JP2011200346A - 遊技台 - Google Patents

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JP2011200346A JP2010069082A JP2010069082A JP2011200346A JP 2011200346 A JP2011200346 A JP 2011200346A JP 2010069082 A JP2010069082 A JP 2010069082A JP 2010069082 A JP2010069082 A JP 2010069082A JP 2011200346 A JP2011200346 A JP 2011200346A
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Abstract

【課題】弾球遊技機(パチンコ機)や回胴遊技機(スロットマシン)に代表される遊技台に関し、低消費電力で発光体を発光させる遊技台を提供する。
【解決手段】遊技を演出するための複数の発光体(たとえば第1の発光体450を含む複数の発光体)と、複数の発光体のうち特定の発光体(たとえば第1の発光体450)を点灯するための発光回路(たとえば腕部照明基板225)と、を備え、前記発光回路は、特定の発光体と直列に輝度制御回路(たとえば輝度制御回路440)が接続され、輝度制御回路は、コンデンサ(たとえば第1のコンデンサ452)および第1の抵抗(たとえば第1の抵抗451)を並列に接続した回路と、該回路に直列に接続された第2の抵抗(たとえば第2の抵抗453)とを含むことを特徴とする遊技台。
【選択図】 図9

Description

本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)や回胴遊技機(スロットマシン)に代表される遊技台に関する。
パチンコ機に代表される遊技台は、発射装置から遊技領域に向けて遊技球を発射し、その遊技領域に設けられた所定の進入口に遊技球が進入することで所定の利益を獲得できるように構成されている。このような遊技台の中には、複数のランプを備えた遊技台がある(たとえば特許文献1)。
特開2008−200302号公報
しかし、特許文献1に記載の遊技台においては、ランプに代表される発光体を発光させる際に消費電力が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は上記のような問題点に鑑み、低消費電力で発光体を発光させる遊技台を提供することを目的とする。
上記問題を解決する本発明の遊技台は、
所定の当否判定条件が成立した場合に当否判定を行ない、該当否判定の結果が特定の当否判定結果である場合に、遊技者に対する有利度が第1の有利度である第1の制御状態から該第1の有利度と有利度が異なる第2の有利度である第2の制御状態に制御状態を移行させる遊技台において、
遊技を演出するための複数の発光体と、
前記複数の発光体のうち特定の発光体を点灯するための発光回路と、
を備え、
前記発光回路は、前記特定の発光体と直列に輝度制御回路が接続され、
前記輝度制御回路は、コンデンサおよび第1の抵抗を並列に接続した回路と、該回路に直列に接続された第2の抵抗とを含むことを特徴とする。
本発明の遊技台によれば、低消費電力で発光体を発光させる遊技台を提供することができる。
パチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。 遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 (a)は特図の停止図柄態様の一例を示した図であり、(b)は装飾図柄の一例を示した図であり、(c)は普図の停止表示図柄の一例を示した図である。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートであり、(b)は、第1副制御部400のストローブ割込み処理のフローチャートであり、(c)は、第1副制御部400のタイマ変数更新割込処理のフローチャートである。 腕部照明基板225の回路の一部を示す図である。 腕部照明基板225に設けられた特定のLEDに流れる電流の量を時系列的に示した図である。 第1の発光体450が点滅するように発光する場合における第1の発光体450に流れる電流の量を時系列的に示した図である。 前腕部224b、腕部照明基板225および第1の発光体450を正面から見た図である。 本実施形態における第1の発光体450の点灯態様と、従来における発光体の点灯態様を対比して説明した図である。 第1副制御部400が大当たりになったことを報知する際の第1の発光体450に流れる電流の量を時系列的に示した図である。 第1副制御部400が腕部照明基板225に供給する電圧を変化させる制御を行った際の第1の発光体450に流れる電流の量を時系列的に示した図である。 第1実施形態とは異なり腕部照明基板225に設けられた8つのLED11〜LED18に対応するコンデンサC11〜C18の静電容量がそれぞれ異なっていることを示す図である。 第1実施形態とは異なり腕部照明基板225に設けられた8つのLED21〜LED28に対して輝度制御回路(たとえば輝度制御回路440)が設けられているものと設けられていないものがあることを示す図である。 (a)は第1実施形態とは異なり輝度制御回路440にディップスイッチ454が設けられていることを示している図であり、(b)は第1のスイッチ状態において第1副制御部400が点灯制御を行った場合の第1の発光体450に流れる電流の値と、第2のスイッチ状態において第1副制御部400が点灯制御を行った場合の第1の発光体450に流れる電流の値の変遷を示す図である。 第1実施形態とは異なり第1の発光体450に第2の発光体455を並列で接続して設けられたことを示す回路図である。 (a)は第1実施形態とは異なり第1のコンデンサ452に第1の抵抗451が並列で接続されていない回路図であり、(b)は(a)の場合における第1の発光体450に流れる電流の量を時系列的に示した図である。 (a)は図19(a)で示す回路から第1の抵抗451を除いた回路図であり、(b)は図19(b)で示す回路から第1の抵抗451を除いた回路図である。 図21において第1副制御部400が第1の発光体450の点滅制御を行った場合の第1の発光体450および第2の発光体455の発光態様を示す図である。 本発明を適用したスロットマシンの説明図である。 本発明を他の機器に説明可能であることを説明する説明図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に1に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
[実施形態1]
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の実施形態1に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、図1はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源管理部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLumineScence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置および第2特図表示装置は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプは、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプおよび第2特図保留ランプは、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の玉検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根を備え、羽根の閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置が当たり図柄を停止表示した場合に羽根が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材を備え、扉部材の閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材が所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口136に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。なお、前腕部224bは光を透過する部材で設けられ、該部材の内部には複数のLEDを備えた腕部照明基板225が設けられている。第1副制御400は遊技が行われるに際してこの複数のLEDの発光制御を行う。なお、この複数のLEDは本発明にいう複数の発光体に相当する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
<制御部>
