモリによって実現される。
<1−2−3.各機能構成部の説明>
以下では図2に示す実施形態1の各機能構成部を説明する。
標本コンテンツ取得部201は、メモリカード104に記録されている標本コンテンツのファイルを取得する機能を有する。更に、各標本コンテンツに対応する標本コンテンツID301を生成し、取得した標本コンテンツとその標本コンテンツそれぞれに対応する標本コンテンツID301との組を、標本コンテンツ記憶部202に格納されている標本コンテンツ群300に追加する機能も有する。
標本コンテンツ記憶部202は、標本コンテンツ取得部201で取得した標本コンテンツ群300を記憶するためのメモリの領域である。
図3は、標本コンテンツ記憶部202が記憶している標本コンテンツ群300のデータ構成及び内容例を示したものである。同図に示すように、標本コンテンツ群300は標本コンテンツID301及び標本コンテンツ302から構成されている。
同図の例では、標本コンテンツ群300のうち、“SC0001”から“SC0004”までの標本コンテンツID301及びその標本コンテンツID301を持つ標本コンテンツ302の画像が示されている。なお、例では図示していないが、標本コンテンツ群300の標本コンテンツ302には動画も含まれる。
特徴検出基準記憶部203は、静止画及び動画から特徴を検出する基準である特徴検出基準402を複数持つ特徴検出基準情報400を記憶するためのメモリの領域である。
図4は、特徴検出基準記憶部203が記憶している特徴検出基準情報400のデータ構成及び内容例を示したものである。同図に示すように、特徴検出基準情報400は特徴ID401及び特徴検出基準402から構成されている。
同図の例では、特徴検出基準情報400のうち、“FE0001”から“FE0004”までの特徴ID401及びその特徴ID401を持つ特徴の特徴検出基準402が示されている。なお、例では特徴検出基準402を「自動車の特徴」などの説明的な言葉で書いたが、実際にはその特徴を検出するために用いる特徴量の値などのデータにより構成されている。
特徴検出量特定部204は、標本コンテンツ記憶部202に格納されている標本コンテンツ302から特徴検出基準記憶部203に格納されている特徴検出基準402によって特徴の検出を試み、検出を試みた結果から各特徴の検出量501を特定する機能を有する。また、各特徴の検出量501から重要度502の算出も行う。
特徴検出量特定部204に含まれる標本コンテンツ特徴検出部205は、標本コンテンツ記憶部202に格納されている標本コンテンツ302から、特徴検出基準記憶部203に格納されている特徴検出基準402により特徴の検出を試みる機能を有する。
特徴検出量特定部204に含まれる特徴重要度算出部206は、標本コンテンツ特徴検出部205が標本コンテンツ302から特徴の検出を試みた結果に基づいて特徴ごとにその特徴が検出された標本コンテンツ302のファイル数として検出量501を求める機能を有する。更に、各特徴の検出量501からそれぞれの特徴の重要度502を求める機能を有する。各特徴の特徴ID401と検出量501と重要度502との組を特徴重要度記憶部207に特徴重要度情報500として格納する機能を有する。
ここで、特徴の検出量501は、その特徴が検出された標本コンテンツのファイル数として求められる。
また、特徴の重要度502は、その特徴の検出量501を、全特徴の検出量501の最大値で割った値として求められる。
特徴検出量特定部204に含まれる特徴重要度記憶部207は、標本コンテンツ特徴検出部205が求めた特徴重要度情報500を記憶するためのメモリの領域である。
図5は、特徴重要度記憶部207が記憶している特徴重要度情報500のデータ構成及び内容例を示したものである。同図に示すように、特徴重要度情報500は特徴ID401、検出量501及び重要度502から構成されている。
同図の例では、特徴重要度情報500のうち、“FE0001”から“FE0004”までの特徴ID401及びその特徴ID401を持つ特徴の検出量501と重要度502とが示されている。
被評価コンテンツ取得部208は、放送されている番組を受信アンテナや入力端子などによって被評価コンテンツとして取得し、各被評価コンテンツに対応する被評価コンテンツID601を生成し、取得した被評価コンテンツとその被評価コンテンツそれぞれに対応する被評価コンテンツID601との組を、被評価コンテンツ記憶部209に格納されている被評価コンテンツ群600に追加する機能を有する。
被評価コンテンツ取得部208は、放送されている番組を随時取得して被評価コンテンツ記憶部209に格納する。
被評価コンテンツ記憶部209は、被評価コンテンツ取得部208で取得した被評価コンテンツ群600を記憶するためのメモリの領域である。
図6は、被評価コンテンツ記憶部209が記憶している被評価コンテンツ群600のデータ構成及び内容例を示したものである。同図に示すように、被評価コンテンツID601及び被評価コンテンツ602から構成されている。
同図の例では、被評価コンテンツ群600のうち、“EC0001”から“EC0004”までの被評価コンテンツID601及びその被評価コンテンツID601を持つ被評価コンテンツ602が示されている。なお、被評価コンテンツ602は実際には動画であるが、紙面上では動画を表せないため各動画を代表する一場面の絵で示した。
被評価コンテンツ評価部210は、被評価コンテンツ記憶部209に格納されている被評価コンテンツ602から特徴検出基準記憶部203に格納されている特徴検出基準402によって特徴の検出を試み、検出を試みた結果と特徴検出量特定部204が特定した特徴の重要度502とに基づいて被評価コンテンツ602の評価を行い、被評価コンテンツ602の評価を示す評価値801と評価した被評価コンテンツ602に対応する被評価コンテンツID601との組を被評価コンテンツ評価値記憶部214に格納する。
被評価コンテンツ評価部210に含まれる被評価コンテンツ特徴検出部211は、被評価コンテンツ記憶部209に格納されている被評価コンテンツ602から、特徴検出基準記憶部203に格納されている特徴検出基準402により特徴の検出を試みる機能を有する。また、検出を試みた被評価コンテンツ602に対応する被評価コンテンツID601と、その被評価コンテンツ602から実際に検出された全ての特徴の特徴ID401との組を被評価コンテンツ特徴記憶部212に被評価コンテンツ特徴情報700として格納する機能も有する。
被評価コンテンツ評価部210に含まれる被評価コンテンツ特徴記憶部212は、被評価コンテンツ特徴検出部211で生成された被評価コンテンツ特徴情報700を記憶するためのメモリの領域である。
図7は、被評価コンテンツ特徴記憶部212が記憶している被評価コンテンツ特徴情報700のデータ構成及び内容例を示したものである。同図に示すように、被評価コンテンツ特徴情報700は被評価コンテンツID601及び特徴ID401から構成される。
同図の例では、被評価コンテンツ特徴情報700のうち、“EC0001”から“EC0004”までの被評価コンテンツID601及びその被評価コンテンツID601を持つ被評価コンテンツ602から検出された特徴の一部の特徴ID401が示されている。
被評価コンテンツ評価部210に含まれる被評価コンテンツ評価値算出部213は、被評価コンテンツ特徴記憶部212に格納されている被評価コンテンツ特徴情報700と、特徴検出量特定部204が特定した特徴の検出量501により算出された重要度502から、被評価コンテンツに対する評価を示す評価値801を算出する機能を有する。また、評価値801を算出した被評価コンテンツの被評価コンテンツID601と算出した評価値801との組を、被評価コンテンツ評価値記憶部214に被評価コンテンツ評価情報800として格納する機能も有する。
ここで、被評価コンテンツの評価値801は、その被評価コンテンツから検出された各特徴の重要度502の総和として算出される。
被評価コンテンツ評価値記憶部214は、被評価コンテンツ評価部210で生成された被評価コンテンツ評価情報800を記憶するためのメモリの領域である。
図8は、被評価コンテンツ評価値記憶部214が記憶している被評価コンテンツ評価情報800のデータ構成及び内容例を示したものである。同図に示すように、被評価コンテンツ評価情報800は被評価コンテンツID601及び評価値801から構成される。
同図の例では、被評価コンテンツ評価情報800のうち、“EC0001”から“EC0004”までの被評価コンテンツID601及びその被評価コンテンツID601を持つ被評価コンテンツの評価である評価値801が示されている。
操作入力部215は、コンテンツ選択部216でコンテンツを選択するなどの操作に対応する光信号をコントローラ105から受光器などによって受信し、受信した信号に対応する命令やデータをコンテンツ選択部216に送る機能を有する。
コンテンツ選択部216は、操作入力部215から受信した命令により、被評価コンテンツ評価値記憶部214に格納されている評価値801の高いものから降順に3つ、推薦及び出力する被評価コンテンツの被評価コンテンツID601を選択する機能を有する。選択された被評価コンテンツは、後述するコンテンツ選択部216により出力される。
図9は、コンテンツ選択部216が推薦するコンテンツとして選択した被評価コンテンツの例である。
同図の例は、“EC0001”、“EC0065”及び“EC0002”の被評価コンテンツID601を持つ被評価コンテンツが選択されたことを示している。被評価コンテンツの選択は被評価コンテンツID601だけを選び出せば足りるが、この例ではイメージしやすくするため被評価コンテンツ602の絵と評価値801も併せて示した。
出力部217は、コンテンツ選択部216で選択された被評価コンテンツID601に対応する被評価コンテンツ602を推薦する画面を、HDMI出力端子などの出力インターフェースにより表示装置102に表示させる機能を有する。
図10は、出力部217が出力する映像の例である。
同図の例では、推薦する3つの被評価コンテンツ602のうち1つの被評価コンテンツ602の縮小画像、被評価コンテンツ602に対応する番組情報及び評価値801の値を表示している様子を示している。
<1−3.データ>
次に、上述の構成を備える番組推薦装置100が取り扱うデータについて詳しく説明する。
<1−3−1.標本コンテンツ群>
標本コンテンツ群300は、被評価コンテンツの評価を行うために用いる標本コンテンツ302とそれぞれの標本コンテンツ302に対応する標本コンテンツID301との組の集合である。
