JP2011197090A - 撮影支援プログラムおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各撮影モードの露出条件の関係を把握し、所望する画像を撮影するための露出条件の編集設定が容易に行える技術を提供する。
【解決手段】コンピュータに、撮影対象のシーンに応じた複数の撮影モードそれぞれにおける被写体輝度に応じた露出設定情報を外部から取得する取得手順、各撮影モードの露出設定情報を比較可能に表示出力する表示手順、を実行させる。また、取得手順では、コンピュータが、撮影モードの露出設定情報に基づいて撮影されたサンプル画像を外部から取得し、表示手順では、コンピュータが、撮影モードの露出設定情報とともにサンプル画像を表示出力してもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、露出条件が編集可能な撮影支援プログラムおよび撮像装置に関する。
従来、カメラは、撮影シーンに応じ予めシャッタ速度、絞り値などが設定された撮影モードを有する。ユーザは、撮影シーンに応じて所定の露出条件に設定された撮影モードを選択し撮影を行う。
しかしながら、所定の露出条件の撮影モードを選択して撮影を行った場合、ユーザの意図とは異なる画像が取得される場合がある。そこで、撮影モードのモード選択によらず、露出の決定に必要な情報のシャッタ速度と絞り値と露出補正量とのうち、任意のパラメータを簡単な統一された操作で設定変更できる技術が開発されている(例えば、特許文献1など参照)。
特開平11−242255号公報
しかしながら、従来技術では、撮影シーンに応じてどのパラメータをどのように変更したら良いのか、その変更の結果どのような画像が得られるのかを、把握することは困難である。
上記従来技術が有する問題に鑑み、本発明の目的は、各撮影モードの露出条件の関係を把握し、所望する画像を撮影するための露出条件の編集設定が容易に行える技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の撮影支援プログラムは、コンピュータに、撮影対象のシーンに応じた複数の撮影モードそれぞれにおける被写体輝度に応じた露出設定情報を外部から取得する取得手順、各撮影モードの露出設定情報を比較可能に表示出力する表示手順、を実行させる。
また、取得手順では、コンピュータが、撮影モードの露出設定情報に基づいて撮影されたサンプル画像を外部から取得し、表示手順では、コンピュータが、撮影モードの露出設定情報とともにサンプル画像を表示出力してもよい。
また、撮影モードの露出設定情報の編集指示をユーザから受け付け、撮影モードの露出設定情報を編集する編集手順をコンピュータにさらに実行させてもよい。
また、編集手順により編集された露出設定情報を外部に送信し、撮影モードの新たな露出設定情報として設定する設定手順をコンピュータにさらに実行させてもよい。
また、表示手順では、コンピュータが、複数の撮影モードそれぞれの露出設定情報を被写体輝度とシャッタ速度との関係に基づいて表示出力してもよい。
また、表示手順では、コンピュータが、複数の撮影モードそれぞれの露出設定情報を被写体輝度と絞り値との関係に基づいて表示出力してもよい。
また、表示手順では、コンピュータが、複数の撮影モードそれぞれの露出設定情報を被写体輝度の所定値におけるシャッタ速度と絞り値との関係に基づいて表示出力してもよい。
本発明の撮像装置は、被写体を撮像して画像のデータを生成する撮像部と、被写体の被写体輝度を検出する検出部と、撮像した画像を表示する表示部と、撮影対象のシーンに応じた複数の撮影モードそれぞれにおける被写体輝度に応じた露出設定情報を比較可能に表示部に表示させる制御部と、を備える。
また、撮影モードの露出設定情報に基づいて撮影されたサンプル画像を記憶する記憶部をさらに備え、制御部は、撮影モードの露出設定情報とともにサンプル画像を表示部に表示してもよい。
また、撮影モードの露出設定情報の編集指示をユーザから受け付ける操作部材をさらに備え、制御部は、編集指示に基づいて撮影モードの露出設定情報を編集してもよい。
また、制御部は、編集された露出設定情報を撮影モードの新たな露出設定情報として設定してもよい。
本発明によれば、各撮影モードの露出条件の関係を把握し、所望する画像を撮影するための露出条件の編集設定が容易に行える。
