JP2011202334A - 合成繊維ロープ部材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】合成繊維ロープの高い張力を有効化すべく、締結部材が合成繊維ロープに確実に固定されたロープ部材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】合成繊維の束からなるロープ1と該ロープ1を外部部材に連結または係止する部分を形成する締結部材2を該ロープ1に固定して備えるロープ部材を製造する方法は、無機材料粒子が液体に分散されてなる浸透性を有する充填剤4を、ロープ1の一部に浸透させ、充填剤4が浸透したロープの一部を覆うように締結部材2を装着して該締結部材2を締め付けることによって該締結部材2を前記ロープ1に固定する。高い張力を有する合成繊維ロープに高負荷がかかっても締結部材2のスリップが防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、合成繊維ロープと該ロープを外部部材に連結または係止するために用いる締結部材を備えるロープ部材及びその製造方法に関する。
近年、合成繊維はその製造方法が改良され極めて微細なファイバー繊維を製造することが可能となった。そのファイバー繊維を様々な形状で撚ることによって金属製品に勝るとも劣らない合成繊維ロープが出現している。その特徴としては、軽量で高張力、高弾性、低吸湿性、耐摩耗性、耐切創製、耐薬品性などを挙げることができる。これら合成繊維ロープ素材として代表的なものは商品名としてナイロン、テトロン、クレモナ、ベクトラン(ポリアリレート繊維)などが知られている。また、ポリプロピレンも合成繊維ロープ素材として使用されている。特に、ベクトランは、同じ太さの金属ワイヤーロープに匹敵する張力に耐えることができる。
このような合成繊維ロープは、クレーンなどの建設機器、吊り橋などの建築物、オーバードアなどの産業用又は住宅用機器における吊り具などの種々の用途に使用することができる。合成繊維ロープを外部部材や機器に接続するためには、一般的に、図1に示すように合成繊維ロープ1の末端部3に締結部品2(または端子)を取り付ける必要がある。具体的には締結部品2は金属製スリーブであり、スリーブ周面に外側から一様な力Nをかけてスリーブをかしめる。これによって、合成繊維ロープ1の他の一端にかかる力Fを締結部品2を介して外部機器に接続すれば逆向きの力Fを生み出すことが可能となる。もし平衡状態が保たれているとすると概念的理論式として
F = μN (1)
という関係式が成り立つ。ここでμは締結部品2と合成繊維ロープ1との間の実効静止摩擦係数であり、Nはかしめ工程などによって掛けられる垂直力である。
合成繊維ロープを外部機器に接続する方法として、図3に示すように合成繊維ロープ1の末端部3をスリーブなどの締結部材2により「玉かけ」にして、その玉の部分を外部機器の接続部分、たとえばフック金具などに接続するが、その末端の締結部作成には上記のようにスリーブをかしめる方法が一般的に使用される。
下記特許文献1には、複数の螺旋状部品より形成した引留金具に撚線の線状体を挿入することにより線状体と引留金具を固定する方法が開示されている。引留金具の螺旋状部品の内側に摩擦増加剤を施してもよいことが記載されている。また、特許文献2には、金属スリーブと繊維複合柔材の末端定着法の従来例として繊維複合柔材の末端部周面との間に、エポキシ樹脂系等の熱硬化性樹脂液を接着剤として充填し繊維複合柔材に含浸させて、熱硬化性樹脂液を硬化させることで金属スリーブを繊維複合柔材に一体的に接着させる方法が開示されている。特許文献3には、金属パイプ内に挿入されたロープの末端に硬化性樹脂または粘弾性隙間充填剤を含浸させ、かつロープ末端と金属パイプの間にも充填し、これを硬化させてロープ末端の周囲に金属パイプのテーパと同形の形状を構成することが開示されている。