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、図4は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源管理部660と、によって構成している。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316bが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路318(この回路には2つのカウンタを内臓しているものとする)と、各始動口、入賞口の入り口および可変入賞口の内部に設けた球検出センサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、第2特図始動口232や可変入賞口234等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
なお、第1特図始動口126に球が入賞したことを球検出センサ318が検出した場合には、センサ回路320は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路316に出力する。この信号を受信したカウンタ回路316は、第1特図始動口126に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口126に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、カウンタ回路316は、第2特図始動口128に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口128に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口128に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源管理部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。
第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、第1副制御部400は、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418の制御を行うための駆動回路420と、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路422と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタン検出センサ426と、演出可動体センサ424やチャンスボタン検出センサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、腕部照明基板225に設けられた複数のLEDの発光制御を行うための駆動回路421と、装飾図柄表示装置(液晶表示装置)208および遮蔽装置246の制御を行うための第2副制御部500と、を接続している。なお、第1副制御部400は腕部照明基板225に設けられた複数のLEDに印加される電圧の高さを制御するものであり、本発明にいう発光制御回路に相当する。
<払出制御部、発射制御部、電源管理部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源管理部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源管理部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源管理部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源管理部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
<図柄の種類>
次に、図5(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図5(a)は特図の停止図柄態様の一例を示した図である。図5(b)は装飾図柄の一例を示した図である。図5(c)は普図の停止表示図柄の一例を示した図である。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本発明にいう図柄の変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間(本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間(これも本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本発明にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。後述するように、図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。図3(a)には、図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。図3(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。本実施形態のパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当たり図柄であり、「特図H」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、本実施形態のパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図5(b)は装飾図柄の一例を示した図である。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、「特図B」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域110a〜110cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図F」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図G」の第1小当たり、「特図H」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域110a〜110cに図3(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図5(c)は普図の停止表示図柄の一例を示した図である。本実施形態の普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この図5(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図6を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT313への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT313に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT313のカウンタの値をクリアし、WDT313による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源管理部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、電源基板に設けたRWMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115、ステップS117内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図4に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、および特図タイマ乱数値それぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。また、この基本乱数初期値更新処理の終了後に割込許可の設定を行ってステップS117に進む。
ステップS117では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。主制御部300のRAM308には、0から127の範囲の値を取り得る第1特図予告抽選乱数値を生成する第1特図予告抽選乱数カウンタ、および同じく0から127の範囲の値を取り得る第2特図予告抽選乱数値を生成する第2特図予告抽選乱数カウンタが設けられている。このステップS117では、これらのカウンタそれぞれの値を更新する。
