以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一の部分には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
(コンテンツ再生装置)
図2は、本発明の実施の形態におけるコンテンツ再生装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態におけるコンテンツ再生装置100は、制御部10と、映像デコーダ20と、音声デコーダ21と、音声D/A変換器22と、スピーカー23と、映像D/A変換器24と、ディスプレイ25と、入力I/F26と、ネットワークI/F27と、バス28と、通信ネットワーク29と、外部サーバー30と、外部I/F31と、を備えている。
制御部10は、各種プログラムの命令を処理するCPU11と、リードオンリーメモリ12(以下、「ROM12」と呼ぶ。)と、一時記憶のデータを格納するランダムアクセスメモリ13(以下、「RAM13」と呼ぶ。)と、ハードディスクドライブ14(以下、「HDD14」と呼ぶ。)と、を有している。
CPU11は、プログラムを実行し、バス28を介して、映像デコーダ20、音声デコーダ21等の上記の各機能ブロックを制御するものである。
ROM12は、CPU11に各種の制御を実行させるためのプログラムや処理に必要な様々なデータを格納するものである。
RAM13は、CPU11による各処理の途中結果を一時記憶するための作業領域である。
HDD14は、後述するコンテンツデータ等を記憶する記録媒体である。なお、制御部10は、HDD14に代えて、半導体メモリ等の公知の記憶装置から適宜選択して用いることができる。要は、必要なデータを記録するための記録媒体であればよい。
映像デコーダ20は、再生しようとする映像データを圧縮解凍処理し、圧縮された映像データを復元するものである。映像デコーダ20で解凍処理された映像データは、バス28を介して、映像D/A変換器24に供給される。そして、映像D/A変換器24は、供給された映像データをアナログ信号に変換し、そのアナログ信号に基づく画像をディスプレイ25の表示画面に表示させる。
音声デコーダ21は、再生しようとする音声データを圧縮解凍処理し、圧縮された音声データを復元するものである。音声デコーダ21で解凍処理された音声データは、バス28を介して、音声D/A変換器22に供給される。そして、音声D/A変換器22は、供給された音声データをアナログ信号に変換し、そのアナログ信号に基づく音声をスピーカー23により再生させる。
入力I/F26は、ユーザーとコンテンツ再生装置100とが通信できるようにするためのインターフェースである。入力I/F26は、ユーザーによるコンテンツ再生装置100の操作入力を受信すると、バス28を介してその操作入力を制御部10のCPU11に供給する。そして、CPU11は、入力I/F26から供給されたユーザーによる操作入力に応じて、上記の各機能ブロックを制御する。
また、入力I/F26は、ユーザーによるコンテンツ再生装置100の操作入力を受信すると、バス28を介してその操作入力をHDD14に供給する。そして、HDD14は、供給された操作入力を用いて、自身が記憶する操作履歴リストを更新する。
外部I/F31は、テレビ、レコーダー等の映像コンテンツや音楽コンテンツを扱うことができる外部機器とコンテンツ再生装置100とが通信できるようにするためのインターフェースである。外部I/F31は、自身に接続された外部機器に対するユーザーに対する操作入力を受信すると、バス28を介してその操作入力をHDD14に供給する。そして、HDD14は、供給された操作入力を用いて、自身が記憶する操作履歴リストを更新する。
ネットワークI/F27は、インターネット等の通信ネットワーク29とコンテンツ再生装置100とが通信できるようにするためのインターフェースである。ネットワークI/F27は、通信ネットワーク29を介してコンテンツ配信サーバー等の外部サーバー30にアクセスし、VoD等の映像コンテンツや、音楽コンテンツ、ニュース記事等の様々なコンテンツデータを受信する。
そして、ネットワークI/F27は、バス28を介して、受信したコンテンツデータを音声D/A変換器22や映像D/A変換器24に供給し、スピーカー23やディスプレイ25を用いて、そのコンテンツデータを再生させる。
また、ネットワークI/F27は、受信したコンテンツデータを、バス28を介して、HDD14に供給する。そして、HDD14は、その供給されたコンテンツデータを記憶する。
なお、ネットワークI/F27は、ネットワークI/Fを搭載するテレビ、レコーダー等の外部機器とコンテンツ再生装置100とが通信できるようにするためのインターフェースであってももちろん構わない。
(制御部の構成)
次に、図1の制御部10の構成について説明する。
制御部10は、所定の制御プログラム、コンテンツ検索処理プログラムにより、コンテンツ再生装置100の再生動作の制御、後述するコンテンツ検索処理を実行するものである。
