JP2011196404A - 縦配管固定構造及びそれに用いられる取付け基材 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数本の縦配管がフレームの取付け面に近接した鉛直平面上に沿って配設されている条件下において、そのうちの特定の縦配管を第1配管固定具で固定する場合でも、縦配管の流体本管を屈曲加工することなく共通のフレームに確実・容易に固定する。
【解決手段】躯体に固設されたフレーム1に、縦配管Pの流体本管2を係合阻止した状態で固定する第1配管固定具Aと、縦配管Pを保温材3の外周面側から締め付ける状態で取付け面1aに固定する第2配管固定具Bとを選択的に取付け可能に構成し、第1配管固定具Aが、フレーム1の上面又は下面を第2取付け面1bとして当て付けた状態で固定される取付け基部7とフレーム1の横断方向に沿う姿勢で上方又は下方に延設される連結部8とを備えた取付け基材A1と、流体本管2に係合状態で外装される管係合支持部材A2と、これら両者を固定する固定手段6とから構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、ビルの屋上に据え付けられた空調用室外機から各階に据え付けられた複数の空調用室内機に亘って配設される冷媒配管や給湯配管などの配管のうち、上下方向に沿って配設される縦配管(縦引配管)を躯体に固定する構造で、詳しくは、躯体の縦配管固定支持部位に、流体本管の外周を保温材で被覆してなる縦配管の複数本を並列状態で取付け可能な長さを備え、且つ、縦配管に対面する側面を取付け面に構成してあるフレームを固設し、このフレームに、前記縦配管の流体本管を管軸芯方向での相対移動を係合阻止した状態で固定する第1配管固定具と、前記縦配管の保温材を外周面側から締め付ける状態で前記取付け面に固定する第2配管固定具とを選択的に取付け可能に構成してある縦配管固定構造及びそれに用いられる取付け基材に関する。
この種の縦配管固定構造では、躯体に固設されたフレームに、縦配管をそれの保温材の外周面側から締め付ける簡易な第2配管固定具のみを用いて固定しても、経年変化による保温材の潰れやへたり等に起因して流体本管がずれ落ちたり、或いは、熱伸縮によって流体本管が上下方向に相対移動することを阻止することができないため、特に、流体本管の最下端側の屈曲箇所で座屈変形が発生する畏れがある。
そのため、一般的には、縦配管の縦配設長さの上下中央部又はその近くに位置する部位を、流体本管の管軸芯方向での相対移動を係合阻止する第1配管固定具で躯体側のフレームに固定することにより、配管自重又は熱伸縮による負荷を軽減して流体本管の最下端側屈曲箇所での座屈変形を抑制する方法が講じられている。
そして、前記流体本管の座屈変形を抑制する上で大きな効果を有する第1配管固定具を構成するに、従来では、特許文献1〜4に示すように、前記躯体の縦配管固定支持部位に固設された横断面コの字状又はL字状のフレームのうち、縦配管に対面する側面である取付け面に固定手段の一例であるボルト・ナットにて固定される取付け基材と、縦配管の流体本管に係合状態で外装される管係合支持部材と、前記取付け基材の連結部に管係合支持部材の被連結部を固定する固定手段の一例であるボルト・ナットとの組み合わせから構成されている。
さらに、前記取付け基材には、フレームの取付け面に当て付けた状態で固定される取付け基部と、当該取付け基部に対してフレームの横断方向に沿う姿勢で縦配管側である前方側に延設される連結部とが設けられている。
特開平9−329273号公報 特開2003−207172号公報 特開2004−19688号公報 特開2007−255591号公報
この種の縦配管固定構造に用いられる第1配管固定具は、縦配管の流体本管を管軸芯方向での相対移動を係合阻止した状態で固定する関係上、前記縦配管の流体本管に係合状態で外装される管係合支持部材と、当該管係合支持部材をフレームの取付け面に取付けるための取付け基材とに分割構成されているため、縦配管をそれの保温材の外周面側から締め付ける第2配管固定具を用いてフレームの取付け面に直接取付ける場合に比して、第1配管固定具におけるフレームの取付け面から縦配管までの配管取付け寸法が大きくなる。