主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115およびステップS117の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT313のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ等、また各種の球検出センサを含む各種センサ318の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ318ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234、230やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施形態では特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。ここでは上記ステップS117で行った演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。したがって、特図1予告抽選乱数カウンタおよび特図2予告抽選乱数カウンタそれぞれの値は、このステップS211で更新される。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特別図柄表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234、230や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、第1、第2特図始動口126、128に入賞があり、且つ、保留している特図変動遊技の数が4未満である場合には、入賞した始動口に対応するカウンタ回路316のカウンタ値記憶用レジスタから値を特図当選乱数値として取得する。また、上述の特図乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図乱数値として取得し、RAM308に設けた乱数値記憶領域に特図当選乱数値と共に記憶する。また、普図始動口124を球が通過したことを検出し、且つ、保留している普図変動遊技の数が2未満の場合には、そのタイミングにおける普図当選乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図当選乱数値として取得し、RAM308に設けた上述の特図用とは別の乱数値記憶領域に記憶する。また、この入賞受付処理では、所定の球検出センサにより第1、第2特図始動口126、128、普図始動口124、または可変入賞口の入賞(入球)を検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、第1、第2特図始動口126、128、普図始動口124、および可変入賞口の入賞(入球)の有無を示す入賞受付情報を設定する。
ステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当たり図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図5(c)に示す普図A)および外れ図柄(図5(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置112に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当たりフラグ、第1小当たりフラグ、第2小当たりフラグ、第1はずれフラグ、第2はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図5(a)に示す特図A、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図B、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には特図C、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図D、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオンの場合には特図E、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグもオフの場合には特図F、第1小当たりフラグがオンの場合には特図G、第2小当たりフラグがオンの場合には特図H、第1はずれフラグがオンの場合には特図I、第2はずれフラグがオンの場合には特図Iそれぞれの態様となるように、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、突然確変図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1はずれ図柄(特図I)、および第1はずれ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド回転停止設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に4Hを送信情報(一般情報)として追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド入賞演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に5Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで。)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド大入賞口開放設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に7Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。なお、所定の解放期間または可変入賞口234に所定球数の遊技球の入賞を検出するまで可変入賞口234の扉部材を開放する遊技状態を特別遊技状態と呼ぶ。また、所定の解放期間または可変入賞口234に所定球数の遊技球の入賞を検出するまで可変入賞口234の扉部材を開放する遊技状態以外の遊技状態を通常遊技状態と呼ぶ。通常遊技状態から特別遊技状態に移行する条件は、ステップS217で入賞受付を行ったことに基づいて当たり抽選を行い、該当たり抽選の結果が当たりであったことである。つまり、主制御部300は、所定の当否判定条件(たとえば入賞を受け付けたこと)が成立した場合に当否判定(たとえば当たりの当否判定)を行ない、該当否判定の結果が特定の当否判定結果(たとえば当たり)である場合に、遊技者に対する有利度が第1の有利度である第1の制御状態(たとえば特別遊技状態以外の遊技状態)から該第1の有利度と有利度が異なる第2の有利度である第2の制御状態(たとえ特別遊技状態)に制御状態を移行させるものである。さらに、主制御部300は第1特別図柄表示装置212または第2特別図柄表示装置214に図5で説明した図柄を所定の当否判定結果として表示するものであり、本発明にいう当否判定結果報知手段に相当する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材1301の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に8Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施例では15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当たり遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数100回をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンすることもない。ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に大当りすると、変動時間が短くなる可能性が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、第2特別始動口232の一対の羽根部材の1回の開放における開放時間が長くなりやすい。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材は多く開きやすい。また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当たり遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当たり遊技中に普図高確率状態であると、大当たり遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に第2特図始動口232に多くの遊技球が入球し、大当たり中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド終了演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に6Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、はずれフラグがオンされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。
ステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は本実施形態では16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、FRAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。
また、上述の一般コマンド回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ423・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路334を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。
ステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS241に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS243に進む。
ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。
一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。
<第1副制御部400の処理>
図8を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のストローブ割込み処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ変数更新割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。
ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、S307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS311では、チャンスボタンの押下を検出していた場合、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタンの押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS313では、S309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS315では、S309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS317では、S309で読み出した演出データの中に演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップS319では、S309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、S303へ戻る。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、図8(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
なお、上述の説明における各種ランプ(たとえば各種ランプ418や普図保留ランプ216など)は本発明にいう複数の発光体に相当する。
次に図9および図10を用いて腕部照明基板225に設けられた複数のLEDの発光態様にについて説明する。図9は腕部照明基板225の回路の一部を示す図である。図10は腕部照明基板225に設けられた特定のLEDに流れる電流の量を時系列的に示した図である。
図9に示すように、腕部照明基板225にはLED1〜LED8の8つのLED(全てTa=25°Cのときの定格電流が30mAであり、かつ、Ta=25°Cのときの最大定格電流が40mA)が並列に接続されている。また、腕部照明基板225には8つの抵抗R1〜R8(全て470Ω)が設けられ、該8つの抵抗R1〜R8はLED1〜LED8のそれぞれに対して直列に接続されている。さらに、腕部照明基板225には8つのコンデンサC1〜C8(全て470μF)と、該8つのコンデンサC1〜C8のそれぞれに対して並列に接続された8つの抵抗R11〜R18(全て1.5kΩ)とが設けられ、該8つのコンデンサC1〜C8および8つの抵抗R11〜R18も8つのLED1〜LED8のそれぞれに対して直列に接続されている。この8つのLED1〜LED8はそれぞれ本発明にいう特定の発光体に相当し(つまり、本実施形態では複数の特定の発光体が設けられている)、それぞれのLEDに対して本発明にいう輝度制御回路が直列に接続されている。本発明でいう輝度制御回路とはLEDの輝度を制御する回路であり、コンデンサおよび抵抗を並列に接続した回路と、該回路に直列に接続された第2の抵抗がこれに該当する。ここでは、LED1を発光体450、R11を第1の抵抗451、C1を第1のコンデンサ452、R1を第2の抵抗453として、LED1を代表例にとり詳細な説明を行う。なお、コンデンサ452および第1の抵抗451を並列に接続した回路と、該回路に直列に接続された第2の抵抗453を含む回路を輝度制御回路440として説明する。
腕部照明基板225は第1副制御部400と9つの信号線で結ばれている。1本が電源線(DC24V)であり、残りの8本は8つのLEDのそれぞれのLEDの点灯制御を行うための制御用信号線である。第1の副制御部400は、LEDを点灯させる場合に該LEDに対応する制御用信号線をLの状態にし、LEDを消灯させる場合に該LEDに対応する制御用信号線をHの状態にする。制御用信号線がLの状態であると電流が流れ対応するLEDが発光し、逆にHの状態であるときは対応するLEDに電流が流れず対応するLEDは発光しない。
第1副制御部400は所定の条件が成立した場合に第1の発光体450の点灯制御をまたは消灯制御を行う。たとえば、第1副制御部400は、当否判定結果報知手段(たとえば特別図柄表示装置212または第2特別図柄表示装置214)が当否判定の結果を報知する前に、該当否判定の結果が特定の当否判定結果(たとえば大当たり図柄)であることを予告するために、消灯状態の特定の発光体を点灯状態に変化させる。これにより、遊技者の遊技の興趣を向上させる演出を行う。このとき、初期の状態では第1のコンデンサ452に蓄えられた電荷が0であるため、第1の抵抗451よりも抵抗値が低い第1のコンデンサ452に電流が多く流れ、第1の発光体450には第1の値の電流値が流れる。さらに電流が流れると第1のコンデンサ452に電荷が蓄えられ、それに伴って第1のコンデンサ452のインピーダンスが増加して電流が流れにくくなる。第1のコンデンサ452に電流が流れにくくなると第1の抵抗451および第1のコンデンサ452の並列回路で構成される回路の抵抗値が増加し、第1の発光体450には第1の値よりも低い値である第2の値の電流値が流れる。つまり、第1のコンデンサ452に蓄えられた電荷が0の状態で第1の発光体450の点灯制御を行うとき、第1の発光体450は最初は明るく点灯し、時間が流れるにつれ次第に暗くなっていくといったような態様で点灯することになる。換言すると、第1のコンデンサ452に蓄えられた電荷が第1の量の電荷である場合は、第1の量よりも大きい第2の量の電荷である場合よりも大きな発光量で第1の発光体450は点灯する。なお、第2の抵抗453は第1の発光体450に流れる電流を調整するものであるが、特に、第1のコンデンサ452の電荷が0の場合に第1の発光体450にかかる電流を制限するものである。
図10を用いて第1のコンデンサ452に蓄えられた電荷の量に応じて第1の発光体450の発光量が変化することを説明する。図10は第1の発光体450に流れる電流値を時系列的に示ししている図である。図に示すグラフは、縦軸は電流値であり、1メモリが15mAを表している。また、横軸は時間であり、1メモリが500msを表している。
また、このグラフの下側には横軸の時間と対応して第1副制御部400が実行する第1の発光体450の点灯制御信号の出力状態を時系列的に示している。第1のコンデンサ452に蓄えられた電荷が0のときに第1副制御部400が第1の発光体450を点灯するように制御すると第1の発光体450に電流が流れる。ここで第1の発光体450に流れる電流の値は第1のコンデンサ452の電荷が0でありインピーダンスが低いため第1の電流値(50mA)の電流が流れる。その後、図に示すように第1のコンデンサ452に電荷が蓄えられることでインピーダンスが高くなり、それに応じて第1の発光体450に流れる電流の量は低下する。第1のコンデンサ452に蓄えられた電荷が第1のコンデンサ452の静電容量に達すると第1のコンデンサ452に電流が流れなくなり、第1の抵抗451および第1のコンデンサ452の並列回路において第1の抵抗451のみに電流が流れるようになり、第1の発光体450に流れる電流の値は第1の値よりも低い第2の値の電流値(18A)になる。その後電流を流し続けても流れる電流の量は第2の値の電流値から変化せず、第1の発光体450の発光量は一定の量になる(なお、第1のコンデンサ452に蓄えられた電荷が第1のコンデンサ452の静電容量に達した際に第1の発光体に流れる電流の値を安定電流値と呼ぶ場合がある)。このように第1のコンデンサ452に電荷が蓄えられれば蓄えられるほど第1の発光体450に流れる電流の量は少なくなり、それに合わせて第1の発光体450の発光量も少なくなる。