一の実施形態に係る撮影支援システムの構成例を示すブロック図 各シーンモードの露出条件の表示の一例を示す図 各シーンモードのプログラム線図の表示の一例を示す図 各シーンモードのプログラム線図の表示の変形例を示す図 露出補正の設定の一例を示す図 ポートレートモード50の露出条件の編集の一例を示す図 スポーツモード60の露出条件の編集の一例を示す図 プログラム線図の編集の一例を示す図 プログラム線図の編集の変形例を示す図 プログラム線図の編集の他の変形例を示す図
図1は、一の実施形態に係る撮影支援システムの構成の一例を示すブロック図である。本実施形態の撮影支援システムは、電子カメラ1、コンピュータ2から構成される。
次に、本実施形態の電子カメラ1の構成について説明する。電子カメラ1は、撮像レンズ11、絞り12、絞り制御部13、シャッタ14、シャッタ制御部15、撮像素子16、AFE17、画像処理部18、CPU19、操作部20、モニタ21、測光センサ22、フラッシュメモリ23、通信I/F24を備える。絞り制御部13、シャッタ制御部15、CPU19、モニタ21、測光センサ22、フラッシュメモリ23、通信I/F24は、バス25に情報伝達可能に接続されている。
絞り12は、被写体からの光を通過させる開口(図示省略)を有する。絞り12は、その開口の大きさを変化させることで、撮像素子16に入射される単位時間当たりの光量を調整する。この絞り12は、絞り制御部13によって駆動制御され、上述の開口の大きさを変化させる。
シャッタ14は、被写体からの光路を開閉する。シャッタ14により光路が開放されると、被写体像が撮像素子16の受光面に結像される。シャッタ14は、シャッタ制御部15により駆動制御される。なお、シャッタ14は、機械式のシャッタであってもよい。また、シャッタ14を用いないで、撮像素子16における信号電荷の蓄積時間のみを制御する、いわゆる電子シャッタを用いてもよい。この場合、CPU19が、シャッタ制御部15を兼ねる。
撮像素子16は、撮像レンズ11によって結像された被写体像を撮像するデバイスである。この撮像素子16の出力はAFE17に接続される。なお、本実施形態の撮像素子16は、順次走査方式の固体撮像素子(CCDなど)であってもよい。また、撮像素子16は、XYアドレス方式の固体撮像素子(CMOSなど)であってもよい。
AFE17は、撮像素子16から入力されるアナログの画像信号に対するゲインコントロールやA/D変換などの処理を行うアナログフロントエンドである。なお、ゲインコントロールとは、撮像素子16から出力される画像信号を増幅する処理であり、画像信号の増幅度は、撮影感度(ISO感度)に基づいて設定される。
画像処理部18は、AFE17から出力されるデジタルの画像信号にデジタル現像処理を施す。画像処理部18は、現像処理された画像データを生成する。ここで、デジタル現像処理とは、撮像素子16から出力されたRAW画像を写真に相当する画像に変換するための画像処理である。一例として、デジタル現像処理には、補間処理、ホワイトバランス処理、階調変換処理、ノイズ除去処理、輪郭強調処理、色変換処理(色変換マトリクスでの演算など)、ガンマ変換などが含まれる。なお、現像画像のデータは、JPEG形式やTIFF形式などの公知の形式で生成される。
CPU19は、電子カメラ1の各部を統括的に制御するプロセッサである。例えば、CPU19は、測光センサ22が検出した測光情報に基づいて、公知のコントラスト検出によるオートフォーカス(AF)制御や、公知の自動露出(AE)演算などをそれぞれ実行する。CPU19は、算出された露出条件に基づいて、不図示のタイミングジェネレータを介して、撮像素子16による撮像動作を制御する。
操作部20は、例えば、撮影モードの切換入力や撮影指示などをユーザから受け付ける。操作部20には、液晶モニタなどのモニタ21の画面上に重ねて配置されるタッチパネルなどを適宜選択して用いてもよい。なお、モニタ21は、CPU19の制御に基づいて、撮像された画像などを表示する。
測光センサ22は、被写体の被写体輝度などの測光情報を検出する。本実施形態における測光センサ22には、例えば、撮像素子16と同じく、CCDやCMOSの半導体のイメージセンサなどを適宜選択して用いることができる。なお、撮像素子16が、測光センサ22を兼ねる構成にしてもよい。
フラッシュメモリ23は、CPU19によって実行される各種のプログラムを記憶する不揮発性の半導体メモリである。フラッシュメモリ23は、電子カメラ1が撮影した画像ファイルなどを記憶する記憶領域を有する。なお、本実施形態のフラッシュメモリ23は、撮影対象のシーンに応じたポートレートモード、風景モードなどのシーンモードにおける、シャッタ速度、絞り値(F値)、露光値(EV値)を関係付けるプログラム線図を記憶する。また、フラッシュメモリ23は、各シーンモードのシャッタ速度、絞り値を少しずつ変化させて撮影した画像のファイルを、サンプル画像として記憶しているものとする。さらに、そのサンプル画像を説明する説明文のテキストデータも記憶していることが好ましい。