そのため、複数本の縦配管がフレームの取付け面に近接した同一の鉛直平面上に沿って配設されている場合では、第1配管固定具で固定される縦配管の流体本管をフレームの取付け箇所において屈曲率が最大となる状態で大きく屈曲させなければならず、施工現場での配管の煩雑な曲げ加工工程が増加するとともに、他の縦配管の配設作業に制約を与える可能性がある。
また、このような第1配管固定具で固定される縦配管の曲げ加工を回避する方法として、前記フレームに対して上下方向に偏位した躯体の縦配管配設部位に、フレームの取付け面からフレーム横断方向に後退した位置に取付け面を備えた別フレームを固設し、この別フレームの取付け面と前記フレームの取付け面とのフレーム横断方向での間隔を、前記第1配管固定具と第2配管固定具との配管取付け寸法の差に相当する距離に設定し、この別フレームの取付け面に、前記第1配管固定具の取付け基材を固定することが提案されている。
しかし、この縦配管固定構造では、フレームに対して上下方向に偏位した躯体の縦配管配設部位に別フレームを固設する必要があるため、施工に手間が掛かるとともに施工コストの高騰化を招来し易い。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、複数本の縦配管がフレームの取付け面に近接した同一の鉛直平面上に沿って配設されている条件下において、そのうちの特定の縦配管を第1配管固定具で固定する場合でも、縦配管の流体本管を屈曲加工することなく既存の共通のフレームに確実・容易に固定することのできる縦配管固定構造及びそれに用いられる取付け基材を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、躯体の縦配管固定支持部位に、流体本管の外周を保温材で被覆してなる縦配管の複数本を並列状態で取付け可能な長さを備え、且つ、縦配管に対面する側面を取付け面に構成してあるフレームを固設し、このフレームに、前記縦配管の流体本管を管軸芯方向での相対移動を係合阻止した状態で固定する第1配管固定具と、前記縦配管を保温材の外周面側から締め付ける状態で前記取付け面に固定する第2配管固定具とを選択的に取付け可能に構成してある縦配管固定構造であって、
前記第1配管固定具が、フレームの上面又は下面を第2取付け面として当て付けた状態で固定手段にて固定される取付け基部と当該取付け基部に対してフレームの横断方向に沿う姿勢で上方又は下方に延設される連結部とを備えた取付け基材と、前記縦配管の流体本管に係合状態で外装される管係合支持部材と、前記取付け基材の連結部に管係合支持部材の被連結部を固定する固定手段とから構成されている点にある。
この種の縦配管固定構造に用いられる第1配管固定具は、縦配管の流体本管を管軸芯方向での相対移動を係合阻止した状態で固定する関係上、前記流体本管に係合状態で外装される管係合支持部材と、当該管係合支持部材をフレームに取付けるための取付け基材とに分割構成されるため、縦配管をそれの保温材の外周面側から締め付ける第2配管固定具を用いてフレームの取付け面に直接取付ける場合に比して、第1配管固定具におけるフレームの取付け面から縦配管までの配管取付け寸法が大きくなる。
しかし、本発明では、前記取付け基材を、フレームの上面又は下面を第2取付け面として当て付けた状態で固定手段にて固定される取付け基部と、当該取付け基部に対してフレームの横断方向に沿う姿勢で上方又は下方に延設される連結部とから構成することにより、フレームの上面又は下面における横断方向での幅寸法を利用して、フレームの取付け面から縦配管までの配管取付け寸法における第1配管固定具と第2配管固定具との取付け寸法差を容易に吸収することができる。