標本コンテンツ群300は、標本コンテンツ取得部201で取得した標本コンテンツのファイルから生成され、標本コンテンツ記憶部202に格納される。
標本コンテンツID301は、標本コンテンツ1つ1つを番組推薦装置100内で一意に識別するための識別子(IDentifier)である。ここでは、標本コンテンツID301は標本コンテンツ取得部201が標本コンテンツ302を取得した順番に0001から順に4桁の連番を振り、その番号の先頭に“SC”を付加したものとする。例えば、100番目に取得した標本コンテンツ302の標本コンテンツID301は、“SC0100”となる。
なお、以下では図3に挙げた標本コンテンツを具体例にとって説明を行うとき、その標本コンテンツ302及び標本コンテンツ302と1対1に対応するデータを標本コンテンツID301で呼ぶこととする。例えば、“SC0001”の標本コンテンツID301で識別される標本コンテンツ302は「SC0001の標本コンテンツ302」と呼ぶ。
<1−3−2.特徴検出基準情報>
特徴検出基準情報400は、特徴検出基準記憶部203に格納され、標本コンテンツ特徴検出部205及び被評価コンテンツ特徴検出部211により特徴の検出に使用されるデータである。ここでは特徴検出基準情報400は、予め用意されて特徴検出基準記憶部203に格納されているものとし、番組推薦装置100の動作中に生成、変更及び削除はされないものとする。
特徴検出基準情報400の構成要素の特徴ID401は、特徴1つ1つを番組推薦装置100内で一意に識別するための識別子である。ここでは、特徴ID401は特徴検出基準記憶部203が特徴検出基準情報400を記憶している順番に0001から順に4桁の連番を振り、その番号の先頭に“FE”を付加したものとする。例えば、100番目の特徴の特徴ID401は、“FE0100”となる。
なお、以下では図4に挙げた特徴を具体例にとって説明を行うとき、その特徴及び特徴と1対1に対応するデータを特徴ID401で呼ぶこととする。例えば、“FE0001”の特徴ID401で識別される特徴は「FE0001の特徴」と呼び、“FE0001”の特徴を検出する基準となる特徴検出基準402は「FE0001の特徴検出基準402」と呼ぶ。
特徴検出基準情報400の構成要素の特徴検出基準402は、標本コンテンツ特徴検出部205及び被評価コンテンツ特徴検出部211が特徴を検出するために用いるデータであり、特徴1つ1つに対応する検出の基準を示すデータである。
特徴検出基準402は、各特徴が対応するオブジェクトを示すSIFT(Scale−Invariant Feature Transform)特徴量や色彩情報等の代表値や範囲を示すデータにより構成されている。
<1−3−3.特徴重要度情報>
特徴重要度情報500は、各特徴が標本コンテンツ群300からどの程度検出されたかを示す情報であり、被評価コンテンツ評価値算出部213が行う被評価コンテンツの評価に用いられる。特徴重要度情報500は、特徴重要度算出部206により生成され、特徴重要度記憶部207に格納されて、被評価コンテンツ評価部210によって使用される。
特徴重要度情報500の構成要素の特徴の検出量501は、各特徴について標本コンテンツ特徴検出部205がその特徴を検出した標本コンテンツの量である。ここでは、標本コンテンツ群300のうち、その特徴を検出できた標本コンテンツ302のファイル数とする。
特徴重要度情報500の構成要素の特徴の重要度502は、各特徴間の検出量501の比率を保ったまま最大値が1になるように、上述の検出量501を正規化した値である。すなわち、ある特徴の重要度502はその特徴の検出量501を、全特徴の検出量501の中で最大の検出量501によって割った値である。
標本コンテンツ群300に含まれる標本コンテンツが増加すると、検出量501も全体的に増加する。そのため、検出量501が大きくても、ユーザの関心が高いから検出量501が大きいのか単に標本コンテンツが多いから検出量501が大きいのかを区別できない。ここで重要度502を用いると、重要度502は標本コンテンツの総量にかかわらず全て0以上1以下の範囲に収まるため、1に近いほどユーザの関心が高いと考えることができる。
<1−3−4.被評価コンテンツ群>
被評価コンテンツ群600は、評価対象である被評価コンテンツ602とそれぞれの標本コンテンツ302に対応する被評価コンテンツID601との組の集合である。
被評価コンテンツ群600は、被評価コンテンツ取得部208で取得した被評価コンテンツから生成され、被評価コンテンツ記憶部209に格納される。
被評価コンテンツ群600の構成要素の被評価コンテンツID601は、被評価コンテンツ1つ1つを番組推薦装置100内で一意に識別するための識別子である。ここでは、被評価コンテンツID601は被評価コンテンツ取得部208が被評価コンテンツ602を取得した順番に0001から順に4桁の連番を振り、その番号の先頭に“EC”を付加したものとする。例えば、100番目に取得した被評価コンテンツ602の被評価コンテンツID601は、“EC0100”となる。
なお、以下では図6に挙げた被評価コンテンツを具体例にとって説明を行うとき、その被評価コンテンツ及び被評価コンテンツと1対1に対応するデータを被評価コンテンツID601で呼ぶこととする。例えば、“EC0001”の被評価コンテンツID601で識別される被評価コンテンツ602は「EC0001の被評価コンテンツ602」と呼ぶ。
<1−3−5.被評価コンテンツ特徴情報>
被評価コンテンツ特徴情報700は、被評価コンテンツそれぞれに該当する特徴を示すデータである。
被評価コンテンツ特徴情報700は、被評価コンテンツ特徴検出部211で生成され、被評価コンテンツ特徴記憶部212に格納されて、被評価コンテンツ評価値算出部213により使用される。
被評価コンテンツ602からは特徴が複数検出される場合も、1つも検出されない場合もある。1つ以上検出された場合には検出された特徴を全て被評価コンテンツ特徴情報700に格納し、1つも検出されなかった場合には1つも検出されなかったことを示すデータを被評価コンテンツ特徴情報700に格納する。
<1−3−6.被評価コンテンツ評価情報>
被評価コンテンツ評価情報800は、被評価コンテンツに対する評価を示す情報である。被評価コンテンツ評価情報800は被評価コンテンツ評価値算出部213で生成され、被評価コンテンツ評価値記憶部214に格納されて、コンテンツ選択部216によって使用される。
被評価コンテンツ評価情報800を構成する評価値801は、被評価コンテンツ特徴情報700と特徴重要度情報500とに基づいて、被評価コンテンツそれぞれに対して被評価コンテンツ評価値算出部213によって評価される。
<1−4.動作>
次に、本発明に係る番組推薦装置100の動作について説明する。
番組推薦装置100の動作は大きく分けて、被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理、標本コンテンツを取得する際の処理及び番組を推薦する処理の3つに分けられる。
標本コンテンツを取得する際の処理は、ユーザが番組推薦装置100にメモリカード104を差し込むなどして標本コンテンツを入力する際に実行される。この処理ではメモリカード104に蓄積されている標本コンテンツを取得し、それぞれの標本コンテンツ302から特徴の検出を試みて、その結果を用いて特徴重要度情報500を特定する。
被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理は定期的に実行される。この処理では、被評価コンテンツ記憶部209に格納されている各被評価コンテンツから特徴を検出して記録し、更に検出結果から各被評価コンテンツを評価する。
番組を推薦する処理は、ユーザがコントローラ105によりお勧め番組を見る旨の操作を行い、その操作信号を番組推薦装置100が受信したときなどに実行される。この処理では、評価値801の高いものから降順に所定数(ここでは3つとする)の被評価コンテンツ602を選び出し、表示することで推薦を行っている。
以下では、上記3つそれぞれの処理について、図面の流れ図に沿って説明する。
<1−4−1.標本コンテンツを取得する際の処理>
標本コンテンツを取得する際の処理は、取得可能な標本コンテンツを取得し、取得したそれぞれの標本コンテンツ302から特徴の検出を試みる。そしてその結果によって各特徴の重要度502を特定し、特定した各特徴の重要度502を用いて既に記録されている各被評価コンテンツを評価する。
以下では図11の流れ図を用いて番組推薦装置100が標本コンテンツを取得する際の処理を説明する。
まず、標本コンテンツ取得部201は新たに取得できる標本コンテンツのうち未取得のものがあるか否かを判断する(ステップS1101)。
ある場合(ステップS1101:Yes)には、標本コンテンツ取得部201がその未取得の標本コンテンツ302のうち1つを取得する。そして標本コンテンツID301を生成して、標本コンテンツID301と取得した標本コンテンツ302との組を、標本コンテンツ記憶部202に格納されている標本コンテンツ群300に追加する(ステップS1102)。
なお、以下ではここで取得した標本コンテンツ302を標本コンテンツxと呼ぶこととする。
次に、標本コンテンツ特徴検出部205が特徴検出基準記憶部203に格納されている特徴検出基準402を用いて標本コンテンツxから各特徴の検出を試みる(ステップS1103)。
そして、特徴重要度算出部206が標本コンテンツxから検出された特徴の検出量501の更新処理を行う(ステップS1104)。
特徴の検出量501の更新処理が終了すると、次なる標本コンテンツ302を取得するため、ステップS1101へ戻る。
ステップS1101で新たに取得できる標本コンテンツのうち未取得のものがないと判断された場合(S1101:No)には、特徴重要度算出部206が各特徴の重要度502の算出処理を行う(ステップS1105)。
最後に、被評価コンテンツ評価値算出部213は算出された各特徴の重要度502によって、被評価コンテンツ群の評価処理を行う(ステップS1106)。
<1−4−1−1.特徴の検出>
以下では、標本コンテンツ特徴検出部205が標本コンテンツ302から特徴の検出を試みる処理について説明する。
処理対象の標本コンテンツ302が静止画であった場合には特徴の検出は従来技術を用いて可能である。例えば図12のように1枚の静止画1200に対して検出窓と呼ばれる矩形領域から局所特徴量を抽出し、特徴ごとの特徴量のパターンとマッチングを行うことにより特徴(花や自動車等のオブジェクトの存在)を検出する物体検出(Object Detection)という方法がある。