そして、第1副制御部400が第1の発光体450を消灯するように制御すると第1の発光体450に電流が流れなくなり、第1の発光体450の発光量は0となる。
なお、上述したように第1の発光体450はTA(周囲温度)が25°Cのときの最大定格電流(連続的に流すことができる電流の量)が40mAになっている。このような最大定格電流は第1の発光体450を製造しているメーカーの仕様書に記載されていたり、第1の発光体450に直接記載されている。本実施形態では、連続的にではなく一時的に第1の発光体450に最大定格電流を超える値の電流が流れている。このため、一時的ではあるが第1の発光体450の発光量を大きくすることができる。なお、第1の発光体450には一時的であっても流してはならない電流値があるが、本実施形態では最大定格電流を超える値の電流値を一時的に流す場合であっても、一時的であっても流してはならない電流値を超える電流を流すことがないように遊技台100は設計されている。ここで一時的であっても流してはならない電流値とは、たとえば、その電流値の電流を流すと第1の発光体450が破損してしまう電流値のことである。
なお、人間の網膜には強い光を受けた場合にその光の印象が一定期間継続するという光の残像効果が生じる。本実施形態における発光態様では、発光を開始した直後に遊技者の網膜は強い光を受ける。そして光の残像効果により強い発光態様が印象に残り、その後の発光が実際の発光よりも大きな発光のように錯覚する。このため、少ない電力で強い発光を遊技者に印象づけることができ、電力を抑えつつ、遊技者が強い光と認識する発光を実行することができる。
なお、第1副制御部400、輝度制御回路440および通信線などは第1の発光体450を発光させるための回路であり、本発明にいう発光回路に相当する。
次に図11を用いて第1副制御部400が第1の発光体450を点滅させるように点灯制御する場合における第1の発光体450に流れる電流量の変遷について説明する。図11は第1の発光体450が点滅するように発光する場合における第1の発光体450に流れる電流の量を時系列的に示した図である。
図11に示すとおり、第1副制御部400は所定の周期毎に第1発光体450の点灯制御および消灯制御を行っている。このとき第1副制御部400は、第1発光体450に印加される電圧の高さを繰り返し変化させて点灯制御および消灯制御を行っている。このような制御を行うことで第1発光体450は点滅する。つまり、発光制御回路(たとえば第1副制御部400)は、特定の発光体(たとえば第1発光体450)を点滅させるために、印加する電圧の高さを繰り返し変化させるものである。
なお、人の目の光に対する分解能は50ms〜100msと言われている。一方、第1副制御部400が非点灯制御を行ってから次の点灯制御を行うまでの間隔は550msであり、100msを超える周期で点灯制御および非点灯制御を繰り返している。このため、図11のグラフに示す点灯はいわゆるダイナミック点灯とは異なる。
次に図12を用いて第1の発光体450および前腕部224bの色彩関係について説明する。図12は前腕部224b、腕部照明基板225および第1の発光体450を正面から見た図である。
前腕部224bは透過性のある材質で設けられ、第1の明度の色(たとえば暗いオレンジ色)の配色がなされている。また、第1の発光体450は第1の明度よりも明度の高い第2の明度の色(たとえば赤い赤色)で発光するように設けられている。このように第1の発光体450の発光色の明度を近傍に設けられた部材の明度よりも明るくすることで第1の発光体450の発色が高いものであるかのように遊技者に錯覚させることができる。なぜなら、明度が異なる色が隣接して配色される場合に高明度の色(この場合第2の明度の色)は実際の明度よりも人間にとって明るく見え、低明度の色(この場合第1の明度の色)は実際の明度よりも人間にとって暗く見えるという明度対比効果が生じるためである。
次に図13を用いて本実施形態における残像効果について詳細に説明する。図13は本実施形態における第1の発光体450の点灯態様と、従来における発光体の点灯態様を対比して説明した図である。
本実施形態における光の残像効果は、強い光(刺激)を見たことで網膜に像(刺激の感覚)が残ることで刺激色と同じ色の像が消失直後に短時間出現するというものである(陽性残像という)。この光の残像効果により、発光直後で最も電流が高い時の光量の刺激が人間の網膜に残るため、実際の光量がすぐに下がったとしても、遊技者はすぐに暗くなるとは感じない。
図13を用いて説明すると、曲線C1は発光体450に実際に流れる電流の量である。電流の量に比例して発光体450の光量が変わるため、発光体450の発光量は曲線C1に比例する。しかし、遊技者からは、上述した光の残像効果により曲線C1に対応する発光量よりも発光量の減衰の程度が少なくなるように錯覚して見える。本実施形態では、実際には曲線C1の電流に対応する発光量で発光体450が光っているが、遊技者から見ると仮想線V1に示す電流量に対応する発光量で発光体450が光っているように見える。このため、曲線C1と仮想線V1の差の分だけ、消費電力を大きくすることなく大きい発光量の発光体450を用いた演出を遊技者に認識させることができ、遊技の興趣を向上できる場合がある。
なお、X軸(時間軸)、Y軸(電流軸)および曲線C1を結ぶことにより形成される面積S1は本実施形態において流れる電流の総量を示すものである。一方、X軸、Y軸および線L1を結ぶことにより形成される面積S2は従来技術における面積S1と電流の総量が等しくなるように電流を流した場合において流れる電流の総量を示すものである。図13に示すように、本実施形態においては従来と同量の電流を流した場合であっても、より明るい発光演出を行うことができる場合がある。
次に図14を用いて主制御部300が行う当否判定結果が大当たりとなった場合に第1副制御部400が大当たりになったことを報知する演出を行う際の第1の発光体450の点灯態様を説明する。図14は第1副制御部400が大当たりになったことを報知する際の第1の発光体450に流れる電流の量を時系列的に示した図である。
図14に示すとおり、第1副制御部400は長時間点灯制御を行った後で第1の発光体450を非点灯状態に制御し(図14における1500msのタイミング)、その後、第1の発光体450を点灯状態に制御する。このとき、第1副制御部400は他の演出装置(たとえば装飾図柄表示装置208など)においても大当たりであることを示唆する報知を行う。
このように、特定の報知(たとえば大当たりであることを示唆する報知)を行う際に第1の発光体450を点灯させることで、印象の強い演出を行うことができる。なお、第1の発光体450を点灯させること自体が特定の報知であってもよい。
次に図15を用いて第1副制御部400が腕部照明基板225に供給する電圧を変化させた際の第1の発光体450の点灯態様を説明する。図15は第1副制御部400が腕部照明基板225に供給する電圧を変化させる制御を行った際の第1の発光体450に流れる電流の量を時系列的に示した図である。
グラフa0はこれまで説明してきた第1の発光体450にな流れる電流の量を時系列的に示したものである。
グラフa1およびグラフb1は、グラフa0の状態から腕部照明基板225に供給する電圧を下げた際の第1の発光体450に流れる電流の量を時系列的に示したものであり、a1とb1は連続したグラフである。a1およびb1に示すように、a1が安定電流値になった後にさらに腕部照明基板225に供給する電圧を変化させてもよい。
グラフa2およびグラフb2もグラフa1およびグラフb2と同様に、グラフa0の状態から腕部照明基板225に供給する電圧を下げた際の第1の発光体450に流れる電流の量を時系列的に示したものであり、a2とb2は連続したグラフである。a2およびb2に示すように、a2が安定電流値になった後にさらに腕部照明基板225に供給する電圧を変化させてもよい。
続いて、第1実施形態の変形例のパチンコ機について説明する。以下の説明では、これまで説明したきた第1実施形態のパチンコ機100との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。また、これまで説明した構成要素と同じ構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図16は第1実施形態とは異なり腕部照明基板225に設けられた8つのLED11〜LED18に対応するコンデンサC11〜C18の静電容量がそれぞれ異なっていることを示す図である。
図16(a)は腕部照明基板225の回路図である。複数のコンデンサC11〜C18の各コンデンサの静電容量が異なっている点を除いて第1実施形態の腕部照明基板225と同一の回路図である。