以下では、このコンテンツ検索処理を行なうために制御部10が実現する、本発明の特徴部分である機能構成について説明する。図1は、図2に示したコンテンツ再生装置100の制御部10の構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係るコンテンツ再生装置100の制御部10は、図1に示すように、コンテンツ選択検出部40と、コンテンツ種別判定部41と、検索範囲設定部42と、基準日時設定部(設定手段)43と、グループ化処理部(処理手段)44と、提示コンテンツ決定部(決定手段)45と、コンテンツ情報記憶部46と、操作履歴記憶部(記憶部)47と、グループ情報記憶部48と、コンテンツデータ記憶部49と、を有している。
コンテンツ選択検出部40は、入力I/F26、ネットワークI/F27、あるいは、外部I/F31が、コンテンツ再生装置100に対するユーザーによる操作入力を受信すると、その操作入力がコンテンツを選択するための操作入力であるか否かを検出する。そして、コンテンツ選択検出部40は、その操作入力がコンテンツを選択するための操作入力であれば、その検出結果をコンテンツ種別判定部41に出力する。
コンテンツ種別判定部41は、コンテンツ選択検出部40の検出結果が入力されると、その操作入力に基づき選択されたコンテンツの種別(以下、単に「コンテンツ種別」と呼ぶこともある。)を判定する。
このコンテンツ種別とは、例えば、写真、自作ムービー(以下、単に「ムービー」と呼ぶ。)、放送、録画番組、音楽、映画である。もちろん、このコンテンツ種別はこれらに限るものではなく、写真、ムービーといったユーザーの手により生成されるコンテンツを示す種別や、音楽、映画といったユーザーの手により生成されず、第三者から提供されるコンテンツを示す種別が含まれる。
また、コンテンツ種別判定部41は、このコンテンツ情報記憶部46に記憶されている、コンテンツを特定するための情報(以下、単に「コンテンツ情報」と呼ぶこともある。)を取得し、そのコンテンツ情報に基づいて上記のコンテンツ種別の判定を実行する。そして、コンテンツ種別判定部41は、その判定結果を基準日時設定部43に出力する。
このコンテンツ情報は、コンテンツ再生装置100が再生することができる複数のコンテンツの各々について用意されている。そして、コンテンツ再生装置100が再生可能なコンテンツが新たに追加されると、その追加されたコンテンツについてのコンテンツ情報がコンテンツ情報記憶部46に追加される。
一方、コンテンツ再生装置100が再生可能なコンテンツが削除された場合でも、その削除されたコンテンツについてのコンテンツ情報はコンテンツ情報記憶部46にそのまま保持される。
コンテンツ種別判定部41は、ユーザーによる操作入力に基づき選択されたコンテンツ(以下、単に「選択コンテンツ」と呼ぶときもある。)のコンテンツ種別を判定するとき、その選択コンテンツについてのコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部46から取得する。そして、コンテンツ種別判定部41は、そのコンテンツ情報に含まれる種別を参照することにより、選択コンテンツのコンテンツ種別を判定することができる。
コンテンツ情報記憶部46は、コンテンツ再生装置100が再生可能な複数のコンテンツの各々についてのコンテンツ情報を、各コンテンツのコンテンツ種別ごとの集合である複数のコンテンツ情報ファイルを記憶している。このコンテンツ情報ファイルとしては、例えば、コンテンツ種別が写真であるコンテンツ情報ファイルや、コンテンツ種別が放送であるコンテンツ情報ファイル等が挙げられる。
コンテンツ情報記憶部46は、HDD14が持つ記憶領域の一部の領域を用いて実現することができる。
基準日時設定部43は、コンテンツ種別判定部41の判定結果が入力されると、その判定結果が示すコンテンツ種別に基づいて、選択コンテンツに対するコンテンツ検索処理における基準日時を設定する。そして、基準日時設定部43は、この基準日時を検索範囲設定部42に出力する。
この基準日時は、コンテンツ再生装置100が選択コンテンツを再生するときに、その選択コンテンツの再生に合わせてユーザーに提示すべき他のコンテンツ(以下、「提示コンテンツ」と呼ぶときもある。)を、コンテンツ再生装置100が再生可能な複数のコンテンツのうちから検索するための上記のコンテンツ検索処理の基準とすべき基準日時である。
基準日時設定部43は、選択コンテンツのコンテンツ種別に応じて、コンテンツ情報記憶部46に記憶されているコンテンツ情報、あるいは、操作履歴記憶部47に記憶されている、コンテンツに対する過去の操作入力の履歴(以下、単に「操作履歴」と呼ぶときもある。)を取得する。
基準日時設定部43は、例えば、選択コンテンツのコンテンツ種別が写真であれば、コンテンツ情報記憶部46に記憶されている、その選択コンテンツについてのコンテンツ情報を取得する。また、基準日時設定部43は、選択コンテンツのコンテンツ種別が放送であれば、操作履歴記憶部47に記憶されている操作履歴を取得する。
そして、基準日時設定部43は、取得したコンテンツ情報または操作履歴に基づいて上記の基準日時の設定を実行する。なお、この基準日時設定部43による基準日時の設定の具体的な処理については後述する。
操作履歴記憶部47に記憶されている操作履歴は、ユーザーによる操作入力がコンテンツ再生装置100に対して行なわれるたびに、その操作入力の内容を特定する操作履歴が操作履歴記憶部47に追加される。操作履歴記憶部47は、ユーザーによる操作入力の内容を時系列的に記憶し、複数の操作履歴の内容からなる操作履歴リストを形成する。
操作履歴記憶部47は、HDD14が持つ記憶領域の一部の領域を用いて実現することができる。