例えば特徴を検出する基準として花の画像にマッチするパターンと自動車の画像にマッチするパターンとがあるとすれば、同図の例のように、静止画1200中の矩形領域1201aからは花の、矩形領域1201bからは自動車が存在するという特徴が検出される。
処理対象の標本コンテンツ302が動画であった場合には、その動画に含まれる全てのフレームをそれぞれ静止画と見なして特徴の検出を試みる。そして、全フレームのうち少なくとも1つから検出されれば、その特徴は検出されたこととする。
図12の静止画1200が標本コンテンツx中の1つのフレームである場合を例にとると、標本コンテンツxからは花の特徴と自動車の特徴が検出されていることとなる。
なお、被評価コンテンツ602から特徴の検出を試みる場合にも同様の方法により特徴の検出を試みることとする。
<1−4−1−2.特徴の検出量の更新処理>
特徴の検出量501の更新処理は、ある1つの標本コンテンツ302から検出された全ての特徴の検出量501を更新する処理である。
この処理は特徴重要度算出部206により行われ、その結果である特徴重要度情報500は特徴重要度記憶部207に格納される。
以下では図13の流れ図を用いて特徴重要度算出部206が1つの標本コンテンツから検出した特徴によって特徴の検出量501を更新する処理を説明する。なお、ここでは特徴の検出を行った標本コンテンツを標本コンテンツxと呼ぶこととする。
まず、標本コンテンツxから検出された特徴のうち、特徴の検出量501の更新処理を開始してから検出量501が未だ更新されていない特徴が存在するか否かを判断する(ステップS1301)。ある場合には以下の処理に進む(ステップS1301:Yes)。ない場合には特徴の検出量501の更新処理を終了する(ステップS1301:No)。
検出量501が未だ更新されていない特徴のうち1つを選び出し、選び出した特徴の検出量501の値を、元の検出量501より1大きい値に更新する(ステップS1302)。
そして、更新した特徴の検出量501を特徴重要度記憶部207に格納する(ステップS1303)。
ステップS1303が終了すると、ステップS1301に戻る。
<1−4−1−3.特徴の重要度の算出処理>
特徴の重要度502の算出処理は、全ての特徴の重要度502を算出する処理である。
この処理は、特徴重要度算出部206により行われ、その結果である特徴重要度情報500は特徴重要度記憶部207に格納される。
以下では図14の流れ図を用いて特徴重要度算出部206が各特徴の重要度502を算出する処理を説明する。
まず、検出量501が更新された特徴のうち、特徴の重要度502の算出処理を開始してから重要度502が未だ算出されていない特徴が存在するか否かを判断する(ステップS1401)。ある場合には以下の処理に進む(ステップS1401:Yes)。ない場合には特徴の重要度502の算出処理を終了する(ステップS1401:No)。
重要度502が未だ算出されていない特徴のうち1つを選び出し、選び出した特徴の重要度502の値を、その特徴の検出量501を全特徴の検出量501のうち最も大きい検出量501で割った値として算出する(ステップS1402)。
そして、算出した特徴の重要度502を特徴重要度記憶部207に格納する(ステップS1403)。
ステップS1403が終了すると、ステップS1401に戻る。
<1−4−1−4.被評価コンテンツ群の評価処理>
被評価コンテンツ群600の評価処理は、全ての被評価コンテンツ602を評価する処理である。
この処理は、被評価コンテンツ評価値算出部213によって行われ、その結果である被評価コンテンツ評価情報800は被評価コンテンツ評価値記憶部214に格納される。
以下では図15の流れ図を用いて被評価コンテンツ評価値算出部213が行う被評価コンテンツ群600の評価処理を説明する。
まず、図示していないが全被評価コンテンツを未評価の状態にする。これは、例えば評価値801を無効な値に設定することで実現可能である。
そして、未評価の被評価コンテンツが存在するか否かを判断する(ステップS1501)。ある場合(ステップS1501:Yes)には以下の処理に進む。ない場合(ステップS1501:No)には被評価コンテンツ群の評価処理を終了する。
未評価の被評価コンテンツのうちから1つを選び出し、選び出した被評価コンテンツの評価を行う(ステップS1502)。この評価の処理については、後に詳しく述べる。
選び出した被評価コンテンツの評価が終了したら、ステップS1501に戻る。
<1−4−2.被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理>
被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理は、被評価コンテンツ記憶部209に格納されているそれぞれの被評価コンテンツ602から特徴の検出を試みる。そして検出された各特徴の、特徴検出量特定部204が特定した重要度502を用いてその被評価コンテンツを評価する。
図16の流れ図を用いて番組推薦装置100が被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理を説明する。
まず、特徴の検出を未だ行っていない被評価コンテンツがあるか否かを判断する(ステップS1601)。ある場合(ステップS1601:Yes)には以下の処理を行う。ない場合(ステップS1601:No)には処理を終了する。
以下では特徴の検出を未だ行っていない被評価コンテンツのうち1つを特徴の検出対象として処理を行うこととし、検出対象とした被評価コンテンツ602を被評価コンテンツyと呼ぶこととする。
まず、被評価コンテンツ特徴検出部211が被評価コンテンツyから特徴を検出し(ステップS1602)、被評価コンテンツyの被評価コンテンツID601と検出した特徴の特徴ID401との組を被評価コンテンツ特徴記憶部212に格納する(ステップS1603)。
続いて被評価コンテンツyの評価処理を行う(ステップS1604)。
被評価コンテンツyの評価処理が終了すると、次なる被評価コンテンツから特徴を検出するため、ステップS1601へ戻る。
<1−4−2−1.被評価コンテンツの評価処理>
被評価コンテンツの評価処理は、1つの被評価コンテンツ602から検出された各特徴の重要度502の総和として、その被評価コンテンツ602の評価値801を評価する処理である。
被評価コンテンツの評価処理は被評価コンテンツ評価部210により行われ、その結果である被評価コンテンツ評価情報800は被評価コンテンツ評価値記憶部214に格納される。
以下では図17の流れ図を用いて被評価コンテンツ評価部210が1つの被評価コンテンツを評価する際の処理を説明する。なお、ここでは評価対象とする1つの被評価コンテンツを被評価コンテンツyと呼ぶこととする。
まず、被評価コンテンツyの評価値を0とする(ステップS1701)。
続いて、被評価コンテンツyから検出された特徴のうち、被評価コンテンツyの評価処理を開始してから評価値801の算出に未だ用いていない特徴が存在するか否かを判断する(ステップS1702)。ある場合(ステップS1702:Yes)には以下の処理を行う。
被評価コンテンツyの評価値801の算出に未だ用いていない特徴のうち1つを選び出し、選び出した特徴の重要度502を被評価コンテンツyの評価値801に加算する(ステップS1703)。
ステップS1703の処理が終了すると、ステップS1702に戻る。
被評価コンテンツyの評価値801の算出に未だ用いていない特徴がない場合(ステップS1702:No)には、被評価コンテンツyの被評価コンテンツIDと、被評価コンテンツyの評価値801との組を被評価コンテンツ評価情報800として被評価コンテンツ評価値記憶部214に格納する(ステップS1704)。
被評価コンテンツ評価値記憶部214に、既に同じ被評価コンテンツID601を持つ被評価コンテンツ評価情報800があった場合には、新しい被評価コンテンツ評価情報800で古い被評価コンテンツ評価情報800を上書きする。
ステップS1704が終了すると、被評価コンテンツyの評価処理は終了し、呼び出し元の処理に戻る。
<1−4−3.番組を推薦する処理>
番組を推薦する処理は、ユーザの入力を受けて評価値801の高い被評価コンテンツ3つを選び出し、表示することで推薦を行う処理である。
この処理は、コンテンツ選択部216によって行われ、結果は出力部217によって表示される。
以下では図18の流れ図を用いてコンテンツ選択部216が行う、番組を推薦する処理を説明する。
まず、ユーザによる推薦を要求する操作があるまで待機する(ステップS1801:No)。推薦を要求する操作があれば以下の処理を行う(ステップS1801:Yes)。
被評価コンテンツ評価値記憶部214に格納されている被評価コンテンツ評価情報800を用いて、評価値801が高いものから降順に3つの被評価コンテンツを選び出す(ステップS1802)。
次に、出力部217に選び出した被評価コンテンツを表示させて推薦する(ステップS1803)。
推薦する処理が終了したら、ステップS1801に戻って次の要求があるまで再び待機する。
<2.実施形態2>
次に実施形態2として、実施形態1に係る番組推薦装置100において被評価コンテンツ及び標本コンテンツから特徴が検出できたか否かによって評価値及び検出量を求めていたところを、その特徴が検出できた部分の面積を用いて重み付けして評価値及び検出量を求めるように動作を変更した変形番組推薦装置について説明する。
以下では、実施形態1に係る番組推薦装置100との違いに当たる部分を中心に述べることとする。
<2−1.概要>
変形番組推薦装置は被評価コンテンツについては、その被評価コンテンツから検出された各特徴の重要度502を、その特徴の検出された部分の面積で重み付けして足し合わせることで評価値801を評価する。
また、変形番組推薦装置は特徴の重要度502については、その特徴が検出された標本コンテンツの量を、それぞれの標本コンテンツからその特徴が検出された部分の面積で重み付けして数える。
なお、ここでの面積とは画像の全部又は一部の領域に含まれる画素数のこととする。
<2−2.構成>
変形番組推薦装置のハードウェア構成は実施形態1に係る番組推薦装置のハードウェア構成と全く同様である。
変形番組推薦装置の機能構成もまた実施形態1に係る番組推薦装置の機能構成と大部分は同様であるが、一部の機能構成部の動作及び記憶しているデータが以下の点で異なる。
標本コンテンツ特徴検出部205は動作を変更し、特徴を検出する際にその特徴の検出面積の算出も行う。