通信I/F24は、有線または無線の公知の通信回線3を介して接続されたコンピュータ2とのデータ送受信を、所定の通信規格に準拠して制御する。
次に、電子カメラ1による撮像の露出条件を編集設定するコンピュータ2について説明する。コンピュータ2は、撮影支援プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータである。コンピュータ2は、CPU31、メモリ32、記憶装置33、通信部34、入出力I/F35を備える。CPU31、メモリ32、記憶装置33、通信部34、入出力I/F35は、バス36を介して相互に接続されている。さらに、コンピュータ2には、入出力I/F35を介して、入力デバイス37(キーボード、ポインティングデバイスなど)およびモニタ38が接続されている。なお、入出力I/F35は、入力デバイス37からの各種入力を受け付ける。また、入出力I/F35は、CPU31などからの表示用のデータをモニタ38に出力する。
CPU31は、コンピュータ2の各部動作を統括的に制御するプロセッサである。このCPU31は、例えば、撮影支援プログラムに基づいて、電子カメラ1による露出条件やプログラム線図を、ユーザが所望する画像が取得できるように編集する。CPU31は、編集された露出条件やプログラム線図を、通信部34を介して電子カメラ1へ送信し設定する。CPU31は、各シーンモードの露出条件などをモニタ38に表示する表示制御部としても動作する。
メモリ32は、撮影支援プログラムの演算結果などを一時的に記憶する。このメモリ32は、例えば揮発性のSDRAMなどで構成される。
記憶装置33は、本実施形態の撮影支援プログラム、そのプログラムの実行に必要となる各種のデータを記憶する。また、記憶装置33は、CPU31が通信部34を介して電子カメラ1から取得した、測光センサ22により検出された測光情報、シーンモードのプログラム線図、サンプル画像、説明文のテキストデータなどを記憶する。また、記憶装置33は、電子カメラ1で撮影された画像ファイルを読み込んで記憶してもよい。なお、記憶装置33は、ハードディスクや不揮発性の半導体メモリなどで構成される。
通信部34は、有線または無線の公知の通信回線3を介して接続された電子カメラ1などとのデータ送受信を、所定の通信規格に準拠して制御する。
次に、本実施形態に係る撮影支援システムの具体的な動作の説明を、(1)露出条件およびプログラム線図の表示、(2)露出条件およびプログラム線図の編集それぞれについて行う。
(1)露出条件およびプログラム線図の表示
コンピュータ2のCPU31は、入力デバイス37を介してユーザ操作(出力装置38に表示される撮影支援プログラムのアイコンをダブルクリックするなど)を受け付ける。その結果、CPU31は、記憶装置33に記憶されている撮影支援プログラムを読み込み起動するとともに、通信部34を電子カメラ1と通信可能に設定する。
CPU31は、検出された測光情報、設定されている各シーンモードの露出条件、各シーンモードのプログラム線図、サンプル画像、説明文のデータを電子カメラ1から取得する。CPU31は、取得した各種データを記憶装置33に記録する。
CPU31は、電子カメラ1から取得したデータに基づいて、例えば、図2に示すように、各シーンモードの露出条件をモニタ38に表示する。図2の横軸および縦軸は、シャッタ速度および絞り値(F値)である。図2の実線は、測光情報の被写体輝度に基づいた露光値が14で、ISO感度が100の場合におけるシャッタ速度と絞り値との関係を示す。図に示すように、風景モード40、ポートレートモード50、スポーツモード60の露出条件は、その実線の直線上に分布する。図2に示すような表示により、ユーザは、各シーンモードの露出条件の関係を視覚的に理解することができる。なお、露光値が14とは、晴れた日の屋外の明るさに相当する。
さらに、モニタ38には、ISO感度を変更できるISO感度変更釦が表示される構成としてもよい(図2領域70参照)。例えば、図2の破線は、露光値が14で、ISO感度が400の場合のシャッタ速度と絞り値との関係を示す。これにより、ユーザは、ISO感度に応じて各シーンモードの露出条件がどのように変化するかを視覚的に容易に理解することができる。
また、ユーザが入力デバイス37のポインタなどをシーンモードのアイコンの位置に移動させると、CPU31は、サンプル画像や説明文を表示させるようにしてもよい。また、サンプル画像の代わりに、CPU31は、サムネイル画像を表示し、ユーザからの入力指示に応じて、より高解像画像のサンプル画像を表示する構成であってもよい。