検索範囲設定部42は、基準日時設定部43により設定された基準日時が入力されると、その基準日時に基づきコンテンツ検索処理で利用されるべき検索範囲を設定する。そして、検索範囲設定部42は、設定した検索範囲をグループ化処理部44に出力する。
この検索範囲は、操作履歴記憶部47に記憶されている操作履歴のうち、コンテンツ検索処理において検索すべき、ユーザーによる操作入力が実際に行なわれた日時の範囲である。この検索範囲は、例えば、基準日時設定部43により設定された基準日時を中心とする、所定の時間的な範囲である。
この検索範囲を長くすれば、検索対象となる操作入力が多くなり、それに伴って、ユーザーに提示すべき提示コンテンツの数を増やすことができる。
一方、この検索範囲を短くすれば、基準日時に非常に近い時期に実行された操作入力が検索対象となる。このため、ユーザーにとって、より思い入れの強いコンテンツを提示コンテンツとして、ユーザーに提示することができる。
グループ化処理部44は、検索範囲設定部42により設定された検索範囲が入力されると、その検索範囲内の時期に実行された操作入力を含む操作履歴を操作履歴記憶部47から取得する。そして、グループ化処理部44は、取得した操作履歴を用いて、検索範囲に含まれる操作入力に基づくコンテンツ(以下、「検索対象コンテンツ」と呼ぶときもある。)の各々を複数のグループに分類するためのグループ化処理を実行し、のグループ化処理の結果を表わすグループ情報を生成する。
このグループ情報は、検索対象コンテンツのうち、互いに関連しあうコンテンツを同一のグループに分類した結果を表わしている。例えば、コンテンツのコンテンツ種別が写真であれば、その写真の内容が示すイベントの内容が同じであれば、同一のグループに分類するかの如くである。
なお、このグループ化処理及びその処理の結果を表わすグループ情報の具体例については後述する。
グループ化処理部44は、生成したグループ情報をグループ情報記憶部48に出力する。グループ情報記憶部48は、HDD14が持つ記憶領域の一部の領域を用いて実現することができる。
提示コンテンツ決定部45は、グループ情報記憶部48に記憶されているグループ情報を取得し、その取得したグループ情報を用いて、ユーザーに提示すべき提示コンテンツを決定する。そして、提示コンテンツ決定部45は、決定した提示コンテンツの具体的なデータであるコンテンツデータをコンテンツデータ記憶部49から取得する。なお、この提示コンテンツ決定部45による提示コンテンツの決定の具体的な処理については後述する。
コンテンツデータ記憶部49は、コンテンツ再生装置100が再生可能な複数のコンテンツの各コンテンツデータを記憶している。コンテンツデータ記憶部49は、HDD14が持つ記憶領域の一部の領域を用いて実現することができる。
なお、提示コンテンツ決定部45は、決定した提示コンテンツの具体的なデータであるコンテンツデータがコンテンツデータ記憶部49に記憶されていない場合には、例えば、提示コンテンツ決定部45は、そのコンテンツのタイトルをキーワードに設定し、通信ネットワーク29を通じてVoDや音楽サービスの外部サーバーに接続する。そして、提示コンテンツ決定部45は、設定されたキーワードを検索キーとして外部サーバー30に記憶されているコンテンツを検索し、その検索キーにヒットするコンテンツがあれば、外部サーバー30から取得しても良い。
このように、制御部10は、コンテンツ再生装置100が選択コンテンツを再生するときに、その選択コンテンツの再生に合わせてユーザーに提示すべき提示コンテンツを決定することができる。
このようにして決定された提示コンテンツは、後述するように、ディスプレイ25上においてユーザーが視認可能となるように報知されることになる。そして、ユーザーが、いずれかの提示コンテンツの再生のための操作入力を実行したときに、提示コンテンツ決定部45は、コンテンツデータ記憶部49から取得した、その操作入力に基づく提示コンテンツのコンテンツデータを音声D/A変換器22や、映像D/A変換器24に出力する。その結果、その提示コンテンツのコンテンツデータがスピーカー23や、ディスプレイ25を介して再生されることになる。
(操作履歴リスト)
次に、図1の操作履歴記憶部47に記憶されている操作履歴リストについて説明する。
図3は、本実施の形態に係る操作履歴記憶部47に記憶されている操作履歴リストの具体例を説明するための説明図である。
本実施の形態に係る操作履歴リスト200は、図3に示すように、ユーザーによる操作入力に付された操作NOが記載された「NO」欄201と、ユーザーによる操作入力が実際に行なわれた操作日時が記載された「操作日時」欄202と、ユーザーによる操作入力を特定するための操作情報が記載された「操作情報」欄203と、を有している。
「NO」欄201には、ユーザーが操作した順番で、各操作入力に番号が記載されている。
「操作日時」欄202には、ユーザーが操作を行った日時が記載されている。
「操作情報」欄203には、項目「コンテンツ種別」と、項目「コンテンツ情報」と、項目「操作内容」と、が設けられている。
項目「コンテンツ種別」には、例えば、写真、映画、音楽、ムービー、放送、VoDといった、ユーザーによる操作入力に基づくコンテンツのコンテンツ種別が記載されている。
項目「コンテンツ情報」には、ユーザーによる操作入力に基づくコンテンツのコンテンツ情報が含まれているコンテンツ情報ファイルのファイルNOが記載されている。