特徴重要度算出部206は、特徴の検出量501を算出する方法を、その特徴の各標本コンテンツでの検出面積を用いるように変更している。
図19は、特徴重要度算出部206が特定した特徴重要度情報500のデータ構造及び内容例である。同図に示すように、特徴重要度情報500は実施形態1における特徴重要度情報500と同じデータ構成である。
ただし、特徴の検出量501はその特徴が検出された標本コンテンツのファイル数ではなく、標本コンテンツ群300に含まれる各標本コンテンツ302から検出された全ての特徴それぞれの検出面積の総和である。
被評価コンテンツ特徴検出部211は動作を変更し、特徴を検出する際にその特徴の検出面積の算出も行う。
被評価コンテンツ特徴記憶部212は記憶しているデータを変更し、被評価コンテンツ特徴検出部211で検出した特徴の情報をその特徴の検出面積も含めて記憶する。
被評価コンテンツ評価値算出部213は動作を変更し、被評価コンテンツから検出された各特徴の重要度502を、その特徴の検出面積で重み付けして足し合わせることで評価値801を評価する。
<2−3.データ>
以下では、実施形態1から変更されるデータについて説明する。
変形番組推薦装置の被評価コンテンツ特徴情報700aは、実施形態1の被評価コンテンツ特徴情報700を拡張して、各被評価コンテンツから検出した特徴に1対1に対応する検出面積2001を追加したデータである。
ここで検出面積とは、画像中から各特徴に対応するオブジェクトが検出された部分の面積の、その画像全体の面積に対する比で示される相対的な面積である。
図20は被評価コンテンツ特徴情報700aのデータ構成及び内容例を示したものである。同図に示すように、被評価コンテンツ特徴情報700aは被評価コンテンツID601、特徴ID401及び検出面積2001で構成されている。
図21は実施形態1の例と同じ被評価コンテンツ及び標本コンテンツを入力された変形番組推薦装置が、検出面積を用いて被評価コンテンツを評価した結果の被評価コンテンツ評価情報800の例である。また、図22はその結果に基づいて推薦される番組の例を示している。
図21及び図22に示すように、実施形態2の変形番組推薦装置が評価した評価値801及び推薦する番組は図8及び図9に示される実施形態1の番組推薦装置が評価した結果とは異なる。
なお、変更又は追加されたデータに基づいて生成及び更新されるデータは、実施形態1の番組推薦装置が生成及び更新するデータと異なった結果に当然なるため、以後は図示しない。
<2−4.動作>
以下では、実施形態1から変更又は追加される処理について説明する。
<2−4−1.検出面積の算出>
実施形態2に係る変形番組推薦装置が標本コンテンツ特徴検出部205及び被評価コンテンツ特徴検出部211において特徴の検出を行う際、特徴が処理対象の静止画又は動画中に存在するか否かを検出するとともに、その特徴に対応するオブジェクトが処理対象の画像の中でどの程度の面積を占めているかを示す検出面積を算出する。
1枚の静止画から特徴を検出する方法を、検出窓と呼ばれる矩形領域から局所特徴量を抽出し、それぞれの特徴に対応するオブジェクトの特徴量のパターンとマッチングを行うこととすると、その特徴が検出された検出窓の面積がその静止画におけるオブジェクトの面積となる。検出面積はそのオブジェクトの面積をその静止画全体の面積で割ったものとなる。
図23(a)に1枚の静止画から花と自動車の2つの特徴を検出する例を示す。
同図の例では、全体の面積が1,000,000の静止画2300において、面積110,000の領域2301aから花の特徴が、面積270,000の領域2301bから自動車の特徴が検出されている。
この例では、花の特徴の検出面積は110,000/1,000,000=0.11、自動車の特徴の検出面積は270,000/1,000,000=0.27となる。
動画における特徴の検出面積は、その特徴を検出するために選び出したフレームそれぞれを静止画と見なしてその特徴の検出を行い、その特徴が検出されたフレームそれぞれでの静止画における検出面積の総和を、選び出したフレームの数で割った値とする。
図23(b)に動画中の3つのフレームから花の特徴を検出する例を示す。同図の例では全体の面積が1,000,000の動画の、フレーム2300aからは面積170,000の領域2301cから花の特徴が検出され、フレーム2300bからは面積460,000の領域2301dから花の特徴が検出され、フレーム2300cからは花の特徴は検出されていない。
この例では、花の特徴が検出されたフレームそれぞれでの検出面積は、フレーム2300aにおいて0.17、フレーム2300bにおいて0.46となる。そのため、この例で挙げた動画における検出面積は、これらの和をフレーム数で割って(0.17+0.46)/3=0.21となる。
<2−4−2.標本コンテンツを取得する際の処理>
標本コンテンツを取得する際の処理は、実施形態1と同じく図11の流れで行う。ただし、この処理の中で行う特徴の検出量の更新処理(ステップS1404)の内容が以下のように変更されている。
以下では図24の流れ図を用いて特徴検出量特定部204が1つの標本コンテンツから検出した特徴及び検出面積によって特徴の検出量501を更新する処理を説明する。なお、ここでは特徴の検出を行った標本コンテンツを標本コンテンツxと呼ぶこととする。
同図に示すように、実施形態2における特徴の検出量の更新処理は、実施形態1における特徴の検出量の更新処理(図13)において検出量501を1増やしていた(ステップS1302)ところを、元の検出量501にその特徴の標本コンテンツxにおける検出面積を足した値に更新する(ステップS1302a)ように変更したものであり、他は実施形態1と変わらない。
<2−4−3.被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理>
被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理は、実施形態1と同じく図16の流れで行う。ただし、一部の動作を以下のように変更している。
なお、ここでは実施形態1の説明の場合と同様に、特徴の検出対象の被評価コンテンツを被評価コンテンツyと呼ぶこととする。
被評価コンテンツ特徴検出部211が被評価コンテンツyから特徴を検出するとき、検出された特徴については検出面積2001の算出も行うようにする(ステップS1602)。
実施形態1において被評価コンテンツ特徴検出部211が被評価コンテンツyの被評価コンテンツID601と検出した特徴の特徴ID401との組を被評価コンテンツ特徴記憶部212に格納していたところを、検出面積2001も含めて格納するようにする(ステップS1603)。
被評価コンテンツ評価部210が行う被評価コンテンツyの評価処理(ステップS1604)は以下のように処理内容が変更されている。
<2−4−3−1.被評価コンテンツの評価処理>
被評価コンテンツ評価部210が行う被評価コンテンツの評価処理は、実施形態1では被評価コンテンツ602から検出された各特徴の重要度502の総和として評価値801を評価していたところを、被評価コンテンツ602から検出された各特徴の重要度502と検出面積2001との積の総和として評価値801を評価するように変更したものである。
以下では図25の流れ図を用いて被評価コンテンツ評価部210が行う、被評価コンテンツの評価処理を説明する。なお、ここでは評価対象である被評価コンテンツを被評価コンテンツyと呼ぶこととする。
同図に示すように、実施形態2における被評価コンテンツの評価処理は、実施形態1における被評価コンテンツの評価処理(図17)において評価値801に、選び出した特徴の重要度502を加算していたところ(ステップS1703)を、選び出した特徴の重要度502とその特徴の検出面積2001との積を加算する(ステップS1703a)ように変更したものであり、他は実施形態1と変わらない。
<3.実施形態3>
次に実施形態3として、実施形態1に係る番組推薦装置100において、標本コンテンツ群300の全ての標本コンテンツを用いて各特徴の検出量を特定していたところを、評価を行う日付から過去7日間に撮影された標本コンテンツのみを用いて各特徴の検出量を特定するように動作を変更した変形番組推薦装置について説明する。
なお、ここで過去7日間というのは、評価を行う日も含めて7日間とする。
以下では、実施形態1に係る番組推薦装置100との違いに当たる部分を中心に述べることとする。
<3−1.概要>
図26の棒グラフは特徴A及び特徴Bの1日ごとの検出量の例を示している。
同図において横軸は日付を示しており、右に行くほど新しい日付となる。右端は評価を行う当日である。
縦軸は1日の検出量を示しており、棒の高さは1日に撮影された標本コンテンツから検出された検出量を示している。
この例において、特徴Aと特徴Bは全期間を見ると検出量は同程度であるが、点線で囲まれた7日間の検出量は特徴Bが多く、特徴Aについては少ない。
ここから、特徴Bは最近7日間で関心が高く、現在も関心が高いと考えられる。一方特徴Aは、かつては関心が高かったが現在は関心が低いと考えられる。
実施形態3に係る変形番組推薦装置は、評価を行う日付から過去7日間に撮影された標本コンテンツのみにより特定された各特徴の検出量に基づいて被評価コンテンツを評価することで、ユーザの関心が日々変動するのに合わせて現在関心が高いと考えられる被評価コンテンツを推薦する。
<3−2.構成>
変形番組推薦装置のハードウェア構成は実施形態1に係る番組推薦装置のハードウェア構成と全く同様である。
変形番組推薦装置の機能構成もまた実施形態1に係る番組推薦装置の機能構成と大部分は同様であるが、一部の機能構成部の動作及び記憶しているデータが以下の点で異なる。
標本コンテンツ記憶部202は記憶するデータの内容を変更し、標本コンテンツ群300に、各標本コンテンツに予め付加されている撮影時刻2701のデータも含めた標本コンテンツ群300aを記憶する。
図27は実施形態3における標本コンテンツ群300aのデータ構成及び内容例を示している。同図に示すように、実施形態1の標本コンテンツ群300の構成に、標本コンテンツ1つ1つにそれぞれ対応する撮影時刻2701のデータを加えたものとなっている。
撮影時刻は例えばExif(Exchangeable image file format)情報として標本コンテンツに予め付加されているものを用いる。
標本コンテンツ特徴検出部は動作を変更し、撮影時刻が過去7日間の範囲内にある標本コンテンツのみから特徴を検出するようにしている。変更された動作の内容については後に詳しく述べる。
<3−3.動作>