次に、CPU31は、図2の表示に代えて、各シーンモードのプログラム線図をモニタ38に表示させてもよい。
図3は、風景モード40(一点破線)、ポートレートモード50(実線)、スポーツモード60(破線)のプログラム線図の表示の一例を示す。なお、図3の上図は、露光値とシャッタ速度との関係に基づいた表示例を示す。図3の下図は、露光値と絞り値との関係に基づいた表示例を示す。各プログラム線図の●印は、取得した測光情報に基づいた現在の露光値(=14)を示す。なお、図2の場合と同様に、モニタ38には、ISO感度を変更するISO感度変更釦が表示される構成としてもよい。また、図3の露光値を示す横軸に、「快晴」、「曇り」、「暗い室内」などの各露光値に対応する撮影環境を例示し表示することが好ましい。これにより、ユーザは、各シーンモードにおける明るさとシャッタ速度および絞り値との関係を視覚的に理解することができる。
一方、図4に示すように、シャッタ速度や絞り値に応じて電子カメラ1で撮影した場合、どのような画像が取得できるかを示すサンプル画像を、図3の表示に重畳表示させる構成にしてもよい(図4領域80、90参照)。すなわち、図4に示す領域80の表示は、シャッタ速度が速くなるに従い、被写体の動きが止まった画像が取得できることを示す。一方、図4に示す領域90の表示は、絞り値が大きくなるに従い、人物だけでなく背景まで焦点が合った画像が取得できることを示す。なお、CPU31は、サンプル画像とともに説明文をモニタ38に重畳表示させてもよい。これにより、初心者のようなユーザであっても、各シーンモードのプログラム線図の関係を視覚的に理解することができる。
また、図2と同様に、モニタ38には、ISO感度変更釦が表示される構成としてもよい。これにより、ユーザは、ISO感度に応じて各シーンモードのプログラム線図がどのように変化するかを視覚的に理解することができる。
(2)露出条件およびプログラム線図の編集
次に、コンピュータ2のCPU31は、上述した露出条件またはプログラム線図の表示中に、入力デバイス37を介してユーザによる編集指示を受け付けると、編集モードに移行する。編集モードへの移行は、例えば、モニタ38にメニューを表示しメニューから選択される構成とする。
なお、以下において、A)露出補正を設定する場合、B)シーンモードの露出条件を編集する場合、C)シーンモードのプログラム線図を編集する場合のそれぞれについて説明する。
A)露出補正を設定する場合
図5は、露出補正の一例として、図2に示す表示に基づいて、ポートレートモード50の露出補正をする場合を示す。すなわち、ユーザは、図5に示すように、モニタ38に表示されたグラフ上で、入力デバイス37を介して、ポートレートモード50のアイコンを絞り値の軸に対して平行に移動させる。CPU31は、その移動指示を入力デバイス37から受け付ける。CPU31は、移動前と移動後とのポートレートモード50のアイコンの位置に基づいて露出補正量を算出する。CPU31は、その露出補正量を適用した露出条件を求める。CPU31は、その露出条件をポートレートモード50の新たな露出条件として、通信部34を介して電子カメラ1へ送信する。電子カメラ1のCPU19は、新たなポートレートモード50の露出条件を受信し設定する。
このように、ユーザは、各シーンモードの露出条件の関係を視覚的に理解把握することができ、特定のシーンモードの露出補正を行うことができる。
なお、ポートレートモード50のアイコンを移動に応じて、CPU31は、その露出補正によってどのような画像が取得できるかを、モニタ38にサンプル画像や説明文を重畳表示させる構成にしてもよい。また、モニタ38には、ISO感度変更釦とともに、元の状態表示釦、元の状態に戻す釦が表示される構成としてもよい(図5領域75参照)。なお、元の状態表示釦は、移動前の露出条件を重畳表示する。元の状態に戻す釦は、移動前の露出条件に戻す。
B)シーンモードの露出条件を編集する場合
図6は、シーンモードの露出条件の編集の一例として、図2に示す表示に基づいて、ポートレートモード50の露出条件を編集する場合を示す。すなわち、ユーザは、図6に示すように、モニタ38に表示されたグラフ上で、入力デバイス37を介して、ポートレートモード50のアイコンを実線に沿って移動させる。CPU31は、その移動指示を入力デバイス37から受け付ける。CPU31は、移動後のポートレートモード50のアイコンの位置をモニタ38から取得する。CPU31は、その位置に対応するシャッタ速度および絞り値を取得する。CPU31は、新たなポートレートモード50の露出条件とする。CPU31は、その露出条件を通信部34を介して電子カメラ1へ送信する。電子カメラ1のCPU19は、新たなポートレートモード50の露出条件を受信し設定する。なお、CPU19は、受信した新たな露出条件を新規のシーンモードの露出条件として保存し設定してもよい。