特開平5−115117号公報 特開平5−247862号公報 特開2010−43366号公報
ところで、上述したように近年開発されている合成繊維ロープはその張力が極めて高くなり、直径が4mmφのベクトランなどでは最大張力Fは12kN(キロニュートン)にも達する。図6は図3に示すような玉かけ構造にして作成したベクトランに対して行った引張試験の結果を示す。ここで明らかなようにある力までは一定の伸びを示すが、摩擦力で維持できない点までくるとスリップ現象を起こし、これが繰り返され張力Fの最大値はそれ以上、増加することはできない。
張力Fを増大するために、締結部品2をロープの延在方向に2個使用することも考えられる(図4参照)。しかし、発明者らの実験では、図6の引張試験結果に示すように締結部品2が1個の場合と比べて最大引張荷重値は1.5〜2倍に増加するだけであり、スリップ現象は依然として存在し、最大張力Fを大幅に増加させることはできない。具体的には、1個のスリーブを使用するとベクトランの最大張力の1/3くらい、2個では1/2くらいの張力でスリップ現象を起こしてしまう。この結果、外部機器からの荷重や負荷に十分に耐えることができない。このような現象はベクトランのみならず他の高張力合成繊維ロープでも同様である。現時点では、簡便な方法で、合成繊維ロープの末端に締結部材を確実に固定する方法及びそのような締結部材は存在せず、いくら高張力の合成繊維ロープを開発してもこれを実際の機械構造の一部として利用できないのが実情である。
本発明は、上記課題を解決して合成繊維ロープの高い張力を有効化すべく、締結部材が合成繊維ロープに確実に固定されたロープ部材及びそのようなロープ部材を容易に製造することができる方法を提供することにある。
本発明の第1の態様に従えば、合成繊維の束からなるロープと該ロープを外部部材に連結または係止する部分を形成する締結部材を該ロープに固定して備えるロープ部材を製造する方法であって、無機材料粒子が液体に分散されてなる浸透性を有する充填剤を、前記ロープの一部に浸透させ、前記充填剤が浸透した前記ロープの一部を覆うように締結部材を装着して該締結部材を締め付けることによって該締結部材を前記ロープに固定することを特徴とするロープ部材の製造方法が提供される。
本発明は以下のような発明者の発見に基づく。前述のように、ベクトランのような高い張力を有する合成繊維ロープを外部機器に接続するときに上記のようなスリップの問題があった。これは、Fが極めて大きいにも拘わらず締結部品2と合成繊維ロープ1との間の実効静止摩擦係数μは小さいからであると考えられる。この問題について発明者が鋭意検討したところ、その原因は合成繊維ロープの構造とその高張力にあることが分かった。合成繊維ロープは、多数の合成繊維が編製されて(撚り合わせて)なるが、繊維間には元々隙間が存在している。引張強度が高い合成繊維ロープに極めて高い引張り力がかかると、繊維の隙間(空隙)が縮小する。また、各繊維の断面積も伸延により多少小さくなる。各繊維の断面積の減少と空隙の縮小により、合成繊維ロープ全体の断面積は実質的に減少することになる。それゆえ、ロープ最表面と締結部材間の摩擦、すなわち、実効静止摩擦係数μが小さくなり締結部品2と合成繊維ロープ1との間のスリップを一層増長させていた。すなわち、合成繊維の最大の利点である高張力(及び高弾力)という点が、外部機器への接続において実効静止摩擦係数μを低下させていたのである。本発明の製造方法では、無機材料粒子が液体に分散されてなる浸透性を有する充填剤を、前記ロープの一部に浸透させ、前記充填剤が浸透した前記ロープの一部を覆うように締結部材を装着して該締結部材を締め付ける。すなわち、図1(b)に示すように、充填剤4中の無機材料粒子が繊維1b間の空隙1cを埋めるように充填されるので、高い張力がかかってもロープ断面積が実質的に低減せず、スリーブの抜けを抑制することができる。