以下では、実施形態1から変更又は追加される処理について説明する。
次に、標本コンテンツを取得する際の処理は図28に示すように、取得すべき全ての標本コンテンツを取得し格納するだけの処理に変更される。
この処理は実施形態1における標本コンテンツを取得する際の処理(図11)から取得すべき標本コンテンツが存在するか否かを判断する処理(ステップS1101)及び取得すべき標本コンテンツを1つ取得する処理(ステップS1102)以外を省いたものである。
なお、標本コンテンツ取得部201が取得した標本コンテンツ302を標本コンテンツ記憶部202に格納する際、標本コンテンツ取得部201は同時にその標本コンテンツの撮影時刻2701のデータも格納している。
被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理は図29に示すように、特徴の検出を行っていない被評価コンテンツそれぞれから特徴の検出を試みて、検出された特徴を記録するだけの処理に変更される。
この処理は実施形態1における被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理(図16)から被評価コンテンツの評価処理(ステップS1604)を省いたものである。
番組を推薦する処理は図30に示すように、実施形態1における番組を推薦する処理(図18)において、被評価コンテンツを選択する処理(ステップS1802)の前に、全特徴の重要度の特定処理(ステップS3001)と全被評価コンテンツの評価処理(ステップS3002)とを行うように変更したものである。
ここで、全被評価コンテンツの評価処理(ステップS3002)は、被評価コンテンツ評価値算出部213が全ての被評価コンテンツを評価する処理である。この処理は、図15に示される被評価コンテンツ群の評価処理に等しい。
全特徴の重要度の特定処理(ステップS3001)は、特徴検出量特定部204により行われる。以下では図31の流れ図を用いてこの処理の内容について述べる。
まず、全ての特徴の検出量を0にする(ステップS3101)。
次に、今回の特定処理を始めてから未だ選出されていない標本コンテンツが標本コンテンツ群300にあるか否かを判定する(ステップS3102)。ある場合(ステップS3102:Yes)は以下の処理を行う。
未だ選出されていなかった標本コンテンツを標本コンテンツ群300から1つ選出する(ステップS3103)。以下ではここで選出した標本コンテンツを標本コンテンツxと呼ぶこととする。
次に、標本コンテンツxの撮影時刻2701が過去7日間の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS3104)。ある場合は以下の処理を行う(ステップS3104:Yes)。ない場合はステップS3102に戻る(ステップS3104:No)。
標本コンテンツxから特徴を検出の検出を試みる(ステップS3105)。この処理は実施形態1における特徴の検出処理と同様である。
そして、標本コンテンツxから検出された特徴の検出量の更新を行う(ステップS3106)。この処理は実施形態1における特徴の検出量の更新処理(図13)と同様である。
特徴の検出量の更新処理が終了すると、ステップS3102に戻る。
全特徴の重要度の特定処理を始めてから未だ選出されていない標本コンテンツが標本コンテンツ群300にない場合(ステップS3102:No)は、各特徴の重要度を算出する。この処理は実施形態1における特徴の重要度の算出処理(図14)と同様である。
<4.実施形態4>
次に実施形態4として、実施形態1に係る番組推薦装置100において、特徴の検出量の値に応じて被評価コンテンツを評価していたところを、更に過去7日間での特徴の検出量の変化にも応じて被評価コンテンツを評価するように動作を変更した変形番組推薦装置について説明する。
以下では、実施形態1に係る番組推薦装置100との違いに当たる部分を中心に述べることとする。
<4−1.概要>
図32の棒グラフは特徴A及び特徴Bの1日ごとの検出量の例を示している。
同図において横軸は日付を示しており、右に行くほど新しい日付となる。右端は評価を行う当日である。
縦軸は1日の検出量を示しており、棒の高さは1日に撮影された標本コンテンツから検出された検出量を示している。
この例において、特徴Aと特徴Bは点線で囲まれた期間における検出量の合計は同程度であるが、7日前から当日までの検出量の変化量を見ると、特徴Bの方が検出量は著しく増加している。
このことから、特徴Bは現在関心が非常に高まりつつあることが考えられる。
逆に、ずっと検出量が多いままで変化が少ない特徴は、ユーザの関心が高いのではなく単に写りこみやすい特徴であることが考えられる。
実施形態4に係る変形番組推薦装置は全期間からの検出量に加えて、評価を行う当日に撮影された標本コンテンツにより特定された検出量の、7日前に撮影された標本コンテンツにより特定された検出量からの変化量も用いて被評価コンテンツを評価することで、ユーザの関心が日々変動するのに合わせて現在関心が高いと考えられる被評価コンテンツを推薦する。
なお、以下では評価を行う当日の1日間を第1の期間、評価を行う日の7日前の1日間を第2の期間ということとする。
<4−2.構成>
変形番組推薦装置のハードウェア構成は実施形態1に係る番組推薦装置のハードウェア構成と全く同様である。
変形番組推薦装置の機能構成もまた実施形態1に係る番組推薦装置の機能構成と大部分は同様であるが、一部の機能構成部の動作及び記憶しているデータが以下の点で異なる。
標本コンテンツ記憶部202は記憶するデータの内容を変更し、実施形態3における標本コンテンツ群300a(図27)と同じ構成のデータを記憶する。
特徴重要度算出部206は動作を変更し、実施形態1で用いたものと同じ検出量及び重要度に加えて、第1の期間及び第2の期間に対応する検出量及び重要度も特定するようにしている。
また、被評価コンテンツ評価部210が用いる各特徴の重要度の算出方法も変更し、各特徴の検出量を全特徴のうち最大の検出量で割った値に、更にその特徴の重要度の変化量を掛けることで重要度を算出する。ここで特徴の重要度の変化量は、その特徴の第1の期間に対応する重要度から第2の期間に対応する重要度を引いた値である。
特徴重要度記憶部207は記憶するデータの内容を変更し、第1の期間及び第2の期間それぞれに対する検出量と重要度とを含む特徴重要度情報500aを記憶する。
図33は実施形態4における特徴重要度情報500aのデータ構成及び内容例を示している。同図に示すように、特徴重要度情報500aは実施形態1における特徴重要度情報500の構成に加えて、各特徴に対応する第1の期間の検出量情報3301及び第2の期間の検出量情報3302により構成されている。
更に第1の期間の検出量情報3301及び第2の期間の検出量情報3302は、それぞれに対応する検出量及び重要度により構成されている。
以下では、第1の期間の検出量情報3301に含まれる検出量501a及び重要度502aをそれぞれ第1の検出量501a及び第1の重要度502aといい、第2の期間の検出量情報3302に含まれる検出量501b及び重要度502bをそれぞれ第2の検出量501b及び第2の重要度502bということとする。
また、実施形態1における特徴重要度情報500と共通の検出量501及び重要度502は、第1と第2の検出量及び重要度と区別するため全期間の検出量501及び全期間の重要度502ということとする。
図33の例では、FE0001の特徴は第2の期間から第1の期間までに重要度が増加しているため、全期間の重要度は正の値となっている。一方、FE0004の特徴は、常に検出量が多いものの重要度は増加していないため、全期間の重要度は0となっている。また、重要度が下がったFE0002の特徴は全期間の重要度が負の値となっている。
<4−3.動作>
以下では、実施形態1から変更又は追加される処理について説明する。
標本コンテンツを取得する際の処理は、実施形態3における標本コンテンツを取得する際の処理(図28)と同様に行う。
被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理は、実施形態3における被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理(図29)と同様に行う。
番組を推薦する処理は、実施形態3における番組を推薦する処理(図30)と同様に行う。ただし、全特徴の重要度の特定処理(ステップS3001)は実施形態3とは異なる処理を行うため、以下で詳しく説明する。
実施形態4における全特徴の重要度の特定処理は、実施形態3における同じ処理(図31)の一部を変更したものである。
以下では図34の流れ図を用いてこの処理の変更点について述べる。なお、ここではステップS3103で選出された標本コンテンツを標本コンテンツxと呼ぶこととする。
まず、実施形態3における全特徴の検出量501を0に初期化する処理(ステップS3101)は、全特徴の全期間の検出量501、第1の検出量501a及び第2の検出量501bを0に初期化する処理(ステップS3101a)に置き換える。
そして、実施形態3における撮影時刻による判断(ステップS3104)は行わないこととする。
また、特徴の検出量の更新処理(ステップS3106)及び特徴の重要度の算出処理(ステップS3107)も一部が変更されているため、以下で説明する。
<4−3−1.特徴の検出量の更新処理>
実施形態4における特徴の検出量の更新処理は、実施形態1及び3における同じ処理(図13)の一部を変更したものであり、特徴の全期間の検出量501を更新していたところを、必要に応じて更に特徴の第1の検出量501a又は第2の検出量501bも更新するように変更したものである。
以下では図35の流れ図を用いてこの処理の変更点について述べる。なお、ここでは処理対象とする標本コンテンツを標本コンテンツxと呼ぶこととする。また、ステップS1302以降で各検出量を更新する対象とした特徴を特徴zと呼ぶこととする。
実施形態4における特徴の検出量の更新処理では、全期間の検出量501を記録する処理(ステップS1303)の後に撮影時刻の判定(ステップS3501)と、第1の検出量501aを更新する処理(ステップS1302b及びステップS1303b)及び第2の検出量501bを更新する処理(ステップS1302c及びステップS1303c)とを追加している。
標本コンテンツxの撮影時刻2701が第1の期間に入るか第2の期間に入るかいずれにも入らないかを判定する(ステップS3501)。