このように、ユーザは、各シーンモードの露出条件の関係を視覚的に理解把握することができ、特定のシーンモードの露出条件の編集を行うことができる。
なお、図6に示すように、CPU31は、ポートレートモード50のアイコンの移動に応じて、そのアイコンの位置でのシャッタ速度および絞り値によってどのような画像が取得できるかを、サンプル画像100をモニタ38に重畳表示することが好ましい。これにより、ユーザは、シーンモードの露出条件の編集による効果を視覚的に理解しながら行うことができる。すなわち、ポートレートモード50の場合、サンプル画像100として、絞り値が大きくなるに従って、人物とともに背景にも焦点が合うようになる画像を用いることが好ましい。一方、図7に示すスポーツモード60の場合、サンプル画像110として、シャッタ速度が遅くなるに従って、被写体の動きによって流れた画像を用いることが好ましい。
また、サンプル画像100、110の代わりに、CPU31は、最初にサムネイル画像を表示し、ユーザからの入力指示に応じて、より高解像画像のサンプル画像100、110を表示する構成であってもよい。
また、サンプル画像100、110とともに、そのサンプル画像を説明する説明文もモニタ38に重畳表示してもよい。ポートレートモード50の場合の説明文には、例えば、絞り値が大きくなるに従い、「背景をボカした画像が得られます」、「背景をややボカした画像が得られます」、「人物と背景両方にピントが合った画像が得られます」などの文章を表示することが好ましい。また、スポーツモード60の場合の説明文には、例えば、シャッタ速度が遅くなるに従い、「被写体の動きを止めた画像が得られます」、「被写体の動きがやや流れた画像が得られます」、「被写体の動きが流れた画像が得られます」などの文章を表示することが好ましい。
また、モニタ38には、ISO感度変更釦とともに、元の状態表示釦、元の状態に戻す釦が表示される構成としてもよい(図6領域75参照)。
さらに、ユーザによる移動指示が電子カメラ1のシャッタ速度または絞り値の適用範囲外になった場合、コンピュータ2のCPU31は、自動的にISO感度を変更して対応することが好ましい。
C)シーンモードのプログラム線図を編集する場合
図8は、シーンモードのプログラム線図を編集の一例として、図3の表示に基づいて、ポートレートモード50のプログラム線図(実線)を編集する場合を示す。図8は、●印で示す現在の露光値の下で、ユーザが、ポートレートモード50を選択しつつも、人物だけでなく背景にも焦点を合わせる画像が取得できるように編集する場合を示す。
そのために、ユーザは、入力デバイス37を介して、領域90のサンプル画像を参照しつつ、図8の下図の露光値と絞り値との関係に基づいたプログラム線図を上方に平行移動させる。すなわち、露光値にかかわらず、より大きな絞り値(=背景にも焦点が合う絞り値)が選択されるようにする。
CPU31は、その移動指示を入力デバイス37を介して受け付ける。CPU31は、その移動に応じて、図8の上図の露光値とシャッタ速度との関係に基づいたプログラム線図を下方に平行移動させる。CPU31は、編集されたプログラム線図(破線)を、新たなポートレートモード50のプログラム線図として、通信部34を介して電子カメラ1へ送信する。電子カメラ1のCPU19は、新たなポートレートモード50のプログラム線図を受信し設定する。なお、CPU19は、受信した新たなポートレートモード50のプログラム線図を新規の別のシーンモードの露出条件として保存し設定してもよい。
このように、ユーザは、サンプル画像を参照することにより、各シーンモードのプログラム線図の効果を視覚的に理解把握することができ、特定のシーンモードのプログラム線図の編集を行うことができる。
ここで、ポートレートモード50において背景をよりボカしたい場合には、露光値と絞り値との関係に基づいたプログラム線図を下方に移動させればよい。また、明るい被写体にもかかわらず、背景をボカしたい場合には、ISO感度を小さく設定するとともに、露光値と絞り値との関係に基づいたプログラム線図を下方に移動させることで実現できる。
次に、図9は、プログラム線図の編集の変形例を示す。すなわち、図9は、ユーザが、ポートレートモード50において、暗い室内などであっても被写体の動きによって流れない画像が取得できるように編集する場合を示す。