本発明の第2の態様に従えば、合成繊維の束からなるロープと、該ロープを外部部材に連結または係止するための部分を形成する締結部材を該ロープに固定して備えるロープ部材であって、前記ロープの前記締結部材が取り付けられた部分の合成繊維間に無機材料粒子が充填されていることを特徴とするロープ部材が提供される。
本発明によれば、合成繊維ロープの末端部分に無機材料粒子が液体に分散されてなる充填剤を浸み込ませることによって、上記式(1)における実効静止摩擦係数μの値を増加させることが可能となる。したがって本理論式によると、同じ側面からの締め付け垂直力Nに対して外部力Fがその分だけ増加する。すなわち充填剤を浸み込ませることによって実効静止摩擦係数μを2倍にできれば、従来は6kN(キロニュートン)でスリップしていたものが12kN(キロニュートン)までスリップしないで合成繊維ロープを使用することが可能となる(図7参照)。
本発明では、従来のロープ末端締結部の作成方法を大幅に変えることなく、単に無機材料粒子が液体に分散されてなる充填剤を浸みこませるだけで締結部材のスリップが防止されるため、合成繊維ロープ部材を簡便に且つ廉価に製造することができる。また、接着剤を用いる場合に比べて合成繊維ロープ部材の製造の作業性や外観に優れる。
本発明の実施形態である合成繊維ロープの末端部に充填剤を浸みこませ、その上からスリーブを固定した合成繊維ロープ部材の末端部近傍を示す斜視図である。 図1に示した合成繊維ロープ部材のII−II方向の断面図である。 合成繊維ロープの末端部をスリーブを使って玉かけ形状にした状態を示す概念図である。 合成繊維ロープの末端部近傍に2個のオーバルスリーブをかしめて玉かけ形状にした図であるが、該末端部には充填剤を浸みこませてある。 図4の合成繊維ロープ部材のV−V方向の断面図である。 図3および図4に示した合成繊維ロープの末端部を玉かけ形状にした場合の合成繊維ロープの引張試験結果を示すグラフである。 実施例5、6及び比較例1で作成した合成繊維ロープ部材の引張試験結果を示すグラフである。 実施例1において金属スリーブを挿入する前のロープ部材の拡大写真であり、図8(a)はロープ部材の表面の拡大写真であり、図8(b)は内部(断面表面)の拡大写真である。 実施例7及び比較例1で作成した合成繊維ロープ部材の引張試験結果を示すグラフである。 実施例8及び比較例1で作成した合成繊維ロープ部材の引張試験結果を示すグラフである。 比較例1及び2で作製した合成繊維ロープ部材の引張試験結果を示すグラフである。
本発明の合成繊維ロープ部材及びその製造方法の一実施形態を図1と図2を参照して説明する。本発明の合成繊維ロープ部材は、合成繊維ロープ1と、その一部、例えば、末端またはその近傍に固定される締結部材(端子)2とを有し、締結部材2が固定された合成繊維ロープ1の部分(固定部)1aには無機材料粒子が液体に分散されてなる充填剤4が充填(浸透)されている。すなわち、合成繊維ロープ1の固定部1aにおける繊維同士の間に充填剤(無機材料粒子)が介在しており、固定部1aの表面(の繊維)と締結部材2との間にも充填剤が介在している。このような合成繊維ロープ部材を構成する各材料について以下に説明する。
合成繊維ロープ部材に用いられる合成繊維ロープ1は、合成繊維の束または合成繊維が編製されたロープであり、合成繊維としてナイロン(商品名)、テトロン(商品名)、クレモナ(商品名)、ベクトラン(商品名)やポリプロピレン繊維を使用することができる。合成繊維の中でも、引張強度が250kg/mm以上のものが、従来の方法で締結部材を固定してもスリップ現象を生じやすくなるために、本発明の対象として好適である。このうち、ベクトランは、同じ太さの金属ワイヤーロープに匹敵する張力または荷重に耐えられるが、前記背景技術の欄に記載したスリップ現象を生じるので、本発明の対象として用いるのが特に好ましい。ベクトランはポリアリレート繊維で形成されており、例えばφ=4mmのベクトランでは引張強度は6kN以上である。合成繊維ロープ1の直径は、用途に応じて適宜選択できるが、例えば、φ0.5mm〜80mmのものが入手できる。