したがって、複数本の縦配管がフレームの取付け面に近接した同一の鉛直平面上に沿って配設されている条件下において、そのうちの特定の縦配管を第1配管固定具で固定する場合でも、縦配管の流体本管を屈曲加工することなく既存の共通のフレームに確実・容易に固定することができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記取付け基材の取付け基部に、前記フレームの取付け面に当接可能な当り部が形成されている点にある。
上記構成によれば、前記フレームの取付け面に対して、前記取付け基材の取付け基部に形成された当り部を縦配管側から当て付けることにより、フレームの第2取付け面に対する取付け基材のフレーム横断方向での取付け基準位置が確定するから、第1配管固定具と第2配管固定具との取付け基準の共通化によって組付けの容易化を図ることができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記取付け基材の取付け基部とフレームの第2取付け面との固定部には、前記固定手段による取付け基材の固定位置をフレーム横断方向の一定範囲内で変更可能に許容する第1位置変更許容手段が設けられている点にある。
上記構成によれば、前記縦配管の配設位置や躯体に対するフレームの取付け位置がフレーム横断方向に位置ずれする誤差が発生していても、前記第1位置変更許容手段による取付け基材の取付け基部とフレームの第2取付け面との固定位置の変更操作によって前記誤差を吸収することができ、縦配管の流体本管を屈曲させることなく確実に固定することができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記取付け基材の連結部と管係合支持部材の被連結部との固定部に、前記固定手段による管係合支持部材の固定位置をフレーム横断方向の一定範囲内で変更可能に許容する第2位置変更許容手段が設けられている点にある。
上記構成によれば、前記縦配管の配設位置や躯体に対するフレームの取付け位置がフレーム横断方向に位置ずれする誤差が発生していても、前記第2位置変更許容手段による取付け基材の連結部と管係合支持部材の被連結部との固定位置の変更操作によって前記誤差を吸収することができ、縦配管の流体本管を屈曲させることなく確実に固定することができる。
特に、前記第2位置変更許容手段が前記第1位置変更許容手段と併用される場合には、フレーム横断方向での固定位置調整範囲が広くなり、縦配管の配設位置やフレームの取付け位置等の誤差に的確に対応することができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記取付け基材の取付け基部におけるフレーム横断方向での長さが、前記フレームの第2取付け面におけるフレーム横断方向での長さよりも小に構成されている点にある。
上記構成によれば、前記フレームの横断方向両側脇のうち、縦配管と対面する取付け面とは反対側の側脇に存在する壁等の他の構成部材と干渉することの無い状態で、取付け基材の取付け基部をフレームの第2取付け面に固定することができる。
本発明による第6の特徴構成は、前記第2〜第5の特徴構成のいずれか1つに記載の縦配管固定構造に用いられる前記取付け基材であって、前記フレームの上面又は下面を第2取付け面として当て付けた状態で固定手段にて固定される前記取付け基部と、当該取付け基部に対してフレーム横断方向に沿う姿勢で上方又は下方に延設される前記連結部と、前記フレームの取付け面に当接可能な前記当り部とが板状部材の折り曲げにより一体形成されている点にある。
上記構成によれば、上記第2〜第5の特徴構成で記載した格別の作用、効果を奏することのできる取付け基材を加工面、コスト面で有利に製作することができる。
本発明の第1実施形態を示す縦配管固定構造の斜視図 縦配管固定構造の水平断面図 縦配管の保温材剥離箇所に係合筒体を取付けるときの斜視図 係合筒体に管係合支持部材を取付けるときの斜視図 管係合支持部材及び取付け基材をフレームに取付けるときの斜視図 管係合支持部材及び取付け基材をフレームに取付けたときの側面図 係合筒体の正面図 係合筒体の平面図 管係合支持部材の水平断面図 管係合支持部材の正面図 係合解除時の管係合支持部材の正面図 第2配管固定具の斜視図 本発明の第2実施形態を示す縦配管固定構造の側面図