そのために、ユーザは、入力デバイス37を介して、領域80のサンプル画像を参照しつつ、図9の上図の露光値とシャッタ速度との関係に基づいたプログラム線図を、●印の現在の露光値の位置を回転中心にして時計回りに回転させる。すなわち、露光値が小さくても、より速いシャッタ速度が選択されるようにする。
CPU31は、その回転指示を入力デバイス37を介して受け付ける。CPU31は、その回転に応じて、図9の下図の露光値と絞り値との関係に基づいたプログラム線図を反時計回りに回転させる。CPU31は、編集されたプログラム線図(破線)を、新たなポートレートモード50のプログラム線図として、通信部34を介して電子カメラ1へ送信する。電子カメラ1のCPU19は、新たなポートレートモード50の露出条件を受信し設定する。
次に、図10は、プログラム線図の編集の他の変形例を示す。すなわち、図10は、図3に示す風景モード40のプログラム線図(一点破線)のように、複数の節点を有するプログラム線図を編集する場合を示す。
CPU31は、入力デバイス37を介してユーザから編集指示を受け付けると、風景モード40のプログラム線図の節点の位置に□印を表示し編集可能にする。
ユーザは、入力デバイス37を介して、例えば、風景モード40のプログラム線図(一点破線)を一直線にする場合、図10の上図の露光値とシャッタ速度との関係に基づいたプログラム線図の左側の節点の□印を下方に移動させる。同時に、ユーザは、入力デバイス37を介して、同じ□印を回転中心として左側のプログラム線図を時計回りに回転させる。
CPU31は、これらの移動および回転指示を入力デバイス37を介して受け付ける。CPU31は、移動および回転指示に応じて、図10の下図の露光値と絞り値との関係に基づいたプログラム線図も一直線状に編集する。CPU31は、編集されたプログラム線図(破線)を、新たな風景モード40のプログラム線図として、通信部34を介して電子カメラ1へ送信する。電子カメラ1のCPU19は、新たな風景モード40のプログラム線図を受信し設定する。
なお、サンプル画像(領域80、90)とともに、そのプログラム線図の編集に関する説明文も合わせて表示してもよい。また、プログラム線図の表示とともに、領域75のように、モニタ38には、ISO感度変更釦、元の状態表示釦、元の状態に戻す釦が表示される構成としてもよい。
このように、本実施形態では、各シーンモードの露出条件やプログラム線図を比較可能に表示することにより、各シーンモードの関係を視覚的に把握でき、各シーンモードの設定の意図を容易に理解することができる。
また、サンプル画像および説明文が表示されることにより、初心者のようなユーザであっても、所望する画像を撮影するための露出条件やプログラム線図の編集設定が容易に行える。
《実施形態の補足事項》
(1)上記実施形態では、電子カメラ1とコンピュータ2とから構成される撮影支援システムとしたが、本発明はこれに限定されず、電子カメラ1に撮影支援プログラムを有することにより、電子カメラ1単体で撮影支援システムの機能を実現してもよい。
また、本発明は、撮影支援プログラムを記憶する記録媒体に対しても適用可能である。
(2)上記実施形態では、各シーンモードの露出条件やプログラム線図のみを編集したが、本発明はこれに限定されず、例えば、画像処理部18による各シーンモードにおける色補正処理や輪郭強調処理などの画像処理のパラメータも、同時に編集できるようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、各シーンモードのプログラム線図の表示において、領域80、90にサンプル画像を表示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、電子カメラ1に装着される交換レンズなどの撮影機材に応じて、サンプル画像の配置が変わるようにしてもよい。なお、装着される交換レンズの焦点距離などの撮影機材の情報も併せて表示されることが好ましい。これにより、所望する画像を撮影するためのプログラム線図の編集が、より視覚的に把握しつつ行うことができる。
(4)上記実施形態では、風景モード40のプログラム線図は2つの節点を有し、ポートレートモード50のプログラム線図は直線などとしたが、本発明はこれに限定されない。各シーンモードのプログラム線図は、階段状などの形状や任意の傾きを有してもよい。なお、プログラム線図の形状や傾きは、電子カメラ1が有する機能や要求される性能に応じて適宜決められることが好ましい。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