項目「操作内容」には、ユーザーによる操作入力に基づくコンテンツのコンテンツ種別が、音楽であれば再生、放送であれば選局、録画や写真であれば表示といった、ユーザーが行った操作内容が記載されている。
この操作履歴リスト200には、ユーザーによる操作入力が行なわれるたびに、その操作入力に関する上記の各欄の記載が追加される。例えば、テレビの選局等、全てを記憶すると膨大になってしまうおそれのある操作入力については、1局を選局している時間がある一定の時間を越えた時点で視聴したとみなし、操作履歴リスト200への追加を行なうようにしてもよい。
(コンテンツ情報ファイル)
次に、図1のコンテンツ情報記憶部46に記憶されているコンテンツ情報ファイルについて説明する。
図4は、本実施の形態に係るコンテンツ情報記憶部46に記憶されているコンテンツ情報ファイルの具体例を説明するための説明図である。このコンテンツ情報ファイルは、コンテンツ種別が写真、ムービーである場合を示している。
このコンテンツ情報ファイル300は、図4に示すように、ユーザーによる操作入力の対象となったコンテンツに付されたコンテンツNOが記載された「NO」欄301と、そのコンテンツにコンテンツ情報が記載された「コンテンツ情報」欄302と、を有している。
「NO」欄301には、ユーザーが操作した順番で、各コンテンツに番号が記載されている。
「コンテンツ情報」欄302には、ユーザーによる操作入力の対象となったコンテンツの各々のコンテンツ情報が記載されている。「コンテンツ情報」欄302には、項目「種別」と、項目「イベント」と、項目「詳細情報」と、項目「保存先」と、が設けられている。
項目「種別」には、コンテンツ種別が記載されている。ここでは、放送/写真/ムービー/音楽/映画といったコンテンツ種別が記載されている。図4の具体例では、コンテンツNO1003のコンテンツとコンテンツNO1011のコンテンツは、同じ運動会で撮影された写真とムービーである。このため、コンテンツNO1003のコンテンツ情報303については、この項目「種別」に「写真」が記載され、コンテンツNO1011のコンテンツ情報304については、この項目「種別」に「ムービー」が記載されている。
項目「イベント」には、ユーザーが撮影したイベントのタイトルが記載される。図4の具体例では、運動会で撮影した写真、ムービーであり、コンテンツNO1003、1011のいずれのコンテンツ情報303、304についても、この項目「イベント」に「運動会」が記載されている。この項目「イベント」の記載は、ユーザーが任意に記入することができる。
項目「詳細情報」には、ユーザーが撮影した撮影日、その撮影場所が入手可能であれば、その撮影場所が記載されている。この撮影場所については、例えば、GPSを利用した自動取得も可能である。
項目「保存先」には、コンテンツのコンテンツデータの保存先が記載されている。例えば、コンテンツデータがHDD14の一部の領域であるコンテンツデータ記憶部49に保存されている場合には、この項目「保存先」にコンテンツデータ記憶部49内の保存先のパス等が記載されている。図4の具体例では、コンテンツNO1003のコンテンツ情報303については、この項目「保存先」に「XXX/2000運動会/写真/写真PPP」が記載され、コンテンツNO1011のコンテンツ情報304については、この項目「保存先」に「XXX/2000運動会/ムービー/ムービーMMM」が記載されている。
図5は、本実施の形態に係るコンテンツ情報記憶部46に記憶されているコンテンツ情報ファイルの他の具体例を説明するための説明図である。このコンテンツ情報ファイルは、コンテンツ種別が放送である場合を示している。そして、コンテンツNO1002のコンテンツ情報403とコンテンツNO1105のコンテンツ情報404は、ドラマ番組のコンテンツ情報を示しており、コンテンツNO2034のコンテンツ情報405は、スポーツ番組のコンテンツ情報を示している。
このコンテンツ情報ファイル400は、図5に示すように、ユーザーによる操作入力の対象となったコンテンツに付されたコンテンツNOが記載された「NO」欄401と、そのコンテンツにコンテンツ情報が記載された「コンテンツ情報」欄402と、を有している。
「NO」欄401には、ユーザーが操作した順番で、各コンテンツに番号が記載されている。
「コンテンツ情報」欄402には、ユーザーによる操作入力の対象となったコンテンツの各々のコンテンツ情報が記載されている。「コンテンツ情報」欄302には、項目「種別」と、項目「カテゴリ」と、項目「タイトル」と、項目「詳細情報」と、項目「保存先」と、が設けられている。
項目「種別」には、コンテンツ種別が記載されている。図5の具体例では、コンテンツNO1002のコンテンツ、コンテンツNO1105のコンテンツ、コンテンツNO2034のコンテンツのいずれも、テレビ局からの放送である。このため、コンテンツNO1002のコンテンツ情報403、コンテンツNO1105のコンテンツ情報404、コンテンツNO2034のコンテンツ情報405のいずれについても、この項目「種別」に「放送」が記載されている。