〔第1実施形態〕
図1〜図6は、ビルの屋上に据え付けられた空調用室外機から各階に据え付けられた複数の空調用室内機に亘って配設される複数本の冷媒配管等の空調用配管のうち、ビルの設備シャフト開口部等に沿って上下方向に配設される縦配管(縦引配管)Pの設定固定箇所を躯体Fの縦配管固定支持部位に固設されているフレーム1に固定する縦配管固定構造を示す。
前記フレーム1は、図1、図2に示すように、金属製の流体本管(例えば、銅製の冷媒管)2の外周を筒状の保温材3で被覆してなる縦配管Pの複数本を並列状態で取付け可能な長さを備え、且つ、縦配管Pに水平方向で対面する側面(前面)を取付け面(以下、第1取付け面と記載する)1aに構成してある。
前記フレーム1としては、溝形鋼、C形鋼、等辺山形鋼(アングル)、不等辺山形鋼(不等辺アングル)等があり、また、少なくとも前記第1取付け面1aを備えた側面板部1Aに多数の長孔等の取付け孔が所定ピッチで予め形成されている孔開きタイプと、取付け孔が形成されていない孔無しタイプが存在し、使用条件に応じて適宜選択使用が可能である。
当該実施形態では、孔無しタイプの溝形鋼製のフレーム1を下方に開口する状態で躯体Fの縦配管固定支持部位に固設し、施工現場において電動ドリル等で取付け孔を穿孔する。
前記フレーム1には、前記縦配管Pの流体本管2の設定固定箇所に形成された係合突起4aに管径方向外方から係合することにより、当該流体本管2を管軸芯方向での相対移動を阻止した状態で固定する金属製の第1配管固定具Aと、前記縦配管Pを保温材3の外周面側から締め付ける状態でフレーム1の第1取付け面1aに固定する金属製の第2配管固定具Bとを選択的に取付け可能に構成してある。
前記流体本管2の設定固定箇所に前記係合突起4aを形成するにあたって、当該実施形態では、前記流体本管2の設定固定箇所を含めた固定作業領域の保温材3を剥離し、この剥離された流体本管2の設定固定箇所に、前記係合突起4aを鍔状に突出形成してある金属製(銅製)の係合筒体4を、管径方向外方から外嵌装着してロウ付け等の溶接手段で固着する。
前記係合筒体4は、図3、図4、図7、図8に示すように、流体本管2の外径の種類に対応した内径を有する複数種類のものから構成されているとともに、各係合筒体4の管軸芯方向の中央部分を管径方向外方に膨出形成したのち、それを管軸芯方向から圧潰することにより、管径方向外方に鍔状に突出する円環状の前記係合突起4aが一体形成されている。
また、この係合筒体4は、周方向で二分割された分割半筒体4Aと、この両分割半筒体4Aの一方の隣接端部同士を連結するヒンジ部4bを備えた屈曲可能な薄板状の連結片4Bとからなり、前記両分割半筒体4Aの他方の隣接端部が、前記連結片4Bのヒンジ部4bを開閉支点として流体本管2に外装可能な開口幅まで開き操作可能に構成されている。
前記第1配管固定具Aは、図1、図2、図5、図6に示すように、フレーム1の上面板部1Bの上面を第2取付け面1bとして当て付けた状態で第1固定手段5の一例であるボルト5A・ナット5Bにて締め付け固定される取付け基材A1と、前記流体本管2に固着された係合筒体4の係合突起4aに係合した状態で外装される管係合支持部材A2、及び、前記取付け基材A1の連結部8と管係合支持部材A2の被連結部16B,17Bを固定連結する第2固定手段6の一例であるボルト6A・ナット6Bとから構成されている。
前記取付け基材A1には、フレーム1の第2取付け面1bに面接触状態で当て付け可能な矩形板状の取付け基部7と、当該取付け基部7のフレーム長手方向の一側辺部においてフレーム横断方向(第1取付け面1aに直交する方向)に沿う姿勢で上方に延設される矩形板状の連結部8、及び、前記取付け基部7のフレーム横断方向の両側辺部のうち、縦配管Pの存在側となる前方側の側辺部においてフレーム1の第1取付け面1aに当接可能な状態で下方に延出される当り部9とが備えられ、金属製の板状部材(例えば、熱間圧延軟鋼板、一般構造用圧延鋼板等)の折り曲げ加工により前記取付け基部7と連結部8及び当り部9とが一体形成されている。