標本コンテンツxの撮影時刻2701が第1の期間に入る場合(ステップS3501:第1の期間内)には、特徴zの第1の検出量501aの値を、元の第1の検出量501aより1大きい値に更新する(ステップS1302b)。
そして、更新した特徴zの第1の検出量501aを特徴重要度記憶部207に格納する(ステップS1303b)。
第1の検出量501aの更新及び格納が終了すると、ステップS1301に戻る。
標本コンテンツxの撮影時刻2701が第2の期間に入る場合(ステップS3501:第2の期間内)には、上述の第1の検出量501aの更新及び格納の処理と同様に、特徴zの第2の検出量501bを更新し(ステップS1302c)、特徴重要度記憶部207に格納して(ステップS1303c)、ステップS1501に戻る。
標本コンテンツxの撮影時刻2701が第1の期間にも第2の期間にも入らない場合(ステップS3501:期間外)には、そのままステップS1501に戻る。
<4−3−2.特徴の重要度の算出処理>
実施形態4における特徴の重要度の算出処理は、実施形態1及び3における同じ処理の一部を変更したものである。実施形態1及び3において特徴の全期間の重要度502を算出していたところを、特徴の第1の重要度502a及び第2の重要度502bを算出し、その結果によって全期間の重要度502を算出するように変更したものである。
以下では図36の流れ図を用いてこの処理の変更点について述べる。
実施形態4における特徴の重要度の算出処理では、全期間の重要度502を計算及び記録する処理(ステップS1402及びステップS1403)の前に第1の重要度502aを計算及び記録する処理(ステップS1402a及びステップS1403a)と第2の重要度502bを計算及び記録する処理(ステップS1402b及びステップS1403b)とを追加し、全期間の重要度502を計算する処理(ステップS1402)は処理内容を変更している(ステップS1402c)。
なお、以下では重要度を計算及び記録する処理の対象となる1つの特徴を特徴zと呼ぶこととして、特徴zの重要度を計算及び記録する処理について説明する。
まず、特徴zの第1の重要度502aの値を、特徴zの検出量501aを全特徴の第1の検出量501aのうち最も大きい第1の検出量501aで割った値として算出する(ステップS1402a)。
そして、算出した特徴zの第1の重要度502aを特徴重要度記憶部207に格納する(ステップS1403a)。
同様にして、特徴zの第2の重要度502bも算出して(ステップS1402b)、特徴重要度記憶部207に格納する(ステップS1403b)。
特徴zの第1の重要度502a及び第2の重要度502bの算出が終了すると、全期間の重要度502を算出する(ステップS1402c)。特徴zの全期間の重要度502は、特徴zの全期間の検出量501を全期間の検出量501のうち最も大きい全期間の検出量501で割った値に、第1の重要度から第2の重要度を減算した差を掛けることで算出する。
ステップS1403が終了すると、ステップS1401に戻る。
<5.実施形態5>
次に実施形態5として、実施形態1に係る番組推薦装置100において被評価コンテンツから画像処理によって特徴を検出していたところを、被評価コンテンツに予め付加されているメタデータから検出するように動作を変更した変形番組推薦装置について説明する。
<5−1.概要>
標本コンテンツはユーザが自ら保有している写真や動画などであるため、必ずしもメタデータが付加されているわけではないし、付加されていたとしてもそのメタデータがその標本コンテンツの特徴を適切に示していることは少ない。
そのため標本コンテンツのメタデータを用いて被評価コンテンツを評価するためには、ユーザによって標本コンテンツに適切なメタデータを付加される必要があるが、この方法ではユーザの手間が掛かってしまう。
一方、被評価コンテンツは放送されている番組であり、検索等の利便性のため放送者が予め適切なメタデータを付加していることが期待できる。
そのため、被評価コンテンツから特徴を検出する際にはメタデータを用いるようにすれば、複雑な画像処理によらず、簡単なテキスト等の比較処理により高速に被評価コンテンツを評価することができると考えられる。
実施形態5に係る変形番組推薦装置は、標本コンテンツからは実施形態1と同じく画像処理によって特徴を検出し、被評価コンテンツからはメタデータによって特徴を検出する。
<5−2.構成>
変形番組推薦装置のハードウェア構成は実施形態1に係る番組推薦装置のハードウェア構成と全く同様である。
変形番組推薦装置の機能構成もまた実施形態1に係る番組推薦装置の機能構成と大部分は同様であるが、一部の機能構成部の動作及び記憶しているデータが以下の点で異なる。
被評価コンテンツ記憶部209は記憶するデータの内容を変更し、被評価コンテンツ群に、各被評価コンテンツに対応するメタデータを加えて記憶している。
図37は被評価コンテンツ記憶部209が記憶している被評価コンテンツ群600aのデータ構成及び内容例である。同図に示すように、実施形態1の被評価コンテンツ群600(図6を参照)に各被評価コンテンツに対応する文字列のメタデータ3701を追加したデータである。
メタデータ3701は、被評価コンテンツそれぞれに予め付加されているデータであり、ここでは被評価コンテンツの内容に関連する少なくとも1つのキーワードの文字列とする。
図37の例では、EC0001の被評価コンテンツ602に対しては“花”と“山”の文字列のメタデータが付加されている。
特徴検出基準記憶部203は記憶するデータの内容を変更し、被評価コンテンツ602のメタデータ3701から特徴を検出する基準3801と標本コンテンツ302のデータから特徴を検出する基準3802とを含んだ特徴検出基準情報400aを記憶している。
以下では被評価コンテンツのメタデータから特徴を検出する基準3801を被評価コンテンツの基準3801、標本コンテンツのデータから特徴を検出する基準3802を標本コンテンツの基準3802と呼ぶこととする。
図38は特徴検出基準情報400aのデータ構成及び内容例である。同図に示すように、特徴検出基準情報400aは特徴ID401及び特徴検出基準402aにより構成され、更に特徴検出基準402aは被評価コンテンツの基準3801及び標本コンテンツの基準3802により構成されている。
被評価コンテンツの基準3801は、被評価コンテンツ602のメタデータ3701に含まれるキーワードに対応する文字列である。図38の例では、FE0001の特徴の被評価コンテンツの基準3801は“自動車”という文字列であり、被評価コンテンツ602のメタデータ3701に“自動車”というキーワードが含まれていれば、FE0001の特徴をその被評価コンテンツ602から検出できる。
標本コンテンツの基準3802は、標本コンテンツ特徴検出部205が標本コンテンツから特徴を検出する基準であり、実施形態1における特徴検出基準情報400の特徴検出基準402に相当するデータである。図38の例では、FE0001の特徴の標本コンテンツの基準3802は自動車画像に対応する特徴量の情報である。
標本コンテンツ特徴検出部205は動作を変更し、標本コンテンツ302のデータから特徴検出基準情報の標本コンテンツの基準によって特徴を検出する。特徴の検出に用いる基準を標本コンテンツ専用に変更しただけで処理自体に変更点はないため、ここでは動作の詳細については述べない。
被評価コンテンツ特徴検出部211は動作を変更し、被評価コンテンツのメタデータから特徴検出基準情報の被評価コンテンツの基準によって特徴を検出する。変更された動作の内容については後に詳しく述べる。
<5−3.動作>
以下では、実施形態1から変更される被評価コンテンツからの特徴の検出を試みる処理について説明する。
被評価コンテンツ特徴検出部211がある被評価コンテンツ602からある特徴の検出を試みるときの処理を以下に示す。ここで、処理対象の被評価コンテンツを被評価コンテンツy、検出しようとする特徴を特徴zと呼ぶこととする。
まず被評価コンテンツ記憶部209に格納されている被評価コンテンツ群600aから、被評価コンテンツyに付加されているメタデータ3701を取得する。
次に特徴検出基準記憶部203に格納されている特徴検出基準情報400aから特徴zの被評価コンテンツの基準3801を取得する。
そして被評価コンテンツyのメタデータ3701に、特徴zの被評価コンテンツの基準3801に一致するキーワードが含まれているか否かを判断する。含まれている場合には被評価コンテンツyから特徴zが検出されたこととし、含まれていない場合には被評価コンテンツyから特徴zが検出されなかったこととする。
ここで、一致するキーワードが含まれているか否かの判断は、特徴zの被評価コンテンツの基準3801の文字列を被評価コンテンツyのメタデータ3701に含まれる各キーワードと比較することによって行う。
図37及び図38を例にとると、EC0001の被評価コンテンツには“花”というキーワードを含むメタデータ3701が付加されているので、“花”という被評価コンテンツの基準3801を持つFE0004の特徴が検出される。
一方、EC0001の被評価コンテンツのメタデータ3701に“着物”というキーワードが含まれていなければ、“着物”という被評価コンテンツの基準3801を持つFE0003の特徴は検出されない。
<補足>
以上、本発明に係るコンテンツ評価装置を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述の実施形態で示した通りの番組推薦装置に限られないことはもちろんである。
(1)本発明は、実施形態で示した被評価コンテンツの評価処理や、標本コンテンツを用いた特徴の検出量を特定する処理等(図11、13〜18を参照)をコンテンツ評価装置のプロセッサ及びそのプロセッサに接続された各種回路に実行させるためのプログラムコードからなる制御プログラムを、記録媒体に記録すること又は各種通信路等を介して流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROMなどがある。流通、頒布された制御プログラムはプロセッサに読み出されうるメモリなどに格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがその制御プログラムを実行することにより各実施形態で示したような機能が実現されるようになる。なお、制御プログラムの一部をコンテンツ評価装置とは別個のプログラム実行可能な装置(プロセッサ)に各種ネットワークを介して送信して、その別個のプログラム実行可能な装置においてその制御プログラムの一部を実行させることとしても良い。