項目「カテゴリ」には、コンテンツのカテゴリが記載されている。図5の具合例では、コンテンツNO1002のコンテンツとコンテンツNO1105のコンテンツはドラマ番組であり、コンテンツNO2034のコンテンツがスポーツ番組である。このため、コンテンツNO1002のコンテンツ情報403及びコンテンツNO1105のコンテンツ情報404については、この項目「カテゴリ」に「ドラマ」が記載され、コンテンツNO2034のコンテンツ情報405については、この項目「カテゴリ」に「スポーツ」が記載されている。
項目「タイトル」には、コンテンツのタイトルが記載されている。図5の具体例では、コンテンツNO1002のコンテンツ情報403及びコンテンツNO1105のコンテンツ情報404については、この項目「タイトル」に「ドラマA」が記載され、コンテンツNO2034のコンテンツ情報405については、この項目「タイトル」に「阪神VS巨人」が記載されている。このように、この項目「タイトル」には、コンテンツがドラマ番組である場合には、ドラマ番組のタイトルやドラマ番組が第何話目であるか等が記載され、コンテンツがスポーツ番組である場合には、そのスポーツ番組で放送された試合のタイトルが記載されている。
項目「詳細情報」には、図5の具体例では、放送時間やテレビ局名、出演者といった、コンテンツについての詳細な情報が記載されている。
項目「保存先」には、コンテンツのコンテンツデータの保存先が記載されている。例えば、コンテンツデータがHDD14の一部の領域であるコンテンツデータ記憶部49に保存されている場合には、この項目「保存先」にコンテンツデータ記憶部49内の保存先のパス等が記載されている。図5の具体例では、コンテンツNO1002のコンテンツ情報403については、この項目「保存先」に「YYY//録画/ドラマA/ドラマA_1」が記載され、コンテンツNO1105のコンテンツ情報404及びコンテンツNO2034のコンテンツ情報405については、この項目「保存先」に「保存なし」が記載されている。
図6は、本実施の形態に係るコンテンツ情報記憶部46に記憶されているコンテンツ情報ファイルのさらに他の具体例を説明するための説明図である。このコンテンツ情報ファイルは、コンテンツ種別が音楽、映画である場合を示している。
このコンテンツ情報ファイル500は、図6に示すように、ユーザーによる操作入力の対象となったコンテンツに付されたコンテンツNOが記載された「NO」欄501と、そのコンテンツにコンテンツ情報が記載された「コンテンツ情報」欄502と、を有している。
「NO」欄501には、ユーザーが操作した順番で、各コンテンツに番号が記載されている。
「コンテンツ情報」欄502には、ユーザーによる操作入力の対象となったコンテンツの各々のコンテンツ情報が記載されている。「コンテンツ情報」欄502には、項目「種別」と、項目「タイトル」と、項目「サブ情報」と、項目「保存先」と、が設けられている。
項目「種別」には、コンテンツ種別が記載されている。図6の具体例では、コンテンツNO101のコンテンツが音楽、コンテンツNO1200のコンテンツが映画である。このため、コンテンツNO101のコンテンツ情報503については、この項目「種別」に「音楽」が記載され、コンテンツNO1200のコンテンツ情報504については、この項目「種別」に「映画」が記載されている。
項目「タイトル」には、コンテンツのタイトルが記載されている。図6の具体例では、コンテンツNO101のコンテンツ情報503については、この項目「タイトル」に「曲a」が記載され、コンテンツNO1200のコンテンツ情報504については、この項目「タイトル」に「映画b」が記載されている。このように、この項目「タイトル」には、コンテンツが音楽である場合には、その音楽の曲名が記載され、コンテンツが映画である場合には、その映画のタイトルが記載されている。
項目「サブ情報」には、図6の具体例では、音楽であればアーティスト名、映画であれば出演者名といった、コンテンツについての簡単な情報が記載されている。
項目「保存先」には、コンテンツのコンテンツデータの保存先が記載されている。例えば、コンテンツデータがHDD14の一部の領域であるコンテンツデータ記憶部49に保存されている場合には、この項目「保存先」にコンテンツデータ記憶部49内の保存先のパス等が記載されている。図6の具体例では、コンテンツNO101のコンテンツ情報503については、この項目「保存先」に「ZZZ/音楽/曲a」が記載され、コンテンツNO1200のコンテンツ情報504については、この項目「保存先」に「保存なし」が記載されている。
(再生画面)
次に、本実施の形態に係るコンテンツ再生装置100のコンテンツ再生画面について説明する。
図7は、図1のディスプレイ25上に表示されるコンテンツ再生画面の具体例を説明するための説明図である。
図7に示すように、このコンテンツ再生画面600では、選択コンテンツ表示部603に選択コンテンツが表示され、その選択コンテンツと同時期にユーザーが良く視聴していた提示コンテンツが、選択コンテンツ表示部603の横に配置された第1のサムネイル表示部605に表示されている。
具体的には、選択コンテンツ表示部603にユーザーが撮影して運動会の写真が大きく表示され、第1のサムネイル表示部605に同時期に良く視聴していた提示コンテンツとして写真、ムービー、放送、音楽がサムネイルとして表示されている。
そして、選択コンテンツ表示部603に表示されているコンテンツの撮影日601と、そのタイトル602も表示されている。これらは、図4に示したコンテンツ情報ファイル300に記載されているコンテンツ情報の各項目から取得されたものである。