前記取付け基材A1の取付け基部7におけるフレーム横断方向での長さと前記連結部8におけるフレーム横断方向での長さとが同一に構成されているとともに、前記取付け基部7におけるフレーム横断方向での長さが、前記フレーム1の第2取付け面1bにおけるフレーム横断方向での長さよりも小に構成されている。
そのため、前記フレーム1の後方側(第1取付け面1aとは反対側)の側面板部1Cを躯体Fにボルト等で固定する場合でも、前記フレーム1の後方側の側脇に存在する他の構成部材(躯体Fや各種機器等)と干渉することを抑制しながら、前記取付け基材A1の取付け基部7をフレーム1の第2取付け面1bに確実に固定することができる。
前記取付け基材A1の取付け基部7のフレーム横断方向での一箇所、及び、これに対応するフレーム1の上面板部1Bの一箇所には、前記第1固定手段5のボルト5Aを挿通するための第1・第2取付け孔11,12が形成されているとともに、前記取付け基部7の第1取付け孔11がフレーム横断方向に沿う長孔に形成されている。
そして、前記取付け基部7の第1取付け孔11を長孔に形成することにより、前記取付け基材A1の取付け基部7とフレーム1の第2取付け面1bとの固定部に、前記第1固定手段5による取付け基材A1の固定位置をフレーム横断方向の一定範囲内で変更可能に許容する第1位置変更許容手段C1が構成されている。
前記取付け基材A1の連結部8のフレーム横断方向での二箇所、及び、これに対応する管係合支持部材A2の被連結部16B,17Bの二箇所には、前記第2固定手段6のボルト6Aを挿通するための第3・第4取付け孔13,14が形成されているとともに、前記連結部8の第3取付け孔13がフレーム横断方向に沿う長孔に形成されている。
そして、前記連結部8の第3取付け孔13を長孔に形成することにより、前記取付け基材A1の連結部8と管係合支持部材A2の被連結部16B,17Bとの固定部に、前記第2固定手段6による管係合支持部材A2の固定位置をフレーム横断方向の一定範囲内で変更可能に許容する第2位置変更許容手段C2が構成されている。
前記管係合支持部材A2は、図4〜図6、図9〜図11に示すように、係合筒体4の外周面に沿って当て付け可能な半円弧状又は略半円弧状のクランプ板部16A,17Aと、それの一端から管径方向に沿って一体的に連設される前記被連結部16B,17Bとしての連結板部(以下、連結板部16B,17Bと記載する)とからなる左右一対のクランプ部材16,17から構成されているとともに、両クランプ板部16A,17Aの他端部には、これら両者16A,17Aを拡径側及び縮径側に開閉操作可能な状態で脱着自在に係合連結する係合連結部18が設けられ、前記両連結板部16B,17Bと取付け基材A1の連結部8とを第2固定手段6で締付け固定したとき、その締付け固定操作に連れて縮径する両クランプ板部16A,17Aにより、縦配管Pの流体本管2に固着された係合筒体4を管軸芯方向に相対移動不能な状態で挾持固定するように構成されている。
前記両クランプ部材16,17の幅方向中央位置には、流体本管2に固着された係合筒体4の円環状の係合突起4aに対して管径方向外方から係合することにより管軸芯X方向での相対移動を接当阻止する係合孔19が形成されているとともに、各係合孔19は、図4に示すように、前記連結板部16B,17Bの一部にかかる状態でクランプ板部16A,17Aの他端側に夫々開口する円周方向に沿って細長いスリット状に形成されている。
前記係合連結部18は、図10,図11に示すように、係合孔19によって幅方向で二分割された状態で一方のクランプ板部16Aの他端部に形成された一対の係止突片18aからなる係止部18Aと、該係止部18Aの両係止突片18aが係合孔19の幅内で小幅側に弾性変形操作されているときにのみ、それの係入を許容する状態で他方のクランプ板部17Aに形成された係止孔18Bとから構成されている。