(2)コンテンツ評価装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1又は複数の集積回路(IC、LSIなど)として実装されることとしても良く、コンテンツ評価装置の構成要素に更に他の要素を加えて集積回路化(1チップ化)されることとしても良い。
(3)実施形態1〜5ではコンテンツ評価装置は被評価コンテンツを推薦するものとしたが、被評価コンテンツの評価を行うのであれば、推薦する装置には限らない。例えば、評価値の低い被評価コンテンツを被評価コンテンツ記憶部から削除する機能を持つ録画装置であっても良いし、各被評価コンテンツの評価値を表示する装置であっても良い。また、評価値をメタデータとして付加した被評価コンテンツを記録媒体に格納する装置であっても良い。
(4)実施形態1〜5では、被評価コンテンツは有線又は無線で放送されるものとしたが、コンテンツ評価装置が取得可能であれば、放送されるものには限らない。例えば、被評価コンテンツはインターネットからダウンロードされるものとしても良いし、ハードディスクなどの各種記録媒体に記録されているものでも良い。
(5)実施形態1〜5では、被評価コンテンツは動画としたが、特徴を検出可能な形式であれば動画には限らない。例えば、被評価コンテンツは静止画でも良いし、音楽や音声としても良い。
被評価コンテンツが音楽や音声である場合には、音声認識技術を用いて音楽又は音声中に含まれる言葉などの特徴を検出することができる。
(6)実施形態1〜5では、標本コンテンツはメモリカード等の記録媒体に格納されているものとしたが、メモリカードには限らない。例えば、ハードディスクやフレキシブルディスクに格納されているものとしても良い。
また、記録媒体に格納されているものとも限らない。例えば、ネットワークを通じてコンテンツ評価装置にダウンロードするものとしても良い。
要は、コンテンツ評価装置が取得可能な状態であれば、どのような形態で標本コンテンツがあっても良い。
(7)実施形態1〜5では、標本コンテンツは静止画及び動画であるとしたが、特徴を検出可能な形式であれば静止画及び動画には限らない。例えば、被評価コンテンツは音楽や音声であっても良い。また、静止画と動画の両方である必要もなく、どちらか片方でも差し支えない。
(8)実施形態1〜5では、特徴は画像中にオブジェクトが写っているという内容を示すとして、物体検出の技術を用いる例を挙げたが、標本コンテンツの内容によって検出できる基準があれば、特徴はオブジェクトが写っているという内容を示すものには限らない。
例えば、画像全体から抽出された特徴量を分類した結果を特徴として用いても良い。
また、画像中の全画素の輝度値の平均が所定値以上であるという特徴でも良いし、画像中の各画素の周波数分布から検出できる特徴であっても良い。
標本コンテンツが音楽や音声であった場合には、所定の言葉が含まれるという特徴などであっても良い。
(9)実施形態1〜5では、出力する先を外部の表示装置であるとしたが、被評価コンテンツの評価結果に基づいた出力をするのであれば、外部の表示装置に表示させるとは限らない。例えば、本体内蔵の表示画面に結果を表示することとしても良いし、インターネットで繋がった遠隔地のコンピュータに対し出力することとしても良い。
(10)実施形態1〜5では、外部装置であるコントローラによる操作を契機として推薦を行うこととしたが、外部によるコントローラで操作することには限らない。例えば、装置本体が備えるボタンによって操作できることとしても良いし、表示画面上のタッチパネルを用いた操作を受け付けることとしても良い。
また、必ず操作を契機として推薦を行う必要もなく、明示的な操作なしで被評価コンテンツを自動的に推薦することとしても良い。
(11)実施形態1〜5では、コンテンツ評価装置はデータとプログラムを記憶するハードウェアとしてメモリを備えることとしたが、データとプログラムを記憶できれば、メモリに限る必要はない。例えば、ハードディスクやフレキシブルディスクであっても良い。
(12)実施形態1〜5では、標本コンテンツ取得部は標本コンテンツIDを生成して各標本コンテンツに付与するものとしたが、各標本コンテンツが自装置内で一意に識別可能であれば必ずしも標本コンテンツIDを用いる必要はない。例えば、標本コンテンツのファイル名により一意に識別可能であれば、そのファイル名を標本コンテンツIDに代えて用いても良い。
また、標本コンテンツIDを用いる場合も、連番の先頭にアルファベットを付けたものには限らず、ランダムな文字列や標本コンテンツのデータのハッシュ値などであっても良い。
特徴ID及び被評価コンテンツIDについても同様に、特徴及び被評価コンテンツをそれぞれ自装置内で一意に識別可能であれば連番の先頭にアルファベットを付けたものには限らない。
(13)実施形態1〜5では、標本コンテンツとしてファイルを取得することとしたが、標本コンテンツ1つ1つを区別できるのであれば、取得するのはファイルである必要はない。例えば、複数のデータを1つのファイルにまとめたアーカイブファイルに含まれる1つ1つのデータを標本コンテンツとしても良い。
(14)実施形態1〜5では、特徴検出基準情報は予め定められており変化しないこととしたが、動的に変化するものであっても良い。例えば、標本コンテンツそれぞれからSIFT特徴量などの特徴量を抽出し、抽出した特徴量によりデータ分類技術を用いて分類して、その分類結果によって特徴検出基準情報を定めても良い。また、インターネットや各種記録媒体等から特徴検出基準情報を取得しても良い。
(15)実施形態1〜5では、各特徴の重要度は検出量を全特徴の検出量の最大値で除算した値としたが、検出量に基づくのであれば検出量を全特徴の検出量の最大値で除算した値には限らない。例えば、検出量を標本コンテンツの総数で除算した値でも良いし、検出量をそのまま重要度としても構わない。
(16)実施形態1〜5では、被評価コンテンツの評価値はその被評価コンテンツから検出された各特徴の検出量から算出された重要度の総和や、第1の期間の検出量と第2の期間の重要度との差の総和としたが、特徴の検出量に基づいて評価するのであれば、これに限らない。例えば各特徴の検出量をそのまま足し合わせても良いし、各特徴の重要度の積を用いても良い。また、特徴の検出量だけでなく他の基準も共に考慮した評価を行っても差し支えない。
(17)実施形態1〜5では、特徴検出基準としてSIFT特徴量と色彩情報を例に挙げたが、標本コンテンツや被評価コンテンツから特徴を検出できる基準であればこれに限らない。例えば、Gabor特徴量など別の基準により抽出可能な特徴量の情報でも良いし、特徴の検出を行うプログラムのデータであっても良い。
(18)実施形態1〜5では、メモリカードが自装置に差し込まれた際に標本コンテンツを取得する際の処理が実行されるものとしたが、処理を行うタイミングはメモリカードが自装置に差し込まれたときに限る必要はない。例えば、ユーザの操作を契機として標本コンテンツを取得する際の処理を実行することとしても良い。
(19)実施形態1〜5では、被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理は定期的に実行されるものとしたが、必ずしも定期的に行う必要はない。例えば、ユーザの操作を契機として被評価コンテンツから特徴を検出する際の処理を実行することとしても良いし、被評価コンテンツを取得するごとに処理を実行しても良い。
(20)実施形態1〜5では、被評価コンテンツを評価した結果に基づき、所定数の被評価コンテンツを出力することとしたが、評価した結果に基づいた出力を行うのであれば、所定数の被評価コンテンツを出力することには限らない。例えば、評価値の高い順に並べて全ての被評価コンテンツを出力することとしても良い。
(20)実施形態2では、標本コンテンツ及び被評価コンテンツが特徴を含む程度を示す値として特徴の検出に用いた検出窓の面積から算出した検出面積を用いていたが、これに限るものではない。例えば、画像中の全画素の輝度値の平均が所定値以上であるという特徴を用いるとすれば、その輝度値の平均をその特徴を含む程度を示す値として用いることができる。
(21)実施形態3では、評価を行う日付から過去7日間の期間に撮影された標本コンテンツを用いることとしたが、期間は評価を行う日付から過去7日間に限るものではない。例えば、評価を行う日付から過去1ヶ月間でも良いし、最新の標本コンテンツが撮影された日付より過去の所定の日数でも良い。
また、Exif情報として格納されている撮影日時を用いることとしたが、ファイルの作成日時や更新日時を用いることとしても良い。
(21)実施形態4では、各特徴の第1の期間の重要度と第2の期間の重要度との差によって検出量の変化量を求めたが、差を用いる方法に限らない。例えば、第1の期間の重要度を第2の期間の重要度で割った値を用いても良いし、第1の期間の検出量と第2の期間の検出量との差などで求めても良い。
(22)実施形態4では、各特徴の重要度を、全期間からの検出量と検出量の変化量とを乗算して求めたが、全期間に限る必要はない。例えば、実施形態3のように過去7日間など所定の期間に撮影された標本コンテンツから検出量を特定し、その検出量に検出量の変化量を掛けて算出しても良い。
また、全期間からの検出量と検出量の変化量とを乗算するとしたが、乗算に限る必要もない。例えば、全期間からの検出量と検出量の変化量との和によって各特徴の重要度を求めても良いし、全期間からの検出量を用いずに検出量の変化量そのものを重要度としても良い。
更に、検出量の変化量は計算方法によって負の値になったり1より大きな値となったりする場合があるが、これを0〜1の範囲に収まるように正規化して各特徴の重要度の計算に用いても良い。例えば、検出量の変化量が負の数になった場合には検出量の変化量に代えて0を用いることが考えられる。
(23)実施形態5では、メタデータに含まれるキーワードのテキストを用いて被評価コンテンツから特徴を検出していたが、メタデータ特徴を検出できるのであればテキストに限る必要はない。例えば、ジャンルなどを表す数値によって特徴を検出するようにしても良い。
本発明に係るコンテンツ評価装置及び方法は、放送番組を録画する機器等として有用である。また、個人コンテンツを保持するホームサーバや、ネットワーク上でサービスを提供するサービス提供サーバ等の用途にも応用できる。
100 番組推薦装置
101 放送
102 表示装置
103 デジタルカメラ
104 メモリカード
105 コントローラ
201 標本コンテンツ取得部
202 標本コンテンツ記憶部
203 特徴検出基準記憶部
204 特徴検出量特定部
205 標本コンテンツ特徴検出部
206 特徴重要度算出部
207 特徴重要度記憶部