第1のサムネイル表示部605に表示されている提示コンテンツは、ある一定時間ユーザーにその再生が選択されなければ、後述する優先順位に基づき、次に優先順位が高い提示コンテンツの表示に切り替えても良い。
また、第1のサムネイル表示部605に表示されている提示コンテンツは、図7に示すように、コンテンツ種別毎に分けて、コンテンツ種別毎に優先順位の高い順番で表示してもよいし、コンテンツ種別を分けずに、全コンテンツの中から優先順位の高い順番で表示してもよい。
なお、選択コンテンツが写真であれば同じイベントで撮られた写真である提示コンテンツを画面下部の第2のサムネイル表示部604に表示してもよい。
図8は、図1のディスプレイ25上に表示されるコンテンツ再生画面の他の具体例を説明するための説明図である。図8のコンテンツ再生画面600Aは、図7に示したコンテンツ再生画面600の第1のサムネイル表示部605に表示されている提示コンテンツのいずれかの再生をユーザーが選択し、図7のコンテンツ再生画面600から遷移した結果を示すコンテンツ再生画面である。
例えば、図7の第1のサムネイル表示部605に表示されていた提示コンテンツであるドラマ放送をユーザーが選択したとすると、図8に示すように、選択コンテンツ表示部603Aには、選択された提示コンテンツであるドラマ放送が大きく表示され、再生される。
さらに、その再生と同時に、図8のコンテンツ再生画面600Aでは、ユーザーがそのドラマ放送を良く見ていた年601Aを表示し、そのドラマ放送のタイトルである「ドラマA・第1話」602Aを表示している。
また、第2のサムネイル表示部604には、そのドラマ放送の第2話、第3話、…を表示しても良い。
このようにして、本実施の形態に係るコンテンツ再生装置100では、新しいコンテンツが選択されるたびに、ユーザーにとって思い入れのある提示コンテンツが決定され、第1のサムネイル表示部605、605A及び第2のサムネイル表示部604、604Aに表示させることができる。
(コンテンツ再生方法)
次に、本実施の形態に係るコンテンツ再生装置100の動作について説明する。図10及び図11は、本実施の形態に係るコンテンツ再生装置100の動作を説明するためのフローチャートである。ここで、ユーザーが、あるコンテンツを選択した場合に、そのコンテンツと同時期に視聴していたコンテンツを表示する処理を例として説明する。
先ず、ユーザーがリモコンやマウス等の入力I/F26を用いて、HDD14に記憶されているコンテンツを選択すると、図7に示したように、その選択コンテンツが選択コンテンツ表示部603に表示される。
図10において、入力I/F26が、コンテンツ再生装置100に対するユーザーによる上記の操作入力を受信すると、コンテンツ選択検出部40は、その操作入力がコンテンツを選択するための操作入力であることを検出する。そして、コンテンツ選択検出部40は、その検出結果をコンテンツ種別判定部41に出力する(ステップS101)。
コンテンツ種別判定部41は、コンテンツ選択検出部40の検出結果が入力されると、コンテンツ情報記憶部46に記憶されているコンテンツ情報ファイルから、その操作入力に基づく選択コンテンツについてのコンテンツ情報を取得し、その取得したコンテンツ情報に記載された項目「種別」を参照して(ステップS102)、選択コンテンツのコンテンツ種別を判定する(ステップS103)。
選択コンテンツのコンテンツ種別が「写真、ムービー」であった場合には(ステップS103)、基準日時設定部43は、コンテンツ情報記憶部46に記憶されているコンテンツ情報ファイルから、その選択コンテンツについてのコンテンツ情報を取得する。そして、基準日時設定部43は、その取得したコンテンツ情報に記載された項目「詳細情報」を参照し、選択コンテンツである写真、あるいは、ムービーの撮影日を基準日時に設定する(ステップS104)。
なお、本ステップS104において、選択コンテンツの撮影日に基づいて基準日時を設定するのは、選択コンテンツが写真またはムービーであった場合、ユーザーにとって、その撮影日がその写真、ムービーについての最も強い思い入れがある時期であると言えるからである。
一方、選択コンテンツのコンテンツ種別が「放送、録画番組、音楽、映画」であった場合には(ステップS103)、基準日時設定部43は、操作履歴記憶部47に記憶されている操作履歴リストを用いて基準日時を設定する。以下、その設定処理について説明する。
基準日時設定部43は、選択コンテンツのコンテンツNOを検索キーとして、操作履歴記憶部47内の操作履歴リストの全記録範囲に対して、選択コンテンツのコンテンツNOと一致するコンテンツに対する操作履歴を検索する。
そして、基準日時設定部43は、ある一定期間毎に、ヒットした操作履歴の数をカウントする。この期間は、例えば1ヶ月間毎でもいいし、1年でも、1週間でも、1日毎でも良い。ただし、この期間は、後述のステップS107において設定される検索範囲内に収まる期間である必要がある。
基準日時設定部43は、ヒットした操作履歴のカウント数が最も多い日時を、この選択コンテンツの基準日時として設定する(ステップS106)。本ステップS106においては、ヒットした操作履歴のカウント数が最も多い日時、つまり、その選択コンテンツの再生回数が最も多い日時が基準日時として設定されることになる。