図16(b)はコンデンサC11〜C18の静電容量が異なっていることを概念的に示している図である。図に示す通り、コンデンサC11が最も静電容量が小さく、そこから順にコンデンサC12、コンデンサC13、コンデンサC14、コンデンサC15、コンデンサC16、コンデンサC17、コンデンサC18という順に静電容量が大きくなる。コンデンサC18が最も静電容量が大きい
図16(c)は腕部照明基板225と、該基板に搭載されたLED11〜LED18
を示した図である。図に示すとおり、LED11〜LED18は対応して設けられたコンデンサの静電容量が小さい順に腕部照明基板225の一方の端から順に設けられている。このとき、静電容量の小さいコンデンサ(たとえばコンデンサC11)のほうが静電容量の大きいコンデンサ(たとえばコンデンサC18)よりも先に、蓄えられた電荷が静電容量に達して電流が流れにくくなる。このため、静電容量の小さいコンデンサに対応するLED(たとえばLED11)のほうが静電容量の大きいコンデンサに対応するLED(たとえばLED18)よりも先に安定電流値に達することになり、静電容量の小さいコンデンサに対応するLED(たとえばLED11)のほうが静電容量の大きいコンデンサに対応するLED(たとえばLED18)よりも先に輝度が低下する。また、図16(c)のようにLED11〜LED18を並んで配置すると、腕部照明基板225の一方の端(左端)のLEDから他方の端(右端)のLEDに向かってLEDの輝度が低下する。これにより制御負荷をかけずに見栄えのよい演出を遊技者に見せることができる場合がある。
続いて、第1実施形態の第2の変形例のパチンコ機について説明する。第2の変形例においても第1実施形態のパチンコ機100との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。また、これまで説明した構成要素と同じ構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図17は第1実施形態とは異なり腕部照明基板225に設けられた8つのLED21〜LED28に対して輝度制御回路(たとえば輝度制御回路440)が設けられているものと設けられていないものがあることを示す図である。特に、図17では腕部制御基板225上に輝度制御回路が設けられているLEDと設けられていないLEDとを一方の端から他方の端に向かって交互に配置している。別の視点から表現すると、輝度制御回路が設けられているLEDの近傍に輝度制御回路が設けられていないLEDを配置している。これにより、輝度制御回路が設けられているLEDがじょじょに輝度が小さくなっていくことを遊技者が認識しにくくすることができ、じょじょにLEDの輝度が小さくなっていくことで遊技者の遊技の興趣が低下してしまうことを防止することができる場合がある。また、輝度制御回路が設けられているLEDの電圧を輝度制御回路が設けられていないLEDの電圧よりも高くすることで、輝度制御回路が設けられているLEDは輝度制御回路が設けられていないLEDよりも大きく発光し、近傍に配置された輝度制御回路が設けられていないLEDもつられて輝度が高いように錯覚させることができる場合があり、省電力で多くのLEDの輝度が高いように遊技者に錯覚させることができる場合がある。
続いて、第1実施形態の第3の変形例のパチンコ機について説明する。第3の変形例においても第1実施形態のパチンコ機100との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。また、これまで説明した構成要素と同じ構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図18(a)は第1実施形態とは異なり輝度制御回路440にディップスイッチ454が設けられていることを示している図である。このディップスイッチ454はコンデンサと抵抗の並列回路に接続されるスイッチ状態である第1のスイッチ状態と、コンデンサと抵抗の並列回路に接続されないスイッチ状態である第2のスイッチ状態とを切り替えるためのものである。
図18(b)は第1のスイッチ状態において第1副制御部400が点灯制御を行った場合の第1の発光体450に流れる電流の値と、第2のスイッチ状態において第1副制御部400が点灯制御を行った場合の第1の発光体450に流れる電流の値の変遷を示す図である。第1のスイッチ状態において第1副制御部400が点灯制御を行った場合の第1の発光体450に流れる電流の値の変遷はG1(実線)のグラフで示し、第2のスイッチ状態において第1副制御部400が点灯制御を行った場合の第1の発光体450に流れる電流の値の変遷はG2(点線)のグラフで示している。
スイッチの状態が第1のスイッチ状態の場合、第1の発光体450に流れる電流は第1実施形態と同様の変遷となる。一方、第2のスイッチ状態の場合、輝度制御回路440と接続されていないため、第1の発光体450に流れる電流は一定の値となる。このように、輝度制御回路440にスイッチ回路を設け、該スイッチ回路のスイッチ状態を切り替えることで第1の発光体450に流れる電流の態様を変化させてもよい。これにより、たとえば機種に応じて第1の発光体450の発光態様を異ならせることができる場合がある。
続いて、第1実施形態の第4の変形例のパチンコ機について説明する。第4の変形例においても第1実施形態のパチンコ機100との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。また、これまで説明した構成要素と同じ構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図19は第1実施形態とは異なり第1の発光体450に第2の発光体455を並列で接続して設けられたことを示す回路図である。
第4変形例における腕部照明基板225には第1実施形態で示した回路部品のほかに、第2の発光体455、第1のトランジスタ460、第2のトランジスタ461およびインバータ回路462をそれぞれ備えている。また、第1実施形態とは異なり第1副制御部からの信号がHのときに第1の発光体450が発光するように設けられている。
図19(a)は第1副制御部からの信号がHである場合における腕部照明基板225の電流の流れる方向を示す図である。このとき、図に示す矢印方向に電流が流れる。すなわち、第1のトランジスタ460のベースに第1副制御部400からの電圧がかかることでコレクタ−エミッタ間に電流が流れ、その電流が第1の発光体450に流れる。一方、第2の発光体455はダイオードの極性により電流が流れない。また、第1のコンデンサ452には電荷がたまるまで電流が流れ、蓄えられた電荷が静電容量に等しくなったとき、第1の抵抗451に電流が流れるようになり、それに合わせて第1の発光体450の輝度が低下する。
図19(b)は第1副制御部からの信号がLである場合における腕部照明基板225の電流の流れる方向を示す図である。このとき、図に示す矢印方向に電流が流れる。すなわち、第1のトランジスタ460のベースに第1副制御部400からの信号が反転されたことにより電圧がかかり、第2のトランジスタ460のコレクタ−エミッタ間に電流が流れ、その電流が第2の発光体450に流れる。第1の発光体455はダイオードの極性により電流が流れない。また、このときの電源は第1のコンデンサ452に蓄えられた電荷であり、蓄えられた電荷がなくなったときに電流は流れなくなる。なお、図示省略したがこのとき第1の抵抗451にも電流は流れる。このように、第2の発光体455は、第1の発光体450と並列に接続され、かつ、該第1の発光体450と逆向きに接続され、かつ、第1のコンデンサ452の放電によって静電するものであり、本発明にいう第2の発光ダイオードに相当する。
第1実施形態では、第1の発光体450を最も明るい発光量にするためには第1のコンデンサ452に蓄えられた電荷を一度放電させなければならない。このため、第1の発光体450を一時的に消灯せざるをえないが、本変形例においては第1の発光体450の消灯制御を行った場合に第2の発光体が点灯するため、発光が一時的に消えた場合であっても省電力を維持しつつ、消灯による遊技者の遊技の興趣の低下を防止することができる場合がある。また、第1の発光体450および第2の発光体455を近傍に設けることで、第1の発光体450が消灯したことを遊技者に認識しにくくすることができ、消灯による遊技者の遊技の興趣の低下を防止することができる場合がある。また、第2の発光体455は、回路上において第1の発光体450が消灯した場合にのみ発光するため、第1副制御部400が第1の発光体450の消灯時に第2の発光体455を点灯するといった制御を行う必要がなく、第1副制御部400の制御上の負荷をかけずに第1の発光体450が消灯したことを遊技者に認識しにくくすることができる場合がある。
続いて、第2実施形態のパチンコ機について説明する。第2実施形態においても第1実施形態のパチンコ機100との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。また、これまで説明した構成要素と同じ構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図20(a)は第1実施形態とは異なり第1のコンデンサ452に第1の抵抗451が並列で接続されていない回路図である。図20(b)は図20(a)の場合における第1の発光体450に流れる電流の量を時系列的に示した図である。