1 電子カメラ、2 コンピュータ、3 通信回線、11 撮像レンズ、12 絞り、13 絞り制御部、14 シャッタ、15 シャッタ制御部、16 撮像素子、17 AFE、19、31 CPU、20 操作部、21、38 モニタ、22 測光センサ、23 フラッシュメモリ、24 通信I/F、25、36 バス、32 メモリ、33 記憶装置、34 通信部、35 入出力I/F、37 入力デバイス

Claims (11)

  1. コンピュータに、
    撮影対象のシーンに応じた複数の撮影モードそれぞれにおける被写体輝度に応じた露出設定情報を外部から取得する取得手順、
    前記各撮影モードの前記露出設定情報を比較可能に表示出力する表示手順、
    を実行させることを特徴とする撮影支援プログラム。
  2. 請求項1に記載の撮影支援プログラムにおいて、
    前記取得手順では、前記コンピュータが、前記撮影モードの露出設定情報に基づいて撮影されたサンプル画像を前記外部から取得し、
    前記表示手順では、前記コンピュータが、前記撮影モードの露出設定情報とともに前記サンプル画像を表示出力する
    ことを特徴とする撮影支援プログラム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮影支援プログラムにおいて、
    前記撮影モードの露出設定情報の編集指示をユーザから受け付け、前記撮影モードの露出設定情報を編集する編集手順を前記コンピュータにさらに実行させる
    ことを特徴とする撮影支援プログラム。
  4. 請求項3に記載の撮影支援プログラムにおいて、
    前記編集手順により編集された前記露出設定情報を前記外部に送信し、前記撮影モードの新たな露出設定情報として設定する設定手順を前記コンピュータにさらに実行させる
    ことを特徴とする撮影支援プログラム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の撮影支援プログラムにおいて、
    前記表示手順では、前記コンピュータが、前記複数の撮影モードそれぞれの露出設定情報を前記被写体輝度とシャッタ速度との関係に基づいて表示出力する
    ことを特徴とする撮影支援プログラム。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の撮影支援プログラムにおいて、
    前記表示手順では、前記コンピュータが、前記複数の撮影モードそれぞれの露出設定情報を前記被写体輝度と絞り値との関係に基づいて表示出力する
    ことを特徴とする撮影支援プログラム。
  7. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の撮影支援プログラムにおいて、
    前記表示手順では、前記コンピュータが、前記複数の撮影モードそれぞれの露出設定情報を前記被写体輝度の所定値におけるシャッタ速度と絞り値との関係に基づいて表示出力する
    ことを特徴とする撮影支援プログラム。
  8. 被写体を撮像して画像のデータを生成する撮像部と、
    前記被写体の被写体輝度を検出する検出部と、
    撮像した前記画像を表示する表示部と、
    撮影対象のシーンに応じた複数の撮影モードそれぞれにおける前記被写体輝度に応じた露出設定情報を比較可能に前記表示部に表示させる制御部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項8に記載の撮像装置において、
    前記撮影モードの前記露出設定情報に基づいて撮影されたサンプル画像を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記撮影モードの露出設定情報とともに前記サンプル画像を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載の撮像装置において、
    前記撮影モードの露出設定情報の編集指示をユーザから受け付ける操作部材をさらに備え、
    前記制御部は、前記編集指示に基づいて前記撮影モードの露出設定情報を編集する
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項10に記載の撮像装置において、
    前記制御部は、編集された前記露出設定情報を前記撮影モードの新たな露出設定情報として設定する
    ことを特徴とする撮像装置。
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