検索範囲設定部42は、基準日時設定部43により設定された基準日時が入力されると、その基準日時に基づく検索範囲を設定する(ステップS107)。
次に、図11において、グループ化処理部44は、検索範囲設定部42により設定された検索範囲が入力されると、その検索範囲内の時期に実行された操作入力に対応する操作履歴を、操作履歴記憶部47に記憶されている操作履歴リストのうちから取得する(ステップS201)。
グループ化処理部44は、取得した操作履歴における最初の操作NO(操作番号)を変数iとして設定する。そして、グループ化処理部44は、グループ情報に含まれるグループの1つとして、変数iとして設定された操作NOが付された操作履歴に対応するコンテンツが分類されたグループを生成する(ステップS202)。
ここで、グループ情報について説明する。図9は、本実施の形態に係るグループ情報記憶部48に記憶されているグループ情報の具体例を説明するための説明図である。
本実施の形態に係るグループ情報700は、図9に示すように、グループNOが記載された「NO」欄701と、グループに含まれるコンテンツのコンテンツNOが記載された「コンテンツNO」欄702と、グループに含まれるコンテンツのタイトルが記載された「グループタイトル」欄703と、グループに含まれるコンテンツのコンテンツ種別が記載された「種別」欄704と、グループに含まれるコンテンツに対する操作入力が行なわれた回数を表わす操作カウントが記載された「操作カウント」欄705と、を有している。
「コンテンツNO」欄702には、各グループに含まれるコンテンツのコンテンツNOが記載されている。このコンテンツNOは、図4〜図6に示したコンテンツ情報ファイル300、400、500の各「コンテンツ情報」欄302、402、502に記載されているコンテンツNOである。
「グループタイトル」欄703は、後述するステップS205におけるグループ化処理に用いられたキーワードが記載されている。
「種別」欄704は、各グループに含まれるコンテンツのコンテンツ種別が記載されている。
「操作カウント」欄705は、各グループに含まれるすべてのコンテンツに対する操作入力が行なわれた回数の合算値が記載されている。
上記のステップS202において、グループ化処理部44は、変数iの操作NOが付された操作履歴に対応するコンテンツが分類されたグループを生成する際、そのグループに対応する「操作カウント」欄705に1を設定する。
次に、グループ化処理部44は、変数iに1を加算し、変数jとして設定する(ステップS203)。そして、グループ化処理部44は、変数iの操作NOが付された操作履歴と変数jの操作NOが付された操作履歴を取得する(ステップS204)。
グループ化処理部44は、上記のステップS204において取得した、操作履歴の「操作情報」欄203を参照し、各操作NOが付された操作履歴に対応するコンテンツのコンテンツNOを取得する。そして、グループ化処理部44は、コンテンツ情報記憶部46に記憶されているコンテンツ情報ファイルから、取得したコンテンツNOのコンテンツのコンテンツ情報を取得し、これら2つのコンテンツ情報を比較することにより、グループ化処理を実行する(ステップS205)。なお、本ステップS205におけるグループ化処理については、後述する。
そして、グループ化処理部44は、変数jの操作NOが付された操作履歴に対応するコンテンツが変数iの操作NOが付された操作履歴に対応するコンテンツと同一のグループに分類すべきコンテンツでなければ(ステップS205NO)、後述するステップS208に進む。
一方、グループ化処理部44は、変数jの操作NOが付された操作履歴に対応するコンテンツが変数iの操作NOが付された操作履歴に対応するコンテンツと同一のグループに分類すべきコンテンツであれば(ステップS205YES)、変数iの操作NOが付された操作履歴に対応するコンテンツが分類されたグループに、変数jの操作NOが付された操作履歴に対応するコンテンツのコンテンツNOを登録し(ステップS206)、そのグループに対応する「操作カウント」欄705に1を加算する(ステップS207)。
グループ化処理部44は、変数jに1を加算し(ステップS208)、変数jの操作NOが付された操作履歴が上記のステップS107において設定された検索範囲内にあれば(ステップS209YES)、変数jの操作NOが付された操作履歴に対応するコンテンツがグループ情報に含まれるグループのいずれかに登録済みであるか否かを判定する(ステップS210)。そして、登録済みであれば(ステップS210YES)、上記のステップS208に戻り、登録済みでなければ(ステップS210NO)、上記のステップS205に戻る。
一方、グループ化処理部44は、変数jの操作NOが付された操作履歴が上記の検索範囲外であれば(ステップS209NO)、変数iに1を加算し(ステップS211)、変数iの操作NOが付された操作履歴が上記の検索範囲内にあれば(ステップS212YES)、変数iの操作NOが付された操作履歴に対応するコンテンツがグループ情報に含まれるグループのいずれかに登録済みであるか否かを判定する(ステップS213)。そして、登録済みであれば(ステップS213YES)、上記のステップS211に戻り、登録済みでなければ(ステップS213NO)、上記のステップS203に戻る。