図20(a)に示すように、輝度制御回路440としてコンデンサ452および第2の抵抗453を第1の発光体450に接続する。このようにすることで、図20(b)に示すように点灯制御を開始した直後では第1のコンデンサ452に電荷がたまっていないため電流が多く流れる。第1のコンデンサ452に電荷がたまり、それに合わせてインピーダンスが高くなると電流が流れにくくなる。最終的に、第1のコンデンサ452に蓄えられた電荷が静電容量に達すると電流がほぼ流れなくなる。このように接続することで、電力の消費を抑えつつ、発光量が高いと人間が認識しやすい発光を行うことができる場合がある。
なお、図20に示す第1の発光体450は第1副制御部400が所定の不正行為(たとえば磁石を用いて不正に入賞口に遊技球を入球させる不正行為など)を検出した場合に発光させるものであり、遊技者に眼つぶしをさせることを目的としている。
また、第2実施形態における前記発光回路は、第1の発光体450と直列に第1のコンデンサ452を接続してなるものである。
続いて、第3実施形態のパチンコ機について説明する。第3実施形態においても第1実施形態のパチンコ機100との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。また、これまで説明した構成要素と同じ構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図21(a)は図19(a)で示す回路から第1の抵抗451を除いた回路図である。図21(b)は図19(b)で示す回路から第1の抵抗451を除いた回路図である。図22は図21において第1副制御部400が第1の発光体450の点滅制御を行った場合の第1の発光体450および第2の発光体455の発光態様を示す図である。なお、第1の抵抗451が除かれた点以外は図19と同一の回路であるため詳細な説明を省略する。
第1副制御部400は第1の発光体450の点灯制御を行う際には第1のトランジスタ460のベースに電圧をかけ、コレクタ−エミッタ間に電流が流れるようにする。このようにすると、図21(a)に示すように第1の発光体450が発光する。一方、第1の発光体450の消灯制御を行うと、第1のコンデンサ452に蓄えられた電流が放電し、図21(b)に示すように電流が流れる。具体的には図22に示すように、第1の発光体450および第2の発光体455が交互に点灯する。このようにすることで、第1の発光体450の消灯制御を行った場合に第2の発光体が点灯するため、発光が一時的に消えた場合であっても省電力を維持しつつ、消灯による遊技者の遊技の興趣の低下を防止することができる場合がある。また、第1の発光体450および第2の発光体455を近傍に設けることで、第1の発光体450が消灯したことを遊技者に認識しにくくすることができ、消灯による遊技者の遊技の興趣の低下を防止することができる場合がある。また、第2の発光体455は、回路上において第1の発光体450が消灯した場合にのみ発光するため、第1副制御部400が第1の発光体450の消灯時に第2の発光体455を点灯するといった制御を行う必要がなく、第1副制御部400の制御上の負荷をかけずに第1の発光体450が消灯したことを遊技者に認識しにくくすることができる場合がある。また、図19(b)の場合は第1のコンデンサ452に第1の抵抗が並列に接続されていたため、電流の一部が第1の抵抗に流れてしまい第2の発光体455の発光時間が短くなってしまう場合があるという問題があった。しかし、本実施形態では第1のコンデンサ452に第1の抵抗を並列に接続していないため第2の発光体455の発光時間を長くできる場合がある。
以上説明したとおり、上記実施形態においては、所定の当否判定条件(たとえば入賞を受け付けたこと)が成立した場合に当否判定を行ない、該当否判定の結果が特定の当否判定結果(たとえば大当たり)である場合に、遊技者に対する有利度が第1の有利度である第1の制御状態(たとえば通常遊技状態)から該第1の有利度と有利度が異なる第2の有利度である第2の制御状態(たとえば大当たり遊技状態)に制御状態を移行させる遊技台において、複数の発光体(たとえば第1の発光体450を含む複数の発光体)と、複数の発光体のうち特定の発光体(たとえば第1の発光体450)を点灯するための発光回路(たとえば腕部照明基板225)と、を備え、前記発光回路は、特定の発光体と直列に輝度制御回路(たとえば輝度制御回路440)が接続され、輝度制御回路は、コンデンサ(たとえば第1のコンデンサ452)および第1の抵抗(たとえば第1の抵抗451)を並列に接続した回路と、該回路に直列に接続された第2の抵抗(たとえば第2の抵抗453)とを含む遊技台の説明がされている。これにより、低消費電力で発光体を発光させる遊技台を提供することがで場合がある。
また、高輝度により発光体を発光させる印象を遊技者に与えつつ、消費電力を抑えることができる場合がある。
また、発光体に印加する電圧を制御する制御部の暴走やフリーズやプログラムミスなどにより、発光体に電圧が印加されたままとなってしまっても、発光体に供給される電流は時間とともに低下するようにしているので、高温の発生や火災の発生を未然に防止することができる場合がある。
なお、第1の発光体450にモータを制御することにより抵抗値が変化する可変抵抗器を直列で接続し、第1副制御部400が該モータを制御することで第1の発光体450の発光量を変化する構成であっても本発明の効果と同様の効果を奏する場合がある。しかし、この構成では、モータ制御の可変抵抗器を備える必要があり、設置領域を大きく確保する必要があるという問題がある。また、第1の発光体400の発光量は第1副制御部400が変化させるが、この変化に伴うデータ量および制御負荷が増大化するという問題がある。また、可変抵抗器が故障した場合発光量が一定になってしまうという問題がある。本発明ではこれらの問題点を解消している。
なお、遊技台100は、発光体に直列に接続した蓄電回路(コンデンサ)と、蓄電回路が蓄えた電荷を放電する放電回路(抵抗)と、を備えたことを特徴としてもよい。
なお、最近の遊技機は、多数のLEDを備えている。そしてLEDの電力消費の増大化が問題になっている。LEDの電力消費を抑えるには、LED数を減らしたり、個々のLEDの電力消費量を減らしたりするといった方法がある。しかし、遊技機の演出効果が低下するので、LED数を減らすことも、LEDの定格電流も落とすことも望ましくない。そこで、LEDの輝度を可変抵抗器によって変化させるといった方法が考えられる。これによれば、LEDに流れる電流量を低減させ、輝度を低下させることができるので、輝度を低下させてもよい場合には、消費電力を少なくした低輝度の点灯が可能となる。しかしながら、モータ等の装置を新たに設けなければならず、該装置の設置場所の確保が困難になる問題がある。また、ソフト制御により輝度を変化させることも可能だが、点滅パターンデータおよび輝度データを記憶するのでデータ量が膨大となる。そこで、本発明は、LEDの数を多く備えた場合でも、電力消費量を抑え、かつ、演出効果を十分に発揮するという効果を奏する場合がある。
なお、所定の当否条件として入賞を受け付けたこととしたがこれに限られない。たとえば、入賞を受け付けたことに加えて特別図柄の変動を行っていないことを条件としてもよい。
また、特定の当否判定結果として大当たりとしたが、15R大当たりを含むが2R大当たりを含まないといったように大当たりの内容によりさらに限定してもよい。また、大当たりに限らず、小当たりやハズレであってもよい。
また、特定の発光体は演出用の発光体としたがこれに限られない。上述したあらゆるランプ、LED、7セグに適用してもよい。また、装飾図柄表示装置208のバックライトであってもよい。
また、上記実施形態においては、特定の発光体に印加する電圧の高さを制御する発光制御回路(たとえば第1副制御部400)を備え、発光制御回路は、特定の発光体を点滅させるために、印加する電圧の高さを繰り返し変化させることを特徴とする遊技台の説明がされている。これにより、継続している点灯よりも、点滅状態から点灯状態に変化する際に遊技者は発光体の明るさを強く認識するので、点滅を行うことで、電力消費を抑制しつつ、高い輝度による発光で遊技を力強く演出できる場合がある。
なお、発光制御回路は第1副制御部400に限られず、第2副制御部500や主制御部300など、所定の制御部であればいずれでもあってもよい。
また、上記実施形態においては、当否判定の結果を報知する当否判定結果報知手段(たとえば第1特別図柄表示装置212または第2特別図柄表示装置214)を備え、発光回路は、当否判定結果報知手段が当否判定の結果を報知する前に、該当否判定の結果が特定の当否判定結果(たとえば大当たり)であることを予告するために、消灯状態の特定の発光体を点灯状態に変化させる遊技台の説明がされている。これにより、電力消費を抑制しつつ、高い輝度による発光で力強く予告演出を行なえる場合がある。