また、図1、図2、図6は、前記保温材3を剥離した流体本管2の設定固定箇所に、前記係合突起4aを突出形成してある係合筒体4を固着したのち、この係合筒体4に、第1配管固定具Aの管係合支持部材A2を構成するクランプ部材16,17のクランプ板部16A,17Aを、それの係合孔19を係合筒体4の係合突起4aに係合させた状態で外装し、このクランプ部材16,17の両連結板部16B,17Bを、第2固定手段6の一例であるボルト6A・ナット6Bで取付け基材A1の連結部8に締付け固定するとともに、前記取付け基材A1の取付け基部7を、第1固定手段5の一例であるボルト5A・ナット5Bでフレーム1の上面板部1Bの第2取付け面1bに締め付け固定した状態を示す。
その後、図1に示すように、流体本管2の保温材剥離箇所と管係合支持部材A2を構成するクランプ部材16,17及び取付け基材A1の連結部8を、略T字状に構成された固定部用保温材10で被覆する。
前記第2配管固定具Bは、図12に示すように、縦配管Pの保温材3の外周面に沿ってU字状に屈曲変形可能な金属製のバンド21の両端部にネジ軸22をリベットや溶接等の適宜固定手段で固定して構成されており、前記バンド21を縦配管Pの保温材3の外周面に当て付け、前記両ネジ軸22をフレーム1の側面板部1Aに形成される取付け孔1Dに挿通し、その挿通されたネジ軸22に螺合するナット23を締め込み操作することにより、縦配管Pの保温材3を外周面側から締め付ける状態で当該縦配管Pをフレーム1の第1取付け面1aに固定するように構成されている。
尚、前記第2配管固定具Bのバンド21に、縦配管Pの保温材3を保護する合成樹脂製の保護部材を装着してもよい。
〔第2実施形態〕
上述の第1実施形態では、前記第1配管固定具Aの取付け基材A1を、フレーム1の上面板部1Bの上面を第2取付け面1bとして当て付けた状態で第1固定手段5にて締め付け固定するように構成したが、図13に示すように、前記第1配管固定具Aの取付け基材A1を、フレーム1の上面板部1Bの下面を第2取付け面1bとして当て付けた状態で第1固定手段5にて締め付け固定するように構成してもよい。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、前記流体本管2の設定固定箇所に、円環状の係合突起4aを上下中央位置に一体形成してある二分割構造の係合筒体4を、管径方向外方から外嵌装着してロウ付け等の溶接手段で固着したが、前記円環板状の係合突起4aを流体本管2の設定固定箇所に直接固着してもよい。
(2)上述の第1実施形態では、前記管係合支持部材A2に形成された係合孔19を、
前記流体本管2に形成された一つの係合突起4aに対して管径方向外方から係合させることにより、管係合支持部材A2の管軸芯X方向での相対移動を接当阻止するように構成したが、前記流体本管2に、管係合支持部材A2の両クランプ板部16A,17Aの管軸芯方向両端面に係合して、当該管係合支持部材A2の管軸芯X方向での相対移動を接当阻止する二つの係合突起4aを形成してもよい。
(3)前記第1配管固定具Aの管係合支持部材A2に、取付け基材A1の連結部8と管係合支持部材A2の被連結部16B,17Bとの固定操作に連れて流体本管2の外周面に食い込む多数の小さな係止突起群を設けて、当該管係合支持部材A2を縦配管Pの流体本管2に係合状態で外装固定するように構成してもよい。
要するに、前記第1配管固定具Aの管係合支持部材A2としては、前記縦配管Pの流体本管2に対して管軸芯方向での相対移動を阻止した係合状態で外装固定されるものであれば、如何なる構造のものを用いてもよい。
(4)前記第2配管固定具Bとしては、縦配管Pを保温材3の外周面側から締め付ける状態でフレーム1の第1取付け面1aに固定することのできるものであれば、如何なる構造のものを用いてもよい。