締結部材2は、金属スリーブ、リング、金属または合成繊維材料からなるテープなどを使用することができ、これらはいずれも加圧することでロープに永久的に圧着またはかしめることができるものである。金属スリーブは、円形のみならず、楕円形または四角などの任意の断面形状のものを使用できる。アルミニウムや銅製の市販のスリーブを使用できる。スリーブの内径は、内部に挿通される合成繊維ロープ1の外径に応じて適宜選択される。スリーブの長さは、一般的に10〜22mmである。
締結部材2は、合成繊維ロープ1の末端またはその近傍に取り付け(固定)されるが、その取り付け位置に制限はない。外部機器との連結方法または外部機器への係止方法に応じて、締結部材2の合成繊維ロープ1への取り付け位置や取り付け方法が適宜選択される。例えば、合成繊維ロープ1の末端を折り返して玉かけを形成する場合には、合成繊維ロープ1を折り返して合成繊維ロープ1同士が重なるように、すなわち、重ね合わされた2本の合成繊維ロープ1に締結部材2が取り付けられる(図3−5参照)。こうして形成された玉かけに、外部機器に設けられた突起やフック(いずれも不図示)が通されて、外部機器とロープ部材が連結される。あるいは、図1(a)に示すように、締結部材2は、合成繊維ロープ1を折り返すことなく、その末端またはその近傍に取り付けてもよい。この場合、合成繊維ロープ1の外径より大きく且つ締結部材2の外径より小さい幅の溝やホールを外部機器に設け、そのような溝やホールに合成繊維ロープ1を通して締結部材2を溝やホールを画成する壁部で係止させることで、ロープ部材を外部機器に連結することができる。しかしながら、本発明のロープ部材の特徴を備える限り、ロープ部材と外部機器との連結方法は限定されるものではなく、任意の方法を用い得る。
締結部材2が取り付けられた合成繊維ロープ1の部分(取り付け部分)には、充填剤4が充填されており、この結果、充填剤4は合成繊維ロープ1を構成する繊維間にまで浸透して存在している。このように充填剤が繊維間にまで存在していることにより以下のような利点がある。すなわち、合成繊維ロープの繊維間にはもともと空隙が存在しており、この空隙は高い張力がかかると狭められる。この結果、ロープ断面積が実質的に小さくなり、スリーブなどの締結部材がロープから抜けやすくなる。一方、充填剤が繊維間の空隙を埋めるように充填されていると、高い張力がかかってもロープ断面積が実質的に低減せず、スリーブの抜けは抑制される。また、充填剤が繊維間及び繊維の表面に存在しているために、繊維同士の摩擦並びに、繊維と締結部材2の間の摩擦を増大させる。このような合成繊維ロープ1の断面積の変化抑制効果と合成繊維ロープ1と締結部材との摩擦増大効果が相俟って、締結部材2が合成繊維ロープ1からスリップ移動することを防止して、スリップ現象が生じる耐荷重を向上していると考えられる。以上のことから、本発明が有効に適用されるのは、高い張力の合成繊維であり、引張強度が250kg/mm以上の高張力を有する合成繊維ロープにきわめて有効である。
充填剤4としては、無機材料粒子が分散された浸透性を有する液体を使用する。この場合、浸透性を有する液体は合成繊維ロープ1の繊維間に浸透するために、無機材料粒子を繊維間または繊維表面に送達(搬送)するように作用する。合成繊維ロープに対して浸透性を有する液体は、乾燥して揮発することで、無機材料粒子のみが繊維間または繊維表面に残る。この点から、浸透性を有する液体はエタノールやアセトンなどの揮発性を有する有機溶剤が有利である。
無機材料粒子として、シリカ、カオリナイト(カオリン、ディッカイト、ナクリライト:Si・Al)、アルミナ(Al)、二酸化ジルコニウム(ZrO)、二酸化チタン(TiO)、炭化ケイ素(SiC)などが使用できる。これらの無機材料は市場で入手可能であるが、製造プロセスや精製の都合で不純物がわずかに(〜数%程度)含まれているものがあるが、使用する充填剤が本発明の作用を果たす限り、無機材料中にそのような不純物を含んでいてもかまわない。これらの無機材料のうち、特に、環境や薬品などに対する耐久性や入手性などの点でシリカまたはアルミナが好ましい。シリカの粒径として、分散媒中での分散性と繊維間への浸透性を考慮すると、0.5μm〜2.0μmが好適である。