変数iの操作NOが付された操作履歴が上記の検索範囲外であれば(ステップS212NO)、上記の検索範囲内における操作履歴のすべてに対する処理が終了したことになるので、提示コンテンツ決定部45は、グループ情報記憶部48に記憶されているグループ情報を取得し(ステップS214)、その取得したグループ情報に基づき提示コンテンツを決定する(ステップS215)。提示コンテンツ決定部45は、図9に示したように、グループ情報700の「操作カウント」欄705を参照し、この「操作カウント」欄705のカウントが大きいものから順に提示コンテンツとして決定すれば良い。
例えば、図10に示したグループ情報700の場合、提示コンテンツ決定部45は、最初に、「操作カウント」欄205の値が22である音楽「曲a」、次に、「操作カウント」欄205の値が11であるドラマAという順に決定していく。
このようにして提示コンテンツ決定部45は、全種別の「操作カウント」欄205の値で順番に決定してもよいし、例えば、グループ情報700の「種別」欄704を参照し、種別ごとのランキングを作成し、種別ごとに設けられた第1のサムネイル表示部605に、種別毎に優先順位の高いものから提示コンテンツを決定していっても良い。
(グループ化処理)
次に、上記のステップS205におけるグループ化処理について説明する。ここでは、図5に示したコンテンツ情報403とコンテンツ情報404とを用いて説明する。
このグループ化処理は、2つのコンテンツ情報403、404の内容を比較することにより行なわれる。例えば、コンテンツ情報403のコンテンツはドラマAの第1話であり、コンテンツ情報402のコンテンツはドラマAの第2話である。
グループ化処理部44は、2つのコンテンツ情報403、404に記載されている各「コンテンツ情報」欄項目同士を比較し、例えば、項目「タイトル」が共に「ドラマA」であることから、これら2つのコンテンツは同じグループに登録する。
このため、連続ドラマAが例えば全11話あり、全話視聴した場合にはドラマAについての「操作カウント」欄705は11になる。
そうすることにより、ドラマAの第1話と第2話の各々に対する操作入力の実行回数が少なくても、全11話視聴するほど思い入れのあったドラマ全体としては、優先順位が高くなることになる。
また、例えばドラマAの第1話を視聴しながら、録画も行った場合には1話に対して「操作カウント」欄705は2になり、優先順位が高くなる。
一方、コンテンツのコンテンツ種別が例えば写真やムービーであれば、ユーザーが設定できるコンテンツ情報の項目「イベント」の内容が一致するものを同一のグループに登録すれば良い。
このグループ化処理において一致した項目「タイトル」や項目「イベント」の内容は、グループ情報700の「グループタイトル」703に記載されることになる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、コンテンツ再生装置100の各機能ブロック、特に制御部10は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、コンテンツ再生装置100の制御部10は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、前記プログラムを格納したROM(read only memory)、前記プログラムを展開するRAM(random access memory)、前記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるコンテンツ再生装置100の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、前記コンテンツ再生装置100に供給し、そのコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
前記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやコンパクトディスク−ROM/MO/MD/デジタルビデオデイスク/コンパクトディスク−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、コンテンツ再生装置100を通信ネットワークと接続可能に構成し、前記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本発明は、以下のようにも表現することができる。すなわち、本発明におけるコンテンツ再生装置は、コンテンツに係る情報を保存する手段と、コンテンツに関する操作履歴を保存する手段と、コンテンツが選択された場合、選択されたコンテンツの操作履歴により検索基準日時を決定する検索基準日時決定手段と、検索基準日時決定手段により抽出された検索範囲内の類似コンテンツをグループ化するコンテンツグループ化手段と、操作履歴に基づき前記グループ化されたコンテンツに対する優先順位付けし、選択されたコンテンツの関連コンテンツとして提示する関連コンテンツ提示手段とを有する。
前記検索基準日時決定手段は、前記選択されたコンテンツの種別により検索基準日時を変更することが好ましい。
前記検索基準日時決定手段は、前記選択されたコンテンツの種別が写真、ムービーのいずれかであった場合、撮影日付に基づくことが好ましい。
前記検索基準日時は、前記選択されたコンテンツの種別が放送、音楽、映画のいずれかであった場合、前記操作履歴の操作カウントに基づくことが好ましい。