また、上記実施例においては、特定の発光体は第1の発光ダイオード(たとえば第1の発光体450)であり、コンデンサからの放電によって点灯する第2の発光ダイオード(たとえば第2の発光体455)を備え、第2の発光ダイオードは、第1の発光ダイオードと並列であり、かつ該第1の発光ダイオードとは逆向きに接続したものであること遊技台の説明がされている。これにより、放電も発光のために利用されるので、電力を無駄なく利用でき、より省電力化を図ることができる場合がある。
また、上記実施例においては、発光体を点灯するための発光回路を備えた遊技台であって、発光回路は、発光体と直列にコンデンサを接続してなるものであることを特徴とする遊技台の説明がされている。これにより、高輝度により発光体を発光させる印象を遊技者に与えつつ、消費電力を抑えることができる場合がある。
また、発光体に印加する電圧を制御する制御部の暴走やフリーズやプログラムミスなどにより、発光体に電圧が印加されたままとなってしまっても、発光体に供給される電流は時間とともに低下するようにしているので、高温の発生や火災の発生を未然に防止することができる場合がある。
なお、パチンコ機100は、所定の抽選手段を有し、該抽選手段の抽選結果を所定の図柄により報知する遊技台である。
また、発光回路は、遊技機前面に設けられた装飾装置内に配置されていてもよい。
また、液晶バックライト等の一定の発光量が求められる部位に本発明の輝度制御回路を配置することは不適である場合があるが、液晶バックライト等の一定の発光量が求められる部位であっても一瞬だけ明るく見せたいという目的がある場合には液晶バックライトに本発明の発光回路を設けてもよい。
また、これまでパチンコ機100について説明してきたが、本発明は回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。図23は本発明を適用したスロットマシンの説明図である。本発明に係る遊技台は、図23に示す「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール1002と、リールの回転を指示するためのスタートレバー1004と、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタン1006と、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理1008)とを備えたスロットマシン1000に好適であり、さらに、「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール1002と、リールの回転を指示するためのスタートレバー1004と、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタン1006と、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理1008)と、に加え、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段1010を備え、この演出手段が、所定の遊技領域1012に球を発射する発射装置1014と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口1016と、入賞口1016に入球した球を検知する検知手段1018と、検知手段1018が球を検知した場合に球を払出す払出手段1020と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置1022と、可変表示装置1022を遮蔽する位置に移動可能なシャッタ1024と、所定動作態様で動作する可動体1026と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置1022が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置1010、であるスロットマシン1000」にも好適である。
また、本発明はパチンコ機および回胴遊技機(スロットマシン)以外の機器にも適用可能である。図24は本発明を他の機器に説明可能であることを説明する説明図である。本発明に係る遊技台は図19(a)に示す、「紙幣投入口2002に紙幣を投入し、ベット2004およびスタート2006操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置2008で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウト2008が選択された場合には、レシート発光機2010から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発光するカジノマシン2000」であってもよい。
さらには、同図(b)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機2000、同図(c)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機3000、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機4000、に適用してもよい。
より具体的には、同図(b)における携帯電話機3000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを携帯電話回線を通じで取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。 同図(c)におけるポータブルゲーム機4000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。同図(c)における家庭用テレビゲーム機5000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
さらには、同図(d)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000に適用してもよい。このデータサーバ6000からインタネット回線を介して同図(d)に示す家庭用テレビゲーム機5000に本発明を実現する電子データをダウンロードするような場合がある。
また、パチンコ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
本発明は、遊技台としてスロットマシンおよびパチンコ機を例にあげたが、これに限るものではなく、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等に適当してもよい。
100 パチンコ機
225 腕部照明基板
400 第1副制御部
440 輝度制御回路
450 第1の発光体
455 第2の発光体
451 第1の抵抗
452 第1のコンデンサ
453 第2の抵抗
454 ディップスイッチ
460 第1のトランジスタ
461 第2のトランジスタ

Claims (5)

  1. 所定の当否判定条件が成立した場合に当否判定を行ない、該当否判定の結果が特定の当否判定結果である場合に、遊技者に対する有利度が第1の有利度である第1の制御状態から該第1の有利度と有利度が異なる第2の有利度である第2の制御状態に制御状態を移行させる遊技台において、
    遊技を演出するための複数の発光体と、
    前記複数の発光体のうち特定の発光体を点灯するための発光回路と、
    を備え、
    前記発光回路は、前記特定の発光体と直列に輝度制御回路が接続され、
    前記輝度制御回路は、コンデンサおよび第1の抵抗を並列に接続した回路と、該回路に直列に接続された第2の抵抗とを含む
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台において、
    前記特定の発光体に印加する電圧の高さを制御する発光制御回路を備え、
    前記発光制御回路は、前記特定の発光体を点滅させるために、印加する電圧の高さを繰り返し変化させる
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遊技台において、
    前記当否判定の結果を報知する当否判定結果報知手段
    を備え、
    前記発光回路は、前記当否判定結果報知手段が前記当否判定の結果を報知する前に、該当否判定の結果が前記特定の当否判定結果であることを予告するために、消灯状態の前記特定の発光体を点灯状態に変化させる
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技台において、
    前記特定の発光体は第1の発光ダイオードであり、
    前記コンデンサからの放電によって点灯する第2の発光ダイオードを備え、
    前記第2の発光ダイオードは、前記第1の発光ダイオードと並列であり、かつ該第1の発光ダイオードとは逆向きに接続したものである
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 発光体を点灯するための発光回路を備えた遊技台であって、
    前記発光回路は、前記発光体と直列にコンデンサを接続してなるものである
    ことを特徴とする遊技台。
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