充填剤4は、前述の無機材料粒子を浸透性を有する液体に混合して分散させることで調製することができる。混合比は、無機材料粒子の平均粒径、ロープを構成する繊維の太さ、繊維間隙間などにより決定することができる。
次に、締結部材2を合成繊維ロープ1に固定する方法及び合成繊維ロープ部材の製造方法を説明する。前述のような合成繊維を編製し(撚り合わせ)た合成繊維ロープ1の末端近傍に前記充填剤を浸透させる。充填剤は、前述のように、合成繊維ロープに対して浸透性を有する液体、例えば、エタノールのような揮発性液体にシリカ粉体を所定の割合で混合・分散させることで調製する。こうして調製した充填剤を合成繊維ロープ1の末端近傍に塗布する。あるいは、充填液に合成繊維ロープ1の末端近傍を浸漬してもよい。充填剤を塗布または浸漬することによって充填剤が合成繊維ロープ1の末端近傍の繊維間に十分に浸透した後、乾燥させる。充填液が無機材料粒子を含む場合には、分散(分散媒)液が揮発するまで乾燥させる。充填液に粒子を含まない場合には充填液が固化(硬化)するまで乾燥させる。次いで、充填液が充填された合成繊維ロープ1の部分を金属スリーブなどの締結部材2に挿入して被覆する。次いで、金属スリーブなどの締結部材2の側面(周面)に加圧して締結部材2を合成繊維ロープ1に永久的に締め付けて固定する(かしめる)。かしめ圧としては、例えば420〜450kg/cmにし得る。こうして、締結部材2が合成繊維ロープ1に固定されて合成繊維ロープ部材が完成する。なお、締結部材2をかしめた後に、アルキルαシアノアクリレート系の充填剤をさらに締結部材2と合成繊維ロープ1の間から充填して合成繊維ロープ1に浸透させてもよい。
合成繊維ロープとしてベクトランHT(クラレ製、長さ450mm、φ=4mm)を用いた。充填剤としてシリカ(SiO)粉末がエタノール中に分散された分散液を用い、締結部材として、断面円形のアルミニウム製のスリーブ(内径=4.5mm、長さ20mm)を用いた。充填剤は、エタノールにシリカ粉末(平均粒径約0.8μm)を体積比で1:1で撹拌混合して調製した。得られた混合液中に合成繊維ロープの末端部を20秒間浸してシリカ粉末を含む充填剤がロープの繊維間によく浸み込ませた。エタノールが蒸発するまで乾燥した後、合成繊維ロープの末端部に金属スリーブを挿入し、スリーブの側面からほぼ均一な垂直力N(P=約420kg/cm( 41.9MPa))を加えてスリーブを合成繊維ロープに固定させる(かしめ工程)。こうして、図1(a)に示すような合成繊維ロープ1にスリーブ2が固定されたロープ部材を得た。金属スリーブを挿入する前のロープ部材の表面及び内部(断面表面)の拡大写真を図8(a)及び図8(b)にそれぞれ示す。写真から明らかなように、ロープ部材を構成する繊維間及び繊維表面にシリカ粉体が付着している様子が分かる。
かしめ工程の後に、金属スリーブと合成繊維ロープとの間に、アルキルαシアノアクリレート系接着剤を浸み込ませた以外は、実施例1と同様にしてロープ部材を製造した。なお、アルキルαシアノアクリレート系接着剤は、シリカ/エタノール分散液の乾燥後であって、かしめ工程の前に、合成繊維ロープの末端部に浸み込ませてもよい。
締結部材として、断面が楕円形のアルミニウム製のスリーブ(内径=8mm(長径)−4.5mm(短径)、長さ20mm)を用い、図3に示すように、合成繊維ロープの末端を折り返して玉かけ形状にして合成繊維ロープの重なり部分をスリーブに通した以外は、実施例1と同様にロープ部材を製造した。なお、充填液は、重なり部分を構成するロープ部材の2箇所に浸透させた。