208 被評価コンテンツ取得部
209 被評価コンテンツ記憶部
210 被評価コンテンツ評価部
211 被評価コンテンツ特徴検出部
212 被評価コンテンツ特徴記憶部
213 被評価コンテンツ評価値算出部
214 被評価コンテンツ評価値記憶部
215 操作入力部
216 コンテンツ選択部
217 出力部
300 標本コンテンツ群
301 標本コンテンツID
302 標本コンテンツ
400 特徴検出基準情報
401 特徴ID
402 特徴検出基準
500 特徴重要度情報
501 検出量
502 重要度
600 被評価コンテンツ群
601 被評価コンテンツID
602 被評価コンテンツ
700 被評価コンテンツ特徴情報
800 被評価コンテンツ評価情報
801 評価値
2001 検出面積
2701 撮影時刻
3301 第1の期間の検出量情報
3302 第2の期間の検出量情報
3701 メタデータ
3801 被評価コンテンツの特徴検出基準
3802 標本コンテンツの特徴検出基準

Claims (16)

  1. 被評価コンテンツを評価するコンテンツ評価装置であって、
    被評価コンテンツの評価に用いるコンテンツである標本コンテンツを取得する標本コンテンツ取得手段と、
    前記標本コンテンツ取得手段で取得した全部又は一部の標本コンテンツから複数の特徴それぞれの検出を試み、各特徴について当該特徴が検出された標本コンテンツの量である検出量を特定する特徴検出量特定手段と、
    一の被評価コンテンツに該当する各特徴について、前記特徴検出量特定手段により特定された検出量に基づいて当該被評価コンテンツを評価する被評価コンテンツ評価手段とを備える
    ことを特徴とするコンテンツ評価装置。
  2. 前記特徴検出量特定手段は特徴の検出量を、
    当該特徴が検出された各標本コンテンツが当該特徴を含む程度を示す値の和に基づいて算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ評価装置。
  3. 前記標本コンテンツは静止画で、前記各特徴は静止画に含まれる各オブジェクトを表すものであり、
    前記特徴検出量特定手段は、
    一の特徴が検出された一の標本コンテンツが、当該特徴を含む程度を示す値を、
    当該標本コンテンツに当該特徴が表すオブジェクトが含まれる部分の面積の、当該標本コンテンツの面積に対する比として算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ評価装置。
  4. 前記標本コンテンツは動画で、前記各特徴は動画中のフレームに含まれる各オブジェクトを表すものであり、
    前記特徴検出量特定手段は特定種のフレームを検出対象として前記各特徴の検出を試みて、
    一の特徴が検出された一の標本コンテンツについて、
    当該標本コンテンツの、当該特徴が表すオブジェクトを含むフレームごとに、
    当該フレームに当該オブジェクトが含まれる部分の面積の、当該フレームの面積に対する比を算出し、
    当該標本コンテンツが当該特徴を含む程度を示す値を、
    当該標本コンテンツの当該オブジェクトを含む各フレームについての前記比の総和の、当該標本コンテンツの前記検出対象としたフレーム数に対する比として算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ評価装置。
  5. 前記標本コンテンツは動画で、前記各特徴は動画中のフレームに含まれる各オブジェクトを表すものであり、
    前記特徴検出量特定手段は特定種のフレームを検出対象として前記各特徴の検出を試みて、
    一の特徴が検出された一の標本コンテンツが、当該特徴を含む程度を示す値を、
    当該標本コンテンツの当該特徴が表すオブジェクトが含まれるフレーム数の、
    当該標本コンテンツの前記検出対象としたフレーム数に対する比として算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ評価装置。
  6. 前記特徴検出量特定手段は特徴の検出量を、
    当該特徴が検出された標本コンテンツの個数に基づいて算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ評価装置。
  7. 前記被評価コンテンツ評価手段は、
    一の被評価コンテンツに該当する各特徴の前記検出量の値の総和
    によって当該被評価コンテンツを評価する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ評価装置。
  8. 前記標本コンテンツは作成、取得又は更新した時刻の情報が付与されているコンテンツであり、
    前記特徴検出量特定手段は、
    付与されている時刻が、前記被評価コンテンツ評価手段が評価を行う時刻から所定の期間前までの範囲に入る標本コンテンツ
    から特徴の検出を試みる
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ評価装置。
  9. 前記標本コンテンツは作成、取得又は更新した時刻の情報が付与されているコンテンツであり、
    前記特徴検出量特定手段は、
    付与されている時刻が、前記被評価コンテンツ評価手段が評価を行う時刻から所定の期間前までの範囲である第1の期間に入る標本コンテンツと、
    付与されている時刻が、第1の期間より過去の所定の範囲である第2の期間に入る標本コンテンツと
    から特徴の検出を試み、
    前記被評価コンテンツ評価手段は、一の被評価コンテンツに該当する各特徴の、
    時刻が第1の期間に入る標本コンテンツにより特定された検出量の、時刻が第2の期間に入る標本コンテンツにより特定された検出量に対する変化
    に基づいて当該被評価コンテンツを評価する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ評価装置。
  10. 前記標本コンテンツは作成、取得又は更新した時刻の情報が付与されているコンテンツであり、
    前記特徴検出量特定手段は、
    付与されている時刻が、前記標本コンテンツに付与されている時刻のうち最も新しい時刻から、所定の期間前までの範囲に入る標本コンテンツ
    から特徴の検出を試みる
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ評価装置。
  11. 前記被評価コンテンツはメタデータが付加されているコンテンツであり、
    前記コンテンツ評価装置は、
    被評価コンテンツのメタデータと特徴とを対応付ける手段を更に備え、
    前記被評価コンテンツ評価手段は、
    当該被評価コンテンツのメタデータに対応する各特徴の前記検出量
    に基づいて当該被評価コンテンツを評価する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ評価装置。
  12. 前記被評価コンテンツ評価手段は、
    前記評価を複数の被評価コンテンツに対して行い、
    前記コンテンツ評価装置は、
    前記被評価コンテンツ評価手段により評価された各被評価コンテンツを、高い評価の被評価コンテンツから順に表示する表示手段と
    を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ評価装置。
  13. 被評価コンテンツを評価するコンテンツ評価方法であって、
    被評価コンテンツの評価に用いるコンテンツである標本コンテンツを取得する標本コンテンツ取得ステップと、
    前記標本コンテンツ取得ステップで取得した全部又は一部の標本コンテンツから複数の特徴それぞれの検出を試み、各特徴について当該特徴が検出された標本コンテンツの量である検出量を特定する特徴検出量特定ステップと、
    一の被評価コンテンツに該当する各特徴について、前記特徴検出量特定ステップにより特定された検出量に基づいて当該被評価コンテンツを評価する被評価コンテンツ評価ステップとを備える
    ことを特徴とするコンテンツ評価方法。
  14. 被評価コンテンツを評価するコンテンツ評価プログラムであって、
    被評価コンテンツの評価に用いるコンテンツである標本コンテンツを取得する標本コンテンツ取得ステップと、
    前記標本コンテンツ取得ステップで取得した全部又は一部の標本コンテンツから複数の特徴それぞれの検出を試み、各特徴について当該特徴が検出された標本コンテンツの量である検出量を特定する特徴検出量特定ステップと、
    一の被評価コンテンツに該当する各特徴について、前記特徴検出量特定ステップにより特定された検出量に基づいて当該被評価コンテンツを評価する被評価コンテンツ評価ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするコンテンツ評価プログラム。
  15. 被評価コンテンツを評価するコンテンツ評価プログラムであって、
    被評価コンテンツの評価に用いるコンテンツである標本コンテンツを取得する標本コンテンツ取得ステップと、
    前記標本コンテンツ取得ステップで取得した全部又は一部の標本コンテンツから複数の特徴それぞれの検出を試み、各特徴について当該特徴が検出された標本コンテンツの量である検出量を特定する特徴検出量特定ステップと、
    一の被評価コンテンツに該当する各特徴について、前記特徴検出量特定ステップにより特定された検出量に基づいて当該被評価コンテンツを評価する被評価コンテンツ評価ステップとを含む処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録している
    ことを特徴とする記録媒体。
  16. 被評価コンテンツを評価するコンテンツ評価装置であって、
    被評価コンテンツの評価に用いるコンテンツである標本コンテンツを取得する標本コンテンツ取得手段と、
    前記標本コンテンツ取得手段で取得した全部又は一部の標本コンテンツから複数の特徴それぞれの検出を試み、各特徴について当該特徴が検出された標本コンテンツの量である検出量を特定する特徴検出量特定手段と、
    一の被評価コンテンツに該当する各特徴について、前記特徴検出量特定手段により特定された検出量に基づいて当該被評価コンテンツを評価する被評価コンテンツ評価手段とを備える
    ことを特徴とする集積回路。
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