(5)前記第1位置変更許容手段C1としては、前記取付け基材A1の取付け基部7とフレーム1の第2取付け面1bとの固定部において、前記第1固定手段5による取付け基材A1の固定位置をフレーム横断方向の一定範囲内で変更することのできるものであれば、如何なる構造のものを用いてもよい。
(6)前記第2位置変更許容手段C2としては、前記取付け基材A1の連結部8と管係合支持部材A2の被連結部16B,17Bとの固定部において、前記第2固定手段6による管係合支持部材A2の固定位置をフレーム横断方向の一定範囲内で変更することのできるものであれば、如何なる構造のものを用いてもよい。
(7)上述の第1実施形態では、前記両固定手段5,6としてボルト・ナットを例にあげたが、リベットや溶接等の他の固定方法を採用してもよい。
A 第1配管固定具
A1 取付け基材
A2 管係合支持部材
B 第2配管固定具
C1 第1位置変更許容手段
C2 第2位置変更許容手段
P 縦配管
F 躯体
1 フレーム
1a 取付け面(第1取付け面)
1b 第2取付け面
2 流体本管
3 保温材
4a 係合突起
5 固定手段(第1固定手段)
6 固定手段(第2固定手段)
7 取付け基部
8 連結部
9 当り部
16B 被連結部(連結板部)
17B 被連結部(連結板部)

Claims (6)

  1. 躯体の縦配管固定支持部位に、流体本管の外周を保温材で被覆してなる縦配管の複数本を並列状態で取付け可能な長さを備え、且つ、縦配管に対面する側面を取付け面に構成してあるフレームを固設し、このフレームに、前記縦配管の流体本管を管軸芯方向での相対移動を係合阻止した状態で固定する第1配管固定具と、前記縦配管を保温材の外周面側から締め付ける状態で前記取付け面に固定する第2配管固定具とを選択的に取付け可能に構成してある縦配管固定構造であって、
    前記第1配管固定具が、フレームの上面又は下面を第2取付け面として当て付けた状態で固定手段にて固定される取付け基部と当該取付け基部に対してフレームの横断方向に沿う姿勢で上方又は下方に延設される連結部とを備えた取付け基材と、前記縦配管の流体本管に係合状態で外装される管係合支持部材と、前記取付け基材の連結部に管係合支持部材の被連結部を固定する固定手段とから構成されている縦配管固定構造。
  2. 前記取付け基材の取付け基部には、前記フレームの取付け面に当接可能な当り部が形成されている請求項1記載の縦配管固定構造。
  3. 前記取付け基材の取付け基部とフレームの第2取付け面との固定部には、前記固定手段による取付け基材の固定位置をフレーム横断方向の一定範囲内で変更可能に許容する第1位置変更許容手段が設けられている請求項1又は請求項2記載の縦配管固定構造。
  4. 前記取付け基材の連結部と管係合支持部材の被連結部との固定部には、前記固定手段による管係合支持部材の固定位置をフレーム横断方向の一定範囲内で変更可能に許容する第2位置変更許容手段が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の縦配管固定構造。
  5. 前記取付け基材の取付け基部におけるフレーム横断方向での長さが、前記フレームの第2取付け面におけるフレーム横断方向での長さよりも小に構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の縦配管固定構造。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の縦配管固定構造に用いられる前記取付け基材であって、前記フレームの上面又は下面を第2取付け面として当て付けた状態で固定手段にて固定される前記取付け基部と、当該取付け基部に対してフレーム横断方向に沿う姿勢で上方又は下方に延設される前記連結部と、前記フレームの取付け面に当接可能な前記当り部とが板状部材の折り曲げにより一体形成されている取付け基材。
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