締結部材として、断面が楕円形のアルミニウム製のスリーブ(内径=8mm−4.5mm、長さ20mm)を用い、図3に示すように、合成繊維ロープの末端を折り返して玉かけ形状にして合成繊維ロープの重なり部分をスリーブに通した以外は、実施例2と同様にロープ部材を製造した。なお、シリカ/エタノール分散液は、重なり部分を構成するロープ部材の2箇所に浸透させた。
図4及び図5に示したように、合成繊維ロープ1の末端部3を、2個のアルミニウム製のスリーブ5A,5Bを用いて玉かけ形状6を形成した以外は、実施例3と同様にしてロープ部材を作製した。
図4及び図5に示したように、合成繊維ロープ1の末端部3を、2個のアルミニウム製のスリーブ5A,5Bを用いて玉かけ形状6を形成した以外は、実施例4と同様にしてロープ部材を作製した。
エタノールにシリカ粉末(平均粒径約0.8μm)を体積比(エタノール:シリカ)で7:3で混合した以外は、実施例1と同様に充填剤を調製し、実施例6と同様にしてロープ部材を作製した。
無機材料粒子として、平均粒径約1.0μm、純度99.9%のαアルミナ(Al)粉末を用い、エタノールに体積比(エタノール:αアルミナ)で67:33で混合した以外は、実施例7と同様にして、同様にしてロープ部材を作製した。なお、アルミニウム製のスリーブについてその端部を面取り加工したもの(試験体A1、A2)も面取りしないもの(試験体A3、A4)と併せて用いた。これは、アルミニウム製のスリーブの端部に残るバリが引っ張り強度に影響していないかを確かめるために行った。
比較例1
合成繊維ロープ1に充填剤を浸透させなかった以外は、実施例5と同様にしてロープ部材を作製した。
比較例2
充填剤として、シリコーンを用いた以外は、実施例5と同様にしてロープ部材を作製した。シリコーンとして反応性ホットメルトシリコーン(ダウコーニング社製HM−2150Assembly Sealant)を用いた。このシリコーンはシリコーン純度が100%であり、120℃で1050poiseの低粘度を有する。シリコーンを合成繊維ロープに浸透させるためにホットメルトガンを用いた。
実施例5〜8及び比較例1及び2で得られたロープ部材について、引っ張り試験機(島津製作所 オートグラフ 最大引張り力:50kN)を用いて以下の条件で引張り試験を行った。
持具:アイボルト,シャックル
引っ張り速度:V=10mm/分
基準長さ:L=450mm以上
なお、引っ張り試験のために、ロープ部材の両末端にそれぞれ玉かけが形成されるように両末端それぞれにスリーブを固定した。
図7に実施例5,6及び比較例1の実験結果を示す。充填剤を使用しないで従来の方法で作成したロープ部材では約7kNの荷重でスリップが繰り返し発生している。一方、シリカ粒子が充填されている充填剤を用いた実施例5のロープ部材では、荷重が約11kNまではスリップが発生していない。また、シリカ粒子が充填されている充填剤を浸透させる共にアルキルαシアノアクリレート系接着剤をさらに浸透させたロープ部材では、荷重が約12kNまではスリップが発生していない。この実験からも明らかなように、本発明が開示する方法で予め合成樹脂ロープに無機材料粒子(を含む充填剤)を浸透させることで、上述の式(1)の実効静止摩擦係数μが約1.5倍増えたことがわかる。これによって、合成繊維ロープを実機で使用した場合に、有効最大張力を大幅に改善することができることが分かる。
図9に、実施例7及び比較例1の実験結果を示す。シリカの配合量を30%に変更した充填剤を用いた実施例7のロープ部材では、荷重が約10.5kNまではスリップが発生していない。実施例7の結果を加味すれば、シリカの配合量が分散体(浸透剤)であるエタノールを含む充填剤中で30〜50%の範囲であれば10kNを超える耐荷重を示すと考えられる。
図10に、実施例8及び比較例1の実験結果を示す。αアルミナ粒子が充填されている充填剤を用いた実施例8のロープ部材では、荷重が約11kNまではスリップが発生していない。充填剤としてαアルミナ粒子を用いた場合もシリカと同様に優れた耐荷重を示しており、αアルミナ粒子が充填された合成繊維ロープを実機で使用した場合に、有効最大張力を大幅に改善することができることが分かる。なお、アルミニウム製のスリーブの端部を面取り加工した試験体とそうでない試験体とでは耐荷重に差が現れていなかった。
図11に比較例1及び2の実験結果を示す。充填剤としてシリコーンを用いることで、充填剤を使用しない場合よりも最大荷重が低下していることが分かる。この実験結果より、充填剤として、シリカやアルミナのような無機材料粒子が分散された浸透性液体が優れていることが分かる。また、前述のように無機材料粒子が分散された浸透性液体を合成繊維ロープに浸透させる操作は容易であり作業性に優れる。また、無機材料は、硬化性樹脂などの有機材料に比べて環境性にも好適である。
本発明を実施例により具体的に説明してきたが、本発明はそれらに限定されるものではない。上記実施例では合成繊維ロープは、断面が円形のワイヤー状のものを用いたが、帯状またはテープ状の合成繊維ロープであっても構わない。締結部材は合成繊維ロープの断面形状に応じて適宜変更できる。
本発明の合成繊維ロープ部材は、高い荷重がかかる構造物において、例えば、クレーンなどの建設機器、吊り橋などの建築物、ガレージ用ドアやオーバーヘッドドアなどの産業用又は住宅用機器における吊り具など、種々の用途に好適である。
1 合成繊維ロープ
2 締結部品(スリーブ)
3 末端部
4 充填剤
5 締結部品(オーバルスリーブ)
6 玉かけ形状
F 合成繊維ロープに加えられる力
N 締結部品に側面から掛けられる力

Claims (11)

  1. 合成繊維の束からなるロープと該ロープを外部部材に連結または係止する部分を形成する締結部材を該ロープに固定して備えるロープ部材を製造する方法であって、
    無機材料粒子が液体に分散されてなる浸透性を有する充填剤を、前記ロープの一部に浸透させ、
    前記充填剤が浸透した前記ロープの一部を覆うように締結部材を装着して該締結部材を締め付けることによって該締結部材を前記ロープに固定することを特徴とするロープ部材の製造方法。
  2. 前記無機材料が、シリカまたはアルミナである請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記液体がエタノールである請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 前記締結部材が、金属スリーブであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の製造方法。
  5. 前記ロープの末端部を玉かけ形状に折り返し、ロープの重なり部分に前記充填剤を浸透させ、前記充填剤が浸透したロープの重なり部分を覆うように締結部材を装着して該締結部材を締め付けることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の製造方法。
  6. 前記合成繊維の束からなるロープの引張強度が、250kg/mm以上である請求項1〜5のいずれか一項に記載の製造方法。
  7. 前記合成繊維が、ポリアリレート繊維である請求項6に記載の製造方法。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の製造方法により製造された製造方法。
  9. 合成繊維の束からなるロープと、該ロープを外部部材に連結または係止するための部分を形成する締結部材を該ロープに固定して備えるロープ部材であって、
    前記ロープの前記締結部材が取り付けられた部分の合成繊維間に無機材料粒子が充填されていることを特徴とするロープ部材。
  10. 前記無機材料が、シリカまたはアルミナである請求項9に記載のロープ部材。
  11. 前記合成繊維の束からなるロープの引張強度が、250kg/mm以上である請求項9または10に記載のロープ部材。
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